ドラマ
7860 のレビュー-
高層マンションプレイさせて頂きました! とっても面白かったです! フラグだな、と分かっていますが、ついセーブしてBADENDから回収して行きました。 画像や効果音や音楽がまるでこのゲームのためにあるかのようで、タイミングもバッチリでしっくり来ました! バッジ取るの大変でしたが、「おお!こんなことがティラノで出来るのか!」と学んで、そしてクリア後の満足感と2つのバッジGETの達成感を得られました。 ジャンルが苦手な「ホラー系」だったのにクリア後の今になって気付きましたが、とても考えさせられる素敵な物語です。 ハラハラドキドキ出来てとても充実した時間でした。ありがとうございました!
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高層マンション高層マンションの最上階に住む主人公! 何故かドアが開かず書斎から出られない! 冒頭から大ピンチの主人公がそこから幸福と不幸を知る物語でした。 真エンドがとにかく見つからず、めちゃくちゃ探しまくりました。見つけた時は達成感でいっぱいでした。無事にノベラーになれて嬉しいです! @ネタバレ開始 携帯の中のデータが入れ替わっているのすごく怖かったです。これは奥さんの復讐の話かと思ったら、素敵な家族の話でさらに驚き。奥さんがいい人で良かった……! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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人間らしく残りの時間をどう人間らしく生きるか。 短いお話の中で、色々考えさせられるお話でした。 クリア後のタイトル画面を見て、胸がぐっと締め付けられました。
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初恋の後悔こちらは本当にオンリーワンな作品だと思います。 TGF2020の投稿作をこれまでたくさんプレイしましたが、、 リアルな人生・生活をここまで丁寧に描いたゲームは他にないです。 1人の少年が子どもから大人に変わるその過程を描き切っています。 なんせ回想シーンを含めれば小学生から成人するまでを全シーン描いてます。 これほど途中途中を端折ることなく描写している作品はなかなかお目にかかれません。 ちょっとフリゲ以外の作品でも記憶にないので、 実のところ相当な野心作なのではないかと感じます。 ゲームでは「ともかく大きな事件が起きてほしい」人は避けた方がベターかもしれません。 音楽や写真はシーンに合ったものをこれでもかと用意していますし、 主人公の心理描写と友人たちとの交流が非常に丁寧に描かれています。 少し掴みにくい上にちょっとひねた性格をしている主人公だな、と初めは思いましたが、 よくよく考えると高校時代なんて個人差はあれどまだ人間はできていなくて当たり前。 作中で小出しになる過去の境遇などを見ているうちにだんだんと親しみを感じました。 成長を遂げた主人公に対して、最終的には心からのエールを送りたくなります。 最後のエンドロールではそれまでの積み重ねにより、 しっとりとした感動に包まれることうけあいです。 曲選も本当に素晴らしい!! プレイ中には思わず小学生~成人までの自分がどうだったかを思い返しました。 極めて幼稚だった自分の言動を恥ずかしく思うとともに、 「まこ」のような同級生がいたら自分はどう見えたのかな、と思いました。 常に騒がしい調子の良い軽薄な奴、と一刀両断だった気がします。 いや、目立たない大人しい友人と真面目な話もできるキャラだったんですよ! ……それはともかくとして、思わず自分の青春時代も振り返れる良作です。 友人との人間関係や名前はプレイ序盤は覚えにくいのですが、 その点はシステムでバッチリとフォローされています。 UIのデザインや章間の演出なども極めて秀逸です。 本作に注ぐ作者様の情熱を本当に様々な部分で感じました。 是非、落ち着いてプレイできる環境で、 3時間じっくりとゲームとともに青春時代を振り返ってほしいです。 本当に素晴らしい作品をありがとうございます。
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風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)夢に対する三人のお話。 タイトルロゴ、キャラ絵、そして動画がかっこよくずっと見ていたいと思えました! UIや各機能画面も作りこまれていて、発見する楽しさがありました。 デフォルトキャラ可愛いです。(ライカもいる!) @ネタバレ開始 夢を追い続ける岬さん、夢を追う事にした金田さん、夢がなくても目的を見付けた神山さん……夢に対するスタンスが違っても、三人とも屈することなく前に進む様子が見られて心を打たれました。 挫折していた、あるいは挫折したけど諦めなかった描写がさらに良かったと感じています。 岬さんに影響を受けた金田さん、その金田さんに影響を受けた神山さん、というように良い影響が受け継がれていく様子も良かったです。 酔った岬さんが可愛かったですw 金田さん英語すごっ、逝かないでっ。 @ネタバレ終了 自分の弱さに向き合える強さや、心を伝えあえる存在の大切さを感じ取れる作品でした。 ありがとうございます。
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指先で世界を見る身近に潜んでいる闇というか問題というか…そういったものを深く考えさせられました。 同じ学校にいたら、私は誰の立場にいただろう?そう考えると怖くなります。 「自分だけは大丈夫。自分の見ている世界は正しい」と、胸を張って言えるだろうか?基準になるものさえ曖昧なこのご時世。自分も、自戒しなければならないなと感じました。 とても深い作品だったと思います。ありがとうございました。
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消灯コーヒーボイス付きだ…!コーヒーのお供にさくっと読める掌編でした
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雨の檻とても良いお話でした。 ほとんどの人がブルーになってしまう雨の日の出来事。 話の内容も奇麗でしたが、背景画像や会話等もとても良くて楽しめました。 @ネタバレ開始 この話の中の、女のショッピングが長い事、そして、それを男は半ば仕方ないと理解してあげているところとか。 男同士の親子のクールなんだけど愛情に満ちた会話と行動に、家族の温かみを感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました。
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雇い主とバイトくん大学生の主人公・吉田くんはある日、バイト先で同じ大学の知り合いの藤野さんと出会う。すると、いきなり藤野さんから「彼氏にならない?」と言われたことから始まるサスペンス要素を含んだ青春物語です。1時間程度で無事に完走できました。選択肢はたくさん出てきますが、基本的には一本道なので気軽に選んでも大丈夫な内容になってます。 個人的な好みも入りますが、とにかく藤野さんが超ストライクでした(笑)。サムネからでも分かりますが、めちゃくちゃ綺麗なビジュアルに加えて、繊細な部分や等身大の部分が丁寧に表現されていて⋯⋯いやあ、本当にいろいろと刺さってしまいました(笑)。 ストーリーに関しても、とても面白かったです。藤野さんが「彼氏にならない?」と言ってきたのはストーカー被害に悩んでいるからで、そこから二転三転する展開に最後まで目が離せませんでした。物語が進んでいくにつれ、吉田くんと藤野さんの距離が自然と縮まっていく部分も良かったです。 本当に面白かったです!素敵な作品をありがとうございました!
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雨の檻外が雨の中、車内で家族の帰りを待つ父と息子の物語です。選択肢はなく、5分程度で読了することができます。 @ネタバレ開始 読み終わった後、温かい気持ちになりました。演出部分も丁寧に作られており、クリア後のタイトル画面にカエルが出てくる部分が特に好きです。決して雨が止んだわけではありませんが、考え方・行動次第で気持ちを切り替えることができる。個人的にですが、そんなことを思ってしまいました。
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宝石ドール~柘榴石~プレイいたしました。 とても面白い作品をありがとうございます。
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お前のスパチャで世界を救えこんにあ~っ! にあちゃん、とっても可愛くて癒されました…。尊い…。 あまりの可愛さに心からにあらーになって「なんとか助けたい…!」と試行錯誤し、無事全エンド回収できました! 細部まで余念がないこだわりで、これは本当にフリーゲームで楽しませていただいていいのか…?と感謝の気持ちでいっぱいです。 @ネタバレ開始 ねここさんさんの怪しんでブロックする感じがリアル…!と思っていましたが、ねこやまさんだったのですね。最後まで気付けませんでした(笑) 登場するキャラ全員が個性的で本当にすごいです! tanakaさんの複雑なジェラシーやかたラーメンさんの熱心なファン心と男気…魅力が多すぎますが、はや太郎さんのライトなファンみが絶妙でした。 @ネタバレ終了 Vtuberさんと動画内で交流したことがなかったので、疑似体験ができて嬉しかったです! 名前いっぱい呼んでもらえて幸せでした~♡
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さりとて君影草は咲く目が覚めると赤ちゃんになっていた! 状況の理解が早い!これはコメディ…?と思っていたらまさかの設定と展開に驚きました。 ルートによってはシリアスですが、アナログっぽい塗り方の丁寧なイラストやUIデザインで温かみのある感じの作品になっているのが面白いなと思いました。 皆それぞれの想いがあって嫌な人が出てこないのも、とてもいいですね。 全バッジゲットしました!きつねさんかわいい~
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多知くんは何も知らないほのぼのだと思ったらまさかの…! クリア後にタイトルに戻ってぞっとしました…ひええ。 二人はどうしたら幸せになれたのでしょうね、いろいろと考えさせられました。
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千夜一夜のシェヘラザード千夜一夜物語をモチーフにした、男の子と女の子の物語です。私は千夜一夜物語に関しては名前を知っている程度で詳しい内容までは知らなかったのですが、だからこそ話の内容が気になり、より一層物語を楽しむことができました!特にセリフがウィットに富んでいて巧いなあと唸らせられました。素敵な作品をありがとうございます!
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能面な、先生ある大学生と「能面」の先生の交流を描いた物語。僕は30分ほどで読了できました。主人公に新たな世界を提示してくれる先生が素敵でした。 @ネタバレ開始 まずシナリオについてですが、出席カードをめぐる問題を取り上げた点が素晴らしいと思いました。ことの深刻さが、重すぎず、軽すぎず、絶妙だったと感じます。 自分も大学生だった時期があるので、この問題には色々と思うところがありました。出席カードって、本来はとても大事なもののはずなんですけどね……。学生の中ではけっこう認識の差があって、こうした「代わりに出しといて」問題は起こっていました。なお、僕のいた大学では金銭による売買も以下略 こうした依頼は一見ささいなことのようですが、実際のところ、頼まれる側からしたら屈辱的ですよね。ささやかに見える分、なおさらタチが悪いと個人的には思います。しかし、こうしたことにちゃんと怒れる人は頼まれないんですよね……。「前は楽しかった」と諦めきれず、自分自身にも嘘をついてしまう主人公には、すごく共感できました。 なかなかつらい境遇にいた主人公ですが、その分、先生の優しさがしみました。先生は格好良い人ですね……。表情の変化は確かに少なめですが、その内面は激しく動いていたように思えました。涙をぬぐってあげたり、2人で一緒に能を見に行ったり。結構大胆な行動をしている先生ですが、それだけ主人公のことを心配していたのだと思います。 少しだけ制作者目線で語らせて頂くと、同級生らと先生がとことん対照的に描かれていた点に感銘を受けました。表面的には親しげなものの、内心では主人公を見下しているであろう同級生。一見親しげではないけれど、主人公を尊重してくれる先生。その明確な対比が、作品のテーマを際立たせているように思いました。「能面」というワードはシナリオの色々なところで生かされていて、その部分も素晴らしいと感じました。 柔らかな雰囲気のイラストも大変魅力的でした。「能面」である先生に淡い表情が浮かぶ様子が特に好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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too late but創作活動を細々と続ける男性の物語。僕は30分ほどで読み終えました。読了したのは少し前になるのですが、ちょっと思うところが多く、感想を書くまでに時間を要してしまいました。今でも深く心に残っている作品です。 @ネタバレ開始 本作品の魅力として、まずは文章表現の巧みさがあげられると思います。「限られた文字数の中に様々な思いが込められている」と感じることが何度もありました。特に印象的なものを挙げてみますと……。 「すり減って文字の消えかかったキートップを、愛しそうに撫でるようにタイプしていく」 「彼から発せられる光が、己の影を浮かび上がらせていた」 等ですね。こうした味のある表現は、とても自分からは出てきそうにありません。これはそれこそ、「鍛えに鍛えた、しかし自分の子のように大切に育てた文章」なのかもしれない、なんてことも考えました。1つ1つのエピソードの魅せ方も巧みで、短時間でどんどん物語にのめりこんでいきました。 また、人生のままならなさをリアルに描いている点も大変良かったと思います。良い作品が売れるとは限らないこと。古いものは地層に埋もれていく運命にあること、等々……。エピソードはいずれも長くはないのですが、そのどれもが心にしみました。 また、そうしたリアルさがあるからこそ、終盤で提示されるものがひときわ美しく輝いて見えたのだと思います。たった1つの感想を書いた人物は誰だったかが判明するところは、特に好きなシーンです。この伏線回収も含めて、物語の構成は素晴らしかったと思います。 主人公の生き様については、深く考えさせられました。自分も、「創作を趣味として続けていきたい」と考えている人間なので、主人公に自分を重ねずにはいられませんでした。彼は、何を思いながら物語を紡ぎ続けていたのでしょうね……。それを想像すると、今でもジーンときてしまいます。 特に心に響いたのは、「作者は読み手の心の中で生き続けられる」というラストの言葉でした。僕は以前、「作者が死んだとしても、表現は生き残る」という言葉に出会い、それを今でも大切にしています。この物語は、そんな自分を肯定してくれたような気がして、とても嬉しくなりました。「よくぞこういう作品を生み出してくださった……!」という思いです。 @ネタバレ終了 この作品と出会えたことを幸せに思います。ありがとうございました。
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多知くんは何も知らない一気にのめりこむように遊ばせて頂きました。 グイグイと読ませる文章とそうでない文章って何が違うのでしょうね。 ゲームの序盤に客観的な事実としての結末を提示していることは大きいと思うのですが、 それだけでは全く説明できないほど続きが気になって一気読みしました。 セーブどころか呼吸すら忘れていたんじゃないかというくらい熱中しました。 多知くんと愛美さんのキャラクター設定、人物描写も非常にリアルに感じました。 だからこそ生じる「?」という違和感は読み進めていくうちに きちんと終盤で解決されるので、そこで大きなカタルシスが得られました。 演出やUI、サウンド周りなどの作りやキャラクター名も作品に完璧にマッチしています。 エンディング~エンディング後の演出にも脱帽です。 ポップアップで出てくるバッジにも凄みを感じます。 プレイ後に特に凄いと思ったのはタイトルとタイトル絵でしょうか。 大きな衝撃を受けました。万人にプレイしてほしい傑作だと思っています。 素晴らしい作品をありがとうございます。
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タマキハル~序章 艮為山編~そ、そこで終わるのー!とモニターに叫びそうになりました。デジャブ! リメイクなのかな?と思いつつ遊んでいたら前作以降も話が進んで驚きました。 前作との対比が楽しめるので先にプロトを遊んだほうが、 より「そこで終わるのー!」が楽しめるかと思います(笑) 確信犯な引きがメチャクチャ炸裂しております。 時間を掛けただけあり、あらゆる点がプロトに比べて豪華になっていました! 素晴らしいイベント絵がいくつか用意されたのであの名シーンがより印象的に! 立ち絵の修正、追加シーンに演出強化などだけでなく、 クリック待ちが巫女バージョンになってたり、日付変更時のグラ変更など芸コマです。 個人的にはBGMが表示されるのと家族の立ち絵が追加されたのが嬉しいです。 あのイケてるBGMのタイトルが「ミルクティー」だと分かりました。 サブキャラにコミカル差分が付いたのも嬉しいです。柳田のビンタ差分など。 沖崎さんはちょっと化粧が濃くなったような? 細かいですがバァーちゃんがバァちゃんになってるのは驚きました! ここ、何気にこだわりポイントなのかと思ってました! ラストは前作同様に @ネタバレ開始 凄いところでTo be continuedで幕を閉じます。 いや、2年経ってほとんど進んでないよ! 先を見せてくださいお願いしますお願いします! マンガは完結するまで読み始めないタイプのせっかちなので、 この強制焦らしプレイはなかなか厳しいものがあります。 面白くて引きが強すぎるだけに困ります!!! でもドMらしく大人しく次作を待ちます(笑) @ネタバレ終了 とても手の込んだ素敵な作品をありがとうございます。 エタったら声に出して泣きますからね!
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指先で世界を見るテニス部員に対する「噂」をめぐる物語。僕は25分ほどで読了できました。 短編ながら、心にずっしりとしたものを残してくれる作品でした。本作品は学校を舞台にしていますが、「こういう問題って、大人になってもずっと付きまとうよなあ……」なんて思いながら読ませて頂きました。 @ネタバレ開始 自分で確認したわけでもない噂を信じてしまう理由って、色々あると思います。真偽を確かめるのが面倒くさいとか。その話は自分にとって都合が良くて、信じたい内容であるとか。噂を共有することで、他者と親密な関係を作れるとか……。 集団で生活することで生き残ってきたヒトにとって、「噂を信じる」という性質は本能的なものなのかもしれないと個人的に思います。ただ、この物語が示してくれた通り、噂によって理不尽に傷つけられている人はいるわけで。根も葉もない噂に対しては、意識して戦わなければならないな、と思わされました。簡潔ながら心に残る物語で、素晴らしかったです。 なお、僕は中学、高校、大学のいずれもテニス部に入部していた人間ですので、本作品の部活の描写には終始共感していました。確かに、1年がいきなり練習に参加できちゃうとものすごく嫉妬されるんですよねえ……。「球拾いにも意味がある!」という言葉も、聞き覚えがありすぎます(笑) 「作者様もテニス部に所属されていたのかな?」なんてことが少し気になりました。 @ネタバレ終了 大変良い読書体験ができました。素敵な作品をありがとうございました。