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ティラノゲームフェス2020参加作品

10035 のレビュー
  • 真夜中アリス
    真夜中アリス
    SEのみで構成された作りと寂しげな文章が、孤独な夜の雰囲気に一緒に浸れるようで素敵でした! 彼女は客観的に自己分析できているような、夢の中に浸ってなんとか吐き出したいものを我慢しているような、 両方の間で揺れているように感じました。 短編の中でしんみりとした気分に浸れる作品でした! ありがとうございました!
  • もんだいがある▼
    もんだいがある▼
    ある男子からの突然の告白! そして更なる展開にも「もんだいがありまくる」? 真っ直ぐで熱血な須藤くん、 ちょっと(だいぶ)口の悪い木嶋くん、 常にマスクな八重咲さん… 全員個性的で、主人公ちゃん含めてみんなかわいかったです。 愉快なBGMと効果音が流れる中でたたみかけるような会話劇が繰り広げられる、コミカルで楽しい作品でした。 どの選択肢での展開も面白いので、ぜひいろいろ試してみてください。 @ネタバレ開始 一周目でストレートに進めたら結構急に終わってしまい、びっくりしました。普通にOKしてしまった…(´▽`) @ネタバレ終了
  • 点鬼簿行路
    点鬼簿行路
    人形の首を折っていく少年・淵上くんと、彼が所属する演劇部の先輩・小夏ちゃんのホラー物語です。全2エンド、30分程度で読了しました。短めの作品ですが、読み終わった後の余韻がとにかく大きい、美しくも残酷な物語でした。 個人的に強く惹き込まれたのは、メインとなる文章表現でした。思春期の鬱屈とした感情をベースにしつつ、レトロな雰囲気を感じさせる独特な言い回しが、より物語の世界観を強固にさせていると感じました。前作の『ヘクソカズラ』でも感じましたが、制作者様でしか表現できない文章の世界が完成されており、その部分も楽しみながら読みました。文章以外にもグラフィックの美しさはもちろん、世界観を崩さない程度の演出・絶妙なタイミングで入ってくるボイスなど、ノベルゲームとしての完成度も非常に高い内容になっています。 @ネタバレ開始 淵上くんと小夏ちゃん、お互いに「気になる相手に会いたくなった、という感情を持った時点で悔しくなる」という部分が、個人的にめちゃくちゃ刺さりました(細かい!)。すごく捻くれているけど、すごく真っ直ぐで、とても二人らしい感情表現に自分は胸がギューッとなりました。何だか変な感じの文章になりました⋯⋯。スイマセン⋯⋯。 @ネタバレ終了 とても印象的で上質な短編ホラーでした。素敵な作品をありがとうございました!
  • 椿の主
    椿の主
    見事に可愛いサムネに釣られてプレイさせて頂きました! 淡々としているようで細かい伏線を込めた妙味のある文章が印象的でした。 笑顔がなかなか見られなくて寂しかったので見られた時は嬉しかったです。 @ネタバレ開始 またハイライトのない時も可愛らしかったです! 結局ツバキなしでは生きられない状態になっているのが素晴らしいですね。 何を教え込んだのかイロイロ想像させられました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
  • 人間らしく
    人間らしく
    プレイ時間は約5分ほどと短いですが、受ける印象は鮮烈でした。 生きるとは何か。自分の人生について考えたくなる、そんな物語でした。 次回作も楽しみにしています。 心に残るお話をありがとうございました。
  • ファーストジェード
    ファーストジェード
    イラストが豊富で、主人公に感情移入しやすかったです。「俺のこと、どれくらい好きなの?」に対する彼女の返答は最初あまりピンときませんでしたが、後半に進むにつれてその真意が明かされて、心が晴れていくような気持ちでした。2人の微妙な関係性が上手く描かれていて、読後感の良い作品でした。ありがとうございました!
  • 天性の盗人
    天性の盗人
    想像していたよりもほのぼのとして可愛い作品でした。ドット絵風のグラフィックが良いですね!エンドロールの漫画イラストが個人的にとても好きです。ありがとうございました!
  • いろさがし
    いろさがし
    なくなってしまった色を探しに行くお話。カラーちゃんの他にも個性的なキャラクターたちが登場して面白かったです。会話にギャグ要素が多く含まれていてとても楽しめました。なんとなく彩華ちゃんに垣間見えるサイコパス感に思わず笑ってしまいます(笑)ありがとうございました!
  • 鳥籠の嘘
    鳥籠の嘘
    面白そうなあらすじに惹かれてプレイさせていただきました。監禁している人物の狂気に怖いなあ…と感じつつプレイしていたら、ラストのどんでんがえしにすっかり騙されました!トリックの作り方がとても巧いです。クリア後のサイドストーリーも楽しませていただきました。ありがとうございました!
  • 手紙の先には
    手紙の先には
    プレイしました! 泥棒が家に忍び込むお話でしたが、最後は微笑ましい結末になり心が温まりました。この泥棒もなかなか憎めないですね。 手紙を色々な所に隠して探させる遊び、私も昔やったので懐かしい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 お母さんを喜ばせようと頑張って手紙を書いた子供の優しさが伝わりました。この子は将来絶対良い子に育つわ…。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 日常がまたやってくる
    日常がまたやってくる
    日常を壊したくないから好きな人に告白しない…シンプルな物語だけど考えさせられるお話でした。たしかに変わらない日常は安定していて気楽でいられます。それも一つの幸せで、一つの選択なのかもしれませんね。
  • 青い翅の蜘蛛
    青い翅の蜘蛛
    絵本のようなタッチの豊富なイラストが目を引く作品でした。自分の醜い姿を気にする蜘蛛の蝶を羨ましがる気持ちが伝わって、切ない気持ちになります。一瞬でも、蝶の青い羽根を手に入れて友人を作れた蜘蛛は幸せだったのかな…といろいろと考えさせられるお話でした。ありがとうございました!
  • 謎の黄色い生き物と道端で遭遇するノベルゲー
    謎の黄色い生き物と道端で遭遇するノベルゲー
    44号くんと道端で遭遇するほのぼの日常ゲーム…かと思いきや予想を遥かに超えるトゥルーエンドが待っていました!某エンドで少しグロめな一枚絵を見て少し怪しいな…?と思ったのですが、やはり正体がとんでもなかった…!面白かったです!
  • 独裁者打倒計画 by 帝都東京
    独裁者打倒計画 by 帝都東京
    まさかの展開に驚きの連続でした。テンポが良く、続きが気になりながら楽しめました!本当にこんな世の中になったら嫌ですね…。BARAさんが面白くて好きです(笑)ありがとうございました!
  • 実話系怪談 深海からの足音
    実話系怪談 深海からの足音
    怖かったです…!基本的にホラーは大丈夫なほうなのですが、「実話系」となると一気に怖さが増しますね…。ぞくぞくしながらプレイしていたので、途中に出てくる人形の写真に思わず「ヒッ!」となってしまいました。じわじわ来る怖さがあって面白かったです。ありがとうございました!
  • モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?
    モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?
    アオハルかよ!? 2つのルート合わせて一時間半で読了しました。 OPが今風のアニメ的な演出で凄かったです。ダブルヒロインの最後のカットとか特にいいですね。 王道な属性満載で華もあるわドラマチックな背景もあるわの綾瀬栞に対して、主人公から見てただの後輩という立ち位置の白崎未空。その三角関係の行方を主人公が選択する形になります。 タイトルから察するに未空ちゃんがメインヒロインと踏んで、栞ちゃんルート→未空ちゃんルートの順番で攻略しました。 ああもう、アオハルかよ!?(大事なことなので) どちらのヒロインにもかなり感情移入してしまったので、どちらかのルートを見ている時はしっかりとそのヒロインが好きになるし、またそうでない方のヒロインの気持ちを思うと胸が痛む…。 私の心は常にライターさんの手のひらの上でコロコロと転がされていました。コロコロ… @ネタバレ開始 未空ちゃんルートでの栞ちゃんへの告白は名シーンだと思います。 声優さんの演技素晴らしいですね…。ここに限らずですが。 また、3回同じ選択肢を繰り返すところなどたまらなく愛おしかったです。 さらにその後、照れ隠しのナメクジ呼ばわりが個人的に最高でした。 ラストは間違いなく彼女はモブではなくメインヒロインでしたね。 @ネタバレ終了 いやもう、アオハルかよ!? って叫びたい方にお勧めします。
  • メモリ - 学校の怪談 -
    メモリ - 学校の怪談 -
    とても雰囲気のある日常ミステリー作品! 第一幕の迷い犬から続けてプレイさせていただきました。 描写されるキャラクターや背景がほぼモノクロなのに加え、あえてほとんどのシーンBGMがないなど、雰囲気作りがとても細やかでした。 登場人物の子気味よい会話のやり取りなどは見ていて鮮やかです。 物語のテーマとなっている、忘れることがないという長記憶能力がこの先どのように深堀されていくのかなと楽しみです。 日常ミステリーというジャンルがもっとノベコレでも流行ればいいなと思っていますので、これからも応援してまいります!
  • 青い翅の蜘蛛
    青い翅の蜘蛛
    虫は苦手なのですが絵が可愛いかったので、挑んでみました。 素敵な話だと思いました。 絵本を見ている感覚になりますね。 命の尊さとか、自分の事が大嫌いだとか、友達だとか。 @ネタバレ開始 最後、クモが落ちて、青い翅が散らばっているのを見て、きっと、友達だった蝶達は『本当はクモだったのに、私たちを食べないでくれたんだね』ってなるかと思ったのですが。 確かに、青い翅を装っていたことを知らなければ、青い蝶が食べられちゃったと思いますよね。 餓死するほど、大切にしていた友達・・・。 あとは、虫大嫌いだけど、クモが青い翅を装って自分を好きになったところとか、可愛いと思ってしまいました。 それから、死ぬ前に幸せな時間が過ごせて良かったなと思いました。 @ネタバレ終了 とても奥の深い話でした。 ありがとうございました。
  • 泣けない兎2
    泣けない兎2
    一話から引き続き拝見しました。前回にも増して濃い、そして激動の展開で、もうすべての選択肢を一気に読みまくりました… これまで謎に包まれていた白夜くんのこと、そして笛さんの頑張りの理由が深く判る内容になっています。 以下内容を含むので畳みます。 @ネタバレ開始 序盤からBADを踏みまくる私「エーッ!? なんでや白夜くん! ちょっとなけうさ一話見て来てや! きみのお姉ちゃん頑張っとるで!!」(なけうさ一話のzipを掲げながら) シオンくんに慎重に行動した方がいいって言われて本当だな…と反省しましたね…ごめん白夜くん… そして終盤まで読んで、彼の行動の理由も徐々に判って来ました。これはあかん、本当に救ってやらねばならん! 頭を冷やすのにセツカちゃんのところ行く選択肢を見てちょっと笑ってしまった…確かに冷やすにはここが一番だ…! シオンくんの言葉にはそうだなあうんうん、と思わず頷いてしまいました。きみもきっと前を向ける日が来るぞ… 前回も思いましたが、あらゆる選択肢の先にちゃんと迎えに来てくれる秋仁くんの存在もとても有難いものですね…。一プレイヤーとして「今回も来てくれた良かった~~!」と安堵する自分が居る…! 白夜くんサイド、これは本当にトゥルーじゃないのかこれはメインじゃないのか…! と思うほど内容が濃かった…! シーラさまもひどいことなさるでえ…(もちろん本意ではないのでしょうけど!!) やっぱり笛さんの快活な笑顔が好きだなあと思いつつ読了しました。 @ネタバレ終了
  • Eat-Tsuke!
    Eat-Tsuke!
    このゲーム、淡々とした語り口調の中でどうにもならない不条理さを感じる文章に等身大の感情表現が合わさってとても引き込まれました。 そうして、引き込まれたが最後、作者の思い通りなのですね…。 現実とゲームがシンクロする感じとそれに伴う何とも言えない怖さがあってすごく楽しめました。 そして、想定プレイ時間見てもしやと思ったら案の定二周目があるのですね。 ネタバレになってしまうので詳しくはかけませんがこちらもまた不条理さや理不尽さ人間の汚さなんかが丁寧に描写されてて読んでていい意味で気味が悪かったです。 尾を引く怖さというのが上手く表現されてて作者様の実体験じゃないよね?と不安になりました。 シンプルで簡略なゲームがプレイするとその理由が分かり、設定という面での作り込みに感服いたしました。