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SF・ファンタジー

6313 のレビュー
  • パーソナル・スペース
    パーソナル・スペース
    地球を調査するために作られた複製人間『シロエ』の生涯と、宇宙に生きる人々を描いたSFラブストーリー。 人類の興亡、戦争、生きること、想像力、無限…『宇宙』。 ひとつひとつのエピソードにこれらのテーマが内包されており、最後には全てのエピソードが収束し、大団円を迎える…。本当に素晴らしい物語でした! プレイヤーは時系列の散らばったストーリーを読み進めていくことで、シロエの人生や、ひいては人類滅亡の真実を知っていくこととなります。 最初は、主人公・シロエの複製人間としての運命や、地球で出会ったクロハとの恋愛模様に『これから二人はどうなってしまうんだろう!?』とハラハラしながら物語を追いかけていくことになるのですが、次第にファンビル人の文明や、人間との戦争、現地人・ミドリとの出会いによって、物語を構成する世界観の方にも引き込まれていきます。 世界の行く末とシロエ・ラズリたちの運命が交錯していく展開となる物語後半は、夢中になってプレイしてしまいました。 物語の中で特に印象的だったのは、シロエの泣き顔です。 運命に翻弄されながらも、健気にがんばるシロエの姿に何度も心打たれました。 複製人間でありながらも人間として生きることを選んだ彼女の、誰よりも人間らしい泣き顔が、胸に焼き付いて離れません。 物語のラストで笑顔になってくれたことはプレイヤーにとっても救いでした。 舞台、設定、メッセージ性、これら全ての要素を過不足なく一つの物語にまとめあげる、作者さまの圧倒的な構成力にただただ脱帽です。 素敵な物語をありがとうございました!
  • 怠惰な天使は夢を見る
    怠惰な天使は夢を見る
    タイトル画面の長髪天使ちゃんがマジ天使٩( 'ω' )و ジト目スキーにはたまらない作品でした。 綺麗なBGM、白く幻想的な世界観、美しい天使達、悪魔のちっちゃいツノ。 やっぱりたまらん...! @ネタバレ開始 悪魔くん(ちゃん?)の「みんな悪魔の手先なんだ」という言葉。 女神様に謁見出来たり、報告が鵜呑みにされたり、長髪天使ちゃんだけ個室が与えられて(隔離されて)いる辺り、彼女が生まれる前から既にどうしようもないレベルで侵食されていたのかもしれないなーと悲しくなりました。 一番好きだったのはEND2です。 どことなく天使ちゃん2人から能天使のようなイメージがあり、(仮にそうだとすると)その特性が上手く噛み合って罠から抜け出せた爽やかな終わりに感じました。 @ネタバレ終了 自分の街にも、あんな可愛い天使ちゃんが来て欲しいです。
  • 対象She-11に関する記録
    対象She-11に関する記録
    主人公と彼がが受け持つことになる人造人間の少女「シェル」、二人の交流と真実を通して描かれていく、荒廃した世界の希望…暗い世界観と、切なくも真っ直ぐな人物描写がとても胸を打ちました。 シェルや機動兵器「ノエーシス」など、神秘的さに加えSFらしさ溢れるビジュアルも美しく魅力的でした!
  • ニケル・ラブローカの日記
    ニケル・ラブローカの日記
    可愛らしい出逢いから、どんどん真実が明るみになる重厚なストーリーでした…。とはいえ、なんというか、ここに絆がなければさらに冷たく悲しい物語になっていたのではないかと思うので、これもこれでひとつの温かみではないかと思うのです。 お気に入りキャラクターはデイジーちゃんです。その挙動とかデザインも含めてとってもかわいい! @ネタバレ開始 ニケルちゃんとユートリア様の笑顔可愛いなあ、カラメラちゃん可愛いなあ…と思って眺めていたら、急転直下でしたね… エルモくんのめっちゃ冷静な態度がギャップあって良かったです、両方好きです。初めは神秘的な存在だと思っていたのに、甘えん坊で、ニケルちゃんに良く見られたくて…彼の魅力があるからこそ、こう、切なくなるのでしょうね… 個人的にニケルちゃんとユートリア様の組み合わせが大好きだったので、片方のエンドがお気に入りです。日記を読んだときの感情ももちろん、何とも言い表せられないのですけど…! 首席の子はみんな少なからず葛藤してたのでしょうね…事件当時の出来事も知りたくなるような、奥行きのあるお話でした。 @ネタバレ終了
  • 失憶の眷属
    失憶の眷属
    吸血鬼・魔術・屍鬼・魔眼といったワクワクする設定と、スピーディーな展開が良かったです。 一時間弱で、BAD END2つと、GOOD END、TURE END回収できました。 GOODをみてからTUREを見ると、TURE ENDに来れて本当によかったなと思えます。 エンド分岐の選び直しできるようになってるのも親切でよかったです。
  • Eveplus(イヴプラス)
    Eveplus(イヴプラス)
    イラストが好みで、読んでみました。自分の姉が近日出産近いので、とても心に迫るものがありました。子供が生まれる喜びと、アンドロイドのいる生活…エンド2種類見ましたが、妻と夫の生活が再び幸せであれ、と強く願わずにはいられない作品でした。
  • Lunatopia
    Lunatopia
    童話的な雰囲気がよく表現されていて、柔らかくも少し残酷な話が好き。 各章でどちらの選択をしたとしても心に残るものがありました。END3が好きです!
  • ハイ ソーシャルディスタンス サークル ゲート
    ハイ ソーシャルディスタンス サークル ゲート
    なんだこの世界観は(驚愕) 超常現象研究家のマイクが高輪ゲートウェイ駅で消えたデオを探すお話。 高次元蓄音機で時を戻せるので選択肢を間違っても大丈夫なシステムです(どういうことなの…)(そしてめちゃめちゃ間違えまくりました) 風邪のときに見る悪夢のようなカオスで独特な世界でした。ハイセンスすぎてこれはこの作者さんにしか作れない… ちょっと物悲しいような不思議なBGMも素敵でした。
  • ヤドカリ
    ヤドカリ
    ダブルヒロイン物の学園ラブコメオカルトミステリーです。 全バッドエンド回収込みで50分で読了しました。 面白いと聞いてプレイしましたが面白かったです!(語彙力) ミステリ要素が含まれるのですが、伏線、ミスリードがきっちりと張られていてとても綺麗な構成の作品です。 @ネタバレ開始 羽鳥さんとお店に入るたびに流れる戦闘BGMがツボでした。店員たちに走る緊張感よ。 終盤、羽鳥さんとえみちゃんの言い争いによるミスリードで私はまんまとえみちゃんを疑ってしまいましたね。コロコロ…。(てのひらで転がる音) @ネタバレ終了
  • Eveplus(イヴプラス)
    Eveplus(イヴプラス)
    とても短いですが心に残る作品でした。 2種のエンディングはどちらも心に引っ掛かるものがあり、とても考えさせられました。ハッピーともバッドともとれるというか、このモヤモヤが良いですね~。 そしてイラストがとても美しい。一枚一枚見入ってしまい、もうこれだけでプレイして良かったな~って思えます。 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • ハイ ソーシャルディスタンス サークル ゲート
    ハイ ソーシャルディスタンス サークル ゲート
    とても秀逸な世界観の作品でした。 まさにカオス! そしてシュール! サウンドとグラフィック周りのセンスが秀逸で、 特にグラフィックは手も込んでいて素晴らしいゲームでした! ゲートオーバー後に選択肢に戻れるのもとても親切でした。 高輪ゲートウェイ駅の駅舎は勤務先が一部関わっているのですが、 その部分が結構ゲーム中でクローズアップしていてとても親近感を覚えました! まだ一度も降りて見たことがないので時間がある時に降りてみます! しかも聖地巡礼が職場から10分以内でできるなんてラッキー! 登場人物のテンポ、ギャグ、秀逸なセリフ回し。 サイコーでゴキゲンな作品をありがとうございます。
  • どうか夜よ明けないで
    どうか夜よ明けないで
    夜勤、早く明けてほしい。 物語含め、とても綺麗な作品でした。 主人公が子供であるからこそ成り立つストーリーは、現実でも可能性のあるもので若干の仄暗さを感じます。そこに大変魅力を感じました。
  • 泣けない兎2
    泣けない兎2
    全てのエンドを回収して1時間半程でした。 前作で不明だった過去が明かされるので、前作を読了済ならプレイすることをお勧めします。 今作はホラーな演出もあり、BADが本当に壮絶でした。 @ネタバレ開始 プレイ前にまずBADの数に驚きました。TRUEよりBADの方が長いです。 BADでしか分からない部分もあるので必見ですね。 大量のBADを先に見ていたので、TRUE最後のほのぼのとした神様たちは本当に癒しでした。 クリア後もついイリスやセツカに会いに行って癒されました。 TRUEを見ると靴を舐めてよかったと思います(笑) 笛と白夜にはぜひ幸せになってほしいです! あとエンディング曲が好きです。 @ネタバレ終了 FA失礼します!
  • Eveplus(イヴプラス)
    Eveplus(イヴプラス)
    美麗なイラストで描かれたアンドロイドのイヴが可愛くてとっても好きです!TRUEは…これはこれで素敵な結末だったと思います♡
  • 蝶塚 -昆虫標本慕情-
    蝶塚 -昆虫標本慕情-
    昆虫を愛してやまない先生が蟲の魅力を語る姿が好きで、様々な蟲の生き方について知れて楽しかったです。最後の展開も好き!♡
  • クローネとはぐるまのしま
    クローネとはぐるまのしま
    世界観にぐわっと惹き込まれる、非常に完成度の高い作品でした。まず最初の注意書きから心を掴まれて、まるで夢の中でおもちゃ箱を開けてみたかのような気分になります。 クローネとテンプが作り出した不思議な世界、そして語り掛けるような優しい文体……これを私が自分の意思でクリックして、覗いてもいいの? と……絵本の住民になったかのような心地で思いました。自分が爪先立ちして棚の上にある時計を手に取るような気分になるのです。 @ネタバレ開始 時計が止まってしまっている人形、自分で壊してしまう人形……いろんな登場人物の石がもとに戻っていく瞬間、どれもこれも心の奥がきゅっとして泣きたいような気持ちになりました。小さな穴に降りていくクローネの勇敢なことといったら… ルミノバの「おれのファインダをあいつがのぞくと」の一文、本当に好きで好きで何回も巻き返し繰り返し読んでいました。そして、いつも気が付くとスミアに会いに来ていたり。メテオライトのところで集めた玉、なんだろう? と思っていたのに並べてみるとぱちぱち拍手したくなったり。 個人的に時計のモチーフが大好きなので、時計店の背景が本当に素敵です…。 いつまでも画面を閉じたくないような、そんな気分になりました。 ウェブサイトの文章などを読んで、スミアの言っていることの意味が知れたような気がします。そしてアンクルの存在の意味も…。既プレイの方は絶対読むべき文章だと思いました…。 @ネタバレ終了
  • 美味しいドラゴンの食べ方
    美味しいドラゴンの食べ方
    な、なんという飯テロゲームなんだ…!!! ドラゴンを数匹、それぞれ違う食べ方をしていますので、ストーリーも思ったよりボリュームがありました。 キャラクターは個性的で、読んでいて楽しかったです。 個人的にはドラカツ丼が食べたいです…一番おいしそうだった…
  • とある惑星の記録(No.S-01)
    とある惑星の記録(No.S-01)
    主人公の「私」が記した記録の一端を見ていくSFファンタジー物語です。選択肢はなく10分程度で読了しました。時間は短いですが、壮大なスケールを感じる内容でした。 @ネタバレ開始 個人的に強く感じたのは、どの時代の彼女たちも今を懸命に生きているという部分です。世界観は宇宙規模にも及ぶ壮大な内容ですが、それぞれの時代に出てきた彼女たち、そして最後に出てきた超常的な存在も、望む結果を求めて生きています。どんな時代・どんな場所でも懸命に生きることは不変なのかな、と拙い想像力になりますが考えてしまいました。素敵な作品をありがとうございました!
  • なんでも代行いたします
    なんでも代行いたします
    主人公が会社の残業帰りに、なんでも代行してくれる会社「エスクロ」を発見したことから始まる物語です。全3エンド、10分程度で完走しました。 @ネタバレ開始 不思議な作品で、特にエンド2は印象的でした。オートマタによる代行が蔓延ったら、すごい世界になりそうだなと想像しました。エスクロの意味も調べまして、いろいろと納得しました。素敵な作品をありがとうございました!
  • 小さなおくりもの
    小さなおくりもの
    和紙風の背景が風情あって好きです。優しい水彩?(絵には詳しくないので的外れでしたらすみません)のタッチも素敵でした。 ストーリーにはほっこりとして…… 優しい末っ子も大人に振る舞えるお兄ちゃんも、えらいなぁ。 素敵な作品でした。ありがとうございました。