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8364 のレビュー
  • 千羽×リミックス
    千羽×リミックス
    選択肢でポエムの文章を選んで、完成したポエムによってストーリーが変化する構成が面白かったです。見知らぬ人の書いたポエムが、世界のだれかに影響を与える…何気ないことでも、それはとても素晴らしいことだなと感じました。UIや文字なども、全体的にりみちゃんのゆめかわな雰囲気とマッチしていて良かったです!
  • せめて、笑ってくれたなら。
    せめて、笑ってくれたなら。
    >九州壇氏さん コメントありがとうございます! 細かい所までしっかりと読んでくださってありがとうございました。 このシリアステーマは、創作でありながらフィクションにはしたくないという ある種のジレンマを抱えた状態での執筆でした。 実際にある病気や、様々なデータ、存在する事例。これらを包括的に取り入れる ことによって、この物語はようやくリアルさが生まれたのだと思ってます。 なので、本職といいますか、その道の方々の目にそのように映ったことが 書き手として冥利に尽きますし、すごく嬉しかったです。 また、一つの出来事を多面的視点から描く、という「小説的な」構成であったり シナリオの面白さという意味で、一つの作品として世に送り出したのは 僕の中で葛藤はありました。他でも書きましたが、この物語の帰結を 迎えるまでに8年掛かったので、一度筆を置いたとはいえ、こうしてしっかり 書き上げられて、そしていろんな方に読んでもらえて良かったとほっとしてます。 この物語体験は、似たような経験をされてる方ほど鮮明に、ダイレクトに 伝わるのだと思います。だからこそ僕は最後まで、登場人物と、物語の行く末に 真摯に向き合おうと決めました。本当に、ありがとうございます。 推薦もありがとうございました! 感謝感激です!
  • RADIANT*SIGN
    RADIANT*SIGN
    青春アイドルストーリー。笑いあり涙ありの正統派で熱く、シナリオ・デザイン・イラスト・楽曲どれもハイクオリティ! ソーシャルゲーム風の作りが意識されていて画面はスマートフォン向けのデザイン。シナリオは小刻みな分け方になっており隙間時間で読むのに最適。話数は小さくともキャラの描写が巧みで性格を際立たせていて上手い。 キャラクターデザインはアイドルらしく可愛いですが、普段着やレッスン着、ライブごとの衣装とファッションの作り込みが凝っていて素晴らしい。 ライブ楽曲はオリジナルでゲーム内のサウンドブースで聞くことができる。本当に多彩ですごい。 アペディアやブースといった部分でも作り込みがされていて、本当に素晴らしい。
  • ヘクソカズラ
    ヘクソカズラ
    とても落ち着いた雰囲気で、慌ただしい日常とは切り離された異世界のような、そして少し怖くて不安になるような、不思議な雰囲気を堪能できました。キャラがどいつもこいつも一癖あって、でもそれは単に理由もなく天の邪鬼ってわけじゃなくて、境遇や生き様のせいでそうせざるを得ない感じがあってなんとも愛しかったです。美華ちゃんも相当いい性格してます。 忘れたくないもの、忘れてしまうもの。変わってしまうもの、変わりたくないもの。この物語のように逃れられぬ運命がなくたって、人はいろいろなものを忘れて行ってしまう。終盤にある人物が言った、「忘れて」がものすごく印象に残りました。
  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
    あのエンドが「TRUE」ということは、○○は結局変われなかったのかな?(変われなかったのが正史?)など、様々な考察ができる濃厚さと、答えに至る欠片を所々、隠しているストーリー(自然と周回プレイをしたくなる)が非常にツボに入りました。 ○○については、背景事情がもっと知りたいような知りたくないような… また、キャラクターたちの台詞が絶妙なお陰で、後半に判明する件は、盛大にだまされました。ありがとうございます。 名前の付け方も個人的に大好きです。 そして、映画を見ているかのような冒頭および某背徳的シーンの演出は目を奪われてしまうほど。 シナリオ・演出がお互いを彩らせているクオリティの高いゲームだと思います。
  • 色のない世界
    色のない世界
    世界がモノクロにしか見えない青年が、不思議な少女に出会う物語。僕は1時間ほどで読了できました。 プレイ前から「すごく面白そうだな!」と思わせてくれる作品ですが、ゲーム自体も見せ方が非常にうまい作品だと思いました。最初の一枚絵でいきなり引き込まれましたし、少女の立ち絵が徐々に……、という点も、先を読ませる力になっていたと思います。ラストの素晴らしさは、言わずもがなですよね。展開も相まって、実に美しいラストだったと思います。 ヒロインも魅力的でした。元気な一面と不思議な一面をあわせ持っていて、自分も「この子のことをもっと知りたい」と感じました。主人公とのコミカルなやり取りも面白かったです。映画を観るシーンが特に好きでした。 エピローグについては賛否両論ありそうだな、とも思いますが、それだけ主人公の気持ちが強かったということですよね……。真っ直ぐなふたりの思いに、こちらも心洗われました。素敵な作品をありがとうございました。
  • せめて、笑ってくれたなら。
    せめて、笑ってくれたなら。
    ある出来事に関わった人々をえがいた物語。僕は5時間ほどで読了できました。これまでに似たような経験をしたこともある僕にとっては、大変印象深い作品になりました。 この作品からは、並々ならぬ熱量を感じます。少しだけネタバレになるのですが、この物語ではショッキングな出来事が起こります。本作品はそれについて何人かの視点で描いていて、かつ、その描写も大変丁寧です。繰り返しその出来事をみることに対して、僕は何度か苦しくなったのですが、作者さんもまたこれだけの物語を書くのには相当なエネルギーが必要だったのではないかとも思いました。苦悩する主人公たちの内面に対する真摯な描写。音楽用語なども用いた美しい文章。様々な下調べをもとに書いたであろう正確なデータ。たくさんの美しいBGMと背景写真……。この長編作品には、膨大な時間と思いが込められているのではないかと感じました。作者さんには敬意を表したいと思います。 また、内容についてですが、こちらも素晴らしかったと思います。主人公たちは「自分が別の行動をとれば止められたのではないか」と悩み、最後まで「許された」とは思っていません。それでも、また前を向いて歩いていこうと決意する彼らの姿には、胸をうたれました。「せめて、笑ってくれたなら」というキーワードが、違った使われ方で何度も出てくるのも、粋な演出だと思います。 少しだけ個人的な話をさせて頂きますと、僕は彼らのことを他人事とは思えませんでした。僕は普段、悩む人々を援助する仕事をしています(余談ですが、その中には劣悪な環境で生きる女子中学生もいました。彼女の場合、児童相談所と協力し、里親のもとで暮らしてもらうことになりましたが)。そうして何百人もの人々に関わってきた僕ですが、20歳前後の男子1人、女子1人に自殺されてしまった事があります。その知らせを聞いた瞬間の感覚は、一生忘れられないと思います。周囲は「お前の責任ではない」、「やるべきことはちゃんとやった」と慰めてくれるのですが、今でも思い出すと苦しくなる出来事です。本作品にも書かれていたことですが、こうした出来事の関係者は、真の意味で許してもらうことはできないのだと思います。罪の意識を持ったまま、自分の役割を果たしていくしかない。そう思って、今も仕事をしているところです。本作品は、そうした自分の心に寄り添ってくれるもののように感じて、大いに感動させて頂きました(美談にしてはいけないことだと承知しておりますが、作者様にどうしても感謝を伝えたくて書かせて頂きました)。 本作品に出会えて良かったと心より思っています。素晴らしい作品をありがとうございました。
  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
    bgmやフォント、演出など細かいところまで凝っていて雰囲気に引き込まれました! 読み終えた後の不思議な余韻に浸りながら色々と考察しがいのあるステキな作品でした!
  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
    とても雰囲気のよいゲームです。短いので、一文一文噛みしめるように読むとよいと思います。 なんとなく読み流してしまうと内容を掴めないままエンディングを迎えてしまうので、最初から色々補完して自分なりの結論を出すつもりでプレイするのがオススメです。 このゲームがもっと広まって、色んな人の考察が読めるようになるといいなと期待してます。
  • 昨日の晩ご飯も覚えている
    昨日の晩ご飯も覚えている
    読み終えた後にもう一度頭から読み直したくなってしまう作品。 約15分で読了しました。 眠ると記憶が消えてしまうのだとしても、あるはずのない『毎日』を思うのは切ないですね。二人が過ごした和やかな日々が尊いものだったのだと想像でき、一人で過ごす寂しさや再開の喜びが感じられました。 「今日を生きる」というフレーズや自分で考えて決めるという考え方がなんとなく映画の『今を生きる』を思い出しました。
  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
     最初に英語が流れて来た瞬間「ついていけるのか自分?!」と戸惑ったが大丈夫だった。皆様のコメントにあるように、雰囲気ある演出が良い。オレンジ色。苦くておいいしい色。なんだかんだで性犯罪者のお話なのでそういうものが苦手な方は注意。  短く簡潔な文章の意味を考えていくと「おそらくこうであろう」という答えは出るのだが、ゲーム内で明確に記されておらず、かといってここに書けばネタバレ(あるいは大間違いではずかしい考察)になってしまう。  誰かと答え合わせ(?)をしたくなるお話。
  • たとえ明日が晴れなくても。
    たとえ明日が晴れなくても。
    不穏なティアナパートと癒しの明日晴パートの対比がすごかったです。 どことなく天然な明日晴ちゃんが本当に可愛くて可愛くて、その一方で終盤まで結末が読みきれなくてハラハラしました。運命が勝つか希望が勝つか? これからプレイする皆さんにもハラハラしてもらいたいので可能な限りネタバレに成り得る言及は避けますが、ひたすら純粋に互いを想い合う二人がとても素敵でした。純愛。 明日晴の非常に熱の入ったボイス演技もすごかったです。ティアナの感情の乗りにくい、だけど確かに存在する感情を感じさせるボイスも良かったです。
  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
    国外のショートフィルムを見ているような印象の作品でした。 上を見上げて、『空』を見るのか、『雲』を見るのか、『色』を見るのか…… はたまた、『他の人とは共有しえない何か』を見るのか。 結末がはっきりとされていないため、考察好きの方におすすめできる作品だと思いました!
  • 太陽よりも暑い夏
    太陽よりも暑い夏
    「夏休み楽しむ組」が、たくさんの思い出を作る物語。3時間ほどで読了できました。 本作品には、「自分も子供の頃に経験したことがある思い出」がたくさん出てきます。特に自分は、秘密基地を作るくだりや、祖父母にかわいがってもらうシーンが懐かしかったですね……! 素敵な背景画像のおかげもあって、かなりノスタルジックな雰囲気が感じられますが、ここが本作品の大きな魅力だと感じました。ラストは余計なものを描かずさらりと終わりますが、そこもまた良かったと思います。夏が終わる寂しさをこちらも感じることができました。 キャラクターも魅力的で、僕は特に静江ちゃんが好きです。最初こそツンツンして見えましたが、とても素直で良い子だと思いました。また、帽子をかぶった立ち絵がとても可愛らしかったです。また、悟も良いやつですよね……! 冒頭のシーンは「なんだこいつは!?」と思いましたが(笑) 人のことを考えてバカできる、優しいやつだと感じました。 夏という季節が好きな方なら特に楽しめる作品だと思います。
  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
    OPからラストまでパーフェクトすぎる間の置き方、BGMのチョイス、引き込まれる文章、何度も読ませる深さ…短い作品なのに映画館でも行ってきたかのような…本当に少ない手数でこんなに深い作品が作れるなんて思ってもみませんでした…! TRUEエンドロールで流れた曲が余韻と不穏と全てに合致していて最高でした…!
  • BRADLEY(ブラッドリー)
    BRADLEY(ブラッドリー)
    短いながらもかなり惹き込まれる雰囲気のゲームで、オレンジ色がとにかく印象的です。はっきりとした説明はないのですがそれが想像力を膨らませられるというか…このゲームには合っているなぁと思います。(でもその後とか色々気になる…笑) 夕方にプレイするのも乙ですが深夜にコーヒー片手に浸りながらやるのも合いそうです。どっぷり浸かりたい気分の方、是非。
  • さよセン(さようならセンター試験)完結編
    さよセン(さようならセンター試験)完結編
    大学入試に挑む男を主人公とした物語。2時間ほどで読了できました。 本作品の最大の特徴は、作者さんの熱い思いがひしひしと伝わってくることだと思います。おそらく、主人公と同じような経験を、作者さんもしてきたのだと思います。非常に具体的なエピソード。そして、不器用ながら必死に生きる主人公の独白。いずれも、熱のこもった濃いものになっていたと思います。 最後のセンター試験を応援しようという試みも、ユニークですよね! かくいう僕も、センター試験には深い思い入れがあります。高3の夏、数学1Aのセンター模試で100点中20点をとる等してしまい、高校の担任の先生からは「志望校は今年は無理。だから今年はとにかくセンター試験の勉強だけしろ」とアドバイス頂きました。以降は、全てセンターの勉強にあてましたね(笑) 図書館で、何度も何度も模試、過去問のやり直しをしていたのを思い出しました。「あの時の自分、必死だったなあ」と思い出せたのも、本作のおかげです。貴重な体験をありがとうございました。
  • ビデオレター
    ビデオレター
    亡き母の残したビデオレター。それだけでうるっときますが、お父さんの言動が何より心を打ちました。悲しいけれど素敵な家族愛が伝わるゲームです。
  • 僕と君は、希う。
    僕と君は、希う。
    親友とふたりで夜の神社に行くことからはじまるお話。全部で30分ほどで読了できました。ふたりの関係性の描き方をが大変よいです。お互いを思いあっているのが感じられました。本作品は静かな舞台で展開され、登場人物はふたりだけしかいません。だからこそ、ふたりのそうした雰囲気が際立って見えたのかなとも思いました。イラストは後半に出てきますが、前半にあえて出さなかったのも良かったと思います。途中、ある事実が明らかになったときは少し驚きました。ふたりとも幸せになってほしいなあ……。
  • 僕の愛する三匹
    僕の愛する三匹
    とある人間の青年と三匹(ペンギン・フクロウ・黒猫)の物語。選択肢はなく、10分程度で読了しました。立ち絵はなくサウンドノベルの形式になっています。説明文にある通り、それなりの長い時間を小説に割いてきた自分にとって、すごく心に沁み渡る内容でした(笑)。 序盤でいきなり黒猫が登場するので、当初は「なんだ?」と思いましたが、オチを見てすごく納得しました。いきなり降ってくるんですよね⋯⋯。そういう存在って。割とひっきりなしに。 自分の力量不足で全部を引き出せなかった存在も確かにいたので、これからは自分自身の力をさらに高めていこうと強く思いました。短いながらも印象的な短編でした。特に創作活動をしている方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。