サスペンス
2225 のレビュー-
ユーステティア【2/3シナリオ追加】クリアいたしました。とても面白かったです。 なんというドラマチック・変態ワールド……。 作者様の卓越されたセンスに撃ち抜かれました。 個人的な話で恐縮ですが、はじめてマルキ・ド・サドを読んだ日の衝撃を思い出しました……。 @ネタバレ開始 キッレキレのユーモアというオブラートに包まれた、怪しくも悲しい彼ら変態の世界にすっかり夢中になってしまいました。 特にクライマックスのユーリス氏とマシュー君の絡み、ユーリス氏とトト伯爵のシーンでは、とんでもない会話が繰り広げられていながら切なさが炸裂しており、当方思わず涙が出てしまいました。 @ネタバレ終了 素晴らしい世界をありがとうございました。 続編お待ちしております!
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Similar is BACK drop妙に現実感のあるお話で、面白かったです! AIの技術はどんどん進化していますし、 近い将来似たような事がどこかで起こっても不思議じゃないような気がしてきました…… 勢いよく読めて楽しかったです。素敵な作品をありがとうございます!
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Grms冒頭からなかなかインパクトのある入り、そしてアキラ君の達観したモノローグに惹かれる形でプレイしました。アキラくんの「とんでもない学校に転校してしまったんじゃないだろうか」という台詞に、「きみ間違いなくとんでもない学校に転校してしまったぞ!」と心の中で合いの手を入れつつ… たとえ一見可愛らしく見えるシーンだったとしても、陰鬱な気配が付き纏うような感じが、ずっと背中に尾いてきます。それは無機質なBGMだったり、勿論お話の展開にもよるのですが、同時に敏子先輩の作ったごはんがたべたいという感情も爆発します…。(そして後にそんなこと思ったのを後悔する) お話は、「神の裁き」と便宜上名付けられている校内での連続死が、一体何によるものなのか…作中の登場人物による問題はそれぞれに多角的ですが、恐らくこれがメインの問題だと思います。結末を知りたいという感情に引っ張られるがまま読み進めて、最後までどう着地するのかハラハラしながら見守りました。 「すごい話だったなぁ」と思ったら二周目(別エンド)が現れて膝から崩れ落ちんばかり。「あれなんだったんだろ?」が説明されていたり、より物語の理解が深まるような台詞もあったり…アキラ君ほんと凄いなぁ。エクストラでも物語が補強されていて、この物語の世界が語り尽くされています。 作り込まれた世界にじっとりと浸りたい方にお勧め。 以下、ネタバレしかない感想なので畳みます。 @ネタバレ開始 一周目は、不謹慎ながら、結末には「え~~!何これキュンとする…」と思ってしまいましたね…家庭科部かわ…可愛いじゃないですか…いやお話の途中からいいコンビだなとは思っていたのですが…個人的にめっちゃツボでした…!(そしてエクストラでそれがド加速した) そして二周目!! 御門先輩とオセロするのが…本当にいい…何コレ…これ欲しかったやつじゃん…!! 楽しみ方間違ってるかもしれませんが、エンド2超好きです。一周目がどろどろだったせいか、この青春ものみたいなコントラストがたまらんです。(エンド3もメインストーリーのアナザーという感じがしてとても好きです) エクストラも、心のどこかで花井先生を信じていたので、うんうん…と思うのと同時に切なさが突き抜けてしまった。そしてカナちゃんの選択も…。 読み終わった後にしばらくボーッとしてしまうような充実感でした! @ネタバレ終了
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横行する饅頭、独白する人鳥。饅頭で繋がるノベルゲー(某RPG風キャッチコピー)。 ……冗談さておき(申し訳ありません!)。 夜中にプレイした自分は目が冴えてしまって少し困った。 暴力や虐待など氣が重くなる展開が続く中、それでも先に先にと読み進めてしまう魅力がある。主人公に幸せになって欲しいという願いと、つかみどころのないキャラクター達を理解したいという好奇心からか。 結局、世界が閉じて行くような結末に、饅頭のザリザりした舌触りが口の中に残る(何となくトリカブト饅頭を思い出しました)が、世界観が好きな方にはどっぷりと浸れるステキな作品。 続編が公開されていることが救い!!
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ユーステティア【2/3シナリオ追加】非常に面白い作品でした。 第1話の掴み、冒頭のリッチな演出とコミカルなやりとりがとにかく良かったです。 このまま法廷モノにすわ突入か!と思いきや、その後明かされる主人公の変態性癖。 シリアスのコメディの振り幅が大きく、独特の世界に誘われました。 全体的に高いクオリティも含めて唯一無二の作品だと思います。 素晴らしい作品をありがとうございます。 システムや構成や演出で勉強になる点も多々あり、 クレジットでも大いにお世話になる予感がします!
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エルシェの少年プレイさせて頂きました。 ストーリーが素晴らしかったです。 何故少年がお姉ちゃんに監禁されているのか知りたくて、夢中で読み続けました。 @ネタバレ開始 洗脳の怖さがありました。 しかし、少年に愛情を注いでいたから、リオ君は病院で『おねえちゃんの所に帰りたい』と思ったんだと思います。 洗脳は怖いけど、リオ君は親から虐待を受け続ける人生より、幸せだった気もしますが・・・。 できれば、公認で一緒に暮らせたら良かったですね。 一緒に外にも出られたでしょうし。 しかし、過去の出来事で、そんな常識な考えが浮かばず、少年と一緒に生きていく事しか考えられないくらい病んでしまっていたんですね。 2人だけの言葉っていうところも、『自分だけのリオ』って気持ちが伝わって来ました。 そして、最後の"P.N エルシェ"でタイトルの意味が分かった気がしました。 @ネタバレ終了 短いながらも、内容が凝縮されていて、色々な思いが伝わってきました。 ありがとうございました。
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隠さなきゃトゥルーエンドまでクリアしました。とても面白かったです。 選択肢を選べばどんどん次の選択肢が増えていき、徐々に事の成り行きがつかめてくるのですが、このゲームがどういう仕組みなのかわかってきたときの覚醒感がとても印象に残りました。 @ネタバレ開始 BADENDを重ねるうちに、これはそういうゲーム……むしろBADENDになったほうが彼女にとっての救いなのかもと思いました。 子どもの頃のBADENDはほのぼのしたものが多い印象でしたが、徐々に怪しげな展開になっていくところが怖くて、でもやめられない面白さで……どんどん先が見たくなるけれど、それは主人公にとって救われない結末へと近づいていく、そんな恐ろしくも悲しいお話でした。 また、4からはじまって驚いたのですが、読み進んでいるうちになんだか死(もしくは取り返しのつかない出来事)へのカウントダウンに見えてきて怖かったです……。 最後の最後、主人公のつぶやきに震えました。 @ネタバレ終了 大変楽しませていただきました。ありがとうございます!
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ユーステティア【2/3シナリオ追加】変態×リーガルミステリーという、とんでもなくインパクトのある触れ込みに負けない濃厚なお話でした。 ギャグのセンス抜群だし「変態」というモチーフをコミカルにインモラルに描ききっているのがすごい。本当に面白かったです。キャラクターもみんな個性的で、あっという間に読み終わってしまいました。 続きがあればぜひ読みたいです......!
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エモヂオ感情をコントロールできる「エモヂオ」というアイテムを軸に、人間の感情をテーマにした物語でした。 SF調サスペンスですが、キャラクター同士の掛け合いがとても面白可笑しいため、コメディとして(ブラックコメディかもしれませんが)楽しめました。 劣等感とか他人の目を気にするとか、共感できるところがたくさんありました。 扱っているテーマは「感情」でしすし、起きているのは「殺人事件」なのですが、コメディテイストで、重くなったり説教臭くなったりせず、楽しく読めました。 @ネタバレ開始 アイさん怖すぎ! マコトかわいそうすぎ! トオルさん・・・お疲れ! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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盲目盲目であるため真っ暗な画面で進行する、という演出を初めて見ました。視覚のない状態だからこそ、突然かかってくる電話や言葉に緊張します…面白い作品をありがとうございました!
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Grms面白かったー! R15くらい? の暴力・性的えとせとら……な要素を含むので、人を選ぶ作品だと思いますが、だからこそのグリグリ抉って来る感じ。好きです! サムネを見てもらえば分かるのですが、めっちゃ絵が上手いのに、顔が見えないこの構図。ニクイ、凄く良い! そしてキャラクターがまた強烈で、どいつもこいつも! ってなります。 こんな環境のせいでおかしくなってしまった感じもありつつ、元々持っている異常性みたいなのもある。そんな人間味のある変わり者が多いのも魅力。圧倒的な変態さんもいますし大好きですが(笑) プレイ時間は分からなくなってしまいましたが、そこそこの長さなので、じっくり楽しむのに向きます。 長編に手が出にくい人は、とりあえずオープニングムービーまで見てみてはいかがでしょう。めっちゃカッコ良くて、クリア後もリピート&リピートしちゃいましたよ! YouTubeに3分程のPVもあるので、ぜひ♪ クリア後のサイドストーリーなども充実の内容。本編だけでは見えない部分とか、あ、この辺でお口にチャックしましょうね。盛大にネタバレしちゃいそうだから。 最後に。御門先輩のファンアートを描かせていただきました。みんな好きですが、絵的に強いのと色々と奥深く衝撃のあった彼が大好きです! 素晴らしい作品をありがとうございました!
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となりの離れの和義くん全エンドコンプリートしました。なかなかエンディングまでたどり着かず、途中で苦戦しましたが、何とか全エンドコンプリートできました。 イラストも操作感もよく、とても楽しかったです!! エンディングに近づくにつれて引っかかっていたものがなくなっていくようなストーリで、とても面白かったです。
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ユーステティア【2/3シナリオ追加】とても面白かったです!!! お話が細かく区切られていて、その都度ストーリーリストに戻してくれるので、これは少しずつ読み進めるのに丁度いいなあ、有難いなあ~と思ってたのですが…ちまちま読んでたのは最初だけで、半分以上は一気読みしてしまいました。 テーマがテーマなので、暗くねっとりしたお話になりそうなのを、コメディタッチで重くしすぎずかといいて軽くもなりすぎないバランスが凄いなーと思いました。 続編があるとの事でとても楽しみにしております!!!!
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In Focus: シネルヴァなんとハンガリーの方が制作されたゲームです! ハンガリー語はわからないけど、 大画面にカッコイイ映像が流れるので一見の価値ありです。 ストーリーは、人気の配信者シネルヴァが、ある日同じく有名な配信者の知り合いキングとオフで会うことになったのだが…! というもの。 おしゃれなイラストが多いので、是非見てみてください。 Thank you for uploading this game to Novel Game Collection!! This is first time for me to play Hungary game. Synerva is cute, cool and energetic girl. The story is little bit difficult to understand all of them. But I'm looking forward to play next story.
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隠さなきゃ選択肢がいくつか提示され、正解を選びながら次章へと進める構成なのですが、外れでも展開が気になり結局すべての選択肢を選びました。 @ネタバレ開始 一番最初に「隠さなかった」選択をしたときに、あれ?これでいいんじゃないの?といった印象が強かったのですが、章が進むとなるほどそういうことか、と。 隠す物事にどんどん重みが積み重なっていく面白さにノンストップでトゥルーまで駆け抜けました。 登場人物、基本的にみんないいひとなんですよね。 トゥルーに関しては何ひとつ噛み合わなかった悲劇といいますか、救われるパターンをいくつも見ている後だからこそ来るものがありました。このあたりの構成と、〆の豚汁(バッジ)が本当に良かったです。 個人的には兄のキャラクターが好きで、兄の助言で救われたエンドが一番良いなと思いました。 @ネタバレ終了
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ユーステティア【2/3シナリオ追加】続き……続きを下さいと禁断症状のようなものが出るほどにハマりました。 面白すぎてあっという間に読んでしまった! 作品のテーマ『変態』に偽りなし。 英国風の雰囲気が堪らなく好みでした。 @ネタバレ開始 エポちゃん以外、主要人物が変態すぎる。のに、あまり不快感も無くテンポよく読み進められる文体がすごい。笑いとシリアスの融合がとてもお上手だなぁと感心してしまいました。 一見スマートな完璧青年に見えるユーリスが、自分の異常性癖に悩む様は実に人間くさくて良かったです。個人的に髪下ろしたユーリスがめちゃくちゃ好みでした! @ネタバレ終了 今後の展開をとっても楽しみにしてます! 素敵な作品をありがとうございました!
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盲目主人公が視力を失っているため、始終真っ暗な画面で物語が進んで行く演出が印象的です!また、主人公は視力だけでなく記憶も失っているため視覚情報に頼らず状況を把握するしかなく、本当に自分が盲目の少女になったような体験ができました。お兄さんの行動や電話の相手など、先の気になる展開が続き、楽しんでプレイさせていただきました。面白い作品をありがとうございました!
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エルシェの少年お、おねえさーん!!まさに狂愛。発想が斜め上で手がこんでる。リオくん素直かわいいです!
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Grmsなかなかに普通ではない登場人物が、多数出てくる作品です。しかしながら、繊細な内面も描かれていますので、サスペンスが好きな方だけでなく、人間性などの趣向に興味がある方にもおすすめです。視覚的意味情報が制限されているので、想像への埋没度を、高い水準で維持しながら読むことができました。 純粋な欲から生まれる行為というのは、たとえ一般的に受け入れがたいことだとしても、なんとなく興味が惹かれるもののように思います。これに関して、純の姿勢から外れない趣向というものは、おそらく理解はできなくても、納得ができるものなのだと考えました。だから、自分にはない欲の形であったとしても、興味が惹かれるのだと思います。想像の及ばない領域ではないというのも大きいですかね。また、これらを理解をしようと模索した過程で、嗜好品と似たような感覚なのかなと思ったりもしました。 @ネタバレ開始 登場人物は、主人公含め大概記憶に残る面々なのですが、個人的には特に初芽さんと御門先輩が印象深かったです。初芽さんの人を狂わせる振る舞いに、さみしさの側面があるというのは、現実味があるなあと思いました。おそらくさみしさ自体はなくても、初芽さんは素であの初芽さんなのでしょうが、さみしさがあると、より人を狂わせるという面は際立つように思います。あと、おでこかわいい。御門先輩のように仮面をかぶる人間は、だいたい弱い部分があるように思います。そして御門先輩もそれは例外ではなかった。こういう人は、自分の弱さを自覚している場合も多いように思います。自分の自然体ではない自分を演じるわけですから、逆に自分を冷静に見られてしまうというのが大きいのかもしれません。ただ、言動のすべてが本音ではないということはないとも思います。そういった御門先輩の振る舞いには、共感を覚えました。やっぱり仮面をかぶりたくなるような出来事があると、本心を出すのって、怖くなるんですよね。 @ネタバレ終了 他の部分については、タイトル画面の曲が好きです。この感想も、別窓でタイトル画面を表示したまま書きました。またサイドストーリー、アナザーストーリーで、複数の登場人物の心理に触れられる機会が用意されているのも嬉しかったです。 興味深く楽しめた作品でした。 ありがとうございました。
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ユーステティア【2/3シナリオ追加】あらすじに書かれている「シモネッタ・オシリスキー」という名前からすでにセンスを感じました。近代ヨーロッパ風の世界観に時折現代チックなコメディ要素が組み込まれているのですが、それがうまく世界観に溶け込んでいて、すっかりこの世界に没頭してしまいました!そして、一番印象的なのはやっぱり登場人物の個性の強さですね。一見まともそうに見えるのにやばい人がたくさん…!個人的にマシュー君がお気に入りです。素敵な作品をありがとうございました!