サスペンス
2225 のレビュー-
四十九日後の屋上噂の力は恐ろしい…… 5ルートそれぞれで立ち位置、思惑が異なり、続きが気になって一気に読み進めました。 真相はどうなのか、考察出来る作品でした。
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横行する饅頭、独白する人鳥。とってもとっても楽しめました! 仄暗い(いや、めちゃめちゃ暗い?)お話で、心をえぐってきますね……。 主人公含め、登場人物みんなが狂っていて、まともじゃない世界は独特ですが、違和感なくすっと物語に入り込めました。 幕間に表示される不気味な人の手の画像など、不穏な演出が雰囲気を出していて、直接的な脅かし要素はないのですが、読者をずるずると闇に引きずり込んでいく感じ……。ホラーとは違った怖さが後を引きますね。 画面中央に表示されるメッセージウィンドウは、独特な縦書きで、画面を真っ二つにしているのですが、物語の雰囲気と合っていて素敵なでレイアウトだなと思いました。 文章は多彩な言い回しがとてもお上手で文章力が高く、ゲームというよりは小説を読んでいるようでした。 場面場面で頻繁に変わる背景写真の多さ! すごい。 たくさんのENDがありますが、どれも作り込まれていて読み応えがあります。分岐がわかりやすいので全END回収するのに苦労はありませんでした。ありがたいです。 以下ネタバレ注意↓ 曼殊沙華が……ひたすら不憫で……。本人は「可哀想じゃない」と言っていますが、悲しいですね……。 アルビフロラは最初の方、あまり好きではなかったんですが(人の事情にズカズカ踏み込んでくる子は苦手)、だんだん『あ、この子いい子だ。好き……』と思ったところで”人を殺した”宣言。不穏なスチル……。あぁ……でも好き。 TrueEndとHappyEndが別なんですね……! 意見が割れそうですが、私はTrueEndが好きです。無理やり生かされ続ける曼殊沙華が不憫ですが、でも、心配していた”アルビフロラがずっと自分を想い続けてくれるか?”という不安は杞憂だったということですもんね。執着でも、歪な想いでもいい……。 なんと! 続編製作が決定したようで。今から続きが楽しみです♪
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巡る少女と彼女の望み-百合ホラーサスペンス。少女アリスと屋敷で生活しながら、失った記憶を求めるお話。記憶という謎が徐々に明かされ、段段と狂気が強くなっていき、真相が明らかになるとスッキリとし楽しめました。 カメラワークの演出が独特で、にじりよるような動きやバッドエンド執着の果てのような、恐怖を煽る描写が良かったです
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夜光物語連続不審死の話なのに何だかほっこりしちゃいました。幸次郎くんと祐介さんが組むまでの流れを丁寧に追って読めたのがすごく楽しかったですね~ しかし徐々に次は誰…!?とハラハラさせる終盤…!推理を強要されない・ホラー要素もないため安心して読了できました。
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ナオンちぇんじこれは……エグい(いろいろな意味で)。 最初は「ナオンさんかわいいな」と思っていましたが、どんどんエスカレートする彼女の言動にドン引きしました。 承認欲求って怖いですね……。 ナオンさんのインパクトに埋もれがちですが、ナオンさんの作品に対して奇譚なき感想を言った主人公には好感が持てました。 お世辞なしの意見を言ってくれる友達というのもなかなかいないと思うので、ナオンさんも少しは耳を傾ければ……無理か……。 素敵なゲームをありがとうございました!
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シークレット・ガーデンずっと花が咲き続ける秘密の花園。そこで目が覚めた主人公と、その花園にいる人たちとの物語。全6エンド、約40分で読了しました。なお、主人公の名前は自由に入力できます。 タイトル画面の演出・全体のデザインがとてもおしゃれな作りをしており、クラシックのBGMも相まって、どこか現実世界とは違う独特の雰囲気の中で読み進めることができました。選択肢は多めで、1日の最初に(合計3日間)主人公は話したい相手を選ぶことができます。1周の時間はそんなに長くないので、快適に全てのエンドを読むことができました。 物語の部分については、最初の段階で「絶対に何かあるよな」と思いましたが、全エンド回収後は「なるほどなあ⋯⋯」と頷いてしまいました。具体的な答えが出てくるわけではありませんが、冒頭に出てくる言葉や写真の部分から自分なりに想像して、確かに「狂ってる」と言われても仕方ないだろうなと思いました。名前の入力についても伏線だったのは、個人的に驚きでした。
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四十九日後の屋上思惑通りの順番でEDを踏んでしまい、案の定真EDが気になって気になって気になって攻略サイトを拝見し全部見終えることができました。 実は攻略サイトの方で案内されていた真EDにたどり着けないバグに引っかかっていたようで、これが功を奏し(?)真EDを見るまで「この二人が一体何をしたっていうんだよ…!!」という感情移入タイムに浸れました笑 いや、他のEDを見ると二人ともバリバリ黒いんですけども。 奥田くんにもっと人の心をあげたい、手嶌くんも彼にもっと真っ向から向き合えたらいいな、と思ってしまうくらい、夕焼けに切り取られた彼らの世界に魅せられた作品でした。
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ナオンちぇんじ悪業悪果系バイオレンスコメディ。文章に勢いがあるのが良かったです。特に着火シーン。テンポが悪いと復讐は何も生まないなんて気迷い事が頭に浮かんでしまうので、トントンとファイヤーしたのが小気味良かったです。
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冬咲の花>あび様 コメントありがとうございます! アロエルートは選択肢で真実が変化するので、個人的にもおすすめルートです! 錠は大阪出身だけど子供の頃に札幌に引っ越してきたので 関西弁だけどちょっと混じって完全ネイティブではない…という設定のキャラだったりします^^ 好き、と言っていただけてキャラデザイン担当者も喜ぶと思います〜〜!
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横行する饅頭、独白する人鳥。プレイさせて頂きました。 曼珠沙華可愛かった
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夜光物語落語家幸次郎が、周りで起こる連続不審死の真相にせまっていく物語。40分ほどで読了できました。ストーリーは、なかなかオチが読めないこともあって、楽しめました。次は誰が死んでしまうんだろうとドキドキしながら読ませて頂きました。 また、どのキャラクターも魅力的で、特に幸次郎が良かったです。お金遣いは荒いし、酒には飲まれるし、思い込みも激しいし……。それでも、どこか憎めない。こういう「愛されキャラ」って、実際にいますよね……! 本作品を楽しく読めたのは、彼のキャラクターによるところも大きかったと思います。
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ナオンちぇんじナオンちゃんのクズっぷりが逆に癖になる作品でした。可愛い顔をしたクズ…二次元であれば萌えの一種なのです…!バッドエンドはなかなか過激でしたが、ナオンちゃんのクズっぷりを知っていると割とスッキリ…する気がしなくもない(?)おまけで見れる主人公の姿、想像と全然違いました。(でも割とリアルかも。)ところで、ナオンちゃんの苗字…逆から読むと彼女の心を表しているような気がするのですが、そういうことでしょうか。
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可惜夜奇譚雨音ちゃんが可愛かったです。時折見える狂気も素敵ですね.....!こんな妹キャラもいいなぁと思いました。 あと、ちょっとした史実を混ぜ込んでいるのも、現実感が高まって非常に良いと思いました。
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横行する饅頭、独白する人鳥。モラルの崩壊した退廃的な街・生命町で運び屋の仕事をしている「曼殊沙華」と、その後輩の「アルビフロラ」のやり取りを、「曼殊沙華」と共にいるペンギンの視点で描かれた物語。バッドを含め全5ルート。2時間半程度で読了しました。 徹底して倒錯的で、アンダーグラウンドな世界観。匂いまで伝わってきそうな生命町の雰囲気に、ただただ圧倒されました。舞台設定は2061年ですが、近未来的な要素はありません。 この世界に登場する人物は大体インモラルな行為を平然と行ってくるので、間違いなく人を選ぶ部分はありますが、自分は最後まで夢中になって読むことができました。たぶん、それはポップな立ち絵だったり、狂言回し役のペンギンやアルビフロラが魅力的だったり、曼殊沙華の感情が徐々に開いていく展開など、キャッチーな要素も沢山入っているからだと思いました。 曼殊沙華の取り巻く環境は、まさに「生き地獄」の一言です。辛い描写もたくさんありますが、だからこそアルビフロラとの交流で徐々に良い方向に変わっていく曼殊沙華を見ていると、「どうにかならないのか」という気持ちが出てしまいました。トゥルー・ハッピーエンドは客観的に見ると決して気持ちが爽快になるようなタイプではありませんが、「生き地獄」にふさわしい生命町の環境の中から見つけ出した曼殊沙華のせめてもの決断だと考えると、必然なのかもしれないと考えました。未プレイの方は、ぜひ退廃的で魅力のある物語を読んでみてはいかがでしょうか。
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やがてこの■が明けるまで【6/13日更新】すごくキャラの性格が良いなあと思いました(純粋な褒め言葉)。 かなり重い背景も感じる一方で、非常に軽快なノリで日常は進んで行くのが面白かったです。 主人公ちゃんとチャン先生の絶妙に倫理観の欠きながらも不快感はない緩い会話を楽しみながらも、少しずつ謎の片鱗に触れていくドキドキ感が堪りませんでした。 ブラウザ版とDL版の両方でプレイ。もしかしたら条件不足等による症状なのかもしれませんが、昼に調理をしようとすると材料の選択肢を選べないまま毎回ブドウによる調理を開始してしまう、また研究室に行こうとすると暗転したまま進行停止してしまう、といった推定不具合を確認しました。 まだ一種類しかエンディングを見れていないのですが、この辺で分岐フラグを踏めずに引っ掛かってそうだなあ、と感じたので、ひとまず進行不能にならない範囲で各選択肢を見たところで報告とさせていただきます。
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冬咲の花お花によって変わる短編集。個人的にはアロエルートのEND1……と言いたいけどEND1が二種あるんですよね……ピンクの花エンドがぞくっとして特に印象的でした。あとEND9も……! その子は~でも思ってましたが錠くんの訛りイントネーションと性格がすごく好きです。そんな錠くんのかっこいい所が今作では見られたのでヒュ~ッ! という感じでした。かっこいいぞ錠くん! どのキャラも魅力的で、それからルートによって選択肢での変化の仕方も変わるのも楽しかったです。おまけは完全に予想外の方向から来て笑いました。
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巡る少女と彼女の望み-記憶喪失と少女アリサの謎を巡るサスペンス。読み進めていく内に大体の予想として察せられはしますが、やっぱり作中で明確に真相が暴かれるとドキドキしますね。ワクワクして面白かったです。 選択肢は虱潰し総当たりで念の為に二周分+@ほど確認してきたのですがEND2を見……見た……? 見たかな……見てない気がする……。途中から同じ選択肢を選んでも違うENDに行き着き始めたので分かんない! タイトル画面の表示演出が好きです。アリスちゃんの可愛らしくも時に闇を感じさせられる言動も全体的にバランスの良さを感じられて良かったです。 (以下若干ネタバレ含) アンナちゃん、記憶を失う前の方が倫理観がない……ような感じがするのが何とも言えない虚しさですね。その辺の倫理観を失う程の境遇を経てないが故に受け入れられないのかな、というか。どうしてこんなにも人間性がありすぎた……。 END3ラストのイラストがかわい~くて切ないです。
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Last Resortまず印象的なサムネイルに惹かれてゲームの説明を読ませていただきました。 非常に重いテーマと不可解な謎を混ぜ込んだストーリー。テンポの良い展開で一気に全てのルートを拝見させていただきました。 何処かのルートである程度の真実を知りながら他のルートをプレイしても、まだ新しい発見があり、非常にノベルゲームの形態を活用できている作品でした。【リオン】
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memento mori 幻の記憶ミニゲームのヘルメットで笑ってしまいました。 基本BGMも明るいので割とライトな雰囲気でサクサクと物語を読み進めることが出来ました。が、予想外の展開……! 二度目の選択肢の演出が良かったです。こっちだとループするかな? と思って最初の選択肢の方を選んだら。「意思」の強さ好き。 黒羽さんが可愛かったので黒羽さん~! と一周目は思いましたが、しかし二周目は二周目でそれも待ってくれ!? という感じで。すごく続きがありそうな所で終わってしまったので、えっここで!? と驚いてしまいました。 はたして次のループはあるのかないのか……! ミニゲームでは気軽にループするのに!
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ある農場での出来事勝手に逃げてしまう大根マン……かわいいww