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8537 のレビュー-
メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。メデューサの存在を知ると、一回目を合わせてみたくなるものだと思います。 というわけで初っ端から合わせてみました。……どうなったかは、もうお分かりですね? これから遊ばれる方よ、良いですか? 心地よい SEを聴きながら、目を合わせないように我慢するのです。 あたたかくも切ない時間を過ごせます。 ありがとうございました。
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みまわり小学校の先生になって、個性豊かな4人の生徒の放課後を『みまもり』します。 色使い、可愛らしいタッチで描かれる4人の男の子たち、一体どんなお話が始まるのでしょうか。 @ネタバレ開始 ああああ、ショタは最高! 美ショタは世界の宝! しかも、ほんのりBLだ! 拍手喝采!!(心の叫び) ここがユートピアか……あらためて、私は彼らをそっと『みまもり』たいと思います。 いかにもスポーツ少年な起一君と、クールな優等生の承君、幼馴染の結井君、転堂君ーー関係性が既にエモい。 結井君、一番幼く天真爛漫でフワフワしていて、子どもらしい子どもだな…とニコニコしていたら、すごく大人でした。 最後のシーンを見ていた先生は、どんな気持ちだったのだろう。きっと衝撃で何も言えなかっただろうなーと共感してしまいました。 転堂君はとっても問題児、先生にイケナイシーンを見られようが、スマホを見られようがお構いなし。家庭が複雑で、だから構ってほしくて問題行動を取る…という彼ですが、きっと構ってほしいのは他の誰でもない、結井君なんですよね。 けど、彼はお兄ちゃんのことが…切ない。 屋上には起一君の姿が、一見なんの問題もなさそうに見える彼ですが、なんと裸でした! 部活でも、クラスでも、みんなに求められ、その小さい背中に期待を背負った彼の表情に、胸が締め付けられる思いです。 膝枕をした彼が、少しでも素直に気持ちを出せるように…そう願いました。べ、別にやましい気持ちはないです! まったく! あんなにツンケンしちゃっていたのに、承君は起一君が好きなよう。 さっきのクールはどこへやら、感情を曝け出してきます。 そうそう、もう少し素直になればきっと距離は縮まるから、それが余計な苦しみを生む可能性を知りつつも、まずは素直な自分を知ってもらうことが大事な気がしました。頑張れ承君。 少年たちの秘密の放課後を垣間見て、すごく、幸せな気持ちになりました。 先生、自主的にみまわりなんて……まさか、ね。 @ネタバレ終了 水彩のような柔らかいイラストの立ち絵、それにスチルも豊富で目を楽しませてくれます。 それだけで見る価値十分、可愛い男の子たちの放課後を『みまもり』たいという方には、特におすすめいたしますー!
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玉虫色のIMPRESSIONサスペンス仕立てのストーリーで大好きな全画面ノベルでした。 照真と明里の運命は一体どうなってしまうのか?と手に汗握る展開でした。 明里をなんとか助けたい一心で読み進めていましたが、 星野が主人公を追い詰めてくるのを見て何度も諦めそうな感覚になりました。 緊迫とともに進んでいく中で最後に明かされる真犯人とその本性や動機は驚きです。 見事な筆致で、個人的にはそういうことかとまんまと騙されました。 玉虫色のIMPRESSIONというタイトルもなるほどそういうことかと腑に落ちました。 (以降のネタバレ欄はプレイ前は絶対に厳禁でお願いします) @ネタバレ開始 と思ったらなんだって~! タイトルの意味合い、玉虫色どころじゃない気もしますがそういうことなのね!と。 アイデア系作品は「大体俺も(少し~大体)思い付いてたやつ~」となることが多いのですが、 今作の趣向については今まで一ミリも思い付く気配すらなかったのでビックリしました! ゲームの概要欄に記載されているプレイ時間の謎はそういうことだったのか! もちろん私が初めにプレイしたのは消えた昨日の犯人でした。 感想欄で遊んでみましたが、作者様、プレイ済の方々、いかがだったでしょうか? ここから他の作品の感想です。 ■はらからの恋 タン塩ともみじ饅頭が好きな照真くんをへへっと笑っていたら、 途中から視点変更が入って明里の悲惨な境遇が描かれ始めてこれも意表を突く展開。 自分ならあの試されているシーンでガバっといって即BADENDだなぁと凹んでいたら、 明里が滅茶苦茶タン塩ともみじ饅頭をいじってくれてなぜか報われた気分になりました。 あれで好感度上がっちゃうんだからなかなかです。天然には叶いません。 照真の境遇などの意外性を見せながらラストは読後感も良く面白かったです。 ■雨上がりの邂逅 コンセプトをきっちり実現するためでしょうが振れ幅がとても大きなギャグ作品。 私も世代なのでシルエットギャグは大好物で大いに楽しませてもらいました。 シルエットありきでテキストをひねり出す作業は作っていても面白そうです。 個人的に一番好きだったのは「フンだり蹴ったり」ですが、オチもメチャクチャ綺麗でした。 初めにこのシナリオが当たった人はどんな印象になったのかと思うと興味深いです。 @ネタバレ終了 とても面白かったですし、まだまだノベルゲームの可能性はあるんだなぁと感動しました。
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お前のスパチャで世界を救え推しへの愛があふれる作品でした。 スパチャでどうやって救うのだろう……と気になってプレイしました。 全エンドと選択肢を読ませて頂き、パロネタ含めてお笑い要素やシリアス、ハラハラする展開があってとても楽しむことが出来ました! どのエンドもそれぞれの良さがありましたが、ニアさんが元気に活動しているルートがなにより良かったです♪ 素敵な作品、ありがとうございます!
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ウソからはじまる物語同じテーマに沿って書かれた3つのお話がとある地点で交差し、互いに影響を与え合うドラマチックな作品でした。 なんとなく下から上へ読みましたが、どこから読み始めても登場人物同士の繋がりを垣間見れる構成になっていて凄いの一言に尽きます。 「ウソつきは夢のはじまり」の2人がさらにいいコンビになりそうで特に好きです。 ウソという言葉の持つイメージとは裏腹に、どのお話にもほっとするような優しさがぎゅっと詰まっていました。明るい予感と期待がにじみ出る各エンディングとても良かったです。 最後まで安心して読める作品に出会えてうれしいです。ありがとうございました!
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あなたの命の価値リメイクver2何か親近感があって、目が潤んでしました。 こう言う形で成長する事もできるんだと感じました。 末永くお幸せに…
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タイトル未定タイトルからは想像できない、繊細でメルヘン(主人公談)な物語でした。 キャラクター1人1人の葛藤が丁寧に描かれていてすごいなと思いました。モブの母ちゃんにすら感情移入できます。 ちょっとオコな感じの主人公と、いつでもニコニコな明るい人魚ちゃんの組み合わせが絶妙で 物語の雰囲気が暗すぎず、明るすぎず、ちょうどいい。あと人魚ちゃん可愛い。 ダレる展開は一切なく、夢中になったまま全てを読み終えることができました。あと人魚ちゃん可愛い。 @ネタバレ開始 弟のハルくんが「THE思春期」という感じで、中盤までハッキリせずヤキモキしていたのですが 終盤で彼の本心が明かされた時、私は感動してスーパーヨシヨシをしてあげたくなりました。 なんていい子なんでしょう……ハルくん。アラスカでも頑張ってほしい! 最後に人魚ちゃんと会えなくなっちゃったのが、とても切なかったです。 完全防水のスマホとか渡せないですかね……離れててもL○NEとかで話せると良いのに……! 儚い関係性だからこそ、というのは重々承知の上ですが……!将来、あの二人が再会できたら良いなと祈ります! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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ベストフレンド~本当の友達~私のプレイ時間は1時間強くらいでしたが、プレイ時間以上に心に残るお話でした。 具体的なエピソードを色々と盛り込みつつ、人間関係と主人公自身の変化を丁寧に描いていると感じました。一本道ということもありますが、気付けばセーブすることも忘れ一気にプレイしておりました。 冒頭はいじめの後遺症もあって主人公のあまりの暗さに面喰ってしまいましたが、友里との交流の中で徐々に明るさを取り戻していきそれに伴い周囲も変わっていくのが心地良かったです。 ちょっと友里の存在が主人公にとって都合が良すぎるように感じるところもありましたが、その印象は終盤の展開によって吹き飛んで、代わりに納得感が得られました。 最終的には綺麗な着地でとても良いお話だったと思います。 最後のグラフィックは特に心がじんわりと温まりました。 最後にちょっとネタバレ的な感想として、 @ネタバレ開始 ・超嫌な感じで始まり最後は味方キャラになた叔母さんが好きです。 冒頭の地の文を思い出せば分かる通り当初は主人公よほど陰気臭かったですし、 自分の性格に難があることを認めたりある程度お小遣い与えたり(これは両親?)、 そもそも主人公を受け入れたりと、意外と根は悪くない人っぽいですよね。 ・中身も外見も良く文武両道爽やかイケメンの野部くんめ!! 流れ的に主人公と両想いなんちゃうんかい!この思わせぶり男め! シーサー外すくらいだったら最初からつけないでよね! @ネタバレ終了
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忘れ傘の矜持擬人化された傘とのストーリーが2編楽しめるゲームです。 2編ともに全く異なる展開が楽しめました。 システム面がかなり凝っており、とても可愛いキャラクターをきちんと活かすため、 メッセージコマンドが上に移動したり真ん中に移動したりと自由自在です。 おまけモードのBGM紹介がとても丁寧なのも良かったです。 なお、個人的には堂林との会話シーンが非常に好きでした!
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腐った果実 ‐Rotten Fruit-雰囲気もbgmも演出もほんとに最高級の作品でした。とても私好みでした。 @ネタバレ開始 語り手の正体に関する仕掛けについては早々に見当がついてしまったのですが、そんなことは気にならないほどに伏線や背景演出、場面転換が凝っていて、とても楽しめました。主人公の群れ(ルーチン)から離れる、という決断も、けして独りよがりなモノでなく、群れへと示唆を与えるもので、好印象でした。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました!
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日陰の日葵 - sun in the shadeストーリーは秀逸で絵がフリーなのにとても綺麗です。 ピアノのことは知りませんでしたが、とてもストーリーに引き込まれました。 @ネタバレ開始 日葵による主人公の成長とそれが白井さんにも影響する関係がとても良かったです。 駐輪場や信号の話のさりげなさも効果的です。 一枚絵は、とても綺麗に光と影が強調されて描かれていて効果的な演出となっています。 日葵の靴が…小さなところもぬかりないです。 白井さんも魅力的なキャラでした。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました。
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winding road出落ちを食らうかと思いきや食らわず、2回目でしっかりと爆発しました!(プレイした方には分かる) 全ての事象が作品内で語られないため、逆に何があったのかと気になって色々考えてしまいますね! @ネタバレ開始 しかし「険しい道」を選択してあのエンドに辿り着くということは……?? あの先もう一難ありそうだな、なんて想像してみたり。 あのクマちゃんとは長い付き合いになりそうな予感です。 @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました。
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非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore私は、株式会社 ノウティカに入社したい!としみじみ思ってしまいました。 何故なら、マエさんに共感できることがたくさんあったことと、自分が瑛になりたいと思いました。 無駄話めちゃくちゃ多いと書かれてますが、無駄話に聞こえなかったです♪ なんだか、リアルな会話を聞いているようで、頷きながら読んでいました。 @ネタバレ開始 この作品で私が1番嬉しかった事は、『退屈退屈』と言って、希望を持てなかった瑛ちゃんが、マエさんと出会ってから、とてもたくさんの笑顔を見せてくれて、とても楽しそうに毎日を過ごしていたことです! そして、2人の会話の中で、たくさん心を打たれる言葉があったので、グッと込み上げるものがありました。 @ネタバレ終了 素敵な時間をありがとうございました。
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キミに心臓をあげたいとても感動しました。 ありがとうございます。
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暗がりビオトーププレイさせていただきました!わかります、この感覚!と言うくらい1990年代のゲーセンを感じさせる空気感。ないのはわかっているのですが、筐体から放たれる電子音、店内に漂うタバコの匂いなどゲーセン独特な匂いを感じさせるほどでした。 時折出てくるTIPSも見ながら「そうそう、あったあった」と思いながら楽しくプレイさせていただきました! 楽しいゲームをありがとうございました!
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あなたの命の価値リメイクver2プレイ(読了)させていただきました!心に傷を抱えた主人公が最初は周りの心の傷と向き合い、時には癒し、後半は自分の心の傷と向き合い、自分の夢を叶える物語。 プレイ時間3~4時間と書かれていたので、「長いかな?」と思っていましたが、読み始めてみたらあっという間でした。 読んでいて心が苦しいときもありましたが、ボイスも相まって終盤はちょっと泣きそうになりました。 そして最後の最後で語られた言葉が重い・・・。
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雨の袂楽しくプレイさせていただきました。 文章表現の一つ一つがとても美しく、余計な演出がないためインタらぅてぃぶ小説のような気持ちで最後まで読むことが出来ました。 こんな青春が送りたかった…そんな青春群像に浸りたい方、おすすめです。
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暗がりビオトープ主人公である小学生「ユーキ」が、ゲームセンターで出会った人々との関りから成長していくお話。 当時を知っている人からすると、懐かしさや哀愁を感じられると思いました。 @ネタバレ開始 文体やシナリオ構成から、作品が持つ優しさや文章にえがかれていないユーキの心情まで感じる事が出来、とても暖かい気持ちになれました。 ユーキがおかれた環境は「良い」とは言い難いかもしれませんが、それでも、ラックに居場所を見付け、みんなに受け入れられ、自分の気持ちに付いて考えるきっかけをもらえた事は幸福だったのではないかと思いました。 最後、ラックに再集合するところはグッときました! 目頭が熱くなりながら、みんなお幸せにと願っています! (ミホさんが店内に入ろうかどうしようかうろうろしている所をユーキに見つかるという妄想を勝手にしています) @ネタバレ終了 心のよりどころって、とても大切だなと思える作品でした。 素敵な作品、ありがとうございます!
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みまわり素敵なイラストのサムネイルに惹かれてプレイしました!! 立ち絵も背景もテイストもなにもかも素敵です……そして全て見回りを終えた時の情緒のぐっちゃぐっちゃ……わあああ……あああ…………※当方はBLだいすきです 4人とも本当にラブリーなのですが、困惑しながらも精一杯彼らのことを考えて、そしてこれからも見回り続けるであろう先生が一番好きかもしれません……困った………
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堕ちた恒星、朽ちた嶺岸唯一無二と言える文体が魅力の作者さんのテキストが存分に味わえました。 主人公鈴木と前の席に座る鈴鹿さん、学校の有名人嶺岸の物語です。 あまり長くないので、是非プレイして個性を感じでほしいところです。 2つのEDはそれぞれとても印象的でした。愛すべき嶺岸。