heart

search

ドラマ

7837 のレビュー
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    前々から気になっていたのでプレイ。 ノベルゲームを制作する上での様々な出来事が綺麗に纏められており、 楽しい部分や悩んでしまう部分、あるあるネタなど時間を忘れて楽しめました。 特に ・製作者側の視点を感じながら、プレイヤーとしてゲームを楽しめる。 ・物語の中で、物語を感じれる。 という独特な感覚が非常に新鮮で病み付きになります。 @ネタバレ開始 物語終盤で主人公がピンチに陥った時、 作品に助けられるという展開に深く感動していましたが、 その出来事自体、主人公の"成長"(作品を完成させれたからこその奇跡?) がもたらした結果なのかもしれない。 と理解して二重に感動しました。 更にその結果自体、主人公1人では成し得なかった類の成長だったと気づいて、 気づけば涙腺が崩壊してました。 個人的にタツ君と主人公の絡みが好きなので、 一番最後のシルエットの変化がとても微笑ましかったです。 @ネタバレ終了 PS.でもなんやかんやで主人公のお父さん推しです。
  • 今宵、忘却列車にて。
    今宵、忘却列車にて。
    プレイしました。あらやだ美少年よ。 物語の展開を巧みに引き立てる選択肢と、背景の鮮やかな色遣いがとても魅力的でした。あとがきを見るに地の文を極力削ることに尽力されていたようですが、それによって不思議な雰囲気がうまく醸し出せているように感じました。世界観の説明と橘の心情描写がいい塩梅に溶け合っています。個人的に主人公が下車する場面のBGMがお気に入りで、新たな世界へ一歩踏み出すことへのこそばゆい期待感が、音楽によってより一層引き立てられていたように感じました。
  • 花のかげになくらむ
    花のかげになくらむ
    心地よいBGMを聴きながら小説を読んでいるような感覚でした。 言葉選びが美しく、流れるように読みやすい文章ですっと情景が浮かびました。 男の正体は一体なんなのか気になって、どんどん読み進めたためあっという間に終わってしまいました。切ないお話でした。 ブラウザでプレイしたのですが、文字のフォントがゲーム紹介のスクリーンショットと異なったので驚きました。私のPCにそのフォントが入っていなかったのが原因と思われますが、雰囲気が変わってしまったのが少し残念でした。 それでも、儚く美しい文章とBGM、優しい色使いのイラストが素敵な作品でした。
  • お前のスパチャで世界を救え
    お前のスパチャで世界を救え
    推しは推せるときに推せ。まさにこの言葉が似合うゲーム!ある日消失してしまったVtuber、春樹花にあを救うため…どんなコメントをすればいいのか、スパチャを投げるかを考えながらプレイしました!ゲーム内のチャット欄や配信は“Vtuber”への理解度が高く、「Vtuberあるあるゲーム」としても楽しめました!にあちゃんかわいいよ~!
  • 人間らしく
    人間らしく
    主人公が最後どうなるのかは冒頭で語られているが、そこに至るまでの心情を丁寧に書かれており、最後の『台詞』が彼の気持ちを語ってくれていると感じられて読み終えたあと不思議な充足感がありました。
  • 人間らしく
    人間らしく
    雰囲気のあるイラストとその変化がとても素敵でした!ウイルスにより死ぬまでの時間、何をするか。このご時世だからこそ余計にリアリティを感じますね…人間らしく、とても良いタイトルです。
  • 未完の後悔
    未完の後悔
    こんにちは、プレイ致しました! 学生の頃の葛藤や思いを丁寧に描かれていて、人の気持ちを大切に表現された物語です。 写真部と言う舞台と背景のチョイスも相まって、とてもお洒落ですし… イラストも音楽もお手製との事で、とても愛情の溢れた作品だと思いました! そして… 亜美ちゃんマジ天使! 残された2人の関係は…発展したら良いなぁ… と、勝手に妄想してしまいました。 素敵な作品を、ありがとうございます! 他の作品も時間を見つけてプレイしたいです。
  • 四十雀とフォトグラフ
    四十雀とフォトグラフ
    @ネタバレ開始 ボーイミーツガールの王道。ちょっと冷めてる都会の男の子と、明るく積極的な田舎の女の子の組合せがたまらなく好きです。映画の始まりやアニメの第一話のような雰囲気で、これからの二人の関係性がどうなるのかとても気になります。女の子の積極的な行動で、男の子が徐々に心を開いていく様子が丁寧に描かれており、二人にとても感情移入できました。そんな二人にも、いつか別れがあるかもしれないと思うとどこか切なく感じます。爽やかで鮮やかな二人の今も、いつか懐かしい想い出の1ページなってしまうかもしれない、それでも二人の歩むこれからが知りたくなる素敵なお話でした。
  • タマキハル~序章 艮為山編~
    タマキハル~序章 艮為山編~
    登場人物が非常に魅力的な作品です。その魅力はかわいらしさはもちろんのこと、温かさや優しさ、おもしろさやかっこよさや不思議さなどなど、多岐に渡ります。そんな個性豊かな登場人物たちと、主人公弥城陽介くんのたのしい日常が楽しめます。 @ネタバレ開始 なんて終わり方をするんだ……。続きが気になって仕方ないのですが……! いったいどうなったんだ……! 貴方って誰だ……! この物語はまだまだこれからですよね。残っている謎もたくさんありますし。続き、ほんとうにたのしみにしています。 物語としては、視点主の陽介くんがやさしい人間だったので、終始気分よく読むことができました。玉子焼きのシーンは、陽介くんの頑張りがよく感じられました。しっかりしていますが、まだ高校生なんですよね。ほんとうに強くて優しい人間なのだと感じました。 繰り返しになりますが、登場人物がほんとうに魅力的でした。見ていたくなるといいますか、人物を知れば知るほどに愛着が湧くので、ひたすらこの世界に没頭していたいという感覚になりました。 個人的には特に神岡さんが気になります。やはりギャップがよかったのと、ご家庭の事情などもあるのでそこらを見てみたいなと思いました。柳田くんとのお話も、もっとあるんですかね。しかし沖崎さんのことも気になりますし、出雲さんとお兄さんのことや、胡桃ちゃんのことも気になります。そして何より香月さんはどうなったのか。現状ではいろいろなところが気になって仕方ないですね。水城くんや高松くんのことももっと知りたいので、この物語の続きが見られることを切に願います。 @ネタバレ終了 続編心待ちにしております。 ありがとうございました。
  • Sea glass(シーグラス)
    Sea glass(シーグラス)
    リゾートでの優雅なひと時は誰から見ても幸福で羨望の的です。 @ネタバレ開始 しかし……という内容。 文と一緒に英語が流れてくるなんて斬新! センスの光る演出です。 2週目に上手く入れなかったのですが、上の説明文にちゃんと説明してくださっているのでなるほど、と思い無事TRUE ENDに辿り着けました。 世間からどう思われているか?ということに囚われて生きている彼女はとても息苦しくて悲しい存在であると思いました。 @ネタバレ終了 @ネタバレ開始 石榴雨さんの短編ということで、タダでは終わるまい……と思っていましたが、やはり……。(笑) 見かた次第で印象の変わるお話でしたね。 優雅でいてもの悲しい、質の高いお話でした。 @ネタバレ終了 制作お疲れさまでした。& ありがとうございました。
  • Sea glass(シーグラス)
    Sea glass(シーグラス)
    綺麗な画面だと思い、プレイ時間も20~30分で短めだったのでプレイさせていただきました。 演出がとても素敵でした。綺麗な青色の世界、英語ボイス・SEも効果的に使われていて……といったところがとても印象的でした。 ストーリーを1周してから、2周目(TRUE END)で見え方が変わりました。 @ネタバレ開始 画面の世界観は特に変わっていないですが、1周目で爽やかと感じていた画面が、2周目で冷たく感じます。彼女の目に映る世界では、何もかもが美しいのだろう……という言葉と一緒に、強く印象に残っています。 @ネタバレ終了
  • 僕の愛する三匹
    僕の愛する三匹
    いったいどういう繋がりの三匹と一人なのだろう?と思いつつ読み進め『あー!なるほどー!』と納得しました。三匹の織り成すストーリー、一体どんなお話だったのかとても気になります。 創作者が誰しも経験したことのある感覚なんじゃないかなと思います。面白い視点のお話でした。素敵なゲームありがとうございました。
  • 死ぬよりもつらいこと
    死ぬよりもつらいこと
    身近な人が自殺をして、残された者たちが集まることから始まる物語です。自死遺族・自殺で残された者たちを主題にしていますので、内容はとても重たいです。しかし、大きく心が揺さぶられる素晴らしい内容でした。何日かに分けて読もうと思いスタートボタンを押しましたが、気付いたら最後まで完走していました。作品から溢れてくる熱量に圧倒され、大きな余韻を残しながら、衝動的に長い感想を書いてしまうことをご容赦ください。選択肢はなく、1時間程度で読了しました。 いきなりの蛇足になりますが、自分は「どうしてフリーのノベルゲームをしてるんだろう?」と疑問に思う瞬間が何度かあります。高いクオリティの作品を楽しみたい・欲望を満たしたいのなら、プロが丹精込めた作品をプレイすればいいです。しかし、この作品を読み終わった瞬間、プロの分野では絶対に味わえない体験があるからこそ、フリーのノベルゲームをやっているんだと改めて実感することができました。制作者様の剥き出しの思想・熱量(俗な言葉も加えるなら性癖)に大きく触れられるのは、フリーのノベルゲームならではです。それが分かっただけでも「この作品と出会えてよかった」と心から思っています。 先述の通り、内容は非常に重たいです。身近な人が自殺をしてしまった者たちが集まり、彼らの過去を順番に聞いていく感じでストーリーは進行します。この手のジャンルは心理描写が過多になってしまいがちで、下手したら重たい文章をずっと読まされ続けるデメリットがありますが、この作品の文章はシンプルかつストレートに書いてあるので、テンポ良く話が進んでいくのが良かったです。60分という長さは、ちょうど良い塩梅だと思いました。立ち絵につきましては、これは個人的な意見になりますが、この作風にマッチしている内容だと感じました。もし、綺麗な立ち絵だったら、間違いなくミスマッチを起こしていたと思います。 自分も自殺問題については、下手なことは言えませんが、いろいろ考えてしまう時があります。人が自殺に向かうまでの心の動きは千差万別で、きっと全ての人間に共通する有効なアドバイスなんて存在しないだろうと思ってます。結局、最後に出てきてしまうのは「もし相手が自殺をしたら、自分はどう思うのか」という、自分を主体にした部分になります。この作品の最後に言っていた「悲しくなる」という部分は、その一つの答えなのかなと思いました。最終的には前向きなエンドになりますので、読後感はとても良かったです。 最後になりますが、制作者様の熱い気持ちの一端が伝わってくるような、フリーのノベルゲームならではの作品でした。素晴らしい作品をありがとうございました!
  • 嘘の手紙
    嘘の手紙
    主人公のもとに届いた一通の手紙。十年前に手元に来るはずだった友人の遺書を手にしたまま、夢の世界を探索する物語。 モノクロの綺麗な世界、雰囲気を掻き立てる選曲、想像力の助けになる丁寧な効果音使いでとても没入観がありました。ゲーム内で「すること」も明確で判りやすく、変化が起こった際にひとつずつ目指すものを理解出来ます。 そして、ひとつ新たな変化に気付く度、「山中」くんの人物像をあれこれ考えて、心苦しいような切ないような……本当に、まるで自分が学校の中を必死に探し回っているかのような心地になります。 以下内容のネタバレ含みます。 @ネタバレ開始 ED3→ED2ときて、階段に来るなり思わず声が出るほど驚きました…とても無機質な世界に突然現れた赤色、屋上に進む手が思わず怯みました。色の演出が本当に素敵だなと思います。モノクロの世界がとても綺麗に見えるのは反クラでも思ったのですが、こういう色使いも素敵でした。 そしてED1~~!屋上で手紙開いたときの~~!あっいいENDかぁを裏切って来たとっても…好き…これもあれですよねED4の伏線というかなんというか…ここで手紙見て良かったってなるやつ…青色が強くなっていったのはつまりそういうことなんだなあって…… すべてのお話を読んでから、ふたりがやり直せたらいいなぁと切に思いました。 @ネタバレ終了
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    少しずつ読み進めようかと思いましたが、後半は一気に読んでしまいました。 前半部分で各々のキャラクターに焦点を当てつつ技術的な問題を解決し、後半で人間関係、ゲーム制作の本質を考える見事な構成でした。 合作経験はありませんが、ノベルゲーム制作者としてとても楽しむことができました。 あと、立ち絵がぴょんぴょん動くのも可愛かったです…! @ネタバレ開始 主人公がゲーム制作を諦めかけた時、鬼瓦くんのイラストを見て立ち上がる展開がすごく好きでした。 自分の中にしか存在しなかった世界が、イラストで具現化されるというのは本当に嬉しいことで、私の中ではゲーム制作で一番好きな瞬間でもあります。 ですので、何としてでも作品を完成させようとする主人公にはとても共感できました。 ラストでそのイラストを木下くんから守るシーンも同じく好きです。 @ネタバレ終了 最後に…私は谷口さん一択です。ハイ。
  • 人間らしく
    人間らしく
    プレイ時間は短いのですが、内容が丁寧に積み上げられていて 伝えたいテーマがグッと心に届いてきたゲームでした。 ラストの描写は、しばし見入り、音楽に耳を傾けていたほど 作品の余韻に浸ることができました。 なんでかな。最後に心地よさが残りました。 心地よさが残る雰囲気の作風ではないのに、不思議です。なので不安や恐怖など暗いイメージだけではない作品でしたのでオススメです。
  • 夏の亡霊、刹那の雪と透羽の空
    夏の亡霊、刹那の雪と透羽の空
    キャラクターがとてもよい作品でした。 立ち絵が変わるというか動き回るので、そこもとてもたのしかったです。 ホタルちゃんやヒジリはもちろんのこと、主人公のセナツくんも魅力的なので、たのしいキャラクターたちが織りなす愉快ながらも少し切ない物語が楽しめます。 @ネタバレ開始 立ち絵の差分ではヒジリの集中線入っているものと、ホタルちゃんの「セナツのマネっこー」が特にお気に入りです。 ヒジリの前でホタルちゃんとセナツくんが話してたシーンは、ヒジリの反応が良すぎて思わず笑ってしまいました。ヒジリと二人がほんとうにいい塩梅でおもしろかったです。 そんな三人が、それぞれ前を向いて進んでいく様子は、見ていて心が温かくなりました。 @ネタバレ終了 終わり方も非常によかったです。 ありがとうございました。
  • Crescendo Moon
    Crescendo Moon
    『夜の海と少女』の取り合わせに惹かれてプレイしました。 サバサバした語り口の少女が可愛らしく、イラストも素敵です。 しっとりしたBGMがストーリーによく合っていていいなぁと思いました。 優しいお話でした。
  • 逆さまに堕ちる
    逆さまに堕ちる
    主人公のマイナスな考え方が、自分を見ているようで辛かったとともに、とても共感してしまいました。 けれど、なんだか歪な主人公の行動に、いったい裏に何があるのかと気になって読み進めました。 ただでさえも不安定な主人公が、だんだん壊れていく様がなんとも言えない恐怖をかきたてます。 @ネタバレ開始 生徒たちは全員、優莉本人……というか、彼女の一部だったのだなぁ……。 頑張っているのになおも頑張り続けることを強要されるのが見ていて辛かったです。 『生まれた時点で詰んでいた』なんて、どう頑張っても彼女(あえて彼ではなく彼女と書きますが)は救われないのだなぁと心にグサッときました。 @ネタバレ終了 『とても面白い!』というジャンルではないけれど、心にくるものが多くて、鬱々とした感情がぐるぐるするお話が好きな人にオススメです。
  • 人間らしく
    人間らしく
    たったの5分でこれほど心が動かされるとは思いませんでした。 ゾンビがはびこる世界で、『人間らしく』生きるとはどういうことか……。心に残るお話でした。 @ネタバレ開始 BGM、効果音含め、タイトル画面の演出がとてもよかったです。最後、部屋に光がさしたのにグッときました。 @ネタバレ終了