ティラノゲームフェス2022参加作品
8815 のレビュー-
IDOLA(イドラ)進捗を拝見していた時から、ずっと楽しみにしていた作品でした。 まず、オシャレな画面、流れるような英語と字幕の演出に、これはプレイする洋画!とテンションがとても上がりました。 各所に組み込まれたエフェクトも、とても効果的に映えているように感じました。 @ネタバレ開始 最初は、誰が何を話しているのかが明かされないため、脳をフル回転させてお話を追っていました。ノベルゲームでここまで頭を使ったのは久しぶりでした(笑) 後半になるにつれて、段々とお話の全容が明らかに……点と点が線で繋がるような作りになっていて、唸るような感覚を味わいました。 これは、個人の推測でしかないのですが、この作品の根底にあるのは、間違いなく「愛」なんだろうなと感じました。 ただ、誰もが自分の見たいものを見て、それを愛している状態。タイトル通り、偶像を愛していたのかなと思います。 家族愛・同族愛・盲目的な愛・歪んだ愛……どれも誰もが持ちうる感情だと思います。 特に、愛する男が自分に泣いて縋り付くことに満足感を得る。そのために他人、そして娘までをも利用する所には、狂気と共にある種の深い愛執を感じて、震えます。 ソフィアちゃんの行動も「愛」によるものと考えれば、すんなりと受け入れられました。 ヘンリーと過ごした時間に、少なからずの安らぎを感じていたのは推測出来ます。ただし、それは彼女にとっては家族への愛のためにとった行動の一つに過ぎず、彼女の心を埋める程のものではなかったのかなと……。 警察への電話のくだりも、彼を助けたいという思いと、家族の元へ戻りたいという思いと……と相反するような感情があったから、あのような感じになったのかな。 人間って色んな側面を持っているものですし、特に感情は不安定で矛盾も沢山あるものかなと思うので。 こういう、物語の正解は、作品に触れた方それぞれに委ねる作品って良いですね。 余談ですが、プレイしながら「あれ、これは」と思っていたら、過去作との関連……とあったのが嬉しくなりました。(あちらの作品もとても素敵だったので) @ネタバレ終了 作者さんの作られるお話は、毎回とにかく話の構成がお上手だなと感じます。 最初は疑問に感じていたことが、最終的に綺麗に回収されて、でも全てを語るわけでは無く余韻も残しつつ……と、まさに映画のような作りになっているところに、素晴らしいセンスを感じます。 短いながらも、色々なことを考えさせられるお話でした。頭が良い感じに疲れます(笑) 素晴らしい作品をありがとうございました!今後も制作、応援しております~!
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異種間エンパシー昨今でも「レンタル○○」と、恋人や友人などの代行を務めてくれるサービスの存在を耳にすることがあり、舞台が現代でも違和感のなさそうな情景です。それなのに、描かれているのは限りなく身近なSFでした。 弟の代わりを務めてくれる相手がバイオノイドというところが面白くて、ただ種族が違うだけのはずなのに、不思議と人間以上に期待も不安も抱いてしまい、はて、どうなるんだろう……と、ストーリーに引き込まれていました。 @ネタバレ開始 それでもやっぱり一番の懸念は、亜子がいつ、自分の言動と、それから本物の弟に向き合うのかというところでした。 このまま誤魔化してなんとなくやり過ごしてしまうのかな、なんて思っていたら、弟にも共感していた一織(アル)からの冷静なお説教が。私も外野から「そうだそうだ」と言っています。 けれど、よくよく考えてみれば亜子には身近に頼れる相手がいなかったわけで、行き過ぎた言動に気付けなかったのも無理がないわけです。今回やってきたのがロボットでも人間でもなく、バイオノイドだったからこそ、より相手の立場について考えることができたのではないかという気がしました。危なっかしさがありつつも、転げ落ちない軸を持っている人でよかったです、亜子さん。 さて、事態は何も解決しないまま、どこへ向かうのか……というところでのアフターストーリー。後日談というよりは後編で、展開がそれぞれ大きく変化するのが楽しみどころでした。 エンド3では特に、時代の転換期の空気を感じて興味深かったです。バイオノイドよりもさらに未知な存在に出会い、いずれ来る新時代に不安を抱くことになるのですが、恐らく、バイオノイドが出現した時にも同様に感じた人々がいたはずで。だからバイオノイドを物(人間が制御できる存在)として扱うことで落ち着いているのではないかと思うのですが、いずれこれが覆るかもしれないとなると……? いつの時代も同じことの繰り返しだよなあと思いつつも、誰もが亜子とアル、あるいは一織と伊集院のように、互いの存在を受け入れ、尊重し合うことができる未来を願わずにはいられません。みんな幸せになってくれ~。 @ネタバレ終了 いろいろと考えさせられることがあり、まるでまとまらない感想になってしまいましたが、それほど面白い作品でした。言語化したいことがまだまだあるのですが、今はこれが限界です。 デュオトーンのデザインも雰囲気に合っていて、とても素敵でした。
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A-lineすごく丁寧に作られたゲームで面白かったです! 3章構成になっていて、1章はもう傷をえぐり続けるような話で切ない叫びをあげましたが、2章で展開がひっくり返りつつも3章で綺麗に着地していて明るい終わり方でとてもよかったです。 @ネタバレ開始 台詞うろ覚えですみませんが、「今日が初恋の命日」「いつか墓参りも面倒になる日が来るかもしれない」なんて言いつつ、20年近く経ってもまだミナちゃんのことが好きなのがたまらないですね。翻訳家って仕事も解釈一致で良い……。繊細な言葉で翻訳してそう。 テープを盗んでしまったりとか、人から借りたセリフをしゃべってるだけとか、一緒にバージンロードを歩いてほしいとか、ユウジさんのセリフも含めて登場人物のみんなが良い意味で青くさくて、人間味にあふれているなぁと感じました。リアルだ……。 @ネタバレ終了 タイトルは「漸近線」という意味なんですね。曲線と交わらない直線。理系のミナちゃんみを感じつつも、文学表現として取り入れてそうな環くんらしいタイトルでいいですね。 良質な時間をありがとうございました。
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あいがん DOLL つくろうアニスくんが可愛いすぎます。嫉妬と僕の方が好きアピールがすごいうるさくて…ほんと可愛い…どのルートでも最終的にやっぱりアニスくんを選びたくなりました。可愛いすぎる。健気。報われてほしい。 @ネタバレ開始 フェムくん・フィーアくんルートのほのぼのワチャワチャしたノリが好きです。でもやることはしっかりやってるギャップが良……そしてついでに弟・恋人にしてもらって喜ぶアニスくんおもしろ可愛いです。それでいいんだ…?? アートくんにキレるアニスくんも良かったのでアートくんルートでもどうにかして3人仲良く暮らしてほしいです。ついでにアニスくんも監禁してほしい。アニスくんがんばれ! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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少女の神の粒子“暗黒物質”の女王さまと少年の、種族を超えた恋のお話。3エンド読了しました! 無邪気で一途なネモフィラと、それに絆されるショウくんの構図がとても好きです…! @ネタバレ開始 最初は、ショウくんにとっては故郷の敵&人間とは違う倫理観のネモフィラと仲良くなれるのか…!?とドキドキしながら見守っていました。 どのエンディングも違った魅力があって好きですが、やっぱりed3のプロポーズエンドが好きです! ずっと不安そうに戸惑って、ネモフィラに振り回されていたショウくん。彼女に絆されたからといって「許す」と言うわけじゃなく、傍で罪を償え!という答えが力強くてとても好きでした…! @ネタバレ終了 テンポよく場面が変わってお話が進んで行くので、短いながらも展開があって楽しかったです! ドット絵で統一された立ち絵と、すっきりと整った画面デザインがとてもおしゃれ素敵でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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おじさんと遊ぼう全エンド回収したらとんでもないことになった(笑) おじさん構文の再現度もすごく、終始笑わせていただきました
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星の同居人さま~カストルさんフルボイス!編~サムネのイラストがとても綺麗でカッコよかったのと、フルボイス&立ち絵がLive2Dというのに惹かれてプレイしました! カストルさんがとてもイケメン! しかも優しい良い声で、とっても癒されました♪ Live2Dもヌルヌル動くし、まったりしたお時間をゆっくり過ごせましたv 素敵な作品をありがとうございました! #星の同居人さま
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テスト返しブラウザ版をやってみたのですが ある選択肢でどちらを選んでもバッドエンドになってしまうバグ?がありました
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クリムゾンレッドの死神ギャング!ドラッグ!決闘!!アブナイ要素が沢山出てきても読みやすく、一本の洋画のようにまとめられた恋愛ドラマです。 台詞回しの一つ一つもハリウッドナイズで、時折挟まれるジョークに「アメリカ映画こういうの言う~!!」と思いながら楽しませていただきました。 勿論、洋画あるあるのラブシーンも……!そのシーンが出てきた時私は電車にいたので、人の少ない車両とはいえつい周囲を確認しましたw そこまで長くない話の中で、脇役含め全員のキャラの掘り下げが納得のいくものになっているのも素晴らしかったです。 個人的に殺し屋系統のものは、「このやられたモブにも家族がいたのかもなぁ」と考えてしまいそんなに得意ではないのですが、レオさんはレオさんで葛藤があったことで、その後の歩みも然るべきだと思えました。 乙女向けなトキメキも、漢の熱い闘いも楽しめる、一石二鳥なノベルです!
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きみはもうほかの誰かのもの画面構成が非常に綺麗な本作。物語自体も切なくも美しく、短いお話なので一度はプレイしてみてほしい作品です。 「失恋の話」となっている通り、「私」ちゃんが東君と結ばれることは絶対に無いのですが、東君のその後を思うとどうにかならなかったのかと感じてしまいますね……。それでも、その選択が東君にとっては最善で、幸せだったのでしょうね。 バッドエンドは爽やかな雰囲気から一転、色気ムンムンで滾りました! UIも本当に綺麗!特にバックログは縦書きの小説のようになっていて、どちらでも読み返したいと思える作りになっていました。 そしてクレジットで知ったのですが、自作グラフィックではない?!全く違和感無くて気づきませんでした! Picrewがこんな使い方も出来るとすると、普段絵を描かない人でもゲームを作る幅が広がりそうです。勉強になりました。
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Re:quiem[Spring is in the air.]長編Re:quiemシリーズの三作目にあたる本作。 途中から入るのってどうなのかなーと遠慮していたのですが、タイトルの右下からシリーズの解説が読めたので、そこで大体把握できました。そっくりさんが二人いるのどゆこと?!と思ってましたが、なるほど……。 お話は、学校の七不思議のような噂から始まるサスペンスが前編、ヒロインの小百合ちゃんにまつわる恋模様に決着がつくラブストーリーが後編となっています。 巴ちゃん周りのことはかなりショッキングでワクワクしましたし、全編続きが早く読みたい!と思いながら読めました。 グラフィック担当の方の絵の綺麗で繊細な雰囲気もこの作品に合っていたと思います。 「このキャラにも立ち絵ついてるの~?!」と思うくらいとても豪華。悪漢くん登場時は顔の良さに軽く衝撃でしたw パートボイスですが、ここは聴きたい!という要所をおさえた構成になっていました。うっかり再生途中でクリックしてしまっても、きちんと最後まで聴けるようになっていたのも良かったです。 特に巴ちゃんの声が澄んでいてタイプでした……。 @ネタバレ開始 巴ちゃんの声も見た目も、あの性格も含めて好きなのですが、お父さんのことは巴ちゃんが責任を持って真実を明るみにしてほしかったですね……。警察に公表しないということは、現在の生活を捨てるほど悔いてはないのかなと。 霧江先輩自身はそれで良くても、ご遺族は何故娘が死ななければならなかったのか悩み苦しんでいるでしょうし、アザミちゃんももっと怒っても良かったと思います。 優君のことはツイッターでよく見ていたので大体予想はついていましたが、付き合うパターンもこの時点では付き合わないパターンも途中ではどちらも想像できてどっちかな~?!とソワソワしながら楽しめました。やはり作中でも一番深掘りされていた関係性だと思います。 今作の絵も素敵でしたが、また作者様ご自身の絵でこの物語が見たい気持ちもあるので、再び見られるのを期待しております! @ネタバレ終了
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【 魔女 】ver2.00以前Chapter1までをクリア済みでしたが、続きもプレイさせていただきました。 Chapter3ではこれまで謎の多かった第三の男がかなり活躍し始めます。ハイテンションクセ強ボイスがやみつきになりますね……。 そして「なんかありそう」感の強かったイサラ君についても深掘りが! 続きが気になるー!という所で待て次回となっているので、非常に楽しみです!!期待してますね!!! ちなみに作者様曰くランダム要素もあるそうなので、二周するとまた違う発見があるかも?
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キツネ耳つくも神に何故か付きっきりで看病される話タイトルから「耳かきしてもらえるかな……」と勝手に想像&期待していた自分を殴りたいくらい、すっっごく良い話でした!! バッドエンドから回収するため最初は塩対応していたのですが、お狐様がそこまでシュンとしないので、心痛むことなくエンド1を回収。その後、別の選択肢を選んでエンド2へ行った時は、お狐様の悲しそうな目がつらかったです……。 その後、色んな怖~いお狐様や、なんで?!という終わりを体験してからエンド3、4の分岐に辿り着いたのですが、これまでの全てがこのルートのためだったとは……。試行錯誤しながら様々な選択肢を見た末に自力で迎えられて、感動もひとしおでした。他ルートでの小さな疑問点が綺麗に解き明かされる様も見事でした。最後の選択はどの順で見るか悩みましたが、どちらのエンドも良かったです。 @ネタバレ開始 前日譚でこんなに幸せだったのに、ああなってしまった時のお狐様の気持ちを思うと、さぞつらかっただろうと胸の奥がキュッとなりました……。 向こうでは、二人がどうか幸せでありますように。 でもせめて我儘を言うなら、お狐様の尻尾を枕にモフらせ……(以下蹴り飛ばされる) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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市立タイマン学園 ~LEGEND OF DELINQUENTS~やりたい放題できて楽しいです! 頼もしいダチや舎弟がどんどん増えていって、ステータスもどんどんパワーアップできて爽快ですね。 色んな作品のパロディが出てきて前作キャラも沢山登場して面白いですし、前作から引き続き作者さんの深いときメモ愛を感じます。 @ネタバレ開始 あいつ、ミキちゃんの兄貴だったんか!サカナさん本人まで出てきて爆笑しました。 代わりに攻撃したり代わりに攻撃受けてくれたり回復してくれるダチ達の能力にめちゃくちゃ助けられますが、オーマイワカメーの能力が地味に好きです。 あと細かいところなんですけど主人公を青ジャージの♀キャラにしていたんですが、序盤校長先生に黒髪おかっぱにされてしまった時に田中(弟)に出くわしましてなんかペアルックというか自分が田中(妹)みたいになって笑いました。 @ネタバレ終了 今旧校舎まで来ていてあともーちょいでテッペン取れそうなんですが、ステータスをもっと上げたいのでまた時間に余裕が出来た時に再挑戦します! エリちゃんとミキちゃんと一緒にテッペン取るぞー! 素敵なゲームをありがとうございました!
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ココロ・コンフリクト ~はつこいドロボーとわたし~非常に素晴らしい作品でした!ジャンルとしては恐らくファンタジー系乙女ゲームの範疇になるのでしょうが、全てのノベルゲーム好きに是非最後までプレイしてほしいと心から思えるゲームでした! プレイ中に何度心の中でツッコみ、驚き、感動し、そして少し空腹に襲われたか分かりません!文章を読むのは早い方ですが、プレイ時間はおまけなども込みでトータルで15時間程度の大ボリュームでした。プレイ時間は長いですが、一切中だるみすることなく冒頭からラストまでずっと楽しくプレイしました。 作品世界の個性豊かな登場人物が活き活きと活躍し、展開は停滞することなく変化に富み、グラフィックの数々(キャラの立ち絵、服装・表情差分、小物類、スチルの数が尋常ではない)がゲームを彩り、RPG要素や飯テロ要素、コミカルなやり取りやシリアスな設定、伏線の数々などに魅了されっぱなしでした。 自分は男なので乙女ゲーの魅力のうち女性主人公が占める割合が一般の乙女ゲープレイヤーより格段に大きいと思われますが、本作のユイナは勇敢で前向きで根性があって強くて思いやりがあってといった感じでとても好感の持てる主人公でした。序盤こそ脳筋過ぎ、楽観的過ぎ、食いしん坊過ぎという感じで多少ヤレヤレといった目で見ていましたが、共通ルートが終わる頃には愛着しかなく、プレイを終える頃には大好きになってました。 個別のキャラクターの魅力や各ルートの面白かった点などは他の方の感想で十分に語られているので割愛させて頂きますが、共通ルートでは決して見えてこなかったキャラクターの苦悩や心の内が各ルートに入ると十分に感じられるため、プレイ後は攻略対象の3人残らず深い愛着が湧きました。 また、作品内で全てが明確に明らかにされるわけではありませんが、かなり深く入り組んでいるであろう設定もなされているため、考察が好きな方も満足できるはずです。クリア後のおまけのストーリーやキャラ紹介やアイテム紹介などを見るとその一端が垣間見えます。(ちなみにそんな難しいことは全く気にしなくてもメチャクチャ満足できるのでご安心ください) 最後に、本編クリア後の方でおまけ(ぱんこ)やあとがきが見られないよーという方向けのヒントです。(畳みます) @ネタバレ開始 ・タイトル画面のある部分をクリックするとあとがきが見られます!目立つところです。 ・「ぱんこ」に入るための情報は「おもいで」⇒「ユイナ」⇒「首飾り」を選択することで参照できます。 @ネタバレ終了 プレイ後は今後の制作活動に対してこれまで以上に応援したいと思える作品でした!ごちそうさまでした!!
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消失現象R/アール2年前のフェス作『シリアルキラーの名前』で個性的な作風に大きな衝撃を受け、今回も必ずプレイしたいと思って楽しみにしていた作品となります。今作も長編作となっており、プレイ時間は5~6時間くらいだったように思いますが、プレイ後の達成感が大きく、時間を掛けてプレイして良かったと感じました。この魅力を言語化するのはなかなか難しいのですが、ハマる人には確実にハマるかと! 全体の中での進捗率が目に見える形で表示されているため、総チャプター数は3ケタにも及びますが進捗する度に山を登るような確かな満足度がありました。背景とスチルはそれぞれ100枚以上、自作曲が20曲以上、OPとEDはボーカル曲でOPは動画もあります。更にほぼフルボイスというとんでもないボリュームです。 シナリオもめちゃくちゃ凝ってました。2つの世界を行き来しながら、複数視点、しかもストーリーはバラバラの時系列で進んでいきます。本当にこの作品の世界を理解できているのかと多少不安に思うタイミングは序盤こそたまにありましたが、登場人物はバックボーンもキャラクターもそれぞれ異なりますし、展開は工夫されているのでストーリーを追うのに疲れるようなことはなかったです。 伏線回収や登場人物たちの思わぬ関係性が明らかになるなど、中盤以降は怒涛の展開でした。序盤はバラバラに配置されていたパズルのピースが急速にハマっていくような気持ちの良さがありました。また、プレイヤーが正しく状況を把握できるような配慮も随所に感じました。 作者さんにしか表現できない独創性、オリジナリティの高いゲームという点で確実にフェスでも随一だと思います。ゲーム全体をまとう雰囲気作りも凄かったですし、遊び心溢れる背景はやみつきになります。
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テスオワ・昼タベール色んな場所を探索出来たりおうちでダラダラ出来たり、自由な中学生になった気分で楽しかったです。(でも自由すぎるとゾンビになっちゃう!) マカタの治安の悪さがファンタジーなものからちょっと生々しいものまであって面白すぎました。 日常の色々なところに潜む出来事に目をつけてネタしていたり、かと思えばいきなり不条理になったり、とにかくギャグセンスと世界観が個性的で一部始終楽しかったです! はななちゃんとのの佳ちゃんのふたりが仲良しでとてもほほえましかったですし、シリーも可愛くてどんどん愛着が沸きました。スマホホホ! @ネタバレ開始 おばあちゃんのちくわ天入り肉うどんの時のふたりのリアクションが好きすぎる。美味しそうだもんね。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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回顧、来ぬとても面白い作品でした!引き込む力がすごいです! 登場人物の陰と陽をうまく描き分けてあり、始終ドキドキしていました。特に親友のいつきちゃんが大好きです。出るたびに性格が異なっており、初っ端から意味深な言葉を残すいつきちゃん。なぜそうなのかがきちんと説明してあり、なるほど!と思わされました。 イラストの豊富さや演出の見事さ、とっても心に残る作品となりました。 素敵な作品をありがとうございます!
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【公開終了】世界征服はティータイムのあとでキラキラと綺麗なイラストに、印象的なタイトルに惹かれプレイさせていただきました! コメディに始まり、ちょっとしっとりしつつしっかり甘い展開も味わう事ができ…とても豪華な、ティータイムのような作品でした。 これはアフタヌーンティーの3段ケーキスタンド状態…! @ネタバレ開始 アポロ様もミルファちゃんも、美少年&美少女でキャラデザ最高です…天然な二人の会話は見ていてとても面白く、途中出てくるRPGのようなシーンが特に最高でした。 アポロ様の生い立ちやミルファちゃんの村のお話など、ちょっとしっとり展開………の後にやってくる駆け落ちエンド、めちゃくちゃ素敵です! どこまでも幸せになってほしい、応援したくなる二人の姿が微笑ましかったです。 @ネタバレ終了 短いプレイ時間の中でたくさんの要素を楽しむ事ができて、お腹いっぱいです…素敵な時間を、ありがとうございました!
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もし乙女ゲの攻略対象がギャルゲーマスターだったら攻略しているのか・攻略されているのか!? スチルが豊富で、ますた君をいっぱい堪能いたしました(´艸`*) 「左上を見ろ」のゲージ!!(ぇ、これ私‥の‥?) 100になったとき、何が起こるのかドキドキしちゃいましたネ。 @ネタバレ開始 イベント回収とか、言わなきゃいいのに(笑) 「よし 完璧」は、先輩の口癖。^^ そして先輩は天然さん、でも「俺のこと、好きなんだろ?」には、きゅんっ!てなりました/// END1では、お互いに惹かれあっていて、現実として両想いになれてとても良かったです^^ ますた先輩の性格からしてこれからのお付き合いも、きっと天然ドキドキ展開がたくさんあるのだろうな と思っております♪ 次にEND3を見るためにワザと好感度の下がりそうな選択肢を選んでいったのですが、これがメインかな!!?と思うほどに先輩の返しが良かったです^^ しかし‥、この順番で見ているせいなのか(「胸が痛い…」)だと?…どうやら私は本当に攻略されているようです。ビックリしました( ゚Д゚) END2は、これですよネ!!という乙女ゲ―ム王道展開・壁ドン!!!がきたので、テンション爆上がりでした☆キャー(´艸`*) ヒントを参考に4を探しに‥ メーター振り切ったところで、どうなるの???っと思っていたら感動のEND4!!好き。 私はスタッフロールを眺めながら、只々拍手をしておりました。T T @ネタバレ終了 おもしろい設定にも惹かれましたが、攻略対象のギャルゲーマスターさん(先輩)が魅力的なのが良き‥。 素敵な作品を、ありがとうございました^^