ドラマ
7852 のレビュー-
よざくら奇譚立ち絵イラスト、夜の藍色で影が入ってるのがいいなーと思いました。 おねショタとショタおねで1粒で2度おいしかったです。
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タマキハル~序章 艮為山編~プレイさせて頂きました。 前半は陽介君の純粋な恋心に一緒にはしゃいだりしちゃいました。 登場人物1人1人の特徴が、ほんとに凄く細かく表現されていて、実在する人に思えてきてしまいました。 @ネタバレ開始 物語の中で、陽介君の海での心のささやきで いつもの、当たり前なことに感謝するという気持ち、本当は主夫・・・辛いんだろうなぁって感じました。 だけど弱音をはかない。 そんな、心が優しく、責任感が強く、苦労している陽介君が不幸にならない事を願ってます。 たぶん、陽介君みたいな人がいたらきっと好きになってしまっていると思います。 そして、到底 香月さんのような人には勝ち目はないので、陰からコッソリ見るだけだと思いますけど(笑) それから、最初から最後まで、陽介君の心の声に笑わせて頂きました。 あと、笑えたのはエキストラ?(ゲーセンの観戦者の一人)"容姿の残念な少年"このネーミング最高でした。 神岡さんも可愛かったし、柳田君の秘められたカッコよさも良かったし、高松君のモテてること気付かないところとか凄くいいですね。 事件については、香月さんにあんなことをした犯人が憎いです。 怒りと悲しみでいっぱいになりました。 @ネタバレ終了 続きが気になります。 続編楽しみにしています。
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蚕の箱庭とてもエネルギーに満ち満ちた作品だと思いました。 そうです。もちろん、負のエネルギーです。 非常に優れた表現とストーリーを楽しめましたので、本作はとてもおススメです。 @ネタバレ開始 1周目の終わりのシーンは鳥肌が立ちました。 意外な事実と言うわけでもないのですが演出が素晴らしいな、と。 視点が変わった2周目からドンドン面白くなりました! それとスプリットタン!ゲームで初めて見た気がします。痺れる! @ネタバレ終了 ゲームとしての構成も良かったですし、何より読ませるテキストが素晴らしいです。 世の中にはこういう境遇・考え方の方もたくさんいそうだよな、 と考えるとなんだかリアルでそら恐ろしくなりました。 クリア後のおまけは凄く良かったです。 @ネタバレ開始 反省会は雰囲気を壊すからいやだという人もいそうですが、 自分にはちょっと重い話だったのでこれで気が楽になりました。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございます。
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「私のこと、ご存知ですか。」同じ質問を繰り返すことがとても印象的な作品でした。 素朴な味わいの村人たちに繰り返し質問をしていく中で、 不思議とその正体に関する興味が高まっていきます。 読み手を惹きつけるのにとても有効な手法だったように感じました。 EDは2種類ありますが、TRUEというべきEDはとても切ないです。 最後は多くのイベント絵が使われとても印象深いです。 @ネタバレ開始 大長編ドラえもんの刷り込みのせいか、 個人的には記憶が失われるお話は死別よりも切なさが増すように感じます。 @ネタバレ終了 プレイ後に読めるあとがきも堪能させて頂きました。 素敵な作品をありがとうございます。
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色のない世界色を失った「僕」と、色を感じる「彼女」のお話。 色鮮やかなタイトル画面から一転して白黒になるところや、文章から色や音、温度、柔らかさと言った「見えないはず」なのに感じられる感覚を得られ、作者さんのセンスをひしひしと体感しました! シナリオにも冒頭から惹き込まれ、徐々に明らかになる事実と結末に感動しました。 音楽もキレイで聞いていたくなるし、テンポも流れるタイミングもばっちりで作品をさらに引き立てていたと思います。 色を失っていた「僕」の日常が色付いて行く……なのに色褪せて失ってしまう様子をみて、『見られる』事より『感じられる』事が大切なのかと感じました。 美しい作品、ありがとうございます。
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画廊の横顔創作をテーマにした物語でした。 グラフィックとBGMが美しい雰囲気を醸し出していました。 個人的には現実的なEND3のが味わい深かったな、と。 長い間創作に本気で打ち込んできた人におススメできると思いました。 素敵な作品をありがとうございます。
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僕らのノベルゲーム5人の高校生がノベルゲームを合作するドラマチック青春ストーリー。 3-4時間のボリュームですが、熱烈におススメします!! 魅力的な登場人物に感情移入して、ただただ泣いてしまいました。 シナリオと演出の両面で素敵です。 まずシナリオから言うと、前半はすこぶる順調にゲーム制作が進み、和気あいあいと楽しい感じです。 仲間たちの個性が分かるエピソードを交えつつ、主人公の新平くんの夢が実現に近づいていく様子にこちらまでワクワクしてきます。 そして夏の合宿は青春の極み! 登場人物の性格が、いいところも悪いところも含めて多面的に描かれるのが印象的です。 みんなで一緒にいるときの顔、2人だけのときの顔、創作に取り組むときの顔、オフの顔、などなど。 後半は一転、創作を愛する彼らは、その真摯さ故にぶつかりあいます。 この描写は本当に凄くて、前半で肉付けされた彼らの個性から考えて自然な流れになっているので、個性の厚みが更に増す感じです。 読者としては胸がはりさけそうな気持で読み進めることになります。 もうここまで読んだら結末を見届けるまで止まれませんでした。 この物語は、彼らの成長の記録でもあると思います。 創作をする人も、しない人も、是非多くの方に見届けて欲しい。 私は創作経験がありませんが、プレイヤーとして感じるところが多々ありました。 演出面ではオープニングムービーの出来栄えが凄いです。 比較的長めのプロローグを経て挿入されるので、その後に続く物語への期待感が高まります。 そして立ち絵が動く動く! キャラの位置関係、向き、遠近感まで意識しておられるのが非常に細やか。 優しい色遣いのスチルも好きです。 これしかない!という場面にスチルが使われています。 背景画像も豊富に用意されており、場面転換を簡潔に表現しています。 さらに、BGMの曲数、選曲も素晴らしく、適切な場面で切り替わり、感情を揺さぶります。 曲の終わりなどがフェードアウトするように調整されているのも配慮が行き届いていると感じました。 繊細な演出により、ノベルゲームという媒体の長所が最大限に活かされています。 文章による情景描写も、イラストの色遣いも、BGMの曲調も、すべてが新平くんの、ひいてはプレイヤーの心情を映しているんですよね。 とても素敵なゲームをありがとうございました。 @ネタバレ開始 書きたいことはいくらでもありますが、少なくとも各キャラ感想は書きたいということで。 新平 先輩に対する敬語が高校生とは思えないくらいしっかりしているのが序盤から好印象。 彼の成長度が一番高いですね! 自分の趣味を知人にこそ隠したいという軽い感じのあるあるかと思いきや、過去の苦手意識がしっかり掘り下げられて驚きました。 エレナが拒絶されることを恐れるところ、情熱のあまり仲間にも同じ気持ちを求めてしまうところ、すごく共感できる感情が多いです。 鬼瓦くんのイラストを見て再起するシーンで泣きました。ここはBGMも良すぎます。 彼がエレナを守るために立ち上がるシーンでも泣きました。ここはスチルが素敵すぎます。 え、いままで1人称だからほぼ顔が出なかった新平くんのかっこいい顔をここで持ってくるのは反則!! 空回りして、人を傷つけて、好きなものまで嫌いになり、それでも再び前を向けた。 彼は仲間に恵まれて幸せ者ですね。 美央 めっちゃ可愛いです。 本作における恋愛成分の8割は幼馴染である彼女のもの。 好きな人に恋人がいると思って一歩引いてしまうとか可愛すぎか! 控えめなところは彼女の長所でもあり、短所でもありますね。 ノートを回収しておいた彼女の気持ちにグッときました。 タツ お調子者と見せかけてかなり気配りもできるムードメーカーで好きです。 ファイトーエッレッナッーもすごく好き。 そんな彼と深刻な確執が生じるとは夢にも思っていなかったので、意外性No1です。 彼の内心はすごく気になるところです。 その場の勢いで感情的になってしまって、少なからず後悔もあったのだろうなと。 複雑な気持ちを抱きつつも協力してくれて格好良かった! 谷口さん 創作の鬼ですね。よりよい作品のためなら軋轢も厭わない。 彼女のパートで印象が大きく変わりましたね。 悪意で強い言葉を使っていたのではなくて、本気だから出てしまう言葉なんだと。 創作時の威圧感とオフの笑顔のギャップが素敵です。 彼女の創作論はとても興味深くて、なるほどなーと勉強になりました。 遥先輩 人間観察と人をおちょくるのが趣味の変人だと思ってました。 前半から根回しの良さなどは見せていましたが、 後半は一歩引いた視点からの冷静な判断が素晴らしかったですね。 「個人的な意見だが」の一節についての考察がめちゃくちゃ面白くて共感できました。 私も彼女と同類かも? 鬼瓦くん 職人気質なところが最高です。格好良い。 実質ハッピーエンドの立役者ですからね。 彼の描いたエレナの神々しさ、繊細さには息を呑みました。 エレナ、アン、先生 断片的ではありましたが、家族を得た喜びの伝わってくる美しい物語でした。 先生!嘘だろ!って2回言いました(笑) 大分長くなってしまいましたのでここまでとさせて頂きます。 改めて素晴らしい作品をありがとうございました。 @ネタバレ終了
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嘘つきジョアンナと春の雪とても綺麗で過不足のない、素敵な作品でした。 素直で読みやすい文章に、無駄がなく丁寧なエピソード。短編ながら、あの話がここで活きてくるのか、これが比喩になっているのか、と多くの気付きがありました。要所で挟まれる挿絵のようなイラストも非常に印象的です。 @ネタバレ開始 序盤からどんよりとした画面が続くからこそ、終盤でのイラストの鮮やかさが際立っていました。友達と仲良くなって、喧嘩して、という子供らしい展開のリアリティも見事です。ブランコが漕げるようになって喜ぶシーンがすごく好きです。クリア後のタイトル画面もいいですね。お兄ちゃんの優しさが胸に残ります。 @ネタバレ終了 大変楽しませていただきました。ありがとうございます。
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高層マンション全エンディング確認しました。 BAD的なエンディングはあっさり到達し理由もわからず…だったのですが、3つ目のエンディングで主人公の背景がわかり、主人公の人となりも見えてきます。エンディングでのイラストの影絵の演出が良かったです! @ネタバレ開始 追加シナリオは本編とあまり関係がないのかと思っていましたが、隠しエンディングで巡り巡って繋がるのが巧妙だなと。本編主人公は改心して何も知らずにいることにモヤっとします。火遊び良くない。 隠しエンディングに辿りつくまで苦戦しましたが偶然気づけました。確認してくる文面が面白かったです。 @ネタバレ終了
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風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)最大の特徴だと私が思ったのは、2つのムービーです。 オープニングムービーは音ハメも効いていて、エフェクトも多彩です。曲自体も良い曲です。 また、挿入歌ムービーは歌詞付きの音楽プロモーションムービーのようなものになっていて、この形式・使い方はノベルゲームでは初めて見ました。 とても印象に残ったと同時に物語に華を添えてもいたと思います。 楽曲選びにもこだわりを感じました。 良い曲がとても多かったです。 また、キャラクターについては、金田の破壊力(ファーストインプレッション)が強くかなり印象に残りました。 内容に関しては、 @ネタバレ開始 会社員生活あるあるとも言えるリアリティのあるものになっていて、 ものによっては私自身が過去に体験したことが思い出され、鋭利に心の中に入ってくる感じもありました。 中盤の金田の苦悩については、 自分も今の仕事に合っているのか悩んだことがあったので、共感するものがありました。 結果的に金田のように夢のために仕事をやめるという選択までは出来ませんでしたが、仕事をしながらゲームを作るというやり方で子供の頃の夢をかなえることが出来たのは幸運なことだと思えています(蛇足ですみません) 金田が仕事をやめた時、神山にはやめないでほしいという思いがあったので、仕事を続けている姿には安心しました。 とはいえ、まだ3年。 これからまたなんとでも生き方を選ぶことは出来ると思うので、彼なりに頑張っていってほしいと思います。(続けても、別の道を探すのも、どちらもアリだと思います) あと、岬センパイは、途中でゲームの表舞台からは退場して神山達に気づきのきっかけを与える師匠的立ち位置なのが粋でかっこ良かったです。 @ネタバレ終了 制作お疲れさまでした。 オンリーワンの作品だと思いました。
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Sea glass(シーグラス)リゾートの地の美しい映像と英語ナレーションからはじまる、洋画を彷彿とさせるドラマティックなノベルゲームです。 美しい美貌と才能から、人々の羨望を一身に集める有名女性画家タレントの“彼女”。 プレイヤーは、彼女がバカンスを過ごす様子を、動画を視聴する形で追体験していきます。 動画視聴後、プレイヤーは衝撃的な事実を知ることになります。 視聴者の視点と”彼女”の視点、その両方を知ることで、物語の全貌が浮かび上がってくる構成のストーリーです。 美しい海、豪華なリゾート地、清潔で高級なホテル… そんなきらびやかな舞台設定に対し、”彼女”の内面の脆さ・不安定な描写が際立って、互いのギャップが鮮烈に印象に残りました。 誰もが幸せとだろうと信じて疑わない人が、心のうちでは抑えようのない孤独を感じているかもしれない…プレイ後はそんなことをつい考え込んでしまいます。 他者の思考を完全に理解することは難しいですが、ゲームのように、異なる視点から互いの考えを窺い知ることができれば、何か違ったのかも…と、詮無いことですが、そう思わずにはいられません。 まるで、ドラマを見ているかのような没入感で物語に浸ることができました。 素敵で印象に残る作品をありがとうございました!
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深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray toドット調のグラフィックに心地良いBGM…。タイトル通り、とてもリラックス出来る作品だと感じました。虫の声などの環境音も雰囲気作りに一役買っていて素敵です。深夜特有の空気感が上手く表現されていました。 兄妹がダラーっと会話するだけの作品ですが、その会話が本当に自然で…こういった文章が書けるのも才能なんだろうな、と羨ましく思いました。 また、真面目な話をしていたと思えば冗談を言い合ったりと会話の流れが良い意味で不規則になっており、予測不可能なのも楽しかったです。実際に二人が話している場面を見ている可能ような錯覚をするほどでした。会話の内容で「それわかる!」と共感する場面も多く楽しめました。特に手帳のシーンは括弧ちゃんと同意見でしたね。 あと、オンラインゲームで姫プして周囲を振り回す括弧ちゃんの性格、好きです。「それは草」が個人的にツボでした。 真夜中、一人でゆったりプレイするのに最適な作品だと思いました。 みなさんも時間を忘れて兄妹の会話に没頭するのはいかがでしょうか。ありがとうございました。
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今宵、忘却列車にて。幻想的な列車の中での少年との一節。トゥルーシナリオは…切ない終わり方でした。違う選択をした2人も見てみたかったです♡
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Sea glass(シーグラス)とてもおしゃれで、引き込まれる作品でした。 一本の映像から「見る人」と「見られる人」の視点が描かれたお話です。 青で統一された清涼感のある画面と、時折背景で流れるムービーがおしゃれで、画面デザインで作品の世界観が表現されているのがすごかったです! 実際に主人公と映像を見ているかのような没入感があり、瑞々しくて清涼感のある美しい映像なのだろうということが伝わってきました。 また、一週目と二週目で「青」の感じ方に変化が起こるのがとても印象的でした。 @ネタバレ開始 最初は爽やかで清々しく感じられていた青が、二週目では寂しく冷たい色に感じられました。 誰かの素敵なところを知って、素敵な人だと思っても、それが本質とは限らないのかなと思います。 それを忘れてしまうと、ただ理想を押し付けるばかりになってしまう…そんなリアルなお話でした。 一週目の主人公と、二週目の彼女が持つ「シーグラス」に対する認識の違いが、この作品を象徴しているようでした。 @ネタバレ終了 彼女が描いた絵、私も見てみたくなりました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)作品が持つ独特の雰囲気に魅せられる作品でした。 「まもの」と子供が迎える、運命のお話です。 最低限の情報しか与えられない中で、「描かれていない部分」の存在を確かに感じられました。 様々なことを思い、生きてきた者の最後のワンシーンが切り取られたような印象です。 短い時間の中でも、音楽・SE・暗転のタイミングなど、全てが計算されて作品の雰囲気が作り上げられているようで、凄かったです。 @ネタバレ開始 決まっている運命を嘆くのではなく、そこに至るまでをどう捉え、何を選択するか。 そんな問いかけがされているような気がしました。 運命を受け入れながらも、少ない選択肢の中でよりよい道を選ぼうとする2人が、とても印象深く心に残っています。 「まもの」のこと、子供のこと。語られることは少ないものの、2人は確かに「家族」だったのだろうなと感じました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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逆さまに堕ちる何とも言えない読後感の作品でした。 ストーリーはしっかり完結しているのですが、 なんともいえない感情がドロドロと残る感じです。 そう言った作品が好みの方にはたまらないと思われます。 冒頭を除き終始作中で降り続けている雨の音がとても印象的で、 これが主人公の心象風景なんだとすっと理解できます。 テキストはとても引き込まれるもので、 主人公の強迫観念めいた言動に感情が締め付けられました。 @ネタバレ開始 ラスト、死ぬことすら叶わずに今後も 「頑張り続けなければならない」というのはなんとも救いがないです。。 作中の「女とか先生とかそんな妄想を」というセリフから、 序盤から気になっていた「戦闘指導員」と言う主人公の設定自体が虚構だと分かります。 (ということは当然、生徒たちの存在も虚構ということになります) きちんと作中で明示して頂いたおかげでなるほどとスッキリしました。 @ネタバレ終了 なんとも胸にずしりと響くような作品をありがとうございます。
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お前のスパチャで世界を救えこんにあ~! 実況で全エンド拝見させていただきました! 時流にのったテーマとクオリティの高いデザインで 気になっていた作品でしたが、期待を裏切らぬ面白さ…! “にあちゃんを救うために画面の前の俺達が出来る事は何か?” “にあちゃんに何があったのか?黒幕はいるのか?真相は?” 冒頭からにあちゃんの失踪というインパクトある出来事を プレイヤーに見せて謎を提示しラストまで読ませる優れた構成に、 実際に存在するゲームのパロディや、SNS上のやり取り、 コミュニケーション能力が低く日々に疲れ癒しを求める社会人という リアルな描写で主人公とプレイヤーを一体化させる手腕がお見事です。 気付けば画面の前の貴方も「にあらー」として奔走している事でしょう。 @ネタバレ開始 にあちゃんが男性だと知った後も「彼女」を好きだった 気持ちを否定しなかった主人公に好感を持ちました。 個人的に好きなのはVエンドとCエンドです。 にあちゃんとtanakaさんと人を癒す存在を目指す結末は微笑ましく Cエンドはいわゆるバッドエンドに近いですが、 かたラーメンさんとの友情を感じられて良かったです。 @ネタバレ終了 初見の印象通りクオリティの高い作品でした。 おつにあ~!
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嘘つきジョアンナと春の雪じょばじょばに泣きました……… 読みやすい文章、すんなりと入ってきた雪の設定で一気に読んでしまいました…!!まきおくんのイラストがすごく可愛くて、暗い部分もあるのに少しずつ元気も貰うような…。しかし起承転結の転が容赦なく訪れる、そこからがもう、もう、もう…怒涛の……顔面洪水…… @ネタバレ開始 スイトくんが悲しくてリビングで泣いた瞬間、全く同じタイミングで泣いちゃったのですが、それだけで済まさないこの物語よ…!! まきおくん、もしかして自転車にエンジン括りつけたの見せるつもりじゃ…!?と思っていたら「花の箱庭」の話を覚えてくれてたという…!そしてそれがスイトくんがもう一度降ってほしかった雪と重なるという…!ここでじょばじょばに泣いてしまってもうだめでしたこの物語はスイトくんの学校の図書館で貸し出すべきだと思います… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!
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夏の想いは星影に実家に帰省した主人公の「私」と、高校時代に天文部にいた先輩の「部長」の物語です。選択肢はなく、10分程度で読了しました。 心地の良いノスタルジーに浸れる作品でした。エンディングの穏やかな音楽とか、「星が嫌いな人なんていない」という言葉が好きです。 @ネタバレ開始 「私」と「部長」の具体的な性別描写が入っておらず、その辺りに大きな魅力を感じました。文字だけなので、人によっていろんなパターンの2人が想像できてしまうなと思いました(もし、自分の読み込み不足なら本当にすいません!)。
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嘘の手紙高校生だったあの頃を思い出します。もし自分に嘘の手紙が届いたらどうするのか。リアルな学校生活の描写を背景とイラストで絶妙に表現しており、嘘がなんだったのか早く突き止めたくて、主人公と同じ気持ちになりました。本当に感動しました。素敵な作品をありがとうございました。