チップを送付できる作品
35426 のレビュー-
夢見た少女のニルヴァーナかわいい女の子に「起きて」と起こされる……これぞ王道の中の王道ギャルゲー!! ちなみに幼馴染か妹だとプレイヤーのチキンが個人的にマシマシで喜ぶところ、妹さんでした!ヤッタァ!!(冒頭からテンションがハイ上がる) @ネタバレ開始 ―――そう、春の陽気にあてられた私は、本気でそう思っていたのです。 かわいい妹さんに起こされてヤッタァ!!からの、思っていたのとまったく異なるストーリーにド肝を抜かれ、日を分けてプレイしましたが、毎日本作をプレイしている時間は本当にあっという間に時間がすぎました。 夕月さんが対峙してついに明かされる真実、『ニルヴァーナ』について…そして、そこに至るまでになぜそのようなことになったかという世界の真実が、本当に秀逸でした。 「本当に滑稽。ざまあみろ」の破壊力、そしてそれに抗う「私の理想の世界なら、ほんの数秒でいいから願いを叶えて」と大切な人へ繋ごうとする人としてのすべてを懸けた願い…拍手したくなりました! そこからまたジェットコースター式に物語は加速した状態で二転三転、時計の針は止まることなく進み、いよいよ在志くんにその時が来た時は、もうどうなることかと画面の暗さに同調して気分がどんどん盛り下がり…数日で復活してくれて、本当に良かったです。 そして訪れたその日に、あずきちゃんが現れて名前を呼んだ瞬間、もう涙が出ました(涙腺弱すぎ) その後の夢見さんでも泣いて…心のダムが決壊した状態でエンドクレジット、あのタイトルにもつながる少女の夢と再会を迎えました。 タイトルが変わったのを見てまた涙…と、最後の一日からは涙が零れっぱなしでした。 人は、すべての人から忘れられたときに本当の死を迎える―――という言葉を、本当にありありと感じさせてくれる作品でした。 @ネタバレ終了 これは本当にフリゲのクオリティ?と思う立ち絵・スチルの美しさにはじまり、個々のキャラクターのボイスもそれぞれのキャラにマッチしていて、ムービーや音楽、UI周りも含めて、この作品は全体を見たときに商業クオリティと遜色ない作品だと感じました。 素敵な作品をありがとうございました!
-
放課後闇倶楽部「部活動、なに入る?」入学当初に友人からこう聞かれた方も多いのではないでしょうか。 本作では主人公がいずれかの部活に入り、活動を通じてキャラクターたちと交流していく物語……なのですが、選択肢を間違えると大変なことになってしまいました。 天文部以外は初回ですべてバッドエンドに辿り着いてしまった、バッドエンド体質…!! 自分では「こっちがベストエンドへの道!」と思って選んでいたのに、なぜか悉く大変なことになってしまうエンドへ辿り着いてしまいました…。 バッドエンドの中では美術部の絵理さんが一番怖かったです。 @ネタバレ開始 うららさんのルートが一番好きになりました。 うららさんのデザインがストラスクしたのもありますが、境遇などを考えると主人公が描いたドレスの意味、そのドレス採用されて笑顔になったうららさんがとても素敵で印象的でした。 物語の結末的にも、うららさんが現在の状態から救われる結びで本当に良かったです。 うららさんのバッドエンドは「あー!!」という感じでした。 怖いではなく、悲しいでした…選択を絶対に間違えてはいけなかった…!(涙) おまけまですべて楽しませていただきました。 一番最後に動いていたカエルさんの顔が大変可愛らしかったです。 @ネタバレ終了 どの部活もハッピーエンドは心があたたかくなり、バッドエンドはゾッとする、できることならみんなハッピーにしたいけれどバッドエンドもスチルあるから回収するしか~!と悩ましい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
-
恋と嘔吐作者様のゲームは独自のカラーがあるなといつも思いながらプレイしているのですが、今回は狂気性よりも社会性が表に出ている重厚なストーリーでした。 主人公の航平くん視点が終わった後からが本番と言っても過言でないくらい、視点が切り替わってからがとにかく濃厚で、色々と考えさせられました。 @ネタバレ開始 彩華さんがコミュニケーション能力に難があるのは航平さんの部分でも明らかだったのですが、彩華さんの視点に切り替わった後でその半生を追うことで「なぜ、このような人間になったか」が明かされて物語に一気に厚みが出て、彩華さんがある種のリアリティあるキャラとして輪郭がくっきりしました。 虐待された子どもは後遺症とも言うべき様々な障害を負うことになる子が多いですが、彩華さんも嘔吐症や自分の体に対する嫌悪など複雑なPTSDを抱えていて、最後に恋子さんにあんなことをしてしまったのも彩華さんからすれば自分の世界を守るためだと思うので、ある意味で理解はできつつ……子どもである航平さん以外、誰も彩華さんの手を取って引きあげてこられなかったところに、日本の現状を見た思いでした。 彩華さんのように、虐待を受けながらもその地獄から抜け出せない・助けてもらえない子どもがこうして感想をタイプしている今この瞬間もいると思うと、とても嫌な気持ちになると同時に虐待の連鎖と悲しみを断つ方法を模索していくのが先を生きる者たちの義務だとも感じました。 いつもならキャラクターの狂気性に惹かれるのですが、本作はその社会性に目が引かれました。 @ネタバレ終了 今までプレイさせていただいた作品とは少し違うタイプの物語、色々なことを考えながら終えました。 素敵な作品をありがとうございました!
-
和泉くんと三姉妹。~すうぃーと・すうぃーとばれんたいん♡~バレンタインにチョコがもらえるか否かは気にしていないフリをしていても、実はとっっっても気になるお年頃の和泉くんがそわそわしながら三姉妹からのチョコを期待していると……まさにスウィートなバレンタインでした! あまねさんたち個別ルートでのスウィートな展開にチョコもとろけるような甘さを噛み締めつつ、個別ルートに入らなかったときもチョコはもらえて全方向ハッピーエンドでほんわりと幸せな気持ちになりました。 @ネタバレ開始 三姉妹のどなたも大変可愛くて、こんなに可愛い方々ならチョコを期待せずにはいられない…!と思いましたが、チョコをもらえるかなとやきもきする和泉くんも可愛かったです。 特に三人からチョコをいただけるエンドでは、和泉くんがずっとさりげなくアプローチし続けていたのが「お、これはわざとスルーされているやつだな~」と思わずニヨニヨしていました。 チョコの気配が感じられないまま眠った和泉くんが、目覚めたときに三人からチョコをもらえると知ったときの驚いた顔も見てみたかったです。 三姉妹のそれぞれの余裕だったり、ちょっと照れていたり…と、個性が出たかわいいスチルが大変眼福でした! 個別ルートでは三姉妹のどなたも素敵と分かっていつつ、あまねさんが最推しです! 大人のお姉さんからチョコをもらえるというだけでも「くぅ~~!!」と喜びの声が出てしまうのに、既に来年のチョコもさりげなく約束してもらう和泉くん…う、うらやま~~!!です! 和泉くんが少しずつ成長して、いつかやきもちも全部受け入れられる大人になりますように。 @ネタバレ終了 とてもスウィートなバレンタイン、お腹いっぱいになるまで堪能させていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!
-
よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?気になっていたのでプレイさせていただきました! 面白すぎて一気にトゥルーエンドまで読め、さらにサクサクとしたストーリーでホラーでありながらも飽きさせないゲーム性が良かったです✨ @ネタバレ開始 高橋の行動力とコミュ力にめっちゃ笑いました
-
透明人間彼女少し『不思議』が入ってる日常の 淡い青春物語という感じでとても素敵なお話でした! @ネタバレ開始 主人公と遠野さんのやりとりもほほえましく最後のEDもちゃんとGOODEDも用意されていて良かった...@ネタバレ終了
-
じごくのインターネッツ細かいところまでデザインが凝っていて、 フリーなのにクオリティーが高すぎる作品でした。 奈落ちゃんがかわいくて最後まで楽しめました。 素敵な作品をありがとうございました!
-
交響曲第十番「融合」いいなぁ・・素敵。 交互に見れる視点がお気に入り。(*´ω`*) 文章を邪魔しない無駄のない作りで、読んでいて目が離せなかったです。 絵だと一目でわかる事柄を、文章のみで表現するのは凄い技術だな・・と思いました。 もともと読書家ではないので文体についてココが素晴らしい!!みたいなのは語れませんが、好みかどうかでいえば、この文章はかなり好きです。 言うまでもなく、ストーリーもドストライクでした。 @ネタバレ開始 ぁ!あと余談になりますが・・ ゲームを始める前にゲームが始まるの・・(笑)遊び心のある作者さん。 楽しかったです~( *´艸`)リドミ ↑正解できたか? ・・ |ω·`)。 @ネタバレ終了
-
花枕(第一章~第二章)三人称視点の冷静な分析やツッコミが楽しかったです^^ 怜人くんと水菜ちゃんの会話は妙にリアルな感じで、実際にいそうだなぁ~ってニコニコと眺めていました♪ 怜人くんを中心としたコミカルな掛け合いがとにかく楽しくて @ネタバレ開始 鍋の具とトイレの神様って!(笑)(*´ω`*)かわいいのぅ。 @ネタバレ終了 主人公のひとクセある感じが、作品を通して特に面白いと思いました。^^ ストーリーも素敵な感じに終わって、読了感はとっても良好☆タイトル画面に戻って・・おおぉぉ・・!!ってなりました(拍手)! @ネタバレ開始 ・・けれど、確かにそうです。冒頭の部分はどうなったのか・・?え、違うの?? 全く先が読めなくて気になります。ドロドロ・・!??(ドキドキ・ワクワク) これは、楽しみに待つしかないようですネ^^ 応援しております♪ @ネタバレ終了
-
和泉くんと三姉妹。~すうぃーと・すうぃーとばれんたいん♡~シリーズ初プレイでしたが、全く問題ない作りになっており、お見事です。 バレンタインで右往左往する主人公、青春だなあ。 三人とも個性的で様々なシチュエーションを楽しめます。 主人公は色々考えて緊張していたけれど、ゲームは安定のほのぼの感+モテモテなので、プレイヤーとしては安心……かな(笑) 短い中にスチルが沢山出て来る贅沢仕様。 ほのぼのさせて頂き、ありがとうございました。
-
ブラックコーヒーブラックコーヒーを飲みながらプレイしました。 文章やグラフィックなどにセンスの良さを感じる素敵なお話でした! @ネタバレ開始 最初、「え、ここで終わりなの?」と驚いたのも束の間、 現れた次のエピソード……。 粋な演出がお話のよさをさらにひきたてていました。 ちょっぴりほろ苦く切ない初恋の思い出と、 再会した彼との新しい時間がはじまる予感に胸がときめきました。 もうショートケーキじゃなく、ブラックコーヒーなお年頃なのですね……! それでもやっぱりショートケーキも注文したところが味わい深かったです。 @ネタバレ終了 デザインもストーリーも洗練されていてとてもお洒落でした。 楽しいひとときを過ごさせていただきありがとうございました!
-
鬼桜主人公である白兎さんの外見が非常に好みで「神秘的なかわいい女の子!」とずっと気になっていた作品です。 プレイしてみたら色々な意味で大ボリュームでした…!! 立ち絵が1100枚over、イベントCGも200枚overという数字だけでも「ん? 私、数字読めなくなった?」と目が誤認したのかと思いましたが、背景まで含めるとざっと全グラフィック作業1500枚近くという驚異の数字にビックリしました。 ビックリしたという言葉以外が出てこないくらいにビックリです。 そんな圧倒的物量で描かれるシナリオもまた大ボリューム・全5ルートと作者様の愛と熱意にただただ圧倒されながら、楽しませいただきました! 展開的にはラブラブな恋愛要素よりも仲間たちとの交流や時代柄か刀を取り出して斬ったり張ったりといったことがメインとなってきますが、白兎さんと縁がある橡さんと白兎さんをあたたかく支える焔緋さんの二人の好青年の間で揺れに揺れました。 また、藤姉さんや藍砥くん、ばば様たち…白兎さんの人生に関わってくるどのキャラクターも魅力的で彼らとの日常は見ていて飽きませんでした。 @ネタバレ開始 最初にトゥルーエンドに辿り着いていたので、周回で他のエンドを見て「死んじゃダメーーー!!!」となり、辛かったです…。 各エンド、いずれもきちんと納得のいくエンドではあるのですが、トゥルーエンドは本当にトゥルーだったんだなとしみじみと感じました。 プレイ前には「鬼」という人間ではない異形が出てきてそれが人に災いをもたらしている物語なのかな…と思っていましたが、全く異なっていました。 本当に怖いのは「鬼」という誰にでも分かる記号を付与して「悪」だと断じている人間と、それをそのまま信じる人間だなと思いました。 人から見て「鬼」と呼びたくなる人は異なっていて、それは自分たちと外見が違う異質な人であったり、自分の目的や欲望の邪魔になる人であったり……白兎さんが「鬼なんて本当はどこにもいない、鬼だと思いたい相手を鬼にしている」という主旨のことを口にしていて、本当にその通りだと思いました。 みんな烏帽子じゃなくても、みんな最高、みんなカッコイイでした! 烏帽子がないと「ちょっ、あいつパンツ履いてないじゃんww」みたいなことに現代ではなるとしても、橡さんも焔緋さんも遠州さんもあの姿が最高です! 個人的に一番好きなキャラは焔緋さんです。 次点、実は最強だと信じて疑わない藤姉さんです。 藤姉さんは白兎ちゃんをとても大切かつ大好きで、焔緋さんにグイグイと「泣かせるんじゃないわよ?」的な感じで押して押して押しまくっていくところが素敵でした。 焔緋さんは普段は完全にゆるり~んとしたほんわりした雰囲気を纏っておられるのに、遠州さんとの戦いやクライマックスの時など「いざ!」という時の剣を振るう姿に感じ入るものがありました。 彼は強いは強いでも、心の込められた祈るような気持ちで振るわれる剣だと感じました。 橡さんが強さゆえに研ぎ澄まされた無の剣だとすると、焔緋さんはその過去からも命の重みを知っているからこそ振るうまでに躊躇し、いざ振るったときも「この一振りが誰かの命を絶つ」ということを覚悟して振るわれる意志の剣だったなと。 白兎さんのとても素敵な笑顔を守り、その笑顔に守られて、幸せになってほしいと思いました。 戦いのシーンは本当に手に汗握る素晴らしい演出とスチルの数々でした。 カッコイイ男性たちが次から次にスチルで魅せてくれるので、クリックする手が止まりませんでした。 一番好きな斬ったり張ったりスチルは何かと聞かれたら……白兎さんが橡さんの刀の軌道に飛び込んできて、橡さんが首の近くで止めるスチルでした(切ったり張ったりしてなくてすみません) このスチルから続く橡さんへの問いかけ「私を鬼と思うの?」「あなたが鬼になってる!」などのやり取りが好きすぎて、このスチルが切ったり張ったり系ではベストになりました。 全プレイ終わってみたら、私の心はやはりトゥルーに落ち着き、白兎さんが泣いていた子どものころから最後のあの幸せそうな笑顔へと至ったのが本当に嬉しく思いました。 「鬼」と呼ばれて石を投げられて苦しい時期もあったけれど、これからは大切な人たちに囲まれて、泣いた以上に笑ってほしい、辛い気持ちになった以上に楽しい気持ちになってほしいと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
白い雪にどこまでも赤く軍属の男性とアンドロイドの青年との出会いから交流、時として戦地での死や生還を描いた、緊迫した中にありつつも人として生きることに触れられる素敵なお話です。 無機質なアンドロイドとして接するのか、それとも不器用な青年に人としての楽しみや在り方を教えるのか……行動によって未来がガラリと変わり、生死にも直結する様子、戦地でのギリギリの心の機微が現れたエンドたちでした。 (手早いとscene1で即座に死んだりするのも、まさに戦地の常でした…。) @ネタバレ開始 トゥルーエンドが未来への展望があって良かったです。 もちろん、戦地なのでその未来へ辿り着けるかは誰にも分かりませんでしたが……おまけできちんと二週間の鉄道旅行ができたみたいで、まさにTRUE ENDでした!! おまけでセルゲイさんがかつてストリートチルドレンだったことなどキャラクターのより詳しい情報に触れられて、「え、あんな前向きで明るいセルゲイさんにこんな過去があったなんて!」と驚いたり、おまけイラストのロートスさんがとても物珍しそうに覗き込んでいる姿が最高でした。 一番初めに手に噛みついてきた頃が懐かしかったです。 @ネタバレ終了 鉄仮面だったロートスさんが少しずつ人間味を得て、セルゲイさんに対して人と同じ「心」を持って接する姿に思わずほっこりとしました。 素敵な作品をありがとうございました!
-
偽りの花嫁、血染めのドレスヤンデレ系のお話が好きな方がとことん楽しめるお話!と最後まで読んで思いました。 結婚に対する憧れと結婚にかける思いがとても強くて、主人公の伊吹くんと一緒に美笛さんの結婚に対する思いに圧倒されました。 @ネタバレ開始 精神の均衡が常にギリギリの状態で保たれている美笛さんの精神イメージは、湖などの上に張ったとてもとても薄くて脆い、指一本で押しただけで割れてしまう氷だと感じました。 美笛さんの過去が壮絶で、伊吹くんとの結婚にすべての希望を託した理由も分かったので「なるほど、命を絶つのも仕方ない」と納得できたのですが、あれだけ必死に迫られるとやっぱり怖いよねという伊吹くんの心理も理解できて、どちらも幸せになれないのが切なかったです。 美笛さんが元々とても綺麗な方なのでウェディングドレスがとても似合っていました。 それだけに純白のウェディングドレスが真っ赤に染まっていくところが、なんとも言えない「色による恐怖」を感じさせました。 @ネタバレ終了 精神的に追いつめられた美笛さんの勢いに終始、伊吹くんと一緒に気圧され続けました。 伊吹くんも言っていましたが「違う、そういうことじゃない…!」という感じで「美笛さん、落ち着いて!」と思いながら読み進めました。 まさにタイトルの通りの物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
-
陽崎レモンの色づく先に主人公とヒロインの二人の視点から見る物語が、画面を左右で使うことで常に同時進行し続けるという試みがまず面白く、こういった見せ方もあるんだなと勉強になりました。 ご紹介分に書いてある通り、いずれもハッピーエンドでは終わらず失恋で終わりますが、同じ失恋でもエンディングによって失恋の仕方が異なるので、印象がまったく異なりました。 なぎささんが(馬鹿!気づいてよ、馬鹿!)とやきもきしたりする姿に、画面の前では左側の主人公に「気づけ、主人公!!」となったり、逆に主人公がモヤモヤしている時には「なぎささん、もう一声!」となったり。 歳月とともに心身ともに成長し、また生きている環境の違いであの頃とは何もかもが変わって、皆大人になっていく……心のすれ違いや葛藤、それらが緻密に描かれていて、とても甘酸っぱい物語でした。 一度読んだところをchapter bookやレモンで読み返せるのも親切でした。 個人的にはエンド5が好きです。 素敵な作品をありがとうございました!
-
玉虫色のIMPRESSION隣でプレイされている方に声をかけたら「さっきからこれっぽっちも話が噛み合わないんだが???」という並行世界に迷い込んだ体験ができそうなアイディアが素晴らしかったです! 「そう来るのか!」とその仕掛けに思わず拍手したくなる作品でした。 @ネタバレ開始 私が初めに読んだのはギャグコメでした。 画面の真ん中で繰り広げられるホワイトシャドウ&ブラックシャドウな立ち絵とともに息つく暇もなくハイテンポで繰り広げられるコメディタッチの私の物語から入り、あとがきを経て再び物語たちへリターン。 同梱のテキストに書いてありました通り、人によってプレイ時間が異なる楽しいゲームでした。 「あなたはどの物語から読みましたか?」と聞いて感想を聞きたくなる、素晴らしい作りです! 短編集などで幾つかの選択肢からどれかを選ぶ、1~順番に読んでいくというのはありますが、誰が何を読んだかランダムに変わるというのは本当に面白い試みだと感じました。 こういうどこから齧ろうかな?のような味のあるゲーム大好きです。 あとがきも3話分しっかり読ませていただきました。 物語として一番笑ったのはもちろん主人公がとにかく無敵タフネスな上に近くに雷は落ちるわ頭に糞は落ちるわいきなり出てきた車に轢かれるわと盛りだくさんな『雨の日の邂逅』ですが、カラーが少し異なる感じで一捻りが感じられた『はらからの恋』も印象的でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
籠中話シリーズ①『トリカゴさま』全部のエンディングとおまけのストーリーまでコンプリートしました。 UIデザインが凝っていてすごくおしゃれです! 美少年(美青年?)に理不尽に殺されるご褒美のようなゲームでした。 バッドエンドにもそれぞれ違うスチルがあるので回収しがいがありました。 @ネタバレ開始 エンディングテーマの曲が私が好きな曲だったので実際に使用されている作品を見つけられて嬉しかったです……!イラストも雰囲気が一変していて、これもまたカッコ良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
雫アニメが細かいので何度でも見返したくなる作品でした。 6、7回見返しましたが、まだ見足りないです。 そして、ストーリーがまた良いんです!!!先輩と主人公の我々には見えないけれども確かにあった時間を感じれるお話と、演出が最高でした…。 良い作品をありがとうございました!!
-
オモイデオンラインとても心に残る作品でした。 オンラインとオフライン。 プレイし始めてすぐに『こんなアプリあったらいいなぁ』なんておもってました♪あったら、きっとダウンロードしてます♪ @ネタバレ開始 特に印象的だったのは、オモイデオンラインが徐々に消えて行ってしまうシーンです。 ビリビリして、黒くなって消えて行ってしまう(>_<) とても切なかったです。 しかもそれを、綾瀬さんがいないのに、幾田君が一人で見てしまう悲しさ(/ω\) それから、リアルでは綾瀬さんが結婚していて、子供がいた事を知ってしまった幾田君の心情を想うと辛かったです。 ずっと、忘れられずにいたのに。 幾田くんは、『もっと早くに、リアルに会えていたら、違っていたのかな?』なんて思いがよぎったのかなぁ?なんてことも考えてしまいました。 @ネタバレ終了 ともあれ、綾瀬さんとの小学生の時の思い出をたくさん作れたので良かったです! 素敵なお話、ありがとうございました。
-
非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakeloreつまらなかった仕事の日常がとある先輩や上司との関わりによってちょっとずつ面白くなったり、日の当たらない、知らなかった真実や過去と少しだけ向き合って成長して行く主人公の話。そこまで劇的ではないけれど、それがかえってリアルで心地良い。日常と都市伝説を巡る仕事と、先輩後輩達の軽快なやり取りが楽しめる一品。豊かな一時をありがとうございました。