ティラノゲームフェス2020参加作品
10034 のレビュー-
ウィズファミリア~運命の輪と時の天秤~クリッカーゲーム! ティラノ製では初の試みなのではないでしょうか。 ソシャゲのガチャ(世代的にはむしろカードダスw)みたいな感じで、 サクサクと何度もタダでキャラクター召喚ができるのが楽しかったです。 「キャラかぶりが激しすぎて召喚コストが上がってしまい、 キャラコンプを諦めて初めから」という不運を3回繰り返し、 ようやくキャラコンプを達成できた時の達成感はひとしおでした! 長時間放置によりクリアできた時も達成感がとてもありました。 (やってることは放置してるだけなのに不思議です) 斬新な作品をありがとうございます。
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難儀な哲学者無機物同士が深夜おしゃべりする、という変わった設定の作品でした。 もうその設定自体がとっても素敵だなぁ、と。 掌編作品でしたが変わった世界観に浸れました。 最後に見たエンド5で見られた2体の関係性・雰囲気が好きです。 フォントがとても読みやすく作品とマッチしており、 とても良いチョイスだと感じました。 バッジ実装前にプレイしたので、回収に励まねば!
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Kallipolis不思議な世界観で綴られるカレンダー進行型のADVです。 ゲーム内では1週間ちょっとくらいのお話なのですが、 ストーリーはとても振り幅大きく進行します。 壮大なスケールや様々な設定をギュッと詰め込んだような作品でした。 多くのシーンが駆け足で進んでいったように感じたので、 もう少し字数を増やしてしっかり語っても良いかな、と思いました。 ただ、おかげで展開が早くてテンポが良いとも言えるので好き好きですよね。 (一般的にはテンポが良い方が好まれるでしょうし) 面白い作品をありがとうございます。
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妖精の夜設定や登場人物、ストーリーなど、オリジナリティの溢れる作品でした。 使われている背景やエンディングの音楽が綺麗で印象的でした。 かなり味わい深い作品だと思いましたが、 読み手の力量不足でどれだけきちんとメッセージを受け取れたかは少し不安かもです。 素敵な作品をありがとうございます。
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びたちょこ「忘却の魔女」編壮大な異能バトルモノの序章、といった趣の作品でした。 様々な能力を持つ狩人が活躍する世界の物語です。 プレイ中の違和感が解消し、希望のある結末へと続く良いお話でした。 立ち絵を含む素材の見せ方も非常に上手で、特に前日譚の部分は演出にも迫力がありました。 主人公たちがもっと活躍する姿も見てみたいと思いました。 勝手に続編の制作を期待してお待ちしております!! 面白い作品をありがとうございます。
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ありすすいーぱーマインスイーパーは苦手なのですが、かわいらしい雰囲気が気になったので遊んでみました。 言われてみればなるほど、障害物を踏まないようにそろそろと進む感覚に似ているかも。だけど、もはや何回転んだかわからない……! 画面デザインが見やすく、ルール説明もいつでも確認できる親切設計なのでマインスイーパー初心者でも安心して遊べました。そして演出がキュートですてきです。 上級クリア目指してがんばります。
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もんだいがある▼レトロなSEやBGMがポップでコミカルなやり取りに 合っていて可愛らしいです 初見でギャグ系なのかな?と思わされたのですが 予想していなかった展開に「なるほど!」と感心しました プレイ前後のギャップがいい意味ですごいです! おまけまでじっくり堪能した後に タイトル画面の笑顔を見て心を完全に射抜かれました どうか幸せになってくれ…という気持ちでいっぱいです
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さみしいカッパサムネイルの時点でカッパが めちゃくちゃ可愛かったのでプレイしました! イラストも物語も音楽も朗読も全てが丁寧に作られていて、 温かみや穏やかさや優しさが伝わってきて癒やされます! どのシーンもほっこりとできて素晴らしいのですが、 顔を伸ばして変顔してくれるカッパが あまりにも可愛すぎてツボです…!
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深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to紹介文の通り、兄妹が世間話をしながら深夜を散歩する作品です。 プレイ時間としては1時間ぐらいですが、よく話題が尽きないなーと思うぐらい、 色んな話題でテンポ良く、会話のキャッチボールが進みます。 そのテンポがあまりに良いので、文字送りの操作すらも、 タイトルの「beat」の通り、何かリズムを刻んでるんじゃないかと思うほどでした。 心地よい音楽、深夜の不気味さとどこか非日常でワクワクもする画像、 それらとマッチした全体の画面構成がイイカンジで、そこに圧倒的な量の会話キャッチボール。 文字を送りながら、不思議とこの作品に浸かっていくような感覚があり、 良い意味で、会話を聞きながらも眠くなっていきました。 作中、あくびの話がありましたが、同じタイミングで出ましたし、 この作品に共感しつつ、リラックスしてる証拠なのかなと思いました。 @ネタバレ開始 散歩が終わり、括弧と別れて一人になってから「……」が連続するシーンが、 マシンガンのように会話していたのと比較して、静寂がものすごく感じられ、 めちゃくちゃ印象的なシーンになっていました。あそこはとっても良かったですね! @ネタバレ終了 この作品は深夜になんとなく、コレという目的もなく、 フラーっとネットサーフィンするような感覚の延長で、手に取ってみるのが、 不思議な感覚と共にリラックスもできて、適しているような気がしました。 ぜひ深夜に遊んでみてほしい一作でした!
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忍者爆発さあ、感想ぶちこんでいくぜ! 作者様のギャグセンスが文字通り爆発した とても面白い作品でした……!! タイトル画面と曲の勢いでもう笑えて、 忍者記録! 忍者再臨! 忍者凝視! 忍者退散! メニュー画面の勢いも笑えます(笑) 「忍者退散」を押すと「忍者退散?」と念押ししてくる のも「忍者記録」しようとすると「忍者がないぞ!」と 書かれているのも芸が細かく面白く…(笑) いわゆるギャグゲーですが作りこみが丁寧な作品です。 シナリオのテンポも良いですし、主人公の権三郎の キャラ設定も良く言動や行動に好感が持てました。 エンドロールのSEの畳みかけもセンス抜群です。 「お前の心の忍者を爆発させてみな……。」 (面白いのでぜひプレイしてみて下さい。)
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アブノーマルハァト可愛いイラストと不穏な雰囲気に魅かれてプレイさせて頂きました! 1人1人個性的なキャラクター達で、それぞれのお話がそう長くないので遊びやすかったです。 次はどんな人なんだろうとわくわくして一気に読み進めました! @ネタバレ開始 明日真くんは、本人がとてもまっすぐなだけに報われてこなかったんだなぁ……と哀しくなりました。 BADENDの星奈ちゃんの怯え顔がツボです! 香利さんは、どう展開が進んでいくのか想像がつかなくて 優しい香利さんに癒されつつもドキドキしながら進めました。 HAPPYENDがとても切なかったです……。 せっちゃんはとにかく顔が良くて口調も可愛くて惚れました。ずるい。 想像以上にゲス顔を披露してくれて良かったです。 奏夢さんのお話はロマンティックで切なくて、 HAPPYENDの1枚絵が最高でした。 善くんはめちゃくちゃ可愛かったです。最推しです。 序盤からサイコ感溢れてて最高でした。直されたい。 ヒロインの星奈ちゃんも、CGモードのデフォルメ絵も可愛かったです。 TRUEEND後のタイトル画面も最高でした! @ネタバレ終了 様々な愛の形が味わえる、ハラハラドキドキな作品でした! ありがとうございました!
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かみさま の きもち表紙からめくるも裏表紙からめくるもよし。 絵本を読んでいるかのようにページをめくり、 かみさまとひととまちとむらについて考えさせられる 温かくも切ない読み心地がする素敵な作品です。
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パーソナル・スペース点と点が繋がっていくお話。 チャプターの順番が入り乱れながら話が進むのに、物語のすじが通っていて混乱する事もなく、むしろ続きが気になって最後まで一気に読み進めました! エンド後も、シロエの足跡をたどるようにもう一度、今度はチャプター通りに読み進めて……やっぱりあの一枚絵のところでは涙が我慢できませんでした。 クロハも思い焦がれてたのだろうと想像すると、さらに涙が……。 現実の宇宙でも、想像の空間でも、シロエとクロハが繋がる事を祈ってしまう、心に余韻の残る素晴らしい作品でした。 ありがとうございます!
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名もない吐息DL版でプレイ。(安定しているこちらがおすすめかも) 通して最後までプレイすることで印象が決まる作品だと思いました。 小説風のUIは、地の文を細やかに描くタイプのこの作品の文章にあっていると思いますし、後半の動的な演出も作品に合っていて、その意味でも演出は『凝っている』と思いました。 @ネタバレ開始 内容的には、公序良俗的にどうかという部分はありますが、 死を意識しもがき苦しむ中で、その先に強く生を意識させる、といいますか浮かび上がらせるシナリオになっているのは大きなカタルシスになっていると思います。 あと、さりげない一文がタイトルとテーマになっているのも上手いと思いました。 @ネタバレ終了 "描いているオトナ"から外れながら"青春後"を生きる者の一人として、胸に留まる作品でした。 心に残った文章は、 @ネタバレ開始 『だって仕方がない、 僕達は死ぬことすらできなかったのだから。』 @ネタバレ終了 でした。 制作お疲れさまでした。&ありがとうございました。
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ありすすいーぱー待ち合わせの時間を守りたいありすちゃんを妨害するものを、マインスイーパーをやって取り除くというゲーム。 ティラノでマインスイーパーって作れるんだ!? すげえ… ありすちゃんがとにかくかわいかったです。 ありすとーくの方もプレイ済みなので、元気なありすちゃんが見れてうれしい(いやありすとーくのほうもある意味元気でしたが…w
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対象She-11に関する記録ほとんどの人類が滅亡した近未来で起こったとある二つの生物のお話。 少し重い設定なのですが、会話のテンポなどがよいためスラスラと読むことが出来ました。 ヒロインのシェルが可愛いです。 前半部分は彼女の可愛さを十分に堪能することが出来ました。 後半の展開もお見事で、途中からハラハラドキドキと感情を揺さぶられながら読み進めました。 1時間で綺麗にまとまった作品で終始楽しむことが出来ました。 素敵な物語をありがとうございました。
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よざくら奇譚短いですが酔った時に見る夢のような、素敵な作品でした。 あっさりした大人の女性の優しさも心地いいですね。 イラストも、選曲もとても良いと思います。 ありがとうございました。
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浮気をバレないようにするゲーム『椿の主』がよかったのでこちらもプレイ。 上手い。お上手。『椿の主』同様、全体の質がすごく高い作品なんですけど、絵と音の組み合わせがなんともハイセンス。 コミカルさとホラー感を同居させて、この長さでまとまっているのが絶妙。 これはプレイしてみないと伝わらない面白さなので、是非たくさんの人に遊んでほしいです。いいから、とにかく、プレイしてみてほしい。 @ネタバレ開始 最初に選択肢が出た瞬間、吹きました。1周目は出る度に笑いますね。 Bエンドは「タイトル画面そこか~っ!」というのと、薄ら見える顔に、後頭部がぞわりとしました。 ヤンデレに造詣深くないんですけど、これは正しくヤンデレだなと。 とてもいいヤンデレを見た思いです。 @ネタバレ終了
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2100-1前作であるKAN0N(カノン)が高品質なゲームだったため、今作「2100-1」もプレイしました。 今作も同様に非常にクオリティの高いゲームでしたので、気になっている方はぜひプレイして欲しいです。 KAN0N(カノン)の感想でも同じようなことを書いた気がするが、説明描写を極端に省いているにもかかわらず、わからせる文章、台詞作りは今作でも絶品だったように思う。 キャラクターに対する細かい描写から性格はもちろん、チューニングされた設定が垣間見れて好感が持てます。 登場人物の台詞が少しウィットに富んでるのは個人的には大好き。 ユーザーはアンドロイドである主人公モモの記録データを“覗き見”する形で物語を見ていくことになるのだが、この視聴型というアプローチが冴えわたった作品だったように思う。 モモの視覚、聴覚といった五感を通してみる強烈(暴力的とも言える)な一人称のおかげでゲームへの没入感が非常に高い。 また、このゲームには非常に多くのユニークな登場人物が存在するが、モモを通してその人間関係に触れるため、モモ自身が持っているその人物への好感度によって、その印象が変わっていくのもまた面白かった。日常というゲームのテーマとこの演出面がうまく噛み合ってる稀有な例だなと感心しきりだった。 反面、日常がテーマであるがゆえに物語に大きな展開がなく、ただただ文字を負うような印象を持ってしまうのは辛いところだった。 また、視聴するかしないかの画面にバグがあるようで選択肢が表示されないようでした。 驚くべきことに今作も制作者は一人でゲーム制作しているようです。このクオリティのゲームを一人でというのはすごいです。 これからも制作頑張ってください。応援してます。 あんまり関係ないが、海外ドラマやSF作品はなぜ箱に入った中華とか食べるんだろうね。
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手紙の先にはコミカルで、どこか微笑ましい、いいお話でした。 読後感は良好。 お話の長さに対して、満足度の高いお話でした。