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8506 のレビュー
  • The Box
    The Box
    とても不思議な作品でした。 届いた箱を全部開けたり、逆に全く開けないのも試しましたが、色々な結末がありよかったです。
  • 海辺のかたらい
    海辺のかたらい
    全ルート、全エンディングを読了いたしました。 夜の海辺、二人による語らいの掌編と、 いわゆる雰囲気に全振りした作品なのかなと思っていましたが 決してそんなことはありませんでした。 (雰囲気に全振りした作品がダメというわけでもないのですが) 雰囲気の良さが大事な要素となっているのは間違いないのですが、 そこに依拠しているのではなく、あくまで魅力の一つという印象です。 総じて掌編ながら軸となるストーリーはしっかりとあり、 キャラクターも立っていて文章力も確かと、地力の高さがうかがえる作品でした。 淡々としながらも無味乾燥ではなく人間的な息遣いを感じられる…… そんなキャラクターや文章、世界観が大好きなので、個人的な満足度も高かったです。 テキストウィンドウのこだわりもいいですね。 場面ごとのムードにぴったりで没入感が高まりました。 素敵な作品をありがとうございます。
  • マイハハ
    マイハハ
    まず、サムネイルが動くことに感動! そして「弱ホラー…これいかに…」とドキドキしながらプレイしました! @ネタバレ開始 結果、小学生ならではの隠し事の多さにほっこりにっこり。 子どものころって、よいことも悪いことも大きく捉えがちですよね~><◎ 大人になった今ではなんでもなく感じますが、全てを新鮮に感じられるヒロシ君がちょっとうらやましいです。※テストの点数は除く クスッとしてしまう小ネタは本作も健在ですね! 別作品共通ですが、相変わらずおうちの自己主張が激しくて笑ってしまいます。 トゥルーエンドは、すでにタグの「母の日」で若干匂わせていたのですね! (ホラーに気をとられて気付きませんでした^^◎) 無事、サプライズが成功してよかったです。やっぱり怒られましたが!笑 エンディングも、母の真心を感じられる演出が素敵でした! FAもそのあたりを描こうとしましたが、本作のよさを損ないたくなく…><! ぜひプレイ前とのギャップを直接感じていただきたいです^^* @ネタバレ終了 あんまり妙な隠し事をせず済むよう、ヒロシ君には真っ当に成長してほしいですね! とっても面白い作品でした~^^♪
  • ナニシテモイイコ
    ナニシテモイイコ
    タイトルとスチルから伝わるインモラルっぷりに惹かれて「人形」体験をしに来店させていただきました…! END・サブエピソードコンプ、終盤の選択も4か所とも行きました。 これは……。確かに陰鬱な内容も含むのですが、どこまでも暗いだけ…ということはなく、人間ドラマだなぁ…という感想を抱きました。 それは「人形のイチコちゃん」と「主人公の彼」、更にサブエピソードで明かされる「あの方」にも、ここへ至るまでの背景設定がしっかりとしていて、プレイヤーにちょうど良い塩梅で明かされたからだろうなぁと思っております。 また、すっと入ってくるのに含みのある台詞の書き方がお上手だなぁと思いました。 @ネタバレ開始 選択肢によってはイチコちゃんに暴行を加える事になるのですが、それも主人公のキャラクター性を損なわないと言いますか、きちんと理由付けがあって納得できる所が良かったです。 また、イチコちゃんは見た目のわりに随分と大人びた雰囲気があるなぁと思っていた所、それもきちんと伏線だったとは。 流れていた脳の移植のニュースだったり、最終的に破格の値段で譲渡された理由だったり、悪魔との契約・呪い……どれも意味があって、シナリオのまとまりがある所も良かったです。 @ネタバレ終了 そしてこれは個人的な感想ですが……主人公君が可愛い!!あの方が愛しく思った気持ちが分かります。 彼にきちんと呪いがかかっていますように。素敵な作品をありがとうございました。
  • Bar Flor
    Bar Flor
    お客さんの話を聞いて、ピッタリの色と花のカクテルを作るのが楽しかったです。一つ一つに素敵な名前と意味がついてておしゃれです!ビルド、ステア、シェークと色んなタイプがあり、カクテルを作るシーンにもこだわりを感じました。落ち着いたバーの雰囲気をたっぷり味わえていいですね。 お客さんの話を聞いてるうちに、色んなことが繋がり、徐々に全体像が見えてくるのが面白かったです。そして、レシピの裏におお!となりました。やはりこれはそういうことなんですね……! 素敵な作品をありがとうございました!
  • A-line
    A-line
    文章の表現・絵のタッチ 全体の雰囲気が本当に素敵な作品でした! 環くんを切ないけど可愛いなあという気持ちで見守っていました。 @ネタバレ開始 初恋の命日という表現が最高です。 流れ星は涙...? 最後の方の語りの背景がカセットのようになっているのも惹かれました。 (拡大解釈だったらすみません) @ネタバレ終了
  • 赤とんぼ 秋空に もえて
    赤とんぼ 秋空に もえて
    自分好みのストーリーで良かったです!二人の登場人物の極端な性格に共感できる部分と全く出来ない部分が両方あって読み応えがありました。儚いイラストに合う刹那的な物語ですが、ギャグ要素もかなりあって全体的に読みやすかったです。
  • キラ・ルラ・キマイラ
    キラ・ルラ・キマイラ
    不穏な雰囲気がとても好きです。 最初はよくわからないまま選択肢を選んでいて、終わり方もよくわからなかったのですが、何周かしているうちに段々察してきて……。 はっきりした答えは出せませんでしたが、考えていく過程がとても楽しめました、ありがとうございましたm(*_ _)m
  • 蘭月の流星
    蘭月の流星
    現実味のある、重厚なホームドラマでした。 重い感情が降り注ぐなか、心に残るものが確かにあります。 @ネタバレ開始 葛藤や後悔は、親しい家族だからこそ拗れてしまうのかもしれません。 終盤星海くんも話してましたが、真っすぐぶつかっていたとしても当時は向き合えなかったでしょう。 久しく涙を流していなかったのですが、本作を読み終わってほろりと雫が。 自分自身、もっと話せばよかったと思う相手がいることを改めて感じています。 決して罪滅ぼしではありませんが、今そばにいる人とはたくさん話しておきたいと思いました。 ラスト、星海君が自宅に帰るのを少し遅らせ、小説を書き始めるシーンもすごくよかったです。 美玲さんのいる家を名残惜しく感じる心境の変化に、遠回りこそしたけど、色々納得がいったのかなと。 まだしこりは少なからずあるのかもしれませんが、これから少しずつ分かり合っていく予感に胸があたたかくなりました。 感情が溶け合う初期段階を見届けたような気持ちになっています。 エンディングは流星の演出、ストーリーにぴったりな主題歌も素敵でした…! FAは、いつかの星空を眺める一家。思い出も星のように、常に瞬いているはず…と想いを込めて献上いたします。 (もし問題あれば、大変申し訳ありませんがコメントごとサクッと削除お願いいたします…!) @ネタバレ終了 普段の生活では薄まっていた、あるいは意図的に抑えていた感情を、すごくよい意味で強く引き出してもらえました。 繊細でとても美しい作品をありがとうございました!
  • 足の下が透視できる少年加賀地くんと誘拐犯のおじさんの話
    足の下が透視できる少年加賀地くんと誘拐犯のおじさんの話
    「地味に生きたい」と願うカガチくんと、おじさんの友情?物語。 おじさんの境遇とその思考には考えさせられることもあり、まさにヒューマンドラマでした。 @ネタバレ開始 おじさんのように必死に生きるしかないという生き方が見事に表現されていて、なんだか感情にくるものがありました。 でも、宇宙人が出てきたりとコミカルに描かれているので、重すぎず、一種コミカルな表現になっているのがプレイヤーに対しても救い?の様に思えました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 孤島の灯台
    孤島の灯台
    夜間帯にイヤホンをつけてプレイ開始。波の音が心地良い~。環境音が的確に使われてるので耳に優しく、現実的なシーンでは胸が苦しくなりました。 @ネタバレ開始 不器用なエイデンさんと素敵な仲間たち。野郎ばっかりのなかにセーラー服のショタ登場!性別不明と記載されていましたが、半ズボンにセーラー帽ですもの、ショタでいいねと微笑みます。 バックボーンが重いのでライト君の愛らしい姿が物語を明るくまとめて くれます。これが等身の高い美少年だったり美少女だったりしたら、 恋愛めいた形に縋りたくなる感じだったかもと思ったので、 このほえっとした姿がベストなんでしょう。 手を振ってくれる姿も幼い姿だからこその無邪気さがあって、 寂しいけれど悲壮感はありませんでした。 そして相棒オリバー!彼もいいキャラですね…。空が好きだ。 パイロットになりたいんだ。明るくて真っ直ぐでいい男です。 大好きだった空が檻になって心が軋んでいく様子に 本当、戦争で良いことなんてひとつもないよね…と切なくなりました。 @ネタバレ終了 背景がシナリオにバシッと決まるとオリジナル背景って 素敵だなと感じました。灯台のアングルが一番好きです。 エイデンさんがまた彼を理解する人たちに囲まれて 前を向いて生きていく人生になりますように。 素敵な作品をありがとうございました。
  • Re:quiem[Spring is in the air.]
    Re:quiem[Spring is in the air.]
    「桜の木の下の死体」を巡るサスペンスと、少年少女たちの恋愛模様のお話。とても面白かったです! 「Re:quiem」シリーズのノベルゲーム3作目で、今作からでも十分楽しめますが、過去作もプレイするとより小百合ちゃんの成長が感じられてオススメです。 章の区切りがとても絶妙で、先が気になる展開が続くのでテンポよく読み進めることができました! @ネタバレ開始 過去作では「月の世界」がメインでしたが、今作は「現実世界」が舞台! 周りの人に支えられながら一歩前に踏み出した小百合ちゃんが、しっかり現実と向き合い、今度は誰かを支える立場になるのがとても素敵でした。 前半は少しずつ真実が明らかになって行く展開にドキドキしました…! 巴ちゃんのことが分かるにつれて「このまま友達を続けて行くのは難しいんじゃないか…?」とハラハラしましたが、最後は彼女もしっかりと自分の過ちに向き合っているのが伝わって来てよかったです。 巴ちゃんのためにも、お父さんの行いがしっかりと明るみに出て裁かれて欲しいなと思いました…! 後半の恋愛模様では、優くんの心情が丁寧に描かれていてとてもよかったです! これまでは穏やかで優しい人と言う印象が強かったのですが、とても繊細で脆い心の持ち主だということがよく伝わってきました。 小百合ちゃんは、まだ京介さんへの憧れの気持ちがあったけど、京介さんとのデートを通じて気持ちの整理をつけたのかなと思います。 終盤まで、優くんと付き合うことになるのか分からずドキドキしながら見守っていました。 優くんの弱さをちゃんと認めて、受け止めようとする小百合ちゃんの姿がとても優しくて素敵でした! ロザリオくんとリーリちゃんが登場してくれたのもとても嬉しかったです! 茨くんの存在も、茨くん自身の活躍はないものの小百合ちゃんの中にしっかりと存在していて、小百合ちゃんの力になっていることが感じられてよかったです。 @ネタバレ終了 高校生たちの、子供が大人になる狭間での心の弱さや脆さが丁寧に描かれたお話でした。 UIデザインがとてもおしゃれで、立ち絵も豊富&みんな個性的でかわいいので、画面が華やかでとても素敵でした! 素敵な作品をありがとうございました!
  • 最近の日常的不可思議 Monday Loop
    最近の日常的不可思議 Monday Loop
    音楽が心地よすぎて眠くなってしまうほど。終わるまで何度も寝落ちしそうになってしまいました。決して退屈なわけではなく、キャラクターたちの軽妙な会話が楽しいです。画像も動いたりしてこだわりを感じます。
  • Bar Flor
    Bar Flor
    カクテル作りかー、楽しそうだけど覚えるのが難しそうだなあ……なんて思っていたのですが、レシピ帳のおかげでスムーズに全種類コンプリートできました。嬉しい! 色と花の組み合わせという、シンプルかつ奥の深いコンセプトがとても楽しかったです。 @ネタバレ開始 一周目は何の意図もなく、ただカクテル作りを楽しんでいたのですが、何やら一連の事件について触れているなあ~なんて思っていたところにマスターからの厳しい裏メッセージが届き、「あっ、他人事じゃないんですね???」と自覚しました。 あまり反省していないことがバレバレだったようで、その後は心を入れ替えようとしてみたり、逆にマスターを煽ってみたりと、応報を楽しませていただきました。ストーリーって、こんなふうにも展開させられるんですね……! @ネタバレ終了
  • さいごのクスリ
    さいごのクスリ
    儚くも美しく、いろいろと考えさせられる物語でした。 @ネタバレ開始 子供の名前をプレイヤーがつけた分、子供の成長に対して感慨深くなるのがうまい作りだなあと思いました。 彼があの薬を持ってくるまで、いろいろと葛藤したり、涙を流したりしたんだろうなあと思うとやるせなくて仕方ありません。 最善ともとれるED4ですら結局子供が叶えたかった願いはかなわず、客観的に見れば悲しい終わり方なのかもしれません。 ですが生命はいつか終わるものなので、最期を看取れただけでも幸運なのかな…とも思います。クラウドファンディングが設立されたことで、病の知名度が上がったり研究が進むかもしれないという点では未来に繋がる希望にすらなったのではないかと…まあそうやって割り切れるわけないんですが…… 自分が子供の立場だったら、母親の立場だったらどうするのか考えるのも楽しい作品ではないでしょうか。つらいけど。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 母の片腕
    母の片腕
    3分ほどで読める極短編でしたが、綴られている内容が内容だけに綴られていない部分である膨大な「余白」の重みが感じられる作品でした。 @ネタバレ開始 紛争地域などでは悲しいことに一つの手段として平然と行われている少年兵の物語は、とても悲しくなりました。 物語は彼の人生の苦難が淡々と始まりと終わりまでが綴られていますが、このあと恐らく死ぬまで続くであろう彼の苦悶に思いを馳せると「よかったね」と手放しで喜んで終えられるものではなく、複雑な気持ちで読了しました。 少年兵がいざ村などに帰還してからもその苦悶はずっと続くこと、なかには自殺してしまう子がいることを綴った本を読んだことがありますが…あまりにも悲惨で、本作ではその本を読んだときのことも思い出しました。 物語の彼に救いがあるよう願います。 今回もとても深いところまで考えさせられる物語でした。 ゲームとしてはとても扱いにくいテーマを扱っておられることにも敬意を。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
  • A-line
    A-line
    報われない恋に区切りをつけるために、わざと自分を傷つけるようなケリの付け方を選ぶのは、想い人や自分の心との距離感がまだ上手く取れない青春時代ならでは、ですねえ。それが疑似体験に近く表現されていて、素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 実は2章、3章があることを後から知りまして、今回読了を機に感想を残させていただきます。 10数年を経て、環くんは上手く折り合いをつけたのかなと思いましたが、不器用なままでしたね。そういう恋もありますけど。
  • 藹々鬼譚
    藹々鬼譚
  • A-line
    A-line
    すごく丁寧に作られたゲームで面白かったです! 3章構成になっていて、1章はもう傷をえぐり続けるような話で切ない叫びをあげましたが、2章で展開がひっくり返りつつも3章で綺麗に着地していて明るい終わり方でとてもよかったです。 @ネタバレ開始 台詞うろ覚えですみませんが、「今日が初恋の命日」「いつか墓参りも面倒になる日が来るかもしれない」なんて言いつつ、20年近く経ってもまだミナちゃんのことが好きなのがたまらないですね。翻訳家って仕事も解釈一致で良い……。繊細な言葉で翻訳してそう。 テープを盗んでしまったりとか、人から借りたセリフをしゃべってるだけとか、一緒にバージンロードを歩いてほしいとか、ユウジさんのセリフも含めて登場人物のみんなが良い意味で青くさくて、人間味にあふれているなぁと感じました。リアルだ……。 @ネタバレ終了 タイトルは「漸近線」という意味なんですね。曲線と交わらない直線。理系のミナちゃんみを感じつつも、文学表現として取り入れてそうな環くんらしいタイトルでいいですね。 良質な時間をありがとうございました。
  • Re:quiem[Spring is in the air.]
    Re:quiem[Spring is in the air.]
    長編Re:quiemシリーズの三作目にあたる本作。 途中から入るのってどうなのかなーと遠慮していたのですが、タイトルの右下からシリーズの解説が読めたので、そこで大体把握できました。そっくりさんが二人いるのどゆこと?!と思ってましたが、なるほど……。 お話は、学校の七不思議のような噂から始まるサスペンスが前編、ヒロインの小百合ちゃんにまつわる恋模様に決着がつくラブストーリーが後編となっています。 巴ちゃん周りのことはかなりショッキングでワクワクしましたし、全編続きが早く読みたい!と思いながら読めました。 グラフィック担当の方の絵の綺麗で繊細な雰囲気もこの作品に合っていたと思います。 「このキャラにも立ち絵ついてるの~?!」と思うくらいとても豪華。悪漢くん登場時は顔の良さに軽く衝撃でしたw パートボイスですが、ここは聴きたい!という要所をおさえた構成になっていました。うっかり再生途中でクリックしてしまっても、きちんと最後まで聴けるようになっていたのも良かったです。 特に巴ちゃんの声が澄んでいてタイプでした……。 @ネタバレ開始 巴ちゃんの声も見た目も、あの性格も含めて好きなのですが、お父さんのことは巴ちゃんが責任を持って真実を明るみにしてほしかったですね……。警察に公表しないということは、現在の生活を捨てるほど悔いてはないのかなと。 霧江先輩自身はそれで良くても、ご遺族は何故娘が死ななければならなかったのか悩み苦しんでいるでしょうし、アザミちゃんももっと怒っても良かったと思います。 優君のことはツイッターでよく見ていたので大体予想はついていましたが、付き合うパターンもこの時点では付き合わないパターンも途中ではどちらも想像できてどっちかな~?!とソワソワしながら楽しめました。やはり作中でも一番深掘りされていた関係性だと思います。 今作の絵も素敵でしたが、また作者様ご自身の絵でこの物語が見たい気持ちもあるので、再び見られるのを期待しております! @ネタバレ終了