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SF・ファンタジー

7062 のレビュー
  • ひまわりの泪 -You Are a Part of Me.-
    ひまわりの泪 -You Are a Part of Me.-
    主人公のアキラは6年ぶりに幼馴染のリラと再会する。ちょうどその頃、街では不審者が出没する事件が起きていた。アキラはリラたちを守るため、双子の妹のヒカリと共に動き出すことから始まる物語です。日常シーンも多くありますが、ホラー要素・ダークファンタジー的な設定・血生臭い描写・バトルもそれなりにあります。自分は4時間半程度で完走しました。 とても面白かったです!長めの作品ですが、あっという間に感じられるくらいの濃密な内容でした。キャラクターはみんな可愛くて魅力的でしたし、日常シーンと血生臭いシーンの緩急も絶妙で、途中から次の展開が気になって、とにかくクリックする手が止まりませんでした。 特に好きなキャラクターは、ヒカリとキリサキです。ヒカリの可愛さは言わずもがな、アキラとのやり取りも非常に面白く、日常シーンを楽しく読めたのは彼女の存在は非常に大きかったと思います。そしてキリサキ──。カッコ良くてポップな見た目はストライクでしたし、清濁を持った部分、飄々とした掴みどころのない部分なども個人的にストライクでした(笑)。 @ネタバレ開始 リラに関する核心が判明して、いったいどうなるんだろうとハラハラしながら終盤の展開を読みました。終盤で一番好きなシーンはヒカリが血を与える部分です。リラの設定を上手に利用しつつ、一般人のヒカリにも見せ場を与える秀逸な場面でした。スチルも素晴らしかったです・・・! トゥルーエンドに関しては、エンディング後の二転三転する展開がある意味で衝撃的でした。細かいことは言いませんが、ずっと「──!?」というリアクションが心の大部分を占めてました(笑)。その後、関連する『リリスの泪』を読んで「なるほど・・・!」と理解することができました。 @ネタバレ終了 面白くてあっという間の4時間半でした。シナリオ・キャラクター・世界観どれも魅力的な物語でした。素敵な作品をありがとうございました!
  • リリスの泪
    リリスの泪
    2人の双子天使が、天使でも悪魔でもない存在の女性と出会ったことから始まる物語です。5分程度で読むことができます。 独立した作品として読むこともできますが、同じ制作者様の長編作『ひまわりの泪』に大きく関連する内容になっており、長編に挑戦するなら、まずこちらを先に読んでおいた方が良いかなと思います。 @ネタバレ開始 『ひまわりの泪』を先に読んでしまいトゥルーエンドで結構な衝撃を受けましたが、こちらを読んで大きく納得しました。こんな壮大なバックグラウンドがあったんですね・・・。 @ネタバレ終了 『ひまわりの泪』のテーマにも大きく関わっているので、それを思いながらじっくりと堪能させていただきました。ファンタジックなイラストは、どれも綺麗で素晴らしかったです!
  • 殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者
    殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者
    よくある異世界転生の常識がひっくり返る作品でした。でもある意味こっちの方がリアルかもしれないとも感じました…! 何度も迎えるゲームオーバーとループに「最後一体どうなるんだろう…」とハラハラしながらプレイさせていただきました。 ダークファンタジーらしい世界観の演出もとても凝っていてすごかったです。 劇団イヌ●レーのような雰囲気が好きな方にもオススメしたい作品です。
  • 死と月は寄りそって眠る
    死と月は寄りそって眠る
    生きる意味を常に探している「奴隷殺し」の主人公・モルスが、一人の奴隷の少女・ルナと出会ったことから始まるファンタジーです。おまけの部分を含めて、1時間程度で完走することができました。 とても面白かったです!「生きる意味」という普遍で哲学的な部分を主題にしていますが、おまけの世界観説明でモルスがどうしてそのような思考へと向かっていったのかも詳細に記されていますので、メインストーリーを完走した後もゲーム画面を探してみることをお勧めします。 ストーリー自体は独特な世界観をベースに、モルスとルナの交流を丁寧に描きながら進行していきます。個人的にすごいと感じたのは背景です。特にエンディングでは、このシナリオにマッチした楽曲と共に作品で最も重要な「アニマの樹」に関するその後が大量のイラストで表現されており、最後はちょっと切なくも心地よい気持ちで読み終えることができました。いろんなバッググラウンドを想像してしまう、大変上質なエンディングでした。 ルナが日記の一番最後に残した言葉が、この作品の核心となる内容だと個人的に思っています。とても素晴らしいファンタジーでした。素敵な作品をありがとうございました!
  • 神と似て非なる少女
    神と似て非なる少女
    女の子と1週間過ごせるキャッキャウフフな 物語かと思いきや、タグにもある通り、 ダークネスなお話へと変貌を遂げました。 まさかの宗教めいたお話だとは思わず、 どんどん物語の深みに引きずり込まれました。 面白かったです。 @ネタバレ開始 注射を全部打ってみたり、打たなかったりで 5つのEND見ました。 どれも、ハッピー!とまではいきませんが どのエンドも重たくてダークで好きです。 香苗ちゃんは、角生えた段階が一番 可愛いですね・・・。 @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました。
  • 決戦前夜
    決戦前夜
    自分の選択肢で性別は勿論のこと、 出てくるキャラクターも決められるなんて 斬新な発想だなと思いました。 スタッフロール後の その後の物語を読んで、ほっこりしました。 素敵な作品を有難うございました!
  • ソウルレスメイト
    ソウルレスメイト
    グラムちゃんが、 ふよふよしていて可愛い!! @ネタバレ開始 人間バージョンも可愛かったです^^ @ネタバレ終了 バトルシーンがコミカルで 見ていて面白かったです! 素敵な作品を有難うございました!
  • 交響曲第十番「融合」
    交響曲第十番「融合」
    概要欄の文章に違わぬ「人間賛歌」のお話でした。おもしろかったです。交響曲第十番でこの内容なのも好きです。 @ネタバレ開始 一章で、それぞれの形態から考えると、やや異物感のある単語が混ざっているような気もしていましたが、四章まで読み進めると、それらの描写に納得できました。なるほどそういうことだったんですね。 加えて、なんとなく見据えていた結びの段階になってから、大きく広がりを感じさせる要素を見せる構成が、正しく人の可能性のようでとても好みでした。 また、雨が落ちる様は、そういう捉え方もできるものなのだなあと感心しました。大枠で捉えることで、見えてくるものもありますね。 @ネタバレ終了 いろいろと頭を巡らせながら読むことができました。 ありがとうございました。
  • イヴが終わるまで
    イヴが終わるまで
    ヒト型であれど、ヒトではない存在。 短いプレイ時間であるにもかかわらず、とても温かな気持ちになれる作品でした
  • はこにわのみこ
    はこにわのみこ
    可愛い。癒される。絵本読んでるみたいです。好きです。 素敵な作品をありがとうございました。
  • EternalCrystals
    EternalCrystals
    剣と魔術、モンスターがいる、いわゆるファンタジー世界を舞台に、少年が成長していく物語です。 ストーリーと演出がよかったです。 @ネタバレ開始 ストーリーでは、特に前半、 ドニが姉を失いひどい仕打ちを受ける、つらい描写から、 魔術師たちと知り合って少しずつ心が癒えていく過程がとても感動的でした。 演出に関しましては、実は自分も同じ素材をいくつか持っていまして、 使い方次第でこんな素敵な演出ができるのだと「すごい」を連発しながら見ていました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • 夢限のヤミ
    夢限のヤミ
    タイトル画面の少年がずっと気になっていました。 ヤミ君を中心に全体的雰囲気・ゲーム性・・独特の世界観が好みでした。シンプルに黒でまとめられたデザインも内容が入ってきやすく良かったです。^^ @ネタバレ開始 ヤミくん悪戯っぽくて・・少し怖くて・・小悪魔なのか???(;゚Д゚)って思いました。 この対話形式いいですネ。 「ぼくを退屈させないように・・」で、(*´ω`)///なんか照れました(笑) ENDはフォンセ君として外に出た方が結末的に良いんだよね・・と思う反面、個人的に好きだなって思ったのは閉ざされた空間で最期まで一緒にいようとするENDです。(でもでも、これじゃあフォンセ君はまた独りになってしまうかもしれなくて・・?う~(>_<)) 太陽さんが・・淋しそう(/_;)フォンセ君のこと大好きなんですね。 カッコ良くて、かわいい人だ・・ クリア後のタイトル変化がストーリーの内容と絡んでいて、とても美しく感動的でした。 BGMも、とても素敵です^^ サイトやTwitterに関連イラストとか置いてないかなぁ~と、少し探しました・・はい。(笑) @ネタバレ終了 美少年好きにはたまらない(ゲフン・ゲフン)・・素敵な作品を、ありがとうございました!^^
  • 死と月は寄りそって眠る
    死と月は寄りそって眠る
    一言で表せば、この作品に出会えて本当に良かったです。 人生の中で、出会えてよかった作品というのは必ず心に残るものですが、本作はその一つとなりそうです。 私はドシリアスな生死ものが大好物なので、本当にドストライクでした。 終わり方もこの終わり方だからこそと思う終わり方で、本当に心の琴線に触れる作品でした。 @ネタバレ開始 私は涙腺が超がついても足りないほど弱いので、もう最後は涙で文字が読めなくなりそうでした。 10年後に至る前の別れの段階で既に泣いていたのですが、最後はもうティッシュ片手にグズグズジュビビビー!!と泣きながらのプレイでした。 モルスさんが意図したわけではなかったとしても、結果的にモルスさんが10年間ずっとルナさんたち家族を守り続けたことが分かった時にもさらに涙が出てくるという……もう泣く以外になにかありますか?というくらい、泣けました。 物語序盤でかつての習慣でルナさんがダッシュで常に外へ行くところや、それを追いかけたり、行動パターンに慣れて止めたりするモルスさんのやり取りはとても微笑ましく、重たい話の中でも癒されました。 シリアス一辺倒ではなく、思わず頬が緩んでしまうところからのラストへ加速し収束していく流れが、本当に秀逸でした。 それはそれとして、モルスさん、日常における剣の使い方がぁーーーーーーーーー!!!!!!!(盛大に笑いました) 教えてもらえなかったためとはいえ、剣一本ですべてをこなすその姿、万能包丁ならぬ万能剣……!! そして、ルナさんの日記を書いているシーンのスチルがとてもかわいいです。差分込みですべてかわいい! gawa様渾身の背景たちも堪能させていただきました!! 禍々しい樹……禍々しい音とともに超進化して禍々しい樹・極みたいなとんでもないものに……!!とても雰囲気が出ていて、うわぁっ!うまい!となりました。自分もああいう襲い来る樹を描きたくなりました! そして、そのアニマの樹がエンドロールで2人が樹の中に入った後どうなったのかが描かれていましたが、これがまた心に迫りました。 文字を省いて、情景のみですべてを見せる手法、お上手すぎてもう私の貧弱なボキャブラリーでは表現できません。ありきたりですが「すごい!!すごすぎる!!もうすごすぎてすごいしか出てこない!!」しか出ません!すみません! クリア後にタイトルが変わったのももう泣くしかないよね? 泣いてるけどさらに泣くね!という、どれだけ泣くのあなた…状態でした! @ネタバレ終了 余談となってしまいますが、エンドロールで自分の名前が流れてきた時、感動のあまり胸が震えました。 こんな素敵な作品に自分の名前がお邪魔してるっ…!! もう友人たちにも自慢して、プレイしてもらうとします!(そして友人たちも感動して泣けばいい) こんな素敵な作品に出会えて、本当に嬉しいです。 gawaさん、本当にありがとうございました!
  • Re:quiem[Aster]
    Re:quiem[Aster]
    前作に引き続きプレイさせていただきました。 前作で謎に包まれていた部分が解明されていくのがとてもスッキリで、Re:quiemという作品がもっと好きになりました。 @ネタバレ開始 現実にいる人たちで異世界の空想をするのは幼い頃によくやっていたので小百合ちゃんの気持ち、とてもわかります! 個人的にはDエンドがとても好きでした。全てを投げ出して空想に耽るというメリーバッドエンド感が堪らなかったです。倒れている小百合ちゃんの元にみんなが集っているスチルが闇深くてグッドでした! 双子かちゃんがそれぞれの体で再会して、無事に2人揃ってママに会えたシーンは感動しました…!近所のおばちゃん気分で「良かったねえ、良かったねえ…」と見守っていました。 @ネタバレ終了 時折闇を見せてくれつつ、心温まる優しい作品でした。(京介さん推しは変わりません!笑)
  • Re:quiem[life]
    Re:quiem[life]
    プレイさせていただきました。 月に移住した人類のお話、ファンタジーに溢れていて魅力的でした! アメリアちゃん一家のお話はとても切なかったです。 @ネタバレ開始 周りを犠牲にして生まれてきた罪悪感と自由のない生活を強いられても真っ直ぐに優しく育っているアメリアちゃんに心打たれました。幸せな人生を歩んで欲しかった…。 誰かの何かを犠牲とする残酷な運命のもとに生まれた2人も同情しました。犠牲になったのは知らない人でも、ずっと胸のつかえが取れずに生きていくのは本当に辛い…。 @ネタバレ終了 キャラクターが豊富でみんな素敵です。私は特に京介さんがかっこよくて好きです。女子はみんなああいう人に守られたいって思うよね!(圧力) 短いながらも色々と考えさせられる奥深い物語でした。
  • はこにわのみこ
    はこにわのみこ
    素晴らしいゲームでした! サムネやあらすじの通りのほんわか優しい世界観のゲームです。 主人公アニーと心優しい悪魔の温かい交流が描かれます。 まず驚いたのは日記に合わせてお話が進むのですが、キャラがちょこちょこと動きます。これがもう可愛くて、雰囲気が抜群に良いです。 また、会話シーンは基本的にSEと演出で表現されていますが、日記ではなくバックログの方でその内容を見ることができます。こんな補完的な使い方もできるのですね。こちらも素晴らしい演出でストーリーの理解が深まりました。 ただ可愛いだけではなく、深いストーリーや作り込まれた世界観が味わえます。主人公アニーの感情や意志・決断は説明的に描かれるのではなく、日記の必ずしも直接的でない記述や画面内のキャラクターの動きから読み取れることが多く、作者さんの表現力の素晴らしさを感じます。伏線的に機能しているものも含めて、日記やキャラの動きなど細かいところまで明確に意図を持っていると感じられる部分が数多く見受けられました。(きっと見逃している部分も沢山ありそうです)また、おまけではそれまでややおぼろげだった世界の実情や村の真実、人間関係などがすっきりと提示されるため、ちゃんとエンディングまで着地した、という安心感・納得感が得られました。 プレイ時間あたりの満足感はこれ以上ないほどの素晴らしい作品だと思いました。
  • 黒妖精の招待状
    黒妖精の招待状
    妖精や御伽噺が好きな人にはクリスマスを迎える前に読んでほしい、やさしい物語です。 小さな時に話して聞かせてもらった妖精のお話を思い出す、心にそっと寄り添うように入ってくる素敵な物語でした。 そう、まさにクリスマスパーティーの豪華絢爛な華やかさを端から見ている小さな小さなろうそくの明かりのような、気づいた人だけが知るあたたかい光にも似た感動がありました。 大人になるにつれて人は多くの幻想を「そんなものはない」と冷めた目で見るようになり、自分で殻を作り込み夢を見ることを恥ずかしいとさえ感じてしまうようになってしまいますが、この物語には忘れられた幻想や夢を持ち続けることの喜びを思い出させてくれるやさしさがありました。 胸がほっこりとあたたかくなりました。 とても素敵な物語でした、ありがとうございました。
  • リードマインド
    リードマインド
    ギャンブルとミステリーそしてイケメン! こちらのサークル様のヒーローのかっこよさは天下一品で、完成をとても楽しみにしていました。当然本作も期待を上回る初々しい魅力で、乙女ゲ好きのハートをわしづかんでくれました。え?こちら乙女じゃなくて一般向け? ゲームとストーリーのバランスがちょうどよくて、TRUE ENDまで一気に行けました。NORMALがなかなかでなくて泣きましたが、苦労した後の美少年と美青年は格別ですね。 8000字のあとがきも裏話満載で楽しかったです。結果、赤メッシュイケメンを描くはずだったFAがピンク髪さんたちになりました笑
  • 異世界魔法少女メリュール~イワルク地方~
    異世界魔法少女メリュール~イワルク地方~
    プレイさせていただきました! 異世界を旅する?魔法少女のお話面白かったです。 今回はイワルク地方での話でしたが、他の世界に行ったらどんな話が待っているのか楽しみです。 楽しい物語をありがとうございました!
  • 交響曲第十番「融合」
    交響曲第十番「融合」
    地球に雨が降り続いて海が形成されなければそもそも生命が誕生しえなかったことを考えると、我々が今こうして生きている命も雨から始まっているんだよなあ……というようなことをぐるぐると考えました。 @ネタバレ開始 火の鳥を思わせるような壮大な時代をめぐるSFでした。言ってしまえば発端は今この時代の人間のとてつもないエゴやんという話なのですが、目がない人間と耳のない人間がそれぞれ雨音の中で五感を補い合いながら世界にアプローチを試み、コミュニケーションを取ろうとする姿は確かに交響曲であり、どこか背筋の伸びるような尊さがあります。彼らが奪われた者なのか新たに与えられた者なのかは、もう1000年経ってみないと答えが出ないのでしょうね……。 @ネタバレ開始 登場するものすべてが音楽でした。交響曲というタイトルに納得です。ありがとうございました!