heart

search

チップを送付できる作品

35426 のレビュー
  • ブラックコーヒー
    ブラックコーヒー
    一度読了後、ショートケーキを読んで戻ってまいりました。 チャプターを読むごとに出てくるアイコンもオシャレですし、コーヒーをいれる音が印象的です。 それぞれの作品で視点が別になりますが、それがとても良かったですね。ショートケーキの『君』の視点から、あの時のことが語られるのがまたよいです。 @ネタバレ開始 誕生日のこと、運命と感じたあとの再会。 二度の偶然は運命、そして運ばれてきたケーキへの思いが重なって必然だなぁと感じました。 二人にとって、あの出来事は忘れられないものだったのだと思い、変わってしまう中に変わらないものがあってよかったです。 それでも、初恋は実らないーーというジンクスに、一歩を踏み出せずに終わる。これもまた、ある意味リアルでしんみりしました。 二人揃って二次会を断り、思い出のあの店へ。 彼の目線の新郎新婦の話を聞き、新郎が新婦にずっと思いを寄せていたと知り、例のジンクスに対する考えが変わっていくのがいいですね。 大人になった二人はコーヒーを注文。 飲み慣れていないコーヒーを前に緊張する私に、ブラックコーヒーはショートケーキと合うのだと教えてくれる彼。 最後の一文が、とても素敵ーーきっとこの恋は甘い身をつけるでしょう。 @ネタバレ終了 二人の微妙な距離感と会話、変わるものと変わらないもの、それらが繊細な文章になって綴られている作品でした。 ショートケーキとのマリアージュを楽しんでほしいと思える素敵な作品です!
  • ショートケーキ
    ショートケーキ
    分岐が一つの掌編、ブラックコーヒーを読んでそれからこちらを読ませていただきました。 こちらを読むことで、よりブラックコーヒーの深みが出る、互いに引き立て合うショートケーキとブラックコーヒーの関係性のような作品でした。 主人公と君の少し喋るくらいのクラスメイト、という関係性が絶妙に表れていて、いちごみたいに爽やかで甘酸っぱい味わいの文章に、久しぶりに学生に戻った気持ちになれました! @ネタバレ終了 今は、注文している飲み物が紅茶であることに、続編でここから二人が大人になった、ということが出ていて良かったです!  @ネタバレ開始 短いながらも、とてもよい作品でした。
  • じごくのインターネッツ
    じごくのインターネッツ
     とても面白かったです! フリーとは思えないほどゲームのUIも完成されていて、キャラクターも可愛く、あるある! なネットネタも楽しかったです。  ラストの分岐もそれぞれに印象的で、インターネットとの恐ろしさ、奥深さが伝わってきました。インターネット×オカルトという斬新な切り口が素敵な作品でした。
  • 交響曲第十番「融合」
    交響曲第十番「融合」
    プレイ致しました。 ノスタルジーにして、しっとりとした物語が奏でられていく物語です。 話が流れて行くにつれて官能な響きを見せるのですが、いやらしさはなく文学的な物語が好きな方にはオススメです。 追記。 シナリオの書き方が違うので一見、前作とのギャップがあるようにみえますが、シナリオ作者のえちちさは健在なのでその点も是非堪能して頂きたい作品です。
  • METORY
    METORY
    プレイ致しました。 3人の少年少女がそれぞれに抱える『しがらみ』。 それを丁寧に紐解いていく群像劇。 一見ホラーに見えますが、怖がりなボクが断言できるくらい怖くないです! これは、ドラマです! 気軽にサクッと読めるのに読み応えは折り紙付き。 人間ドラマが好きな方にオススメです。 追記。 ボクはカッパ好きだよ!
  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    プレイ致しました。 昭和の香りが次の年号へ移行されて間もない時代背景。 主人公ユーキと、それを取り巻く環境と登場人物が印象的で『時代だなぁ…』と同世代為か、とても印象的な作品でした。 当時の娯楽が乏しく、両親に連れられた記憶が蘇ります。 人間ドラマや、昭和・平成の頭にお生まれの方に是非読んで頂きたい。 オススメの作品です。
  • ヤドカリ1.5
    ヤドカリ1.5
    プレイ致しました。 前作、ヤドカリの前日譚と後日談。 どちらも相変わらずの丁寧な描写でサクサク読み進められました。 ヤドカリ好きな人には是非読んで頂きたいです。 『ヤドカリ2』が出てくる事を心待ちにしています! 追記。 個人的には、オマケが本編だと思っています! 今後もタピ爺の動向に目が離せません(๑•̀ㅁ•́๑)✧
  • 四次元堂奇譚 二冊目 時戻りの時計~愛と執着
    四次元堂奇譚 二冊目 時戻りの時計~愛と執着
    プレイ致しました。 不思議なお店と不思議な商品が織りなす物語です。 人は誰を思い、努力出来るのか… サクッと読めるのに長編を読んでいるかの充実感…癖になります。 不思議系、オカルト、SFなど色々と思慮を広げたい方にオススメします。 一冊目から追っていて、この二冊目もやっぱり面白かったです! また、来店したく続報お待ちしています!
  • 雨の袂
    雨の袂
    プレイ致しました。 しっとりとした青春の物語です。 登場人物が実在して人生を刻んでいるようなリアリティと、切ない感情描写が味わえます。 学生の頃、こんな関係の人がいたら素敵だったろうなぁと思いながら彼らの物語を見届けました。 切ない系青春時代を思い出すのが好きな方に思い出すのが好きな方は是非一読ください。
  • スクールシャーク
    スクールシャーク
    主人公である中学校教師の渡辺先生が、校内に現れた「サメ」と対峙したことから始まる、まさしくスクールシャークなお話でした。 B級サメノベルと概要蘭にありましたがパニック映画のような雰囲気ではなく、むしろ淡々と紡がれる物語は日本のホラー映画の趣があったように感じます。 また残酷な描写や怖い展開などのホラー要素は思っていたほどなく、サメが一体何なのかやその元凶を探していくことに重きを置いたサスペンスに近いような気もしました。 なにより特筆すべきはやはりサメ!! 陸地にいれば安心というサメに対してのアドバンテージが無になる、空中を泳ぐという異質な存在に恐怖しました。いやいや、これじゃ人間に勝ち目ないだろ~と思いましたが、本当の敵はサメではなかった…! @ネタバレ開始 後半、まさかまさかの展開で驚きました。 途中から不穏さが漂い始めてはいましたが、魔がさしてサメを利用しているだけなのだろうと信じていたので浅井さんが指摘するまで全く気づかなかったです。むしろ気の毒な人くらいに思っていたので、そうか、そういうことか…!と納得しつつも、豹変ぶりを少し残念にも思いました。本性をむき出しにしてきた彼がサメの数倍は怖かったです。 恨みをかってしまった浅井さんの闘いは続きそうですね…。終盤でいい意味でのギャップにより好感度爆上がりした浅井さんには、ぜひ今後も活躍してほしいなと思いました。 @ネタバレ終了 サメノベルとしての醍醐味はもちろん、人間の恐ろしさについてもつぶさに描かれた、肝の冷えるお話でした。とても面白かったです。ありがとうございました!
  • 彼女のためにあいつを消したい
    彼女のためにあいつを消したい
    面白そうなシナリオだと思ってはいたのですが期待以上に面白かったです! シナリオは非常に分かりやすく、分岐後の展開も豊富で楽しめました。 シナリオだけでなくグラフィックもとても綺麗で、特にメインヒロインの可愛さは抜群でした! EDはおそらく5つで、私がプレイした際のクリア順はDCBA⇒TRUEでした。 本作をプレイする場合は是非TRUEまでは一気に見てほしいですね! 私はプレイ経験豊富なので初回エンド到達時にTRUEの分岐は分かりましたが、 誘導ヒントが絶妙かつ超自然なので少し注意すればきちんとクリアできます。 個人的には最初に拝見したDエンドが凄く好きで、銃の破壊力が一気に実感できました。
  • クリスマスを切り抜けろ!
    クリスマスを切り抜けろ!
    様々なパロディと課長さんのクズっぷりが突出しすぎて面白かったですw 家庭では良い人なのに! 登場人物達が全員クセ者で、憎めるような憎めないような絶妙なラインを保ちながら猛スピードで進むお話を楽しむことができました。 きよ彦が一番好きですw
  • ジョーカーの花嫁 フルボイス
    ジョーカーの花嫁 フルボイス
    巨乳好きなためIQ36しかないチキンが通りますよーという冗談は置いておいて、会話などシナリオのテンポの良さがアニメなどに似た非常に滑らかかつ疾走感のある軽快さを持っているので「ノベルゲームで長いのはちょっと…中ダルみしそう…」という及び腰の方にも気軽に遊んでいただけるゲームだと思いました。 即バッドエンドは今まで他の作品たち(主にホラー系)で浴びるように経験してきましたが、まさかの即結婚エンドには驚きました。 世の中には死ではなく幸せにつながる即エンドもあるんだと初めて知りました。 ムービーやグラフィックも大変クオリティが高く素晴らしいと思いましたが、ボイスが際立って素晴らしかったです。 声優様の技量もさることながら、ボイスが小さすぎることがなく、また大小の不揃いやノイズがなく全員の声が均一に聞きやすい大きさで再生されるというのは驚きました。 ノベルゲーム、特にギャルゲーやハイテンションでノリの良い作品が好きな方はハマるゲームだと思います。 ミステリー部分もしっかりミステリーしていて、奥深かったです。 ありがとうございました!
  • 失落園で朝食を(ディープ版)
    失落園で朝食を(ディープ版)
    本当にどうしようもない人間でも愛玩するような歪んだ愛おしさがあれば、一生続く鎖で縛りつけておけばいい……頭の中にそんな言葉が浮かんだ、歪みと純粋さとが奇妙に入り混じった物語でした。 当人たち以外から見ると狂気の沙汰と判じられて一蹴されそうな関係でも、二人から見たときにはその狂気性も一種の純真無垢でもあるのだろうと思われました。 ブラッドさんの性格や心などまで加味すると、最終的に今の関係に落ち着いたのも必然であったかもしれないなと思わせる説得力のある心理描写が秀逸です。 歪んでいるはずなのに、その乱反射する光の中には確かに得も言われぬ純粋さがあるような、そんな印象を抱く話でした。 ブラッドさんとクローディアさんの歪な双方向の想い、視点切り替えによるそれぞれの内面が見られるシナリオが面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 黒い獣と契約の夜
    黒い獣と契約の夜
    美しいイラストに心惹かれてプレイさせていただきました。 イラストだけでなく演出面も大変凝った作品でした。 動画を随所に入れながら進む演出は、イラストとも相まってほの暗く美しい世界観を表現されていました。 攻略をもとにすべてのエンディングを見させていただきました。 @ネタバレ開始 Trueエンドはかなりびっくりしました。 まさか主人公は少女を投影していたとは、まったく思いもよりませんでした。 でも、二つのエンドのクロとシロの対応が主人公に寄り添っていてとても好きです。 温かくて儚い物語を感じました。 個人的にはクロちゃんがタイプでした。黒い翼いいよ、イジワル天使いいよ。 @ネタバレ終了 素敵な物語、ありがとうございました。
  • カンナ 可惜夜の星廻り
    カンナ 可惜夜の星廻り
    美しく壮大な宇宙のグラフィックに惹かれてプレイしました。 カンナさんがとある事情から星巡りをしていくこととなり、その過程で自分の心の軸とも向き合いながら成長していくヒューマンドラマでした。 @ネタバレ開始 目の前の一人を助けたい、一人一人の命を大切にしたいと思いながらも現実は見捨てなければならない辛く苦しい時もあり、その辛さを胸にカンナさんが前へと進み続ける姿が、とても胸に響きました。 膨大な知識があったり、特別な能力があるわけではないけれど、それでも自分が歩んできた人生で見てきたもの・触れてきたもの・培ってきたものの中から、譲れないと胸に誓うものがある……そんなカンナさんの意志を貫こうとひた走る姿、あの瞬間の煌めきは星の輝きよりも美しいと感じました。 自分が選んだ行動には必ず結果が待っているのは当たり前のことですが、時として人は自分の行動の結果を「誰かのせい」にしたくなる…けれど、人生とは上手くいかないこともすべて含めて自分が選びだした道なのだと本作を終えたときにしみじみと思いました。 そして、自分自身で選んだからこそどんなに辛くても苦しくても、歯を食いしばってでも進まなければ前へは進めないということも。 アルシャクさんが好きだったので、最後はハティプールさんと言葉を交わすことができてよかったです。 初めは怪しい人だなーとちょっと警戒していたのですが、途中から登場が楽しみでした。 クリア後にすべてのCGが埋まったCG集を見るとまた壮観で、カンナさんとハティさんたちの星巡りを思い出しながら1枚ずつまた眺めさせていただきました。 @ネタバレ終了 星々の大海のグラフィックがとても美しく、深淵にも近いものを秘めた深青のスチルの数々に溜息がもれました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 儚き魔術師は虚無に棲む
    儚き魔術師は虚無に棲む
    次から次に出てくる数学の美しさ、公理や定義にまで触れられている細やかさにもうニヨニヨしっぱなしでした(拝み) 数学が苦手で素数やら積分やらの言葉を見ただけで「うっ、頭が…!」となる方にも読んでほしい、大変面白い物語です。 @ネタバレ開始 ゼロって本当に美しいですよね。 0がないと1は存在できないんだなぁと思うと、0という数字の隠された完全性に惚れ惚れします。 存在していないが存在している、存在しているが存在していないのどちらにも属するものに名前をつけるという発想を5世紀にできたことは人類全体の幸運だと思います。 猫師匠のレッスン、どれも面白かったです。 全エンドを無事に見られたのですが、初回プレイで到達した後継者エンドと猫さんと再会&別れエンドが好きです。 虚無の空間に絶対に棲んでいるだろうなーと思いながら、プレイを終えました。 猫さんがアオさんの首にKissしているスチルがさりげない狂気と愛情に溢れていて好きです。 逃げられないから強制的に「レッスン」も受けなければならない環境とは…! その環境の後でオイラー港の再開の時に「ありがとう」と言えるアオさんのメンタルは確かにルナティックなほどにタフです…!! @ネタバレ終了 数学好きさんも数学苦手さんも数学嫌いさんも、どんな人でも楽しめる物語でしたので、たくさんの方にプレイしてほしいと思いました。 疲れて脳の回転が鈍くなっていると師匠のレッスンが異次元語にしか見えないかもしれませんが、ちょっと腰を据えて数学に触れるぞーと思っている時だとスルスルと頭に入ってくると思います。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    終始落ち着いた雰囲気で、でもそれはかなり独特で噛み応えがある作品です。 良い意味で生々しいというか、もしかしたら自分達の世界で本当にこんな話があったり…と思えたりもします。 寝る前や落ち着きたい時に、ゆったりとプレイするのが合うかも知れません。 素敵なゲームでした、ありがとうございました!
  • これってモテ期ですか!?
    これってモテ期ですか!?
    沢山の女の子とイチャコラしちゃうぜヒャッハー!っと思っていた私も居ました そんなことは…なかったわけではないがなかった! 恋愛ゲームというジャンルを上手く使った作品でした、どの女の子も可愛くってこんな可愛い女の子達にこんな目で見られるなら…と思っている自分が存在している時点でもうダメだ 地獄に垂直落下 個人的には後輩キャラの凛ちゃんが好きです シナリオ選択画面での反応もグッときちゃう 素敵なゲームでした、ありがとうございました!
  • 可惜夜の愛州中学校
    可惜夜の愛州中学校
    プレイさせていただきました! 驚いたのは他の作品もそうですが、作り手様のセンスに脱帽です! どうやって作ってるのか不思議です! そしてプレイして感じる首筋に走るぞわぞわとした焦り。 怖すぎて攻略見ながらで進めました・・・。 それにしても助手子さんの豪胆さがすごいです。 私と迷ってるのと同じ時間、ずっとあそこにいさせられるなんて(2時間強笑)。 とても面白(怖)かったです。ありがとうございましたぁ・・・(T . T)