SF・ファンタジー
7002 のレビュー-
二次元からの赤色女の子の正体や行動に対して注目しがちですが、この子をパソコンから呼び出し、犠牲を出し、最期を迎える結果は、主人公の無意識下に隠れた願望が元になっているのかも、とも思いました。 そう思うと主人公にとって、結末は凄惨なものにせよ、…めでたしめでたし、なのかもしれないと感じてしまいます。 濃密な感覚をありがとうございます!
-
過去を歩む君へ人類が滅んだと思われる世界で孤独な科学者が女性と出会う話。 罪に苦しみながらも彼女の存在に救われて、そこはかとなくイチャイチャしながら進んで行くのですが、そんな彼女にも何だか謎があるようで? 何度か選択肢がありますがエンディングに関わるのはサンプル画像にもある赤の選択肢なので、道中の探索等は気楽に出来ます。とはいえ二度目選択時の文章なども回収したくて結局二周してるのですが。笑 特に何も成果がないとしても何となく探索の雰囲気が好きでした。 諸々の謎に関しては、こういうことかなあと考えてたことが先に見たノーマルエンド(仮)の方でそれとなく否定されてたりなんたりしたので、じゃあどういうことなんだろうと思いながらトゥルーエンド(仮)の方を読み進めてました。なるほどそういうことだったのかと思えるシナリオで面白かったです。 終盤プレイ中はゲームタイトルが何度も脳裏を過ってました。
-
或る事情による充電の方法おすすめです! 現代風なSF要素をうまく取り入れた面白い作品になっています。 キャラクターとの掛け合いも面白く、結末にも驚かされました
-
扶翼のオラクルショートノベル。 雰囲気がよく、すぐに引き込まれました。 明かされる真実もよかった。
-
マーメイド物語ワンプレイは短めですが全部読むとそこそこの量でした。 選択肢はひとつだけで単純に分岐します。 正解ENDというものがなく、どのルートもそれぞれの真実という読み方ができるのですが、上から選ぶとだんだん優しい世界になっていきます。
-
RUN WILD「もし、人類が永遠の命を手に入れたら」という興味深いテーマを扱った物語でした。 その先に待つものは、自分達が想像するようなバラ色の未来なのか、それとも・・・。 たった1人で、人類が陥った呪縛を解き放とうとする主人公と、これまたやけに俗に明るく、 らしからぬ天使とでコンビを組む訳ですが、彼女(?)のお蔭で、テーマの割には重くなり過ぎず、 一気に最期まで読み進める事が出来ました。 彼らが導いた未来には納得しましたが、それにしても・・・「あるもの」を食べられるという 天使の発言には、思わず声を出して笑ってしまいました。良いキャラですね。(笑)
-
二次元からの赤色女の子が画面から出てきてくれたら…私は今でも願っています。 悲しい人生を歩んできた主人公のもとに、二次元の女の子が現実に現れるお話。しかしその実態は狂気であった。 この子が危険な存在であるならば排除すればいい。 しかしそれが今までの自分にとって本当に良い選択なのだろうか? ぜひ皆様にプレイして頂いて、意見をお聞きしたい。 あなたなら、二次元の女の子からの「お願い」を聞き入れられますか? よくある題材だからこそ、この物語は奥が深い。 この作品、本当に私の心に刺さる物がありました。改めて感謝を。
-
cosmic surprise立ち絵がかわいくて、(怪物さん好きです)宇宙ステーションでの一コマややりとり、短時間で楽しめてよかったです。
-
アデルと蔦の時計塔とある名前のない時計塔がある国に引っ越して来た青年と少女の話。 まだ家族に至りきれていない二人が、それでも家族のように日常を過ごす光景が少し切なくも微笑ましかったです。 作中で浮き上がった謎については全てが明確に明かされる訳ではなかったように思いますが、どこか曖昧にも雰囲気を大切にした作りが良かったです。音楽も素敵。 ただ先のコメントにもある二度表示される文章部分はやっぱりプレイしていると目に付きました。笑 アデルが「おじさん」と呼ぶ度に、こう、なんか絶妙な距離感がいいなあ、と思っていたのですが。それはそれとして最後の一言もまた二人の関係性なんだなあって。
-
match不思議なぬいぐるみ、不思議なマッチのおはなし。ポップな絵柄とちょっぴりダークな展開がマッチしていました。(シャレのつもりではないのですが・・・)EDを見てからキャラクターをもう一度よく見るとイグノちゃんのリボンとメフィのリボンは色違いで十字架がついてたり・・・と細かいところに気づくことが出来て良かったです。
-
或る事情による充電の方法謎の静電気が多発する社会で少女と出会う話。 少し未来、というより少しだけ世界線がズレた現代というような世界観に個人的には感じたのですが、だからこそ事件の真相に身近な納得感があって面白かったです。 それからオープニングを読み返して、また改めて色々と納得しました。なるほどそういうことか! 読みやすく短く纏められている中で、すっきりと満足感のある物語でした。 あとプレイ後には凛のヘアピンが某キャラの尻尾に見えてきたりなど。
-
扶翼のオラクル途中でラストかと思い「!?」となったのですが、最後までプレイすると、そういうことだったのか……と、納得のため息が出ました。それは解放なのか、それとも……。言葉にされていない部分に余韻が残ります。
-
黒鴉と桃色魔術いつか死後に心臓を貰い受けることを条件に契約している式鬼神の一人である「黒鴉」が恋の感情に悩む話。 スピンオフ作品ということで詳しい登場人物説明などはなく最初は戸惑うかもしれませんが、ぼんやりと基本設定さえ頭に入ってくれば後は大体雰囲気で掴めそうな印象でした。 エンディングは5種かな。最初に選んだのが追加選択肢の出ない方のルートだったので、うっかりメインだろうエンドを見逃す所でした。笑 人間じゃないが為に知りもしなかった恋という感情に戸惑う黒鴉の姿が可愛かったです。 ところで黒セーラーにニーソに狐面に拳銃って属性めちゃ盛りじゃないですか好き!
-
Doll's現代社会の孤独感に苛まれていた青年の出会いの話。 最初は音楽の話から始まり、人工知能や視点差など、プレイ中は色んな要素に触れながら進んで行く物語だなあという印象でした。特にオープニングの音楽が時代により速くなっているという事柄からの一連の流れは考えたことがなかったので、なるほどなあと。 これからプレイする方には是非バッジの取得意思に関わらず「バッジが獲得できるようになる」までプレイしていただきたい構成ですね。 全体的にシリアステイストの物語ですが、タイトル画面も含めて色んな仕掛けがあって楽しくもありました。しっかり既読スキップも設定されていたので二周目の際も読みやすかったです。 あとバッドエンドのイラストが美しくも可愛らしくて好きでした。
-
獣人<記憶欠落>少女獣人と少女の日常はとてもほのぼのとしていて微笑ましいのですが、実はとてもとてもハードな世界でした…。 全て読み終わると、スタートボタンやセーブ画面のデザインはそういう事かーと解る仕掛けが良いなぁと思いました。 あと、お風呂のシーンでドキドキしてしまいました…すみません私は変態です。 少女の年齢の描写を読み飛ばしていたのかもしれませんが、たぶん思ってたよりずっと幼いのでしょうね(汗)
-
RUN WILD無限エネルギー製造装置である「永久機関」を破壊する為に世界を敵に回す青年と天使の話。 第一章終盤の展開に惹かれて最後まで一気に読み切りました。もっと膨らますことや引き延ばすことも出来ただろう世界観設定を、しかし読み手の集中力が続く丁度良い長さに収められてた印象です。 まだ人類も含めて生命は存在しているし大地だって荒廃していないけれど、どこか一種の終末世界のように感じられる世界で、ひとつの終焉の引き金を引く為に進んで行く青年。しかし悲壮感はなく、天使と軽口を叩き合いながら生命力の欠けた世界を歩いていく姿はきっと希望的でもあって。 しっとりと印象に刻まれる作品でした。展開に合わせて切り替わる様々な音楽も良かったです。
-
或る事情による充電の方法現代ながらも少し進んだ世界と展開に、おおおSFだ!となりました。まったく予想がつかない展開だったのですが、最後までプレイすると、なるほど!!!とすべてがピッタリとハマる強い納得があって、満足感を残してくれました。二人の掛け合いも含め、短い中に濃縮された物語の構成が素敵でした。
-
月夜に君を想う能力者が集う学校に現れた「白い獣」の謎を追う話。 主に生徒会長と副会長である主人公の二人を中心に展開されていく物語なのですが、そんな主人公に協力する和気藹々とした友人組が仲良く愉快にも頼もしくて好きでした。 (以下若干バレ) 先のコメントにもある恋愛展開については各人の好みや登場人物の心情もあるかと思いますが、あの精神的負担が重いであろう状況においては仄めかす程度に留めて、そのあと後日談の際に想いを打ち明けた方が展開を知らないプレイヤーとしては自然な流れに感じられたのかも、などと。 ただ普段は色々と責任感が強そうな子のようなので、あの状況でもなければ逆に告白できなかったのかな、とも思ったので、あくまで本当に個人の好みですが。あとタイトル的にも夜の方が恐らく正しいんですよね! そんなことを考えたりもしましたが全体を通して登場人物それぞれに好感をしっかり持てるシナリオで良かったです。
-
マーメイド物語短めのお話で、3ルートともすぐに読めるゲームですが、それぞれで全く異なる人魚に関する伝説に触れることができます。 自分のような疑り深いタイプ(?)は自然と一番救われるようなエンディングにたどり着くと思うので、後の展開がちょっときつかったです……(笑) 幻想的で、同時に現実的で、美しくも恐ろしい物語でした。
-
Flaskshadow哀しい世界に、ほのぼのとしたキャラクター、穏やかな物語という設定が非常にツボでした。個人的に非常に好きなゲームです。 フラスコに入った謎の生物「シャドー」と、彼を造り出した博士の物語。二人ののほほんとした掛け合いから、物語は始まります。 恐らくエンディングは全部で8つほど。さくさく進めるうえに、どれも物語として意味のある終わりになっていますから、周回が全く苦ではありません。 色んなエンディングを見る度に見えてくる世界観や、彼らの事情などにどんどん惹き込まれていきました。穏やかで切ない彼らの物語が、今後どうなっていくのかが大変気になっています…。 あまり語るとネタバレになってしまうのが残念なくらい素敵なゲームです。短いうえに煩雑な要素もないので、気になられた方は是非遊ばれることをオススメします。