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35716 のレビュー
  • 浅葱一子は悪喰である。
    浅葱一子は悪喰である。
    感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 概要の説明にある通り、ハッピーエンドなし等の注意書きは把握し覚悟の上でプレイに挑みました。 あらすじにあるこっくりさん自体がホラーにおける駄目なフラグになる傾向も含め、ホラーは慣れてるしと途中まではどんな内容や展開が起きるか想定もしつつ…でしたが完全に予想は裏切られました。 @ネタバレ開始 開始時点ですでにこっくりさんが行われた後であり、誰かにつけられている主人公。 同じくこっくりさんをした仲間がすでに3人学校にこなくなっているという説明もあったので、完全に始まりからクライマックスの状況と言える緊張感。 からの、恐らくこの方が一子先輩であろう女生徒との出会い。 彼女のいる第一準備室付近まで来た時点でそれまであった足音もなくなっていた事や、タイトルから彼女はただものではない…少なくとも怪異と戦える能力は持った人だろうと予想はできました。 その通りというべきか、彼女には主人公が何かから逃げていた事がわかっている様子で…。 まずは彼女の手をとらない限り生存はできないだろうと確信。 ただ、マルチエンドという事で回収できるバッドは集めに行こうと思ったので初回は拒絶を。 からの…これはゲームならではのぞわっとくる演出ですね! 表示されている台詞の内容自体は普通の言葉なのに、本当に大事な事は…全く違う内容は…声という形で脳内に聞こえてくる。 不気味さを煽りながら振り返り帰ろうとするとそちらは怪異の胃袋へ向かう進行方向でした、と。 次は正規ルートに入るよう手を取って。 どうやら安全な場所にたどり着けたようだ…と思えば、見える人からは主人公の後ろにいた何かがはっきりついてきているのが丸わかりの状況だったというやはりあのままでは危なかったと肝が冷える場面。 実際、先程のバッドを見るに足音が消えた場所でずっと待機していただけでそこまで戻ったから…と思えば妥当でしょう。 心当たりとしてはやはり最初に行われていたこっくりさん位しかない。 だけど、こっくりさんで呪われる時は何かしらトラブルが起きて中断されたケースが大半と思うと話を聞く分には違いそう? 疑問はあれど、その際に質問された内容と返ってきた解答を照らし合わせると今までに消えた3人は主人公のした質問の解答で結婚をする順番通りという偶然で済ませるには不気味な情報も。 こっくりさん…狐…狐の嫁入り…? それに、最初に消えた子はこっくりさんの結果の通りなら雨の日だった…けど、狐の嫁入りは天気雨の時だしなぁ…。 狐の妖怪でも白山坊の花嫁って確か食べられる前提だったような…と手持ちの知識も引っ張り出してみても『結婚』というワードそのものは多分そこまで重要ではない。 指定された順番に意味は見出せそうだけど、という所で一旦結論を仮置き。 それに、最初の子から連続で3人が消えているのに主人公がまだ生きているのも奇妙な点ではあります。 一週間の間アレにつけられているってやけに猶予が長いような? 気になる情報も増える中、どうやら一子先輩なら主人公の助けになれそうという希望の光! 所謂見える人って同時にそういった怪異と遭遇したり実害を受けやすい体質の印象が大半だったので、見えるけどそういった物に嫌われるタイプというのは珍しいなと思いました。 でも、世の中には霊感はあるけど浄化する事ができるので天敵認定されて嫌われている…というケースもない訳ではない。 タイトルに意味があるなら『悪食』というワードがその怪異に嫌われる体質なり能力に関係はするのだろうか。 どちらにしろ、今まで一人で解決できなかった事がこのまま彼女の協力なしで終わるとは思えず。 でも、バッドから…と、ここも外れだろう選択肢から。 一子先輩が得体の知れない人というのもそうですが、巻き込んで被害に遭わせる訳にもいかないのは正論で。 その代わりとばかりにもらったお守り。 「絶対、開けて中を見ては、ダメよ」 耳元で囁かれる声に強く念押しされるような、ゲームだからこそできる演出という点を効果的な場面で表現に使用する事においてこの作品は本当に巧いなぁと感心します。 それからの帰路、確かに言われてみればここにくるまでに聞こえたあの足音は全くしていない。 何が書かれたメモなのかは気になりますが、ちゃんとお守りとしての効力はある…? だったら明日、また先輩へ相談をして本格的に対処をすればいけるのでは? からの、実はまだ逃げ切れていないとばかりに深夜に聞こえる足音。 そして開いてはいけないと言われていたのに、打開策を求める為とはいえお守りの紙を完全に広げてしまった主人公。 「開いたら、おしまい」 書かれていた内容も、全然打開策でも何でもなかった!! 内容から察するに、恐らくこれは怪異に嫌われる体質の一子先輩が書いた文字だからこそ何かしらの効力が一時的にあったと見るのが正解なのか…。 (0時を回ってから足音が再び聞こえ始めたという辺り、元々時間制限が本日中だったり効力は長くなかったor段々弱くなっていたのかもしれないとしても) でも、開いたらおしまいって…わぁ…わ…ぁ……(予想外の方向性から殴られる衝撃) 結局全面的に一子先輩を頼るしか道なんてなかったと先輩の提案からお泊りをする流れへ。 どうやら家庭事情も一般的ではなさそうでバーを経営しているマスターが身元請負人である何やら訳アリな様子。 とはいえ、いざ現地に行ってみればマスターも優しそうな人だし店内もなかなかお洒落な雰囲気。 自宅として使用している最上階の部屋も、少し前までこっくりさん(仮)に追いかけられたホラー展開でおろおろしていた事を忘れるような別世界でした。 主人公も、先輩とならこっくりさんをどうにかできるかもしれないと希望を持つような流れに。 先輩としても、事象がある=存在しているならそれに対処法があるのは法則として不可能ではないと前向きな見解をくれる。 詳細はまた調査の必要があるとしても、確かに特定の手順だったりお祓いの方法があるなら怪異の原則として可能なのは私にもわかります。 そして、先輩から自分にどうして欲しいかと質問をされ。 確かに一緒に調査をしてもらうなら何かしら方向性が欲しいよなぁ…でも、選択肢そのものは3つともどれも正解のような? やはり、今のままでは情報が足りないし欠けたピースを集めに行くのが先と判断。 一度友人達に会ってみるを選択。 自分の安全が保障されている今だからこそ、行動範囲を広げるのも可能な以上まずは先に消えた3人について調べるのが先決でしょう。 もし状態はどうあれ生きているなら証言も聞けるし生存確認が取れる。 駄目でも…何かしら現場に今使える証拠があるかもしれない。 いざ友人の家に向かう前に職員室で聞ける情報を集め。 やはり3人の友人とは今も連絡が取れていないまま。 だけど、学校から友人達の家に電話をしても反応がない…となると友人当人はまだしもその家族は出てもいいよね?と。 今はプライバシー云々の時代だから、と主人公は言っていましたが本当にまず学校が様子を見に来てくれたら話も早かったのになぁと最初の家へ。 やはり呼び鈴を押しても反応はなし。 ただ、二階の…友人の部屋の窓は開いているようなので見える位置まで移動をすれば人影!?からの……。 その様子をてるてる坊主に例える先輩が冷静過ぎて怖いのと、そういえば最初の子って天気について質問していたっけ…?という記憶が蘇り。 警察も到着したようで、どうやら両親を刺殺した友人が最後に自室で自殺をしたような状況という見解。 しかし、一体どうして突然そんな事を…。 バーに戻ってから、何故先輩があんなに冷静だったのかマスターに聞いてみればやはり何か訳アリな過去がありそうな感じ。 あれかな、家族を失った際に怪異に関する能力が身についたと考えるのが王道なのだろうか。 生まれつきの場合もあるけど、そういった物って何かしらの代償に手に入れるケースもそれなりにあると思えば…。 そして翌日、今度はテストの範囲を聞いた友人の家へ。 一階がお店になっているという事で一見するとお洒落な雰囲気はあれどやはり閉まっている様子。 自動ドアなら閉店中は開かないだろうし、外から見た限り得られる情報もなし。電話も当然反応なし。 どうしようと思えばマスターの所で生活をしているからか、すぐに裏口の事に気づく一子先輩。 情報は欲しいと言ったけど、こういう場面であっけなく開く扉って完全に罠の臭いしかしないよなぁ…と嫌な予感は継続しつつ。 中に入ればすぐに気づく程の異臭。しかもそれは先に死体となった友人の家でしたのと全く同じ物…という事は…。 聞いた内容がテスト範囲だから、文房具だった?とても人間の犯行でやれるとは思えない猟奇的な現場がそこには。 先輩が異臭騒ぎの前に友人がしていた質問内容も確認していたのもあり多少予想はできていた物のなかなかのエグい物でしたね。 こうなると、見立て殺人でしたか…それぞれがした質問内容に関する物を使用して死んだ状態で発見するという負の連鎖が続いている状態に。 正直、もうこの時点で最後の友人も連絡がここまで取れていない時点で手遅れとは思う物の主人公の葛藤通り「もう駄目かもしれない/まだ大丈夫かもしれい」と鬩ぎ合うのは人情でしょう。 当人達にとっては軽い遊びのつもりでこっくりさんをした結果、友人がこんな形で死んでいくなんて嫌すぎる。 (こっくりさん自体が本来は禁忌の降霊術なので駄目なのは置いておき) 先輩は戻ってきたものの、確かめたいのに足を進められない。 もし、3人目の友人の死を視認してしまえば次は自分だと最悪の形で突きつけられる事になるのだから。 それでも主人公だけやけに猶予が長かった事を想えば先輩もいるし、最悪即刻命を奪われる…まではないとは想定こそできますが、どこにバッドエンドが潜んでいるかなんてわからないからなぁと。 と、思えばここにきて確かに?となる提案。 ここまで2件も同じ学校の生徒が事件に巻き込まれているのだから、同じく突如登校をしなくなった最後の一人である友人に電話で連絡がつかないなら警察だって動くはず。 こっくりさんの話が信じられないとしても、さすがに別の線から無関係と言い切るのは難しいでしょう。 (全員同じクラブに所属しているという点でも客観的な共通点はある) 駄目元で電話をかけてみれば最後の友人、麻衣ちゃんと連絡が取れた!? しかも叫び声とか会話が難しい状態でなくちゃんと喋っている!! どうやら主人公と同じくずっと何かにつけられて怯えている様子。 今まで登校こそしていなかったものの、ずっとそれに恐怖した結果部屋から出られなかったと考えれば生きていた事にも説明はつく。 そして、足音の正体もこっくりさんなら主人公と同様に先輩が近くに行く事で助かるかもしれない…! 急いで麻衣ちゃんの住むマンションへ、電話も繋ぎっぱなしだし電話越しに励ましつつ6階まで急げば今度こそ… と思いきや、先輩が落ち着いた様子で主人公に危ないと言い体を引っ張ってくる。 そして、本来いた二歩後ろの場所には上から落ちてきた……どうして待てなかったんだぁぁぁぁ…!? 今度こそ、今度こそ助けられると思ったのに…。 もうここまでくれば主人公のメンタルはボッコボコどころの状態ではないでしょう。 死体を目撃するだけでも充分ショックなのに、最後に関しては直前まで生きていたのに間に合わなかったというさらなる絶望まであれば。 と、思ったらここで選択肢? 正直、悲しかったとショックだったはどちらも両立するしあえて選ぶような内容なのだろうか…。 そりゃ普通はまず最後のインパクトも含めショックでは?と選べば「清々したんじゃない?」とまさかの返し。 …友人が、死んでるのに!? そしてここまで開示されていなかった、主人公と他3人の関係性が具体的にはどういう内容だったのか。 実は主人公は3人にいじめられていたけど友人と思い込んでいるにすぎなかった…? 霊現象のように空気が震えるのか、店の中の物も揺れるのにそれに動揺しない先輩に、え?マスターも…? 元からこの空間にいるのは、先輩もマスターも普通の人ではなかった…? (先輩はもう確定でただものではないとわかっていても、マスターもか…とはやや意外) 人が不幸になればいい、死んでしまえばいい、そんな事を願ってしまえばこっくりさんにとって叶えない訳がない位のおいしい願い事でしかなかった。 そして、それをこっくりさんの最中に願ってしまった時点で主人公もこっくりさんと、怪異や人外と同じく怨恨の化物である事。 だから、3回も願いを叶えてもらったのだから対価は支払わないといけない。 人呪わば穴二つ。 本来、誰かの死を願うというのは、それ位にリスクも伴う重たい事でありいけない事とされている。 現代では結構軽率に、誰かに向かって「死ね」という暴言も言われるでしょうが言霊の持つ意味やそれがどう作用をするのか。 「ただあの子達に死んでほしいと思っただけなのに」 それまでの事もあり、主人公としては思わずそう願ってしまった背景はあれどその重さとよりによってこっくりさんをしている状況でだったというのは半分位擁護はしきれないかなぁというのが素直な感想。 (現代人の価値観なら、まぁまだ若いのもあってその意味と対価を理解できないのはしょうがない部分を差し引いての計算で) では、悲しかったと言った場合は? …もっとスプラッター的な意味でまずい真相が待っていた!? え、でも少なくとも3人目に関してはちゃんと直前でも会話をしていたし…遠隔で落とすのなんてできるのか? 疑問はあれど、一子先輩はこっくりさんの用意をし呼び出しを行う。 すると主人公の背後にいたはずの何かが十円玉に移動したようで…やはり実害がなかっただけでずっと、いた? このルートの場合はこっくりさんを憑依された主人公が3人を殺していったという内容。 確かに普通の少女が行うにはあまりにも無理がある犯行なのは否めない。 特に、文房具をあの描写がされる程の状態まで突き刺すなんて女の力ではできないでしょう。 それどころか、この憑依していたこっくりさんはこっくりさんですらなく…。 「我の力を貸そう、コイツらを恨んでいるのだろう」 そう、主人公の耳元で甘く囁いた悪霊でしかなかった。 そしてこの段階になると主人公の心の声も、殺人を否定するのでなく先輩がどこまで知っているのかを恐れる描写へと移り変わり。 「一度魂を化け物に売った人間を、その後もその人は、人間と呼ぶのかしら?」 誰にも邪魔をさせないと悪霊に先輩を殺すよう命令をし、結果失敗こそすれど。 もう人を殺す行為に躊躇がない。 その段階までいってしまえばもうそれは人間ではないでしょう。 元より鬼は、人の心の中にいる存在なのだからこれに関しては先輩の言う通りです。 果たして先輩はどの段階から気づいていたのか? 神との契約により人間を食べられないのなら、目の前にいる主人公が食せる条件を充たすまで手元に置いておけばいい。 人間が家畜を食べ頃になるまで育てるように。 そしてここで明かされる悪食という言葉の意味。 先輩の正体。 見事なタイトル回収でした。 他のルートでも、主人公が罪を犯しているというか友人と言っていた他の3人を良く思っていないのは変わらず。 違いがあるとすれば直接手を下したのか、完全なこっくりさんによる呪殺だったかでしかない。 一応、生存できるルートこそあれどそれも実質は飼い殺しである事を踏まえると確かにハッピーエンドと呼べる物はないのでしょうね。 完全に先入観というか、この手のゲームにおける主人公は何かしらの理由で巻き込まれた被害者である。 だから主人公が語る情報はほぼ確定(不確定の事に対し勘違いのケースを除いて)として扱う前提で読み進める物。 実は主人公が取り返しのつかない位すでにやらかしていた事後だったというパターンは珍しかったのもあり意外性がありました。 だからこのゲームにはハッピーエンドは存在しない。 ルートによって多少展開の違いはあっても、この行いをした者が救われる事はありえないのだから。 その意味でエンド名にもなっている『因果応報』という言葉がしっくりきましたね。 そして何より、いくら人間の言葉を話して一見友好的な態度をしているように見えても本質的に怪異と人間は別の存在である。 その理不尽さというか、人ではどうしようもできない存在を描くという意味で一子先輩はインパクトのあるキャラクターでした。 主人公を助けようとした態度だって、結局自分の利益になるので一時的な利害の一致で動いただけにすぎず。 こっくりさんが食べたいから。 主人公の魂が食べ頃になったから。 行動原理はそれでしかなかったというのがまさしく怪異だなぁと感心します。 ただ、欲を言えば一子先輩の魅力をもっとたっぷり堪能するという意味で今作が長編作品だったら…という気持ちも少々。 おつまみ(おまけ)で続編に繋がるであろう話題もあるので、そちらでまたお会いできるのを楽しみにしております。 @ネタバレ終了 何と言いますか、ごちそうさまでした。 注意書きとしてある要素が大丈夫な方向けでこそありますが、怪異という物への表現という点で未プレイの方には一見の価値があるとおすすめしたい作品です。 ありがとうございました。
  • お料理革命C.C.C
    お料理革命C.C.C
    ワードを選んで料理を作るゲーム…なのに…!! 表層化した階級社会とか、昨今話題のAIとか、 前作でも感じましたが、全体通して社会性とメッセージが凄いです。 料理に例えていますが、抑える所を抑えた、 今の時代にやっておきたい作品だと思いました。 メインのゲーム性になる料理も、複雑なようでいて難しくなく、 出来上がった物の面白さを楽しめます。 よくこんな思いつくなってくらい完成度高いです。 小ネタだったり、上手いです。(だいたい不味いらしいですが。) @ネタバレ開始 ラストの連続オーダーからのED感動しました! 凄く良かったです!ありがとうございました!! @ネタバレ終了 最後に明かされる、C.C.Cに込められた驚愕の意味…! 全ニッキョーが涙する、クライマックスを見逃すな!!
  • ニニニパン
    ニニニパン
    これは悩む… 正解の分からない群像劇というか… 人生の再現度高すぎでした。 嫌な多様性というか、痛い所にグサグサ刺さりました。 ドット絵ですが、凄まじい皮肉味というか…、 人生は選択の連続とか言いますが、まじでわかんない…。 劇中でも言われてますが、創作にも当てはまると言うか、 好きなようにしていいと言われましてもっていう…。 スーパーでパンを選ぶのにも悩むのに、この厳しすぎる選択…。 凄い作品でした!ありがとうございました! @ネタバレ開始 以下低い視点での個人的感想です。(蛇足) 私の価値観では、ニニだけは悪だと感じました。 なのでキャラへの感情などを綴ると、ニニだけは嫌いでした。 (すみません、あくまで考え方でキャラとしては凄い魅力的です。) ニニがいないと村は存在しなかっただろうし、ニニに救われた人もいるわけですが、 ニニは実験と称して、パンを配り始めました。 (これがないとゲームが成り立たないとかは置いといて。) 命の分配は良しとしても、人の内面にまで干渉してきたニニは、悪だと私は考えます。 当人は幸せについて語っていますが、 その語り口には、感情や共感性を欠いたものを感じました。 (人外だし、それが本作の魅力とかは置いといて。) それ故ニニの語る幸福は、立場や形式ばった、表面的な詭弁のように聞こえました。 人形遊びも、ゲームとしての主題は完璧ですが、 ニニの、操作的かつ誘導的な問いかけには、幸福とは対局の物を感じました。 (可能性や選択がどうとかは置いといて。) もちろん現実でも、人を操作し誘導するという事は常に起こっています。 もしかしたら、人の上に立つ人々は、皆ニニのような人物かもしれません。 しかし、ココロを欠いておきながら、他者のココロに介入し、戯れに力を行使するニニは、 人の世において悪だと考えます。 とはいえ、最後は関与しないと言っているので、結果としては何もしてない事になりますが…。 若干批判的な文面になった事をお詫びします。 しかし、プレイヤーの体感に委ねるといった本作のテーマを鑑みて、 あえてこういった感想を書いてみました。 こんな私はワイザワ寄りでしょうか? 当然ニニ無しでこのゲームは成り立たないし、引いてみれば的外れな感想かもしれませんが、 本作においては、こういった感想があってもいいのかなと思った次第です。 @ネタバレ終了 @ネタバレ開始 パン食べながら書きました。美味しかったです。 @ネタバレ終了
  • 白雪とネクロマンス
    白雪とネクロマンス
    耽美な雰囲気に惹かれプレイさせていただきました。 作者様の目元の描き込み方がとても綺麗だなと思いました。 特に瞼の艶やかな感じが色っぽくて素敵です。 @ネタバレ開始 マウスカーソルが雪の結晶~~~!! スチルはLive2D仕様でしょうか、動いている……!! バイオレンスでいっぱいなんですけど読み進める手が止まりません。 ネクロマンサー×アンデット、最高の組み合わせでした。 端から見ると暴力的でそこに愛はあるんかと問いかけられそうなものですが、愛はあります、これは。どのような形であれ、エリオット様とアイビーちゃんがずっと一緒にいられますように……。 リカルド様のような見目麗しいのに狂っている男性も好きなので当ゲームからは色んな成分を摂取できて幸せです。 ボイスだけではなく豪華にエンディング曲付きでさらに驚きました。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました。
  • 御休憩
    御休憩
    タイトルとタイトル画面を見た後、タグにある「ホラー」に気付いて……内容が気になってプレイしました! @ネタバレ開始 これは幽霊さんが守ってくれたのでしょうか!? ナイス幽霊さん! @ネタバレ終了 不幸な人がいなくなることを願う作品でした。 とりあえず、パパ活やってるパパさん達は同じ目に合って反省してください!
  • ままごとのショーティカ
    ままごとのショーティカ
    作者様のキュートでメルヘンなイラストをノベコレやTL等で度々お見かけしていたのでこの機会にプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 ショーティカちゃんが無邪気でツンデレでちょっぴりおませさんな感じもあってとても可愛いです。蓄音機の仕様も細かくて素敵~。 初めは全肯定うんうんそうだねずっと一緒にいようねムーブ全開の選択肢で行ったらすんなりとハッピーエンド1に辿り着くことができました。 お次はハッピーエンド2へ。傲慢な子かと思いきや、すんなり帰してくれるの優しいです。 そういえばお喋りをしていなかったな~と思い、たくさん話すとお部屋が充実していく様子におお~~~と感心。そしてTLUE END1に辿り着きました。ショーティカちゃんバッジ、可愛い!! 2は……悲惨なことに。 最後は全否定祭りで彼女と向き合いました。 好感度が高い状態で攻撃するのが一番心にキますよね……。 どんがらがっしゃんこちらも廃棄物です。 @ネタバレ終了 ENDは7つ、全て拝見させていただきました。 ゲーム音痴寄りな人間からすると攻略ページもありがたいです。 素敵な時間をありがとうございました。
  • 彼らの秘密のたからばこ
    彼らの秘密のたからばこ
    感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 普段乙女ゲームという物をした事がない為、概要の説明文を見た感じそんな私でも入門しやすそう(?)という電波をキャッチしたのがきっかけです。 途中までは案外普通に乙女ゲームであろう内容なんだな?…と、思っていた時が私にもありました(過去形) @ネタバレ開始 内容としては攻略対象である2人、いぶき君とあおい君どちらのルートに入って進めるか?というシンプルな流れ。 どちらのルートに入った際も本筋で起きている物語は同様という事で、もう一人のルートをプレイする際も別視点ではこんな事が起きていたんだなぁと視点補完をするイメージなのも面白かったです。 私としてはあおい君の方が母性本能をくすぐるというか、好みだったので王道と言えばまず幼馴染からの攻略か?と思いつつもあおい君のルートから攻略開始。 彼の抱えている問題点や、その中でも行動を起こす為にどうしても主人公の物を近くに置きたいという衝動も本来なら叱るのが正解とは思いながらも「そうだよね、頑張ろうとしてるんだからしょうがないよね!」 という全面的に甘々思考をしつつ先にバッドエンドから回収。 正規の方ではちゃんと甘々な関係でありつつも、今後の為に妥協点を手探りしながら解決へ向かうという意味でとても幸せな気分を味わえました。 いぶき君は幼馴染&お隣さん特有なお部屋訪問イベントという役得もありつつ、こんなにべったりされるのも悪くないかなぁ~とこれはこれで…。 彼が大事にしていた宝箱は気になりましたが、子供の頃ならそれこそ綺麗な石とか微笑ましい物だろう程度で想定していたのですが…これが後から、反射的に喉笛から空気の洩れる音が出る状態への伏線だとは。 無事に両方の正規エンドを回収完了!と思いきや…あの、あなたは誰?という流れへ…。 確かにバッドエンドの時点でヤンデレと言える行動を起こす位だったあの二人がどちらかのルートに入ったからといってヒロインを諦めきれるのか?と言われたらNOでしょう。 ゲームの仕様として描写されない事はあっても、生きている人間の中で起きている出来事ならば当然それで重たいとも言える感情が消える訳もありませんから。 その意味では結構、リアルな部分に踏み込んだというべきか。 余計な事をしやがって…というべきなのか。 でも、そのシナリオ破綻してますよビームッ!に該当するここからどうなるかを期待していたので結果的には後の展開は楽しめました。 同時に、本当にここまでならまだヤンデレバッドエンドはあっても普通の乙女ゲームだったなぁ…とは思っていたので衝撃も受けましたが。 明らかに良からぬ事しかないとしか言えないタイトル画面の変化。 基本の操作や進行はそのままでしたが、今度はルートに入っていない相手がその間どんな気持ちでいたのか?を知る事になるという想定できたかもしれないのに見ないフリをしていたとも言える部分を突きつけられ。 そして、攻略対象は2人だけとされているのに選択肢によってはまるで攻略対象と同じようにプロフィールの出る人物が増えた…だと? でも固有エンドはないって明記されていたような…と読み進めればどちらのルートでも大事件しか起きなかったと頭を抱える事態へ。 とはいえ正直な話…サンプルサムネのバットをスイングしようとしてるいぶき君のイラストでプレイする事を決めた部分はあったので、作中で該当箇所にきた際は内心「ここできたかー!!」とある意味歓喜ではありました。 そして明かされる宝箱の中身。 確かに何が宝と思うかは個人の自由…とだけコメントさせていただきます。 あおい君も最初は事故!?と思わせてからの…だったので、結局このゲームの攻略対象ってある意味どっちもどっちなのでは?と気づいた時にはもう手遅れでした(どっぷり楽しんでいるという意味で) 本当に、本番に入るまではバッドエンドこそ存在してもほんっとうに平和だったんだなぁとしみじみしましたね。 個人的に、本番開始後もまだあおい君は(殺人事件さえ起こさないよう気を付ければ)まだ…まだ、大丈夫?だよね?という判定。 いぶき君はヒロインに対しどうしたいか?を知ってしまうと逃げないと危険しかないと思える事や、彼の抱えている問題点を考慮すると固執するのはわかる部分があるので難しい問題という複雑さがありますね。 どのみち、本番に入った時点でもうどちらを選んでも後戻りはできない事態になっているのは確定として。 そして、ここにきてまさかの3人目の攻略対象? それも今まで全く姿を見せていない相手というのも不思議でしたが、ここに関しては割とメタな神様の言う通りというか…。 シナリオとしては攻略対象である以上、仲良くなって和解しかありえませんし本来存在しない攻略対象と思えばオブラートに包め!なのはさておき妥当…だけどこの神様と同意見になるのは癪な気がしないでもない複雑な乙女心。 それでも未読スキップの末に進展?と思えば、ここからの展開は予想外の予想外すぎました。 てっきり注意事項にあったメタ要素は神様に関する部分だけと思っていたのもありましたが 「ねえ、君が選んだせいなんでしょ?こんな展開さ」 まさかのいぶき君がヒロインでなく、プレイヤーの方に向かって話しかけてきた…!? 確かに彼からしてみれば、自分がヒロインと仲良くする話だけがあれば良くて他の攻略対象もそのシナリオも邪魔でしかなく。 それを選択するプレイヤーですら邪魔な存在なのは違いないでしょう。 プレイヤーがいて、ヒロインが他とくっつく選択を選ぶ対象がいる限り永遠にヒロインはいぶき君の物にならない。 だから自分は邪魔をしてやるし、世界観もシナリオだって壊してやる。 それでプレイヤーがいぶき君に対し嫌悪なり不愉快な気持ちになる事を望むような事も言う。 多分、これに対する正解は彼の言う通りに嫌な気持ちを持って彼を嫌う事なのかなとは理屈ではわかります。 「そうだったら、嬉しいな。お揃いだね、僕たち」 「そのどうしようもない嫌な気持ちだけが、僕と君の絆なんだよ」 だとしても、こんな事を言われたらむしろ恨めないというのが私の素直な気持ちでした。 人に興味を持てず、ヒロインしか人間として認識をしていない。 そのいぶき君が嫌悪とはいえ、今見ているのが…視線の先にいるのがプレイヤーである自分である事。 人ですらない何か、としか思っていないのかもしれないけれど『僕と君の絆』という言葉を使った事。 「君にとって人生で一番不愉快だったキャラクターが、僕でありますように」 この一言を残し、手を振ってブラックアウトへ…。 ある意味、これって方向性は違えど…いぶき君からプレイヤーへ向けられた一種のラブレターなのではないかなと私は解釈しました。 彼にとっての願いは上記の台詞の通りだとしても、そう思えてしまったらその願いは聞き入れる事なんてできない。 聞き入れたフリをして表面上悪態をつく事はできても、内心まで偽れないに決まってるじゃないかと。 だから、ごめんね。がこちらからの返しになるのかな…。 @ネタバレ終了 序盤は結構普通な乙女ゲーム(ただしバッドエンドはある) 本番に入ってからはメタやヤンデレ要素つよつよな本性を出してきたな!?と思える流れへ。 だけど、最後まで進めた時に胸に残る物は何なのか。 飽きさせない展開の連続と、最後の答えがプレイヤーによって何になるのか? 私の答えは折り畳み部分に置きましたが、これは触れた人がそれぞれどう感じるのかが知りたくなりますね…。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 怪異ホラーミステリー×コマンド選択式アドベンチャー「星影の館殺人事件」
    怪異ホラーミステリー×コマンド選択式アドベンチャー「星影の館殺人事件」
    ピコピコ音楽とレトロなドットが懐かしい……ぽち。 UIデザインとコマンドシステムも懐かしや。ぽちぽち。 @ネタバレ開始 途中、まなぶくんが喰われて擬態されているのかと思ったら、違った……事態はもっと深刻だった……。 依頼された殺人事件以外の所で犠牲が山ほど出ていた……。 ある意味解決してないどころか山守本家は既に……。 最初はとんでもないと思った長男親子がアツかった……。何てドラマだ……。 あかりさんも最初の方から伏線だったのか……。 婆様も最初はヤバいのかと思っていた……逆だったんか……ゴメンなさい……(土下座) 最終局面で色々と皆の印象が変わって見えて来るのがお見事。 @ネタバレ終了 良い意味でインパクトのある不気味さと、重厚な人間ドラマ。 本格怪異ミステリー、大変楽しませて頂きました。
  • エフェメラは軌跡を描く
    エフェメラは軌跡を描く
    銀髪長髪のお兄さん(シェイド)さんがずっと気になってました! 艶のある髪の塗りが美しくって…… SFなので世界観が難しかったらついてけるかな?と不安になってましたがそんなこと無かったです! @ネタバレ開始 タグに恋愛がついてて床ドンというときめき直行スチルなのにときめき度が全然ない不穏な床ドンが最初から出てきてとってもはしゃぎました。 ときめくドンも好きなんですけど愛の含まない……追い詰める感じのドン、とっても好きなんですよね…………えへへ、やった〜〜!!!!!!!!!!!!!!! チガヤちゃんはボーイッシュ系女子で好きだなあと見守ってたら過酷だった過去の話が出てきて辛くなり…… だから食堂でおいしそうに食べたりお礼を言ったりする明るい一面には、うるっときました これから健やかに、そしてたくさんときめいて過ごして欲しい……! シェイドさんは見た目の雰囲気から一人称「私」と思ったら「俺」だし淡々としてるんだろうなと思ったらコミュニケーションとるのが難しいだけだったり可愛い1面が出てくるギャップ……!そして寝顔!麗しいスチルが多い中ここだけとても可愛いです…… レイスくんもどんな立ち位置なのかなと気になってたので人工知能という正体にびっくりしました。 ずっと同じ場所にいるということを考えると彼の性格…………とても情緒がめちゃくちゃになります レイスくんエンドなのに、どちらも幸せそうじゃないのも辛すぎて…… これを踏まえた上で見るEND2で手助けしてくれるレイスくん……チガヤちゃんと一緒にいたいのに助けてくれるなんて……! END2、2人の今後が気になるのはもちろんレイスくんもどうなるのか気になって…… さんにんで、3人で過ごして…… いっぱい(美味しく)食べる君が好きなので甘味物を前に目を輝かせるチガヤちゃん描かせて頂きました! 知ってる料理をおいしく食べてくれるのを見ると、こっちも嬉しいんですよね……ヒヤシチューカ……えっ!?ヒヤ……シチュー……カ…………?? @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました!
  • 皇探偵と黒薔薇の呪い
    皇探偵と黒薔薇の呪い
    探偵さんが依頼を受けて、依頼主の家へ……行ったは良いものの、なんだか様子がおかしくて? なお話で、少しずつ全貌が明らかになっていく楽しさがありました! 謎解きもたくさんあり、攻略サイト様のおかげでなんとか全部解読&全エンド見ることが出来ました。 @ネタバレ開始 呪いやおまじないが多数出てきて、それを盗撮含めて実行するほどの愛の力って強いな……と思いました。 トゥルーエンドで扇さんをそばに置いておく判断をした皇さんの胆力に驚きつつ、まあ目を離したら何をするかわからないからそばに置いておくのが一番安全かも……とも思いました。 なんだかんだで、良い?三人組になりそうな気がしましたw @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございます!
  • 可惜夜のさかしま町
    可惜夜のさかしま町
    大変感想が遅くなり申し訳ありません。 可惜夜もこちらが最新作という事で配信にてシリーズ全てを楽しくプレイさせていただきました。 プレイした当時としては週に1度は可惜夜シリーズを遊べるという楽しみがある!! とウキウキだったので、現状こちらが最新作であり一旦の終わりという事で楽しみ半分寂しいの半分はありましたね。 @ネタバレ開始 先に結末というか、トゥルーについて触れると ここ2作品が比較的救いはあったのに重たいのがぶっこまれたーーー!?というのが素直な感想でした。 (これ自身は話の内容として仕方ないというか、避けられない未来だったので納得はしています) 必ずしも真実が幸せなものとは限りません ここから始まる、それでも貴方は真実を確認しに行きますか? という選択をする文面や画面効果も雰囲気が充分あり、それでも全てを知らないと納得はできないと「はい」へ。 今作も、真相というか深部へ踏み込むという部分においてマテオ君の役割が大きいですね。 何はともあれ、生還できた以上もうあの公園に近寄らなければもし今後、知らない犠牲者が出る可能性はあっても南風原さん達には関係のない話でしょう。 真相が明らかになったところで証拠が足りなければ警察に犯人を突き出す事もできはしない。 (証拠についても、あくまであちらの世界で手に入れた物という時点で証拠能力もどうなのかな…という事踏まえ) 「…誰かを線路に突き落として殺したりしてないよね?」 ここまで到達したなら、薄々以上に思っていた確信へ触れる発言。 そして、最初の南風原さん視点では聞き取れなかった言葉もマテオ君にはちゃんと聞こえていたという事実。 会話から、やはり犯人はそういう事だった点やこれまでにも身代わりとしてたくさんの人を犠牲にしてきたという真相。 確かに調査中に首吊り死体のある家はありましたが、ここで繋がってくるのかと…。 まだ両親の死を理解できない年齢ならまだしも、それを死体として認識できているのに通報もせず家に居場所がないと表現する時点でこういち君側にも事情というか、明確な歪みや問題点を抱えている部分はあるのだと思います。 かといって、それが誰かを傷つけていい理由にはならないのですが。 「こういちくんがおしえてくれた かみひこうき。じょうずにおれたよ」 皮肉にも…というべきか、結果的には自分が教えた紙飛行機が彼を向こう側へ導く原因になってしまった。 これでもう、全員があの世界に行き犠牲者も出ない本当の終わりがきたんだなと。 収集アイテムが紙飛行機であった事や、最後にもらった紙飛行機もこれ単体では何故今このタイミングで? と思ったのに最後の〆に向かって綺麗に一直線で繋がっていたんだなぁというのが好きです。 こういち君が間違え続けて何故か来てくれないとは認識していたので、今度こそ間違えずに来てもらえるようにした仕込みなんだろうなという部分も合わせ。 謎解きとしては、もう私の頭ではヒントを使用するのが前提の難易度ではありましたがまだ最終的にクリアは可能な事。 トゥルーエンドを見る為に前提として収集物がある事は明言化されているので明らかに最後の謎解きであろう箇所を終わらせる前に見逃しがないようチェックができる点は良かったです。 プレイ時間が思ったより長くなったのも、これって助手子ちゃんがドラマに間に合わないのでは!?という心配をする事になる、ある意味ではネタになったのが今ではいい思い出となりました。 そして、見えている地雷とわかっていても見てはいけないと言われると見たくなる物はありますよね…。 (一度目は許してくれるだけまだ優しい方とは思いつつ) @ネタバレ終了 耳に残るゆうやけこやけの歌や、明るい時間ならきっと一般的に感じるであろう商店街を舞台の中心とした事。 (※ただし一般的ではない怪奇現象は起きる物とする) 日常と非日常の境にいるような、でもこれどう考えてもあちら側…を堪能させていただきました。 いつもながら素敵な作品をありがとうございました。
  • 地雷系女子!?ほなみさん
    地雷系女子!?ほなみさん
    ある日、兄が“地雷系女子”を連れて来た…!? そんなコミカルでかわいい、そして心温まる素敵なお話でした! 4エンド、10分ほどで読了しました。 @ネタバレ開始 穂波さんかわいい~! 「実は男の子なのかな?」と思いながら読んでいたら、まさか主人公が…! 穂波さんに気を取られていて、主人公には全く違和感がなかったので、「そう来るか!」ととてもびっくりしました。 と同時に、名前や喋り方、裁縫が好きなどの情報で性別を想定してましたが、こういうのも先入観であり決め付けだなと気付かされ、気を付けないとなーと思いました。 かわいい服が似合わないと思い込んでいた穂波さんと、「男なのに変」と言われたとしても自分を貫く凛くん。そんなお互いの「好き」を受け止め合える関係がとても素敵でした。 そして、キョウ兄がぶっきらぼう紳士でめちゃくちゃかっこいい…! 次回作も制作されているとのことで、とても楽しみです! @ネタバレ終了 自分の「好き」を貫くのは、とてもかっこよくて素敵なことだなと常々思います。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 虹色の夢
    虹色の夢
    やり応えバツグンの乙女ゲーム×宿屋経営SLG! 500万Gの借金返済を目指して宿屋を立て直しながら、町の人と交流したり恋愛したりする経営シミュレーションゲームです。 なかなか半分返済という中間目標が超えられずバッドエンドの連続でしたが、先人の攻略情報を頼りにクリアできました!お目当てのキャラの最上エンドも迎えられてとても嬉しいです! 攻略対象35人、友情度・愛情度のパラメータあり、デートイベントあり、料理のレシピ集めや釣りなどのミニゲームあり、収集要素などのやり込み要素あり…というボリューム満点のゲームです。 友情度・愛情度によってキャラクターの反応が変わって行くので、台詞差分もたくさん! 最初は主人公の双子の弟・サニーくんが気になっていたのですが、セルゲイさんと関わるうちに「もしやツンデレでは…?」と気付き、吸い込まれるようにセルゲイさん狙いにシフトしました。 セルゲイさんは「友情度・愛情度によって反応が変わる」というのが目に見えて分かりやすく、ツンからデレになって行くのがとても楽しかったです! @ネタバレ開始 セルゲイさんの、プライドが高くて高圧的に見えて、デートしたりプレゼントを贈ったりした時の反応から紳士的な優しさや礼儀が見えるのが非常に好きです。 領主代理(現領主)として・兄としての頼もしさと、主人公に振り回されている時の可愛さがとても魅力的な人でした。 ラストで双子にくっつかれてるところがめちゃくちゃ可愛かったです…! 無事に3つのエンド回収とスチルコンプできました! 後半は順調に攻略できて余裕が生まれたので(だからというのも失礼ながら)ランランさんも同時攻略しました。 初めて会った時に「運命の星」と言われ、そのまま放置するのがなんだか申し訳なくて… 友情イベントを進めた時の「運命というのは恋愛という意味だけじゃない」という言葉がとても好きです。 からの嫉妬イベント…!諦めているようで諦め切れない感じも相まって、「放っておけない」という表現がとても似合う人でした。 @ネタバレ終了 まだ見られていないイベントや出会っていないキャラクターも多いです。いつまでも遊べるゲーム…! 素敵な作品をありがとうございました!
  • 幽界の夜
    幽界の夜
    雰囲気たっぷりのタイトルと画面のイラストと 落ち着いた色使いに惹かれてプレイしました。 妖怪と人間の世界との境目をこういった演出で描いた作品 大好物です。 キャラクターの特徴が出ている落ち着いたイラストが素敵です。 序章ということは続編もあるのでしょうか。 素敵な世界観の作品楽しませていただきました。 ありがとうございました。
  • えっ!俺以外みんな犯人!? ~半人館の殺人~
    えっ!俺以外みんな犯人!? ~半人館の殺人~
    俺以外みんな犯人!!! 主人公のチート能力! 誰を当てても 犯人なうえ、ミスると犯人にやられてしまう!! @ネタバレ開始 コメディかと思いきや 犯人だらけの中 生き残るために推理していくのが面白かったです!! 主人公が優秀ではないが憎めないタイプなのもとてもよかったです。 @ネタバレ終了 作品、楽しませていただきました。ありがとうございました。
  • 噫、井戸に流るる
    噫、井戸に流るる
    アイドルが井戸レポート! 純粋でまっすぐなアイドルさんと 神様の交流 @ネタバレ開始 神様のしっぽ(感情)が戻り 流れた、主題歌が最高でした。 クリアおまけのBGM室でループして聞きました。 辛いこともあるのです、どうしょうもないこともあるのですが 歌おうと! 物語と歌と、歌声の主(主人公)がつながって 耳と心に残るとっても素敵な詩と曲です。 @ネタバレ終了 えもふりの動きも印象を深めてとてもよかったです。 素敵な作品をありがとうございました!!
  • エフェメラは軌跡を描く
    エフェメラは軌跡を描く
    透き通るようなイケメンと宇宙! SFな世界観と人間の葛藤 レイスさんやそれぞれのキャラクターの思考と 迷いとが生き様として現れていて没入感がありました。 主人公の短髪少女もかわいくて素敵です。 ミニゲームはミスりまくりましたw がシェイドさんを知るために頑張りました! 青みがかった色使いがとっても素敵で、目に引き込まれる作品でした! ありがとうございました。
  • プダラを着た悪魔
    プダラを着た悪魔
    ギリギリを攻めたゲームで、非常に面白かったです。ルール説明的な序盤で既に爆笑だったのですが、ゲーム性が上がる中盤以降、単純なゲームなのになぜかうっかり間違えちゃう(正解しちゃう?)ことを繰り返し、軽く10回はクビになってしまいました。また、「ドラチュウ」で脳がバグるということが分かりました(振り返るとミスのほとんどは「ドラチュウ」だった気がします)。 ちなみに道中は楽しいゲーム体験が味わえますが、ラストのオチはカッコ良すぎて痺れます。最後までプレイすると非常に硬派なゲームでした!
  • 焦がれる腹を満たす熱
    焦がれる腹を満たす熱
    実はフェスが始まる前から遊ばせていただこうと思っていた作品…! @ネタバレ開始 うおー、背景も登場人物たちのドット絵もすごいし、アニメーションの動きがいいー! でも文字見にくいかな〜と思ったら、通常文字にさせてくれる細やかな配慮!ありがとうございます! めっちゃミニゲーム愉しい!ただ残念ながら私のパソコンでは動作が思うように行かず、判定が少しおかしい動きに…ゲームオーバーにならずにクリアするだけが限界でした…。うう、やり込みたかった… @ネタバレ終了 パソコン動作事情でバッジをすべて手に入れることは叶わなかったですが、期待通りすごく面白かったです!ストーリーもよかったです。ありがとうございました!
  • 虹色の夢
    虹色の夢
    SLGが大好きなのですが、期待以上にSLG要素が盛りだくさんでとても楽しかったです。皆さんがコメントしている通り、大ボリュームなのでクリアした時とクリアムービーが流れた時にはめちゃくちゃ感動しました。 @ネタバレ開始 一周目はセルゲイ、パトリック、ケリィの三人に絞ってのプレイでしたが、まさかのセルゲイとパトリックに取り合われるイベント&スチルがあって、興奮しました笑 噂によるとハーレムエンドもあるとのことで、難しそうですが見てみたい気持ちでいっぱいです! キャラクターと仲良くなっていくにつれて、抱えている問題とか悩みとかが露見していって、それをプレーヤーを通して主人公が解決したり寄り添っていく描写が丁寧で感動的でした。セルゲイとパトリックの関係とそれが改善されてあのパトリックがセルゲイのために民衆の前に立つ展開には感動しました…!お気に入りイベントの1つです。 セルゲイとパトリックに取り合われるイベントも、主人公が2人のわだかまりを解いたが故の軽口なんだと解釈すると泣けてきます…!! 一周目はシゼンにはノータッチだったんですが、ソノ先生の一件はめちゃくちゃ衝撃でした。シゼンとは一度もデートしてなかったのに、衝撃すぎてその後は何度も診療所に通ってしまいました笑 次の周回ではシゼンとも仲良くしたい…!!それと、アンおばあちゃんとソノ先生の関係もめちゃくちゃ感動しました。 ケリィが好きだった神父さんにも、オープニングムービー見るとなにか裏がありそうで気になります笑 @ネタバレ終了 メインキャラ・サブキャラ関係なく生き様がリアルで色々想像の余地があって素敵なゲームでした。 まだまだアプデの予定があるということなので、引き続き制作応援しております! 改めて素敵なゲームをありがとうございました!