SF・ファンタジー
7967 のレビュー-
異種間エンパシー非常に読みやすく、ほっこりしたりビターな一面もあったりな、素敵なノベル作品でした! 現代でもAIが台頭してきていますが、こんな未来も近いかもしれないと思えるような、バイオノイドさんとの物語です。 深山さんのイラストが好きなので、アフターストーリーでさらに立ち絵も増えて見るところが多い…! そして分岐それぞれに作り込まれた設定があって、もう三本分の別のストーリーを読んでいるようだったので、実際のプレイ時間よりも厚い世界観を浴びました。特にアフター込みでEND1好きですね…終わり方も…! 以下内容含む感想です。 @ネタバレ開始 序盤ふんふん、と読んでいたらもうすでに「亜子ちゃん誕生日近いのかああ…なぜこんなことに…」とえらくダメージを受けて一回天井を仰いでしまいましたが、お話の続きが気になって恐る恐る読み進めました。そしてお説教されてめっちゃ笑ってしまいましt もうこんなやり取りの間でさえうっすら泣きそうに…私はバイオノイドの一織くんの向こうに本物の弟さんの影を見ている… アフターストーリーでちゃんと仲直り出来て良かったなぁと思ったり、もしかしたらアルくんとの関係にもこの先があるかも? と思ったりできる展開だったので、もうアフターのアフターが欲しくなっちゃってます。この世界にありそうなバイオノイドのカタログとかも読んでみたい。 今回も良質な一作でした! @ネタバレ終了
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宇宙のカタコンベより。残り数日を過ごす話。 機会音声+SEのみの静かな雰囲気がとてもよく多くを語らないシナリオも好きです。 背景の宇宙の光がとても綺麗でBGMがないことも合わせてとても宇宙らしさを感じられるノベルゲームでした。 静かで悲しい世界観が好きな人にはとてもおすすめな作品です。
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復興白神社つい最近、リアルで参拝する機会があったのですが、ほぼほぼ正しくできてませんでした!勉強になりました!(礼 手水って「ちょうず」って読むのですね。今まで「てみず」って読んでました。 懇切丁寧にやり方を説明していただいたのですが、やっぱり本番になったらちぐはぐになってしまいそうです……。(ちなみに最新コロナ式手水は、アルコールスプレーでした笑) @ネタバレ開始 「お願いはしない」と言われながら家内安全・学業成就・無病息災をもれなくお願いする主人公が可愛かったです(笑) 恋愛成就はなかったので、きっと彼氏は居る設定だ!! @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました。
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Unhappy記憶喪失から始まるちょっと不思議なお話でした。 だけどそれだけでは終わらず。物語を最後まで進めると「不幸」という強烈なタイトルの意味を知ることに……。 @ネタバレ開始 イルアの正体や過去を知り、彼女が抱えているものが理解できると 物語がずっしりと重量を持つような気がしました。 一人で生き続けることって、死ぬより苦しいことだと思います。 そんな宿命を背負ってしまったイルアはほんとに気の毒で、最後に涙を流すシーンは見ていられなかった……。 いつか、彼女が笑える日が来るといいなと思います。 @ネタバレ終了 冒頭の攻略ガイド、とてもありがたかったです。 素敵な作品をありがとうございました。
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灰と再生の導きの星絵本のような、素晴らしいお話でした。 優しい文章、優しい音楽。読んでいる間、心地良く包まれるような感覚の時間を過ごすことができました。 @ネタバレ開始 読み始めてすぐ泣きそうになりながら。 「きみの、きみだけのいろだよ。」この語感、最高です。 セイの言葉、なんて一言一言包み込んでくれるのでしょう。 ずっととまりぎになってくれる存在。何度でも頑張れるね、フェニ! @ネタバレ終了 「灰と再生の導きの星」。とても優しいタイトルです。 気持ちがふわっと楽になれました。素敵なお話をありがとうございました!
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1=1×1ものではなく自分の中の人格?をカウントする際に1と表すのは正しいのかというテーマかなと考えました。 @ネタバレ開始 人間は多面的な生き物で、あらゆる自分をもっているということを表現した作品なのではないかと感じました。 @ネタバレ終了 面白い作品でした!
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短編SFノベル 「ありがとう」時間をかけてかけがえのない家族になった2人がこんな形で引き裂かれるなんて…悲しくなるけどそれと同じくらいぐっとくる素敵なお話でした。 @ネタバレ開始 終盤、頭の中でいろんな言葉が渦まいていただろう主人公の口からあの台詞。形だけの言葉ではない、伝えなきゃという衝動があふれ出ていてちょっと感動してしまいました。 またそれに対するアカネさんの返事を見て成長したのは主人公だけではないと分かり、嬉しい気持ちと別れがつらい気持ちで胸がいっぱいになります。 @ネタバレ終了 登場人物の雰囲気や場面がさまざまな表現で演出されていて、お話とは別に画面の変化にも目を惹かれる作品でした。
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異種間エンパシーアフターストーリーが公開されてすぐに一度完走していたのですが、感想をしたためるために、改めてプレイさせて頂きました。 前作に引き続き、何気ない……しかし個人にとっては有限的な日常のなかにある、心の機微の描き方が本当にお上手で大好きです。 @ネタバレ開始 人間らしい繊細な言動が多いからこそ、バイオノイドの寿命であったり、部品の交換のお話といった体温のない部分が一層ひやっと感じられて、SFという世界観に度々引き戻されるふしぎな感覚がありました。 それもまた心地よかったのですが、アフターストーリーではぐっと世界観のスケールが上がり、次は本編で触れてきた温度のある優しい会話がすこし恋しくなったり……。 @ネタバレ終了 質の良いショートムービーをこぢんまりした映画館で見てきたような、すっきりとした充実感がありました。 それにしてもアルさんがとっても美しいお顔で……このビジュアルの艶も読後感の良さに密接にかかわっているに違いない……! 私はED2のお姿が刺さりすぎて色々とつらかったです。 素敵な物語とお時間をありがとうございました。
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年中無休門番サクッとプレイするつもりで軽率に始めたら どっぷりプレイする羽目に…!ランダム楽しい! 日々様々な人たちを通すだけだと思っていましたが エピローグがあのような展開になるとは想像もしていませんでした。 @ネタバレ開始 色んな人たちが通っていく中で門番もストレスがたまっていたのか 突然のねこちゃんの登場にテンションMAXになりました(笑) 存分にモフモフさせていただきましたとも! 門番が通さないと判断すれば エピローグでのストーリーが変わってくる… そう考えると門番の役割ってとても重大ですね。 割と皆さんスルッと入場を許可していたので、 身体検査選択時にどういう反応をしてくるのか、 引続きプレイして確かめてみたいと思います。 @ネタバレ終了 楽しいゲームをありがとうございました。
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ERY ステーションERYステーションを通じて知り合ったカナタさんとシキさんは二人もとても個性的で明るい良い子たちですが、主人公(名前変更可能な自分)もなかなかに個性的で面白かったです! @ネタバレ開始 おぎゃーー!!あぎゃーーー!!カニ!!と叫ぶ赤ちゃん叫びの主人公、個性が強くて笑いました。 現実逃避で別世界に紛れ込んでしまった主人公が元の世界に帰れるようにと奮闘してくれるカナタさんとシキさん、本当にいい子たちでした。 綿棒になったシキくんと詩が大変インパクトがありました。 思わずシキくんが本体なのか綿棒が本体なのかという深淵なる問題に挑むところでした。 また、4日目に唐突に始まった漫画(同人誌)には本作で一番笑いました。 毎週金曜日、胸筋に触って休みたいです…! コミカルなストーリーが大変面白くぐんぐん読み進めていく中で「おや?」と思ったところがありましたが、主人公が画面に出たところで「ああ、やっぱり!」とすべての違和感が腑に落ちました。 「何か」というところまでは分からなかったのですが、彼らの仲間の「何か」だろうとは予想していたので、納得の正体でした。 あとがきにも書いておられましたが、私もエンディングは1が好きです。 同僚の皆さんと一緒に、下剋上上等で幸せになってほしい! そして、プレイヤーである私も、身近にいてくれる彼らを大切にしようと思いました。 元々、物持ちはいいほうですがこれからはさらに大切にしてあげたいと思います。 読了後、とてもやさしい気持ちになれました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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赤のガランサス非常に良質なディストピア~ポストアポカリプスモノでとても面白かったです! SF関連の設定はとても骨太でしっかりしており、そこそこのSF好きとしては大満足のお話でした。設定に無理も分かりにくいところもなく、SFに馴染みがなくても十分に楽しめる内容だったと思います。冒頭から結末まで、意外性あり納得感ありの中編作品でした! グラフィックはエレクタが魅力的なのはもちろんのこと、背景のMidjourneyがとても効果的だったと感じました。ファンタジーや未来が舞台の場合、集合知であるAIは非常に有用なツールだなと改めて感じた次第です。 @ネタバレ開始 個人的にはエレクタのスタンスはヤンデレ感一切なしの超純愛と感じられたので、両EDを見るためとはいえ、足を撃ち抜いたのは心が痛みました。 @ネタバレ終了
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青柳奇譚突如現れた得体の知れない生き物を倒したら、口から女の子が…!という衝撃の展開、しかも「お主たちこそが国を救う英雄じゃ!」と言われて、現世からからかぜ国に転移してしまうという…始まりから既に「どうなっちゃうのー!?」と先が気になる本作、国に合わせた和装にお色直しした皆さんが素敵です! @ネタバレ開始 タイトルの鬼さんたちはいつ出てくるのかなとワクワクしていたら…まさかの敵対する方々だったとは…! そして様々な思惑を孕みながら熱いバトルが何度も入ってきて、どうなるのかと手に汗握る展開が面白かったです。 バトル系のスチルはどれもとても格好よく、カナタ・クイチさんのスチルは美しくも凛々しくて思わず魅入りました。 また、ヒイラギさんの舞のスチルが文章も相まってとくに印象的で美しかったです。 カナタ・クイチさんが死んでしまわれたと思っていたので、和解のシーンで登場して「無事だったんですね、よかった~!」と胸を撫で下ろしました。 とにかく強いキタハルさんが容赦なく斬ってしまわれたのかと…(涙) リエさんはからかぜ国のある世界に残ると言っておられたので、そこはかとなく二人は相思相愛…とまではまだいかないかもしれませんが、二人の間には二人の未来が始まる感じがしたので「幸せになれたらいいな」と思いました。 人も鬼も、今度こそともに幸せになれますように…。 @ネタバレ終了 エンドクレジットで流れる歌声、本編で流れる和なBGMもとても印象的でした。 なにより、皆さんの綺麗な着物姿は、本当に眼福でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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異種間エンパシー離れていった家族の寂しさを埋めるためにバイオノイドとの物語。 甘やかしてくれるだけでなく、諭してくれるアルさんに心惹かれていく...。 @ネタバレ開始 END2悲しいのだけれども、すごく...好きです...。金髪アルさんのビジュアルもあいまって、ありがとうございます!! ありがとうございます!! @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました!!
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1=1×1不思議感覚なノベルゲーム。 数式を物語に落とし込んでるところが良かったです。 どのENDも納得感があり終わりの演出も好きです。 キャラクターも良かったのでこのキャラが出る次回作も楽しみにしてます。
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魔法使いの薬屋全く正反対の結末を迎えてしまいそうで、どちらがより良い結果に繋がるか選択肢を前にじっと考える時間も楽しかったです。 導入部分の出来事を思い出すと、親身になりすぎてはいけないのでは、でも邪険にして逆上されたら…とぐるぐる考えてしまいますね。 @ネタバレ開始 二人目のお客さんに薬を売らなかったルートが好きです。思い出さないと、と焦る彼を説得する薬屋さんが優しくてとても格好良く見えました。 悩みながらも人々と向き合い続ける薬屋さんを応援したくなる作品です。 @ネタバレ終了
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思い出を探して懐かしい気持ちを思い出させてくれる作品でした。 静かな深夜にプレイするのも良いですが、休みの日の夕方にプレイするのも良さそうですね! エンディングは2つとも見ましたが、自分はだんとつで花畑√のほうが好きです。 @ネタバレ開始 最初は丘√から行ったので、なんだか切ない感じのエンディングになってしまっあのですが 花畑√の最後はグッときました。 大切な思い出は外には無い…… 蝶に言われた言葉を読んで、もうこの世に居ない人や、その人と過ごした楽しい記憶を思い出しました。 確かにどこを探しても、あの思い出は戻ってこないけれど 思い出せば、心の内側でいつまでも優しく輝いています。 もう失くしてしまったものだと思ったけれど、変わらず残り続けてるんだなあと泣きそうになりました。 @ネタバレ終了 人生に疲れた大人に是非プレイしてほしい作品です。 素敵なゲームをありがとうございました。
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闇の通り路終始カロラさんが可愛い!優しい! @ネタバレ開始 実際あの状況で選択を迫られたらすごく迷うと思うのです。 でも主人公の選択はカロラさんを本当の意味で救ったのだと思います。 @ネタバレ終了 短いストーリーの中に濃厚な魅力がぎゅっと詰まった作品でした! 素敵な作品をありがとうございました!
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晴れのちドール最初はノーマルエンドで、何も世界観が把握できず、でもキャラの可愛さと行く末の興味からやり込んでしまいました!面白かったです! @ネタバレ開始 純粋と不信、感情や疑問を持つ事が苦しみと同時に真実へ近づく。私の好きな作劇哲学でした! @ネタバレ終了
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宇宙のカタコンベより。死を迎えるまでの期間と向き合いながら最期の時を待つ切ないゲームでした。 @ネタバレ開始 ナーヴァシアンちゃんの歌声を聴き、段々歌詞までついてどういう経緯でそれを懐かしいと感じたのか、徐々に分かっていく感じが気持ち良く、そして切なくなりました。皆幸せになってほしい。 @ネタバレ終了
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水槽海月少女サクサク話が進み最後まであっという間に楽しめました。バグ?ミス?と不思議に感じながらプレイしましたが、そういうことか!と直ぐに腑に落ちました。 印象的だったのはゲームの構成です。ED到達のタイミングが常識に縛られておらず意外性があり楽しめました。終わり方はとても綺麗だったと思いました。また、海月少女はもちろんのこと、用いられているグラフィックの多くは透明感があり美しかったです。UIのクラゲも超カワでした!