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8540 のレビュー
  • 君を殺す日
    君を殺す日
    タイトルからして心の中に未だ生き続ける私の中二病魂をそこはかとなくくすぐってくるタイトルなのですが、いったいどんな物語なのだろうといざプレイを開始してみると―――悪魔と契約した一人の少女の物語でした。 @ネタバレ開始 最初のほうで既に主人公の悪魔さんが「この悪魔さん悪魔に向いてない」というくらい丁寧かつ親切で、こんな心やさしい悪魔さんに彼女を殺すことなんてできるのだろうか……と思っていたのですが、選択肢で某エンドではそうなったものの、やはり一緒の時間を過ごしたエンドでは絶対にできるわけがないよね!!という、納得のエンドでした。 先輩悪魔さんがとても頼もしくて、諸々引き受けてくれたことが本当にありがたくなる展開でした。 先輩、どうか上手いことご報告を頼みます…!! 芽乃さんのとても重たい過去が彼女に死んでもいい・死にたいと思わせていた事情も、悪魔さんがずっと傍にいることで、これから先の未来でより多くの人の幸せを願い行動する人になってほしいなと思いました。 @ネタバレ終了 ボーイ・ミーツ・ガール……いえ、デビル・ミーツ・ガールの素敵な物語でした。 ありがとうございました!
  • 人形のコエを聞いた日
    人形のコエを聞いた日
    かわいくて暖かい気持ちになりました! クマゴロウが表情豊かで笑いました…!特に酒を飲ませようとする時の顔が好きです笑 @ネタバレ開始 チェックボタン形式なのはちょっと笑いました。 もうひとつの方の笑顔も最高です! @ネタバレ終了
  • 逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時の家路(リメイク版)
    夕日が沈む僅かな間がずっと停滞しているような閉塞感と、かえって巻き戻らない時間をはっきり意識させられるような切なさで、儚げで優しい絵柄も相まっていっそう胸が締め付けられました。二人とも本当にいい子なんだろうな。素敵な作品をありがとうございます!!
  • ふきのとう
    ふきのとう
    カラフルなサムネで?となったのですが、読んでると効果的に働いていて驚きました…! 読んでいてじんわり込み上げてくるものがありました。 おばあちゃん、ご臨終を先にしてからのこの作品だったので温度差で風邪引きました!(本当にシリアスか疑ったのは秘密です)
  • 人形のコエを聞いた日
    人形のコエを聞いた日
    説明文にあるように、人形を笑わせるだけのノベルゲーム。 笑わせる手段によって、2つのエンドが見られた。 平和的な「ほのぼの系エンド」よりも、もう一つのエンドが引っかかった。 @ネタバレ開始 産まれる前から実家にあった人形は、 なぜ笑うようにしていなかった? その辺りのおはなしも読みたいと思った。 @ネタバレ終了
  • 雨音と自動人形 結(むすび)
    雨音と自動人形 結(むすび)
    切なくて泣けて心が温かくなるすてきな話でした。 ストーリーはもとより絵も音楽も声も動画も演出も全部がとても丁寧に作られていて、ひたすら世界に没入することができました。 ローディング画面で心臓を撃ち抜かれ、アヤさんの耳で悶え、挿話のホラーでガタガタ震えました怖いぃぃぃぃ! 幕間のタイトルがストーリーを反映して微妙に変化するのもよかったです。クライマックスのアニメーションも美しくてロード画面から何度も見返しました。 そこからのあのエンディング。お互いの呼び方といい、あの衣装といいもう最高です。泣けました。 FAは煙草と言えばコレしかない!と萌えを詰め込ませていただきました。この2人ホントによきです。すてきなゲームをどうもありがとうございました。
  • 雨の袂
    雨の袂
    ちょうど雨が降っていて、静かに読書をしたい気分だな・・と思い こちらの作品を開きました。^^ @ネタバレ開始 学生の頃を思い出しました。自分の中にも心当たりがあって読み進めながらずっとノスタルジーに浸っていました。(*´ω`*) 幼馴染という特別な関係性と、成長し変化する4人の世界がリアルに書かれていました。 (実際、不器用で複雑な感情はいまだにあったりしますし・・^^;) そして読了後は、彼・彼女らの物語はここから また、始まって続いていくのだなあ・・と想像してしまうような余韻がありました。^^ OPがとても綺麗で印象的でした。 初めて見たのはTwitterで、その時から作品を楽しみにしていました♪^^ EDからも、かなりの熱量を感じます。・・凄(゜o゜) @ネタバレ終了 静かな雨のように心地の良い作品でした、ありがとうございました。
  • ここスタ - KOKOKARA STARTLINE -
    ここスタ - KOKOKARA STARTLINE -
    アイドルの熱い思いがぎゅっと詰まった作品でした。 緋月ちゃん初ライブで、とんでもないハプニングが 起きてしまい、そこからはもうどん底へ。 私も、緋月ちゃんのファンとして最後まで見届けました。 @ネタバレ開始 ファンレターの中にこっそりマネージャーさんと 桃華さんのお手紙も混ざってるのが、 本当に胸打たれました。 目が潤んで、涙が出そうな時に 「耐久10時間、そして3日!!」となり 涙も引っ込んだのですが、(笑) 最後は自然と笑顔になれるENDでとっても素敵でした^^ 私も、今日から「フレア」だ!! @ネタバレ終了 これからも応援したくなる、アイドル緋月ちゃんでした。 素敵な作品を有難うございました!
  • 堕ちた恒星、朽ちた嶺岸
    堕ちた恒星、朽ちた嶺岸
    独特な言い回しが心地よくありつつも、嶺岸について語られていくと(私も創作者なので)他人事のように感じられず心苦しくなったり…とにかく夢中になって読みました! @ネタバレ開始 エンディングは両方見たんですが、結局悲劇なのか喜劇なのかは決められずにいます。 喜劇を選んだ方の最後、嶺岸恒星の『自伝』の執筆と聞いた時はゾッとしました。 これはもしかして主人公も…? @ネタバレ終了
  • 禁忌を犯した少女
    禁忌を犯した少女
    冒頭の病院での文字の描写(サイズとタイミング、色)が惹きつけるものがありました。 娘が父を想う心と父親が娘を想うが交差し、とてもせつなさがとても良かったです。 とても印象に残る素敵な作品と思いました。
  • 多知くんは何も知らない
    多知くんは何も知らない
    プレイしました。〇日後に死ぬ多知。 まさにノベルゲームという感じで、全画面に文章を配置する手法がこれでもかというほど活きていました。必要最小限の効果音が想像力をかきたて、BGMもいい仕事をしています。一人称視点のなせる倒錯した文章が何よりも素晴らしかったです。
  • 紅乙女
    紅乙女
    最初から美しいの一言。 和の雰囲気が醸し出す美しさ。 最後は確かにホラーでした。 とても素敵な作品と思いました。
  • 逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時の家路(リメイク版)
    プレイして第一声が「あ、綺麗なイラスト」でした。 傾斜の描写は難しいと思うのですが、そこで全部持っていかれて、もう没入です。 二人の会話から徐々に状況が明らかになっていき、淡々とした中にもやさしい手触りのようなものを感じました。 最後をああ締めるのか、と感嘆しております。 素敵な作品をありがとうございます。
  • 仙年六花 ー引き継がれし想いー 第三章
    仙年六花 ー引き継がれし想いー 第三章
    待ってました・・・!!!! 前作、前前作、ドストライクだったので、 3章が楽しみで仕方ありませんでした。 小さい頃の光太くんと六花ちゃんがとにかく可愛い。 2人が小さい体で 一生懸命に生きていて逞しくて眩しかったです。 @ネタバレ開始 椿様の声優さんの悪役の演技が本当にお上手で ぴったりでした。(褒めてます。) 六花ちゃんは忘れているみたいですが 重い過去を背負ってずっとループしている 光太くんの事を考えると切ない・・。 ラストも、そして1章に繋がる所で 幕切れで「ああ、そうだったのか・・・」と 最初に出てきた陰陽師2人の謎も解けました。 @ネタバレ終了 今回も、めちゃくちゃ面白かったです! 素敵な作品を有難うございました!!
  • 非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    ほんのりダウナー系ノベルというと少し語弊があるかもしれませんが、現実の仕事に対するもやもやとして鬱々とした部分なども余すことなく書かれつつも、自分の中の譲れないものを芯に置いて生きていく二人の姿に共感できる人も多いのではと思います。 無駄話がめちゃくちゃ多いと書かれていますが、この無駄話に本作の魅力がたっぷり詰まっていて、煮ても焼いても何も生まれなさげな会話ですらも現代を生きる私たちに通ずるリアリティが滲み、都市伝説の部分とともにしっかりと楽しめる部分でした。 グラフィックも奇抜な色合いなどはなく全体的に落ち着いていて、ドット風に加工された背景なども本作にとてもマッチしていて良かったです。音楽もどれも耳にスッと入ってくる印象的な楽曲たちばかりでした。 今まで路地裏というものをあまり意識していませんでしたが、本作で路地裏の魅力が少し分かったような気がいたします。 素敵な作品をありがとうございました!
  • けもがたり ビューティフルライフ
    けもがたり ビューティフルライフ
    もふもふではなくもちもち喋るかわいいメンターなケモノたちとのまったりほのぼの日常……と思いきや、中盤からシリアス路線に入り、どうなることかと2人の友情の行方をハラハラと見守りました。 それにしてもかわいらしいケモノちゃんたちです! @ネタバレ開始 2人の間に入って喋る賑やかなケモノちゃんたちがとても可愛らしく、シリアス路線に入ってからも相談相手として活躍していたり、ストレス値が最高潮になったときには時を止めてケモノ会議を開いて解決したりと、頑張る姿に癒されました。 すれ違っていた2人が無事に仲直りできてよかったです。 そして、2人を混ぜて村田で呼ぶのには笑いました。 確かに村瀬と内田で村田ですね(笑) @ネタバレ終了 かわいいケモノたちと過ごす素敵な一時を、ありがとうございました!
  • 逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時の家路(リメイク版)
    二人のせつないお話でした。 タイトル画面からずっと夕暮れが綺麗です。 短いお話なのにイベントスチルもふんだんで豪華!二人の表情がとても良かったです。
  • 逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時の家路(リメイク版)
    タイトル画面でこのゲームが気になりプレイしてみました! 夕暮れの土手で二人きりの会話、それだけで雰囲気を出しており、BGMが効果的でした!夕暮れも相まってか短い時間の中でしんみりしてしまいました!!! @ネタバレ開始 最後の最後で驚きました! 細かいところですが、メニュー画面がかわいかったです! 素敵な作品ありがとうございました!
  • 玉虫色のIMPRESSION
    玉虫色のIMPRESSION
    美しい日本語!素晴らしく圧倒的な文章表現! から繰り出される圧倒的な手数の小ボケの数々。 畳みかけるギャグが大好きな自分にとってニマニマしながら最後までプレイしました。 @ネタバレ開始 実験的作品が大好きなのであとがきを読んだときにあっ!と驚かされました。 自分のこの作品に関われることをとてもうれしく思います。 ・はらからの恋 作者様の美しい文章が一番楽しめる作品でした。 細やかな心情表現を描くのがとても素晴らしかったです。 ・消えた昨日の犯人 最後に1点に結び付く展開が大好きなのでゾクゾクしました! 藪の中を読んでいるような、そんなワクワクを感じることが出来ました! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • 鬼桜
    鬼桜
    完走まで約6時間半。最後のトゥルーエンドを読み終わった時、「とんでもない作品に出会ってしまった・・・!」と感嘆の息が漏れました。 重厚なテーマ・シナリオの面白さ・魅力的なキャラクターはもちろん、桁違いのグラフィック量(もちろん、どれも綺麗です)にも圧倒されました。後書きで立ち絵1000枚、スチル200枚、背景70枚超えの数字を見た瞬間、プレイヤー側の自分ですら(ゲーム制作している身なので尚更)導き出される作業量に気が遠くなり、「バグかな?」と思ってしまいました(笑)。 ジャンルは和風(平安風)ダークファンタジー。髪が白いという理由で「鬼」の扱いをされていた少女・白兎が、とある事情で都から逃げなければいけなくなり、外れにある山の集落で焔緋・藍砥と呼ばれる者たちと出会ったことから始まります。中盤は登場キャラたちの緩やかな日常シーンが多いですが、後半以降からはアクション満載の展開が多くなります。ダークファンタジーという名にふさわしく、ルートによっては主要キャラも続々と脱落しますが、どのルートも非常に読み応えのある物語でした。 @ネタバレ開始 主要キャラクターはみんな好きですが、強いて言うなら白兎と藍砥と遠州です。白兎はとにかく可愛くて美しくて、壮絶な境遇ゆえに弱い部分もたくさん出ていましたが、優しさと芯の強さも感じる魅力的な女の子でした。「哀惜の唄」のエンドは大半が脱落し非常に哀しい結末でしたが、ラストの桜の前で唄う彼女の姿は胸が苦しくなりつつも、大きく惹き込まれるモノがありました(個人的にはこのエンドとトゥルーが好きです)。 藍砥は可愛いのはもちろん、いざという時は頼りになる感じが好きです。自分も1秒で眠れるスキルを手に入れたい(笑)。 遠州は渋くて格好良くて、いろいろと考えさせられるキャラクターでした。トゥルーエンドで蘇芳との最終決戦は本当に素晴らしかったです。自分のことしか愛せなくなった者の成れの果てが鬼だったのか──。遠州の剣が届いたのも、最後の最後で心の中の鬼を自覚することが出来たからなのかなと考えてしまいました。蘇芳は物語の立場では敵側でしたが、彼なりの哲学も強く感じられまして、彼にも大きな魅力を感じました。 これ以上の語りは長くなってしまうので省略しますが、コミカルなシーンも日常シーンもすごく良かったです。トゥルーエンドの後、白兎の側には焔緋と橡がいるし、乙女ゲーム的なアレも考えられるよなと思わず妄想してしまいましたが、これ以上は止めておきます(笑)。 @ネタバレ終了 長くなりました。いつまでも自分の頭に残り続けるだろう、制作者様の膨大な熱量を感じるハイクオリティな作品でした。 ガッツリとした物語を読みたい方はプレイを強くお勧めします。とても楽しい時間を過ごすことができました。素敵な作品をありがとうございました!