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7843 のレビュー
  • 夏の想いは星影に
    夏の想いは星影に
    ペルセウス座流星群が極大を迎える日。実家に帰省した「私」と、「部長」の交流を描いた物語。僕は15分ほどで読了できました。 @ネタバレ開始 少しビターな雰囲気が大変良かったです。「私」はけっこうドラマチックな体験をしているのですが、本作品はそれも含めて淡々とした調子で語っています。2人の内面には高ぶりもあったと思うんですけどね……。それをあえて見せないところを粋に感じました。 背景写真はどれも美しく、大変印象的でした。BGMをあまり用いず、主に効果音を流すという手法も、この物語にぴったりだったと思います。 ごちそうさまでした。
  • ツヅリマツリ
    ツヅリマツリ
    悲しくも素敵なお話でした。 純朴なみのりちゃんがとても可愛かった…… 最初からどこか儚い印象があったので、ラストは…… 去年のフェスの時にプレイしておけば良かったと、非常に後悔してます。 とても素晴らしい作品でした!
  • さりとて君影草は咲く
    さりとて君影草は咲く
    第一印象は「とても綺麗で風流なタイトルだなあ」でした。 最近流行りの転生もの……かと思いきや、様々な人々の思いが交差するヒューマンドラマだと感じました。 この作品は主人公の類くんの「運命」を変えるお話ですが、この「運命」というのは自分ひとりの力でどうこうできるわけではなく、いろいろな人々と関わることによって良い方向にも悪い方向にも変えられるものなのだと思いました。 当作品ではSF的な力を用いますが、人と関わることによって自身の運命が形成されるという普遍的なテーゼをひしひしと感じます。 短いお話でしたが、メッセージが端的に伝わる、いろいろと考えさせられる作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • シリウスの揺り籠
    シリウスの揺り籠
    ペルセウス座流星群が極大を迎えた日、主人公である立花優が夜空に向けてシャッターを切るところから始まる物語。僕は20分ほどで全エンドを見ることが出来ました。 @ネタバレ開始 程よいリアルさが心地よい物語でした。他の方もおっしゃっておられますが、どこかで現実にあってもおかしくない物語だと感じます。好きなものに没頭する優たちの姿には羨ましいという思いを抱きました。天文サークルSiriusの由来も素敵で、「こういうサークルに入ってみたかったなあ……」と思いました。 途中でおこるイベントもまたリアルで、個人的には結構ズシンときました。が、その後で無理やりハッピーエンドに持っていかなかった点が特に好きです。優たちの静かで温かな対応は、暗闇で光る星空のようだとも感じました。また、様々なドラマを経た上で冒頭のシーンに戻ってくるという構成も素敵でした。 なお、作者様がおっしゃる通り、バッドエンドは確かに理不尽なものもありました。が、それが良いアクセントになっているようにも感じます。妹の電話に出ないだけでバッドエンドになった時は、吹き出してしまいました(笑)
  • とある温泉宿にて
    とある温泉宿にて
    分岐からの展開がとにかく豊富で、エンディング回収がとても楽しい作品でした。雰囲気も「これぞノベルゲーム」という感じです。そして非常に読みやすかった! 散りばめられた謎が別のルートで仔細に判明したりと、とにかく次へ次へと展開を期待して読んでいました。 以下内容含むので畳みます。 @ネタバレ開始 金の豚に対して「苦手なタイプ」とコメントするところがめちゃくちゃ好きです、美紀さんにユーモアがありすぎる。 やっぱりゲームをプレイする者のさがなのか、いくつかのゾッとするエンディングがより好きですね…。BAD END3と4が特に怖かった…「こわっ…こわっ…」て言いながらやってましたね…怖いのに怖いのが好きという感情が湧いてきますふしぎ… トゥルーエンドはまるで映画のラストシーンみたいに思えました。大団円、まさにそんな感じですね! 色んな分岐があったけど、やっぱりトゥルーエンドが私の見たかったものなのかもしれない。素敵なお話でした。 @ネタバレ終了
  • ロストフレンド
    ロストフレンド
    過去に友人を捨ててしまった碧人と、双子の姉である翠が、ある計画を実行する物語。僕は45分ほどで2エンドとも見ることが出来ました。シナリオの完成度が高く、読後の満足感が大変大きな作品でした。なお、『ダークネス・ボーイフレンド』はまだ読んでおりませんが、1つの作品として問題なく楽しむことが出来たと思います。 @ネタバレ開始 本作品の大きな魅力のひとつに、完成度が非常に高いシナリオがあげられると思います。 冒頭は碧人の夢の描写で始まりますが、これがかなり生々しく、いきなり強烈に引き付けられます。そこから、双子の姉である翠が急にサポートしてくれることになるのですが、「なぜ彼女はそんなことを言い出したのか」が気になり、先を読み進めずにはいられなくなりました。 迎えた後半の展開には、心揺さぶられました。というのも、僕もいじめ問題で悩んでいたことがあるんですよね……。「過去の自分に、この作品を読ませてやりたいなあ」なんてことまで思いました(笑) エンドは分岐しますが、どちらも良かったです。「NORMAL END」も、決して間違った展開ではないと思います。が、個人的により心に響いたのは「TRUE END」でした。 碧人は汐音との和解を通じて、「もっとお互いを頼って良かったのだ」と気がつきます。この気づきが、碧人と翠の関係においても当てはまるという点が、素晴らしいと思いました。読んでいる最中は碧人と汐音の関係にばかり目が行きましたが、思い返してみれば、「ロストフレンド」とは碧人と翠の物語でもあったんですよね……! 実在する問題をリアルに描きつつ、明るい未来を予感させてくれる。素晴らしいシナリオだったと思います。 イラストについては碧人と汐音が抱き合う絵が1番好きです。この時は目頭が熱くなりました……。 立ち絵も、表情豊かで大変良かったです。特に、碧人君が薄い本を見つかりそうになって慌てている絵が好きです(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • シリウスの揺り籠
    シリウスの揺り籠
    プレイ致しました! お話は大学のサークルを舞台にした『何処かで実在しそうな物語』でした。 凄くリアリティのあるお話なので、好みを選ぶかもしれませんが、ボクは好きです。 選択肢がスマホの操作という作り込みが素晴らしく、背景のチョイスもお洒落な作品でした。 こんなセンスが欲しいです… 素敵な作品をありがとうございます。
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    合作でのノベルゲーム制作を描いたゲームです。 一見かなり爽やかそうに見えますが、楽しさと辛さの両方がふんだんに描かれていて、プレイ中に自分が合作をしている気分を味わうことができました(自分も複数のサークルで合作してきましたが、身に覚えがあるやり取りがいくつもありました)。 @ネタバレ開始 プレイ前の予想として仲違い→仲直りという流れなのかなと思っていたのですが、タツとの仲違いのシーンを読んで、「ここまでこじれてしまっては、もう元には戻れないだろう。どうするんだ。。。」と先の展開が読めずにドキドキしました。 実際に元の関係には戻れなかったわけですが、新平とタツの両方の想いをしっかりとくみ取りつつ、納得感のある展開になっていてすごいなと感じました。 内容について解釈しきれていないのは、遙先輩の言動についてです。 遙先輩の言動は全てサークルメンバーのことを思ってのことだったのでしょうか? もし裏設定とかあれば谷口さんの件のようにヒントが欲しいですね。 それはともかくとして、1サークルに1人遙先輩がいれば、ゲーム制作の頓挫率は激減しそうです笑 @ネタバレ終了
  • GARAKTA ROCKERS - 1st ALBUM -
    GARAKTA ROCKERS - 1st ALBUM -
    めちゃくちゃ熱い作品でした!まず第一に音楽がとても良い!物語が2転3転してフラストレーションが溜まったところで、全て吹き飛ばすガラクタロッカーズのライブが最高です! そこへ至るまでの物語も熱量たっぷりで、キャラクタの感情が迸るような勢いが好きです。くっぴー大好きだ!! サムネ通りイラストは凄く綺麗でポップ、背景も要所で上手く使われており、素晴らしい作品だと思いました。
  • お前のスパチャで世界を救え
    お前のスパチャで世界を救え
    偉いゲームです!現実の世界のネタが沢山ありまして、本当に楽しくプレイしました! 選択肢を暗記し、何回も繰り返し、ようやく六つのエンディングが出てきました。とても楽しかったです!誠にありがとうございました!
  • 2人が巡り合うとき
    2人が巡り合うとき
    2人の関係や置かれている状況など想像を膨らませながらプレイさせていただきました。 なんとなく、昔の時代の物語のような感じがします。 最初はバッドエンドから回収しましたが、ハッピーエンドで2人が巡り合えてよかったです。
  • 堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~
    堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~
    プレイさせていただきました。 絶望的な世界観で楽しめました
  • お前のスパチャで世界を救え
    お前のスパチャで世界を救え
    Vリスナーには絶対プレイしてほしい 共感もできるしストーリーがめちゃくちゃ良きで紛うことなき神作 異常に同担が欲しくなった....
  • わたしのしたい
    わたしのしたい
    タイトルと綺麗なイラストに魅かれプレイさせていただきました! 星空に包まれた中での物語。イラストは勿論UIや背景もとても綺麗でした。 愛子がとても愛らしくて無垢なのが魅力的で同時に時折つらかったです。 @ネタバレ開始 愛子も朔も強くて優しい子……! カメラを通して現実と触れ合っていた朔が直に触れることの出来る存在が無垢な愛子で、 世の中の醜いものに触れながらも美しいものにも気付くことの出来る朔が愛子に新しい歓びを教えてあげられる存在なんだなと思いました。 「したい」に込められた意味が変わった瞬間、とても感動しました。 また愛子の「自分が自分でへんって思っていないから大丈夫」、「誰と比べているの?」といった言葉にはっとさせられ、 私の中の劣等感のようなものについても考えさせられました。 @ネタバレ終了 世の中においてとても純粋で繊細なこころの部分に触れた、 とても素敵な作品でした。ありがとうございました!
  • 私の兄貴はワンと鳴く
    私の兄貴はワンと鳴く
    兄妹の絆を描いた、心温まる作品です。 号泣して鼻をかみながらプレイいたしました…。 中盤で既に泣いていたのですが、終盤は泣きっぱなしでした。 そして感想を書きながらまた泣いております…。 オープニングやエンディングのムービー演出も 映画のような効果を生み出していて素敵でした。 笑えるシーンと泣けるシーンの緩急がお見事で、 短い時間で感情を揺さぶられました。 @ネタバレ開始 カスミちゃんがハル兄に冷たくするたび 心を痛めていたのですが、その理由を ハル兄がお見通しだったところが、 やはりお兄さんなのだなぁと思います。そして カスミちゃんはやはりハル兄が大好きだったんですね。 共に過ごした時間は高校生までとなってしまいましたが、 カスミちゃんはハル兄との思い出を大切に生きていくのだろうと思います。 お別れが再会を約束する言葉だったのも良かったです。 神様はあの時助けた白鳥さんだったんですね。 ポチに乗り移った理由も描写されており、 過不足のないシナリオだと思いました。 またラストシーンがポチの鳴き声「ワン!」なのが タイトル名につながっていてお上手だなぁと思いました。 ハル兄が空から降らせた雪がムービー演出で見られ、 そこでスチルが表示されるのも感動的でした…。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました…!
  • 宝石ドール
    宝石ドール
     キャラクターの瞳が本当に綺麗で私も一目で見惚れました……! 登場人物が優しい人たちばかりでホッとする気持ちになります。 @ネタバレ開始  主人公と宝石ドールの話が並行していく中、猫目君の言う大切な「彼女」がもう一人増えた気がして嬉しくなりました。 @ネタバレ終了  コーヒーやホットサンドも魅力的で実際に喫茶店へ行きたいです。素敵な作品をありがとうございます!
  • お前のスパチャで世界を救え
    お前のスパチャで世界を救え
    まだ1週目ですがVtuberファンのあるあるネタが満載、臨場感あってとても面白いです!
  • 幽明少女はユメを見る
    幽明少女はユメを見る
    距離感の素敵な物語でした。異界と、おばけと、未練のお話。何気ない会話、事件の一つ一つに登場人物たちが悩んで、反発して、それでも前に進もうとして、その揺れ動きが丁寧に描かれていてとても心地よかったです。サエちゃんの侠気なんなの・・・惚れる・・・ 心地よさと同時に、人ってほんと業を背負ってしまうものだなあと・・・未練を果たすための行動が、それがそのままかけがえのないものになってしまう。それは業ではあるけれど、同時にとても愛おしいもので。最後の余韻に浸りながら、そんなことを感じました。
  • さらば劇薬
    さらば劇薬
    演劇好きにはたまらない作品でした! ソワレルートからプレイしましたが、 冒頭から観劇に来た時のようなワクワク感に包まれ、 更にエチュードでの演じ方を選ぶという選択肢が新鮮で楽しかったです! 前半はソワレちゃんやマチネちゃんの想いに共感し、 後半は物語そのものに惹き込まれていきました。 立ち絵も可愛くて、最後の選択肢でのイラストの凄味には息を呑みました。 素(?)に戻った時に衣装から私服に変わる演出も面白かったです。 幸福な被害者になれました。ありがとうございました!
  • ユキとアカリ
    ユキとアカリ
    なんだか懐かしさを感じるシナリオ。30分ほどで読了しました。 ぴょこぴょと動き回るアカリちゃんはとても愛らしく、良いキャラクターに演出出来ています。 @ネタバレ開始 まず最初に言っておくと、わたしはこの手の物語が大好きです。 この物語は、紹介文やタグの家族、感動などのキーワード、そして作品冒頭の雰囲気、キャラクターの設定などから王道の展開が予測できると思います。 最近の作品では後半でひっくり返してくるものが多い印象ですが、この作品では王道のまま突き抜けてくれると思わせる一種の安心感が常にありました。恐らくその辺りは狙って書かれているのでしょう。 その為、最後はどのような形で終わりを迎え、どのような台詞でこの物語が締められるのだろう?と思いを巡らせながらプレイすることができました。 @ネタバレ終了