ミステリー・謎解き
3137 のレビュー-
You Make a Space Cat宇宙猫が好きなので、欲望のままにたくさんクリックをしました。 シンプルな連打ゲームですが、ゆるっとした雰囲気に惹かれて何度も挑戦しました。自分の最高記録は56回ですが、ツイッターのタグ機能で検索すると、60回を超える猛者もおり、「やっぱすごいなあ」と思いました(笑)。 @ネタバレ開始 隠し要素は探しきれなかったので、その部分はヒントを完全に参考にさせていただきました。想像以上にSFで不穏な要素も入っており、そのギャップに驚きました。まさに1粒で2度おいしい作品でした。
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パラドクス研究部の解けない謎のナゾときプレイさせていただきました。 すごい作品に出会ってしまったかもしれない…。先程クリアし、まだその衝撃の余韻の中にいます。 本作はパラドクスをテーマに、七不思議ならぬ『七大パラドクス』にアプローチしていく物語です。 まず素材数がすごい。いったい何枚あるんだ。OPがあり、カットインがあり、まるで連続ドラマを見ているかのようです。かつ、それぞれの一枚絵にはそれぞれのレイアウト意図があり、カメラワークの妙があります。アニメ監督の庵野秀明さんは、シン・エヴァを作る際、「カメラワークが決まれば、大体名作になる」と発言したという話を聞いたことがありますが、まさにだなと思います。 ノベコレの区分的には、一時間超作品にあたりますが、実際は各パラドクスごとに章立てされており、そのため、長さを感じさせず、さくさくプレイできます。冗長さがなくテンポよく展開していくので、いつの間にかするする読み進めてしまうかと思います。 @ネタバレ開始 登場人物はみんなキャラが立っていて、大変魅力的でした。作中に登場するLINEスタンプがすごくかわいかったです。 「お使いのスマホは異常です」「お住まいの世界は異常です」の言い回しには、とても感銘を受けました。韻文的な美しさもありますし、印象的で、かつ、すごく文字数効率がいい。これだけで全てが伝わる名文だと思いました。 後半は、とにかく演出がすごくて、廊下をくるっと回転するシーンは、ここまでやるのか~!とひたすら感嘆です。どうしたら、こんな画面作りができるのでしょう。多分、作者様は、頭の中に表現したい映像が常に見えてらっしゃるのでしょうね。でもなければ、切れないようなナイス構図の連続でした。 後半のレトリック的というか、パラドクスを利用した超常的な展開は、どことなく昔見た映画「ホラ吹き男爵の冒険」を思い出しました。作中で、編んだ髪を伝って月へ行くシーンがあるのですが、髪の長さが足りないので、既に伝いきった髪束を切って、行く先に継ぎ足すというナンセンスなシーンがあって、思えばこれもパラドクスといえなくもないかもしれません。 ある意味能力バトル的な雰囲気もあって、熱い展開でした。無限宇宙を彷徨って、背中合わせに再会するシーンもとてもエモい。ちょっと感想がまとまりきってなくて申し訳ないのですが、印象的なシーンがありすぎました。 @ネタバレ終了 一言でまとめると、めちゃめちゃ面白かったです。 素敵な作品をありがとうございます。
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You Make a Space Cat
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箱庭推理『桃太郎』プレイさせていただきました。 大学の頃は、推理小説研究会に所属していたので、興味深く読ませていただきました。探偵さんが考えた難事件を解くというタテツケが正統派純粋推理ものっぽくて最高でした。綾辻行人、有栖川有栖、両先生の安楽椅子探偵シリーズを思い出したりしました。 @ネタバレ開始 一応、ほんのり推理しながら読み進めたのですが、全然当たりませんでした笑。屋敷の見取り図をみながら、うんうん考えていたのですが、たしかにその結末なら納得がいく~!という鮮やかな解決編、おみそれいたしました。その可能性を考えておくべきだった。無意識に排除してしまってました。クリスティを押さえるのは基本のキなのに。 でも、推理ものは翻弄されるのも含めて推理ものなので、大変楽しませていただきました。 導入や解決編が短くシンプルだったのもすごくよかったです。鮮やかな解決編というのは長引かないものなのですね。推理もののメインディッシュは、やはり事件そのものなので、純粋推理感がますます高まりました。 他、推理部分とは直接関係ありませんが、キジには幸せになってもらいたいです。立ち位置といい、境遇といい、不憫な…。 このシリーズで今後も続編出るのでしたら、ぜひぜひプレイさせていただきたいです。重ねて面白かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
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箱庭推理『桃太郎』桃太郎を題材とした個性溢れるキャラクターたちが織りなす推理ゲームで、面白かったです。 間違えても詰まることがないゲームシステムが嬉しいポイントでした。(推理が不得意マン) @ネタバレ開始 推理物ですので、ネタバレ内でも犯人に繋がる情報は伏せますが 自力ではあと一歩及ばず……!でした。 あれ?○○については聞かないの? △△の可能性は? など、所々に引っかかるポイントがあり なんとなく犯人の目星はついていたのですが、真相はそれを易易と越えてきましたね〜!悔しい! だけど私にしてはめずらしく予想がいい所まで行ったので満足です。楽しかった! @ネタバレ終了 探偵と助手(仮)の関係性もいい感じでした。 またどこかであのコンビを見られたら良いなと思います! 面白いゲームをありがとうございました。
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VIVIAN楽しくプレイさせていただき、TRUEENDを見ることができました。とても面白かったです! @ネタバレ開始 まずいきなりの展開にびっくりしました! 興味をひくすばらしい導入部だと思います。 シナリオと謎解きが絶妙にからんでいるうえに意表を突く展開が次々と訪れ、ここで終わりか?となりそうなところでさらに意外な真実がわかることが何度もあり、どんどんお話にのめりこんでいきました! 謎解きの難易度もどれも難しすぎることなく、楽しく解くことができました。 とくに最初の扉のパズルはシンプルかつエレガントで、謎を解いた瞬間の気持ちよさを味わうことができました。 私は脱出系があまり得意ではないのでヒントのサイトにお世話になることがしばしばあるのですが、こちらの作品はヒントを見ずにクリアできました。 タイムアタックにも何回か挑戦しましたが私はかなりどんくさい人間なので失敗してしまいました
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マダム・ポプスキンの憂鬱大量の情報をわかりやすく整理してくれるUIのおかげで、デキる探偵気分! 世の人々の畏敬を集める富豪女性の「40年前の空白の時間」の謎を追うミステリーです。 時間経過でイベントが変化するスポットを自由にき、情報を集めるシステムです。どこに行っても豊富なリアクションがあって 「今、足で情報を稼いでるぞー!」という気持ちで遊べました。 お約束の「真面目に捜査しないで酒飲んだり宿でゴロゴロする」選択肢があるのもいいです!お気楽街ブラ駄目探偵。 ミステリなのでネタバレは避けますが、事件を追うにしたがって徐々に見えてくるマダムの横顔が美しくて後味のいい作品でした。 舞台となる街「ローレル」は「山間にある、かつて鉄鋼が栄えた街」ということです。そういえばはるか昔、高校の地理で「鉄鋼がダメになって化学工業とかやるようになったフランスの工業地帯」とか聞いたような……。(まるでうろ覚え) 舞台が細部まで作りこまれて、滞在が進むとどんどんローレルに愛着がわきました。食べ物も良さそうだし。 また、キャラクターたちの着ている物にそれぞれの歴史や内面がうかがえる立ち絵がとても生き生きとして良かったです。 リッチでエレガント、でも働く女性モードのマダム。 よい娘さん感のあるルネ。 平凡な青年アルノーがちょっとシックな服装なのは、亡父が身なりに一家言ある人だったという背景があるのに納得。 あと、レヴィの「金はある顔は良い頭もいいし高いモン来てるがうさんくさい」感……!(ごめんね好きなのですよ) グラフィックはないけど、主人公は肘にパッチのあるジャケット着てズボンに多少シワが入っていてほしいです。猫の毛もついている。 遊びごたえのある楽しいゲーム、ありがとうございました!
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マダム・ポプスキンの憂鬱ミステリー好きにはたまらない作品。 話の作り込みはもちろん、UI設計も情報量が多いのに綺麗にまとめられ見やすい、操作しやすいものになっていて凄かったです。 時間帯によって行けない場所があったり、時間制限があったりして段取り力も問われますね。 本当に探偵になった気分で楽しく遊ぶことができました! 素敵な作品をありがとうございました!
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つくもと空の屋台謎々解かせていただきました。すごく面白かったです。 九十九の神様たちが次々と訪れるのですが、これがまた、かわいい。 @ネタバレ開始 くつ以外はすぐに解けたのですが、今でもくつのヒントがわからないんです。今度教えてください。 かさのくだりは笑いました。他の人に攫われとる… どれも、主のことを大切に思う九十九ばかりで、自分の持ち物がなんだか愛おしくなりました。 @ネタバレ終了 謎は謎々が90%解けない私にも解けました! ヒントの出し方が特徴的で(コナンくんの犯人みたいのが出てくる)、それがめちゃくちゃ面白い。しかもわかりやすいです。 空がテーマの屋台なのですが、グラフィック、BGMいずれもクオリティが高くて、こういうのがユーザーファーストのゲームだなぁとしみじみ。 あまりに感動して、つくもちゃん描いてしまいました。(どれもキャラデザが最高!なんだ!) 素敵な作品をありがとうございました。
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パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき楽しかった!とにかく楽しかったです! 謎解き要素もあり、パラドクスのネタになっている概念達も好きなものばかりでした。 「部活動」という舞台もとても良くて、置きノートにみんなが日記みたいなのを書いてて、それにツッコミを入れている、そんな楽しい青春も合わせて描かれているのが素敵でした。 みんなの筆跡が違うのも素敵な演出でした。文字に性格が表れている! @ネタバレ開始 第零パラドクスと第七パラドクスはハラハラしながら、自分も似たようなことを考えたことがあるなぁとか思い、最後まで駆け抜けました。 最後は、ハッピーエンドで良かったです。 きっと3人とも楽しい学生生活を送るんだろうなぁと。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました!
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俺と彼女と誰かと誰かヤンデレ妹の不穏な魅力を感じながらプレイを始めましたが、どんどん深くなっていく世界観に引き込まれていきました。 文章がとても綺麗で、非常に読みやすかったです。 マルチエンド作品にもかかわらず、どこにも分岐がなく、どうしようかと思いましたが、何をすればいいかが分かったときは、キャラの心情とも一体化した感動がありました。 @ネタバレ開始 どのエンドも非常に印象的でした。 END3は「毎回同じことを言うのね」というあのセリフが、残酷極まりないがゆえに素晴らしいものでした。 END1は、タイトルの良さを感じさせてくれるものでした。 ノベルゲームは作者が作ったシナリオをプレーヤーが読むしかできないものであり、たとえマルチエンドであっても解放条件があれば必然的に作者が誘導するようになるわけですが、そうしたレールを逆手に取ったタイトルと結末で素晴らしかったです。 END2は「ジブン」かなと思ったりもしましたが結局自力では分からず、ヒントを見て到達しました。 END4の「この関係はよけいに残酷で。よけいに綺麗だった。」という一文が好きです。 記憶がすべて作り物であったとしても、あるいは、偽りであるがゆえに美しいとするその感覚は痺れるものがあります。 挿入される昔話が、とても寓意的で示唆的で皮肉にあふれており、崩壊する運命にあるバベルの塔を一つずつ積み上げているようでした。 たとえ破壊されることが前提となっていても、まずは創造をしなくてはならない。あるいは、創造をするためにはまずは破壊を行わなければならない。そんなことを感じさせてくれました。 ラストの強く生きていくスタンスには非常に感銘を受け、ロボットとの掛け合いにはくすりと笑わされるものがありました。 ああした絶望の果てにあるほんの小さな可笑しさを描けるというのはすごいです。生きるとはそういうことなんだと感じさせられます。
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俺と彼女と誰かと誰か少しの推理要素ありなノベルゲーム。 イラストとヤンデレな感じが良さそうだったのでプレイしました。 面白かったです。 推理部分はけっこう間違えましたが当てれた時はすっきりしました。 シナリオもイラストも雰囲気がよく最初に見れるEND、途中で見れるEND、最後に見れるENDの流れがとても良かったです。 キャラと背景のバランスがとてもよく没入感という意味でもとてもいいノベルゲームでした。
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トイレの中の名探偵ちょっと(?)変わった安楽椅子探偵。話はどんどん進んでいくのに背景が変わらなすぎて、じわじわと笑いが込み上げてきます。 @ネタバレ開始 しかも本当にそのままリモートで解決してしまうのだからすごい。格好良く推理を披露している後ろにトイレが見えるので、現在の探偵の姿勢を想像してしまい思わず苦笑。 刑事のキャラや会話のテンポが良くて、トイレの中から一歩も出ていないとは思えないほどおもしろかったです。 @ネタバレ終了
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つくもと空の屋台プレイさせて頂きました。 つくもちゃんがサポートしてくれるので、なんとかクリアできました。 全体的に画面がポップで、作り込みが良くて堪らなかったです。 素敵なゲームを有難うございます。
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◻︎◻︎マ◻︎どういうことだろう…と始めて、「なるほどな~!」ってなりました。 とても独特な体験ができる作品でした! @ネタバレ開始 画像、絵ありを見てリセマラだとわかりましたけど、これ画像、絵なしでわかる人っているんでしょうか…。 情報を絞ることで謎にするというのがものすごくセンスがいいなと思いました。 @ネタバレ終了
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テスト返しカエルのシュールなイラストに、一体どんなゲームなのか、さっぱり分からないながらも始めましたが、タイトルの意味が明らかになるにつれ、引き込まれていきました。 @ネタバレ開始 どうしても満点をとれないもどかしさがつのり、行き詰りましたが、そこから状況が明らかになっていく展開は衝撃的でした。 過去を変えることはできないという救いのない状況でありながらも、前を向いて未来を変えていくことに勇気をもらえるものでした。 ラストの夕暮れの教室のシーンには感動です。
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天界からの御達しです。サクッと遊べて面白いなぞなぞゲームでした。 一瞬迷ってしまう難易度で丁度良かったです。 @ネタバレ開始 最初、人間の様に見えるを選んだので 「あー楽しかった!」で終われたのですが、 もう一個を選ぶと大変意地悪されるのですね・・・。 (この選択肢順で良かったぜ!と冷や汗をかきました。笑) @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!
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箱庭推理『桃太郎』ミステリファンとして大満足のミステリゲーでした。 見取り図を見た瞬間にテンションが一気に最高潮に達しましたが、それ以降も細かなアリバイの取り調べなどが続き、終始それらの本格的なやりとりがとても面白かったです。プレイ中は何度も推理を求められるのですが、それほど難易度が高くないので良く読んでちゃんと考えれば分かるものでした。理不尽さゼロで良かったです。 結末は少し意外性を感じましたが、気持ち良くそれまでの伏線が一気に回収されていく部分もあって気持ち良かったです。他の昔話でシリーズ化してほしい!と思うくらい楽しめました。
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意味怖系ホラーゲーム画面デザイン・レイアウト・UIがとてもオシャレで統一感のあるゲームだなぁ、と思いながら3つの意味怖系ストーリーをプレイしていたらだんだん不穏な雰囲気が増していき…………。 まさに意味怖系の1作で、演出や設定もさることながらシカモの語り口も秀逸でした。各ストーリーのドット絵を見ているだけで楽しめますし、ポップな推理部分もちょうど良く苦戦できてとても面白かったです。また、終盤の展開もとても楽しめました。
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◻︎◻︎マ◻︎数日間考えましたが、「うーん、なんだろう…分からない!」と申し訳ないですが答えを見ました。 答えを見た後は納得!でしたが、できることなら自分で解きたかったー!な気持ちも…! とてもシンプルなのに、うんうん悩みながらずっと考えていられる作品でした。 ありがとうございました!