サスペンス
1260 のレビュー-
幻想寓話儀典面白かったです! @ネタバレ開始 鮫人のお話も人間の醜さが現れていていましたし、オチも良かったです( ¨̮ ) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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IDOLA(イドラ)洋画風のおしゃれな雰囲気と、少しずつ明らかになって行く全貌が奇妙で奥深い作品でした。 一周目の前半では、誰が喋っているのかも曖昧でふんわりとしか情景が浮かべられなかったのですが、後半になると徐々に全貌が見えて行き、色々なことが繋がっていくのがとても面白かったです。 状況を知った上で最初から理解したくて、登場人物を整理しながら二周目をプレイしました。 @ネタバレ開始 登場人物が多くて複雑に感じられますが、整理してみればモーガン家とアンダーソン家の2つの家族を取り巻くお話だったんだなと理解できました。 作中で示唆される真実(ウィリアムとカミラのことや、ベンジャミンが娘といかに関係を持ってしまったのか…など)もありますが、起こった出来事は明かされてもそれぞれの思惑までは明かされないところがとても印象的でした。 一番謎に包まれているのはソフィアです。助けを求めた時、どうして笑っていたのか。どうして涙を流したのか。どうして母親の言いなりになっているのか… その真実はソフィアの中にしかなく、外側から見ているだけのプレイヤーには断言はできないのだろうと思います。 作中で登場人物たちが口にしていたことだって、本心かもしれないし、そうではないかもしれない。「ミアがウィリアムの親友を誘惑していた」という証言も、その通りには受け取れないと感じています。 作中でも、真実は見る人によって変わると語られていましたが、この作品そのものがそれを表しているようで、テーマ(と私が受け取ったもの)との向き合い方が非常に巧みだなと感じました。 ソフィアは愛していたのかもしれないし、そうではなかったのかもしれない。その余韻がとても印象的でした。 余談ですが、青い絵の画家と聞いてすぐに心当たりがあり、思わずもう一度その作品をプレイしてきました。 時系列としては、あちらが彼女にとっての“最後”なのだろうと思い、「私は絵が描ければ誰より幸せです」という台詞が胸に沁みました… 「チョコレート」や「青い絵」、他作品同士ですが「オレンジ」など、繋がりを示唆するモチーフの設定がとても巧みな作者さんだなとしみじみ思います。 @ネタバレ終了 「真実」とは何なのかを考えさせられるお話でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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水辺のカマキリ真相に言葉を失いました。 タイトルときっちり噛み合った展開に演出、ラストに至る過程も素晴らしく余韻が凄まじかったです。 攻略は完全にサイト頼りでした。 探索ゲームの経験がほとんどないので、二日目でどうしてもゲームオーバーになってしまって……。 攻略がとても丁寧に載っていたので、以降は迷うことなく全てのエンディングを見られました。 救済措置をありがとうございました。 攻略頼りではありましたが、新しい情報が出てきた時はとても興奮し、ドキドキしながら目を通しました。 @ネタバレ開始 グラフィックがイケメンパラダイスで、最初は目をハートにしてプレイしていたのですが、真相が明らかになる度登場人物それぞれの暗い部分が見えてきて、中盤以降は真相を読み解こうと必死になっていました。 結末は「公表する」を選んでスッキリしていたのですが、更にその先の深いストーリーがあり非常に驚きました。 前述しましたが展開と演出が素晴らしく、とても印象に残るラストでした。 人間は言語を持ち合わせているのに、気持ちが噛み合う事の方が珍しくて……。 意思疎通の困難さと人という種の不完全さを改めて思い知らされます。 @ネタバレ終了 とても心に残るゲームを遊ばせていただき、ありがとうございました。
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事故ループ設定が斬新で面白かったです @ネタバレ開始 他の方の言う通り主人公がクズ過ぎて笑っちゃいました ですが、話はミステリー要素が強くて 先の気になる展開についつい引き込まれてしまいました! ラストも爽やかな終わりで良かったです! @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました!
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モノクローム・モノローグあらすじが魅力的で、ストーリーも面白くとても惹きつけられました。 最初は逃げ隠れる主人公を見守る事しか出来なかったのですが、真相と物語の仕掛けが判明した所で、演出とストーリー構成の巧みさにも気付かされました。 @ネタバレ開始 犯人のしたことは許されることではないですが、心の痛みには非常に共感出来ました。 いますよね。無自覚の内に他者を見下す人が。 人の痛みに鈍感でいると本作の被害者のようになるかも?という警鐘のような物語に感じました。 そして「僕」さんがラストの病室で抱いた感情を見ていると、更に恐ろしくなりました。 「僕」さんは踏み留まることが出来ましたが、無理解による暴力で殴られ続けると世界から色がなくなって、誰もが犯人のようになってしまうのかなと思ってしまいました。 @ネタバレ終了 刺激的な舞台の中で繰り広げられる人間ドラマが非常に興味深かったです。 登場人物について色々と考えさせられる物語を読ませていただき、ありがとうございました。
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モノクローム・モノローグなんかヤベー奴が追いかけてくるサスペンスゲーム、大好きです!! @ネタバレ開始 しょっぱなから、5番さんが頭を殴られてヤバい状況になっていたのもグッと作品にのめり込めてよかったです。 とにかく訳のわからない状態だということがひしひし伝わってきました! 変わって7番さん視点に変わった時、果たして5番さんを信じきっていいものかどうかという心の葛藤がまた良くてハラハラドキドキしました! 1周目が終わった時、突然幕引きになったので「あれ?」と思ったのですが、犯人視点も見られて大満足でした! 最後、5番さんの事件後の話をみて、モノクロの背景はそういう仕掛けだったのか!と感動してしまいました。 犯人は許されない事をしましたが、誰にでも彼のようになってしまう可能性もあると思うと、やるせない気持ちになりました。 そういった犯人のサイドも見られて、とてもよかったです。 @ネタバレ終了 携帯電話もなく、廃ホテルで逃走ゲームをしていたはずが本当の猟奇ゲームになっちゃった!を存分に味わえました。 素敵ゲームをありがとうございました!
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血染めの花【フリー版】絵が可愛い感じだったので恋愛要素ありのライトなホラーゲームかな?と思って遊んだらめちゃくちゃ絶望的な展開でビックリしました。殺人鬼のいる館に閉じ込められる系サスペンス+パンデミックという地獄の沙汰。恋の花を咲かせる余裕がない…血の花しか咲かないよ…! @ネタバレ開始 幽霊より人間より病気の方が恐ろしいことを知った今の時勢的に思うところも多く、登場人物が次々に死んでいく楽しい血みどろ展開を全力で楽しめない自分がいました。蓮さんが一番最初の犠牲者になってしまう時点で絶望感MAX。敵は2つの意味で見えない相手のため逃げることも隠れることも叶わず…そんな極限の状況で精神も肉体も消耗していくみんなを見るのはとても辛かったです。好きな人を亡くしたばかりなのに自分も病に侵され隔離される菫ちゃんが本当に可哀想で可哀想で…最後の回想も切なくて…ストーリー中盤まで目がショボショボになってしまいました。 動機や背景がわかっても蓮さんや推しの菫ちゃんのことを考えると黒幕さんには同情しがたく、事情を知っていた柊くんについてもどうかと思う点が少なからずあります。が、良いところも悪いところもひっくるめた人間ドラマは面白く、キャラの様々な面が見られる閉鎖空間ホラーはやっぱり最高〜ってなりました。 そして豪華なフルボイス!スチルもおまけもいっぱいで大満足な作品でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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誰でもいいから私の話を聞け非常に面白い構成のお話でした。こういったシステム面で趣向を凝らした作品は大好物です。細部までこだわっているのが見受けられて非常に楽しめました。 ストーリーを進めるごとに視点がどんどん変わり、プレイヤーから見た各キャラクターの印象や、一体何が起こったのかに関する推測もその都度がらりと変わっていきます。ラブコメ、ホラー、サスペンス、ミステリーなど様々な印象を得られる一作でした。 途中でストーリーが進まないことがありましたが、キャラクターの心情を踏まえて考えると、なぜ選んだ選択肢でストーリーが進まなかったのかにつきとても納得感を持てました。
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聖女の村ありがとうありがとう! 執着・厄介・自分勝手・性的匂わせアリ大好きな人類、大・勝・利!!なゲーム。 え?もう説明いらんでしょ。 プレイしたら【要素好き人間】は恍惚となれるんだからやった方が早いヨ!! というわけで後は感想だけ語っていきます! @ネタバレ開始 うあーー!! まず閉鎖的な村が舞台でありがとう…。 狂ってる因習ありますよね…! そんなヤバイ村でも特段ネジ外れた兄妹引き当てる主人公一行最高だよ…もってるよ…。 ● 兄エリア 本性わかるまでのエリアの奥手な感じ良かったですよね!! 「あれ?この人おかしくない?」→「この兄妹やべーな」も味付け効いてて良き良き。 一見温和そうに見えて、その実自分さえ良ければ良くて手段を選ばない兄妹の遺伝子の引力に栄光あれ ● 相棒ジュスト お 前 も か ! !(大歓喜) いい人かと思ったら利己的だったpart2。 あ、でも真っ当な方だと思います。 下心あって当たり前というか。 そして彼EDの主人公が狼バレしたあと普通に嫌いになってんの笑う笑 君は普通だな笑 EDのその後の彼の扱いも良かったです!ジュストのことがより大好きになりました! ● 聖女で妹リッタ おかしくて最高。 でも主人公と似たもの(分かり合え同盟)同士で良かったね。どんなベストカップルかと思いましたわ…。 盲信具合も突き抜ければ本当になる快感を見せてくれてありがとう ● 主人公 自分は妄想が激しいので設定など気付きやすい方で「月」という単語が出てきたときに「あ、狼人間か」と予想していたんですが、それでも主人公のふてぶてしさには毎回感心させられるほど割り切りのいい性格で、「村」に飲まれることなく縦横無尽に攻略していったのは逆に爽快でした! 人間の機微が分からない獣の性格にプラスして超めんどくさい性格も併せ持っているところが好き。歩く地雷か♡ ● エンディングについて 「なんで3人生還ルートがないんだ!ハッピーエンド求ム!」なんて最初は思ったものですが、冷静に考えれば「絶対に主人公+1人」しか生き残れないこのED仕様こそが真のハッピーエンドではないかと思い至りました。 複数生存したらヤバイことなるでしょ。 特に兄妹。こわい。 きっと攻略対象1人しか生き残ってないからこそ、なんとかなってるんだなと。 何するか分からんないよあの兄妹…。 あ、ジュストは一人で更に可哀想になるだけなので軽率に生き残っちゃって大丈夫です! @ネタバレ終了 というわけで素晴らしいゲームをありがとうございました!
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liar notesドット絵のグラフィックが作品の雰囲気にマッチしていて、物語世界への引き込まれ方が違いました。 途中でどこでどう間違ったのか(バグだったのか?)、いきなり結末の章に入り込んでしまい、わけがわからなくなったのですが…。 そこから一旦脱出してストーリーを読み進めると少しずつ謎も明かされ、ようやく全体の流れが掴めました。一方、全て読んでも語られていない余白も多く、さまざま想像を巡らせて楽しんでいます。
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水辺のカマキリ個人的にマウスカーソルを対象に置いた時の水泡の音がすごく好きで 心地よいな…などと感じていたのですが、 最後、エンディングを見たときに 妹の死因と重なり、 この音を聴いてきたことも 一気に重くのしかかってきました。 とても衝撃的なオハナシでした。
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事故ループ幽霊ループからのハッピーエンド好きです! バケコちゃんかわいい…! ゲームもラストにアイテムが出るのが 謎を感じてどんどん進めちゃいました! EDに曲が入る豪華さも素晴らしかったです!
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輪状スターゲイザー可愛らしい絵柄から繰り広げられるサスペンスなお話…良い…! 所謂伝奇物に近い雰囲気もあり、S(すこし)F(ふしぎ)の通りな魅力的なお話でした。 何よりスチルが沢山! 立ち絵も勿論可愛いのですが、どのスチルも可愛らしく、切なく、とても良い……。 あとアイキャッチが超絶可愛いです 永遠に眺めて居たい……。 素敵な作品をありがとうございました!
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天使はいない
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となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ構築された世界観の緻密さや濃度に圧倒される一作でした。 モノトーンで統一されたグラフィックは画力が非常に高く、特にキャラクターの表情、目が印象的でした。要所で表示されるスチルも素晴らしいです。(クリア後に見返したいくらいです!) BGMの印象も強そうですが、テキストを読んでいても終始陰鬱な空気をまとっている感じで、なんだかずーっと低気圧の中にいるような雰囲気を感じました。「日常系陰鬱ブロマンスノベル」というジャンル名ですが、ここでいう日常は天使になったりされたりすることが日常になったセカイのものです。現実と違う世界を日常として描かれていているのが印象的でした。 本作はボリュームのある長編で、測っていませんがトータルで5時間以上は軽くプレイしていたはずです。初回はED4。次にED2を見ましたが、それ以外のEDになかなか到達できなかったため、作者さんの攻略情報のお世話になりました。こんなに緻密な分岐をしていただなんて!とビックリしました。キャラクターは今作の良心と勝手に思っている西君が一番好きです。 クリア後のおまけもとても充実していますし、バッジ取得画面でキャラの絵の部分を長押しするとおまけ絵が見られるのに気付いてびっくりしました!技術力までスゴイです!
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夏休みは切島邸にて出だし部分から驚きの3Dグラフィック! 3Dでセットを組んで作られたということで館の中を探検している感じが見事に演出されてました。 ホラー演出も、キャラの距離感も描き方が巧みで惹きこまれます。これはすごい作品だ。 大作、ありがとうございました!
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reversalアニメーションが素晴らしい〜楽しませていただきました。素敵な作品ありがとうございました!
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不幸の味を知ってるか3つのEND回収いたしました! 1番最初の選択肢で、私は望んでいない方を選びました。 @ネタバレ開始 それは、あとからハッピーエンドを見た方が、少しは気持ちがいいのかなと思いまして。 だけど、どう考えてもこの2人の関係と家族構成からして、ハッピーエンドは無いと諦めていました。 だけど、なんとかハッピーエンドになりました(*'▽') ありがとうございます♪w こちらは、フィクションだから良かったですが、実際にもありえそうな話だったので、それが怖かったです(/ω\) @ネタバレ終了 イラストが絵の具で描いたような感じで素敵だったので、つい『私の似顔絵を描いて欲しいw』なんて思ってしまいましたw ちょっとゾッとするけど、良いお話でした♪ ありがとうございました。
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liar notes作者様の描かれる美麗なドット調のグラフィックに以前から惹かれており、ハイセンスなタイトル画面が大変好みで、遊ぶのを楽しみにしていました! キーワードをクリックしてページを集めていくゲームシステムと、徐々に明かされる物語の融合ーー。丁寧に作りこまれた作品だなぁ…という印象を受けました。 グラフィックや物語、BGMにUIなど細部まで世界観統一が徹底されていて、没入出来ます。 集めた情報を基に構築・解読していくことに魅力がある作品だと思いますが、自分は散りばめられた物語の真相の全ては解読出来ていなさそうなので、他の方の考察を読んでみたいなと思いました。 作者様ならではの素敵な世界観に浸らせて頂きました!(^-^)
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不幸の味を知ってるか全エンド+おまけも拝見いたしました! ハッピーエンドは攻略情報を頼りにエピローグも2パターン見ています。 前作の登場人物が再登場していたので、もう1度前作を遊びチョコも回収してきました。(もうすぐバレンタインですね♪) 「幸せは誰かの不幸の上に成り立つ」まさにその通りの作品でした。 @ネタバレ開始 ハッピーエンドが完全ハッピーではない所に作者様のこだわりを感じましたね……。 リョウくんの方がゲンキくんに執着している関係性が良いです。 これから兄弟二人で幸せになってほしいな…!ナツミちゃんの犠牲の上に…ですが…(;´・ω・) @ネタバレ終了