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ティラノゲームフェス2020参加作品

10035 のレビュー
  • ミラーリングサマー
    ミラーリングサマー
    3日位かけて読みました。 冒頭の回想シーンから印象的でした。 主人公は兄を探すために行動するわけですが、 @ネタバレ開始 その末の真相はあっと驚くものでした。 なぜ主人公ともきが鏡を嫌悪するのか、その理由がわかった時は驚くとともに腑に落ちた感もありました。 すごい仕掛けがいくつも施された話で、衝撃の展開に驚かされました。 終わって思うのは主人公(たち)は周りの人の優しさや配慮によって、だいぶ助けられている/いたお話だったと思いました。 読み応えが凄いのと衝撃の展開っぷりでは最近読んだ記憶がない位なので、是非プレイしてみていただきたいです。 @ネタバレ終了 制作お疲れさまでした。&公開ありがとうございました。
  • 嘘つきジョアンナと春の雪
    嘘つきジョアンナと春の雪
    とても素敵なお話でした。 読み始めて直ぐにスイト君に感情移入をしてしまい お兄ちゃんとの会話、まきお君との会話は笑顔になり、胸が熱くなりました。 スイト君の感情の表現が素晴らしく、心情が伝わりました。 そして、スイト君の心の声には切なさを感じ、涙がこぼれました。 @ネタバレ開始 スイト君に心の支えが出来るまで、お兄ちゃんが待っていてくれたのか スイト君が強くなれたから、お兄ちゃんがいつまでも心の中で生きていると思えたからなのか、両方な気がしました。 だから、スイト君とお兄ちゃんが生前とても仲良しだったこと、お互いが大好き同士だったことが伺えます。 切ないけれど、心温まるお話でした。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。
  • 堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~
    堕獄の花園、嘱目の人鳥。~Sanatorium・Garden~
    前作因为过于震撼什么也说不出,这一作因为修成正果高兴得什么也说不出,地狱的土地里也能开出纯爱之花
  • 椿の主
    椿の主
    プレイしました。 Thank you for playingにwith meがくっついているのは珍しいと思いました。どうでもいいですが(笑) 美麗なイラストもさることながら、メイドさんの心情をもっと知りたいと思わせるシナリオが見事でした。薄暗い一室に響くツバキの「あっ……」という声が一体何を暗示しているのか、私、気になります。
  • 嘘つきジョアンナと春の雪
    嘘つきジョアンナと春の雪
    これも嘘、あれも嘘。「嘘」ばかりの内気な少年の心に「本当」が溢れていく。 出会いをきっかけに世界が色付く過程を描いた、心温まるお話でした! お話については何を書いてもネタバレになりそうなので後で。 イラストがとても可愛らしく、表情豊かで好きです。 表情だけでお兄ちゃんの包容力とまきおくんの素直さが伝わってきます。 そして何といっても演出に力が入っています。 ここぞ!という場面で臨場感を高めてくれる挿絵と演出、ノベルゲームの醍醐味ですね。 素敵な余韻の残る物語をありがとうございました。 @ネタバレ開始 まきおくんが手を差し伸べるシーンでガッチリ心を掴まれました。 さらに中央公園へ2人だけで来てこれを見せたかったと。 何の裏表もなく、休みの理由を聞くでもなく、男前すぎる。 このシーンの花の箱庭の一節と、それを見事に表現するイラスト&演出も大好きです。 そして、スイトくんの涙が綺麗すぎてもらい泣きしてしましました。 最期にスタッフロールなどがなくタイトルに戻るのも素敵でした。 「嘘つきジョアンナ」は最初から結末を暗示していたこと、「春の雪」はダブルミーニングであることを再認識して、ハッとなりました。 2人仲良く、いつまでも幸せであって欲しいなあ。 @ネタバレ終了
  • ヤドカリ
    ヤドカリ
    概要に散りばめられた言葉に惹かれてプレイしました。左右を女の子に挟まれて楽しい…というわけではなく、不穏な雰囲気に包まれたまま進行する、幾つかの不思議な事象の点を線で繋ぐようなお話です。 伊澤くん、視覚的なビジュアルはないのに、「長身痩躯」「分厚いレンズのメガネ」でめちゃくちゃツボな設定…! どのキャラクターも個性があって、特に羽鳥さんは秘密を知りたくなるような女の子でしたね…。お話に無駄がない構成なのに、彼らのことがわかる細部の文章がとても好きでした。 オカルト好きとしては全体的に好きな雰囲気でした!
  • ネームレスな彼女
    ネームレスな彼女
    プレイしました。風吹けばネームレス。 髪がピンク色でおっぱいが大きくてちょっぴりアホな女の子というのが性癖のど真ん中なのでプレイしてみましたが、予想を超える内容に戸惑っています。いやすごかった。シナリオとイラストと音楽の相乗効果の度合いが半端じゃないです。完全に私のPCがポンコツなせいですが、表情変化で重くなるのだけが残念。
  • Sea glass(シーグラス)
    Sea glass(シーグラス)
    開いた瞬間にそこだけ世界が切り取られたような。 引き込まれるゲームでした! 美しい世界と映画のような雰囲気。好きです(直球) 短く手軽にできるからこそ、ずっしりと彼女が心に残りました……。 素晴らしいゲームを世に出してくださりありがとうございました! ちょっとした旅行に行ったような引き込まれる話しと雰囲気が楽しかったです!
  • 対象She-11に関する記録
    対象She-11に関する記録
    小惑星の衝突で、大半の人類が消えた近未来。残存した人類の二大勢力の一つ《軍閥》に所属する主人公が、スパイとして片方の勢力《連合》の研究所に潜入し、そこでシェルという少女と出会ったことから始まるSF恋愛物語です。選択肢はなく、1時間程度で読了しました。 @ネタバレ開始 世界観とか物語とか自分好みで、めちゃくちゃ面白かったです!硬派な世界観とシェルとの軽妙なやり取りが良い塩梅で入ってるので、スラスラと読み進めることができました。シェルが抱えている秘密とか、物語の全貌が分かっていくにつれ、主人公の苦悩が痛いほど分かってしまい(世界観と上手にリンクしているので尚更です)、どんどん彼に感情移入してしまいました。結末の部分は、言葉にならない感情がごちゃごちゃと湧いてきました。切ないですが、これ以上のない確かな夢が実現した瞬間だと思いました。ノエーシスの格好よさとか、シェルの色っぽさとか可愛さとか(感情によって色が変わる部分とかすごく好きです)、他にも良かった部分はたくさんありました。とても楽しかったです!ありがとうございました!
  • graduation
    graduation
    卒業をテーマにした12話の掌編と、それに関わる作家と編集の物語です。1話1話の掌編を読み進めるごとに、本編のストーリーも進行していく構成になっています。1時間半程度で全ての掌編・本編を読了しました。自分も一部の掌編シナリオに参加していますが、それ以外は全く関わっていない立場になりますので、自分が関わった部分以外についての感想を述べたいと思います。 @ネタバレ開始 個人的にとにかく驚いたのは、各掌編の演出が大きく異なっていることでした。文字フォント・縦書き・ドット絵の採用など、それぞれの物語に合わせた演出が採用されており、どれも新鮮な気持ちで読むことができました。『卒業』をテーマにしているので、必然的に学校の卒業を舞台にした内容が多くなりましたが、演出次第でここまで変わるんだなぁと思いました。 個人的に好きな掌編は『好きって言って!』(背景のドット絵もすごかったですが、直球ストレートな二人のやりとりもたまらなかったです)『過去との卒業、未来への始業』(様々な想像を掻き立てる面白い内容でした)『落葉の刹那』(ネタばらしで「おおっ⋯⋯」と思いました。文字ではなく絵で表現した部分が特に良かったです)です。あと、先生の渋くて清涼感のあるボイスとか、オープニングのオシャレな音楽が個人的にすごく好きです!最後に参加者としての部分が入ってしまう言葉になりますが、制作本当にお疲れ様でした!
  • 嘘つきジョアンナと春の雪
    嘘つきジョアンナと春の雪
    ipad+ブラウザでプレイしました。 全体を通して繊細な演出と、爽やかに広がるラストがすっごく素敵でした!! @ネタバレ開始 雪の演出が素敵でしたが、特に室内に入っても窓「だけ」かけられてて丁寧さに感動しました。キャラの動作がカットイン式に入るのもすごくカッコ良かったです。 「ネタバレ事件」は胸が痛かったです……2人には葛藤の1日だったでしょうけど、作品内では早々に仲直りできてほっとしましたら、 雪が降らなくなる前の、お兄さんとの別れのシーン。既に亡くなった後だったということに驚きました。存在感バリバリだったのに……。雪の話ももしや見えてないのに合わせてくれてるのかとか思ってたのに……。 @ネタバレ終了 短編とは思えないくらい没頭して読んでました。そう涙腺の弱い方ではないのですが、後半は堪えられなかったです……。でも涙を拭って笑って最後を迎えられる、素敵なエンドでした。 彼らがこれからも、楽しい毎日を送れますように。
  • このボタンを押すとテュティパティし出す
    このボタンを押すとテュティパティし出す
    「テュティパティとは何か?」が気になりプレイさせていただきました。ボタンを押すごとに何やら物語が進んで行くのですが、なんだか……すごくシュール……! 最後のスタッフロールの歌に謎の中毒性があります(笑)
  • トム尾の冒険
    トム尾の冒険
    唐突な変身・合体に笑ってしまいましたwwラストで真実が判明するのですが、deleteのくだり…少しだけ悲しくなってしまうのはなぜでしょう…バカゲーなのに!面白かったです!
  • チョコバナナもう一本
    チョコバナナもう一本
    何度やってもアタリが出ず、「もしかして最初からアタリなんてないのでは!?」と半信半疑でプレイしつつもなんとかゲームクリアしました。 クリア後のシークレットストーリーで少し泣きそうになりました。バカゲーではないのですか…!?( ;∀;) 面白かったです!
  • ハウトの闘技場模擬戦
    ハウトの闘技場模擬戦
    模擬戦ってそういうことかぁ! 幾つかのコマンドを選んで、戦闘を楽しむ短めのゲームです。 スキルなどの子細な説明がないので少々選択に戸惑いましたが、莫大にHPとMPがあったので色々試せて、手探りもこれはこれで面白いなあと思いました。ふたりともめちゃくちゃ強いんだろうなぁ…。
  • 忍者爆発
    忍者爆発
    すごいぞ! 紛う事なく、これは純然たる正統派ステルス・ノベルゲームだッ!! アサシンクリードっぽいサムネも納得!! これはぜひやってほしい! プレイ前に取説を書いたからみんな読んでくれ! 【あらすじ】 とある「施設」に爆弾をしかけるミッションを遂行する主人公。 背後にチラつく世界を脅かす巨悪の影。 果たして彼は任務を完了させることができるのか!? 【ゲーム内容】 爆弾を仕掛けるため、施設の各所に潜入します。しかし待ち受ける障壁の数々! 目撃者されたら巧みな話術で危機回避、もしくは口封じ!悪党と遭遇すれば成敗!果てには毒を盛られそうになったりハニートラップまで……!! 初見でクリアすることは至難の技でしょう! あなたの忍耐と判断力が試される……! 【システム】 「忍者」と呼ばれるレベルアップシステムが実装されており、「忍者」レベルに応じて展開が変わります。 あなたの知性と戦略性が試される……! さあ!! 極限のミッションに君も挑め!!! 衝撃のエンディングをその目に焼き付けろ!! ぶちこんでいくぜ!!! @ネタバレ開始 腹筋いてえええええええwwwwwwww 最高すぎる!!!! 素晴らしいおバカテンションとノリ!! でもシナリオは骨太で王道!!! なんだこれ、神作!? マーヴェラスな作品、ありがとうございました! 丼四郎かわええええ(*´∀`*) @ネタバレ終了
  • ネームレスな彼女
    ネームレスな彼女
    エンディングコンプしました! ゲーム冒頭から、主人公の「俺」の心理描写に惹きこまれました。 「俺」の自尊感情の低さや、得体の知れないヒロインに対する戸惑い、 女子高生とデートしている自分の状況への不安は(そんな体験はありませんが)、 とても共感でき、リアリティーがありました。 @ネタバレ開始 私自身、ネームレスのビジュアルに釣られてプレイした身でしたので、 彼女が名前を捨てた理由にゾッとしました。 牛丼屋で「触らせていただきます」と返されたとき、 「俺」を「フツーのおじさん」だと言ったとき、 まだ幼い彼女が感じたのは、諦めなのか、失望なのか。 TRUEエンドを迎えた後BADエンドを見ると、 最後にネームレスが見せた表情の理由を考えさせられます。 @ネタバレ終了 可愛い女の子が好きな方にも、主人公とヒロインの関係性を 重視したい方にもオススメしたい作品です。
  • 夏の想いは星影に
    夏の想いは星影に
    ペルセウス座流星群が極大を迎える日。実家に帰省した「私」と、「部長」の交流を描いた物語。僕は15分ほどで読了できました。 @ネタバレ開始 少しビターな雰囲気が大変良かったです。「私」はけっこうドラマチックな体験をしているのですが、本作品はそれも含めて淡々とした調子で語っています。2人の内面には高ぶりもあったと思うんですけどね……。それをあえて見せないところを粋に感じました。 背景写真はどれも美しく、大変印象的でした。BGMをあまり用いず、主に効果音を流すという手法も、この物語にぴったりだったと思います。 ごちそうさまでした。
  • 軍議でござる
    軍議でござる
    「会議茶化しゲーム」と銘打っている通り会議をひたすら茶化すゲームです。 エンディングは恐らく一つ? イラストがアニメーションするのですが、発言していないキャラにも異様な存在感がありました。 @ネタバレ開始 グダグダになって最終的に炎上する流れは現実世界のプロジェクト炎上の縮図とも言えますね。 ゲーム自体は笑ってプレイしていたんですが、現実と重ねるとどこか笑えない自分がいたのも事実でした。 主人公のような「関係ない話やめてください」と言える鋼メンタルが欲しいですね! @ネタバレ終了
  • さりとて君影草は咲く
    さりとて君影草は咲く
    第一印象は「とても綺麗で風流なタイトルだなあ」でした。 最近流行りの転生もの……かと思いきや、様々な人々の思いが交差するヒューマンドラマだと感じました。 この作品は主人公の類くんの「運命」を変えるお話ですが、この「運命」というのは自分ひとりの力でどうこうできるわけではなく、いろいろな人々と関わることによって良い方向にも悪い方向にも変えられるものなのだと思いました。 当作品ではSF的な力を用いますが、人と関わることによって自身の運命が形成されるという普遍的なテーゼをひしひしと感じます。 短いお話でしたが、メッセージが端的に伝わる、いろいろと考えさせられる作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました!