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9562 のレビュー
  • よくある日常
    よくある日常
    何回かプレイしてみました。過去改変も単純に良い方向にならないどころか、かえって状況が悪くなることもあることについて、いろいろと考えさせられる内容でした。 @ネタバレ開始 一人っ子のボクとカノジョが個人的には一番良かったです。改変しないストーリーは、雪と付き合えるものの逆に自称妹に何か飛行機事故を起こされたような不気味さが残っていたので…。 @ネタバレ終了
  • ウソからはじまる物語
    ウソからはじまる物語
    ほっこりと心が温かくなる短編集でした。 とにかく丁寧に紡がれた文章だ!と感銘を受けるほどのテキストでした。作者さんはショートショート集を複数商業出版されるような方で、Twitterの1投稿に収まる文字数のショートショートも日々継続的に公開されています。文章の密度と平易さを兼ね備えているのはもちろんのこと、それだけでなくどこをとっても絵になる文章というか、温かくて心に染み入る文章だとプレイしていて感じ入りました。 ストーリーはオムニバス形式の全3話+αとなりますが、同じイベントに関わる異なる3名の視点で描かれる作品です。各編の登場人物の関わり合いがとても面白かったです。やはりキャラクターの新たな一面が見えますし、単純にプレーヤーも興味を惹かれる素晴らしい手法でした。齟齬がないように分刻みのタイムスケジュールを用意されたというのも納得の絡み合いでした。 また、決して派手な演出などはないのですがシステム面もとても良かったです。文章を際立たせるために最適化されたことが分かるレイアウトやフォント選定が素晴らしかったです。視認性や操作性が素晴らしく、物語に没入することができました。 温かく素晴らしい作品。とても面白かったです。
  • Ghost KillerS(ゴースト・キラーズ)
    Ghost KillerS(ゴースト・キラーズ)
    ギターでおばあさん(※成仏してない)の脳天を叩いたりするイケメンたちが今日も幽霊退治します!な、画面のエキセントリックさとイケメンたちとのドタバタを楽しむ痛快スタイリッシュ&ちょっとしんみりもある物語でした。 若者が年寄りをリンチしている図みたいになっていましたが、これは幽霊退治!幽霊退治! 現にシャルロットさんはなんか最後にトキメキの一瞬を贈っていたし!と、南無三。 なかなか奇抜な幽霊退治で面白かったです。 @ネタバレ開始 どのキャラクターも個性的かつイケメンで、シャルロットさんとフーガさんたち双子が大変好みでした。 まさかの双子、破壊力が倍ドンで、尊い…尊い…となりました。 シャルロットさんの髪の毛をかき上げている図は心臓にオーバーヒートなみの負荷が…! 眼福でした、ありがとうございました。 @ネタバレ終了 ラストの終わり方が「あれ?」と思うものでしたので、あの謎が解ける日を楽しみにしています。 素敵な作品をありがとうございました!
  • キミに心臓をあげたい
    キミに心臓をあげたい
    もし、あなたの鼓動がこの世界に響かなくなりそうになったら、私が調律しに行くから―――そんな声が聞こえてきそうな、引きこもりでニートで髪の毛もボサボサで、でも「いい人」な主人公が再起するまでの物語でした。 TRUEからBADの順でエンドを見たので、凹みました…しまった、BADを3種類とも回収してからTRUEを見ればよかったです。 TRUEはとても感動的になっているので、これからプレイされる方(エンドコンプを目指される方)は是非BAD→TRUEをオススメします。 @ネタバレ開始 主人公が久しぶりに外へ出て自身の辛さを告白するシーンではUさんの「独り言だから聞こえてしまうかもしれないけれど」の言葉がとても好きでした。 「聞いてあげるから話して」と促すのではなく「この距離だから君の独り言も聞こえるね」と肩の力を抜いたセリフ回しが、主人公の緊張をほぐしているなーと……自然かつ上手な流れで、とても好きでした。 クライマックスのピアノを弾くシーンで一瞬女の子が被るシーンが鳥肌ものでした。 そのまま最後まで辿り着くとタイトルの意味がよく分かり、感慨深いものがありました。 @ネタバレ終了 スチルも美麗で、TRUEは最後の最後まで目が離せない「ああ、そういうことだったんだね」と心に響いてくる、正に一つの命の曲のような美しさでした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • お前が大統領だ
    お前が大統領だ
    まさかまさかのうさぎの皮を被った社会派ゲーム!?  お前が神様だと言われたらどんな世界にしようかな~なんて子供のころはよく考えたものですが、本作ではプリティなうさぎさんの国の大統領になれるそうで、「頑張って大統領になるぞ!」と思ったのも束の間、初めにぶち当たる問題が高齢化とかリアルすぎました…(うさぎの国も高齢化は避けられないらしいと知り白目をむく) 解決すべき3つの問題で取り扱われる内容が非常に興味深く、地球という惑星のあらゆる国で当てはまりそうな内容であったことからも色々と考えました。 どの問題も今となっては根っこが深すぎて一朝一夕には変わらない・解決しないからこそ、一人一人が向き合って「みんなでこの地獄から抜け出そうぜ!」とほんの少しのやさしさを寄せ合って、肩を抱き合って抜け出す勢いで未来へ進めたらいいなと思いました。 「ちょっと分からないんですけれど」と目の焦点が明らかに合ってないときのウサギさんの顔がツボでした(笑) 素敵な作品をありがとうございました!
  • 日陰の日葵 - sun in the shade
    日陰の日葵 - sun in the shade
    @ネタバレ開始 真実に気づいた瞬間ヒマリが隠れた理由とかがわかったの良かったし感動しました! あとは小ネタで自殺未遂の生徒二人って入ってたのも前作も好きだったので嬉しかったです!@ネタバレ終了
  • すいれん
    すいれん
     とても素敵な短編ノベルゲームでした。画面の中にどこか温かみを感じる背景やbgm、そしてすいれんを巡る少年少女の淡い交流が映えていました。じんわりと伝わってくる優しい雰囲気が好きです。心に残る、いい作品でした。
  • 椿堂ノ火
    椿堂ノ火
    とても感動的で心温まる作品です。涙をぬぐいながらプレイしました。 いつもながら情景描写が本当に巧みで、祭りの賑やかな雰囲気や主人公の心情などが手に取るように分かりました。立ち絵なし、グラフィックは背景のみですがそれを全く感じさせない…むしろ背景のみだからこそ、より文章に集中できるのが良かったです。作者さんの秀でた文章力もあり、容易に物語にのめり込むことが出来ました。 @ネタバレ開始 幼い頃と病室での父親の姿との対比が残酷な現実を主人公に突きつけているような気がして、とても悲しくなりました。主人公の心情をすべて推し量ることは出来ませんが、他人行儀に敬語で話しかける様子から、親子の深い溝をまざまざと感じました。 そのあとの祭りのシーン、お面のくだり…いつからかわかりませんが、気付けば大粒の涙を流していました。感想を書いている今も涙が滲むほどです。 病室で主人公の名前を書いたメモを見つけるシーンが特に感動的で、父親がいかに主人公を愛していたのかが否応なく伝わってくると同時に「あぁ…もっと早く会って和解すれば良かった」という主人公の心の声が聞こえるようでした。この状況を「間に合った」と捉えるのか、「間に合わなかった」と捉えるのか…プレイする人によって感じ方が変わるのだろうなと思いました。 @ネタバレ終了 今度は夏の時期に遊んでみようと思います。素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございました!
  • 椿堂ノ火
    椿堂ノ火
    縁日の思い出、ノスタルジーなお祭りの思い出と、今の葛藤を行き来しながら、思い出の絆の終焉を彩る、素晴らしい作品でした。 家族のしがらみ、それでも切ろうとしても切れない絆 @ネタバレ開始 女の子のお面という印象的なモチーフがとても作品の中で効いていて いつかはいろんな人が向き合うであろう家族との終焉と人生 最後は、いろんな人が自分の親世代とも重ねてしまうような @ネタバレ終了 情景と描写が素晴らしい作品でした。
  • みまわり
    みまわり
    絵が可愛い!と惹かれプレイしました。 個性豊かな登場人物達が魅力的でした 彼等のちょっとした一面を見れるけれど、それにがっつり踏み込むと言うわけではない距離感がとても好きです。 特に結井君が好きです 可愛いね……。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時に出会った二人の関係が最後に明かされ、ぎゅっと胸が締めつけられました。5分くらいの短い物語で、登場人物は二人だけなのに、紡いできた時間や取り巻く人々の情景が心に浮かぶ、巧みな描写が印象的です。切ないピアノ曲の選択もまた素晴らしい。ノベルゲームならではの、音楽と文章、そして丁寧な筆遣いのイラストが織りなす世界に、心を揺さぶられる佳作でした。
  • ひとつだけ願いが叶うなら。
    ひとつだけ願いが叶うなら。
    初めから結末はなんとなく予想できるので、とりあえず黒魔法からバッドエンド回収に行くか、と多くの人が考えると思います。それで正解です。でも、白魔法を選んでも…。 @ネタバレ開始 他人から与えられた強大な力で自分のほしいままに振る舞っても、たとえそれが他人を傷つけないものだとしても、幸せにはなれない。でも、その力を他人のために使うのなら、世の中はきっと変わっていく。 当たり前のことですけど、とても重要なメッセージだと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
  • あなたの命の価値リメイクver2
    あなたの命の価値リメイクver2
    重すぎて商業作品ではなかなかテーマにしにくい児童養護施設を舞台にしたADVとなります。主人公の人生をじっくり描いた22章からなる大作です。4時間弱のプレイを終えた時にはじんわりとした感動に包まれました。 設定が設定なので多くの登場キャラにはそれぞれの生い立ちが影を落としており、そのせいで終始葛藤から逃れることはできず様々な苦悩を生んでいます。とはいえただ辛く苦しいだけではなく、必死に生きる主人公の周りには彼を慕う多くの女性キャラが登場して、その中で一体誰とくっつくんだ!という恋愛ドラマも楽しめました。女性キャラたちは異なる魅力を持っており、マルチエンドでこっちのルートも見てぇ!となりました。 中盤以降はヒロインも確定して人生ドラマへと発展して、長い物語のラストには深い感動を味わうことができました。個人的には18章と22章でかなり涙が流れました。 理想だけでなく現実を正面から描いたシナリオだと感じました。あらすじを読んで興味を持った方は是非最後までプレイしてみてほしいです。フルボイスとなっており、声優さんたちの名演も良かったです。
  • イマジナリーフレンド
    イマジナリーフレンド
    二転三転あるストーリーでとても面白かったです!! 全体的なストーリーの構成が非常に巧みだと思いました。絶妙な設定・バランスのおかげで各EDで何の違和感もなくストーリーに対して異なる着地を見せてくれます。 私は初回プレイでTRUEだったのですが、先にBAD等を見るとだいぶ印象も違ったものになったのではないかと感じました。 TRUEは読後感が非常に良く、とても前向きかつ感動的なエンディングでした。クリア後に見られるサブエピソードも別視点で補完的なストーリーが楽しめて良かったです。 作者さんの作品群のファンなので、これまでよりも長いボリュームで新境地が楽しめましたし、過去作で活躍したキャラが登場するのも嬉しかったです。 グラフィックは言うまでもなく良くて、全部好きですがエンディングの線画が特に印象的でした。システム周りも非常に最適化されていると思いました!
  • メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。
    制作日を見て、ホラーではないのに、 むしろ痛ましく愛しい話なのに、 寒気がしました。 素晴らしいです。 最初は普通のちょっと不思議世界の話なのかな?とだけ思わせ、 ゲームの中で1日ずつ過ぎるごとに、物語世界が少しずつ深まり、 同時に何か言い知れぬ不安を抱かせて、 ホラーではないのに、一級のホラーのように じわじわとした居心地の悪さが広がってきました。 私は、ハッピーエンドでした。 しかしこのハッピーエンドのなんと痛ましいことか・・・。 そしてだからこそ、 素晴らしいプロテスト・ゲーム(というものがあるのなら!)だ、と 感動しました。 素晴らしい作品を作ってくださり、 ありがとうございました。
  • 非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    先輩後輩の気怠くもセンス溢れる会話、軽妙なLofi、都市伝説から社会問題へと急展開するシナリオ、個人の力の限界とそれでも一歩踏み越えるささやかな異議申し立て、これらが織り合わされて実に心地よい物語世界が展開されます 前作「深夜徘徊のための音楽」と同様に、寝る前の布団の中でプレイするのがおすすめ Lofi に脳を揺らされながら、二人と一緒に路地裏で都市伝説を追っかけてる気分になってきます
  • ウソからはじまる物語
    ウソからはじまる物語
    物語の面白さはもちろん、洗練された上手な文章ってこういう事なんだろうなと読みながら強く思いました。それだけではなく文字の大きさや適切に改行されている部分など、ノベルゲームとして「読ませる」ことを徹底的に配慮した画面構成も素晴らしかったです。完走まで1時間ほどでしたが、体感的にはあっという間でした。 @ネタバレ開始 春というシチュエーションにも後押しされ、どのシナリオも気持ちが温かくなるような感触で読み終えることができました。3つの物語が微妙に繋がっている構成も良かったです。上から順番に読んでいきましたが、「あっ、これはもしかして」というシーンが多くあり、その部分でも楽しむことができました。どのシナリオも素晴らしかったですが、強いて言うなら「真っ赤なウソ」「ウソから出た誠」が好きです。 最後にどうでも良い事ですが、タイトル画面の「ウソ」が赤く塗られているので、読む前は血生臭い要素があるのかなと考えていました(笑)。その後、あとがきで「当初は大きな事件を入れる予定だった」と書いてあり、ひっそりと納得しました(笑)。 @ネタバレ終了 充実した読書時間を過ごすことができました。素敵な作品をありがとうございました。
  • 今宵、忘却列車にて。
    今宵、忘却列車にて。
    タイトル画面がキラキラ綺麗で、なんとなく希望に満ち溢れた話なのかな、と思っていました。 @ネタバレ開始 列車を降りずに橘くんと話を続けて、それから列車と橘くんとプレイヤーの関係性の真実を知ったときは衝撃を受けました。 それから橘くんとずっと一緒にいられるエンドを探しましたが、どうあがいても二人は離別する運命・・・。切ないけれど、美しいお話でした・・・! プレイさせていただき、ありがとうございました!
  • PERSONACONSCIOUS
    PERSONACONSCIOUS
    え、飲む・飲めないオムライスが気になる……となりつつ、とても個性的なキャラクターonlyかつ中二病やクトゥルフ神話などが好きそうな人は涎を垂らしながらプレイするしかないような言葉が画面に常に存在し続ける、超個性派ゲームでした。 初めの半エンドレス拷問ショーからの目のくだりがどこで繋がるのかなと思っていたら……壮大な物語として姿を現してきて、そして色々と衝撃な展開を迎えました。 @ネタバレ開始 想像力をブーストかけ続けて限界フルスロットルしたら皆がカタツムリなどの姿になって、そこからもう一段ブーストして奇跡が起きたり……と、最後の方は「何もかもが(先の展開が)読めないから、このまま一気に読み進めるしかない!」と最後まで駆け抜けました。 選択肢で間違えてゲームオーバーになったりもしましたが、最後は無事に奇跡が起きて地球の映像まで出てくる壮大なスケールを堪能させていただきました。 @ネタバレ終了 個性豊かなキャラクターと驚きの設定や世界観が非常に個性的なゲームでした。 ありがとうございました!
  • 各務家〜食卓物語〜
    各務家〜食卓物語〜
    一つ屋根の下で暮らしている家族の日常の中から、一つの出来事を家族全員の視点で見ていく面白い構成の物語でした。 お父さんのくたびれ具合やお母さんの子どもが第一なところなど、日本らしいというか……日本の社会構造によって形成されざるをえないある種スタンダードな家族の在り方が見えて、ほのぼのとした中にリアリティもありました。 @ネタバレ開始 お父さんの妻との会話を諦めているところ、家の中にまともに居場所がなさそうなところ、家族に向き合うより飲みに行き現実の問題を先送りにしているところなど……お父さんのパートの部分にリアリティがとてもあり、この辺りで各務家が幸せなだけの家ではないことに触れられてよかったです。 シンプルかつかわいらしい絵柄とのギャップでもありましたが、ほのぼのだけではないリアルな空気が各務家の皆さんにキャラクターの厚みを添えていたと思います。 歩さんと笑楽さんの二人のパートが本当に好きです。 この2人のお互いを大切にしている部分に癒されました。 各務家に色々あるように、きっと笑楽さんも笑楽さんの家族とは色々あると思うのですが、笑楽さんの笑顔とサプライズが各務家に素敵な風を吹かせた最後のカップケーキシーンは拍手したい思いでした。 日本ではよくよく「言わなくても察しろ」などというテレパシー呪文がまかり通っていますが、本来家族であっても「言わないと伝わらない」はずで、各務家では笑楽さんがその辺りのほぐし役をしていましたが、一人一人がもう一歩歩み寄り口にできたらいいだろうなと思いました。 @ネタバレ終了 家族のカタチはそれぞれで多様化していますが、各務家の場合はこんな感じだよと触れられることができて「なるほど」と面白いゲームでした。 それぞれの視点から見ることで、この家族の個々の人間の関係性などを考察したり想像する余地もあって面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!