ドラマ
8537 のレビュー-
Angel Callカミダノミを叶える天使となった主人公のお仕事模様などを綴った本作、天恵を授けるか、それとも授けないか。 人一人の人生を変えるかもしれないと思うと、選択肢を選ぶ手も緊張しました。 @ネタバレ開始 雛子さんがこれから先、何十年かは分かりませんが、いつかの日に約束を果たしてお父様と再会できる日を心から願っています。 それぞれのコール主たちがどうなったのかなと思いましたが、エンドクレジットでその後が見られてすごくスッキリしました。 特に一番初めの詐欺は「あ、この後どうなったの!?」と思っていたので、バチーン!!されててスッキリです! @ネタバレ終了 読了後、心がほわっとあたたかくなる作品でした。 ありがとうございました!
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海辺のかたらい海辺で出逢った友人との語らい…そこから至る結末は悲しいものと未来を感じさせるものとで、人生の難しさを感じました。 メッセージウィンドウが波のように揺れているのが印象的でした。 @ネタバレ開始 個人的にはコンビニで買って二人で頬張る明日へ向けたエンドが一番好きです。 一番悲しかったのは、水死体が上がってきたエンドです。 人はもうどうしようもないとき、どうしていいかわからないとき、誰かに声をかけてもらうだけで掬い上げられることがありますね。 本作でも友人によって一命を取り留める…といったほうがいい気がする彼女も、ギリギリのところで踏ん張っていて、彼女の人生に暗澹たるものを起こす荒波が落ち着くといいなと思いました。 @ネタバレ終了 自分の何気ない言動の一つで、誰かの人生が泡のように消えることもあれば、誰かを包み込む大海のようにもなる…そんなことを感じた作品でした。 ありがとうございました!
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この月明かりの下に影はないホラーとアドベンチャーが組み合わさったかの様な ドキドキハラハラな展開でした。 物語にのめり込み過ぎている自分にとっては 時折入る「セーブしますか?」の文字は 非常に助かりました。 物語の道中も、 ヒントがあちこちに散りばめられていて 最後の入力場面では、すんなり答えられました。 違った後味の HAPPYENDでどちらのエンドも面白かったです。 素敵な作品を有難うございました!
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燕に餞 -10 minutes to airplane fall-残された時間はあと10分、人生最後の時間に主人公は生き足掻くのか、安らかに死を受け入れるのか…そして不思議な女性の正体は…と、状況や謎が複雑に絡み合ってスリリングかつ奥深い物語でした。 近々飛行機に乗る予定の人は、心してプレイしましょう! @ネタバレ開始 一番初めに辿り着いたのが「ハッピーエンド」で、当たり障りなく…何も知らず…という感じでした。 そこから一つ一つ別のエンディングを埋めていくたびに「ええええ」という衝撃だったり「あ、タイトルの本が出てきた」だったり、色々ありましたが無事にコンプリート。 主人公…もう既に亡くなっていたんですね。 そして、主人公だけが神様の寵愛で死後に皆さんとはちょっと違う扱いでどこかへ向かうというところに、死後の世界くらい穏やかであればいいなと思いました。 神様の「彼に渡したくなかった」という描写など、その背景にあるものが気になりました。 すごく緊迫した状況ですが、画面が全体的にモノトーンでしたので物語の軸の部分をじっくりと味わいながら最後までプレイできて本当に良かったです。 途中で挿入されたメアリーの実験部分は、最後のエンド6の色づいた海の部分などと掛け合わされているのでしょうか…ちょっと考えすぎでしょうか。 @ネタバレ終了 燕に餞というタイトルも読了後にはとてもしっくりくる、少し不思議な物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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燕に餞 -10 minutes to airplane fall-飛行機が落ちるとわかった残り10分の時間であなたは何をする? というショッキングな状況で選択肢を選び進んでいくのですが……周回することによって主人公の過去や心模様が見えてくるところが面白いなと思いました。 @ネタバレ開始 そしてそれがただの平行世界ではなく、最終的に主人公がそのすべてを俯瞰し知覚していくという展開はすごい。すべての謎は明かされませんでしたが(ですよね?)ラストシーンはとても美しかった。 @ネタバレ終了 これ1本で完結していながら、壮大なストーリーの幕開けのような印象を受ける物語でした。素敵な作品をありがとうございました。
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瓦礫の町の宝物バッジすべて取得させていただきました! 荒廃した世界で出会ったロボットと青年。 紹介文にお互いに秘密があると書かれていて、 どういうことか気になっていたのですが……。 @ネタバレ開始 ロボットのなかから可愛い女の子が出てきてびっくり。 たちまちお話にひきこまれました! また今回のイラストも世界観に沿った素敵なもので、 ニイチ&ヒトミ&にこはとくに魅力的でした。 瓦礫だらけの世界──なにが起きたのか明示されてはいませんが、 話の端々から人類に何が起きたのか推し量ることができました。 孤独に(ロボットと一緒ではありましたが)生きのびてきたにこにとってニイチはようやく出会えた「ひと」だから、離れ離れになりたくないという気持ちもわかる気がします。 滅びに向かう絶望的な状況にもかかわらず、どこかユーモラスであたたかみがあるのも、このお話の素敵なところだと思います。 また番外編では探索を楽しむこともできました。 (日記の内容には切なくなりましたが……) 素敵な場所が見つかってよかった。 にことニイチが穏やかに暮らせることを願います。 どちらもイケメンゆえにヒトミくんと迷ったのですが、 今回はニイチさんを描かせていただきました。 ご覧いただけたら幸いです。 @ネタバレ終了 素敵な時間をありがとうございました!
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猫ノ目のような世界で御伽噺のような、童話のような、幻想的な風景とキャラクターたちに絵本のような物語なのかなと読み始めてみたら、思っていたよりもどっしりとしたお話でした。 @ネタバレ開始 心にストレートに響いてくる悲しみや孤独、焦燥感など、どこかの誰かの悩みとして生まれた世界に生きる羽ネコたちにも感情があると思うと、一つのキャラクターとしてビジュアルがあることもあり、ある意味で「消えることになってしまって申し訳ない…」という気持ちにもなりました。 住人さんが一気に消えてしまっていたときも「みんな消えてしまった…」と思いましたが、たぶんクジラさんに呑み込まれたりして元の感情の主のことを想いながら終わっていったのかなと感じました。 あとがきを拝読し、羽ネコさんのビジュアルが不思議だなーと思っていた謎が解けました! とても秀逸なデザインです! また、それぞれの住人さんのその後やクジラさんのことなど、作品の裏側も知るとまた世界が広がって見えました。 @ネタバレ終了 自分の悩みなどもあの世界に出現したり、消滅したりしているのかなと思いを馳せた印象的な作品でした。 ありがとうございました!
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A-line最初から最後までずーっとお洒落…! そして主人公のリアルな心情描写がすごく心にくる…。 @ネタバレ開始 数年後の話もとても好きでした。 失恋の話なのに読後感はすごくすっきりとしていて良い余韻に浸れました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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燕に餞 -10 minutes to airplane fall-いつも飛行機に乗る時にドキドキしてしまう身としては恐る恐る読み進めていましたが… @ネタバレ開始 女性との会話や各エンディングで断片的に明らかになる事実。 演出も凝っていてすぐに世界観に引き込まれました。 やはり悲しさは残るのですが、最後は気持ちのいい読後感に浸ることができました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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アンチるーざー登場キャラの個性が大炸裂している一作でした。えげつないレベルの攻めた表現に慄きました。特にAエンドのラストは超ド級だと思います。 両エンドを見た後のおまけも興味深く拝見しました!
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ネイシスシティ(Nacis City)ネイシスという種である強くてかわいいウロコちゃんとバディを組んで日々シティのために尽くす警察官タスクさんの物語、世界観もさることながらウロコちゃんの魅力に射貫かれつつのプレイでした! @ネタバレ開始 ネイガさんを射殺するか否かで物語の結末が結構大きく変化しますが、私は逮捕して今まで通り平和でありつつも事件に向かうエンドのほうが好きでした。 ネイガさんが怪しい…というのは初登場の会話でもなんとなく伝わってきましたが、まさかの正体でした。 そして、ウロコさんが実は頑張って笑ったことがトラウマになったことや、ウロコさん自身がお母様(育ての親ですがウロコさんにとっては誰よりも大切だったであろう方ですね)を失っていたと真実が明らかになるシーンは、ちょっとウルッときました。 バディものと聞くだけでもうワクワクしていましたが、そのワクワク以上にとても面白い物語でした。 ウロコちゃんの夢が叶って備品なんてものではなくて、警察官のウロコちゃんになれるといいなと心から思います。 ウロコちゃんのデザインや設定が本当に秀逸で、戦闘モードの後ろ姿は特に大好きです! @ネタバレ終了 とても面白い熱いバディものでした! ありがとうございました!
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藹々鬼譚両方のエンドに到達しました。重く荘厳な絵物語は最後まで美しかったです。バッジが読み込みしなかったので、また頃合いを見てバッジを取得しに来たいと思います。 美しい物語をありがとうございました。
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マイハハお母さんにはバレてはいけない…アレだけは! なんとか家に辿り着くまで誤魔化す!と意気込んでいましたが、母の前では無力…何度もバッドエンドへ向かいました。 @ネタバレ開始 テストや母の日の入力に進まずに待ったをかけるのが正しい道だったんですね! そこに辿り着くまでに鬼の形相のマイハハに何度激怒されたことか…4点てなに! 何点満点中の4なの! まさか100点中なんて言わないよね、ゼロ一個取ってもいいんですよね!? と、テストの中身を見て私まで鬼の形相になりかけました(笑) @ネタバレ終了 とてもコンパクトなお話ですが、お母様がなぜいつもと違う感じなのかも含めて、終わったときはほっこりしました。 最後の最後までやらかす主人公くん…頑張れ! ありがとうございました!
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Silent Film_ふわふわとした夢のような作品。 ここが夢が現実か定まらない不安定さが感じられます。 @ネタバレ開始 嘘か真かわからない世界観ですが、本屋や違和感のある家のアクリル板などエピローグで明かされる真実への伏線が丁寧に張られているところが素敵です。
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『IF』がユメであるように、夢がゆめであるように運命に出会う物語です。 ノベルゲームとは「人が作るもの」で、 プレイする人と作った人が「ゲームを通して繋がる」のだと、教えてくれる作品です。 主人公の心情をあらわすテキストが繊細で、 登場人物が良い意味で人間くさく等身大に描かれている点が印象的でした。 ノベルゲームのプレイヤーの視点からも、作者の視点からも考えさせられる作品です。
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燕に餞 -10 minutes to airplane fall-色使いやデザインが洗練されており、ストーリーも奥深く面白かったです! @ネタバレ開始 人外な糸洲様、お美しい~~~~~!!!笑顔に底知れぬ恐ろしさがあるのが最高です!! ノベルゲームでおなじみのマルチエンド方式もうまいことお話に組み込まれてて、すごい…と感嘆しました。 一番救いがあるのはEND1ですかね…生きた証を残せたので… なんとなーく、狂信者の糸洲夫妻が自分たちごと生贄を捧げようとしたのかな…とぼんやりと思いました。海の底に名状しがたきものの影もあったし… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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マイハハお母さん、テストの点数がバレる時にめちゃくちゃ怖いです。 @ネタバレ開始 そしてこんな理由だったら鞄くらい忘れちゃいますね。 @ネタバレ終了 二人の攻防戦が楽しかったです。ありがとうございました。
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マイハハ前作の「やはりこいつはヤンバルクイナ」に引き続きプレイさせていただきました!! @ネタバレ開始 お母さんに隠し事をしていてそれがいつばれるか冷や冷やする、というのは誰もが経験することであろう身近な恐怖がよく再現されていて面白かったです! なかなかノーマルにたどり着くことができず、真相がわかるまでは何度も4点のテストを見せてしまい怒られる羽目になりましたが、無事トゥルーにたどり着いたときは感動しました。 EDが前作同様に作者の名前がたくさん出てきてクスリとさせられました。(フードコーディネーター…ハンバーグのことですかね?) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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マイハハプレイさせていただきました。 なかなかトゥルーエンドにいく方法がわからず苦戦しましたが、なんとかクリアできました。母と息子の車の中での攻防、なんて鬼気迫るサスペンスでしょう笑。でも、子どもにとっては大ごとですから、これがホラーになるかんじもわかりますね。 @ネタバレ開始 なんとかランドセルを忘れない方法を捜していたのですが、見当はずれでした。ヒントは随所に散りばめられていて、青と赤、バッグを忘れた理由、日付だけが聞き取れるカーステレオ…そして、赤字台詞。某逆転する裁判風演出が入ってきた時は、笑いました。 どうやっても4点の答案は見つかってしまうのですね。でも、それも含めて在りし日の親子の一幕というかんじがして好きです。いつか主人公も、この想い出を懐かしむ日が来るんだろうなぁと、遠い目をいたしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
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猫ノ目のような世界で幻想的な世界観とかわいいネコちゃんに惹かれてプレイしました。 キャラクターや背景のグラフィックがとても美しく、 ときおり読み進める手をとめて見入ってしまいました。 言葉の一つ一つがセンスにあふれていて、しかし難解ではなく優しい文章でした。 @ネタバレ開始 EDはじんわりあたたかく、制作秘話を見てさらに「こういうことだったのね」と嬉しい気持ちになりました。悩みを抱えている人の心にも灯がともりそうな作品だと思いました。 @ネタバレ終了 Mogeさんの他の作品もプレイしてみたいと思います! 素敵な作品にBGMをご使用いただきありがとうございました♪