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ホラー・オカルト

8294 のレビュー
  • 穴の中
    穴の中
    すごく引き込まれるお話でした!怖い!怖くていい!!! 導入の不可思議な穴…そこから始まる怖い現象! 演出がとてもよくて、背景の解像度の低い加工や色味、 シルエット、怖いものの暗闇と間!また思考の歪み! すごくよかったです。 また、呪いの原因というか逸話やそれを解決しようとする試みまで とても引き込まれました。 エンディング分岐が複雑ですが、作者さんのところで 攻略情報が見られるのでエンディング回収もできました! いろいろな結末がありますが、「生贄」が結構好きだったりします。 不可思議な穴の中にまつわる霊体験、ありがとうございました!
  • エキカクイーンズアイランド
    エキカクイーンズアイランド
    超常現象 極まれり!これはもう笑うしかない! 謎のキャラクターが次々と登場してきて面白いです。ストーリーの本筋はシンプルで読みやすいのも助かりました。 題材的にエチカっぽくもありますが、そんなことより「チンしたい」が耳にこびりつき離れません! ありがとうございました~
  • 残業深夜 -ザンギョウシンヤ-
    残業深夜 -ザンギョウシンヤ-
    『残業』の二文字を見ただけで恐怖に襲われますが、さらに心霊現象や不穏な空気が合わさり、より怖い作品になっていました。 全ルート読ませて頂き、どれも違う怖さが体験できました。 @ネタバレ開始 追加された、トゥルーエンド後の生還エンドが特に好きです! どのエンドでも頼れる男の山口さんが、さらにかっこよかったです! でも、あのエンドこそ実は夢で、主人公は永遠に残業しているのではないか……なども思ってしまい、夢と現が入り混じっている感じが恐怖を持続させます。 @ネタバレ終了 なにが本当で、なにが嘘なのか、得体のしれない恐怖の続く作品、ありがとうございます!
  • 白稲村
    白稲村
    9年前に封鎖された廃村で起きた惨事について知るため、いわくの「白稲村」を訪れる男女のお話です。 とてもホラーな雰囲気で怖そう!と思って始めたのですが、直接的な描写や演出は控えめで、怖さよりはシビアな現実に胸が痛くなる展開でした。 @ネタバレ開始 まさか二人の背景にそんな事実があったとは…。 どうしてこの手の人身御供はなくならないのか!そのターゲットとされてしまった彼らがやるせなく、また村のしきたりには非常に腹が立ちました。 だけれど椿さんはかけられた呪いを一身に受け止め、自分の身をもって解決すると既に心を決めてしまっていた…!!なんて孤高…!! それだけ苦しんできたことはわかりますが、揺るがない決意が…それを託された主人公が…とても悲しかったです。 生存END 主人公の心の負担を減らそうとしているかのように、椿さんが最後まで勤めて明るくふるまっているところが切なかったです。椿さんいい子すぎる!! 笑顔でのお別れがとても、とても辛かったです…!! 最後に主人公の名前が■■と二文字になっていたのは、もしかして自分の名前に椿さんの名前を加えたりしたのかな?なんて想像しました。 心中END 悲しいけれど、最期を共にできるこちらがTRUEなのかなという気がしました。 全てのしがらみから解放された二人が、今度こそ幸せな生を歩めますように。 その時に、主人公が椿さんが名付けようとした名で生まれてきてくれたなら…! などと空想して自分を慰めました…涙。 行方不明END 真実を知らないまま生きていけるという面では、主人公にとってのベストエンドだったのかも。 とにかくどの結末も切なくやるせなかったのですが、不思議と後味の悪さのない結びだったように思います。 また、主人公の表記が「主人公」たる所以や椿さんの名前に隠された意味など、張られた伏線がきれいに回収され、お話としてもよくまとまっていると感じました。 @ネタバレ終了 ホラーの中でも精神的にグッとくるタイプの、心が凍る瞬間を味わえる作品でした。 とても面白かったです。ありがとうございました!
  • じごくのインターネッツ
    じごくのインターネッツ
    インターネットって最低だな! でもこのゲームに出会えたのもインターネットあってこそなんだよなぁ! ……と言いたくなる位完成度の高いゲームです フリーで良いのかこれ…? シナリオのテンポやBGM、UIのレベルの高さ等々上げたらきりがない程クオリティが高いです そこから繰り出されるアス比の罠…!!! 是非ともその目で体験して欲しいと言いたい作品です アス比狂いを許すな 素敵なゲームをありがとうございました!
  • よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?
    よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?
    あらすじから想像していたものとは色々と予想外なストーリーで存分に楽しませていただきました。 これはホラー&コメディですねえ! @ネタバレ開始 全選択肢で下を選んだ時の主人公の現金すぎる掌返しノーマルエンドが好きです。笑 いやあきっと高橋くんも何か怪奇現象に巻き込まれてただけで実は良い子だったりするんやろはははと思ってたら視点開始早々から想定外の方向にヤバイ奴すぎて笑いました。 幽霊のストーカーが多すぎてヤバイ主人公はもう高橋くん泊まり込んでもらった方がいいのでは? @ネタバレ終了
  • Comme des Macarons
    Comme des Macarons
    作者さんのかわいらしい絵のタッチと可愛いだけでは終わらない世界観とさりげなくだがしかし濃く滲み出る性癖が相変わらず癖になります。 エンディングは3→2→4(トゥルー)→1の順で見ることが出来ました。(稲荷様の方はだいぶ攻略サイトに頼りましたがこちらは全て自力!イェイ!) @ネタバレ開始 この子はマカロン…お菓子!食べてあげなきゃ腐っちゃう…!これはフランボワーズソース…と思いながら、痛々しさを感じつつも基本的に食べる方の選択肢をずっと選んでいましたが、ただ食べるだけでは胸のつっかえが取れず…。 それじゃあ最後だけ食べないのはどうだろうと思ったら、ギャアアア!腐ってしまった…オオン…そうだよね賞味期限あるもんね。 マカロンちゃんとの会話は全部してるし(急に犬になるの笑った)、それなら行動パターンかな!と選択肢を変えていったところ、昔の友達の生まれ変わりだったこと、心の奥に閉まったわだかまっていた後悔がしっかりと判明。 名前を入力する演出からのハートフルさと狂気と切なさを感じながらさようなら…むしゃむしゃマカロンちゃん…うおおん…! そしてタイトル画面に戻ってお部屋に行ったらマカロンちゃんにまた会えた!(プレイヤーが) 「プリップリ!おしりマン」の歌がめちゃくちゃ気になります。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • ぐらぐらする
    ぐらぐらする
    雨の日は、なぜこうも気分が下がるのか。 普段はなんでもなくできることも、やる気を失ってしまう、そういうの分かります。 新卒の会社、その中の微妙な人間関係、とりあえず空気になるしかない…きっと誰しも経験があるのではないでしょうか。 愛想笑いと、言いたいことも言えない雰囲気にため息をつきたくなりつつ、家と職場の往復をする毎日。5月、6月はただでさえ憂鬱なのに、そこに雨が加わると気が滅入ってしまう。そんな、もう一人の自分を見ているような気持ちになる日常の隙間にーー彼女がいる。 @ネタバレ開始 こういう怪談話というのは、友人と話す内容として鉄板だとは思いますが、これから夜道に買い物に行く人に話すのはやめて! そういうところも含めて、とてもリアルだなぁと感じました。 私は傘女に返事をしてあげましたが、こういう怪異って話しかけるのと無視するの、どちらが正解かものによりますよね。 ローカルなネタかと思えば、少し前に流行った話のようです。 そしてーーやはり、草田君のそばには彼女がいます。 彼が抱える頭痛、それはただ雨が鬱陶しいせい? それとも、雨が降ると何か嫌なことを思い出すから? お母さん、どうやら草田君のお姉さんが亡くなったことが分からないよう。ここに何かあるんでしょうか、どう展開するのか気になります。 コハルさん、と思わしき人の辛さが、雨のように染み込んできて、思わず胸が苦しくなりました。 職場でイマイチ仕事ができない人がいると、どうしてもそのツケが回ってきて、そりゃあ悪口の一つも言いたくなるけど…そういうことを人の前で平気で言えてしまう人は、誰に対しても理由があれば言う。明日は我が身。嫌にもなります。 加藤さん、一時期会社休みがちだったようなので心配していましたがーー良かった。 もちろん、何もかもが綺麗にまとまったわけでないけど、コハルさんが望んだように、彼には誰かに優しくできる人になってほしいと感じました。 傘を渡すエンドに関しては、もしかしてもっと明るい未来があるのかと思ったのですが、田中さんへの言葉を聞いて、ああなるほど…と納得しました。コハルさんへの言葉も思いも、なんとなく共感はできるし、自分はそこに行きたくないという気持ちも分からないでもないのですが。 要領がいい人ほど、落ちる時は一気に落ちる。 彼が、新天地でそれを知る日も近いのではないか、そう思いました。深いな。 個人的には、コハルさんの気持ちがすごくよく分かるので、彼女が安らかであることを祈るばかりです。 @ネタバレ終了 現実と非現実の境目が曖昧になったような、この絶妙なバランスに読み進める手が止まりませんでした。 憂鬱な梅雨に似た味わいの人間模様楽しませていただき、ありがとうございました。
  • 集合住宅
    集合住宅
    普通のホラーゲームとは一風違った怖さが魅力的です。 ガツンと来るというより、じわじわと足先から来るタイプの怖さです。 友人と主人公の今後が何だか不安になりますが、主人公は割とどうにでも出来てしまいそうな雰囲気も……いや一周回って不安。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • あめとはれ
    あめとはれ
    お義姉さん、怖い……! 細かくは語られていませんが、主人公の状況などを想像してとても苦しくなりました。                            @ネタバレ開始 これも檻エンドか~と思ったら! ゆいちゃん( ;∀;)ウワーン!! 本当に恐ろしいもの、ましてや家族から逃れるというのは難しく、選択肢から外してしまう状況。辛い。 finルートの先に明るい未来があることを願うばかりです。 @ネタバレ終了 エンディング画面などのデザインも素晴らしかったです! ありがとうございました。
  • 絶望の螺旋
    絶望の螺旋
    五画面連動ADVって何その新機軸!楽しそう!とシステムに惹かれてプレイしましたが、このシステムにリンクしたシナリオも非常にとても楽しめました。 まず、1章の展開が個人的にはとても熱かったですね。あらすじなどでは思いもよらなかった夢のシチュエーションに心が躍りました。そして、明が大きいほど暗も同じだけ大きく感じられるこの感じ。ザッピングどころか常時同時進行だからこそ印象も強まった気がします。 2章以降はハマってしまったのかシナリオなのか螺旋状態な絶望が続きましたが、無事に五画面目を発動させてシナリオを進めることができました。五画面目の表示演出がパチンコみたいで(やらないけど)、表示されるたびにテンションが上がる素晴らしい出来栄えでした! アイデアを実現する技術力も素晴らしかったですし、動作不良やバグなどもなく、動作はむしろ軽めなので驚きました。2段階のOP動画が用意されており、画面も常時アニメーションしているなど演出面も圧巻でした。
  • はじめましてボクのカノジョ
    はじめましてボクのカノジョ
    短時間で濃厚。分岐で全く異なる結末に抱かされる様々な感情。胸が痛かったり感動したりと、いろんな方向にもの凄かったです! そしてカノジョがめちゃくちゃ可愛い……! 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • 誰そ彼の後で
    誰そ彼の後で
    何もかもを捨てて命まで捨ててしまいたい願った主人公が山で出会ったのは美しい女性、その女性は自分のことを別人の名前で呼ぶのだが……から始まる、しんみりしたお話でした。 民俗学が好きな人にはこういった展開はクリーンヒットするかもしれません。 @ネタバレ開始 山と婚姻ではありませんが、アフターまで見ると主人公が一種の神隠しにでもあったような、はたまたこの世ならざるもの、昔の人が信じた山の神であったり大自然である山であったり…そうしたものと婚いだ主人公にも受け止めることができ、また千さんと婚いだと受け止めることもでき…と、色々と想像する楽しみがありました。 一番初めに最後まで辿り着いたときの選択肢が「残る」系のもの一択だったので「どこかで間違えたかな? 真実を告げるはずだったのでは?」と思ったのですが、最初から初めて「な ま え!!」と気づきました。 この物語はむしろ名前を入れてからが本番だったのですね。 今度はちゃんと二択出てきました。 アフターでもしっかりお名前を聞かれるので、ポチポチ入力……無事にエンドを迎えました。 @ネタバレ終了 今から始める人には、是非周回プレイしてアフターまで行ってほしいです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 穴の中
    穴の中
    懐かしいタイプのサウンドノベル、文字やシナリオが読みやすいため、スルスルと頭に入ってきます。 突然現れた穴の謎に巻き込まれていく主人公が、なかなかに不憫です。 そして何より、しっかり怖い。ホラー作品は怖いもの見たさでつい気になってしまうのですが、こちらは正真正銘のホラーとなっています。私も、あまりの怖さにお昼にプレイしていました。 始終、背中に悪寒が走っていたほどです。私がホラー耐性が低いのでそう思うのかもしれませんが、テキストとグラフィック、音楽すべてが効果的に組み合わさって、世界観を作っています。 ホラーやオカルトが好きな人に、絶対プレイしてほしい。ほしい要素全てが詰まっているはずです。 またエンディングが多いですが、作者様の攻略もありますので詰むこともないですし、プレイ時間もそこまで長くはない(既読をスキップすれば、二、三時間と思います)ので、フルコンプも比較的容易と思います。 @ネタバレ開始 突然、工事現場に出現した陥没穴。 そこから始まる恐怖の物語、もう『ふじおかか』のあたりからずっとドキドキ、ヒヤヒヤしながら進めました。 途中に遭遇するバケモノが、視覚的にドキッとするフォルムに、生々しい描写で、雰囲気が出ているなと思いました。 穴の正体と、その土地のかつての話には本当に人間の怖さが滲み出ていますね。姥捨山、子捨て、なども昔話として聞いたことはありますが、食いぶちを減らすのではなく、自分の子どもでないものを殺すという思考が恐ろしすぎます。 この神主もなかなか訳ありのようですし、もう誰も信じられない…。 3章のドアの表現はもう、真夜中には読めないレベルのそれでしたね。でもここでもバッドエンドには行かない、どこで行くのかドキドキします。 合コンなんかしてる場合じゃないけど、ここにいても仕方ないということで、合コンに行くわけですが、女の子たちとの微妙な会話がまたリアルでした。 呪われてても仕事には行かねばならぬ、社会人の辛さ…こんな状況で仕事も作業もないですよね。と思ったら、案の定もうそれどころではない様子です。先輩も悪くなっているし、これはいよいよ。社長も鬼畜な提案をするし、事態はどんどん悪化していき、主人公も弱っていきます。 ついには、藤岡の子孫と思われる子に飛び掛かってしまいました。呪いの影響と、十分な休息が得られず、操られるようにそうしてまったんでしょう。チヨと名乗る少女の出現とともに、ストーリーは展開していきます。 チヨちゃん、初めは本当に無表情でお人形みたいだったのが、主人公が助けてから普通の女の子のように笑ったりしてくれて。シナリオ始まって以来の癒しです。ここにきて癒されるとは。 これで穴の呪いは終わるのかと思いきや、そうはならず。チヨちゃんを守ろうとした主人公も、彼らの餌食に。なんというか、きっと色々なものが足りてないなと思ってましたが、やはり逃れられなかったかと、ただ落胆というよりチヨちゃんを守れたのは個人的に良かったです。 2の後は 6→4→5→1→3 でエンディングを見ました。 なるほど、足りないものそうか、色と髪に血…確かに言われてみれば。それでこれまでダメだったのですね。 穴の供養には成功し、チヨも新たなスタートを切ったーー全てが順風満帆ではないけど、主人公はチヨを守っていける、と信じたいな。実際のところは、西条の疑惑があるので不安にはなりますが。 トゥルーエンドは、この話にふさわしい終わり方でした。埋めようと何しようと、彼は穴からは逃げられない。 明らかにタヌキの犬、ケンにも癒されました。 可愛いなぁ…タヌキだと思うけど。 トゥルーでケンに守られてズキュンときました。 @ネタバレ終了
  • 終生列車
    終生列車
    気がつくと乗っていた「終生列車」で4つの終生を目撃することになる主人公と、その案内をする終生ちゃんとの交流を描いたお話でした。 見た目も態度もかわいい終生ちゃんとは裏腹に、4つの終生物語はどれも不気味でおどろおどろしい…!それも怪奇的な怖さではなく、精神的にグッとくるような心を抉ってくる内容で、でもそこがとても面白かったです。 @ネタバレ開始 〈閲覧・禁視〉 彼女の強欲さが何より恐ろしかったです…!! 〈ジュワ,ジュワ〉 ただより怖いものはなし! 〈この世界のクソったれ!〉 理不尽すぎる彼の運命、悲しかったです。世の中に自分を刻むことはできたかもしれないけど、彼の心が怒りに満ちたまま終わってしまったのが切ない。最期くらいは穏やかに終わらせてあげたかったです…涙。 〈骨抜き屋〉 骨抜きという言葉にかかっている「骨抜き屋」の設定の妙!発想が素晴らしいと思いました。 好みだったのは「骨抜き屋」でしたが、悲しくて色々考えてしまったのは「この世界のクソったれ!」でしたし、得体の知れなさに震えたのは「ジュワ,ジュワ」でした。 でも一番怖いなと思ったのは「閲覧・禁視」の彼女!!ヤバイです…関わっちゃいけない系の匂いがぷんぷんしている!汗。彼女のような思考が世の中に怪異をもたらす一因なのかなと思いました。とはいえ彼女も(終生ちゃん誕生の元凶??に)踊らされた一人のようですが…。 結末も END4 部屋の中から電車の音がする、これまたある意味ホラーだなと思いました。 END3 閉じ込められた先に終生ちゃんは来てくれるんでしょうか…?もしそうでないならキツイな。 END2 これも一つの幸せの形と思える最後でした。二人が幸せそうで良かった! END1 終生ちゃんの涙が神々しかったです!ずっとずっと待っていてくれたんだね…とホロリ。 最果てで終生ちゃんが待っていてくれると思うと、死も怖くなくなるかも? それぞれ味わいがありましたが、個人的にはEND1が好きです。やっと会えた二人の感動的なスチルが素敵でした! @ネタバレ終了 4編とも怖いお話という共通点はありますが、全編違ったテイストかつ完成度が高い!ただ怖いだけでなく、教訓や戒めを感じ取れるところにも魅力を感じました。また、グラフィックも終生ちゃんは可愛く背景は幻想的、4編のお話は怖いほど不気味に描かれていて、様々なタッチの使い分けが巧みで素晴らしい…!UIまわりもプレイしやすさが考慮されつつデザインがハイセンスですし、中でも動きのあるメーターが可愛くてツボでした! 最後まで楽しい列車旅行でした。ありがとうございました!
  • 御臨終特別編
    御臨終特別編
    人生の最後で急速解凍した爆弾(発言)で残される人たちに致命傷土産を置いていくトンデモさに「このまま死ぬんじゃない!! 死ぬな!! 死ぬなーーー!!」と思わず違う意味で「(まだ)死なないでぇええ!!!」と家族が叫び出すであろう強烈な告白でした。 いらすと屋さんの大変まったりしたほんわか笑顔のお爺さんのバストショットが、これほどの破壊力を持ったことがかつてあっただろうか、いやない(反語) @ネタバレ開始 人の嗜好にアレコレ言うつもりはありませんし、臨終したら遺された世のことなど知らんわーい★というのも分かるのですが、コピーして回覧板だけは!!! アウト!!! スリーアウトじゃないです、レッドカード一発退場のアウト!!! お尻開発するのも百歩譲ってドアノブぬるぬるにするのも、後者はまあ赦さんけれど家族内の秘められたる恥部として置いておくとして、なぜ回覧板でご近所さんに真実を知らせようとしたし…!! 人生の過程で覚醒するのはいいけれど、もうちょいオブラートに逝くということを来世では覚えてくださいまし。 もうそれしか送る言葉がござりませぬ…。 @ネタバレ終了 「おぃいいいぃっっ!!」とツッコミを入れずにはいられない、大変個性的かつ面白い破壊力抜群のトンデモ臨終でした。 いや、色々な意味で本当にレッドカードなんですけれど(笑) 素敵な作品をありがとうございました!
  • 絶望の螺旋
    絶望の螺旋
    複数画面同時進行のゲームは初プレイでした。 学園の人物達と探偵サイドがどのタイミングで関わっていくのか最初は予想もつきませんでしたが、プレイしていくうちに段々近づいていくシステムと展開が面白かったです! OP(特に二章に入る前の)もカッコ良く、これフリゲ!?と驚くくらいに作りこまれていてハイクオリティなゲームでした。 @ネタバレ開始 千草ちゃんの画面にはすぐ気づいたのですが、白鳥先生と樫山くんを何度も死なせてしまい探偵サイドとなかなか合流できなかったんですが、時間と場所を合わせることでようやく解決することができてとてもやりがいがありました…!睦月さん強い! 三人が和解したシーンはじんわりきました。ハッピーエンドではないけれど希望のある最期を迎えることができて良かったなと思いました! あと細かい部分なんですが白鳥先生が裸になった時に文字で絶妙におっぱいが隠れてたのがエロかったですw @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 絶望の螺旋
    絶望の螺旋
    斬新な5画面連動システム。チュートリアルでは5画面目を出せないという鈍くさい操作を披露しつつ、ぽちぽちとあれこれクリック。ぐるぐるしすぎてちょっと指が疲れました(笑) @ネタバレ開始 最初に千草さんが何だかやばいことになって、白鳥先生と勇治くんも次々と……。 探偵の2人となかなか合流できないなーと思いながら、白鳥先生と勇治くんが何回も死を繰り返したのは自分のせいですかね……?(犠牲が増えるってことですよね!?) 探偵達も何周学園見学をしたことか。 ぐるぐるループしすぎて実感がありませんでしたが、3人とも、かなり最初の段階で亡くなってたのですね……。 元凶を倒しても、その事実は変わらなかったのが少し切なかったです。 3人が和解出来て、解放されたのが救いですが……。 探偵組はSFっぽい超展開で複雑な事情を抱えているようですが、トキコさんまでサイボーグっぽい見た目になるとは。すごく新しいものを見た気分になりました。 依頼は完了出来たようで良かったです。あの後探偵組はどうするつもりなのか、過去に何があったのか、少しの謎を残しつつも、前向きなエンドだったと思います。 @ネタバレ終了 初めての5画面体験、翻弄されつつも楽しかったです。ありがとうございました。
  • 残業深夜 -ザンギョウシンヤ-
    残業深夜 -ザンギョウシンヤ-
    実写によるホラー表現がめちゃめちゃ怖かったです…! 沢山エンドを見ていくうちに真相がわかってくるのが面白かったです! 人の笑顔がこんなにも怖く感じるなんて…! @ネタバレ開始 山口さんの印象がエンドを見ていくうちにどんどん変わっていって、トゥルーではとても感動した…! なんであんなに優しくて優秀な先輩がいなくなってしまったんだ! 山口さんは自分の仕事も命も助けてくれた恩人です!格好良い! @ネタバレ終了 ただ怖いだけのホラーでは終わらないストーリーが最高でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 恋廃トンネル
    恋廃トンネル
    かわいい女の子、しかも両手に花状態で心霊スポットに出かけるなんて、これどう考えても怨霊たちに憎悪とか憤怒マシマシで呪われるやつでは?と冒頭から既に主人公の未来の雲行きが怪しく見えて仕方のないチキンなのでした。 ホラー苦手なチキンでもプレイできるよね?と思って進めていたら、二手に別れようという選択肢で「一人で行く」があって「一人で行けるわけないでしょーー!!ちびるわ!!」と、光の速さでその選択肢は捨てて、玉緒さんとさざねさんのどちらでいいか迷いました。 @ネタバレ開始 ちょっと怖がってるさざねさんと一緒にいたほうがいいかなーと思って一緒に行動したら、まさかの告白…!! さ、さざねさんが可愛すぎる!!と目を輝かせて画面に見入っていたのも束の間……いきなり激昂する玉緒さんと崩落、そこからの懐中電灯1000本脳ノック(涙) 肝試しに来たら懐中電灯でボコスカされることになるなんて幽霊も怖くなって出てこないレベルのジェットコースター展開に「しゅ、主人公ーー!!」と叫びつつ画面の前で合掌しました。 迫りくる幽霊たちからさざねさんと仲良く脱出するお話ではなかったのですね……(撃沈) 気を取り直して玉緒さんと一緒に行くことにした時も、さざねさんが大変なことに。 こちらは先に迎えたさざねさんエンドで脳1000本ノックされてしまっていた主人公は生存していたのですが、さざねさんに対する玉緒さんの計画が…!! 大変緻密に計算された計画に「怖すぎる…!」とスチルを前に震えました。 感情をこめてピアノを弾いているわけではないよ、死のタイピングを行っているんだよ……こんなきれいでかわいい女の子が…!!となりました。 これ怖いのはホラースポットに出てくる幽霊じゃなくて、身近な人間だー!!(時すでに遅し) 命綱なしでバンジージャンプするような、スリリングな怒涛の展開に肝が冷えました。 @ネタバレ終了 終わってみると始める前に予想していたあの手この手で脅かしてくる幽霊などではなく、もっと別の部分が恐ろしい話でした。 可愛い女の子と生存エンド目指してやるぜ!な展開は元より息をしておらず、半径30センチ以内の全方向「にぎゃーー!!」な展開で楽しませていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!