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8442 のレビュー-
ウソからはじまる物語3つの視点が交差するサウンドノベル作品です。 4月1日を舞台にしていますが、 それぞれにその日にその場所に至るまでの経緯があり、 エイプリールフール当日だけでは終わらない、それぞれの未来に向かったお話となっています。 それぞれに葛藤を抱えた人々がラジオ番組をきっかけに接近し、 3つのハッピーエンドに向かう展開は、とても構成が巧みで読後感が素晴らしいです。 季節に関係なく、いつでもおススメさせていただきたい内容の作品です。
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日かげり日おろしひまつぶし夏の終わりにママの村に行ったボクが同い年くらいの子に頼まれたひまつぶしのお手伝い。 何となく会話がかみ合ってないようだけれど……? ちょっと不思議な倉の探索が楽しめます。 @ネタバレ開始 大人の長話は子どもにはたいくつですよね。 倉では色々怪しげなものが見つかったり、危なげな存在が見え隠れしますが、そんな事情など知らない子どもたちはマイペースに探索を続けます。 最初は一回ごとにアイテムを見ていましたが、続けて探索出来ることに気づいたので、一気に探索後、まとめてアイテムを見た方が効率的だったかな?と思いました。 @ネタバレ終了
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この月明かりの下に影はない夜の学校に肝試しに行くという時点で「とても肝が据わっていて、勇気があるのですね!」と本気で思いますが、主人公が一緒に来ていた人たちの目の前でああなったとき「怖い!」とこちらも本気で思いました。 @ネタバレ開始 過去の記憶の断片のようなものを見る度に、自分の予想が外れればいいのに…と思いながらプレイしていました。 初めから水原さんがこちら側にいることを不思議に思って「この子はどうしてここにいるの?」と思っていました。 その後で断片1を見て「もしや」から断片2で「確信」に変わって、これは絶対に最後まで行かなければと感じました。 第六感が冴えわたっていたのか、奇跡的にすべて正解の選択肢を選んでいたようで、バッドエンドには一度も当たりませんでした。 一番初めに影らしきものを見たときは「なにあれ!?」と思っていたものが、断片2回目の後から倒すのも忍びなかったです。 終盤に主人公がそれぞれの場所、影らしきものが何であったのかなどすべての謎明かしをしているときは、一部予想通りとはいえ切なくなりました。 最後、私はあえて帰還の選択肢を選びましたが…主人公の思い付きはナイスでした。 クラスメイト達がどんな反応をするのか、楽しみです。 主人公の明日に希望があり、トーコさんには…生まれ変わりがあるのかは分かりませんが、私も主人公のように彼女にはもっと明るい場所が似合うと思うので、明るい場所へ戻れることを願います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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この番組は嘘つきの提供でお送りしますUMAに憧れる主人公、サンタクロースと出逢う―――から始まるとってもキュートでポップな物語、随所に挿入される動画やカットインなど見所満点で楽しませていただきました! @ネタバレ開始 メリーさんの見た目はとても可愛いのに「~じゃ」と話す口調がとてもツボでした。かわいい…! 街中で見かけるエセサンタたちに泥っぽい雪玉を投げたり激憤したり、かと思えばショーウィンドウのお菓子を見て目を輝かせたり…くるくる変わるメリーさんがかわいすぎて、クリックする手が止まりませんでした。 ちなみに私はサンタはいると長らく信じていましたし、今もいると信じています…!! ウソツキン挽回の機会が性なる夜の誤字からぶっ壊れていったところで「なんて誤字…!」と思っていましたが、その後の「サンタクロースなんていないよ!」のユウくんに対してひかりさんが「宇宙は1000億×1000億ととても広いから、一つくらいそんな星だってあるかも、ここにいるメリーさんがサンタだと私が証明する」との旨で諭すシーンは本作でも飛び抜けて好きなシーンです。 皆が「いない」と言う中でああいう表現ができる人、サイコーです。 バグさんとのサンタ証明対決は、子どもたちの反応に最後はあたたかな気持ちになりました。 いない、いないと否定するだけなら誰にでもできる、信じることのほうが難しい…それを感じるとともに、信じるって素敵だなと感じました。 私が子どもならたぶん大喜びでメリーさんに質問しに行ったと思います。 最後は大逆転という展開ではありませんでしたが、届く人には届いたという結びで心がぽかぽかとした気持ちで終えられました。 特にメリーさんが仲間のサンタクロースに呼びかけ、空からも声が降ってくるところが最高でした。 来年も必ずメリーさんに会いたいです。 @ネタバレ終了 プレイ後、サンタさんにお手紙を書きたいと思いました。 私はもう大人ですが、私がサンタさんにプレゼントをいただいていた頃の感謝を込めて、プレゼントがどれほど嬉しかったか、ありがとうの言葉を贈りたいと思います。 素敵な作品をありがとうございました!
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消えない痣の治し方じんわりと優しさや暖かさがしみ込んでくる、素敵な作品でした。 @ネタバレ開始 顔の痣、そして心にも傷をおってしまった純平さんの痛々しい気持ちや苦悩と共に、友人と恋人という理解者のおかげで癒されていく様子が描かれていて、人間関係の難しさやありがたさを感じられました。 クリア後のタイトル画面が変わるのも良かったです! @ネタバレ終了 この先も辛い事や悲しい事があるかもしれないけれど、それだけではなくて楽しい事や嬉しい事もあるんだよと考えさせられるお話、ありがとうございます!
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日かげり日おろしひまつぶし素敵なイラストと「数分で読み終わるノスタルジックちょっとふしぎノベル」という説明が気になってプレイさせていただきました。 和風ホラーな感じはありますが怖いのが苦手でも大丈夫だと思います。キャラや雰囲気が素晴らしい作品でした! 見落としそうになったのですが、任意で入手したアイテムについて会話が聞けます。こちらの作品をしっかり味わうには外せない部分かと。ぜひ! 私はブラウザ(Edge)でプレイ、特に問題なく快適プレイでした。 素晴らしい作品をありがとうございました(*´ω`*)
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足の下が透視できる少年加賀地くんと誘拐犯のおじさんの話単に透視ではなく「足の下が透視できる」というタイトル名と、イラストが好みで気になっていました。なのでどのような内容か全く分からないまま突撃プレイしちゃいました! プレイ後になったのですが「社会派コミカル掌編」という説明文を見てなるほど!と思いました。暗い部分には真面目に考えるところがあるのですが、コミカルで気持ち良くもありました。特におじさんが好きです! 素敵な作品をありがとうございました(*´ω`*)
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ヨツバナサクラ~春へと紡ぐ雪どけの手紙~創作をした事がある人なら、 誰もが共感出来る内容だと思います。 全身全霊で打ち込んでいるからこそ、 そして身近であるからこそ、 起こる嫉妬心や、劣等感めちゃくちゃ刺さりました。 @ネタバレ開始 新藤ちゃんの書籍化を素直に喜べない、 門倉くんの気持ちめちゃくちゃ分かる・・・! 新藤ちゃんのお話を聞いている最中も 「気にするな・・・」と思いつつ気になるんですよね。 背景の黒いもやもやも 「そう・・・心の中はこんな感じなのよ・・・」と共感の嵐でした。 でもそのまま沈んで終わらず、最後は「雪音」さんのお手紙で 復活する所もまた、胸に響きました。 道中、まさかあの手紙星川ちゃんが・・・!? 先生が・・・!?と一人で暴走していたので、 TRUEで予想通りの正体でほっとしました。笑 @ネタバレ終了 私自身、文字にアウトプットするのが苦手なので、 門倉くんがホワイトボードで教えてくれる辺りは、 とっても勉強になりました。 素敵な作品を有難うございました!
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アンチるーざーサムネの可愛い女の子に惹かれてプレイ……と思ったら男の娘だったー!! フリゲ制作者の負の部分を濃縮して丸めて詰め込んだようなお話でした。 自分は天才だと…… 作品をリリースすれば世界が動くと…… むしろ世界が私を待っているのだと…… 思っていた時代が、私にもありました(笑) でもその情熱は悪いことではなく、楽しく趣味に打ち込めるのは良いことですよね。 そう、趣味……仕事じゃなくて、趣味……(再び堕ちていく精神) 主人公もモウケもキャラクターが強烈すぎて、傷にぶっ刺さりすぎることもなく(笑)フィクションとして楽しめました! ゲーム制作を扱うお話は何本か読んだことがありますが、今作はぶっちぎりでトガッたお話だったと思います。ゴッデス!! 面白い作品をありがとうございました。
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オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~合作ということで、ワクワクしながらプレイさせていただきました! しょっぱなから多少の怪しさはあれど、美味しい料理を作ってくれる優しいお兄さんなら大丈夫だな!と安心してプレイしました! ネタバレになるので深くは言えませんが、両作品合わせるとより登場人物の深みが増します……。 素敵な作品をありがとうございました!
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オルタナティブ・マスカレード ~槐夏の章~合作はノベコレでも少ない方なので、プレイ前から楽しみでした! 内容的にはこちらを先にプレイするのがお勧めですが、どちらから始めてもドキドキ感がめっちゃあります。 自分は花飛の章から始めたので、こちらを進めていくにつれて「あぁなるほど…」と点と点が繋がって楽しかったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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オルタナティブ・マスカレード ~槐夏の章~セットで読むことをお勧めされていたので、読んでみました。 短いお話の中で「はらはら・ドキドキ」できます。 ゆっくりと読み進めながらも、あの人がいい人で良かったと内心ほっとしています;
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マイハハトゥルーエンドまで見ました! 面白かったです! 最初はバックミラー越しに見えるハハの顔が怖くて怯えてました。 クリックする度にわかってくる子供の事情がだんだんほのぼのとした気持ちにさせてくれました。 ハハが振り向くところや横切っていく車など、細かい演出が効いていて楽しかったです。 @ネタバレ開始 エンドロール、とても良かったです! 主人公が寝ちゃって、振り向くハハの笑顔。しんみり。 ひとつだけ疑問が。スタッフロール、「フードコーディネーター」ってあったような……? 何か見逃した? こうして謎を残したままプレイし終えたのでした笑 @ネタバレ終了 作者様の作品はいつも楽しいです。 素敵な作品をありがとうございました!
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オルタナティブ・マスカレード ~花飛の章~怖い部分もありましたが、もの寂しい気持ちにもなりました。
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Silent Film_猫のサムネに惹かれてプレイしました。 @ネタバレ開始 はじめてすぐに、あ、猫のお話じゃないのね。と、気付きましたが、不思議な雰囲気のお話に引き込まれて最後までプレイしました。 どこからが狂人で、どこからが正常かなんてわからないですよね。 そんなことをつらつらと考えさせられるお話でした。 エンド後の美咲くんとのお話は突然雰囲気変わりましたが、ネタ晴らし的に面白かったです。 舞台裏を覗くって感じで好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました!
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バルバニー家の3きょうだい「みんなでハッピーエンド」はなしの展開が待っているということで、タイトルのかわいい3きょうだいさんがどんな結末を迎えてしまうのか少し心配しながらのプレイとなりました。 @ネタバレ開始 とりあえず生きていてくれたらそれでいいや…と感じたのがギルくんとリズさんでした。 ギルくんはとにかくお父上が人間としても父親としても最悪で、ギルくんが痛めつけられた姿を見たときに「うぐぐぐ…!」と変な声が出ました…(涙) 好きなエンドはお膝エンドです。 ギルくんは良い子すぎて、守ってあげたくなります。 もう毎日毎日これでもかというくらい褒めて褒めて褒めて褒めて甘やかすからー!と決意したくなるエンドでした。 ボコられるエンドが一番怖かったです…暴力反対(涙) リズさんは押しかけ一方通行愛が一番好きです(プレイヤーがハッピーエンド大好きなので、Happyっぽいエンドに惹かれます) シナリオでは心が着々と冷めていく主人公さんでしたが、個人的には「えー、いいよー、今すぐ一緒に住む? 楽しくなるねー」くらいのニコニコ顔なエンドでした。 こちらを見上げるリズさんのかわいいこと! 天使か!と思いました。 無事にご結婚を回避して、主人公さんと一緒に住める日が来るようにと応援したくなりました。 ギルくん縫合エンドが一番怖かったです。 ギルくんを縫い付けるのはやめてあげて…縫合反対(涙) レネさんは生存できるエンドがハッピー感ZEROなので、彼の願い通りに最期を迎えた夕陽を見に行くエンドが好きです。 穏やかな顔で眠りについたお顔を見て、直前に見ていた手術エンドの「これは駄目ー!!」というぐちゃぐちゃになった情緒が落ち着きました。 その後でロードして別選択肢を選んだら刺殺されて「な、んで…数分前に綺麗に終わったのに…」と画面の前でお通夜気分に(苦笑) ここまで一緒に来ていきなり刺すとか…刺殺反対(涙) 攻略をリズさん→ギルさん→レネさんでいったため、本作最後に見たエンドがこれで「よし、もう一回行っておくか!」とセーブデータを残しておいたリズさん一方通行愛エンドを見てシメとなりました。 レネさんは体が丈夫だったのなら、もっともっと違う人生があったんだろうな…ギルさんと一緒に中庭の手入れをして咲いている花を見て笑いあったりしたかもしれないな…なんて思いました。 3きょうだいはどの子もとてもかわいいので、ゲーム的には大団円ハッピーエンドはないと分かっていても、3人がみんな幸せに笑っていられる未来がほしかったなぁ…と願わずにはいられませんでした。 そんなわけで、あとがき部分のカラーで描かれていた三人がとても可愛かったです!! 神イラストでした!! また、Galleryでスチルを見るとカラー版も見られる仕様が嬉しかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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マイハハシンプルでわかりやすくて楽しい探索ゲーム! ママに隠し事多すぎなヒロシ君に悩まされますが、選択肢からのやり直しも親切設計でテンポよく楽しめました! @ネタバレ開始 4点の答案でママを何度も何度も鬼化させ・・・ 最後の言葉はわからなかったのでヒントを頼ってトゥルーに辿り着きました! トゥルーはとってもほっこり。結局最後まで4点だけど! @ネタバレ終了 楽しいゲームをありがとうございました!
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ステンドグラスは砕かれた人の姿をした鳥たちの、心温まるストーリーでした。 不穏な事件の調査で、出会ったヒョウくん。 ぶっきらぼうで、目つきも悪いけれど、どこか放っておけない……そんな魅力があるキャラクターでした。 そんなヒョウくんを優しく包みこむ……わけじゃない(笑)、サバサバ系女子な主人公との組み合わせも良い味出てました。 2人のやり取りが楽しくて、最後まで一気に読み進めることができました。 ヒョウくんを助けようとする途中で少しずつ明らかになっていく、ヒョウくんの生い立ち…… それがまた、ヒョウくんの魅力をグイグイ引き立てていたと思います。 中盤からはヒョウくんの出番が少し少なくなるのですが、 出張らずして魅力を底上げしてくるヒョウくん……これは惚れます。 @ネタバレ開始 最後に明かされる、ガラス腕の謎……素敵でした。 あれだけご両親を頼ることを嫌がっていた主人公が、ヒョウくんのために頼ったエピソードはニヤニヤ展開です。 それだけヒョウくんが大切な存在になっていたのですね。 ヒョウくんと仲良くなったら、きっと『ちぐはぐ』のコンプレックスも消えていくのでしょう。 これからも是非!末永く幸せに暮らしてほしい! @ネタバレ終了 可愛らしく、親しみやすいキャラクターグラフィックで楽しくプレイすることができました。 素敵な作品をありがとうございました。
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さよなら 僕よエンジェルみゃあすけが助けにいっちゃうゾ☆と意気込んで始めましたが、 そんなものなど全く必要なく、大変道徳的で、優しい物語でした。 しつこくしつこく温泉に行こうと誘ったのですが、全く反応なく。 「もしかしてバグ?」と思いながら色々試していたら「なるほどー!」となりました。 ゲームだから「バグ?」となりますが、これが実際にあったら「こいつ聞いてんのか?」となるわけで、確かにありえる光景かも……と思い よく考えられた内容だなぁと思いました。 その他の部分も、心の状態などきちんと事実に基づいて作られている感じがして素晴らしいなと。 @ネタバレ開始 「さよなら僕よ」というタイトルから考えて、これは作者さんの経験に基づいて作られているのかしら?と思ったり。 周囲に素敵な方々が居たから救われたとあり、感動しました。 人と人との繋がりって大切ですね。 自分もそんな素敵な人の側に立てたら良いなと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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無色の地図起ち上げたら真っ暗な画面に表示される「はじめから」「つづきから」の選択肢…どんな物語なのかどころかどんな人物が出てくるのか予想さえできない中でのスタート、とてもインパクトがありました。 @ネタバレ開始 個人的には序盤はつかささんが元気がないためかモノローグを読んでいても重たく感じましたが、舞さんや春香さんら周囲の方のやさしい言葉や気遣いのおかげで重たさが中和されて読み進めることができました。 特に四月一日くんが突然の名前呼びにも快く応じるなど、つかささんの周囲はとてもやさしい人たちばかりでほっこりしました。 VRoidを駆使してのカットインがたくさん入るので、シャワーシーンでのポニーテール結う姿の一連の動作や体育祭の資料室でのお弁当タイムなど、見応えがありました。 特に最後のテニスの試合はカットインがスピード感溢れる入り方をするので、白熱する試合の臨場感が素晴らしかったです。 テニスの試合は、二人がお互いの人生や苦悩などを含めてぜんぶ相手に叩きつけている感じがしたのと、お互い自分がどのような存在なのか・相手がどのような存在なのかを理解するために言葉を尽くしている感じでとても印象的でした。 最後の最後にふっと入り込んできた先生の寄せ書きのお話、そしてその後のタイトル画面の変更がとても心に残りました。 たくさん悩んで、もがいて、苦しんできた中で、ただ一言寄せられたその言葉がとてもあたたかかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!