ティラノゲームフェス2020参加作品
10034 のレビュー-
そして僕らは世界を壊す世界観にぴったりなBGMと効果的なSEですっかり物語に引き込まれてしまい、プレイ後はしばらく放心状態でした。 とにかく心理描写の細かさがすごいです。 @ネタバレ開始 序盤では、梓くんには見えてしまう、隆之介くんに対する周囲の人々の本心が、始終チクチクと胸を刺すような表現がされており息が苦しくなりました。 また、隆之介くんへの気持ちが愛か依存かで悩むシーンも印象的でした。 依存していることを認めたくない感情が、そして認めたくないと思っている時点で事実が明らかになってしまうような、あの感じも見ていて辛いものでした。もうそれは『愛』でいいじゃないか!と言ってしまいたくなりましたが、そう簡単になものじゃないんですよね。確かに愛はあったと思うのですが…… 個人的に一番好きなシーンは「殺さない」の選択肢を選んだ後のところです。 「普通じゃないぼくのために、普通じゃなくなってくれたこと」が嬉しかったという隆之介くんの言葉が忘れられません。 「だからこのまま終わらせる、自分が普通じゃないうちに」と言っていたことから、「自分が普通になってしまったら、梓くんを置いていってしまうことになる」と考えたんでしょうね。梓くんが「どんな隆之介くんでもいい」と言っていたのもとても切なかったです。 邑井さんのエピソードもすごく良かったです。 梓くんとの関係が徐々に見えてくるようになっており、それに伴って彼女の想いがプレイヤーである自分にも流れ込んでくるような感じがしました。二人が幸せになる道も見えていたけれど、最後は梓くんのことを思って彼を過去へ送り出した邑井さんの気持ちを考えるといたたまれないです。 『世界を壊す』ことの意味を理解したときはもう、本当に悲しかったです。 隆之介くんを救いたい梓くん、梓くんを救いたい邑井さん。 この二人の思いが報われて欲しかった…… @ネタバレ終了 自分の中では一生忘れられない作品になりました。 素敵な作品をありがとうございました!
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因果律 The First Contact VoiceVerタイトル画面に惹かれてプレイしました。 閉じ込められパートで紙を半分しか(?)見つけられず 絶賛まだ迷子です>< 画面全体の完成度が高くUIも落ち着いた感じにまとまっています。 キャラクターの数々も気になり…! なんとか脱出して謎に挑みたいです。
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崇高なテロリスト寒色系でまとめられたデザインがおしゃれで素敵です! 細かく作られた画面や主人公視点でのパソコン操作も楽しかったです。 お話はこういうこと本当にありそうだ~という展開で怖さがありました。 終盤の展開はドキドキしました。最後どうなったんだろう…。 引き込まれる作品でした。
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運命の書き換え方直接プログラムを書き換えて運命を変えてしまうというシステムが本当に面白かったです! 状況は緊迫していますが、ここを変えたらどうなるのかなー?と 楽しみながら遊ばせていただきました。
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エンドロールが終わる前に「微ホラー」どころか結構怖かったです。 本編終わったあとだとあのエンドロール後の絵も何だか怖く感じました。 短いお話でしたが、とても楽しませて頂きました!
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でじゃびびっど!
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ハローライブ!ゲームの応援パートのシステムがすごいです。ティラノでこんなことができるんですね! ストーリーパートクリア後のタイムアタックモードが好きです。難しいですが、やりごたえがあるので、Sランク目指してがんばります!
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とある惑星の記録(No.S-01)タイトル画面がおしゃれです。シンプルな構造のシナリオは好感が持てました。 これからも制作頑張ってください。
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イミテーション-ImitationDLしてプレイさせていただきました。 しかしどちらの選択肢を選んでも同じ最悪な結末になってしまいます…あれれ?
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まもののたおしかたちょうどよい仲良くなりたい加減の魔物の見た目がよかったです。 これからも制作頑張ってください。
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エンドロールの最後までほっこりする話でした。 次は登場人物の顔もぜひ見てみたいです!
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かみさま の きもちバーチャル絵本といった感じでしょうか? ほんのり切なく、絵本を読むことで 考えさせられる物語になっています 有名なまちのじんじゃにはわざわざお金を出して参拝しにいくのに、 地元のいなかのじんじゃにはそういえば最後に行ったのいつだろう… となんだか身に覚えがあり、ギクリとしています!
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ケッカイさん夏休みに祖父母の住む田舎で肝試しをして…という いかにも!な雰囲気がたまらない作品 BGMや効果音の使い方が、不穏さや恐怖を更に際立てています 少年少女が怪異の解決に向けて手探りする様は 思わず応援したくなります 降りかかる災難も理不尽ではなく、 納得のいく締めくくりでした ドッキリやグロテスクや残酷な表現はないので、 それらが苦手な方にもおすすめです
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毒味メイドと嫌味シェフイラストに惹かれてプレイしましたが、キャラ絵だけでなく、 背景やUIにも統一感があり、優しい世界感が演出されています 魅力的なキャラばかりですが、陛下のキャラがとにかくツボで、 陛下のファンになってしまいました! メインの二人のやりとりを、陛下と同じような視点で見ながら 最後までニコニコとプレイさせていただきました! お城のみんな、一生幸せに暮らしてくれー! という気持ちでいっぱいになる温かな作品です!
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高層マンション順風満帆な人生を送っている男が久しぶりの休日を書斎で過ごしていたところを閉じ込められたところから始まるお話。 『家族そして、自分のしあわせ』とはなんなのかについて深く考えさせられました。 各エンディングごとの演出もシンプルながらそのルートを表していてうまいなあとしみじみ思いました。
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天性の盗人エンドコンプしました。 タイトルから何かもっと重いものを想像してましたが、かわいいお話でした。 画面デザインや音の入れ方などがすごくよかったです。シンプルなゲームで、短時間だけどキャラクターも愛着が持ててまとまりがすごい。 もっと遊びたい!と思う作品でした。
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まもののたおしかたまさかの展開に驚きました! また、ロールプレイングゲームの様に色々とコマンドを選べて楽しかったです。
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犬語全然わかりませんでした~。 こんなにかわいい犬たちなのにまさか誘拐事件だったとは! 楽しかったです。
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さりとて君影草は咲く気が付いたら、赤ちゃんに転生している主人公。 そこから始まる乳幼児としての人生……予想できない展開に、意表を突かれました。 全部のエンディングを見ることで、物語の裏側にある真実や、登場人物の内に秘めた想いが明らかになります。
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名もない吐息会社を退職した主人公の直井。彼はその日の夜、終電間際のホームで女子高生の奈留に声を掛けられ、成り行きで彼女を家に連れていくことから始まる物語です。選択肢はなく、1時間弱で読了しました。 @ネタバレ開始 自然と吐き出された溜息のように、登場人物たちが抱えている生きづらさと窮屈さをじっくりとした描写で表現した一般小説のような作品でした。個人的な話になりますが、何もかもうまくいかなくて鬱屈としていた時期のことを思い出してしまいました。 エンディング後に出てくる文章がすごく好きです。劇的に救われるわけじゃないけど、それでも明日以降も生きなくちゃいけない。そっと背中を押してくれるような内容だと感じました。