ドラマ
7928 のレビュー-
未来に舞う蝶の色はタイトル画面とエンディングムービーの雰囲気が抜群な作品でした。 複数の画像を重ねて配置するのが良い味を出していて、特に立ち絵はどこか不思議な感じを覚える良い雰囲気です。 @ネタバレ開始 『宝の地図』から始まって、物語の展開や込められた意味に思いを馳せると、宝のチョイスがすごく良いなあと物語を振り返ってみてしみじみと思いました。 @ネタバレ終了 おまけシナリオも、兄妹の仲の良さを一層感じさせてくれて暖かな気持ちになりました。ありがとうございます。
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バッドエンドは君と一緒に無料なのが信じられないくらい一章が滅茶苦茶素晴らしかった。力の入った演出や明確でメッセージ性の強いテーマもそうだけど、特に無駄のないシナリオの構成が美しくてどんどん引きこまれました。
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『IF』がユメであるように、夢がゆめであるようにまず、サウンドの良さ、背景1枚絵のレイアウトの質や細かさ、操作し易いシステム性と短いゲームながら非常にレベルが高く驚いた。(中にはフリー素材のようなものもあるらしい?未確認です。この界隈のことは何も分からないです。市販品はこんなに条件の揃うものはお高い。同人ゲーム凄い。私はただただ無知です。) 優れたBGM、画面の奥に広がる彩られた世界、軽妙なテキスト。ゲームの世界観に入り込むのに苦労することはこれっぽちもなく、違和感なく読み始めることができた。シナリオの導入が興味のある内容だったことも要因かもしれない。 @ネタバレ開始 書店にノベルゲーが置いてあるというシチュエーションが好みでそこからのお仕事ものに繋がる流れやバックヤードの話が面白かった。具体的なエピソードが次々と出てきて、自分のバイト時代も思い出す。(某オタク御用達書店の倉庫) ここから一旦挫折の流れがあり、何度か視点の切り替えがあるのだが、意外性もあり丁寧な描写も良かった。 読み終わっての通しの感想は、作者さんの考えや悩み、思いの丈を知れて良かったなということ。他人の経験や体験を追体験してるような感覚のゲームだった。加えて読み易いテキストや面白いテキスト、場面転換の意外性も諸処で感じ短尺1本のノベルゲーとしての面白さや巧さを堪能することができた。ノベルゲーを作りたいノベルゲーというメタ構造の中で、ノベルゲーの良さは光っていました。 テキストの中でも意外性のある切り返しが面白く、でも雑に感じるところもあった。作者が乗っている感じや苦労してそうな場面、全部含めて楽しむことができた。 同時にもしこのゲームに商業性を加える(余計な妄想ですが、長尺化とかしたら)としたら、もっとキャラクターを安定させて(特性や感情面等々)、キャラ周辺の描写を増やし、言動の一貫性、静から動への流れなど(助走が短いような気がした)もっと劇として膨らませる必要があるのかもしれない。 明らかに余計なテンプレート的指摘で申し訳ありません。商業作を楽しむことに慣れ切った私がプレイしながら思いついたのはそんな些末なことで、作家さんの伝えたい思いの前ではただただ白ける揚げ足とりでしかない。しかし余計であるが言いたくなってしまった。(作者さんが恋愛も盛り込みたそうな色気を出していたのを感じたのもあるかもしれない。) @ネタバレ終了 総じて貴重なノベルゲーム体験だったので作者さんに感謝したい。ノベルゲームのことを色々と考えるきっかけになる1本でもあった。
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「どうせ世界は終わるのだから。」はじめまして。YouTubeにてゲーム投稿(実況なし)をさせて頂いています。世界が終わるとき、自分自身が終わるとき、、、考えさせられる 深く、良い作品ですね。
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猫ノ目のような世界で不思議な世界観でした。 色合いも登場するキャラ、そしてBGMも素晴らしい。 ねこちゃんの表情が変わるのも可愛らしい! とても素敵な作品をありがとうございました♪
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椿堂ノ火2021エンディングサイトより来ました。 こちらの作品は良き出来たTVのヒューマンドラマのようでした。 しかしTVドラマでは視覚から情報を得てしまうようなところも、 ノベルの特徴をうまく利用しぼやかしていて巧でした。 絵は背景画像だけですが、文書の描写が丁寧で、情景がありありと目に浮かぶようです。 すっかり魅了されてしまったので、2周しました。 2周目で、この時の言葉はこういう意味だったのかと気づかされることもあり、より深く作品を楽しめました。 素晴らしい作品をありがとうございました。
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Circus Show of Fancy Dolls ~Your Desire~全エンド拝見しました。確かにこれは注意文にあるように精神状況がよろしくない方はプレイしない方が良いかもしれません。特に自責傾向がある方や選択肢に示される主人公と同様の願望がある方は要注意です。主人公の境遇がそれぞれ具体的かつリアルなので、うっかり全ての条件が揃ったら精神的な負担が大きそうです。 裏を返せばそれだけ破壊力を持った作品ということで、明と暗でいうところの暗方向での表現力は突き抜けていると感じました。可愛らしいキャラクターや派手な色遣い、明るいやりとりなんかが却って恐ろしさを増長しています。サーカスや煽る観客など、舞台装置の力もあって主人公の願いの叶われ方は何とも目を覆いたくなるものです。 @ネタバレ開始 個人の受け止め方としては学びが多いシナリオだと感じました。プレイ中にも語られますが、そもそも代償なく願いを叶えてもらおうという考え方は甘いとも言えますし、自省せずになんでも人のせいにしがちな思考は良くないとも言えますし、自分の言動の結果は自分で責任を持つべきとも言えますし、各シナリオそれぞれ主人公に襲い掛かる悲劇は理不尽ではないように読めるのがなんとも秀逸だと感じました。 @ネタバレ終了 流石のアングラ人鳥歌劇展さん。公開1作目からとんでもない表現力&破壊力でした。
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ナニシテモイイコ名作です
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オズワルドのドキドキバレンタイン!!(ホワイトデーシナリオ追加)小ネタに溢れた勢いの良い掌編ゲームです。演出が豪華。 「ある母子の亡命」はシリアスゲーだったのになんでこんなことに(笑) 親指立てるシーンは爆笑でした。アイルビーバック!!
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腐った果実 ‐Rotten Fruit-とても静かで、そしてゆっくりとした気だるさを伴った世界観が独特な作品でした。 「ゆるゆると」といった効果的な擬態語や、瞳に映る空などのちょっとした描写、そして2人のやり取りの間の取り方が雰囲気を形作っているなあと思います。 メインBGMはバルトークのルーマニア民族舞曲第一曲の冒頭数小節のアレンジと展開になっていて、勝手にテンションが上がっていました。 @ネタバレ開始 この作品を読んでいてずっと脳裏に浮かんでいたのはトランジと呼ばれる芸術作品群でした。 作品を通して見えるものが、トランジでは宗教、本作では自然との同化のようなある種日本的な価値観で、その点も面白く色々考えさせられるお話でした、 @ネタバレ終了 背景画像の色彩も相まって幻想的で儚いお話でした。ありがとうございます。
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海辺のかたらい元よりクリエイターさんのファンでプレイさせていただきました。 またゲーム実況もさせていただきました。ありがとうございます! スチルはもちろん立ち絵ひとつとっても繊細な美しさで、グラフィックと小説のような語り口に魅了されました。 特に語り手の女の子は、物静かに見えて非常に個性的な性格がうかがえて新鮮でした。 旧友も会話していくうちに魅力が分かっていき、物語重視ですがキャラクターも楽しめます。 波打つテキストウィンドウなど演出面のこだわりも必見で、前述の文体もあり短いながらも重厚な小説を読み終えたような満足感を味わえました。 素敵な作品をありがとうございました! @ネタバレ開始 グッドエンドではこちらまで幸せな気持ちになりました。元気になってね。 @ネタバレ終了
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「ようこそ、聖夜の猫柳堂書店へ。」前作プレイヤーへのご褒美的な一作でした。 クリスマス向け掌編作品で、ストーリーも綺麗にまとまっていて、オチもしっかりオチていて面白かったです。何より書店のみんなに再会できるのが嬉しかったです! 本作の前にまずは本編をプレイすることを強くお勧めします!
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海辺のかたらいゲーム実況にてプレイさせていただきました! 冬色の綺麗なイラスト、響く波音と足音、どれもとても素敵でした。 メッセージウィンドウの揺らめくようすも、2人の距離感や会話の緊張感を感じられてとてもおもしろかったです! @ネタバレ開始 2人の絶妙な距離感が、ルートによって近づいたりそのままだったりと変わっていくのがとても楽しかったです。 ED3の暗い海から明るい街へと変わる描写や温かく柔らかい肉まんの描写がとても幸せで、2人で肉まんを食べるシーンが大好きです! また、ED1の一瞬映る涙をこぼす彼女の表情が息をのむほど美しく、悲しいルートなのですが、これも彼女にとっては幸せかもしれない…と心に響くEDでした。 ED2は最初にみたルートだったのですが、何も知らないときのあのEDは衝撃が大きくて、主人公と彼女が距離感を詰められないまま終わってしまったのが寂しかったです…。 @ネタバレ終了 どのストーリーもそれぞれに素敵で、冬の海という舞台が映える作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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向日葵に添えるアイリス美しいbgmと「アイリス」目線のテキストが印象的な掌編作品でした。句読点や文章表示の間などにもこだわっている印象を受けました。 テキストがとても綺麗で、花のうつろいで季節と月日の流れを表現しているのがとても印象的で美しいと感じました。全体的に直接的な表現は控えめですが、くっきりと状況が浮かび上がってくるようでした。 決して両手を上げてのハッピーエンドではないのですが、ラストシーンでは良かったなぁと安堵し、しみじみと感動することができます。
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あなたの命の価値リメイクver2毒親や児童虐待などをテーマにした、ドキュメンタリー調の物語。超能力者やゾンビや宇宙人みたいな分かりやすいキャッチーな要素に頼らず、現実の世界にもあるものだけでストーリーを書けるのは素直にすごいと思いました。巧みな文章演出力あってこそ成立する芸当ですね。感想としましては、主人公の人生には苦労や困難もありましたが、なんだかんだ環境には恵まれてる方だったのだと思います。結局、不幸な奴が誰の助けも借りず自分ひとりの力だけで幸福を勝ち取るのは無理で、いい環境に恵まれてる人間の専売特許ってことなのかなあ……と考えてしまいました。環境に恵まれない孤立無援の不幸な奴が助かるには、じゃあどうすればいいんだろう、みたいな。
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25時に復讐を。なかなかダークな作品でしたね。 トゥルーエンドは少しだけ心温まる感じでしたが、 好みは分かれそうですね。 素敵な作品をありがとうございました♪
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カバンの中に何入れる?些細なきっかけで物語が大きく変わる物語でした。 カバンの中身って意外と重要・・・! @ネタバレ開始 トモカちゃんの「人口呼吸したくない!」 気持ちがありありと伝わってきて 思わず笑ってしまいました。 (そして、酸素を選ぶ・・・) @ネタバレ終了 個性豊かなアイテム、キャラたちに囲まれて ほっこりしました。 素敵な作品を有難うございました!
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泣きべそ*花散る空架空の「音声型SNS」が登場する人間ドラマです。主人公の千恵は、内気で口下手ながら、内心では友達が欲しいと思っており、音声型SNS「Signaloop」で知り合った5人と仲良くなります。 序盤の舞台は千恵の部屋の中だけで、Signaloopのやり取りだけで話が進みます。ここでのやり取りで、登場人物の性格がとても上手く描写されていました。表に出る性格だけでなく、ちゃんと「本当のその人」が、キャラによって程度の差こそあれ、少しずつ散りばめられており、後半の展開を説得力高いものにしていました。 また中盤で知り合った5人と初めて会う場面の緊張感が、とても上手く表現されていましたね。起承転結が明確で、特に中盤からは一気に読めるでしょう。前半と後半で、SNSと同じ部分とそうでない部分が巧みに描かれており、人間ドラマとして非常に読み応えがありました。 ラストは、その気になれば全てが丸く収まった大団円にすることもできたでしょう。しかし今作のテーマはあくまで千恵の成長でしょうから、大団円ではそのテーマが弱められてしまいます。少し寂しい気持ちもありますが、だからこそ心を強く動かされましたし、千恵の成長と希望をしっかり示したラストは、立派なハッピーエンドだと思いました。 もう少しカラスのことについて掘り下げた描写が欲しかった気はしますが、とてもよくできた作品です。後日声がつくようなのですが、この作品は音声SNSがテーマだけに、声が付けば一層演出として効果的でしょうね。その時もう一度読んでみたいなと思っています。
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この番組は嘘つきの提供でお送りしますドタバタコメディでありながら、無謀なことに挑戦するストーリーが熱い! 悪役がほんと嫌な奴過ぎて、途中「ムキー!」となってしまいますが、後味は最高に気持ち良かったです! 可愛いイラストのキャラが性格も合わせて素敵。真っ直ぐなところがたまりません! 特に主人公の朝日君はバカ真っ直ぐ! そしてメリーちゃんがめちゃくちゃ可愛いです! @ネタバレ開始 あれだけムカつかされたバグちゃん。最終的には憎めない不思議。 @ネタバレ終了 歌も最高で、何度もリピートさせていただきました。聞きながらコメント書こうとしたら、聞き入っちゃって全く書けないという(笑) 何度も笑って、腹立って、感動して。感情グルグルな素晴らしい作品をありがとうございました(*´ω`*)
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ゆうひのようにプレイ順が完全に前後してしまった気もしますが、『熊羆の如し』の後にプレイしました。 くそっ!リア充!爆発しろ!ちぇだぜ!太郎の男としての器が大きすぎるぜ! などと思いながらプレイしました。とても良い話でした。 個人的には本編プレイ後にプレイしたおまけが更に良かったです!太郎!お前!どこまでイケメンなんだ!しかも幼少期から! 今作をプレイしたおかげで世界観に厚みが出ました。良かったです!