恋愛
13036 のレビュー-
暗がりに咲く花一人の男性が初めて触れる恋という感情を、とても丁寧に綴られたお話でした。 恋愛そのものではなく、恋によって動く感情を描く、というのはあまり見ない切り口で新鮮でした。 @ネタバレ開始 そして、終わる瞬間がとても綺麗で、それは作品全体を考えるとそこ以外はあり得ないのだと思い至りました。恋愛が成就して、あるいは破綻して……と、そういう物語を想像したくなりますが、作品のテーマからすれば結果は無粋ですよね。描かれた内容の本質ではありませんから。 @ネタバレ終了 短い時間で読める、しっとりとしたお話でした。ありがとうございました。
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FestivalDressなんだーーこの可愛いお洋服たちは!!! 早くお洋服が見たいよ~~と思って必死にお菓子づくりしていました(笑) どのお洋服もモチーフのお菓子らしさが詰まっていて 色使いやフリルの感じや細かい装飾など 拡大してゆっくりじっくり見たくなる可愛さでした!! 男性陣もそれぞれ個性的でイケメンでお話も甘さたっぷりで幸せでした♪ FAはお気に入りのお洋服を描かせていただきました。
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修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~作者様の制作状況を拝見していて「主人公に女の子も選べる」と知った時 「絶対最初の主人公は女の子で遊ぶ!!」と決意し完成を楽しみにしておりました! 最初のキャラメイクがすごくて、選べる種類が多いので、 あれこれ悩んでいたらなかなか出発できず…笑 出発後も濃いキャラばかりで、楽しい修学旅行がさらに賑やかで楽しかったです! エンドの種類もイベントの量も盛り沢山なので一日中旅行できますね…。 まみちゃんの性格の変わりっぷりもとても面白かったです!!
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白い日傘とアンデッド定番のループもの、コミカルとシリアスの温度差が刺さります…! @ネタバレ開始 ホネ子さんが主人公のことを知っていた理由が切なかったです。そのために思い出してもらえないまま、あれしようこれしようと明るくふるまっていたのかと思うと健気すぎて胸が詰まります。 素敵な思い出作ってどうにかしてホネ子さんも一緒に明日へ連れて行って!と願いながら読んでいたので、ハッピーエンドの展開がすごく嬉しかったです。 先にハッピーエンドを見たせいか、2つ目のバッドエンドも強く印象に残っています。奇跡でも起こらない限りこの結末に収束していくのが当然と思えてしまって。悲しいし報われないけどその光景がまた綺麗で…こちらも好きなエンディングです。 @ネタバレ終了 ハッピーエンドの世界線で2人が楽しく過ごせますように!
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夏、君ニ出逢えた奇跡じんわりくるストーリーです。 最後のエンドロールの画像が最高で、最高でした!
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修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~懐かしいゲーム画面。 はじめのキャラメイクで5分くらい悩みました! 2回クリアすると、一部のシーンを飛ばしてくれる機能が追加されましたので、進めるのが楽になりました。ありがとうございます。 楽しかったです。
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アル管理人の恋 spring + summer超王道の長編乙女ゲーです! 私はばっちり作者さんの攻略ページを見つつのプレイでしたが、自力でグッドエンドに到達するのは結構難易度が高いかもしれません。(選択肢を決定してからの反応をよく見ればいけそうですが) 攻略対象の6名は立ち絵差分もイベントスチルも大量にありますし、攻略対象以外の登場キャラもほぼ全員立ち絵があるなどグラフィックボリュームがとにかく凄いです。シナリオもかなり長めなうえにクリア後のおまけエピソードの充実ぶりはとんでもない。声優さんの収録セリフ数も凄そうですし、まさに超大作と言ってよいかと! スタート時にお相手となるキャラを選ぶタイプのシステムですが、選んだキャラ以外もプレイ中はずっと登場するのでどのルートでも全キャラ同士の掛け合いが見られるのが嬉しいところ。個別イベントと共通イベントが折り重なって進んでいくのも良いです。共通イベント後に付随する分岐イベントはキャラの個性が対比的に見える感じでしたし。 本作では花見!旅行!プール!文化祭!オールで映画鑑賞会!夏祭り!とイベント盛りだくさんで、単純にテンションが上がりました! 後半になって主人公と攻略対象の心の距離が近づいてくると、序盤よりも更なる胸キュンイベントが襲い掛かってきます。男はみんな狼とばかりに最後はみんな肉食な一面を見せてきて主人公はもはやされるがまま!!(言い過ぎ) 少女漫画の主人公のような純情主人公が個性豊かなイケメン外国人たちに次々と落とされていくのは爽快でした。 前述の通りクリア後のおまけなどの充実は凄いのですが、イベント時にはスチルが見やすいようにメッセージ枠が変化するなどシステム面も芸が細かいです。現在続編制作中とのことですので続編も頑張ってください! なお、登場人物はみんな好きだけどやっぱりセーラー着たギヨームが一番好きかもです。
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無垢を裂く「恋とは何か」をテーマにした思春期の少年少女の物語です。 主役の男女は多感な時期というのを差っ引いても個性的な感覚の持ち主ですが、キャラクターの背景を丁寧に描いているおかげで自然と受け入れて見守ることができました。暴走癖のある残念イケメンな東屋君も不思議ちゃんの枠からはみ出るレベルのコノミちゃんも愛すべきキャラクターなのでやっぱり2人の今後に期待のED4が一番好きです。 3Dモデリングで作られたというオリジナル背景と立ち絵の融合が素晴らしく、印象的なイベントシーンは映画のようなカット割り・演出のように感じました。また、ゲームの進行に合わせて変化するタイトル画面の雰囲気がとっても良いです。 シナリオチャートは素晴らしい出来でもはやセーブ要らず! おまけも充実していますし、本屋リストまであるのは驚きでした。 印象に残る一風変わった思春期青春ADVでした。
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マルベリーがまだ赤色なのにこいつぁバイオレンスな百合の大三角形が見れるぜ…と思いプレイしてみたら、予想以上にバイオレンスな百合でとってもほくほくしました。 女の子同士のイチャイチャもあるしドロドロもあるので一石二鳥(?)で楽しめます バイオレンスな表現がかなり生々しいのも魅力的です。 素敵なゲームをありがとうございました!
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夏、君ニ出逢えた奇跡夏に出会った二人のお話。 バッド・ハッピーの2エンドとも読ませて頂きましたが、どちらも感動的なエンドで好きです! 幸せな分、ハッピーのほうが好みです……! また、絵も良くて、作中含めてどのイベント絵も広さや表情など、その場にいるような感情が伝わってきて良かったです。 特に各エンドの最後の絵は、一際良かったです。 素敵な作品、ありがとうございます。
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止水 -しすい-郷愁を誘うような田舎の情景に、幼馴染みとのひと夏の淡い想い出……。王道要素盛沢山の内容と美しいイラストに惹かれてプレイしました。 本編全体に漂うほの暗い感じを払拭するかのように適所に配されたコミカルなシーンも好きでした。スイーチや消費税のくだりは笑いました。 三つあるエンドも、どれも甲乙つけがたく印象的でした。心に残すものがあり、楽しめました。UIなど、システム回りもクオリティが高く、とても完成度が高い作品でした。 プレイできてよかったです。素敵な作品をありがとうございました。
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暗がりに咲く花ルーティンから外れて見えた世界はどれだけ色鮮やかだっただろう、と読了後に改めてタイトル画面を見て思いました。 主人公が新しい刺激に戸惑いながらも自分の気持ちにしっかり向き合う姿勢が本当にまじめで純朴で。 たとえ想いが届かなかったとしても、主人公はこれからも自身と向き合いながら誰かを大切に想うことができる。彼ならきっと大丈夫だ、と手記に書かれなかったその先に希望を感じる素敵なお話でした。
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4月、図書室を出る。プレゼント拒否されたんだが!!!!
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愛しのリョーくん優しくてイケメンの彼氏に看病されて、ひたすらに幸福。どのルートも逆にお熱が上がっちゃいそうな甘さでした! ごちそうさまです! ですがそれだけじゃあない内容に、完全ノックアウトー! @ネタバレ開始 すべてのルートを見てからおまけを見させていただきました。私は説明も読まずプレイしたので、おまけ(という名の真実)に警戒心が全くなくて……。 うわーん!! 本編でのLIMEの履歴が深夜2時過ぎにあったのに気が付き、少し引っかかったものの「ま、そんなこともあるか。ラブラブだもんね」と、流してしまうほど幸せに浸っていたというのに! 設定画面などの上にある一言が可愛いと思っていたのに、真実を知ってからの印象の変化も凄いです。真実を知ってから各エンドを見るのもまた……! そしてバッジのイラストが( ;∀;) @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました!
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修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~無事にさいこうえんどを見ることが出来たので、感想投稿させていただきます! ピコピコした8Bit風のキャッチーな曲が流れるタイトル画面がまずとっても素敵です。くるくる回るキャラ達が可愛らしい。 そしてこちらのゲームの素晴らしいのは、遊び心がふんだんに散りばめられているところだなと。 ノベルゲームで名前変更できるゲームというのはありますが、主人公の見た目をここまで自由度高く変えられるのはあまり見たことがなかったのでびっくりしました。髪型や表情などを選ぶのが楽しく、最初のキャラメイクだけで既に楽しくプレイしました。 エンドの種類も豊富で、どのエンドもまみちゃんのリアクションが楽しい!まみちゃん飛ばしますね~。笑 シーンスキップなど周回プレイもしやすいです。 最後のしりとりゲームも胸熱で、夢中になってプレイいたしました。 かなり濃いキャラがゴロゴロ出てくるのですが、フランス人のお姉さんとのやり取りのところが一番好きです。ちょっとほっこりしました。自分がフランス語で話すときに「けつくせー」が頭に浮かんできそうで怖いです。笑 さいこうえんどの演出も素敵で、達成感がありました。沢山の良い驚きがあったゲーム、ぜひ色んな人に楽しんでいただきたいです。
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そしてパンになる(ADV版)僕は計7時間ほどで読了できました。あまりにも予想外な展開が見どころであろう本作品ですが、個人的には、登場人物らの交流と成長の描写が特に素晴らしかったと感じました。 @ネタバレ開始 本作品の大きな特徴は、終盤の驚きの展開にあると思います。特に、心音ルートのラストの展開は言葉を失いました。キャラクターとしては特に心音が好きだったので、感情も大きく揺さぶられました。 また、おまけルートのラストのインパクトもすごかったです。個人的には「皆、このルートでなんとか救われてくれ!」と思いながら読んでいたのですが、ああいうオチになるとは……。悲しんだらいいのか笑っていいのか分からない。そんなとても不思議な感情に包まれました。「自分だったら、食べるんだろうか?」なんてことも、読後はしばらく考えてしまいました(笑) この感覚はしばらく忘れられそうにありません。 なお、僕が最も素晴らしいと思ったのは、モノづくりに励む登場人物たちが交流を通して成長し、結果として素晴らしいものを作り上げるという過程の描き方です。パン作りのことはまったく知らない僕ですが、「こういう交流があれば、確かにより良いものが作れそうだ」と強く感じましたし、「なんだかパン作りって面白そうだな」とも思いました。 シナリオは特に恵美ルートが好きです。亮と恵美がお互いの腕に嫉妬しているところや、恵美の本当の才能が徐々に明らかになっていくところ、彼女が自分の才能に磨きをかけていくことでパン職人として成長していくところ、等々……。本ルートは説得力を感じる描写が特にいくつもあり、読んでいて強く引き込まれました。最後の盛り上がりも素晴らしく、「青春もの」の醍醐味を1番味わえるルートだったと思います。 ヒロインとしては心音が1番好きです。呼び方が突然変わるシーンは、正直悶えました(笑) 心音とはなんとか幸せに結ばれてほしいと思っていたので、なおのことラストは衝撃を受けました。やっぱり、自分なら食べられないかなあ……(笑) @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました!
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止水 -しすい-いいなぁ、幼馴染美少女、しかもナイスバディの上、天然かつ病弱で神社の娘さん……もう天より恋愛ゲームヒロインの座を賜ったと言っても過言ではないでしょう。 しかし、美人薄命とはこのこと、体が弱く学校を休みがちな止水ちゃん。主人公は、あとどれくらい一緒にいられるかわからない彼女のため、自分には何ができるのかを模索していきます。 とにかくイラストが可愛いっ! 立ち絵もスチルも豊富で豪華! フルボイス! キャラクターみんな魅力的! 演出が豪華でニクイ! 主人公と一緒になって、ドキドキハラハラできるシナリオ! ゲームもまた、止水ちゃん同様、ほしいもの全部のっけの素晴らしいクオリティです。 @ネタバレ開始 幼少期の止水ちゃんも、今の止水ちゃんもまた可愛いのなんの、思わず可愛い以外の言葉を失ってしまいます。 それに加え、友人達のわちゃわちゃ具合もよいです。まひらちゃんめっちゃ良い子じゃないですか、巌君と二人で帰るとなるとちょっとドキドキしちゃって女の子に戻る彼女がとても愛おしいんですが。喧嘩ップル好きとして、ここ二人の関係もニヤニヤして見ちゃいます。 二人きり、いよいよ告白と思いきや、止水ちゃんは自分の命が尽きようとしていることから、気持ちを伝え合うことを拒みます。抱きしめ合う二人、けれど気持ちを言葉にはできない寂しさがひしひしと伝わってきました。 王様ゲーム! 素晴らしい! いいぞもっとやれ! 瑞樹君になら抱きつかれたい! まひらちゃんとキスする5秒前だった了君に、不機嫌の止水ちゃん、そしてーーああっ! この不慣れな感じが堪らん…そう、こういうお約束が好きなんですよ! 了君のことになると、素早さプラスになる止水ちゃんが可愛すぎる…。 またしても入院してしまった止水ちゃん、そこからは一気に物語が進みます。 彼女への想いは留まるところを知らず、約束を果たしに来てくれたものの、もう最後かもしれないと、悲しいことを言う彼女。 世界が色を失っていく中、止水ちゃんが戻ってきてくれましたーーお互いに愛を確かめ合う二人。このままバカップル一直線と思いましたが、冒頭のアレを考えるに、そうはいかない、ですよね。 幼い頃に犯した過ちが、少女の運命を捻じ曲げ、歪めてしまった。その事実に愕然としつつ、今一度彼女へと向き直る。全てを受け入れた二人の別れには、涙が止まりません。 小吉も見たあとで、選択肢が増えたので大吉エンドを…歳を取らない彼女に、自分の一生を捧げることを誓った了君、二人の願いが叶った瞬間のなんとも言えない切なさが沁みます。 また、普通の幸せとの対比として、友人カップルの姿が書かれているのも、なかなかに心にくるものがありました。 どのエンドも素晴らしいですが、中吉エンドが個人的にとても刺さりました。消える間際の美しい表情、見入ってしまいましたね。 二人がお互いを愛している、と素直に伝え合う姿が微笑ましく、優しい気持ちになりました。お風呂シーンに関してはただただありがとう、と言いたいです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!
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涙恋花2~徒花の恋慕~【完全版】ジェットコースター式に持ち上げて落下するのか命綱なしのバンジージャンプになるのか……前作からの衝撃に身構えてのプレイでしたが、かなさんの創る物語はやっぱりすごかった……!! 6つの物語のどれもが恋を軸に愛や憎悪、悲しみや切なさが入り乱れて胸を揺さぶってきました。 @ネタバレ開始 意図したわけではなく迎えたハッピーエンドの後で、涙恋花2的にはこっちが本命トゥルーエンドなの!を迎えて「ああああ!」となるこの胸の痛みが涙恋花2の醍醐味……堪能させていただきました。 三者三様の美しき花の散り様に悶絶しながら、後半の3組を今から戦々恐々と待つことになりそうです(震え) 陽太くんのルートはなんとなく危険予知が働いて、幸せな展開に入った後も常に「いつ来る!?」とずっと姫恵さんに身構えていました(笑) まさかの最後の最後、10年後にやって来るとは思いもしませんでした……不覚でした。 陽太さんは明るく見えて人間不信のせいか一度触れてはいけないところが出ると危なっかしいくらいメンタルバランスが取れていなかったので、主人公さんではないですがハラハラしながら「この人は主人公さんがいなくなったら落ちるところまで落ち切ってしまう…!!」と見守りました。 大阪弁のボイスも堪能させていただきました。 大阪弁を話す人とはお会いしたことがないので、聞いているだけでワクワクしました。声優さんがとてもお上手でした! 涙恋花的には主人公喪失ルートがトゥルーとは分かっていますが、陽太くんが不憫なので幸せにもなってほしいという……ジレンマです! 真白さんのルートは、初めちょっとクールな妖精さんを相手にしているような不思議な気持ちになりました。 見た目がアルビノなので不思議な印象だったためだと思いますが、話してみると意外と情熱的な人で驚きました。 ツンデレのデレの分がとても美味しい人でした(拝み) トゥルーエンドの最後がエデンさんと甲乙つけ難い悲惨な終わり方だったので、悲しくなりました。 自分の親から認められないばかりか、死を望まれてしまうなんて……しかもお金のためにとか……。 真白さんルートは幼少期からの徹頭徹尾な不幸が目立っていたので、幸せになってほしかった……!!が、そこから花を手折るのが涙恋花……!! やっぱりここでもジレンマでした……。 エデンさんのルートは、エデンさんの「箸の使い方を教えてもらったから、もう怖いものなしです」のセリフがとにかくかわいかったです。 あとゲストで登場した黒宮さん……!! お元気そうで何よりです! 前作ではあなたが一番好きでした!! エデンさんが組織の一員という設定には度肝を抜かれましたが……エデンさんが属しているような組織って絶対に生きては抜けられないんですよね……死んで遺体にならないと抜けられないというか、家族とか何もかもが弱みになるので孤独でいないといけないというか(救いがない) 主人公さんが目玉を差し出すところも「あー!!差し出しても殺されるやつです、これー!!」と画面の前で絶叫していたら、やはり主人公さんが撃たれてしまった……サッカーを失った後、長らく地獄生活を送っていたエデンさんの最後の心穏やかな安らぎの場所である主人公さんがっ!! ガッ●ム!! エデンさんは個人的にコートを着たスチルが好きでした。 見た目がカッコ良すぎるから、あんなモデルさんみたいな姿していたら、道行く人が振り返ってしまいますね! エデンさんはハッピーエンドも実はこの後、後日また襲撃されて同じデッドエンドになるのでは……という心配が残りましたが、二人の幸せが長く続きますように……。 と、ここまで前半組の方の感想は既に公開から暫くした頃には書いていて…ここから先は、後半組の方が公開された後で書いた感想です。 黄希さん&紅希さんはもうピケ男さんのライブが終わったあたりで「あ……(お察し)」でした。 ないものねだりの隣の芝生は青く見える現象…お互いがお互いに対して「あいつのほうが俺よりも」と思っている比べてしまう症候群に二人とも罹患してる…!!と、先の未来で最終的に主人公を取り合う未来しか見えませんでした。 「お願い、私のために争わないで!!」とか一度は言ってみたいあのセリフが出るのかも!!なんて、思っていたら―――そんな生温いこと言っている場合ではなくなりました(滝汗) 2人がプチ乱闘し始めて、そこから究極の選択肢「どっち?」(+どっちも選べない)が出てきて悩みました。 紅希さんが主人公独占型に比べて、黄希さんが自己犠牲型なのがとても対照的で、個人的には黄希さんが本当に切なかったです。 どちらも傷つけたくないから、自分で自分を終わらせるという…あまりの救われなさに「君が要らないなんてことないんだよ!!」ともどかしさがパンクしました。 要さんのルートは、まず前提が日本全土が貧しい時代の話だったので、序盤での美代子さんの死という赤子の死は当時は当たり前ではありながら許容しがたい厳しく悲しい現実が、物語に他のルートにはない厚みを与えていました。 弟妹全員が呆気ないほど簡単に亡くなっていく要さんルートは、他のルートとは毛色が違って悲しい気持ちにもなる物語でした。 命短し恋せよ乙女とは言いますが、この時代は色々な意味で命短しだったので、恋も愛も命がけ。 婚前の口づけなんかは不埒!とか言われていたそうですが、明日をも知れぬ命なのだから二人が生きているうちに幸せな一時を過ごせたのは救いでした。 どちらのエンドでも要さんと幸せに生きることは叶わないので、要さんの物語は本当に心にズッシリと響きました。 物語とは関係ない感想になってしまいますが、戦争なんて誰も幸せにならないことは未来永劫するものではないですね。 最後は制作開始当初から心配していた四葉くんです…! 子どもは笑顔が一番!(守りたい、この笑顔) そして20年待ち続けてハッピーエンド!! 涙恋花2 -完- と個人的にはしたいところです…!! 四葉くんが恐ろしいものを見るような顔をしていた理由は児童養護施設という単語が出てきた瞬間にピーン!!と来ていたので、トゥルーエンドがトゥルーエンドなのは分かっていてもハッピーエンドのほうをどうか推させていただきたく…!! 20年間も「おねえさん」一筋できた四葉くん(しかもヤンデレの素質まで完備しているんですって? なにそれ無敵すぎでは?)はお名前の通りやっぱり幸せになってほしいです…!! 一途にお姉さんを信じて慕ってくれる四葉くんが可愛すぎる物語でした! 子どもの頃も可愛くてイケメンだったのに、大人になったらキラキラが増してパーフェクトイケメンに成長なさっていて、目の保養でした。 全キャラ全エンド到達し、たっぷりとかなさんワールドを楽しませていただきました。 前作のキャラや縁のキャラが登場して、そちらも嬉しい&楽しかったです。 最後の最後になりましたが、かなさんの描かれる主人公さんの服装がオシャレなのは、かなさんのファッションセンスが良いからですね! どのルートのどの服もオシャレでした! 追伸:長文すぎる感想ですみません…! ご一読ありがとうございます! @ネタバレ終了 エンドクレジット後にちょっとしたエピソードまで見られて、それがキャラクターと物語にまた深みをもたらしてくれました。 Secretから読めるそれぞれの物語のちょっとした裏話はクリア後に読むと物語が思い起こされ、かなさんの物語への気持ちにも触れられて良かったです。 とても素敵なゲームをありがとうございました!!
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イケメン彼氏と鼻糞を喰おう!前作に引き続きめちゃくちゃ面白かったです!!3人のうち、どの人を選んでもはちゃめちゃなストーリーが展開してずっと夢中でした!タイトルにもあるので当然かもしれませんが、鼻糞がいっぱい出てきてお腹いっぱいです笑 アニメーションもぬるぬるでクオリティもギャグ性も高くて楽しかったです!! @ネタバレ開始 前作ネタがたくさんあってなんだか嬉しい気持ちになりました。まさか主人公がアイツだったなんて...。限定公開の動画に飛ばされたのも驚きました!元勇者がぬるぬるでおお...となりました! 全部好きですが、特に隠しルートが一番好きです! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!全ルート最高!!
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糖分アイスフロートかわいらしいイラストと糖分アイスフロートという名前からは想像できないストーリーを楽しませてもらいました!! @ネタバレ開始 主人公は、ドリンクの上のアイスのようですね。溶けないまま、浮かび続けることを望んでいる。けれどもアイスはいつか溶けて、ドリンクごと飲んでしまわなければならない。三人の出来事の期間の短さも、まさにフロートを飲んでいるときみたいでした。 エンド1の名前にぐっと来ました。Ilove you を知る、とはこういう意味だったのかと。 ソーダちゃんの言葉は本当に刺さるものがあります。 独りよがりの愛は、愛とも、博愛とも呼ばない。愛は特別なものではなく、ただ、そこにある。主人公の成長も、少し苦さを感じてよかったです。 あと、個人的に香深ちゃんのミステリーが好きな理由が結構好きです。一瞬、ヒンヤリしましたが。@ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました!