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SF・ファンタジー

8139 のレビュー
  • 反動のクラウドレイジ FREE BATTLE
    反動のクラウドレイジ FREE BATTLE
    2019年に公開された本シリーズのACT1を 夢中になってプレイさせていただいたのは去年の秋のことでした。 そしてフリーバトルが気軽に楽しめるこちらの作品、 通常戦闘および追加コンテンツ2つの最高難易度を 一通りクリアいたしました。 クールでスタイリッシュなデザインやグラフィック、 チュートリアルをはじめ隅々まで配慮が行き届いた親切設計、 ルックスもですが性格やスキルなど、 個性的で魅力にあふれる17人のキャラクターたち……。 そんな彼らを操ってのコマンドバトルは今回も熱く楽しめました! キャラクター以外にもアシスト&ブーストチップや救援要請など選択できる要素が多く、組み合わせやプレイスタイルの自由度が高い──工夫次第でいろんな戦法がとれるところも素晴らしかったです。 戦闘バランスが絶妙だからこそ、様々な遊び方ができるのだと思います。今回も完成度の高さを随所に感じました。 @ネタバレ開始 街での会話も楽しかったです。 短い台詞のなかでも登場人物たちの人柄が伝わってきて、 見せ方がお上手だなと感服いたしました。 柴山さんが最推しなので、今回は彼を必ず入れるという 自己ルールを作ってプレイしました。 チャージスキルの時のお姿がまたかっこいいんですよね……! もっと柴山さんを輝かせるチーム編成ができるはず…… また挑戦してみたいです。 追加コンテンツの特殊ルールには色々と度肝を抜かれつつ、 それぞれ特殊な敵と戦うのがめちゃくちゃ面白かったです。 あと柴山さんの新しい会話シーンがあって狂喜乱舞しましたw @ネタバレ終了 とても楽しかったです。 素敵な沼……時間をありがとうございました!
  • 死と月は寄りそって眠る
    死と月は寄りそって眠る
    ゲ制デー等のタグでフェスが開幕されるより以前からタイトルは存じてはいたのですが、ようやくプレイすることが出来ました。 生と死、元奴隷と奴隷を処刑する役割を担った者たちのお話というシリアスなお話…… @ネタバレ開始 かと思ったら、ルナちゃんと出会ってからのモルスさんの言動が面白く、思わず笑ってしまいました。「ツルギは何でもできる」は最早名言なのでは…! @ネタバレ終了 物語全体はシリアスではありますが、こうした緩急がある所も本作の「二人」の心の通じ合いとして描かれており、終盤での二人を想うと良い掛け合いだなと思いました。それにしても二人のやり取りが本当に微笑ましい。いつまでも眺めていたいです。 @ネタバレ開始 二人の行く末、モルスさんが亡くなってその後を追って亡くなってしまったルナちゃんに、「死なないで・・・!」と思いましたが、彼女の考える死生観を思い出し、さらにモルスさんの死からここまでの彼女の事を考えると、この結末に誘われるように辿り着くのは深く納得させられました。何よりあのような形で父と慕っていたモルスさんの死が彼女の中で消化されることもなく…… 彼女の思想や価値観、最愛の父との別れを考えるとあの思考に至るのは仕方ない…仕方ないけど…!とやるせない気持ちになりました。 しかし、その後の死して尚、娘ルナを守り続けたモルスさんの姿を見て、胸を打たれたような嗚咽が出かかる一歩手間のような状態になりました。(あ…泣く…!泣く時のやつ!状態) あの姿になった彼のルナちゃんへの深い深い愛を目の当たりにして、もう何とも言えない気持ちになりました。 父である死したモルスさんに寄り添うように眠る…ああ、タイトル…と思い、悲しいけれど、全てが切ないわけではなく読了後は「感動」という気持ちが強く残りました。そしてエンディングの二人を包み込むように佇むアニマの樹を中心に、時間が移り変わっていくという演出がとても良かったです。エンディング後に切り替わる、タイトル画面のモルスさんと静かに寄り添い眠るルナちゃん…とても美しいです。 名前をもらう/授ける「生/誕生」から始まり、互いを想い合いその意思を汲み取った「死」という静かな永遠で終わる美しいお話でした。 @ネタバレ終了 重いテーマを扱いながらも重たさだけでは終わらず、 約1時間とは思えない濃密でステキなお話をありがとうございました!
  • インビジブル
    インビジブル
    約11時間の大ボリューム長編作品。フリーゲームとしてもノベルゲームとしても、久々に長めの作品をプレイさせて頂きました。というか、フリーでこんなに堪能していいんだ!?という仕上がりでお金払う所はどこ!?となりました(笑) ドッペルゲンガーの都市伝説、主人公の記憶喪失等など…個人的に大好きな要素が沢山あり、とても惹きこまれる魅力満載の作品です。 世界観の他、グラフィックレベルの高さや声優陣の熱演、システム面のデザインや設計等、ハイクオリティで様々な面で楽しませて頂きました! 6章+エピローグという構成で各章ごとに見せ場と引きがあるので、11時間という長さを感じずプレイ出来ました。 また、システム面のスタイリッシュなデザインの良さに加え、環状線のような円を描いたチャプターシステムも良かったです。 後半にかけて選択肢が増え選択肢によってはBadEndにいってしまうので、このチャプターシステムがある事で他の選択肢付近まで戻ったり、物語の中で「ここはもう一度見返したい」といった所を瞬時に確認できるのがとても良いなと思いました。 前半部分の朝岡兄弟関連の事では、間違った選択肢をしてみても主人公・つぐみが軌道修正してくれたりします。プレイヤーに優しい仕様にも感動…! さて、ストーリーですがはっきり!端的に言えば!「おもしれぇ~~~!!!」に尽きます。 プレイ後の第一声がそれでした(笑)あと画面の前で拍手してました。良い作品に出会えて本当に良かったと、心から思いました。 記憶喪失だけど皆を引っ張る&突っ込み役のつぐみを始め、一癖も二癖も強いキャラクターが多く登場します。が、個人的にそういったキャラクター達が持つ善も悪も含めて好きになりました。読み進めると最初に抱いた印象と変わっていくのがとても良かったですね。 特に好きなキャラはゆるふわ女子高生な茉莉花ちゃんと、オカルトおじ…お兄さんこと坂倉出さんです。 @ネタバレ開始 この二人が疑われる展開があるのですが、ひやひやしつつも好きなキャラという事も手伝って「いや、この二人は絶対つぐみんの味方!信用!!する!!」となってました。実際最後まで敵になることはなく、疑いも晴れてすごくホッとしました。 @ネタバレ終了 つぐみ、茉莉花、蓮の三人はもうセットですね。後半から終盤にかけてはこの三人なら大丈夫。と、信頼を置いて読み進めることが出来ました。凸凹に見えて相性ばっちりな3人で良いですね! つぐみや事件を通して見る、二人の成長にも目を張るものがありました。 表面ではそれぞれ今時の普通の高校生…かもしれませんが、上辺だけ(氷点花と付けられたあだ名等)では計り知れない悩みをもっていて、各人物の「この物語の中で生きている」という奥深さを感じさせられました。それぞれの人物の細やかな心情や内情に寄り添い、少しずつ成長して行く様は見ていて勇気づけられました。 登場する少年少女の心の傷は個人的にも成長過程のどこかで経験したような気がして、吐露してるシーン、感情のまま叫ぶシーンは胸が痛くなりました。ただ、そこで腐るのではなく、前へ進もうと行動していく所はとても丁寧に描かれており、その都度つぐみの言葉が響きましたね。 彼女に関する謎は最後まで引っ張られていたと思いますが、彼女の真っすぐで前向きでお人好しな(天然人たらしとも言う…言うと思います!)人柄が成せる言葉や元気に動き回る様は見ていて気持ちが良かったです。 @ネタバレ開始 また、凄いなと思ったのは「シーンによって敵になる人物はいるけど、悪人はいない」という所です。紺野さんにしても当初は「自分の善を他者へ押し付けてくる話の通じない黒幕(黒幕じゃなかった!)」と思ったのですが、彼女の生来からくる優しすぎる性格故、貧乏くじを引いて嫌な思いをしてきた過去…そして異能とドッペルゲンガーの真実を知った後は、憎めないと思いましたし、感情移入もしていました。 彼女と行動を共にしていた恭介くんもまた、本作における黒幕(主人公チームとぶつかる最大の敵)と異能と対峙するため、彼なりの正義をもって奔走していただけだった… 善と善が対峙する時、主人公視点だと相手が悪に見えますが実情を知ったり、客観視すると「悪人なんていなかった…皆誰かを救いたい優しくて不器用な人たちだった…」となるのが切なくもリアルでした。 そんな癖が強いキャラクターの中、つぐみはしっかりと物語の中心にいましたし、終盤に近付くに連れ多分彼女という存在は瀬戸愛美(本体)=如月つぐみ(ドッペルゲンガー)なのかな?(違ってましたが!)と思っても、それで如月つぐみという人物がかげるということはなく、主人公としてしっかり物語と皆を引っ張っていたように思いました。何より、彼女の「私は私」という言葉が胸に響きますね。 それともう一人。あの世界における宗形……先輩と言うとイラつかせそうですが、やはり初登場時の印象や立場で宗形先輩と言いたくなりますね。 彼が初登場した時は甘いマスクと声のイケメンが出てきた! 飄々とした性格も良いなぁ…くらいの印象でしたが、本性が露わになった時の彼(と現実世界の方の宗形)の本当の胸の内を見せられた時は素直に驚きました。 同時にその時吐露していた事には思わず唸ってしまいました。宗形樹という人物がどこかで救われて欲しい…と願いながら最後まで読み進めていました。 けれど悲しいかな、彼は助けを求める声がつぐみが言う通り「遅かった」。 唯一の救いは何かと考えた時に、現実世界の宗形をこの世界の宗形自身も救いたかった、と思っていた所でしょうか。 宗形に関しては少年少女の成長や、それを見守る大人、事態解決のために奔走する人達とは対極にいたと思いました。 つぐみや高校生組と違い、ひたすらに後ろ向きで仄暗い。普段はそれを軽い態度や笑顔で隠していたのかな、と。 最後につぐみを誘っていたのも、つぐみと宗形という似て非なる存在の真逆の思考や行動が描かれていたように思いました。(あくまで個人的な感想です) 皆の共通の敵は霧島だったけど、つぐみという個人の敵…は彼だったのかもと思ったり。 読み終わった後も、ちょっと引きずる位には彼には色々思う所があります。悪い意味ではなく! @ネタバレ終了 大きなエンディングが二つあるので、そちらの感想も。 シスターエンド @ネタバレ開始 こちらが先に選んだエンディングでした。この時点の自分はつぐみの正体について大体アタリをつけていて、多分そうだろうなと思っていたので、しーちゃんを置いていくことは違うよなとなり一緒に残りました。蓮の手を取らなかったのは心が痛みましたが、置いていけない…!!しーちゃんがいるなら、一緒に!!となり、皆を見送りました。そしてその後、今まで冷静で(特にオカルトお兄さんに)辛辣な態度も見せる彼女が、感情を一気に溢れ出す所は声優さんの熱演も相まって、言葉の一つ一つも切実で涙腺にきました。2つのエンドどちらが好き?と聞かれたらシスターエンドの方と答えるかもしれません。それ程好きなエンディングです。 @ネタバレ終了 アナザーエンド+エピローグ @ネタバレ開始 こちらで明かされる、つぐみの最大の秘密とここまで明確にされなかった、坂倉出の異能。 瀬戸愛美(本体)=如月つぐみ(ドッペルゲンガー)という予想の更に上をいっていて、いい意味で裏切られました。こちらでもシスターエンドの余韻が残っているせいか、しーちゃん…なんて健気なの…となりました。姉ではないけれど、姉の面影を色濃く体現した人の願いと異能の力で生まれた、奇跡のような存在でしたね。(合ってます!?) けれど、しーちゃんも坂倉さんも言ってましたが、つぐみは二人の語る瀬戸さんのようでいてやっぱり違う。如月つぐみは、如月つぐみで一人の人間として生きているとここに至るまでの彼女を見ていて思いました。 電車に揺られながら、今まで苦楽を共にした仲間との別れ……辛いけど、 こういうエンディングも好き……と思いながらエピローグを読み進めると、 「つぐみーーーーーん!!!??」となりました(笑) もう会えないと思って送り出した戦地から、友人や家族が帰ってきたような感覚でした! 夢じゃないんだよね!? 現実世界の方で皆といるんだね!?と、最後の皆に囲まれているつぐみを見てほっこりしました。思わず拍手。 シスターエンドの寂しい感じも好きなのですが、やはり主人公が皆の輪の中にちゃんといて、歓迎されているのを見ると自然と気持ちのいい読後感を得られるなと思いました。 ラストスチル、最高です…!! さりげなく坂倉さんが脇の方にいるのが彼らしいなと思いながら見ておりました(笑) @ネタバレ終了 しっかりと細部に至るまで作りこまれた世界観とシナリオ、キャラクター達。美しいグラフィックに、洗練された遊びやすいシステム等…制作者様、制作に携わった全ての方々の想いが込められている熱い作品でした。 濃厚な時間と素晴らしい物語を読めて、本当に良かったです。 楽しい時間をありがとうございました!!!
  • ひまわりの泪 -You Are a Part of Me.-
    ひまわりの泪 -You Are a Part of Me.-
    以前感想投稿しましたが、バージョンアップしたものを再度プレイしましたので再投稿します! たしか以前は初期バージョンをプレイしたのですが ここには書ききれないくらいパワーアップしており、2回目でも楽しめました!(特にエクストラの実装が嬉しすぎました!) ファンにはたまらないバージョンアップですので、初期verのみプレイした方に是非もう1度やっていただきたい! 先日、衝動でヒカリちゃんを描いたのでFAとして添付させていただきます。 数か月ぶりにゲームで見たヒカリちゃんは相変わらず可愛すぎました……! バージョンアップお疲れ様でした。
  • 交響曲第十番「融合」
    交響曲第十番「融合」
    自分は交響曲もよくわかってないような人間なので、この作品の持つ優れた芸術性だとか文学的な何かだとかについて、それらしいことを語ることはできないのですが、それでもプレイ後にこの壮大なテーマについて思いを馳せる程度には十分に余韻を感じられました。 (とか言いつつプレイ後真っ先にやったのは遺伝形式についての考察でした) @ネタバレ開始 雨の描写でなるほどな~となり、さらに英語の歌でなるほどな~となり……そうなってくると冒頭のアインザッツもなんだか深い感じがしてきます。 してきただけでちゃんとした定義を知らなかったので、改めてググってみますと『長い休止ののち再度演奏を始めること」なんて書いてるサイトもありました。なるほど、深いなあ。 そしてまさかのread me。この余韻の後にモンティ・ホール問題で再度ググる羽目になるとは思ってもおらず。なんて勉強になるんだ……! @ネタバレ終了 感動できて知識も豊かになれるとても素晴らしい作品でした。
  • ありすとーく
    ありすとーく
    チャット形式で進む、ノベルゲームです。 画像やBGMなどはありませんが、 お話に起伏があり、とても面白く読めました。 @ネタバレ開始 お話のジャンル的には、ファンタジーとSFの中間くらいだと思います。 現代の高校生らしいアイテムや話題(ツイッター風アプリなど)が出てきたり、 恋愛要素もあり青春モノとしてもドキドキしながら読めました。 @ネタバレ終了 ありすシリーズへの繋がりもあるようなので、 ありすシリーズが好きな方は、ぜひプレイしてみてください。
  • ORDER
    ORDER
    国家運営シミュでこれほど癒されるとは思いませんでした。 コーヒーを淹れ、時事情報に雑談を交えて主人公を支えるジョー。国家管理システムの外見までこんなに可愛らしくていいんでしょうか。 問題山積みの中どの分野を優先して対策していくか、良かれと思って出した指示が大惨事を引き起こしたりして。もうだめだこの国はおしまいだ…と思いながらも、攻略情報に助けられつつなんとか全END回収できました。 @ネタバレ開始 銃口を向ける/向けられる場面は静止画でもドキッとしました。復讐を遂げる以外の結末だと、END5で使命優先なジョーの後ろ姿はどこか切なく、END6の暗躍する2人は最強のバディ感があって好きです。 @ネタバレ終了 復讐のために生きてきた主人公がジョーの隣で穏やかに過ごす日々が一日でも長く続きますように…!
  • 少女の神の粒子
    少女の神の粒子
    たったひとり生き残ってしまった人間の少年と、自らの手で滅ぼした惑星の生き残りの少年に恋した王女との恋を描いたお話でした。 細部まで丁寧なドット絵グラフィックの素晴らしさに惹かれてプレイし始めましたが、その可愛らしさとは裏腹にテーマは重厚だったように思います。奪った側と奪われた側の困難な恋愛は、さながらSF版「ロミオとジュリエット」のようでもありました。 @ネタバレ開始 誰からも認識されず孤独を抱えていた暗黒物質の長として、今まで何の罪悪感もなく当たり前のように行ってきた「排除」と「侵略」。 むしろ誇らしささえあったその排除によって傷つく者がいることを初めて知った戸惑いと、初めて自分を認識できる存在に出会えた喜びとがまじりあった複雑な感情。そして、そんな揺れ動くネモフィラちゃんの感情を到底理解できない、被害者の少年ショウくん。二人のすれ違う様がとても切なかったです。もうこれは最初から詰んだのでは?と思うような困難極まりない二人の関係に絶望しかけましたが、なんと世界を元に戻す方法があるとな!やったー!と思ったのもつかの間、元に戻すには暗黒物質そのものをなかったことにする必要があるという、衝撃展開。自分や同胞、そして存在自体をかけて償うというネモフィラちゃんの決断が切なすぎました。 END1 身体が壊れてしまったのはショウくんですが、それと同時にネモフィラちゃんの心も壊れてしまったようで悲しかったです。心って何かしら?と言ったネモフィラちゃんに涙。いつかショウくんを愛した自分の記憶すら排除してしまいそうな…そんな気さえしました。とにかく悲しい。 END2 ネモフィラちゃんの決断を受け入れることしかできず、その背を見送るしかできなかった末の、悲しさ溢れる結末でした。世界は元に戻って父母と会えたけれど、ちっとも幸せじゃない…!今度は心が置き去りにされてしまったショウくんの涙にもらい泣きでした…! END3 密やかに反転の儀式を行おうとしていたネモフィラちゃんの、ショウくんへの思いが尊かったです…!なんて健気なの。 そしてそれに対するショウくんの答えが男前でとても良かったです。「生きて償え」じゃなくて「一緒に」ってところがツボ!時空を超えた「ぷろぽーず」最高です!二人が今後最良の未来を見つけ出し、銀河の果てで幸せに暮らせるといいなと思いました。 最後は少し哲学的で解釈が難しかったですが…異なる種族だとしても、全ては同じく粒子からできている物質。だからこそわかりあえるはず、というメッセージが込められているのかな、と感じました。心温まるとても素敵な結末でした。 @ネタバレ終了 誰しもが気付かぬうちに誰かを傷つけているもの。その傷口に気付いて触れた時、自分の罪とどう向き合いどう償うのか…そんな難解なテーマを、可愛くポップなドット絵と魅力的なキャラクターとで絵本のように優しく導いてくれる作品でした。 個人的には、キュートさ溢れる双子の従者プランちゃん・プラントくんがとてもいい味を出していたと思います。また、過去作を読んでいるとニヤリとしてしまう時空師さんの存在も大きかったです。みな個性あふれるキャラクターで大好きでした! 読み終えた後、温かな幸福感で満たされる物語でした。ありがとうございました!
  • リードマインド
    リードマインド
    楽しかった~!!個性あふれるキャラクター達、BGMも超カッコ良かったです!(≧▽≦) @ネタバレ開始 ロックバンドで吹いてしまった(笑)・・確かに、見えるかもしれないです^^; カードゲームと心を読める能力を活かしたバトルが面白いです! ブラックジャック・ハイアンドローなど(一応)知っているゲームだったのも個人的に嬉しいポイントでした^^ ストーリーも目的がハッキリとしていて、熱い展開には私も手に汗を握りながら選択肢を選んで・・緊張感が半端なかったです。 この展開を大いに盛り上げていたBGMもスタイリッシュでカッコいいなと思っていたら、そういえば作者さんの自作だったということを思い出してその有能っぷりが素晴らしいな・・と思いました。 そして、今作のEDもやっぱり素敵でした!^^ 登場人物の個性が面白くて、シトリーさんの口癖とか移りそうになりますネ・・( *´艸`) なかでも、ティエラさんがお気に入りです。(これが噂のピンク!!!)^^ (見た目からして好きです~♪なんかちょっと(?)変人な部分も好きです~♪) ラミアさんは主人公視点で見ていると悪女な筈なのに、お子様悪口が可愛すぎて・・かわいい人に見える。^^; かわいいといえば〝ミラさま〟大好きリリスちゃん、ミハエルさんとのこの先が楽しみになるエンドでとても良かったです。(TRUE後の素敵な妄想をする・・) エンドはTRUE→NORMALの順で見たのですが、NORMALのなんですか!あの可愛いミハエル少年は!!!!///(´ρ`)良き~ 作中にあるマジックの種明かしも新鮮で勉強になりました。^^ 爪で傷跡を残すのとか、私にも使えるんじゃないか?と思ったりして。 怒らない友人に、やってみます(笑)。 @ネタバレ終了 お話が面白くて、皆がとっても魅力的!!(//∇//) 素敵な作品をありがとうございました!
  • 隠花生物/顕花生物
    隠花生物/顕花生物
    美しいストーリーです。 悲しいストーリーですが目を離すことが出来ない、心が締め付けられるような物語です。 そういう意味で、R15になっているのは納得です。 (子を持つ親としては、心をなかなか抉ってくれるような話だなあと思います。) ただ、種としての絶滅は人類からするとバッドエンドですが、生物全体から、あるいは菌類からするとどうなのだろうか、なんてことを考えてしまいました。
  • はこにわのみこ
    はこにわのみこ
    かわいい絵とストーリーでしたが、 おまけまで読み進めると、さらに大きな世界観が展開されていて 驚きとともに、二重に楽しめました。 吹き出しの符号や記号だけで会話しているような絵も素晴らしい♪ 可愛くて素敵な作品を作ってくださり、 ありがとうございました! バッジ、いただきました♪
  • 反動のクラウドレイジ FREE BATTLE
    反動のクラウドレイジ FREE BATTLE
    コマンドバトル! 多数のキャラクタにそれぞれのカットイン(カッコイイ!)、スキルの設定に装備のカスタマイズ……作る側では考えるだけでも気が遠くなりそうです。すごい。 本編は未プレイですが、ワールドトリガーみたいな雰囲気でワクワクしますね。マップを散策してキャラクタの会話を聞きながら、しばらく世界に浸っておりました。この世界観でこの人数、大作の予感がひしひしとします。 編成は頭がこんがらがってくるので自動編成に頼りましたが、鳥居さんの999ロマン砲が熱いですね!(そして外して死ぬ) 決まった瞬間が気持ち良かったです。 後は敵の行動に合わせる戦術なんかもあれば、もっと攻略している感が出るのかな、と思いました(溜め攻撃にガードを合わせるとか)。 終了時の任務報告書もオシャレでした。面白かったです! @ネタバレ開始 「ぜろぱにっく」めちゃくちゃ増えて笑いました! @ネタバレ終了
  • ヤドカリ1.5
    ヤドカリ1.5
    ヤドカリ本編では語られなかったサイドストーリーを知ることのできる物語でした。 本編で気になっていた前日譚を味わうことが出来ました。 また、もう1本は肩肘張らずに気楽に楽しめました。 ありがとうございました!
  • 儚き魔術師は虚無に棲む
    儚き魔術師は虚無に棲む
    スタイリッシュでアカデミックで、オリジナリティのある作品です。 余分なぜい肉を削ぎ落したような、思い切ったストーリー運びはセンス抜群で、短時間でも十二分に独特な世界を楽しませてくれます。 プレイしたら、少しだけ数学が得意になったような気分になれました。
  • 迷子のアレスくん
    迷子のアレスくん
    美少年をとんでもない熱量で愛でるすごいゲームでした!笑 最初アレス君かわいいなぁとのほほーんとプレイしていたのですが、お姉さんのテンションがいちいち荒ぶるので会話が頭に入ってこない!笑 疲れたお姉さんがアレス君にいっぱい癒されていて幸せそうだったのが良かったです。でも途中「このままではお姉さんが吐血し続けて死んでしまう!」と妙な心配を。 アレス君の周りの人達もなかなかに過保護で、美少年のパワー恐ろしいと心底思いました。 そしてシリアスなお話はものすごい温度差でびっくりしました。ここからアレス君がどんな風に成長していくのか気になります。壮大な物語を背景に感じさせて、とても良い余韻がありました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • Rootkids
    Rootkids
    僕は1時間ほどで読了できました。ワクワクとさせてくれるSF設定と、パズルのピースがはまっていくような終盤の展開が素晴らしい作品でした。 @ネタバレ開始 スケールが大きく、読後の満足感も大きい物語でした。しっかりとしたSF設定があり、その気になれば中編~長編として作れそうなストーリーだとも思いましたが、これを1時間の中できれいにまとめあげている点が素晴らしかったです。 終盤に事実が明かされ、序盤~中盤の展開の意味が分かっていくところは、まるでパズルをやっている時のような心地よさがありました。特に、「研究所」側の人間たちとのストーリーと茜たちとのストーリーが繋がった時が1番驚きました。そうして判明したのは絶望的な状況だったわけですが、そこからの逆転はとても熱かったです。その後の展開を想像させてくれるエピローグも良く、清々しい読了感を味わえました。 また、これは個人的な好みかもしれませんが、キャラクター達のほど良い距離感のあるやり取りが大変良かったと感じました。特に、夕輝とあさひの関係からは「互いに気心が知れている。でも甘すぎない」というリアルな距離感を感じられて、とても心地よかったです。ほかの登場人物とのやり取りからも、「胸中には様々な思いがあるけれど、それを必要以上に出さない」という姿勢が感じられました。この作者さんの描く、相手のことを考えられる優しさと人間臭さを持ったキャラクター達が、僕はめちゃくちゃ好きです。 @ネタバレ終了 総じて、プレイ時間以上に満足感を与えてくれる作品でした。素晴らしい作品をありがとうございました。
  • 殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者
    殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者
    本当に選択肢が1つしかないとは恐れ入りました。 成る程、ゲームオーバーという描写も1つの表現として使われていて上手だなと感じました。 @ネタバレ開始 まさか主人公が復讐鬼になるとは思ってもみませんでした。 確かにあんな国王と王女だったら憎みたくなるのも分かります。 最後はまさかのビターエンド。 この異世界転生は非常にハードモードですね @ネタバレ終了
  • 迷子のアレスくん
    迷子のアレスくん
    可愛い美少年だ!やったー! 何故かコンフィグとかUIが物騒な雰囲気があるけどまぁ可愛い美少年を前にしたら気にする事でもないですね! 実際の所一部を除いたら美少年とのんびり会話をするほのぼのゲームです アレスくん可愛いよアレスくん… まだまだ裏や謎がありそうな世界観で、本篇が今から楽しみな作品です! 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 隠花生物/顕花生物
    隠花生物/顕花生物
    退廃的な世界観で紡がれる3つの物語。すごい面白かったのですが、プレイ中の感情を感想という形で言葉にするのが難しいです。 人の欲望と狂気から生まれたものが、地球の覇者として君臨していたはずの人間を引きずり下ろしていく。終末の起源、終末の始まり、終末で生きる人間の3つの物語すべてが良かったです。とんでもないものを作り上げてしまった恐怖、偶然でしかないのだと大丈夫だと信じ込みたい心情、作中で描かれる人間たちの感情の描写が好きでした。 プレイしながらBGMが特徴的だと感じていたのですが、音楽コラボ作品ということで非常に納得です。 退廃的ではあるのですが、とても美しいと感じられる作品をありがとうございました。
  • 儚き魔術師は虚無に棲む
    儚き魔術師は虚無に棲む
    数学と魔法が組み合わさった、スタイリッシュな作品でした。 久しぶりに数学に触れ、レッスンで記憶をほじくりだす&新しい知識を得てゲームを進められました。 こうして見ると、長い歴史の中で数字と数式が整えられ、美しく仕上がり、なお洗練されていっているのだろうなと感じました! どのエンドもそれぞれ想うところがあって好きです。 数学の美しさを知れる作品、ありがとうございます!