ドラマ
7917 のレビュー-
ふきのとう単色背景でも情景が目に浮かぶシナリオで、二人とも、季節を感じながら『今』を大切に生きている様子が良かったです。 とても美しいと思える作品でした。 ありがとうございます。
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white*out主題歌も流れるOPムービーが印象的な作品でした。 全13章+αに加え後日談やあとがきも盛り沢山ですが、1時間かからず完走しました。 全編を通じて主人公の成長が描かれ、見守っているうちに保護者のような感情が芽生えました。 友人の晃がともかくイイヤツでその一点だけでもセッタは恵まれているよなぁ、と。 何が凄いって本作の制作者さんは 企画、イラスト、シナリオ、スクリプト、主題歌の作詞、ヒロインの声と八面六臂の大活躍。 ここまで色々と自力でできちゃうのは本当に凄いと思いました!
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お前のスパチャで世界を救え配信でこのゲーム大変楽しく遊ばせていただきました! 個人的にBパートが難しかったですが、全エンド回収できてよかったです!とても素敵なゲームをありがとうございました! @ネタバレ開始 Aパートのにあちゃんのイラストがとても可愛くめちゃくちゃニヤニヤしてました @ネタバレ終了
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This one,(I mean).最小限の視覚情報の中に多くの意味や感情が込められていて、表現力の可能性を感じる事ができました。 その表現もですが、本文中の二人の会話、感情の揺れ動きも、コンパクトなのに力強く表されていてとても良かったです。 この後、二人の関係や大切なものを想う気持ちがどうなるのか……想像が膨らむ内容でした!
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腐った果実 ‐Rotten Fruit-切ないお話でした。 けれど、これがあのような形でああなるとは… もう一度ストーリーを見ると、別の目線から物事を見れて面白いと思いました。
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よあけまえのキミへ1章目だけでもかなりの長編。 自分は8時間近くかかったので、腰を据えてのプレイ推奨。 主人公が、活発、前向き、一生懸命で好感が持てます。 @ネタバレ開始 いやー、火事になった時の近所の対応は酷かったですね。矛先弱い方にばっか向けるなんて違うんじゃないか? 中岡さんはしっかり者だし、坂本さんは師匠と呼びたい。 かすみさんを助けに行く展開は胸アツで、 「もうこれ乙女ゲーじゃなくて良くね!? 主人公ワンキルやっちゃえ!!」 と手に汗握って(物騒な)応援を、騙した浪士への怒りと共に送っておりました。 マジで「逃げ出した」と侮辱された瞬間ヘッドショット決めたかった!! まあここで全部決着ついたら終わっちゃいそうですが。 敵は捕り逃すし、思考回路がおかしいりくにも因縁つけられるし、かすみさんとはまだきちんと話も出来ない状態で、色々気になる状態ではあります。 @ネタバレ終了 激動の時代にワクワクしつつ、あえて言います。 自分は主人公推しだ!と……!
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花枕(第一章~第二章)三人称視点の冷静な分析やツッコミが楽しかったです^^ 怜人くんと水菜ちゃんの会話は妙にリアルな感じで、実際にいそうだなぁ~ってニコニコと眺めていました♪ 怜人くんを中心としたコミカルな掛け合いがとにかく楽しくて @ネタバレ開始 鍋の具とトイレの神様って!(笑)(*´ω`*)かわいいのぅ。 @ネタバレ終了 主人公のひとクセある感じが、作品を通して特に面白いと思いました。^^ ストーリーも素敵な感じに終わって、読了感はとっても良好☆タイトル画面に戻って・・おおぉぉ・・!!ってなりました(拍手)! @ネタバレ開始 ・・けれど、確かにそうです。冒頭の部分はどうなったのか・・?え、違うの?? 全く先が読めなくて気になります。ドロドロ・・!??(ドキドキ・ワクワク) これは、楽しみに待つしかないようですネ^^ 応援しております♪ @ネタバレ終了
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鬼桜主人公である白兎さんの外見が非常に好みで「神秘的なかわいい女の子!」とずっと気になっていた作品です。 プレイしてみたら色々な意味で大ボリュームでした…!! 立ち絵が1100枚over、イベントCGも200枚overという数字だけでも「ん? 私、数字読めなくなった?」と目が誤認したのかと思いましたが、背景まで含めるとざっと全グラフィック作業1500枚近くという驚異の数字にビックリしました。 ビックリしたという言葉以外が出てこないくらいにビックリです。 そんな圧倒的物量で描かれるシナリオもまた大ボリューム・全5ルートと作者様の愛と熱意にただただ圧倒されながら、楽しませいただきました! 展開的にはラブラブな恋愛要素よりも仲間たちとの交流や時代柄か刀を取り出して斬ったり張ったりといったことがメインとなってきますが、白兎さんと縁がある橡さんと白兎さんをあたたかく支える焔緋さんの二人の好青年の間で揺れに揺れました。 また、藤姉さんや藍砥くん、ばば様たち…白兎さんの人生に関わってくるどのキャラクターも魅力的で彼らとの日常は見ていて飽きませんでした。 @ネタバレ開始 最初にトゥルーエンドに辿り着いていたので、周回で他のエンドを見て「死んじゃダメーーー!!!」となり、辛かったです…。 各エンド、いずれもきちんと納得のいくエンドではあるのですが、トゥルーエンドは本当にトゥルーだったんだなとしみじみと感じました。 プレイ前には「鬼」という人間ではない異形が出てきてそれが人に災いをもたらしている物語なのかな…と思っていましたが、全く異なっていました。 本当に怖いのは「鬼」という誰にでも分かる記号を付与して「悪」だと断じている人間と、それをそのまま信じる人間だなと思いました。 人から見て「鬼」と呼びたくなる人は異なっていて、それは自分たちと外見が違う異質な人であったり、自分の目的や欲望の邪魔になる人であったり……白兎さんが「鬼なんて本当はどこにもいない、鬼だと思いたい相手を鬼にしている」という主旨のことを口にしていて、本当にその通りだと思いました。 みんな烏帽子じゃなくても、みんな最高、みんなカッコイイでした! 烏帽子がないと「ちょっ、あいつパンツ履いてないじゃんww」みたいなことに現代ではなるとしても、橡さんも焔緋さんも遠州さんもあの姿が最高です! 個人的に一番好きなキャラは焔緋さんです。 次点、実は最強だと信じて疑わない藤姉さんです。 藤姉さんは白兎ちゃんをとても大切かつ大好きで、焔緋さんにグイグイと「泣かせるんじゃないわよ?」的な感じで押して押して押しまくっていくところが素敵でした。 焔緋さんは普段は完全にゆるり~んとしたほんわりした雰囲気を纏っておられるのに、遠州さんとの戦いやクライマックスの時など「いざ!」という時の剣を振るう姿に感じ入るものがありました。 彼は強いは強いでも、心の込められた祈るような気持ちで振るわれる剣だと感じました。 橡さんが強さゆえに研ぎ澄まされた無の剣だとすると、焔緋さんはその過去からも命の重みを知っているからこそ振るうまでに躊躇し、いざ振るったときも「この一振りが誰かの命を絶つ」ということを覚悟して振るわれる意志の剣だったなと。 白兎さんのとても素敵な笑顔を守り、その笑顔に守られて、幸せになってほしいと思いました。 戦いのシーンは本当に手に汗握る素晴らしい演出とスチルの数々でした。 カッコイイ男性たちが次から次にスチルで魅せてくれるので、クリックする手が止まりませんでした。 一番好きな斬ったり張ったりスチルは何かと聞かれたら……白兎さんが橡さんの刀の軌道に飛び込んできて、橡さんが首の近くで止めるスチルでした(切ったり張ったりしてなくてすみません) このスチルから続く橡さんへの問いかけ「私を鬼と思うの?」「あなたが鬼になってる!」などのやり取りが好きすぎて、このスチルが切ったり張ったり系ではベストになりました。 全プレイ終わってみたら、私の心はやはりトゥルーに落ち着き、白兎さんが泣いていた子どものころから最後のあの幸せそうな笑顔へと至ったのが本当に嬉しく思いました。 「鬼」と呼ばれて石を投げられて苦しい時期もあったけれど、これからは大切な人たちに囲まれて、泣いた以上に笑ってほしい、辛い気持ちになった以上に楽しい気持ちになってほしいと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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玉虫色のIMPRESSION隣でプレイされている方に声をかけたら「さっきからこれっぽっちも話が噛み合わないんだが???」という並行世界に迷い込んだ体験ができそうなアイディアが素晴らしかったです! 「そう来るのか!」とその仕掛けに思わず拍手したくなる作品でした。 @ネタバレ開始 私が初めに読んだのはギャグコメでした。 画面の真ん中で繰り広げられるホワイトシャドウ&ブラックシャドウな立ち絵とともに息つく暇もなくハイテンポで繰り広げられるコメディタッチの私の物語から入り、あとがきを経て再び物語たちへリターン。 同梱のテキストに書いてありました通り、人によってプレイ時間が異なる楽しいゲームでした。 「あなたはどの物語から読みましたか?」と聞いて感想を聞きたくなる、素晴らしい作りです! 短編集などで幾つかの選択肢からどれかを選ぶ、1~順番に読んでいくというのはありますが、誰が何を読んだかランダムに変わるというのは本当に面白い試みだと感じました。 こういうどこから齧ろうかな?のような味のあるゲーム大好きです。 あとがきも3話分しっかり読ませていただきました。 物語として一番笑ったのはもちろん主人公がとにかく無敵タフネスな上に近くに雷は落ちるわ頭に糞は落ちるわいきなり出てきた車に轢かれるわと盛りだくさんな『雨の日の邂逅』ですが、カラーが少し異なる感じで一捻りが感じられた『はらからの恋』も印象的でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakeloreつまらなかった仕事の日常がとある先輩や上司との関わりによってちょっとずつ面白くなったり、日の当たらない、知らなかった真実や過去と少しだけ向き合って成長して行く主人公の話。そこまで劇的ではないけれど、それがかえってリアルで心地良い。日常と都市伝説を巡る仕事と、先輩後輩達の軽快なやり取りが楽しめる一品。豊かな一時をありがとうございました。
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各務家〜食卓物語〜子供の誕生日。 という時間を区切って色々な人の視点で話を読む物語。 どういう話なのかが分かりやすくすんなりと入り込むことができて良かった。 短い話の集まりだけれども、続きが気になると思うような仕掛けがあって一気に読んでしまいました。 プレイ時間も作中の時間経過も短いも短めですが濃ゆいいい物語でした。
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ファッションサイコパスの災難主人公のボクこと「速水千夏」くんが自分の手伝いをしてくれそうな「ともだち」を探すお話でした。 凄まじいほどリアルに描かれるグロテスクな表現や、心理描写がなかなかにエグイです。そこが本作の魅力ではありますが、苦手な方は注意が必要かもしれません。 @ネタバレ開始 千夏くんが、自分の真性に気付いていないところがさすが本物!という感じでとても怖かったです。自分主体の考えが過ぎるし、人の話も都合のいい部分しか聞いていないような、どこかふわふわとした会話になっていない会話…などを見て千夏くんへの恐怖が加速していきました。彼の頭の中はもう「手伝い」のことでいっぱいだったんだろうな…。 そんな千夏くんに見初められてしまったことは本当に気の毒でしたが、加藤くんも加藤くん。ファッションとしてサイコパスをまとっている姿は、まさしく「中二病イキり自称サイコパス陰キャ」でとても痛々しかったです。 サイコパスなんて褒め言葉じゃないんだよ、加藤くん!ほら、近くで本物が聞いてるから黙らないと!!!と、できることなら画面の中に入って、武勇伝を意気揚々と続ける口をふさいでしまいたかった…汗。 でも若かりし頃は私も特別な存在に憧れたりしましたし、周りもやはり何か「他者との違い」を見出そうとしているように感じられる部分(AB型を主張したり、霊感アピール、R18指定の残酷映像ビデオをレンタルすると英雄扱い…など)があったので、加藤くんの気持ちもわからないではないんですが。 とはいえ駟不及舌。若さゆえの過ちなどと言い逃れできない状況に陥ってしまった加藤くんには、もうご愁傷さまとしか…。彼が肉塊となる日が訪れないよう願うばかりです。そして自分の発言に責任を持つことの重要さを改めて肝に銘じたいと感じる結末でした。 ただ千夏くんがこうなってしまうまでに、もしも誰かが手を差し伸べていれば…そうすればもっと違う未来があったかもしれないと思うととても切ないです。彼も社会の被害者であったというところに、現代社会の闇を見た気がしました。 @ネタバレ終了 サイコパスの恐ろしさを味わえる真正ホラーでありつつも、ヤングケアラー問題という社会問題にも踏み込んだ、色々な意味で深く考えさせられる作品でした。ありがとうございました!
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ラムネ瓶入り夏休み風が撫でる風鈴の音色を耳に、あの雄大な積乱雲が世界の中心に座す青空を見つめながら縁側でラムネが飲みたくなる、過ぎ去った夏を懐かしく思う短編でした。 効果音としては鳴っていないのに、どこからかセミの鳴き声が聞こえてきそうな夏独特の彩度の高い透明な空気を感じる色合いの風景イラストが、ラムネ瓶を伝う水滴に映る夏の景色を思い起こさせました。 いつまでも続いてほしいと思いながら、過去になり、思い出になっていく―――そんな時の流れをとてもうまく落とし込んだ京香さんのセリフが胸に残りました。 京香さんもとても魅力的だったのですが、私の中ではおじい様の顔、特に目元から慈しみが感じられて「ああ、とてもしなやかな心をもって人生を歩まれてきた方なのだろうな、そんな御顔をしている」と、おじい様のお人柄が感じられるような立ち絵が好きでした。 とてもやさしいおじい様と京香さんにまた会いに、来年の夏も行きたいなぁ……と思う、ノスタルジックな物語でした。 ありがとうございました!
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よあけまえのキミへ日本史の中でも特に、様々な人の思惑が錯綜する幕末の辺りがとても好きなのでプレイさせて頂くのを楽しみにしていました〜! 主人公の美湖ちゃんがひたむきかつ、行動力のあるヒロインでとても可愛かったです! @ネタバレ開始 主人公が幕末の志士達と関わりを持つ過程が自然で、すんなりと物語に入り込むことができました! 個人的にこの時代特有の駆け引きが好きなので、特に終盤、中岡さんと雨京さんの会話シーンはわくわくしながら読ませていただきました〜! 最推しは陸奥さんです、、! 最初はクールな雰囲気だと思っていたのですが、なかなかねぐせが直せなかったり、美湖ちゃんの言動にちょっと動揺している場面が可愛かったです! 英国の人の元で給仕をしていた頃の陸奥さん、とても気になります、、! @ネタバレ終了 本作は全三章の内の第一章だそうですが、一章だけでも緊迫感のある展開と登場人物の魅力が詰まっていて、充実感がありました、、! 続編も楽しみにしています! 素敵な作品をありがとうございました(*^^*)
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終わりから「終わりから」というタイトルがどういう意味なのか気になってプレイさせて頂きました。 読み始めた時は「詩的な文章で素敵だな…」と思いながら読み進めていました。 @ネタバレ開始 タイトルの病室からスタートし、横たわる男性、心配そうな彼女…と加えてタイトルの「おわり」からという所から、この語り部である男性の走馬灯を読んでいるのだな、と思ったら…そう単純ではないことに気付き、その構成と仕掛けに感服しました。 タイトルが切り替わり「初めから」になると、今までの語りが終わりのものから初めからに文字通り構成されており、同じ視点、文章、展開なのに「おわり」と「はじめ」が全く違和感なく紡がれていることに大変驚き、感動しました! そしてどちらから読んでも、彼は「幸せ」であったということが変わらない所が良かったです。 お話としては男女二人が幸せの中、これからもきっと一緒に過ごしていくはずだったけれど、男性が若くして何らかの病を患い、どんどんと衰弱していき…最後に彼が想う事は…という流れ。 終わりが確実に近づいている事が、身体状態や気持ちの変化で嫌でもわかってしまう。当たり前の世界が一変して、徐々に美しいはずのものも無彩色のグレーに見えてしまう。だけど、彼が思い起こす事は大切な人との大切な愛おしい思い出(彼女の料理が美味しい等)。 そして決して長くはなかったであろう人生を「幸せだった。幸せは既にあった」と締めくくる/思い起こすのは切なくもあり、美しくもありました。 画面はぬくもりのない物は基本的にグレーで、人の肌等は温かく優しいタッチのほんのりとした桃色が印象的でした。それにより、より強く彼が人のぬくもりを感じているのかなと思いました。 飾られた花がグレーなのは彼の多くは語られない切なさや、やるせない気持ちがグレーという色に反映されているようでした。 それでも彼女の手や彼女の顔等は赤く色づいているので、彼にとって最後の最後まで色のある(温かみのある)特別な存在なのだと思いました。 シンプルでありながら不思議な目を惹くタイトル、最後から最初の構成等、恐らくノベルゲームだからこその表現を短い時間の中に存分に使われており、読後の満足度が高い作品でした。 5分程で読み終えますが、何度かおわりとはじめを交互に読んで読後感に浸っていました。 @ネタバレ終了 切ないお話ではありますが、イラストや文章が優しく全てを読むことで「あっ」とある事に気付ける素晴らしい作品でした。 プレイすることが出来て良かったです! ステキな作品をありがとうございました。
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kidnapある日突然理不尽に拉致監禁された主人公「君嶋大貴」さんが、 解放の条件である「謎解き」の正解を導き出し、事態の打開を目指すお話でした。 謎解きの問題自体は、謎解きより「なぞなぞ」に近い感じで わかりやすく難易度も易しめかと思います。 こちらの作品は謎解き特化というよりも、 登場人物とのコミュニケーション力が試される展開になっていると感じました。 @ネタバレ開始 久留和さんBEST END 真っ先にこの人は信頼できるのでは?と思った人でした。予想通り、やはり一番話の分かる人だったように思います。大変な状況下だったけれど、信頼し合える相手に出合えたことは唯一の救いという気がしました。今まで天涯孤独に生きてきた主人公のよき理解者になってくれるといいなと思います。 久留和さんBAD(DEVOTE) END これは助かったのでしょうか…?でも裏切られた悲しみが残る結末でした。 界くんBEST END 界くん、いい子でした!!幼い分ピュアさがあったからかもしれませんが、主人公に一番早く心を開いてくれた感じがありましたし、結末もとても良かったです。年の離れた兄弟のようで微笑ましい!素敵な関係性にほっこりしました。 類くんについては…本当の意味で救うことができなかったけれど、雁字搦めになっている呪縛から解き放たれたのは良かったのかなと思いました。とても聡い界くんが今後は支えていってあげてほしいなと思います。 界くんBAD(ISOLATED) END 界くんと心が通じ合えなかった…!あと一歩だったのに…な残念エンドでした。 類くんBEST END 今まで盲信していた思想や縋りついていたものが間違いだった…とわかった瞬間の「少年のような顔」になった類くんが切なかったです!!本当はずっと間違いに気づいていたけれど、もう戻れなくなっていただけだったんだろうなと思いました。止めてくれる誰かが必要で、それが主人公だったという展開は胸アツ!! しばらく落ち込んでいたようですが、その後は吹っ切れ学業にも復帰し、そして最後の電話は…きっと、ですよね? 過去を乗り越えた暁にはみんなで会えたらいいな…なんて思える、清々しい結末でした。 類くんBAD END(最後の選択ミスのほう) 謝る声は界くん?それとも類くんなんでしょうか…。だれにも止められない結末が哀しかったです。 類くんBAD END(不正解のほう) ひとり死んでいくのは辛いな…。しかも彼らの中ではなかったことになっているのも切なかったです…。これが一番重いエンドだったかもしれません。 BAD END1 狂気エンド。でもこういう時狂ってしまったほうが楽だったりするのかも…。 全8種類と沢山のエンディングがあるためやり応えがありましたが、分岐がわかりやすく、回収がそれほど難しくなかったのがありがたかったです。 結末としては全員に救いがある類くんBESTエンドが、作品におけるTRUEエンドだったのかなという気がしました。 @ネタバレ終了 8種類の全エンド見させていただきましたが、BADエンドにもしっかり物語があるので、忘れず回収することをお勧めします。 また物語の内容以外にも、作中にたくさん散りばめられた哲学的な思想と、名言の数々が見所だなと思いました! @ネタバレ開始 特に「やさしさが人を傷つけるのはすでに傷を負っているからだ」には目から鱗。とても胸に刺さる台詞でした。 他にも「人間は人間に対してオオカミだと言う」「正義というものほど危うくて不確定なものはない」「人間の営みとは悲劇というよりは喜劇だ」などなど!挙げだしたらキリがないくらい素晴らしい言葉が詰まっていて、そういった部分を見つける楽しみもありました。 @ネタバレ終了 謎解きや物語の面白味だけでなく、 たくさんの心に響く名言にも出合える作品でした。ありがとうございました!
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タマキハル~石章 山沢損編~フォロワーさんが推しておられてTLでもよくお見かけしていて気になっていた作品です。 プレイ想定時間7時間~と大ボリュームな物語、堪能させていただきました。 とても丁寧な日常の描写から、後半の圧倒的な疾走感のクライマックスまでとても面白かったです! どのキャラクターも個性的かつ魅力的で、表情がコロコロ変わるのも素晴らしく、特に水城くんの「にょ~ん」と顔がまったりしていたり高松くんのギャグの泣き顔差分がとても面白かったです。 今作のメインヒロインである椿姫さんもとてもとても可愛らしく、一つ屋根の下でちょっとずつ距離を縮めていく様子が見ていて微笑ましくもありました。 @ネタバレ開始 赤いスカートのおばさんがカミソリスラッシュを連打している時の奮い立つ陽介くんがとてもカッコイイと感動していたら、トントンと椿姫さんと胡桃ちゃんが家に暫く滞在することになり……と、物語がいよいよ動き出していくんだね!と襟を正した矢先、椿姫さんがある意味で期待を裏切らない料理苦手ぶりでかわいかったです。 胡桃ちゃんを前にした陽介くんの抜群のお兄ちゃんっぷりも大好きです。 魅惑の太腿が出てきた時に俺主婦の自己暗示と香月さんリフレインには笑いました…! でもあんな素敵な生足を前にしたら理性を保つにはそれくらいしないと駄目ですね! 椿姫さんのような華麗な美しい人にあの少し潤んだ瞳をされながらスラリと伸びた美脚を見せられたら狼しか出てこないのです! 耐えきった陽介くんはすごい!となりました(笑) 遊園地の時もボリューミーなお胸の誘惑に対抗すべく香月さんコールがすごい陽介くんの香月さん大好きっぷりを再確認しつつ、陽介くんには申し訳ないですが笑いました。 尚、椿姫さんの陽介くんへの鈍い発言についてはもう同感しかありませんでした…陽介くん、恋愛以外は何もかもかパーフェクトなのに、なぜ恋愛だけ…もうちょっと悟ってあげて…!! 女の子2人から好意を寄せられる楽しい日々を送っていたら拘置所を脱走した赤いスカートのおばさんがやって来て今度は目的を遂げてしまったので「組織って!?」となって、それ以上に「我らが癒しの天使胡桃ちゃんは!?」とここからはクリックする手が止まりませんでした。 途中で何かに目覚めた川野さんが面白かったり、恐怖のヒルクライム事件が勃発したり、柳田くんマジ柳田くんと驚愕したり、この盛り上がり正にノンブレーキ・ノンストップでした! 背後で何か落ちたり転がったりと大変なことが起きていても知らないよ!! 諸々着地すべきところへ着地して椿姫さんにいざ告白、もうこれでハッピーエンド!!末永くお幸せに!!と画面の前で二人に向けて撒くための花籠を用意し始めたら、二度あることは三度あると言わんばかりにまた赤いスカートのおばさんが出てきたので、さすがにビックリしました(震え声) このオバサン、まさかプラナリアみたいに分裂してるんじゃないか!?と疑いさえしました(苦笑) ところで途方人って何ですka)...とか呆けている間に陽介くんたち2人が…!! そして、「え、ここで終わる!!!??」(大声量)というところで終わってしまい、しかも最後のあの呟き……何が起きているのか、真実が気になります!! 続編、今から楽しみにお待ちしております…!! @ネタバレ終了 プレイした人は皆「続編!!」と思うこと間違いなしの素敵な作品でした。制作頑張ってください。 ありがとうございました!
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けものからるる子守唄ケモノ妖精さんたち。 ケモノという部類が似つかわしくない、ゆるゆるな可愛らしいキャラ(#^.^#) そんな、可愛らしい妖精さんたちと、どんな物語が始まるのかなぁ~? って読んで行ったら。 @ネタバレ開始 何だか、コミュ障なのに妖精さんたちと、頑張る初音ちゃん(*'▽') ちょっと感動しちゃいました。 それから、カロンちゃんの江戸っ子口調は、ほんとに可愛かったです♪ 『欲しい!!』とつぶやいてましたw @ネタバレ終了 心温まるお話をありがとうございました。
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玉虫色のIMPRESSIONやられた! それが一番の感想でした。 プレイし終わった後、あれなんだかおかしいなと思ったのですが、あとがきまで読んでそういうことだったのかと歯痒い思いをしたものです。 @ネタバレ開始 私の読んだ、雨の日の邂逅はコメディ風のお話で、最後のオチで笑わせていただきました。 それにしても、この奇抜なアイデアは流石です。 まさか乱数で人によって初めに流れるシナリオが変わるとは…… そういえば「白昼夢の青写真」というゲームでも似たようなギミックがあったなと思い出しました。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました!
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アラフォー男最後の青春館長! 館長ぉおおお!!