ティラノゲームフェス2021参加作品
8488 のレビュー-
怪談小噺・残実況させていただきました。久しぶりに怪談を読んだので楽しかったです。
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交響曲第十番「融合」まずとても綺麗なタイトル画面に惹かれ、始めると描写される世界観が心地よく、深く浸透していくように思いました。 作品名から内容が全然想像できないままに始めたのですが、不思議な、運命的な出逢い、確かにこの掛け合いは交響曲と呼べるのかも…と感じます。 かなり想像力の擽られる内容で、こういう部分が非常に文学的な気がしました。「違い」を感慨深く思ったり。 間違いなく素晴らしい作品だと思いますので、お時間がある方はぜひ。 以下は内容を含みますので、畳みます。 @ネタバレ開始 解凍した私「なんやこのreadme群は…?!」悲しいかな私の環境では文字化けしていてファイル名が読めなかったのですが、とりあえず片っ端から開いて読んでしまいました。 それはそれとして、第1楽章では交互に来る音と視覚掛け合いが「すごいなあ」と思いました。我々にとって常識と思っていることが違った世界の話だなあと… 第2楽章で、「両方持たない」お兄ちゃんが出て来たとき、ああ今後はそういうこともあるのかと…まさしく人間賛歌と言いますか、人の進化や交わりを感じます。あと性癖に刺さりました(本音) 展開に無意識のヨッシャアが出ました… 第3楽章、時代が飛んで驚きましたが、運命に運命が重なる感じで「熱さ」を感じましたね…。 ここまでの流れで第4楽章に行き着いたとき、人間の宇宙的なものを物語全体に感じるようになっていました。人類の形成の繰り返しだけど、でもそこに繋がりが確かにあって、うまく言葉に出来ないけどすごい世界観だなあと… 一種SF的なところもありますが、どちらかというと地に足ついた泥臭さ、そしてそこが人間と文明の良さという気持ちになりました。 画面構成がシンプルだからこそこのお話の良さが活きるなあと思います。制作お疲れさまでした! @ネタバレ終了
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Rose Magicなんという導入の可愛さ! おっちょこちょいの魔女ちゃんが、バラを咲かせるため頑張るクリックゲームです。 細かい動きなどの演出も相俟って、とてもほっこりした気持ちでプレイしました…。 エンドも5種あり、そのひとつずつでお話の片鱗が見えていきます。(END5、とても良かった…!) ヒントページやキャラクター紹介なども充実していて、ひとつずつ見ていくのが楽しい作品でした。
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じごくのインターネッツとても素敵な雰囲気の作品でした。タイトル画面からお話に興味が湧く印象で、一体なにが起こるんだと次々ページを捲ってしまうような…。 システム面では古き良き読んでいくゲームであるとともに、ただ受動的なだけではない部分もあって、題材は(前作と同じく)非常に現代的で惹かれるモチーフが多いです。 個人的にはファイル3が好きです、話が大きくなっていって思わず笑ってしまいました…。 奈落ちゃんのデザインも可愛くてとても好きです。奈落ちゃんねる、とても見たい…! (そして自分の蒔いた種に翻弄されているきくらげさんも良い!笑) 画面構成も非常に見やすく、ユーザーライクな一作だったと思います。制作お疲れさまでした!
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君と話したいとても素敵なゲームでした。 @ネタバレ開始 概要欄の〜記憶を消してでも、君と話したい〜に ふさわしいゲームでした。 とても感動しました。 衝撃的な展開とオチが気持ちよかったです @ネタバレ終了 プレイさせていただきありがとうございました!
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かえりみち短編でかなりプレイしやすい乙女ゲームです! 男性キャラのデザインが良く、魅力的でした。 @ネタバレ開始 短編なので作中のキャラクターとの関係性が深くは語られませんが、 見え隠れする主人公への思いがありドキドキします。 バックグラウンドを想像し、楽しめるという点でもgoodでした! 声優さんがキャラクターにピッタリ合っているのも最高でした。 @ネタバレ終了 プレイさせていただきありがとうございました!
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けもみみユーフォリア~complete!!~恋愛ゲーム好きの全人類にお勧めします。 全ルートのシナリオが面白いです。サブルートなんてない、全てがメインルート。全てのルートから感じる熱量。全キャラクターに愛が溢れ、それぞれの魅力が詰まっています。主要キャラクターみんなが優しく、台詞の言葉選びがとても素敵でした。それぞれの好きという気持ちに真正面から向き合い、解決する姿に感動しました。 ケモノ要素が設定、ストーリー展開に親密に絡んでいて、どのルートにおいても、この作品しかできない、この作品らしいドラマに仕上がっていました。ケモノになるトリガーが各々用意されていて面白いです。 制服・部屋着・私服・作業着様々な衣装差分が用意されています。キャラクターが走ったり、近づいたり、喜んだりする演出も非常に凝っていて、より一層楽しい気持ちでプレイできます。 システム面に関しても非常に丁寧な作りで、メッセージウィンドウの一人称視点表示の切り替えが細かく、誰が発言しているのか非常に分かりやすいですし、Tipが非常に良い仕事をしていて、世界のことやお花のことを詳しく知ることができます。 素敵な作品をありがとうございました。
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兄さんとラブホに入った俺!柘榴雨さんのコメディ!第二弾?と思いつつ、プレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 コメディ色からストンとシリアスな展開になっていくあたり、センスが光るなぁ!といういつもながらの手腕に圧倒されました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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シロノキロクーアイカと夏の7日間ー世界観が独特で面白かったです。 @ネタバレ開始 「不死が当たり前の世界」その世界の「死」について。 死ぬことは悲しいことだけれど、死なないことも悲しい。 最後は死ぬことを可能とする選ぶエンディングに到達したのですが、冒頭の「物知り博士」とエンディングの「物知り博士」の意味合いの違いに「おぉ!」となりました。 いつもながら、背景や人物の雰囲気が物語と合っていてとてもよかったです! @ネタバレ終了 スキップ機能が実装されたら、また遊びに戻ってきます! 素敵なゲームをありがとうございました!
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ラムネ瓶入り夏休み懐かしくてどこか切ない気持ちになる世界観が素敵で、 1つの映画や小説を見ているような気分になりました! どちらのエンドもプレイできました! ラムネのように爽やかで夏を思い出すお話をありがとうございました!
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反動のクラウドレイジ FREE BATTLEすごく楽しくて、A+戦ハイスコア目指してやりこませて頂きました! タイトル演出からすでにセンスがあふれだしていて、かっこ良かったです。 さらに、チャージ技の時のカットイン演出も良くて「おお!」と声が出ました! A+戦は適度な難易度があり、しっかり考えないと負けてしまうので、各隊員やチップを再確認して編成するのが楽しかったです。 勝った時と、さらにハイスコアを出せた時は嬉しかったです。 そして沼にはまりましたw @ネタバレ開始 伊戸村さんだけ、もしかしたらブーストチップを装備できていない?のかもしれません……。 ブーストチップの装備者表示はしっかりされていますが、編成画面と戦闘の時に表示されなかったので……。 気のせいだったらすみませんっ。 @ネタバレ終了 楽しさの裏にある『シナリオジャンプ先』と『フラグ管理』のスクリプト書きの闇が伺えて、震えております。 やりこめる作品、ありがとうございます!
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母標ホラー作品という事で、せっかくなのでヘッドフォンでプレイさせていただきました。 BGMや効果音、画像の演出など、どれもホラーならではの雰囲気が出ていて、 ドキドキしながらテキストを送っていました。 @ネタバレ開始 最初の母親の独白に、自己責任という思いもありながらも、 少なからず共感してしまう面もありました。 自身が不安定な状態だと、どうしても視野が狭くなってしまいがちで、 そういった時に誰にも手を差し伸べてもらえないのは、とても辛いものがありますね…… そんな辛い中で亡くなっていったというのに、 問題の彼氏の方は今ものうのうと生きていて……これは呪われても仕方がないですね(笑) ただ巻き添えになった奥さんと子供は本当に可哀相。。 遺伝子検査の結果はどうだったのか、何故男の方のお腹に赤ちゃんがいたのか、 電話から聞こえてきた赤ちゃんの泣き声は何だったのか。 個人的に色々と考察してみたくなる良い作品でした。 @ネタバレ終了
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傭兵部隊ローレライと嘆きの唄人外種族や異世界などのファンタジー要素がある世界観における、ロボットバトルもの作品。 人類は搭乗型ロボット「ライド・アーミー」を用いて、人を喰らう怪物「幻種」に抵抗しています――が、本作は「幻種」と戦う他の傭兵達を狩る傭兵部隊を主役としています。 豊富な戦闘描写とメカ設定が特徴の作品です。私も巨大ロボットもの作品を公開している身ですので、メカに関する描写に強い拘りが感じられました! たとえば「ライド・アーミーはバリアを展開しているが、光学兵器はそれに有効である」といった設定だとか、ロボットもの好きであれば「分かる!!」となるであろう要素に満ちています。 またそれだけではなく、傭兵たちの日常描写も魅力的でした。渚沙さんは任務においては冷徹ですが、弱みを見せたり嫉妬心を露わにしたりと可愛げが出ている部分もあって良かったです。 本作に登場する他の女性達はかなり殺伐としているので、彼女が正ヒロインの立ち位置に居ると言えるかも知れません。 個人的に好みだったキャラクターは、男性キャラですが、クルト君ですね。主人公である春樹君とは良い対比になっていたと感じます。 物語としてはまだ序章といった雰囲気なので、続編にも期待です。
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常夜の品さがし遊ばせていただきました!!とても面白かったです! 絵の雰囲気がとても世界観を作り出していて物語に入り込めました。物語もうれんさんがなぜお節介を焼いてくれるのか分かった時には心がぽかぽかしました。 ちょっと不気味だけど温かい気持ちになれるノベルゲーム、面白かったです!! 素敵なゲームをありがとうございました!!!
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転生したら記憶喪失でカレー屋だった件異世界転生、ずいぶん設定として浸透してますが、まさか転生してカレー屋に居候するとは。 助けてくれた女の子が可愛いので全てを許します、しかも『カレーをあーん』してくれます。もうこれだけで転生してよかったね!! ……とはならない。 @ネタバレ開始 店長がこれはこれは大変怪しいお兄さん。 最初提案をお断りしようとしたら、かなりホラー展開入りまして、普通のほのぼの転生ものじゃない感をビシバシ受信しました。 そこへいきなりのカレーうんちくクイズ!? さらに店員経由で!? あやしい。 カレー知識クイズはとても面白かったです。 コーヒーと合う、というのはあんまり意識したことなかったですね! 幸智さんの不穏なセリフと表情にどきりと。 主人公も記憶を取り戻さなくてもいいような気持ちになっていく、記憶喪失になってしばらくした人が感じるのって、憶測でしかないですが思い出すことへの恐怖なんじゃないかと私も常々思っていたので、すごく腑に落ちました。 香りに刺激を受けて記憶を思い出しそうになる、さらにクイズにも深い意味があったとは! 確かに転生するためにトラックに轢かれるのは違和感あったので、なるほど…と。主人公そこまで追い詰められていたのですね。 でも、最後は現実に戻りまた楽しかったあの頃のようにゲームを作りたい、と思えた主人公。幸智さんのためにも2人にはぜひ頑張ってほしい! @ネタバレ終了 散りばめられた謎が明らかになっていくのが爽快で、謎解きとしてとても楽しめました。 いろんな違和感がストーリーを通して、本来の形を見せてくれるのが良かったです! 素敵なゲームをありがとうございました!
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殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者異世界転生といえば、きらきらワクワクファンタジー!を想像しますが、タイトルからわかる通りそれだけじゃない作品でした。 むしろ、きらきらワクワクはカケラほどもなく、理不尽系ファンタジーです。 タイトル通り選択肢は『殺す』のみ。 でもちゃんと選択はできる、この機能というか仕組みがとても面白かったです!(おバカなのですぐ気付けなかった…) @ネタバレ開始 常日頃、異世界転生ファンタジーを読んでいて思っていた『いや、なんでいきなり別の世界に転生させられて、勇者だなんだと言われて、アレコレしなきゃアカンのや!』という素朴な疑問に、しっかりと答えをいただきました。 ですよね! なんだかわかんないけど一般人をこんな場所に叩き込む神様的存在がいけませんよね! もちろん、人を駒としか思わず、散々利用して殺す王と姫にも怒りを覚えますが、女神貴様!! しかもこの女神様どうにも性格が悪いっ! その上仕事もできない、なんて奴……。 世界を救っても殺され、魔王と語り合うこともわかりあうことも許されず、これを呪いと言わずなんと呼ぶのか……。 最終的にやはりちょっと抜けていた女神は退治できましたが、彼女にはお似合いの結末と思います。流石にひどすぎる。 でも、現実世界に戻っても彼に与えられたのは殺すのみとは!! 救われてない、けど物語としてとても綺麗にまとまっていました。 クリア後のエクストラはしんみりとしました。 これまで出てきたモンスターたちの悲しい裏話、こういうのが好きなので。 @ネタバレ終了 一番最後の『殺す』にはゾッとしました。 とても楽しく遊ばせていただきました、素敵な作品をありがとうございます…!
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キミに心臓をあげたい配信内でプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 uちゃんと優ちゃんなるほど!っと思ったときはすっきりしました! @ネタバレ終了 イラストがストーリーにミスマッチしているのが好きです。 Uちゃんかわいい!! ありがとうございました。
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エソラノコト一面に広がる空、時々の雨とエソラちゃん…。彼女のことは何も知らないけど、そこに居てくれるだけでいいような、それともすべて知ってしまいたいような不思議な気持ちになりながら、お話を読み進めました。 さむいさんのお話は、少しずつ謎が解けて、キャラクターの色んな面が見えてくるところがとても好きです。それを自分が探ってるんだ、という気分でゲームを進められるのも素敵なところです。個人的に「独り言」エンドとても好きでした…。 以下は内容を含むので畳みます。 @ネタバレ開始 「夢限のヤミ」でも同じくですが、「写真を撮る」というのが印象的なイベントだなあと思いました。写真って恐らく、記憶とか記念とか、特別な意味を孕んでいるのでしょうね…。こういう写真の撮り方はふたりでしか出来ない行為だと思うので、「対話」を軸にしたお話にピッタリな場面だと思います。 そして赤縁メガネ女子がピンポイントで大好きな自分に刺さり過ぎてうおお好好好…エソラちゃんが可愛過ぎる…! お顔がころころ変わるエソラちゃん、きっと主人公くんに会いたかったんだろうなぁ嬉しいんだろうなぁと思って、この夏の日々は本当に切ないです。アップデートも楽しみです…! @ネタバレ終了
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シロノキロクーアイカと夏の7日間ー塩基配列がたくさん出てきて面白かった @ネタバレ開始 寝てたらゲームオーバーになりました
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ある日、天使が楽園から落ちてきた。青春ラブコメだ! プロローグの美しく澄んだ雰囲気が素敵。可愛いヒロインとの出会い、デート、修学旅行、海、文化祭。ぎゅっと詰まってます。シナリオ、スチル、音楽どれも素敵。それぞれに事情を抱えながらも日々楽しく過ごす彼らは見ていて癒されました! そして、作者さんの作風からして、「本当にただのラブコメで終わるのかな?」という緊張感も心地よかったです。果たしてどう転ぶのか、是非ご自分でプレイを。 @ネタバレ開始 1周目はハッピーエンドでした。末那ちゃんも可愛いけど、ゲーマーとしての勘が警鐘を鳴らしたので空花ちゃん一本で。私服も水着も可愛すぎてまさに天使。まさかあんな結末になるとは! 伏線が満載で読み応えありました。制服の件は最初から気になってたので、作中作みたいに天使がコントロールしているのかな~と思いましたが、リアル路線だったので意外でした。読む前と後でタイトルの意味が180度変わるのもとても面白かったです! そしてクライマックス。彼らが人生を賭けたからこそ掴んだ未来だなあと。気が遠くなるような歳月の果てに感情を獲得する。熱すぎですね! 彼の成長が個人的に一番の胸アツポイントでした。 @ネタバレ終了 とても美しい作品をありがとうございました!