ミステリー・謎解き
3127 のレビュー-
偽証討論当方、推理モノもデスゲーム的設定も大好物なのでプレイ前から楽しみにしており、そしてプレイして非常に楽しめました! まず冒頭からの掴みが盤石です。よくある設定と言えばよくある設定ですが、それはみんなが好きだからだ!という証左です。ゲーム概要のあらすじ欄にキャッチーさしかないように、ゲーム起動直後からワクワクの状況がお出迎えです。その後は対話や捜査を元に誰が犯人なのかと気を引き締めながら進めていくわけですが、特殊設定ミステリの面白さが随所に満ち溢れていました。登場人物が持つ異能と世界観をベースに、印象が二転三転しながら真実が明らかになっていく様はシナリオの妙を感じました。 ゲームシステムもとても凝っていて、ポイントクリック式の探索、時には謎解き、そして白熱の討論シーンと大満足です。討論シーンはぶつける証拠に悩むことも多々でしたが、フリーゲームの福利厚生「作者さんの攻略情報」のおかげで無事にクリアすることができました。 異能設定を活かしきったシナリオはゲームシステムともうまく融合しており、非常に楽しめました!プレイ後に拝見したゲームCM動画も訴求点が分かりやすくまとまっていて良かったです。
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COVERUP推理ゲームが好きなのでプレイさせて頂きました。面白かったです。 @ネタバレ開始 全て短編ということもあり、総じてプレイしやすかったです。推理の難易度もちょうど良いぐらいで、多分慣れてる人ならノーヒントで行けるぐらいであまり詰むこともないんじゃないかなと思います。 遊んでいて「意味がわかると怖い話」を思い出したので、クレジットにある事を確認してやっぱりと思いました。 個人的に意味怖や推理系はどちらも好きでよく自分でも読んだり遊んだりしているので、両者が組み合わさった本作はとても楽しめました。 ところでこのゲームの「あなた」や案内役のうさぎさんは何者なのでしょうかね?明言されていないところを想像するのも面白いです。 @ネタバレ終了 是非作者様の他作品も遊んでみたいと思いました。
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MonstrousPark
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自殺を止めるゲーム~最上最寄は死ぬことにした~全エンディングやらせて頂きました 考えさせられました とても切ない雰囲気でやっていて悲しくなってしまいましたが楽しくプレイさせて頂きました このゲームに使われているbgmの名前を教えてもらうことは可能でしょうか?
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MonstrousParkたいへん素敵な作品を遊ばせていただきました。 最初は「え、この遊園地大丈夫か?」くらいの気持ちでしたが 各スタッフの心情や事情が分かるにつれてみんな好きになりました。 @ネタバレ開始 怪物と実験、明らかにヤバい実態に若干焦りつつ 全エンド回収させていただきました。 最初はギスギスした感じなのかなと思ってましたが みんな事情はあれど良い人(?)なんだなって分かってほっとしました。 表エンドだけではイマイチ救われない終わり方でしたが Extraでほとんど全部回収されてスッキリしました。 個人的にラピさんお気に入りです。 @ネタバレ終了 今回は裏で遊んでしまいましたが 続編など出る機会がありましたら実況配信したい…!
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懺悔室糸目神父に惹かれないでか! ゲーム内容は来訪者たちの懺悔を聞き罪を暴くというものですがこの目的もイイ。 プレイ時間1〜2時間とありますが、そんなに時間経ったかな?というぐらいに全体のバリエーションに富みながらストーリーにまとまりがあって良いです!
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WHO THE HELL AM I変わった形式の推理もので面白かったです! もしかすると出会うことはなかったかもしれない四人が、それぞれ悩みを抱えて。 出会ったことで物語が動いていく。 私もまた彼らの話に聞き入ってしまいました。 @ネタバレ開始 ただし最終選択を間違えて、二回も魂を消滅させました。 ロータスさんごめんなさい!! 消去法での解説を聞いて、 「うわぁ、見落としまくってた……」と冷や汗かきました。 と、ともあれ、ラストはみんな清々しい笑顔でそれが何よりです。 これからの人生が、よき旅でありますように。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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焦がれる腹を満たす熱「爆弾解体!?任せろ!」 と最初のうちは意気揚々と爆弾処理しておりましたが 終盤は悲鳴を上げて何度も爆散致しました。 そんなポンコツ処理班でもちゃんとエンドまで行けるような 設計が素晴らしいです。 まだまだひよっこですがいつかSランク取りたいです。 素敵な作品を有難うございました!
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大正占術奇譚セリフ回し、人物や風景のアニメーション、文字や映像の出る「間」の取り方、ストーリーの展 開、伏線の回収、物語の構造、その全てが大正時代というあの短い季節に私たちが思う憧れを想起させてくれます。一つ一つの物語が非常に練られつつ、ちょっと怖かったり、切なかったり、ユーモアがあったり、でもその全てが大正の優雅さを描き出していて、とにかくその統一された世界観の中で、オムニバスのストーリーが少しずつ繋がっていくと読み進めるのが止められなくなります。 分岐がありますが分岐までのチャートを見ながら選んでいけるので非常に物語に浸りやすいですし、引用や参考の多さも含め全てにおいて技術と計算と情熱が行き届いている最高の作品でした。とにかく色々な面が溢れているゴオジャスな作品でエンデイングを見た時は思わず拍手していました。 @ネタバレ開始 いきなり現代から始まって「おや?」となったと思ったら、本のタイトルや登場人物のレトロな書き方に惹きつけられ一気に対象の世界に入っていきました。 占い師がいきなり周回を匂わせてきたり、メタフィクション的な展開があったり、急に時代が変わってしまったりと、とにかくあらゆる方法で楽しませていただきました。 最後の謎は占い一覧を見ていて「あ!!」となりました。ずっと謎の答えは目の前にあったということで非常によかったです。 改めてやっぱり大正時代はいいなぁと感じます。あの時代の空気を少し吸い込めたような気がしました。ありがとうございます。 @ネタバレ終了
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死灰の覚え書-Delete-天文明別邸の管理を任された使用人のシューニャちゃんと 突如訪問した、真っ赤なドレスのマリィちゃんの6日間のお話です。 不思議な場所で目覚め、 この子は?ここは?そもそも「主」とは?と 謎が深まっていきました。 以下私の考察です。が真相はまだまだ分かりません。 @ネタバレ開始 手首をつねっても痛い描写があったので、 これは現実だと思って読みました。 2日目のバイブルに「マリィ」と書き加えていることや、 たまにマリィちゃんをお客様呼びをしている場面から シューニャさんは1日毎に記憶が無くなるのかなと推理しました。 2067年、2月16日・・・人類が地球を使い捨てた日ですね。 (パスワードにもなっておりました。相当重要な日に感じます。) 人体実験をして失敗作(最後のゾンビの様なの)が、 溢れかえってしまい、火星に逃げたのかなと解釈しました。 「明ころされた」の意図も掴めておらず、 ご息女のシューニャちゃん・・・空ちゃんは なぜ置いて行かれたのか、そして現在どうして名前を変えて 使用人の様に生きているのか・・・ @ネタバレ終了 片方の真エンドへ行き方が分かっておりません。 ヒントなどありましたらすごく助かります。 めちゃ見たいです。 所々にアニメの様な演出があり見ごたえがありました。 特にケチャップのシーンはアニメ過ぎてびっくりしました。 最初の館内はホラーの様な雰囲気漂いますが 後半はかなりSF、推理要素強めで面白かったです。 素敵な作品を有難うございました!
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えっ!俺以外みんな犯人!? ~半人館の殺人~配信にてプレイさせていただきました。 あっとおどろくような展開の数々、たくさんの犯人、 ギャグにしか思えない、でもガチな怒涛の展開に圧倒されました。 @ネタバレ開始 犯人の中では六道がすがすがしくて好きです。 @ネタバレ終了
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MonstrousPark2時間ほどで完走しました。 夜だけ解放される謎の遊園地を舞台に、様々な従業員の姿や思惑が描かれた作品。 不意に訪れる「アクシデント」からガラッと変わる展開が面白かったです。 最初はわけもわからぬまま、素人だらけの(その名の通り)酷い遊園地を体験することとなります。 とりあえずノリと勢いだけで営業する様は、それはそれで楽しい(笑)のですが、 従業員目線で遊園地に隠された事情に踏み込んでいく展開はドキドキで、また違った面白さがありました。 @ネタバレ開始 通常入場で実験の話が出た瞬間、衝撃!! なんかヤバイ所だと思っていましたが、想像以上にヤバイ所でした。 遊園地の正体が分かってからもう1周遊ぶと、ガラリと印象が変わりますね。 からのExtraストーリー! 最初のルートではほとんど語られなかったシアターと技術の内情に踏み込むシナリオで、新鮮な気持ちでプレイすることができました。 今回は最初から総務部に警戒MAXで挑んだのですが、まさかそっちに足元救われるとは……!! 黒幕の正体も全く違う方向で予想していたので、まさかの!?!?!?でした。 4周目(笑)で終盤の「全て正しい選択で解放」が解放でき、キャハアアア♡となった直後で明かされる衝撃の事実にひっくり返りそうになりました。 2代目イケメンすぎて、貴方になら改造されても良い……(されない 警戒していた総務部の方々とも良い関係を築けそうで良かった。。。最後の最後まで面白かったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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可惜夜のさかしま町プレイさせて頂きました♪ 今回こそ、ヒントは見ない様にがんばろう!って挑みました。 が...しかし(/ω\) どうしても、見つけることができなかったモノがあったので、力を借りてしまいました(;'∀') @ネタバレ開始 謎解き、難しかったです。 だからこそ、わかった時の嬉しさといったらなかったです。 今回の作品は、とても怖かったです。 演出が凄まじく怖かったです。 画面が暗い中、PCのモニターにメチャクチャ接近してる時(窓のところ)の、アレにはぶっ飛んでしまいました。 そして、飛行機にも書いてあったのに、こういち君のこと気が付かず、 「えっ?」ってなって、もう1度最初から始めてみました。 なんと!自分の勘の鈍さにがっかりしました。 そして、紙飛行機を読んで行くうちに、とても切ない気持ちになってしまいました(T_T) ストーリーはちょっと切ないお話でしたが、無事に2人を元の世界へ戻すことができて良かったです♪ @ネタバレ終了 今回も楽しく遊ばせて頂きました♪ 楽しい時間をありがとうございました<m(__)m>
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大正占術奇譚複数の短編ノベルを読んでいくシステムですが、それぞれ違った面白さがあってよかったと思います。本編だけでなく、解説や参考文献にも興味を惹かれる箇所があって楽しめました。 初回エンド後に開放される章選択の画面が、フローチャートでわかりやすくてよかったです。 @ネタバレ開始 少しだけバグかな?と思うところがあったので報告します。 一度ゲームを終了した後、次に起動した時にいきなり章選択から入ると 右下のメニューボタン(セーブやバックログがある方)が出てきませんでした。 最後の謎解きは、二個目の入力でわりと悩んだのですが、 他の方のレビューを参考にし、無事たどり着けました。 そこから先の演出や話の畳み方も面白かったです。 最後までプレイしてよかったと思いました。 @ネタバレ終了
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0時のアラビアンナイトマーダーミステリー初心者です。 マーダーとは言ってもすべてのカードを開けた後に見られる何かが知りたくて、全エンド巡りきらせていただきました! 登場人物それぞれが背負っている過去が、会話を重ねるにつれパズルピースが組み合うようにかみ合ってくるところが好きです。 音楽もお城のミステリーにとてもマッチしていて、ゲームの世界に浸りながらプレイできました。ありがとうございました。
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オカルト好きの事件簿 #1宇宙人からのメッセージ面白かったです!30分くらいでクリアできました! @ネタバレ開始 最初何が何だか分からないうちに適当にさまよい死体を見つけ「!?」となりましたが、ムツトくんを上手く誘導するためにどうすれば良いのかを考えながら操作するのが楽しかったです。また今作もキャラクターの立ち絵が独特で個性があり、ワンちゃんの活躍もあって微笑ましいところもありました。あの絵の具の人だけ真性の変態っぽくてちょっと怖かったです…笑 推理はぼろぼろでした、もう少し遺体をしっかり見ておけばよかった…。 @ネタバレ終了 続編も楽しみにしています!楽しい時間をありがとうございました!
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短編ミステリー 闇の館の殺人感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 もうすっかり作者様の制作するゲームの中毒になっておりましたが、今回は短編ミステリーという事で真面目に頭を働かせて犯人を推理するぞ!と意気込みプレイ。 タグにある「コメディ」は…まぁ、むしろ作者様なら分量はわからないけど入ってる方が当たり前では?としか思わなかったのであまり気にする事はなく。 @ネタバレ開始 珍しく今回は主人公に明確な設定がなく、主人公はあなた(プレイヤー)でしょう?と言われ戸惑いましたが「だったらお前の名前は天凱彼岸花で、性別は女な?」と雑に適応しつつ進行。 鍾乳洞の最奥に存在する闇に囲まれた館…そして、タイトルからここで何かしら殺人事件が起きるという緊張感。 こんな場所に住居を構えている主人であれば持ち物検査で光を発する物を没収されるのも仕方ないのかな…とは思うも、これは何か起きた時にヒントを得るチャンスがなくなりそうという点では不利な状況だろう等考えながら。 途中、まさかの主人公はあなただ!つまり私の場合は女だ!なのにメイドへ唐突な「結構しましょう」発言。 さらにメイドの「なるほど。ありですね」で同性婚が許される国に行くしかない!?という意図せぬトラブルもありつつ。 マップ構造や登場人物がどの時間に何をしていたか?絶対に後程重要な情報になるに違いないと思いつつ読み進め…館の主人が不在というのがすでに何か起きる前兆にしか思えなかった事もありドキドキしつつ読み進めました。 しかし、思わぬ形で事件が発生してしまい…ここまでの情報で実は犯人が特定できると言われ困惑しかない!! ◇気になる情報を整理していき ・黒コーデの関西人で真っ黒な名刺に『闇』とだけ書かれた者。 ・意味深な台詞をメイドに言った、いかにも怪しげな自称TVプロデューサー。 ・正体不明の人影?が5人。現在の登場人物より人数が多い事含め謎の要素。 ・最後の訪問者である不気味な仮面を被った見知らぬ人物。 ・何度も出てくる、館の四方は闇に囲まれています。というここが光の届かない空間であると強調する文面。 ・マップ構造として主人の部屋から逃げるには廊下を通るか仮面の人物の部屋を通る必要がある事。 ・死体発見時に表記された「館の闇は今取り払われたのです」という一文。 主人の姿が闇に紛れて見えなかったのがようやく姿を、死体という形でありながら発見された事で闇が取り払われた? ここも文章の選びとして雰囲気はわかるけど、よく考えれば他に意味がありそうな部分でしたね。 解答を見る前に気づけなかったのが悔しいです。 間取りと事件後に開いていた窓や正体不明という点であれば仮面の人物は怪しいでしょう。 しかし、恐らく仮面の人物の名刺にあった『名探偵』という文字から、いつものあの人がゲスト出演している?とメタ読みから犯人から除外。 来訪理由もお約束と言えるあの巨匠の建造物で事件が起きるかの調査という事含め犯人ではないだろうなと。 本来なら場所の条件としてメイドの悲鳴を聞いた際に、関西弁の男が順番上最初に来ていないというのも引っかかり。 メイドが廊下を見ていたというけど、誰かと共犯であるならその証言も信用はできない。 まず、主人公が主人の部屋に行った際も闇しかない無人の部屋だったと考えれば死体は別の場所…隣であるメイドの部屋に隠していたと考えるのは合理的にも思え。 しかし、誰が犯人にしても死因が原因不明の窒息死というのがわからない。 私の頭では頭からビニール袋を被せたか?位しか手段は思いつきませんでした。 まだ、道具として館の中で用意できそうでもあるし…でもそんな安直とも思えず伏線もない。 周囲の状況観察の場面だと、TVプロデューサーの反応が怪しいけれど動機はありそうだが証拠をあげられない。 ……本当に、ここまでの内容で推理が可能なの??? 犯人が明確に存在すると言われているのにわからないまま「真相が分かった!」の選択肢はいけないよね…と「諦めよう」を選択。 普通にそのままエンドになってしまいどうしたものか…と思いつつ、自分なりに推理をした後に真偽は別として「真相が分かった!」を選択。 ここから自分で犯人を指名とか、根拠を選ぶとなったら厳しいなぁと思えば主人公が後はどうにかしてくれてほっとしました。 そして、挙げられる推理の根拠は確かに今までの情報を加味すれば成立する事であり。 メイドからも裏が取れた事で事件は解決、その上結婚もするならハッピーエンドか……と思わせてからの 仮面の怪人物、仮面の怪人によるターンの開始。 『闇』と名乗る人間までは想定ができても、館(建造物)の東西南北に配置されている…まではまだわかる。 しかし、主人の名字が館であり、館(人名)を闇(人間)がマイムマイムしているは常識に囚われていてはわかりませんでした。 そして、ここでタグのコメディの意味を理解しましたが…でも頭を柔らかくすれば出ない範囲でないからマイムマイムしてる構図はコメディでも推理が可能なミステリーである、何とも不思議な感覚です。 仮面の怪人の話を聞いてやっと理解しましたが、このゲームは推理物として分類するなら「信用できない語り手」を用いたのですね…。 過去作のように主人公があらかじめ犯人と言われてる場合でないので、主人公は巻き込まれた一般人であり偶然真相を理解したとしか思っていませんでした。 しかし、全てが主人公の主観や都合の良い情報に選ばれた表現が使用されているなら? ここを、仮面の怪人の話ではっきりさせにきたというのがシビれました。 さすが名探偵である仮面の怪人というべきか…。 そして、ラストの展開。 館の闇は取り払われ、朝日は主人公の発した言葉の通り闇から…主人である父親(館)からも解放された。 闇がなくなる事で朝日の光が戻り、それを直視できない主人公は目をそらす。 しかし、その先には…窓の外には無数の闇があなたを覗いていた。 上記のようにラストの展開を比喩を用いた内容として見立てる場合にメイドの名前が何故、朝日だったのか納得がいった事。 もし廊下で先程の会話をメイドが聞いていたなら、父親を見殺しにした主人公に殺意を向け…眼光も鋭く輝く瞳となっているであろう事。 館の主人が死んだ以上、次に闇が従う主人は娘である朝日であり…窓の外にいる無数の闇(人間)はただの傍観者でもあり、新たな主人の指示(恐らく主人公の殺害)を待っている存在とも取れる事。 ここはただのホラーっぽいオチというよりは文章的な美しさを求める比喩と現実として主人公に待ち受ける結末を臭わせるオチ、という演出として評価しました。 こういう表現が好物なのでその意味でも満足です。 そして、全てのからくりがわかるとタイトルも闇の館(場所)の殺人(起きる事件の名前)であり それと同時に、闇(人間)の館(人名)(から娘を解放する為)の殺人というタイトルが実はオチだったという壮大な伏線回収…。 @ネタバレ終了 物語としては短編の部類でしょうが、その中に詰め込まれている要素だけで言えば短編なのに中身がぎっしりな為充分な満足感がありました。 コメディ要素はあれど、割とシリアス傾向な事等変化球だった事やこれまで様々なバカゲーという括りとしても毎作違うトリックや推理物のジャンルを描かれているにも関わらずまだ引き出しがあるのか…!? といった点も含めほんっとに底が知れないなぁと(誉め言葉) 今作も、楽しい時間をありがとうございました。
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えっ!俺以外みんな犯人!? ~半人館の殺人~感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 思えば、この作品をきっかけに作者様の過去作をいくつも遊ばせていただきましたがある意味‟入門編”としても良い塩梅の作品だったなぁと個人的には思います。 まず、タイトルからすでにオチがついていると言ってもいいギャグな状況。 からの概要文にある「100人分の犯人を描くのは無理だったので、島に入れる犯人は両手で数えられるレベルまで減らしています」 という、ですよねー!?と思いながらもこのノリで本編を制作させているなら推理物としても割と気軽に楽しめるのではないか?という部分。 しかし、実際プレイしてみればギャグ要素はあれどしっかり推理物でありミステリーをしている…!?という衝撃。 @ネタバレ開始 開始から早い段階で、概要欄にもネタバレがされていたし自分以外が犯人という絶望的状況の把握。 一応、バッドエンドも見たいのであえてそういった選択肢も選びつつ大真面目にここから生還するにはどうすればいいのかという目下の課題。 以前見かけたウミガメのスープのネタで「探偵以外が全員犯人なので、探偵はあえてその場では事件を迷宮入りさせるしかなかった」という物があったなぁ…という事も思い出し。 無難に振る舞うならあえてまだわからないという演技しかないのは仕方がない事か…からの第二の事件発生!?というまさかの展開。 確かに、第一の事件で終わるならジャンルとしてもミステリーよりは生還が目的という点で脱出ゲームの方がカテゴリーも近いよね?と納得はしましたが。 しかし、主人公以外が全員犯人である以上何故共犯者を犯人達は殺したのか?ここから発生したミステリー要素とどんどん増える犠牲者という怒涛の展開に謎は深まっていくばかり。 各バッドエンドを見る事で、推理に役立つそのエンドでしかわからない情報が得られるという事で最後の選択肢の手前では情報を収集したり真面目に推理をしたりと頭を悩ませましたが見事に外しました。 二択を外した以上、残る選択肢を選んでから明かされる真相。 言われたら確かにそうだと言いたい点が線で繋がっていく感覚。 狂気としか言いようのない黒幕の思惑。 でも、これで事件も解決した以上後はもうエピローグかな?と思ったところでの……。 確かに伏線というか、注視すれば気づける要素であったからこそ気づけなかったのが悔しいです。 @ネタバレ終了 今改めてシナリオ内に出てきた要素を見ると、過去作を遊んでいるとにやりとできる要素があったり「もしや…?」と思う部分もありましたね。 (※ここから作者様の過去作についてのネタバレも含む為、未プレイの方は下記部分を開かないようご注意を!) @ネタバレ開始 当時は変装内容が違う事に対しての意味だけと思ってましたが、仮面の怪人といえばお約束のあの人の通称であり。 偽名といえば、江戸川という部分も確かにある意味定番であれど…実は作者様のシリーズに前例があり。 何より、半人館と言えば江戸川さん(黒タイツ)が色々あって爆破させたあの…!?となり。 そうなると、最後の選択肢で間違えた際に出てくるヘリに乗った警部も恐らくあの警部かなぁという妄想も…。 そして、もし過去作と設定が繋がった部分があるとすれば 八木島(偽名)は未来で半人館を舞台に犯人となる行動を起こすというのが確定。 眼鏡は変装道具であり本来は裸眼、今回は純粋に巻き込まれ役であるが後の事件を起こす事を想定した下調べに来ており「殺されても仕方ない人はいる」と明確に復讐対象もいる。 (江戸川さんはタイツの上から眼鏡をしてないので恐らく裸眼、かつ明確に復讐対象もいるし性格的に八木島と同一と言われてもわかる部分がある) つまり、このゲームはまだ館がある事を含め時系列として「えっ、いや・・・俺は犯人じゃないです!!」より過去であり… 八木島は江戸川さんと同一人物なのではないか…?となった瞬間「ああああああああ…!?」とまさかレビューを書く段階に至って実はあったかもしれない可能性に気づくという事態に陥りました。 @ネタバレ終了 何というか、この作品単体を遊んだ時もギャグのような前提から本格ミステリーが展開されるという面白さに衝撃を受けました。 が、結果として過去作もプレイした事でより味わいが深くなるという部分を含め、普段の‟バカゲーなのに推理要素視点でも遊べるゲーム”というジャンルだけでなく‟ギャグのような前振りから本格ミステリーをお出しされる”まで本当に作者様のミステリーや推理物を本当に好きであり理解しているからこそできる技量に感服するばかりでした。 また、バカゲー路線の新作も恋しいですがこういった本格ミステリー路線の新作…どちらも遊びたいという欲が出てしまう名作です。 楽しい時間をありがとうございました。
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短編ミステリー 闇の館の殺人ところどころで状況説明を入れてくださるのでわかりやすかったです。 ただ、推理は見事に外れました(笑) @ネタバレ開始 まさか他にも闇さんがたくさんいたなんて… そして主の名前… この主人公、話術が巧みすぎます! @ネタバレ終了 結末も面白かったです。 楽しい作品をありがとうございました!
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可惜夜のさかしま町前作の可惜夜シリーズが面白かったため今回も遊んでみました!! 前作から楽しみにしておりました!! ストーリーと謎どちらも面白かったです!!! @ネタバレ開始 謎解きが前回からパワーアップしておりヒントがものすごく役に立ちました!!(なかったら公園で暮らすところでした笑) 特に最後の謎は大物でした!!! 解けたときの達成感は凄かったです!!!! 画面切り替えでたまに出てくる幽霊たちにはビクッとしてしまいました!! トゥルーエンドは驚きました!!! 探索の中、もしかしてと思っていたのですがまさかのまさかでした!! ク、ク〇ガキめぇぇぇ!!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!!