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SF・ファンタジー

7968 のレビュー
  • 深海のホビーゲル
    深海のホビーゲル
    雰囲気が個人的に大好きな作品でした!! 記憶を失ってしまった主人公ミドリと優しい美少女アオイが、鯨の街で自分探しをするお話で、深夜にぴったりな心地の良い物語でした。 @ネタバレ開始 雨が降りしきる街での探索中、隣にずっとアオイちゃんがいてくれたので心細いどころか、むしろ雨音が心地よく思えました。 キャラはもちろん背景、UIなど細かいところまで癒される要素がたくさんで、とてもよかったです。 (後半、初期設定のUIが重なってしまってたのが少しだけもったいなかったです) コメントにもあった通りエンド3にたどりつくのに少し迷いましたが、無事迎えられました! 素敵なエンドだったので頑張ってよかったです(笑) @ネタバレ終了 本当の気持ちを探す、 爽やかな物語をありがとうございました。
  • 宇宙のカタコンベより。
    宇宙のカタコンベより。
    宇宙ステーションでAIのナーヴァシアンと会話をしながら、会社から来る荷物を捨てるかどうか選んでいくというゲーム。その荷物によって少しずつ私の過去や、なぜここにいるのかなどが、少しずつ見えてくるという作品になっています。  三点リーダーの使い方に至るまで、一つ一つの文章、音楽、映像、編集、その全てで強烈に心が揺さぶられる作品でした。 @ネタバレ開始 「そのぉ…」や「えっと」「あっ」など、ちょっとした言葉で二人の会話が自然なものと感じさせると同時に、何とも言えない間合いや二人の間にあるある種の緊張感も感じさせてくれました。  ノベルゲームを読んでいて、いい意味で「続きを読むのが辛い…」と思わせてくれる、このあとこの二人が死ぬのを見たくないと思わせてくれたのは初めてに近い経験でしたし、本当に圧倒される作品でした。いるかとくじら、二人の過ごした10年間にずっと思いを馳せていたくなりました。  トゥルーエンドだけはprivatterを見てしまいましたが、全てのエンディングが美しさもあると同時に全て苦さや不条理さがあるのが、きっとあの残酷な世界の物語としては非常に誠実に感じます。正直なんとか奇跡起きて全員助からないかな…とも思いましたが、きっとこの物語はこれでいいのでしょう。ノーマルエンドの、単純な美しい終わりで済ませないナーヴァシアンの嘆きが一番衝撃的でした。思い出すだけで辛いです。 @ネタバレ終了
  • 宇宙のカタコンベより。
    宇宙のカタコンベより。
    ナーヴァシアンさんと過ごす残りの五日間、どうせ墜落して死ぬし~と割り切りつつも、その五日間を有意義に過ごそうとする主人公とのゆっくりとした時間の流れが心地良い物語でした。 @ネタバレ開始 ナーヴァシアンさんとちょっとワケありな感じのするいるかさんの物語、一筋縄ではいかないところが面白かったです。 それにしてもブラックな会社で、次から次に人が死んでいることに、主人公のいるステーションを墜落させるのも「ちょうどいいからここで始末しておこう」くらいの認識なんだろうな…と感じました。 ナーヴァシアンさんが実は暴走して主人公を傷つけたことがあってというエピソード、最後に妹さんの棺が送られてきて星巡りの歌は思い出の歌であるエピソードなど、終わりに近づくにつれて明かされていく物語の輪郭に引き込まれました。 @ネタバレ終了 宇宙の中を漂う小さな小さな命とポンコツと言われたAIの絆、しっとりとした気持ちで読ませていただきました。 ありがとうございました!
  • Losers' Heaven
    Losers' Heaven
    昨年の旧ver.も遊ばせていただきましたが、今回の装いも新たに新規のシナリオまで追加された完全版ともいえる本作、とても面白かったです! パワーアップした立ち絵なども美しく、なにより歌が入っている音楽とムービーがとてもいいです! スマホなどで外出先にミュートでプレイするのはもったいない、自宅で音を出しながらじっくり見てほしい作品でした。 @ネタバレ開始 旧版からさらにパワーアップしてゲーム性も高くなっていた本作は、探索なども歯ごたえが増していました。 どちらへ進むかと決めたあとでトナカイまみれが何回か続いたりして「トナカイよ、お退き!」となったり「またトカゲに戻ったわ!」となったりと、途中から自分でアナログ地図を作りました(笑) そしてトカゲやら蛇やらをアイテムと組み合わせて無事にkeyを入手できました。 この辺りの要素、かなり面白かったです。 レインさんが相変わらずかわいく、ウバイドさんはブルーの見た目が大変好みでした。 作者様の描かれるキャラクターはとても個性的かつ幻想的で、新しいキャラが出る度に目を引かれました。 お話はダークなのですが、それを覆すような陽気さが入っているためか重たすぎずにテンポよく進められました。 もしかしてまだ続くのかも…と期待を込めて、もし次回作があるのなら楽しみです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • プレアデスをさがして
    プレアデスをさがして
    どこかノスタルジックでじんわりと心が癒される絵本のような物語でした。 ドットで描かれている世界が素敵で、それぞれの背景を細かいところまで見たくなりました。 「プレアデスってなに?」というところから、郵便屋さんとして人々と交流するうちにキャラクターたちの抱えているものなどが徐々に明らかにされて世界がどんどん輪郭を持っていくのが素敵でした。 @ネタバレ開始 毎晩の「かあさま」への語りが好きでした。 初めはシステムを理解しておらず、初回はみんなにちまちま会いに行っていましたが色々と途中で終了。 「君のお母さんの主治医だった」というお医者様のお話あたりで終わって「お、終わってしまったー!」と軽いショックを受けました(笑) 2周目から一人にずっと話を聞いたり、夜にも会話があることに気付いて夜もきちんと調べたり…とプレアデスを探して本格的に色々と頑張り始めてからはノンストップで面白かったです! 貴婦人さんだけは探していても会えず、どうやったのかはまったく分かりませんが諦めかけていたら、ふと会えました…。 貴婦人さんの話し方がとても好きなので、お会いできて本当によかったです! 墓守さんと魔女さんにお会いしたときは「いよいよ核心だ!」ととても嬉しくなりました。 貴婦人さん探しが大変だっただけに、物語の核心に辿り着いたときはガッツポーズでした。 @ネタバレ終了 すべてが終わった後も、ふと住人の方々に会いに行きたくなる、もう少しこの世界に浸っていたくなる、そんな余韻を持つ作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 復興白神社
    復興白神社
    もうすぐ新年だったのと気軽にしろうささんの作品を遊べると知りプレイしました! なんだか見知ったキャラクターが…動くぞ!?とワクワクしちゃいました。まばたきや表情変化がリアルで、そこにいるような感覚でした。 あと個人的に神社好きなので、ゲームでお作法楽しく学べるのはいいですね。優しく教えてもらえて嬉しいです。BGMも好きです。 おみくじは吉でした。またつづき実装される頃に参拝に来ますね。よいお年を。
  • ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】
    ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】
    3Dダンジョン! プレイさせて頂きました。 ティラノでこんなに難なく遊べる3Dダンジョンが作れるんだな、と驚きました。扉や宝箱、敵にスイッチにパズルなど、ギミック盛り沢山! ミニマップと移動先矢印のお蔭で迷わないのも助かりました。 開幕、扉を開けた直後に魔道士と出会い、わけわからんままボコられて「なんじゃこりゃ」ってなったのですが、オーブを手に入れてオットーくんと合流してからは、逆に全員ボコして無事に脱出できました。 謎解きの難易度も程よく、クリア後にはサイドストーリーで世界観も理解できて満足でした。 @ネタバレ開始 死神から逃げる最中、目の前の魔道士を避けようとして曲がったら行き止まり! で捕まるのは、たぶんお約束。 壁を動かせる隠し通路を見つけた時、何だかすごく嬉しかったです。やっぱりダンジョンといえば隠し通路ですよ。 サイドストーリー、いろんな人が裏で関わっていたのですね。しかもそれが、オットーくんを暗殺する計画だったとは……。コメディチックなタイトルとは裏腹にシビアな世界でした。 @ネタバレ終了 楽しかったです。ありがとうございました!
  • 常夜の品さがし
    常夜の品さがし
    うれんさんがかわいいすぎるのと 主人公とのつながりで泣けそう
  • 思い出を探して
    思い出を探して
    「電車の切符を買う」を押してスタート。この言葉選びからして雰囲気があります。 ドットで描かれる人々。 病院に入院している友達に、「あの日の夕焼けを探してくれ」と頼まれた主人公は……。 @ネタバレ開始 最初は丘√。す、凄い聞き込みの仕方だ……!それで情報が手に入って良いのか……!? 虚しく無情に吹き過ぎる風……当たり前のものはなく、変わらないものもないのかも知れません。 続けて花畑√。無機質な白い街の描写が続いて……。 大切なものは内側に……。心の中に……。良い言葉ですね。 そしてエンドロールに入力した名前が表示されるのも良かったです。 @ネタバレ終了 どこか懐かしく、優しさが滲んでいるような物語でした。
  • ID27
    ID27
    27ちゃん、キャラデザを考えてらっしゃるときに拝見して、すごくかわいい!と思いゲームでお会いできるの楽しみにしてました! ゲーム開始直後からカーソルや画面の雰囲気が近未来的で、世界観が出ていてとてもワクワクしました。 キャラメイクできるの本当に素晴らしい! 私はロングヘア派なのでロングのウェーブにしました。ふわっとしていてとっても可愛らしい印象です。 一人称まで選べるのも、カスタマイズのしがいがあります。 「ボク」も好きなのですが、ここは「あたし」で。 一人称「あたし」っ子めちゃくちゃ好きなんです……。 @ネタバレ開始 自分好みにカスタマイズした子に「マスター」と呼ばれると、すごくドキドキしてしまいます。 呼び方は「ニナ」にしました(あとでそれしかないと知りました)。ニナちゃん自由奔放な感じで大変可愛らしいです。 どうでもいいですが、チョコがけチップっておいしいんか…とはじめは思ったものですが、塩気と甘みが絶妙で私も大好きなんですよね。 1周目は雰囲気を味わって眠りにつきました。 周回のたびにカスタムできるのとても嬉しい仕様です。けれども最初のロングウェーブとあたしのニナちゃんがお気に入りで、いくつか試した後のうちのニナちゃんはずっとこのスタイルでした。 胸元の「27」の意味が視覚的に見えるようにという意味だったこと、27はもともと自分のコードだったこと、エンド1でいろいろと明らかになりました。 エンド2は自力ではたどり着けなかったのでヒントをお借りし、見ることができました。 このままここで、ずっと二人ぼっちで……。 終わらせることが幸せなのか、終わりが来る時までこのままでいるのが幸せなのか、考えてしまいました。 ニナちゃんがどんな気持ちで自分を忘れたマスターと過ごしていたのかを思うと切ない気持ちに。 そして外の世界について。窓から聞こえるのは雨音だとマスターは言いますが、もしかしてそれは雨音ではなく別な、たとえば砂嵐の音で、外なんて本当に存在していないとか……なんて勝手に考察してしまうのでした。 @ネタバレ終了 エンドに関しては難しい部分もありましたが、ヒントページがあるので詰まることなく楽しむことができました! 考察のしがいがあるお話と、二人だけの世界というのが伝わってくる空間、抑え気味の彩度がよい空気を作り出していました。素敵な作品をありがとうございます!
  • 異種間エンパシー
    異種間エンパシー
    ずっと大切にしてきた弟が去っていき、傷心の亜子さんと共感能力に優れたバイオノイドのアル君との物語。色んな感情を抱きながら読みました。 アル君の見た目に関して、バイオノイドという設定が見ただけで伝わる、綺麗だけれどどこか人間味の薄い、それでいて繊細なイラストが設定に合っていてとても良かったです! @ネタバレ開始 そして時折笑ってくれる微笑みの顔や、涙を流すところにはドキッとしました。 これは人間と見間違えてしまう…。 イラストとしてではないかもですが、メインシナリオのアイキャッチデザインがとても好きでした。壁紙にしたい、センスが素晴らしい。 お話に関しては、弟代わりとしてやって来たアル君に、弟ではないと分かりながらも、亜子さんの中に家族として彼を大切に思う気持ちが芽生えていく様子が短い中にしっかりと描かれていました。 アル君のお客さんである亜子さんに寄り添うような反応を見せつつも、弟という設定がちゃんとあって、一織君の気持ちにも共感して亜子さんをたしなめるところが人間らしくて好きでした。 アル君自体めちゃくちゃ好みなんですけど、エンド2の金髪になった彼がすごく良かったです。色っぽい…大人な雰囲気が…。 けど、アナザーストーリー2の彼が本当にかわいそうで、健気で。 金髪アル君のご褒美スチル満載なのですが、心が辛かったです。 特に最後の表情、穏やかそうな顔なのに涙が出ているのが。 アナザーストーリー1のその後が気になりすぎます。 一度はお別れしたアル君と再会し、彼の中の記憶がよみがえって、これからという時の悲劇。相変わらず優しいアル君、彼の中から亜子さんとの記憶がなくなってしまっても、もし目覚められたら今度こそ幸せな生活が待っていると信じて。 アナザーストーリー3では、亜子さんがちゃんと一織君と仲直りできて本当に良かったと思いました。 そしてアル君の髪変化スチル!! 最高のご褒美じゃないですか!! アル君はこれからきっと色んな感情を自分で感じながら覚えていって、そのたびにたくさんの表情を見せてくれるようになるのだろうな、と思えるラストでした。 戸惑うこともあると思うけど、アル君と亜子さんにとって心地よい生活を続けていってほしいです。 @ネタバレ終了 短編だとは思うのですが、スチル量が豊富で本当に眼福でした。 どこかでまとめて見れたらよかったなと思うほどです。 さくっと読める内容ながらも奥深く、アル君の変化の一つ一つを感じられるお話だったと思います。素敵な作品をありがとうございました!
  • ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】
    ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】
    うおーーーすごい作りこみダンジョンでした! めっちゃDEADENDしまくりました! タイムアップ、戦闘敗北…を繰り返し 謎も解けるようになり、何度もダンジョンに潜り立地を覚え…! ついに合流&からの脱出ができました! サイドストーリーも創りこんであってよかったです! @ネタバレ開始 かなり命がけダンジョンだったのですが、当人たちはのんきで(笑) いやーやっとの思いでカギを見つけた後のイベントも赤い首輪がー でひやっとしました。 @ネタバレ終了 ダンジョン探索とヒントが良いバランスで楽しかったです!! 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 終末吸血鬼。
    終末吸血鬼。
    クリアしました。人の滅亡した寂しい世界で目覚めた吸血鬼、ヴィエリィさんの道行は、本来なら重たくなりそうな状況でも、彼女の明るさのおかげで楽しげな、希望のある状態でした。 キャラ絵とAIで作られた背景が合っていて、とても綺麗でした。 やさしい終末をありがとうございました。
  • 深海のホビーゲル
    深海のホビーゲル
    タイトル画面とあらすじに惹かれてプレイしました。 「静かな夜と一緒にプレイしましょう」という一文で既に引き込まれました。 そしてゲーム本編も、背景、キャラ、UI、BGMの雰囲気が統一されており、 すっと入り込めました。 おとぎ話のような穏やかな世界が美しい筆致で描かれており、 SF(すこしふしぎ)が好きな方に是非おすすめしたいです。 私にはしっかりブッ刺さりました。 @ネタバレ開始 本屋の男性はまさか前作の叶さん? 突然見覚えのある立ち絵が出てきたので驚きました。 せっかくなので『こたつでごろごろ。』も再プレイしてきました。 そういえば鐘の音がリンクしてる……! 番外編なるものがかなり増えててびっくりしました。 そちらも楽しませていただきました。 エンド2個目まではロードしても大丈夫なのかなと思いましたが 教会のところで探索する選択肢が出てこず。 一回リロードしたのち、3回とも『目を開く』からやり直すことで 無事エンド3に辿り着けました (影響しているかどうかはわかりませんが、途中の探索も一応毎回全て選んでから来ました) 少し手こずってしまいましたが、とても良いエンドが待っていたので感無量です。 元の体に戻ったとき、浜野碧と榎本葵で冒頭のシーンを再現するのが良かったです。 @ネタバレ終了 優しくて温かいけど、深海の冷たさも持ち合わせているような儚く美しい作品でした。 おまけも楽しんで読ませていただきました。 背景はほとんどが自作なんですね!すごく綺麗でした。教会が一番好きです。 とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました!
  • ID27
    ID27
    めちゃくちゃスタイリッシュ!!で、作者さんのセンスの良さがよく分かります。 こういう止まった時のような世界観の表現が、ホントに巧みでいらっしゃる…。 何が、とかじゃなくて全てのバランスが優れているのだと思います。軸となる物語もとても魅力的でした! 見た目のカスタマイズをできるのがとても良くて、好みは人それぞれだと思うのでそこに近付けることのできるシステムは凄いです。 因みに私は、〝Sウェーブ〟の〝ぼく〟でした(´艸`*) @ネタバレ開始 ツナ…ツナ…ツナと怒られてしまった^^;それもカワイイのですがニナちゃん♪ マスターについての真相がわかると、ふたりの関係にはグッとくるものがありました。 そしてニナちゃんという存在が余計に気になりだしてしまう。 繰り返してプレイする感覚と物語の意味が合っていて、没入度の高い時間を過ごしていました。 @ネタバレ終了 現実を忘れるような空間… とっても素敵な作品を、ありがとうございました^^
  • メアリ・ウォージントンの子どもたち/序章
    メアリ・ウォージントンの子どもたち/序章
    独特で美しい雰囲気を纏った世界で学生達と〈ほんとう〉を探す物語。 文章の表現が綺麗で、迷い子としての視点で、何か大事なものを、知りたがっている。 それぞれの人物に色々と深い背景がありそうで、続きが気になります。 未だ何者でもないといつ言い回しが好みです。 不思議の扉は、今開いたばかり……。
  • FILE6
    FILE6
    目が覚めたら知らない人が目の前に…というだけでも困惑するのに、あの食事はもっと困惑してしまう…! そんな状況から始まる物語、最後まで次がどうなるのかと気になってノンストップでした。 閉鎖された施設の空気や物語の雰囲気がとても素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 最後の終わり方ァ!と思う終わりかたで、やはり先生は善良なお人ではなかったのですね…。 四年間費やしたということでしたが、四年間もエワさんたちはあんな感じで壊れたり、直したりを繰り返していたのでしょうか。 皆さんのエラーなどの類を直さずにそのままいたのも、すべては実験のためと思うとやるせないものがあります。 各お話(本)の中に挟まっていたお手紙の内容も真相が見えると、より重たく感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 1=1×1
    1=1×1
    タイトルに惹かれてプレイさせていただきました。 これはプレイされた方の数だけ感じ方や受け取り方があるタイプの面白い作品でした。 プレイ後は原作の漫画も拝読しました。 @ネタバレ開始 起動後すぐに目に入ってくるコンフィグやガイドラインなどの案内で既に「ああ、丁寧に作られているゲームの予感」と感じたのですが、細部の演出などとても細やかなところまで作り込まれていて、特に一度クリアした後のゲームだけで公式サイトなどへの案内などもすべて完結している仕様はすごいと感じました。 原作漫画とゲーム両方を見てから感想を書いているので、少し漫画を読んで感じた部分も入っている感想になります。 「1」である「自分」は確かに存在しているけれど他の「自分」も「1」であるならば「自分」も多くの「1」の中の「1」に過ぎないのか、それとも自分こそが唯一の「1」なのか、あるいは自分以外の「1」があれば自分が成り立つのであればまさに自分という「1」は消えても「1」である自分は存在するのか…考えれば考えるほど面白いですね! 「我思う、ゆえに我あり」ではないですが、まず「自分」が「1である」という思考から開始する試みはどの時点で「自分」が「1」となるのかというところから考えたくなります。 母の胎内にいるときは「1」なのか、それともこの世に生まれた時からが「1」なのか、それまでは「0」なのか…いや、存在しているという意味では「妊娠が発覚した瞬間=この世にあらたな自分たりえる存在が立証された瞬間」に「1」として成り立つのか。 「元気な時の自分」など様々な自分が各々「1」であることが認識できることや「あなたも私も同じ1」というのであれば、自我が確立できない(例えば生まれたばかりの頃の思考的回路の形成がまだほとんどなされない時点)では、あの数式はどこまで成立の証明ができるのか。 また、例えば自分が不慮の交通事故で死んだときなどは「-1」なのか、それとも「交通事故で死んだ自分」として「1」として成立するのか、ゲーム中ではピストルで背後から撃つという一見すると「死=-1」のカウントとなっている気がするが、生存していれば「1」であり、死亡した場合は「-1」となるのであれば、存在自体のカウントを生存していることが「1」の条件とするのか。 その場合、死亡した自分を「-1」カウントとし「1」としてカウントされないことを「元気な時の自分」や「落ち込んでいるときの自分」などの自分と対比してどう証明するのか…と、「-1」とするときの自分もどのような自分なのか考えたくなります。 いや、そもそもあの数式を成り立たせる条件は…と、そんなことをもちゃもちゃ考えて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 猫の館
    猫の館
    にゃっはー無事クイズをコンプすることができました。 幾度どなく猫の性を歩むことに…! 9問目で間違えたときのやり直し感ww 時間制限があるので緊張の一瞬です。 わからない問題は間違えたときにゲームオーバーになりながら 検索しながらやってたのですが ネットの答えが複数あってニャーっとなることもありました! ペットショップにはいろいろと思うところがありますね、 ペットは飼い主を選べませんからね!! 大事にするとは正しい知識を持って長期的な視野で動物をかかわる こともですね! 猫を大事にする作品をありがとうございました!
  • 泣けない兎 完全版 第一部
    泣けない兎 完全版 第一部
    一週間の間、どっぷりと「なけうさ」の世界に浸らせていただきました。 エンド数が豊富にあるため攻略がとても難しかったのですが、先人の知恵を拝借したりしながらなんとかコンプリート!到達できた時は達成感が半端なかったです。エンド数に関しては @ネタバレ開始 第一章 ED1~17、15.5、2話への19種類 第二章 ED18~26、3話への9種類 第三章 ED27、4話への2種類 第四章 ED29~31、完の4種類 キャラ別エンド10種類 @ネタバレ終了 と、ナンバリングされているものに加え、キャラ別エンドと次の章へ進むエンドも含めると44種類あり、攻略にはメモ必須かと思います。更に個別エンドの分岐はかなり難しく、私はシーラ様・白夜くんに手こずりました…! が、ぜひとも続きが知りたいと思える面白さが挫折を阻止してくれましたし、攻略のために全分岐を辿ることでよりキャラクターやストーリーへの理解が深まる仕様だったので、エンド回収が苦にならない!エンド数の分お話が掘り下げられていく、見せ方の素晴らしさを感じました。 そして何よりの魅力は、無垢な心の主人公と神々・精霊たちが織り成す涙、涙のストーリー!感動でした。 また本編のストーリーもとても泣けるのですが、その涙を倍増させるのがキャラ別のエンド。どのエンドも非常に胸に迫る内容で涙腺が刺激されまくりました。中でも @ネタバレ開始 セージさんと白夜くんのエンドが特に心に刺さりました。 普段の言動とは裏腹に大切なものが増えたとさらっと言ってのけるセージさんにはツンデレか!と盛大にツッコミつつ号泣し、腹をくくった白夜くんには9歳にして何という覚悟を迫られたのだろうと涙があふれて止まらなかったです。 でも何より、全てのキャラが自分のために動いているように見えて、その実「仲間の幸せを願う自分が救われたい」という「仲間愛ゆえのエゴ」なところがなんともエモく、非常に感銘を受けました。みんな最高か…! @ネタバレ終了 重厚なストーリーを読み終え、今も余韻で心が震えています。 濃密な時間を過ごさせていただき、ありがとうございました!今後の展開も楽しみにお待ちしています。