ドラマ
7834 のレビュー-
たとえ明日が晴れなくても。冒頭から突然謎の少女・ティアナに衝撃的な「運命」を告げられた主人公・一希の心情を思うとこちらも心がすくむ思いだったのですが、彼の恋人の明日晴の温かく包み込むような優しさに癒されました。 ティアナとのやり取りと明日晴とのやり取りを交互に繰り返すことでお話にメリハリがついていて良かったです。 明日晴ちゃんが本当にいい子で好感の持てる子だったためかなり感情移入していたのですが、そこへ突如として起きた彼女の未来を変える出来事には呆然としてしまいました。 終盤で明日晴ちゃんが感情を爆発させながら自身の想いを吐露するシーンには非常に胸を打たれました。 本当の気持ちを隠すのではなくそれもきちんと伝えたうえで一希の幸せを願う様は痛いほど感情が伝わってきて涙が溢れました。 「たとえ明日が晴れなくても」、「運命」は自分で変えて晴れにしていく、そういった前向きなメッセージが伝わる作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました!
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われてもすゑに途中で「これはもしや…」となり、結末を想像していたのですが、 私が想像していたよりずっとあたたかく希望を感じるお話でした。 先が気になって夢中で読み進めていました。 クールに見えるけど世話焼きの綴さんと つかず離れずで優しく見守ってくれる式さん、 どちらもかっこいい!!ぜひ見守られたいです!(笑) お声も皆様キャラにぴったりでした。 クリア後のタイトル画面にも幸せな気持ちになりました。
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僕の愛する三匹降って来たりいなくなったり、いつの間にか戻って来たり。創作をしている人は共感できるゲームでした。 ペンギン君のキャラが強烈で印象に残っています。正解の姿を考えると夜も眠れません。
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幻景探索境内で見つけた人形がかわいくてめっちゃ欲しいです。探索は5回連続で正体不明の何かに見放されたので、攻略に頼らせていただきました…。ボス戦のエフェクトと戦う霧池先生がよかったです。先に5勝しなければならないので何度も全滅、最後はセーブロードで乗り切りました。鬼さんズルしてごめんなさい。クリア後のスチルとタイトルにじーんときました。笑顔は時として切ないですね…。
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ヘクソカズラ地の文の描写がとても素晴らしく文学的で、引き込まれる作品です。 文章だけではなく、ゲームの演出も非常にこだわられており、遊べばどんどん深みにはまっていくと思います。 長いお話を読み切るのは得意ではないけど気になるなぁ。という方がいらっしゃいましたら、最初だけでも遊んでみてこの空気に触れてほしいです。
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未来に舞う蝶の色は幼い頃、大切な兄を亡くしてしまい自責の念に駆られている主人公の和歌。ある日、ふと和歌は兄が死んだ森へ7年ぶりに行ったことから始まる物語。おまけを含めて全3エンド、40分程度で読了しました。タグに記載の通り、SFやホラーの要素も少し入ってます。 兄妹の愛情を感じる心温まる物語でした。2人とも優しい性格が原因で苦しんでしまう時もありますが、そんな時は片方がしっかり励ましてくれるので、お互いがお互いをちゃんと支え合っていたんだなぁと思いました。イラストもすごく綺麗で、オープニングとエンディングで舞っている青い蝶の演出もすごく良かったです!
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写真部の幽霊部員高校生の甘酸っぱい青春物語、面白かったです。 幽霊の感動話が個人的には好みなので、大変楽しめました。
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ようこそ。この美しき世界へ短いですが、心が温まる素敵な話でした。 立ち絵はないですが、私はこういう派手さはなくても、優しい作品が好きです。素敵な作品をありがとうございました。
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色のない世界音楽、背景写真、キャラクター、どれをとってもレベルが高くて驚きました。 モノクロの絵から色彩のある絵を効果的に出す視覚効果が素晴らしかったです。
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ヘクソカズラ両親の死をきっかけに、母親の故郷である壇蛇羅集落という田舎に行くことになった主人公の美華ちゃんと、集落に住んでいる少年少女たちの交流を描いた約1ヶ月間の物語です。11月くらいにダウンロードして、じっくりと壇蛇羅の生活を堪能させて頂きました。総プレイ時間はよく覚えていませんが、8時間は超えていると思います。 個人的な意見になりますが、フリーゲームは製作者様の「これを表現したい」という気持ちが前面に出ているジャンルだと思っています。『ヘクソカズラ』はまさにその極致とも言える内容で、凄まじく濃厚な世界観にずっと圧倒されっぱなしでした。長大なシナリオの細かい部分まで情報が詰め込まれており(『子供』についての考証とか、壇蛇羅が成立するまでの考証とか)、登場するキャラクターの複雑な境遇や心理描写も、卓越した文章で徹底的に掘り下げられています。背景は昭和を感じる内容に統一されており、アコギをメインとした美しい音楽とマッチしています。じわりじわりと、壇蛇羅の世界に引きずり込まれるような感覚がありました。 ストーリー自体、劇的な展開や過激な要素はそんなにありません。基本的には美華と壇蛇羅に住んでいる少年少女たちの交流を、1ヶ月間──1日も欠かさずにじっくりと描いています。田舎の生活をリアルで体験しているかのような、ゆったりとした速度で進みます。ただし、閉鎖的な田舎世界にある特有の窮屈さや、壇蛇羅にある独自の不気味さが作中に散りばめられているので、穏やかでありつつ、どこか仄暗い感じも抱きながら読み続けました。 登場キャラクターは「みんな好き!」と声を大にして言いたいですが、強いて言うなら英くん、宗雪くん、尊くんが好きです。みんな複雑な境遇で生きてきた故、捻くれた部分はあるんですが、根っこは真っ直ぐなんだろうなぁと思いました。 プレイ時間はノベコレでも特に長い部類に入りますが、この作品でしか味わえないモノが確かにありました。未プレイの方は、ぜひ圧倒的な壇蛇羅の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
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ツヅリマツリプレイ時間2時間ほど。帰省先で記憶喪失の少女と出会いともに記憶を探すお話でした。グラフィックや舞台など田舎感をしっかり感じられて、(今は冬ですが)夏休みに帰省した気分になれました。 物語の最後に突きつけられるテーマは普通に描けばありふれたものですが、この展開を経ることでより重みを感じました。人と人のつながりによって紡がれる、温かい物語だと思います。 (50年前はペットボトルがなかったことに衝撃を受けた若者でした……)
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たまゆらの夜静かな夜の温かいお話、とても面白かったです。 主人公の心理描写が巧みで、心の移り変わりがよく分かりました。 音楽も雰囲気に合っていて、こういう雰囲気大好きです。
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I always think of you不具合に関しては先のコメントにもある通りなので以下略。 テキストの区切りというか節というか、クリック待ちのタイミングに独特のテンポを感じて面白いなあ、と思いました。もしかしたら読みやすさの観点で好みは別れるかもしれませんが、個人的には面白いテンポが生み出されてて好みです。 ゴーストバスターの名刺、めちゃくちゃ気になるし欲しくなっちゃうよな……。途中までのみとなってしまっていますが、その出だしだけでも面白そうなお話だなあと感じました。
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ユーグレナは夢の中病室で主人公が目覚めた時、そこには主人公を先生と言う自称『ミドリムシ』の男がいたところから始まる短い物語、選択肢はなく、10分程度で読了しました。 登場人物たちの意思の強さを感じる作品でした。2人とも可能性のある限り最後までやっていこうとする意思を感じたので、説明文の通り「ミドリムシは強い」と思いました(笑)。途中で出てくる夜の背景も、とても美しく綺麗でした!
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ヘクソカズラヘクソカズラに対して感想を書くことはすごく難しいです。書けば書くほど自分の知識や文章力、理解力の乏しさが明らかになってしまうような気がするからです。 けれど不足・欠落していることが人を惹きつけることもあること、受け入れたり補ったりしてくれる人がいるということをこのゲームから学んだので書いてみようと思います。 全てのENDを見るために何度か間違って最初に戻ってを繰り返しましたがそのおかげで見ていない選択肢はほとんどないと思います。 序盤で鮮やかすぎる画と聞いたことのない読経が耳に入ってきたとき、あるいは引き戸を閉める音が聞こえたときでしょうか。すでに壇蛇羅に魂を引き寄せられていました。 集落に住んでいる少年たちはそれぞれ業(そんな言葉ですませていいのかわかりません)を抱えています。彼らに深く触れていくたびに、同じように業を抱えライトが当たらなかった人たちのことが頭に浮かびます。いまはどうしているのか、何かできなかったのか、理解が足りなかった、今なら何とでもいえるなどと頭の中で巡らせることしかできません。 ヘクソカズラのキャラクタや物語を書き上げるのに一体どれだけの肉や精神が注ぎ込まれているのでしょう?資料からの意味記憶だけでできるようなものではない、かといってすべてを体験したというのなら人間の生を何周すれば良いのだろう? 正直どうしてここまでやれるのかという気持ちが周を重ねるたびに湧いてきました。 あるいは私が吸い込んだものは丹綿樫さんの肺に備わった地獄の窯から日常的に噴出す蒸気に過ぎないのでしょうか。 大文化研究会のホールの座席は私が過去に住んでいた村の近辺の半壊した映画館を思い起こすようでした。今ではその村も廃墟スポットとなりつつあり、たまに外から来た人がsnsに写真をのせたりしています。いやそこで普通に遊んでたんだ、私たちはそこに居たんだとROMることしかできません。いずれ住んでいたことも忘れてしまうようになれば、楽になるのかもしれませんね。 最後に、エンディングの前にある場面を必ず通るのですが、一度目に杭を頭蓋に打ち込まれ、既読した場面なのに二度三度と通るたびに頭蓋から横隔膜へ食い込んでくるので心が心がともだえるしかありませんでした。 出会えてよかった運命のゲームです。
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ヘクソカズラ“好きそうだから”とすすめてもらいプレイしてみたゲーム。 好きどころかまんまとズッポリはまり込んでしまいました。 自分が薄暗い村とか伝承とかが好きというのもあるのですが、それ以上にストーリー、そして一筋縄ではいかないキャラクターたちにひどく魅入られてしまいノーマルエンドクリア後3日間くらいずっと頭の中をぐるぐるし続けました。 ぐるぐるが治まってからも脳内にしっかり居座ってくれているのですが・・・。 製作者さんの蓄積された感性や知識、肌で感じてきたものすべてが注ぎ込まれているのではないかというほど濃厚なゲームです。 作り込みもとても繊細で隅々までいきとどいている。 どうしたらこんなストーリーが作れるのか・・・。 美しい背景、ずっと聴いていたい音楽。 サントラ欲しいレベルです。 どのキャラクターも好きすぎるのですが、英くんはその中でも抜きん出ていて主人公と英くんが接触するたび鼓動が早くなり、頭が真っ白になって赤面&変な汗が出てくるのです。 微妙に笑みが浮かんだりなんかしてなんかキモい状態に・・・。 なんだこれ、二次の世界にこんな気持を抱いたことなんてないぞ。 無事すべてのエンドを観ることができましたが、あの濃厚な集落壇蛇羅へはまた訪れようと思います。 わしづかみもいいとこだ。 最後に主人公、おまえの罪は重すぎるぞ。
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僕の愛する三匹動物好きさんおよび、何かを作り出す方がWで楽しめ、読了後にこちらもポジティブな気持ちになれる素敵な作品でした。 立ち絵はないけれど、個性がしっかりしている故、脳内に自然と「こんな見た目かな?」と浮かび上がってくる動物たちのキャラクター性と、ラストに分かる秘密がとても大好きです。 また、主人公の○○に対する感情もリアルかつ尊敬できる部分が多々あり、○○ってこういう日々を送りながら出来ているんだなと改めて感じました。 クリア後にタイトル画面を見ると、プレイ前とは異なる気持ちが生まれるのもお気に入りです。
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マッチ売りの美少年ふんわり愛らしい絵の心が洗われるようなやさしいお話でした。ミラーチェくんもリリーちゃんもかわいくていい子で、幸せにならなきゃウソだと思いながら読み進めました。今日からこちらを心の原作とさせていただきます。(某過去作を履修したので父親をドン底に叩き落すルートもあるかな?と探してしまいました笑)
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ドリーミングナイト地味で誰も評価もコメントもつけていませんが、これは非常に素晴らしい作品でした。 システム面はかなりなおざりです。クリックが2回必要だったり、BGMが2曲同時に流れるシーンがあったり、文字速度が突然遅くなって変更できなくなったり……。 しかし、物語はとても見事です。うだつの上がらない、等身大の主人公と、夢で出会った少女ユメのちょっと不思議な物語、と思いきや、それを途中からうまく現実生活にリンクさせ、最後には義三自身に過去の心残りを払拭させ、非常に前向きなクライマックスを描き出しています。等身大で弱い主人公だからこそ、ラストには非常に強い感銘を受けました。 また、色鉛筆のイラストもとても素敵で、一部どぎついところのある物語を和らげてくれていました。1時間ほどで読めます。お薦めします。 詳しいレビューはこちらに書いてあります。 http://nagisanet.blog.fc2.com/blog-entry-818.html
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せめて、笑ってくれたなら。<浦田一香さん たくさんたくさんコメントありがとうございます! そしてBGMもこだわって選曲したので、響くものがあって 良かったです。作曲者様に感謝感謝です! 下調べにすごく時間をかけて咀嚼して、物語に落し込むまで 本当に長い時間を使いました。そしてそれ以上に「述懐」に こだわって主要人物の気持ちの掘り下げは丁寧に行いました。 そういった部分も感じていただけで嬉しく思います。 「さよさよ」に関して。 ごもっともだと思います。ティラノビルダーで初制作で 色んな事を試したいと作った演出が、ちょっとくどかったかもですね。 とても短いお話なので、ペースをシステムでガチガチに固めたのですが これは次回の課題になりそうです。 最優秀賞…選ばれたらすごく嬉しいですね! 評価点が全てではないと思いますが、あまり作品の露出をしていないので あまり多くの方の目に触れてないのが難点ですが、もし評価が受けられれば 嬉しいなと思います。ありがとうございました!