ミステリー・謎解き
3138 のレビュー-
シラユキ探偵とクロネコ助手 アイドルオーディション殺人事件ライトさと骨太さを両立させた、面白い短編ミステリーでした。難しすぎない難易度で(自分は一発クリアでした)推理させるようにしながら、最後にはしっかりどんでん返しも入っていて、個人的に大満足の内容でした。 @ネタバレ開始 寧子ちゃんは濃い属性と個性を持っていてインパクト抜群でしたね。今回のシナリオについては、やはりどんでん返しの部分が良かったです。今回の視点役の彼女が想像以上にドロドロした感じになっていて、一連の経緯を想像するだけで重たい余韻が残りました。この感触はまさにミステリー作品だからこそ味わえるモノですね(笑)。 @ネタバレ終了 とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。
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私の最期の言葉はパソコン画面を操作することで謎解き・物語を読み進めていくというコンセプトが非常に面白い掌編でした。10分ほどで無事に完走できました。 @ネタバレ開始 履歴や日記から物語の全体像を想像できる構成は素晴らしかったですし、その真実に胸が苦しくなりました。2つ目の重要ファイルを開いた後のオチも好きです。 最後は「ありがとう」と入力しました(蛇足になってしまいますが、プレイ後に他の方の感想を覗いてみたら、同じ言葉を入力した方が結構いて「やはり考えることは同じか!」と笑ってしまいました)。
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RiddleRoom水平思考問題(ウミガメのスープ問題)に挑戦するのは初めてなのですが、初心者にもわかりやすいシステムでした。ゲームとしてとても面白く、なかでも「解いていく問題そのもの」が最終問題へのヒントになっているのは構成の巧みさを感じ、驚かされました。一つ一つの問題が面白く、またラストの切なさも印象的でした。
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私の最期の言葉は私の知らないどこかの誰かのパソコンの電源を入れて中身を拝見させていただく、少しだけ謎解きがある悲しいゲームでした。謎を解いた過程で「あれ?これはひょっとして自分ではなくて、娘さんのほうの……」という見方もできることに気づきました。 @ネタバレ開始 検索の履歴を見ることで分かる「何が起こったか」もミスリードを誘うような内容で、色々と考察したり想像する余地があってとても面白いなと感じました。 @ネタバレ終了 テキストに残されていた文章がリアリティがあって、実際に誰かのパソコンを見ているような気持ちになりました。 素敵な作品をありがとうございました!
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RiddleRoom無事、2つのエンディングを見ることができました! とても面白かったです! @ネタバレ開始 最初はもうひとつのエンディングにどうやっていけばいいのかわからず、最初からやり直してみました。 すると、一度エンディングをみていたので、ああそういえば冒頭にこんなこと言ってたんだと改めて感動。伏線あったじゃないかと…問題を解くのに必死で忘れていましたw 頑張ったかいあって、2つ目のエンディングはとても嬉しかったです! ムノーちゃん可愛かったですv @ネタバレ終了
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雨夜の山荘で君は惑う約3時間ほどで真相に辿り着きました。 とても面白かったです! 今作はいわゆるクローズドサークルものに該当するミステリで、本格的な謎解きを楽しむことができました! 演出が細やかでとても臨場感があり、事件に巻き込まれた恐怖を我が事のように味わうことができました。 怖いところはしっかり怖くて、鳥肌立ちまくりでした……。 @ネタバレ開始 一方で選択肢によってはコミカルなシーンもありました。 こういうのとても好きなので、率先して選ぶようにしてました(笑) こちらでは少しおちゃらけた主人公と周りのリアクションが楽しめました。 ぜひ犯人をあてたくてメモを片手に攻略に挑みましたが、全員を怪しく感じてしまい、結局最後のほうまで犯人が誰かをあてられずじまいでした。残念……! 皆殺しENDはゆめに出てきそうなくらい怖かったです涙 一番好きなキャラクターはユヅキです。 犯人と立ち向かった彼女がとてもかっこよくて好きになっちゃいました。 でも疑心暗鬼になってた時は彼女のことも疑った瞬間がありました……。 ごめんよユヅキ……。 GOODとTRUE含めた6ENDは見ることができたのですが、残りひとつがまだ回収できていないので、また挑戦したいと思います。 @ネタバレ終了 とてもやりごたえのあるゲームでした。 楽しい時間をありがとうございました!
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空があるとは限らない目が覚めたら自分が何者なのかも分からないまま迷宮にいた。「あなたは誰?」を答えるために迷宮を進むことになるのですが……初回プレイ時には誰とも合わず「???」となったままでしたが、周回プレイで会えたことで突破口が見つかり、クリアできました。 クリアした後だと「ああ、なるほど!」と納得できて脳がスッキリしました。 素敵な作品をありがとうございました!
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貴方が肺を満たす理由ある意味で自分がいかに鈍感……あるいは度を越えるにも程があるポジティブチキンであるか、まだここには至っていないということに気づけたゲームでした。 私は全編を通して自分のことではなく「なるほど、こう感じる方もいるのか」という視点で見ていたので、謎解き要素は面白く、また核となるストーリーは言ってしまえば「まだ他人事」状態で……色々と深く考えさせられる物語でした。 クリエイターなら誰もが通過するその心ヘシ折れるような葛藤や壁を、自分はまだ体験したことがない……という点で、自分はまだまだだなと思いました。 そういう意味では気づきとなり、また多くの方が悩んでおられるであろうものに気づいたり、考え思いを馳せることができて本当に良かったです。 キャラクターはもちろん、背景などに至るまですべてのグラフィックが細部までこだわり抜かれていて、作者様の絵を描くことに対する「好き」という気持ちを感じるとともに、ストーリーのとおり息ができないほどの葛藤や苦しみを作者様も感じてきたのだろう……と感慨深いものがありました。 絵に限らず、0から1を創るすべての人が、幸せになれるといいなと思いました。 本当に素敵な作品をありがとうございました!
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パラダイム・シフト-雑踏-最後まで読了すると、人間の脳みそはどこまでいっても面白い・研究し甲斐があると思わずにはいられない仕掛けが施されていました。 ピクトさんかわいいねと眺めていましたが、ピクトさんであることもすべてが伏線という非常に面白い仕掛けでした。 ある種の防衛本能なのか、それとも脳の一部に生じた修復不能なバグのようなものなのか……仕掛けが個人的に本当にツボでしたので、もう少し彼の世界をこのまま見ていたいなぁと思いました。 @ネタバレ開始 2周+2周ですべての真相が繋がり、とても面白い体験でした。 ピクトさんになっていた友人や女性がまだピクトさんでなかった頃の真実の部分で主人公がどう行動したのか、そしてそれによる自己防衛がどう働いているのかが非常に面白かったです。 「俺は、悪くない。」と繰り返す主人公が、自分の放った言葉やあの時に取った態度を心のどこかでは「俺がもし、あの時ああ言わなければ、ああしていれば」と後悔する心があることも伝わってきました。 罪悪感の大きさに比例しての「俺は、悪くない」の繰り返しだったのかなと。 @ネタバレ終了 これからプレイされる方には、是非とも何周かしていただき、作品を骨の髄まで楽しんでいただきたい素敵な作品です。 ありがとうございました!
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名探偵(じゃないから何の役にも)タタンどこかで見たことがある気がする……いやないけれど、うっ、頭が……!なビジュアルの人たちが出てくる、名探偵が殺人事件を解決するはずの物語―――いや、違う、これは何かが違う! @ネタバレ開始 まぐれ警部っ……あなたの仇は私がとる!と勢いづいて犯人探しをして、見事に犯人を当てましたが、最後の終わり方がっ…!! 確かに天下の毛井さんならブラック持っていそうですが、これからはそのカードを使って推し活をするのですね! 月に100万も推しへの愛を注ぐなら、確かに良いバイト先だと思いました。 最後のエンドロールで毛井さんの首が掴まれている図がシュールで面白かったです。 全体通して腹筋が持っていかれました(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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都市伝説 スキマ女はどこへ?ホラーだけれどスキマ女さんがとてもかわいい、スキマで待機して彼が驚く瞬間をひたすらに待つ一途な都市伝説ゲームでした。 彼が学校に行っているうちに家の中で食事したり、シャワー浴びたり……気分はすっかり同棲生活!(色々な意味で) 周回前提に作られているためかシステムが細部まで親切で、周回時は隠れるところから始められたり、エンドへ辿り着くための条件などまでゲーム内にきちんと収録されていたりと、とても親切でした。おかげさまで全エンドへ到達できました。 花言葉がそれぞれのエンディングと関係しているのも印象的でした。 @ネタバレ開始 スキマ女さんが勝手知ったる我が家のように家主がいないことをいいことに食事したりシャワーを浴びたりと、やりたい放題なのもかわいいです。 特に食事をしたらケチャップをこぼしてしまったり、シャワーを浴びようとするとプレイヤーを凍てついた眼で見てきて、スキマ女さんがどんどん可愛く思えてきました。 小さくなって待機するスキマ女さんも可愛かったです! エンディングはTRUEにあたるエンディングが好きです。 頑張って色々な隙間に潜んでエンドを回収し続けてよかったと思いました。 @ネタバレ終了 動くスキマ女さんの仕草などが細部までこだわられていて、スキマ女さんの魅力をたっぷり伝えてくれました。 タイトル画面では怖そうな女性だなと思いましたが、蓋を開けてみたらとても可愛い人でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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ノアの審判1章解決編までプレイしました。 難易度は話し合いでの回答数が多めに用意されているところや、不正解の選択肢でも進む場面があるのでちょうどいいと思います。 さまざまな効果を持つ魔法の道具がどんな風に事件にかかわってくるかドキドキしていました。 @ネタバレ開始 最初はトリックに使われるのかと予想していましたが、犯人が2人に絞られた時にあの人の魔法の道具の効果を思い出し「どうやって」じゃなくて「どうして」の方かと気づいて心がめちゃくちゃになりました。うわぁー! @ネタバレ終了 一枚絵、立ち絵、魔法の道具や証拠品などの小物などのグラフィックが豪華で、特に表情とポーズの差分が多いので見ていてとても楽しいです。ノアとダニエルの人差し指を口元に持っていくしぐさがおそろいなのがかわいくてお気に入り。 これからどんな展開になっていくのか、続きが楽しみです!
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The Hotel雨音から始まる、ホテルの滞在。 ずいぶん長逗留してしまいました。 ちゅりり、が可愛くてつい……いえ、気付くのに時間がかかってただけです(笑)(でも鳥乙女ちゃんは可愛い) @ネタバレ追加 バッジは獲得できたものの、あの撲殺音(?)の正体や具体的には「どこ」だったのかが実は分析不足だったりします。 もう一度行くか……(車のドアに手をかけて) あと、某人の呟きの山。ああいうの大好きです。ずっと押してられる……!! @ネタバレ終了 今回も楽しかったです! ありがとうございました!
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シュレディンガーは悪魔がお好き思考することが好きな人にオススメしたいゲームです。 無事にエルヴィン・シュレディンガーになれるまで頑張りました。 合間に入るお話も面白く、好きな人にはトコトン刺さるゲームですが、「自作最高難易度で」とのお言葉通り難易度は相当難しい部類に入るかと思われます。 けれど、ギミックなどが分かり始め、終わりまで辿り着けるとすごく面白いゲームなので、これから頑張る人には是非にこの面白さを体験してほしいです…! ネコさんの問題に使用されていたスヤァ…するネコさんの顔がかわいかったです。 これを1日で制作されるなんて、作者様は凄まじい猛者ですね…! 謎解きも世界観も大変素敵な作品でした。 ありがとうございました!
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シュレディンガーは悪魔がお好きとても面白かったです。論理パズルを解くゲームと思いきや、何やら仕掛けがありそうだと気付いたのが二周目辺りから。三周目にして主要なギミックに気付き、試行錯誤の果てに五週目ほどで真相に辿り着けました。 量子力学の他にも、幕間での電球の問題やモンティ・ホール問題的な命題、仕掛けを匂わせる画面作りなど、細かなところまで工夫が凝らされていて、素敵なゲーム体験が出来ました。面白い作品をありがとうございます。
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RiddleRoomウミガメのスープを知らなかったのですが、とても楽しくプレイできました。問題を読んだときには「?」となっていたのが、質問をして情報を集めると「そういうことか!」となるのが爽快でした。慣れないせいか、私は全ての情報を集めるまで、全貌が分かりませんでした。 そして、謎解きだけじゃないのが良かったです!出題された問題の背景に色んな人物の想いを感じて、情緒が乱れました。ほんの短い話なのに、色々と考えてしまいました。特に2問目が好きです! @ネタバレ開始 3問目で先に映像から始まったところが、上手い具合に予定調和を壊していて、ワクワクしました。 1から3問目が主人公の置かれた状況と上手くリンクしていてすごかったです……!4問目を解けたときは、なるほど!と思いました。……と思っていたのに、間違ってると言われ、衝撃でした。回想シーンで、悪者にされてしまった父親……、切なかったです。 もう一つのエンディングを探すのはかなり苦労しましたが、他の人のコメントを見てなんとかクリアしました。ムノーちゃんと二人で、外の世界で生きていく希望を感じられ、良かったです! @ネタバレ終了 30分という短いプレイ時間に濃い物語と謎解きの面白さがぎゅっと詰まっていました……!物語の構成が本当に上手くて、唸ってしまいました。ありがとうございました!
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アイドル失踪事件どことなく不穏な世界観がよかったです。支配人、まだ若そうなのにあの言葉遣い。何があったのかw
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空蝉通り喜多探偵社 ー チベット文字の秘密 ーチベットに飛んで行った気分が味わえる、素敵な作品でした。 文化や文字について学ぶことができ、美しい写真も堪能。夢の中のような不思議な世界と、穏やかな感じも素敵です。全エンド見させていただきました! 問題は難しかったですが、すぐに何度でも挑戦できるので気軽に楽しむことができました。ありがとうございました(*´ω`*)
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The Hotel条件を満たせず戻ってきたときの空気感が印象的です。長い夢から覚めたと思ったらまだ夢の中だった感。 慣れない古びたホテルの中にいるからか、主人公さんの言動に触発されてか。周回すると不穏な夢の中を延々歩き続けているような気分になります。他作品ではわりと飄々としている蜘蛛男さんの落ち着いた喋りに安心感を覚えるくらい笑。 なんとか最後までたどり着いた時には静かなノベルゲームをプレイしたとは思えない、でも心地よい疲労感に包まれました。 @ネタバレ開始 ハコニワ観測所さん恒例といいますか、クリア後も最後の最後まで楽しませていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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夕暮れ推理俱楽部本編プレイ済みです。追加されたおまけシナリオを見ました!結果、自分なりの再解釈を見出しましたので全力コメントします。夕暮れ時とは何なのか? @ネタバレ開始 夕暮れ時とは、(昼)から(夜)へ変わる時のことです。 今作には根っからの悪人がいないです。しかし、ある動機を理由に罪を働くようになってしまいます。まさに(昼)から(夜)へと変わる様にです。そうなると、今作が犯行動機を大事にしてるのにも納得します。動機が運命の分かれ道そのものだからです。人生の夕暮れ時なわけです。 秀逸なのは、その夕暮れ時に立っているのが主人公の二人だということです。新藤にいたっては、ある意味で原因そのものだったりします。この二人が犯人の運命に関わっていく、そういう物語なのかなと思いました。 こう考えると、おまけシナリオがまた良い具合です。長い夜が訪れた犯人にも、いつかは朝がくる。希望の残るENDで素敵です。 @ネタバレ終了 フェス開幕につき再コメントさせていただきました。 ありがとうございました~