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8485 のレビュー
  • 夏の亡霊、刹那の雪と透羽の空
    夏の亡霊、刹那の雪と透羽の空
    スタートした瞬間から作品の雰囲気に入り込めました。 全編を通じて幻想的な感覚で読み進めることができました。 プレイ後も含めてなんだか郷愁を感じる作品でした。 冒頭とエンディングの動画演出ももちろんですが、 コミPOを最大限活用した画面構成がとても良かったです。 特にヒジリは本当に活き活きと描かれていたと思いました。 素敵な作品をありがとうございます。
  • 能面な、先生
    能面な、先生
    読み終わった後に心が温かくなる物語でした。 冒頭、花ちゃんの苦悩がとても伝わってきました。だからこそ、さりげなくたしなめてくれる先生の優しさが心に沁みました。 自分を気にかけてくれていると思っていた人が、自分のことなど歯牙にもかけていないことがある。でも、自分の気付かないところで、意外な人が自分のことをよく見ていてくれていることもある。素敵なことを教えていただけたような気持ちになりました。 優しい雰囲気のイラストも、作品の雰囲気によく合っていて素敵でした。時々入るイラストも効果的だったと思います。 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • お前のスパチャで世界を救え
    お前のスパチャで世界を救え
    Vtuberなどの世界には詳しくないのですが、すんなりと世界に入り込めました。とにかくにあちゃんがかわいい!!(*´ω`*) 主人公の名前入力式でして。いつもなら何か適当な名前を付けるのですが、ふと思い立ち今回は自分のペンネームを入力。したら!うおーーー!!にあちゃんに名前呼んでもらえたーーー!!と、テンション上がりました!! 本当に応援している気持になれて楽しいです!! @ネタバレ開始 1週目は地下エンドでした(笑)。 明確なバッドエンドを除いては、どれがトゥルーorハッピーエンドかは人によるかと思いますが、個人的にはVエンドが好きです。 @ネタバレ終了 とにかく理屈抜きで楽しめました!楽しい作品をありがとうございました!!
  • ビデオレター
    ビデオレター
    説明欄読んで「うわこれ絶対泣くやつじゃん」って思って プレイしたらやっぱり泣きました。良いお話でした。
  • そして僕らは世界を壊す
    そして僕らは世界を壊す
    従兄弟を救うために、主人公である保志が奮闘する物語。僕は3時間ほどで読了できました。 @ネタバレ開始 本作品は、シナリオが特に素晴らしかったと感じます。 まず、序盤の「繰り返し」ですが、これはゲームであることを生かした演出だったと思います。タイトル画面に戻った時は絶望感に襲われましたし、繰り返すほどにその絶望が強まっていくのも印象的でした。この演出のおかげで、繰り返し続けた「彼」の気持ちが少しだけ分かったような気もします。 また、物語の展開としては後半が特に面白かったです。何が起こっていたのかが明らかになると同時に、「なんとか打開できるのか」が気になってしまい、一気に読んでしまいました。なお、ラストの展開を読んだ後は、しばし呆然としてしまいました……。 本作品では、愛するものを追い求める人間の美しくも悲しい性が描かれていたと思います。特に、保志の強い思いには終始圧倒されていました。本来、こうした感情は時間と共に少しずつ風化していくところもあると思います。が、今回は彼の執着とタイムトラベルとが結びついてしまったことがさらなる悲劇をうんだように思います。失敗を繰り返すほどに、「自分のやってきたことが間違いだったと認めたくない」と思うようになり、ますます執着してしまう……。後半の保志は、もう引き返せないところまできてしまっていたのだと思います。邑井さんの存在があっただけに、あのような終わり方を迎えるしかなかったことがいっそう切なく思えました。 これは全く個人的な感想ですが、本作品をプレイして「運命とはどの時点で決まってしまうものなのだろうか」なんてことを考えさせられました。僕は決定論者ではないので、最初からすべての運命が決まっているとは思いません。ですが一方で、「今となってはもうどうにも変えようのないこと、避けられないこと」も確かにあると思います。例えば、後半の保志はもう引き返せなくなっていましたし、隆之介は4月4日の時点で自殺することを固く決意していたと思います。 「はじめはあらゆる可能性があって、天秤は平衡を保っている。けれど、無数の選択を通じて少しずつ天秤はどちらかに傾いていき、ある時点を超えてしまうと天秤はもう何があってもひっくり返せなくなってしまう」 そんな風に僕は考えていたりします。ですから、「もっと前からやり直す」という方法は「ひょっとしたらうまくいくんじゃないか?」と思ったのです(笑) しかし、そう考えていただけにラストの展開は衝撃的でした。また、あのように物語を締めくくったことにこそ、本作品の個性が色濃く出ているようにも感じました。昔から「ループもの」のノベルゲームが好きな僕ですが、本作品を通じて「過去をやり直す」危うさも強く感じました。 登場人物の中では、特に邑井さんが好きです。これは想像ですが、保志の中にも自分への好意があることを、彼女はもっと前から気がついていたと思います。お互いに想いあっていると理解しつつ、それでも保志とは結ばれない。彼女がどんな思いで保志のそばにいたかを想像すると、それだけでちょっとくるものがあります……。 個人的に、自分と心的な距離が1番あると感じたのが隆之介です。プレイ中は彼がどうしてこんなにも死にとらわれているのかがうまく理解できず、色々と考えました。彼の知的能力が著しく低かったとは思えません。また、虐待という不幸はあったにしろ、今も著しく不幸な環境にあるとも思えない。その上、他でもない保志が「生きていてほしい」とも言っている。にも関わらず、どうして彼は死を選ばずにはいられなかったのでしょうか。 自分なりにしばらく考えてみたのですが、やはり保志の影響が大きかったのかなと思いました。前半の物語を読んでいると、とにかく「大人の存在感がない」と感じます。彼らにとってキーパーソンとなりえるはずの両親も、ほとんど登場しません。実際、大人が頼りなかった部分もあるのでしょう。しかし一方で、2人がすすんで大人を遠ざけたところもある気がします。それら2つが相互に作用しあって、いつからか2人と周囲の間には深い断裂が出来たのではないかと思います。そうして長い時間をかけて作った2人だけの世界に、2人は生きる意味を見出していた。しかし、いつからか隆之介は「こんなあり方をずっと続けることはできない」と悟り、「ならば早く保志をこの世界から解放してあげたい。そうするのが自分にできる罪滅ぼしだ」と考えるに至ったのかな、なんて考えました。 もうひとつ、これはもっと突っ込んだ意見ですが……。隆之介の中には、自分をこのような状況に追いやった者達への怒りがあったのかもしれないと思いました。それは世界や大人だけに向けられたものではなく、保志に対してもです。もちろん、保志のことを愛していたと思うのですが、それだけでは隆之介の行動をうまく説明できないような気がします。保志に対しては、本当に沢山の感情を持っていたのではないかな……。 まったくの見当違いでしたら申し訳ありません。 本作品は、立ち絵やイラストも美しく、その点も大きな魅力だと思いました。特に、イベントスチルが素晴らしく、物語への没入度を高めてくれたと感じます。隆之介が炎の中で笑っているシーン、溺死してしまったシーンのイラストは怖いほどに美しかったです。 @ネタバレ終了 作品の感想としては少しズレているであろう自論も書いてしまい、すみません。彼らの生き様を見届けて思うことは他にも多々あります。大きく感情を揺さぶられ、読み終えてしばらくはこの作品のことばかり考えていました。様々な角度からの考察ができる素晴らしい作品だったと思います。本当にありがとうございました。
  • Sea glass(シーグラス)
    Sea glass(シーグラス)
    青の世界観がとても私好みでした! 大人の映画を「見た」あと、「見られる」と言うべきか? ENDの最後はイヤホンつけていたのでちょっと驚きました。(SEに驚いた)この作品をプレイする時はイヤホンは外してプレイした方が良いかも知れません。 でもBGMも画像も選び抜かれていて、素敵です。だって映画ですもの。 只今余韻に浸っております。こういうことだったのかなぁと、ない頭で色々考えさせられました。 ありがとうございました。
  • 箱の中のユメ
    箱の中のユメ
    創作者ならだれでもぶち当たる壁。 主人公はそれに苦しみ苦しみ、苦しみぬいて、そして結論を出します。 どう気持ちに決着をつけるのかなと思いましたが、好きな感じの終わり方になって本当によかったです。
  • 堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~
    堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~
    生命町にある研究所内で暮らす曼殊沙華とアルビフロラのやり取りを、曼殊沙華と共にいるペンギンの視点で描かれた『横行する饅頭、独白する人鳥。』の続編です。選択肢はなく、おまけを含めて2時間半で完走しました。 とても面白かったです!曼殊沙華とアルビフロラにまた会えただけでも嬉しかったですが、前作が衝撃的なエンドだったので、一体どういう感じで進んでいくんだろうとハラハラしながら読み始めました。 蓋を開けてみれば「地獄の中でも貫く絶大な愛」を感じる内容で、この世界観にふさわしい締めだったと思います。二人の行く末に幸あれ、と願わずにはいられない内容でした。1羽1羽のペンギンたちや、リコの可愛らしいビジュアルも好きです。 @ネタバレ開始 前作は退廃的な生命町の匂いとインモラルな住人たちの描写に圧倒されましたが、今回は曼殊沙華とアルビフロラの愛がメインテーマだったので、前作より優しめの研究員たちのキャラクターは必然だと感じました(とはいっても、なかなか壮絶な部分もありますが⋯⋯!)。 個人的にはメイの過去が出てきた第5話の構成に唸ってしまいました。彼女が過去に起こした行動は今作に出てきた「ドール」の設定と対比しており、その直後にアルビフロラの正体について明かされるので、いろいろと考えさせられるモノがありました。ラストの炎をバックにした2人のやり取りも、テーマにふさわしい光景だったと思います。おまけの上野所長が最後に言っていた「あの二人なら、地獄の果てでも極楽浄土」のセリフにも激しく納得してしまいました。 @ネタバレ終了 前作を読んだのであれば、こちらも読むことを強くお勧めします。曼殊沙華とアルビフロラ、2人が決めた続きを是非この目で確かめてください。素敵な作品をありがとうございました!
  • お前のスパチャで世界を救え
    お前のスパチャで世界を救え
    にあちゃん可愛いし動くし画像など細かい部分まで凝っていて、リアルな感覚で楽しめました! なのでスパチャの金額ケチったり、ゲーム配信とか普通に応援しながら見たり。 ストーリーに謎があるのもすごく面白いし、エンド回収の達成感も気持ち良かったです。1つ分からず攻略サイトの力をお借りしたんですけどね(笑) トゥルーエンドはもちろんですが、Cルートの爽快感とそのエンディングも最高! 強烈キャラのかたラーメンさんも大好きです! あと白状しますと、スパチャという言葉を知らなかったので勉強になりました(笑) 楽しい作品をありがとうございました(*´ω`*)
  • 夏の想いは星影に
    夏の想いは星影に
    偶然、田舎の故郷に帰っているときにプレイ。 ここらへん(栃木です)も、やっぱり田舎特有の窮屈さはあれど、星がきれいなところです。 @ネタバレ開始 部長と主人公、二人の関係がとても微笑ましい。 家族ぐるみでのお付き合いに変化しても、今後もお互い幸せに、関係が続いて行って欲しいと思いました。 @ネタバレ終了
  • 深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to
    深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to
    空気に溶け込み、その場にいるかのような没入感が印象的な作品でした! 落ち着いたBGMで繰り広げられるリアル風の会話を聞いていると、 ふと地元や実家が恋しくなります。 兄妹のウイットに富んだ台詞もドストライクで心地良かったです! 素敵な作品をありがとうございました♪
  • 風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)
    風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)
    一時間ほどでクリアできました。 しっかりとした構成で、文章も読みやすく物語の世界にすんなり入りこむことができました。 @ネタバレ開始 キャラクターの中では熱い男、金田くんが一番好きです。 熱くていい子!こんな友人欲しかった……。 主人公にはかなり親近感を覚えました。 先輩との会話で事なかれ主義になっちゃうところや、そのあと罪悪感で金田くんに優しくしちゃうところ……彼の気持ちがよくわかってしまったり(汗) 岬さんは一見小柄で可愛らしいルックスなのに、豪快で姉御肌なところがツボでした。ライブシーンが臨場感あってよかったです! 男同士の友情物語としても楽しめましたが、夢を持つことについて登場人物たちが抱く想いやそれぞれの選択について、深く考えさせられるお話だと思いました。 金田くんだけでなく岬さんも夢をあきらめていなかったこと、主人公も前向きな気持ちになれたこと……クリア後、明日への活力がわいてくる、そんな物語でした。 @ネタバレ終了 とても面白かったです。 素敵な時間をありがとうございました!
  • ネームレスな彼女
    ネームレスな彼女
    ある日、仕事に疲れ果てていた主人公、衝動的に会社をサボってしまう。その直後「名前を捨てた」女子高生の彼女と出会ったことから始まる物語です。全3エンド、50分程度で完走しました。 ビジュアルの美しさがとにかく素晴らしい作品でした。ストーリーは非常に重たい内容ですが、彼女の可愛らしさや色っぽさを含め、カラフルに彩られたデザインやビジュアルのおかげで最後まで一気に読むことができました。立ち絵だけじゃなく、スチルの彼女もコロコロと表情が変わるのが良かったです。 主人公につきましても、個人的な話になりますが鬱屈としていた時期を思い出させるような迫力があり、いろいろと共感しながら読みました。 とても素敵な作品でした。ありがとうございました!
  • 深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to
    深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to
    主人公の新と妹の括弧が、深夜の街を歩き回りながら他愛のない話をしていく物語です。選択肢はなく、50分程度で完走しました。 率直に申し上げまして、すごく好きです(直球)。物語的には兄妹がずーっと話しているだけの内容ですが、深夜の雰囲気にマッチした音楽と背景に加え、会話の節々にある痛快なジョーク・言い回しなど、魅力的な要素がたくさん詰まった作品になっています。オカルト原稿の執筆部分など、作品のディテールも丁寧に描かれているので、没入感も高かったです。 @ネタバレ開始 兄妹のキャラクターや絶妙な距離感も良かったです。たまに会話のドッチボールをしてしまう部分とか、お互いに重要な報告は最後に取っておく部分とか、怖い場面で手を繋いでしまう部分とか、挙げたらキリがないくらい好きな場面がありました。 @ネタバレ終了 タイトルの通り、深夜にプレイしたくなるような雰囲気抜群の内容でした。素敵な作品をありがとうございました!
  • 白き野に咲く花の名は
    白き野に咲く花の名は
    特殊な薬物で、性別を転換できるようになった世界。ある日、女子校の教師である主人公は、自分のクラスの中で薬物で男になっている生徒がいることを告げられる。主人公は候補となる2人の生徒を、1週間という期限で調査することから始まる物語です。全5エンド、30分程度で完走しました。 @ネタバレ開始 独特な設定に惹き込まれつつ、魅力的なキャラクターとのやり取りがとても面白い作品でした。イラストも非常に綺麗で、百合花ちゃん・のばらちゃんが可愛かったのはもちろん、先生の素晴らしい胸にも釘付けになってしまいました(笑)。個人的にはエンド5が好きです。性別の変化をフィーチャーした作品だからこそ、主人公の性別に囚われない普遍的な相手を大切にしたい気持ちにグッとくるものがありました。 @ネタバレ終了 とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました!
  • アンタなんて愛してない
    アンタなんて愛してない
    死にゲー大好きなドMなのでとても楽しく死を満喫できました! 時を遡れるという親切設計で、ストレス無くサクサクと全てのENDを見ることができました。 次はどんな死に方で来るか!?と、気づけばHAPPY ENDよりDEAD ENDを楽しみに選択肢を選んでいる自分がいました(笑) 物語を読み進めていくと、なぜ死ぬことになっているのかが分かってきて、展開にドキドキしました。 @ネタバレ開始 無事に2人とも助かった後の彼女さんの本心を聞けたときはとても感動しました。「愛してる」の言葉と最高の笑顔にキュンとしました! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 高層マンション
    高層マンション
    タグにホラーとあったので、おっかなびっくりプレイさせていただきましたが、ビックリするような演出があるわけではなく、謎解きをしていくゲームなので、ホラーが苦手な方でも問題なく遊べるゲームでした。 三つあるエンディングのうち、一番いいエンドを最後に見られたので、感慨深くすっきりと終えることが出来ました。 おまけシナリオですが @ネタバレ開始 こちらは逆に、一番いいエンドを最初に見たお陰で、他二つでケラケラ笑ってしまいましたw自己暗示凄く好きです。私も自己暗示で幸せに生きたいと思います。 色んな幸せのカタチ。私も自分の幸せを見つけたいなと思いました。 @ネタバレ終了
  • エンドロールの最後まで
    エンドロールの最後まで
    タイトルに惹かれてプレイしました。 短い中にも色んなドラマ…大きな事件などはないのですが、確かにドラマ…があって、変わっていく関係など、何となくしんみりとしてしまいました。 最後の一文が好きです! とても濃厚な5分間でした。ありがとうございました!!
  • Sea glass(シーグラス)
    Sea glass(シーグラス)
    青い色味がとても印象的でした。冒頭のムービーがオシャレで強い興味を引きますね。 @ネタバレ開始 1週目は「どういうことだろう?」と読み終え、2週目で「なるほど、そういう作品か」と。 あまり語りすぎず、さりとて匂わせだけでは終わらず。この辺りの塩梅が絶妙でした。どちらかに振れすぎると途端に駄作になるタイプの作品だと思うので。 @ネタバレ終了 独特で強いセンスを楽しませていただきました。ありがとうございます。
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    「ノベルゲームを作る」という大目標をなぞりながらも、所々でおこるトラブルによって読者を飽きさせない起伏のあるストーリーテリングが素晴らしいと思いました。 (谷口さんafter-storyを作ってください)