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SF・ファンタジー

7967 のレビュー
  • 【短編・スチル20枚】平穏な?魔王の日常
    【短編・スチル20枚】平穏な?魔王の日常
    平穏な魔王の日常、というタイトルに反し、なかなかにシビアな世界観で繰り広げられる物語でした。 少しでも書くとネタバレに繋がってしまうため、あまり多く語れないのですが、決して鬱々としているだけのお話ではないので、バッドエンドや鬱展開が苦手な方にも遊んでほしい作品です! @ネタバレ開始 子どもと魔王という組み合わせからも、導入部分からも、悲しいエンディングになるのかなと思っていたので、覚悟を決めるべく先に「助けない」を選択したのですが、魔王様が自分で考えて選び、友人であるエイル君を助けたところが本当にかっこよかったです。 作者様のあとがきにもありましたが、これまでアロウズさんや自分の血筋から、自分で選ぶ機会を奪われていた彼の「選択」と、その力を託されたエイル君、そしてタイトルの清々しい表情の魔王様と、思いもよらぬ爽やかなエンディングになっていました。 裏部屋の「助けない」を選択しているのに魔王様がエイル君を助けた理由にも、なるほど! と納得しました。作り込みが半端じゃないです。 逆に「助ける」を選択したらバッドエンド…? とも思ったのですが、こちらはこちらで良い終わりですね。エイル君が装置を壊す流れや、彼を信じる魔王様の姿に惚れ惚れしました。 魔王様と勇者様(?)の冒険も見てみたかったです! 2つのエンドを見た後の「ifエンド」と「?エンド」まで読みましたが、どちらも展開が面白かったです! 特にアロウズさんがメインになっているifエンド。彼は彼なりの苦労や辛さがあったのだなと伝わってきて、根が悪い人ではないので、きっとハンカチを返しにいった後でエイル君と交流していくんだろうと思いました。 もしかしたら最後に魔王様も感化されて、3人で国を良くしようとしたり、楽しく冒険してくれるのでは…? というところまで想像できてしまうほど。 それだけ作品の中にキャラの個性が詰まっていて、愛着が湧いたのだなと思いました。 @ネタバレ終了 短いながらにスチルや立ち絵がしっかりあって、キャラクターの表情が生き生きとしているところも、とても良かったです! 素敵な作品をありがとうございました。
  • 青柳奇譚
    青柳奇譚
    現実世界から、和風異世界へ飛ばされるお話です。 タイトル画面の3人が主人公と思いきや、 全く別の少年が主人公。 いや、全員が主人公という感じの物語の見せ方です。 転生ではないので主人公の力も標準で 感情移入しやすかったですし、 優秀な仲間も多数居てくれたのでとても心強かったです。 @ネタバレ開始 リエちゃんが裏切った時は殺される・・・と 冷や冷やしましたが、無事復帰してホッとしました。 その後元の世界に帰還しなかったリエちゃんも 幸せな道を進んでいるようなので、一安心でございます。 @ネタバレ終了 ドキドキハラハラ、バトルシーンも激アツで 面白かったです! 素敵な作品を有難うございました!
  • 【Road of Lord】 —Chapter1 冬の訪れ—
    【Road of Lord】 —Chapter1 冬の訪れ—
    『王道ファンタジー戦記』と概要欄にある通り、剣と魔法の世界が大好き民にとってはたまらない世界観&物語でした。 RPGのような戦闘モード(?)はないものの、綺麗なグラフィックと勢いのあるシナリオで臨場感のあるバトルが楽しめます。 俺TUEEEE系主人公ものって見ていてスカッとするので大好きです。 ヴェイン君はツエーに加えてイケメンなので、バトル中はアイドルを見ているような感覚で応援してました。 第一話は冬の訪れ…… ってことは段々と寒くなっていくということで、これを起点にどんな苦難が待ち受けるのか…… そして冬を越えた春には何があるのか…… この先の展開が楽しみです!! 素敵な作品をありがとうございました。
  • レインズレンジ
    レインズレンジ
    なんだか、切ないような、それでいて幸福でもあるような、そんな作品でした。 世界観すら、紹介通りで少しの情報しかありません。 でもそこかしこに不可思議なことが散りばめられていて、少しずつ知っていけました。それでも少ない情報を継ぎ接ぎしたような感じで、だからこそ考えられる作品です。 @ネタバレ開始 結局のところ、彼女に感情があるのかはわかりませんでした。 ただの家電だから、模範的で、機械的で、与えられた役割に忠実。 でも、きっとどれも大切なオーナーであることは変わりないと思うんです。 例え記憶を消してしまうオーナーでも、彼女にとってはオーナーで。 それでも積み重ねた思い出がなくなるのは、彼女にとってはとても辛いことだったのではないかと思いました。あの時、本当は止めたかったけれど、オーナーの願うことだから、彼女は抵抗しなかったのかもしれません。 既に終わってしまった世界で、いつか終わりの時間が必ず来ることがわかっていても、だからこそ、変わらぬ毎日を選んだのだと思いました。 外に行くのも、変わらぬ日々も、大切な思い出だと思うんです。終わりよりも大切で遥かに尊い。これこそが、生きるということなのだと考えさせられました。 @ネタバレ終了 命や、終わりや、未来と過去、言葉だけでは現せない深みがあります。 今この時代にこそ、ぜひプレイしてもらいたいと思える作品でした。 素敵な作品です。
  • ID27
    ID27
    サムネのキャラクターに目を惹かれてプレイしました。 まず初めにキャラクターの見た目をカスタマイズできる、という親切設計。 ありがて~と思いながらプレイするにつれ、どんどん薄暗いというか、じめっとした影が差し込んできて……。 と、これ以上はネタバレになるので控えますが、短いながらも味わい深い作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • あなたの特殊能力診断
    あなたの特殊能力診断
    特殊能力とかすごくワクワクしました!! これからは今回の結果をしっかり心に刻んで生きますね笑 そして今回も実況させていただきましたー!! いつもありがとうございます!
  • お前が死んだらオレも死ぬ⁉
    お前が死んだらオレも死ぬ⁉
    一蓮托生、どちらかが死んだらどっちも死ぬ! 入口目指して仲良く共闘、無事に出口に辿り着いた先には…残HPなどでエンドが分岐、トゥルーエンド到達も難しくない&様々なエンドを見ていくうちに「敵はアイツかー!」となること間違いなしの面白い物語でした! @ネタバレ開始 「おお、勇者よ!世界を救ってくれ!」とか他力本願という言葉の代表者みたいなテンプレ王様が出てきたと思ったら、ラスボスとは…「元祖他力本願の鏡にして世界の敵!!」みたいな新しいキャッチで売り込んできそうな王様、無事に倒させていだきました。 エンドはもちろんトゥルーエンドが好きです! 大団円ハッピーエンドが大好きなので、人間か魔族のどちらかを不幸のどん底に落として駆逐していくのではなく、二人で世界を変えようと未来志向なのが大好きです。 世界を半分こにしつつ、これからも勇者と魔王の二人で世界を、人間と魔族の共存と幸せを頑張れー!とエールを送ります。 @ネタバレ終了 ヒールを使うタイミングをギリギリまで温存していたので、トゥルーエンドも無事に見られました。 私の場合は、どちらかと言うと魔王様のHPをいかに100にしたまま出るかという感じのプレイでした。 面白い作品をありがとうございました!
  • 魔法使いの薬屋
    魔法使いの薬屋
    人生相談のできる薬屋さんになった気分でプレイしました。 扱うものが危険であるために、売る・売らないでその人の人生も変えてしまう…… とても大変なお仕事だと思いましたが、人を幸せにすることもできる素敵なお仕事だなぁ、とも思いました。 @ネタバレ開始 1周目は気の向くままに選択していましたが、結果的にほとんどの人に「売らない」という選択をしていました。(1人だけ売った) 2周目に選ばなかった選択肢の先も見てみましたが、どちらを選んでも「正解」ってないのだなぁというのが素直な感想です。 リアルでも人生の選択で、正解がハッキリしているものなんて数少ないですものね。 @ネタバレ終了 かなり悩んだ問いもありましたが、『相手をどうしたら幸せにできるか』と考えるのは幸せな時間でした。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 終末吸血鬼。
    終末吸血鬼。
    終末世界でのお話だからシリアス重視なのかと思いきやコメディ要素が多くて、思わず吹き出してしまうような場面も多々あり、とても楽しく最後まで遊べました。 @ネタバレ開始 どの物語のどの登場人物も魅力的で、1話限りでも愛着が沸いてしまいました。 そして結末が個人的にはとても尊くて、これから先の未来がどんなものになるのか待ち遠しい。そんな暖かな気持ちになりました。
  • レインズレンジ
    レインズレンジ
    謎だらけの状況が少しずつ見えてくるのが面白く、しっかりとした世界観が凄い作品でした! さらにキャライラストやノイズ画面など見る楽しさも素晴らしく、じっくり浸らせていただきました。 @ネタバレ開始 これ食べれるんですか?ってレベルのへんてこなパンでしたが、本を読んでから考えると「なるほど!」と納得。特にカレーパンとメロンパンが分かった時が気持ち良かったです! 確かに実物を知らないであの文章で想像するなら……と。別世界というのがこのような形で感覚的に伝わることに驚きました。凄いー! 新人類の特徴も面白く、ディストピアでありながら悲観的ではなく、静かに終わりに向かう生活。そんな感覚で読ませていただき、何とも言えない素敵な余韻がありました。 六夏様のイラストも作品の空気にぴったりで素晴らしかったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました(*´ω`*)
  • 夢幻の森~不思議な森と妖精と願い~
    夢幻の森~不思議な森と妖精と願い~
    可愛い女の子とおとぎ話のような雰囲気に惹かれて、遊ばせて頂きました。 Live2Dで作られた主人公のキャメロットちゃんの動きが可愛らしく、キャラクターも横スクロールでトコトコ移動するので、「ティラノでもこういうゲームが作れるんだ!」と、技術力に驚かされました…! 登場人物と話した後のキャメロットちゃんのコメントが中々辛辣で、ゲーム自体の不思議で可愛い雰囲気とのギャップでさらに楽しませて頂きました。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 1=1×1
    1=1×1
    気になるタイトルに惹かれてプレイ致しました! 短いながらも細かで丁寧な演出が光り、「私」という存在と「1」について考えさせられる面白い作品でした。 @ネタバレ開始 "自分"という一人の中には沢山の、けれど独立した個々があり(作中で言及されていた「普段の私」「元気なときの私」「元気じゃないときの私」等、確かにどれも自分ではあるけれど、その時々によっては自分の分身のようであるかも?なんて考えました)、どれが欠けても"私"足りえない……とも言えるのかなぁとあれこれ考えてみました。 正解はこの作品をプレイした人の数だけあるのだろうなぁと、作品の多面性を垣間見たような気持ちになりました。 エンディングの一つである自分が自分に銃を向けるというシーンでは、ギョッとさせられました…! まぁ確かにそうだよなぁ…なんて妙に納得してしまいました。 @ネタバレ終了 本作の元となった漫画作品の方もプレイ後に拝読させて頂きました。 自分が一人、また一人…と増えていき最後は…という結末は本作にも通じる点がありましたが、また別個の味わいがあり面白かったです! 本作をプレイされた方はそちらも読まれるとより一層、本作を別の視点と共に楽しめるかと思います! あとはイラストが綺麗で可愛いです!! 作者様のイラストはSNSで度々拝見していたのですが、ゲーム内で沢山見ることが出来、目に嬉しかったです! ステキな作品をありがとうございました!!
  • ひつじさんへっどふぉん ふしぎな島のなかまたち
    ひつじさんへっどふぉん ふしぎな島のなかまたち
    ひつじさんの目が良かったので遊ばせていただきました。三白眼かわいい。 子供に読み聞かせるような優しい語り(しかもフルボイス)と非常に丁寧なイラストの数々…すごい気合入ってて好きです。音響関係まで完全個人制作は強い…! ストーリーも優しく教育番組のアニメ絵本的な雰囲気が素敵でした。いい大人が秒で童心に帰ってしまいました。ひつじさんもねこさんもモチモチしていて可愛いかったです。特にねこさんはホンワカしたお顔とボイスの親和性が高くて喋る度にニコニコしてしまいました。ティラノゲームフェス2022の貴重な癒し枠です。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 終末吸血鬼。
    終末吸血鬼。
    じっくり時間をかけてクリアさせていただきました。 終末感のある世界観をAI背景を使われていて、それが作品に上手く溶け込んでいました。 どこか切なく、寂しい世界ですが、プレイしていて暗く感じなかったです。 設定とかも細かく考えられていて、読み物として面白かったです。 それとキャラデザ、イベントCGがとても好きでした。 ありがとうございます。
  • レインズレンジ
    レインズレンジ
    クリアしました。この世界でレインがパンを焼いて、オーナーが食べる日常がどういう形で結末を迎えるのだろろうと思って続きを見続けてきましたが、ああいう形で終わるのですね。美しい到達点でした。ありがとうございました。
  • 永遠(とわ)の幸せを、キミに委ねて。
    永遠(とわ)の幸せを、キミに委ねて。
    死にゲーADV版!な物語でした。 ボスを倒すまでループし続ける、という世界。 自分は「死にゲー」と呼ばれるジャンルが大好きなのですが、まさにそれらと同じ展開が起きている!!と思いました。 (きっとあそこにセーブポイントがあったに違いない……なんて推測しながら) 何度も倒れては、その原因を探り、新しい一手を繰り出していく……まさに死にゲーの醍醐味ですね。 さらにボスを倒して終わりではなく、その後に分岐するのはADVの醍醐味! どちらの良い所も楽しめる、よくばりセットで面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 欠けた月の探し方
    欠けた月の探し方
    天文部の皆と仲良くわちゃわちゃするのが楽しい、そしてそれだけではない人間ドラマにも心震わされる物語でした。 スーパーでの皆の連係プレー的な「先生の財布だし」攻撃、お見事でした。 さりげなーく花火までインされている上に何故か皆がサラリと裏切るのが楽しかったです。 先生の財布、強く生きるんだぞ…! 黒毛和牛5パックは美味しくいただくから!と、先生の焦っている表情を見ながらドヤりたい気持ちになりました。 バーベキューや花火もとても和み、天文部いいなーとほっこりしました。 @ネタバレ開始 ……と思っていたら、クノッサーなるアプリにより未来の自分からメッセージが来るという不思議な展開に、一気に引き込まれました。 そこからの映画撮影や皐月さんと天野さんとの関係などずっと目が離せず、気がついたら未来の自分からのメッセージを蹴って空港にいました。 挿入歌とともに進む会話がすごく良かったです! その後、天野さんが旅立ったときもお手紙に思わずウルッときました。 歌詞の中に「あなたの生きた証を」という言葉があって、天野さんが生きていたこと、ともに過ごした時間を月宮さんはこれからも大切にしながら生きていくのだろうと思いました。 憶えていてくれる人がいるかぎり、それが生きた証にもなるんだろうなと感じました。 そして、エンドクレジット後の衝撃のラスト…「え!? だからだったのか!」となりました。 だから、未来から「小鳥遊さんを選べ」と来たのかと、驚愕でした。 orz ←膝から崩れ落ちる 運命は変わらなかった、変えられなかった…けれど、ある意味で人生は一度切りでやり直しがきかないものだからこそ常にすべての瞬間が尊いもの。 後悔も悲しみも絶対に消えないものではあると思いますが、それと同じくらい二人で築き上げた幸せが確かにあったのだと、彼女との時間のすべてが月宮さんの生きる糧となってくれたらと思います。 (最後に余談ですが、個人的に皐月さんもすごく好きなので、皐月さんにも幸せになってほしいです…!) @ネタバレ終了 青春の甘さ、楽しさ、そして恋と喪失…色々なものが詰まった、訴えかけてくるものがある力強さを持つ展開と結末に、あっという間に読了しました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • プレアデスをさがして
    プレアデスをさがして
    グレートーンでまとめられた素敵なドットの世界。 郵便屋さんと色んな人に会いに行く素敵なお話でした。 そしてプレアデスとはなんなのか @ネタバレ開始 色んな人のところに毎日変えていっていると進めない? ということで、毎日同じ人のところに通い詰めることで その人のその後を追い、 あれ、進まないな…?と思っていると夜だ!! 夜マップに居るー!!と やっと3日でわすれなよーと言われしまう墓守さんのその後と 真相に!たどり着くことができました! @ネタバレ終了 1日、1人ずつお話を見る感じでゆっくりプレイして ちょっとずついろんな人の真相が見えてくるところが とても楽しかったです。
  • ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】
    ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】
    探索、バトル、謎解きどれをとっても心地いい難易度で、考えながら踏破していく感覚がとても楽しかったです。 また、マップを全て埋めたい派として経過時間システムはかなりの難敵でした。 高みを目指せるバトル要素もあり、様々なプレイングによって様々な楽しみ方ができる自由なシステムもとても魅力的だと思います。 @ネタバレ開始 サイドストーリーではダンジョンの裏側が語られピュアな少年達との世界観の差に衝撃を受けました。 キャラクター達の背景もより深みが増し、今後の活躍もいっそう気になります。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 終末吸血鬼。
    終末吸血鬼。
    夜の王たる吸血鬼ヴィエリィさんが目覚めたら、一面に広がる瓦礫の荒野。 「ここはどこだーー!!??」と叫ぶ彼女とともにこの荒廃した不思議な世界を堪能させていただきました。 @ネタバレ開始 アールオーさんのコロコロ変わるお顔と小さな手、二人のやり取りがとてもかわいかったです。 特にロボットさんたちがみっちり道を塞いでいるシーンで、アールオーさんが「いざとなったら突撃して引っ張って逃げる」と手を構えてくれた時と言ったら、アールオーさんがかわいくてたまりませんでした。 「心配しおるわぁ~ッ」と、いつでも尊大な口調のヴィエリィさんも見た目のかわいさも最高なのに、強さも最高でこのシーンは大好きです。 アールオーさんの視覚から見たヴィエリィさんがとても格好良かったです! ロボットでありながらとてもやさしいアールオーさんとのお別れはとても辛かったです…ついてきてほしかったです! 唯我独尊なヴィエリィさんですが、私の選択がダメで一度耳かきからの暗黒エンドに行ってしまいました…。 やったー膝枕だー!なんて言っていてはいけませんでした…。 ゾンビ都市を後にして辿り着いた荒廃した街でいよいよ人間と会えるとなった後の「Oh脳ぉおお!!!」との邂逅や暴力のオーバーキルタイムなどを経て、ようやく最後の目的地へと辿り着き人間の赤ちゃんへと至ったときは「この死に逝く世界でもなお、新しい生命が生まれたんだ…」としみじみと感じ入るものがありました。 生まれ方は本来の人とは異なりますが、ヴィエリィさんが抱いた命が荒廃した世界で希望の芽となりますようにと願いながら、穏やかな気持ちで読了となりました。 @ネタバレ終了 物語の結末はとても穏やかで、ここから先まだ空白の期間を経たとしても、再び人の歴史と文明の火が灯るといいなぁ…と、あたたかな気持ちになりました。 最初から最後までヴィエリィさんのブレない芯の強さが、見ていてとても気持ち良かったです! 素敵な作品をありがとうございました!