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35370 のレビュー
  • 4番ビル
    4番ビル
    四番ビルを抜け出すことができてよかった。ノベルゲームでまさか8番出口ライクなゲームができるとはなんぞと思い気になって遊んだ次第であります。 @ネタバレ開始 文章から異変を探すのがノベルゲームらしいなと思いました。4番であることで間違えたときの心理的な負担が軽いので気楽に遊べたのもよかったです。一番に引き返したときは不安になってしまいました。全異変を見つけるまでには至りませんでしたが、道中、呪いの札が貼られていたり、女の子がこちらを見てきたり、脳内映像にすると、不気味な世界が広がっているんだなと感じました。クリアした後の階段を昇る映像がリアルで怖かったです。そして、そのままタイトル画面に移り変わったので、もしやまた主人公は4番ビルに囚われたのかなと自分はそう解釈しています。 @ネタバレ終了
  • counseling
    counseling
    可愛らしい娘に惹かれてプレイしました。ミステリアスでキラキラしてるBGMとイラスト、そしてストーリー全てが噛み合っていてめちゃくちゃ良かったです!!!プレイを終えてもこの施設の全てが判明するわけではなく、だからこそ妄想が捗ってしまいますね、きっとまたここにきます。
  • 4番ビル
    4番ビル
    某異変探知ゲームライクでノベルゲームって一体…!?と非常に気になり実況させていただきました。 まだ全異変は回収できていませんが、異変を見つけた時の爽快感と達成感は抜群でした。 @ネタバレ開始 女の子の異変がめちゃくちゃ怖かったです。 タワマン最上階3LDKが3万円は大変魅力的でした。 @ネタバレ終了 まさかノベルゲームで異変探知ゲームができるとは思いませんでした。 いつか全異変を回収したいと思います。 素晴らしい作品をプレイさせていただきありがとうございました!
  • 寵愛希望
    寵愛希望
    以前、「ヤンデレ好きが推しに執着される、悪役令嬢に転生できたのに、プログラムに勝てません!!」を遊ばせていただいた時から退廃的な雰囲気が気になってました。 最初に本編見た時には全体的に不穏さは感じるものの、登場人物の真意がよくわからなかったのですが……おまけ見てから本編見直すと全員印象が違いますね。 三人全員の「ああなった理由」が明確に描かれてて、納得感が凄い。 おまけまで見て初めてタイトルの意味がわかり、切なくなりました。 遊ばせていただき、ありがとうございました!
  • お菓子国開国!~ここは俺の土地だ幽霊はとっとと出てけ~
    お菓子国開国!~ここは俺の土地だ幽霊はとっとと出てけ~
    前から気になってたんですが、ようやくプレーできました! 思ってた以上にシュールな事態になってて笑いました。 特に某王子の「幽霊には●●(自主規制)というものはない」の宣言は説得力がありすぎました……言われてみれば確かに…… シュールなギャグが目立ちますが、二人のやり取りが微笑ましかったり、しんみりしたりするシーンがあったり、現実味のある話題も出てきたりして、多彩な味わいのある物語でした。 遊ばせていただきありがとうございます。 1つだけ……ブラウザ版で王子の名前の後半がメニューアイコンの背後に隠れてしまってたので、よろしければご確認ください
  • 約束も全部あなたのせい
    約束も全部あなたのせい
    配信にてプレイさせていただきました。 複数のエンドがあるという事で、攻略情報を見ずに全制覇を目標として楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 本当は内緒の話だけど、親友であるシンシアちゃんから明日の手術で病気が治るかもしれないと教えてもらう主人公。 あらすじの時点で彼女が死ぬ事はわかっていますが、何も知らない二人が『お互い元気になったら一緒に外を見て回る』という約束をしているのが微笑ましく思えました。 それに、手術のお守りとして主人公がお花をプレゼントしたりシンシアちゃんが先に退院する予定である以上先に外の情報を知って案内をするというやりとりも含め。 しかし、先生からシンシアちゃんが死んだ事。 元より経過も良好でなく手術の成功率だって半々だったとそれまでとは違う情報が告げられる事に。 彼女が死んでしまった事で、もう約束を果たすのは無理であろう状況ながら諦めがつかない主人公。 鍵のかかっていない第3手術室に入れば、そこには血まみれになったシンシアちゃんの服としおれた紫色の花が…。 服だけなら、似たデザインを誰かが来ていたという可能性もありますがあの花があるのは決定的でしょう。 それに、室内もとても手術室と呼べるような状態ではなく廃墟の一室を利用しているかのような不気味さ。 「動物と人間の定着」 「キメラの生成」 「成功例は未だ」 「ゼロ」 かんっぜんに人体実験をしている奴だ!?という証拠まであり、今まで手術を受けた子がどうなったのか…全てを悟ってしまった主人公。 身寄りのない人間は確かに実験体にするのに問題がないという点で、表向きは病院という形にしているというのも合理的です。 主人公の行動によって、結末こそ分岐はすれどゲーム全体を通し共通している部分について。 手術室で調べる項目を2連続成功させた場合、タコとの定着実験における成功例が出た事が判明しタイミング的にそれがシンシアちゃんの可能性がありえる事。 一番大きいと思えたのはこの情報を知っているかどうか。 後は脱出に際して、薬品に関する知識やそれまでの準備状況がどうなっているか。 特定の選択肢も情報や準備が足りないと出てこないのでいかに狙ったルートを出す為に探索をしなければならないか、逆にあえて調べないままでいるのか。 (ついでに、どうあがいてもシンシアちゃんは助けられないという絶望もエンドを回収していく事で確定してしまう) これを検証していくのが楽しかったです。 初見は無難にエンド4を回収し脱出そのものには成功しましたが、ここから残るエンドを回収する為に全力で知恵を絞る流れに。 手術室以外だと、2日目に物資を調達するか否か。 絶対に違うエンドへ確定でいけるという点では真逆の行動を取るのが確実なのでひたすら何もしない→君は賢いのに愚かだねぇとエンド8の研究員になる流れへ。 まず、この日に物資を調達しないともし後の展開のように食料を備蓄してもそれをしまう場所がないでしょう。 そこを抜きにしても直感的にここは多少リスクはあっても動くのが正解と判断しました。 しかし、もしこの日に動かなかった場合は同室にいるつばめと呼ばれた子が翌日手術を受けるという情報が手に入るので周回をして別選択肢を選ぶ事で裏では何があったのか? という部分を知れたのは良かったです。 3日目の選択肢は、なかなかにハイリスクハイリターンですね。 人がいないなら倉庫で物資を探すのはまだ安全面も保証されますが食堂となれば基本人がいる可能性の高い場所です。 すぐに脱出をしたいなら危険を承知で食堂へ盗みに入るのもありですが…連日誰かが何かを嗅ぎまわっている等そろそろ警戒されてもおかしくない。 なら、もし忍び込むにしても今日である必要性もないし一旦諦めるのが正解かと思いました。 実際、食堂に行った場合はその後の選択肢に関係なく食堂のおばちゃんが敵だったエンドになるのも合わせ正規ルートだったのだなと。 そして、前日部屋にいた場合はわかっていた事ですが同室の子が手術に連れていかれる展開へ。 それによって精神を乱した結果、医者からの問いかけでヒヤヒヤする流れとなりますがこれは手術の事を聞いたらアウトっぽく駄目元で誤魔化すしかない。 いよいよ脱出決行の日となり、これまでにどうしてきたかが問われるところですね。 ただ逃げるだけの分にはフライパンを武器にするかどうかの選択以外大きな問題はないですが、『どうせなら』の選択肢が出た場合が結構細かく分岐している印象です。 薬品で爆弾が作れる事。 これを大前提として、シンシアちゃんが生きている可能性を知っている場合はタコとの定着実験における成功例が本当に彼女なのか確認に行くかどうか。 確認の為にいけば隔離病棟に姿や雰囲気の違いはあれどシンシアちゃんがいるのを発見し、だけど彼女は実験の際に記憶障害となってしまったのでこちらを覚えていないというエンドへ。 確認せずに爆破&脱出をすれば自分のせいで彼女が死んだ事を後日ニュースで知る後悔しかないエンドへ。 と、どっちも救われなかった…。 個人的には、知らない方が幸せな事もあるという点で『どうせなら』が選べるけれどその後手術室で得られる情報を無視した場合にいける海のエンドが好きです。 ニュースも途中までしか見なかった事で何も知る事がないまま、シンシアちゃんの思い出と生きていけるのが一番よかったのかなと…。 ホラー色があるという意味では、手術室で全て入手可能な情報を知った上でその後は何もしないルートもなかなか好きです。 突然現れたシンシアちゃんと一緒に寝転ぶも、この時点でもう主人公の精神は限界だったのだなと。 話しかければ明らかに人の姿ではない親友を見る事になり。 黙っていても一緒に脱走へ→突然のかけっこ提案→「しヨう?」という発言から何かがおかしいというのは察してしまい…。 どのみち、主人公の見えているシンシアちゃんは幻覚だったという事が判明。 エンド5(春のシンシアと遭遇からの死)と、エンド8(研究員としてシンシアちゃんに会えるかも?という終わり) この2つに到達した場合だけ見る事のできるシンシアちゃんサイドの話で彼女は成功例でありながらも、すでに主人公を覚えていない理由が描写される流れに結局約束は果たせない理由は納得できました。 @ネタバレ終了 自力でのエンドコンプには成功しましたが、エンド9と10が個人的には条件に気づくまで難しい印象でした。 でも、これ位1周のプレイ時間が短めで複数のエンドを探す為に試行錯誤するという点ではいい塩梅だったと思います。 面白い作品をありがとうございました。
  • 透明人間(仮)
    透明人間(仮)
    配信にてプレイさせていただきました。 ある日突然透明人間になってしまった主人公が人間に戻る為、5つの質問に答えていく…。 これは、哲学ができそうというか選択肢で人間性が試されるタイプだな?と直感で察知した為遊ばないという選択肢がありませんでした。 @ネタバレ開始 先に結論から置きますと、初見で満点であろう贖エンドに行きました。 概要欄から、ここからエンドコンプを目指すと結果としては意図的に選びにくいと思った方を選択してどんどん人でなしになる必要があるというのに心の白目をむく事となりました。 それでも、0なら逆に真実が見えるかもしれません。という部分はとても気になりますし純粋に他のエンドでどうなるかも見たかったので最終的にはエンドコンプは達成しました。 この手の選択を迫られるゲームは、誰にとっての正解を選ぶか? (自分ならありえないと思う事が実は主人公にとっての思考としては正解のケースもある為) そこで攻略法としてだいぶ悩む部分はありますが、初見ではそういった事がわからない以上選択肢は全て私の思う最善もしくはそれに近い方を選びました。 という事で、ここからはゲーム本編の感想につきまして。 話が始まったと思えば、いきなり主人公が透明人間になっているという話の速さ。 自分でも自分の体が見えないのに、何故か赤い着物を着たこちらを認識できる少女との出会い。 主人公は、赤い着物の妖怪という事でその少女が座敷童だと思ったようですが…座敷童が赤い着物(もしくは赤い帯)を着ているというのは不吉の象徴なんだよなぁと目を細め。 それまでいた家を出る時期が近くなると格好が赤い着物になると言いますし。 とすれば、この推定座敷童はどこかの家を出てきたばかりなのか? 「座敷童じゃないわ。『ヨシコ』って名前があるからそっちで呼んで」 確かに人間だって、種族名で「おい人間!」なんて呼ばれるのは嫌ですもんね。 個体名というか、個人名があるならそれで呼んで欲しいのは当然でしょう。 こちらをみて、にんまりと…これでもかと口角をあげながら笑うヨシコちゃん。 どうやら主人公を助けてくれるらしいですが、何やら条件があるもよう。 それはヨシコちゃんについていき、ヨシコちゃんの質問に答える事。 どこに行き、何を答えるのかはわかりませんがそれで元に戻れるなら行くしかない。 そして、何やら不吉な流れを予感させるモノローグが入りますがこうなった以上進むしかなく。 ◆病 暗いトンネルの中を進んでいくと、誰かの部屋の中へ到着。 すぐ目に付いたのは左側にある仏壇でした。 無断で他人の部屋に入る事に問題がないのか?を確認すれば、人間にこちらの姿は見えないようなので大丈夫らしいです。 そして、ヨシコちゃんが指さした先を見れば何やら変な様子のおばさん?が。 そのおばさんをばばあ呼びする主人公に「なんだこいつ」という感覚がありましたが、そこはヨシコちゃんが代わりにたしなめてくれたようで。 まだ若いながらも出産経験があるので、お姉さんと言える年齢ながらもおばさんと呼んでもいいのかもしれない。 どっちで表現すべきか悩むところですが、重要なのはこの女性に出産経験があるという部分でしょう。 「そうよ。小さい子どものお母さん。でも、その子どもは死んじゃったんだけどね」 原因はインフルエンザにかかった事であり、病院に連れて行くのが遅れたから。 主人公は母親=いつも家にいると考えているようですが、現代では共働きも珍しくはないですしシングルマザーという可能性だってあります。 ヨシコちゃんからの説明で主人公も共働きの家だってある事を思い出したようで、後から見れば『お友達にもいるでしょ、共働きの親のいる子』という発言から主人公の年齢を大まかに絞れたなと気づきました。 この女性は、病気の子を一人にしておきたくはなかった。 けれど、上司はそれを許さずにすぐ帰る事もできなかった。 仕事を休むにも気が弱く、自分が頑張れば丸く収まると思った結果子どもを病院に連れて行けずこんな結末を迎えてしまった。 父親はそもそもいない可能性もあると思っていましたが、どうやら元より協力するつもりがないらしく。 共働きにも関わらず、家の事は母親が全てするべきと言って子どもを病院に連れていこうともしなかった。 それどころか、子どもが死んだ後には妻を放置して外食三味…だと…? 思わず、よしちょっとその夫の居場所を教えてくれ。説教しに行かなきゃ…となりましたが冷静になり。 共働きをしないと駄目な稼ぎの時点で…というか、妻が簡単に休ませてもらえないような労働環境にいなければならないのに家事を押し付けるなんてありえませんね。 特に子どもの事なんて、家事とは別で夫婦で協力すべきと思うと。 ・質問文 周囲に協力を求めずに子供を死なせてしまった母親は、どうすればよかった? これで上を選べる奴いるのか…!?と思う程選ぶなら下一択でした。 少なくとも、共働きが必須の経済状況で家事を丸投げされ子育てもワンオペ。 周囲を頼ろうにも頼れる人はおらず、いざ子供が亡くなっても周囲の反応に人の心があるとは全く思えない。 なのに、この人がもっと頑張ればよかったなんて口が裂けても言えないというのが率直な感想でした。 ただ、誰かが助けてあげればよかった。これも正確には少し違うというか…。 それは当然ですが、実際は誰も助けてくれなかったからこうなっており。 なら、現実な解決法は頼れる相手を探すなり利用できる制度を探すなりとそっちの方を頑張る事で子供を安全に育てられる環境を整える。 頑張ってはいたけど、努力の方向性が違っていたのはあるのかな…と。 どのみち、助けもしなかった周囲に彼女を責める権利はない。と下を選択。 すると、ヨシコちゃんからこの人を治そうと思ったら専門の知識が必要と言われ…。 確かに現在の女性は我が子を失い周囲に味方もおらず心が擦り減っているでしょう。 だからちゃんとメンタルケアに関する専門家に頼る事と、心の休養に専念する事。 それと、悪い事は言わないからそんな夫とは夫婦の共同財産を減らされる前にさっさと縁を切りましょう。と心の中で付け足しながら。 ◆過 次に向かうのは貧乏な人の所との事。 貧乏と言ってもどの程度か?によりそうですが…到着してみれば、そこにはセーラー服をきた少女が涙を流しており。 またしても、しかもどうみても中学から高校生の年齢相手にばばあ呼びをするこの主人公はどうなっているんだと困惑。 本題に入れば、どうやら父親を亡くしたせいで貧乏になってしまったからヨシコちゃんは貧乏な人と表現したらしい。 しかも、煽り運転をされて道端に車を止めていたらトラックが突っ込んできたという…こちらに何も落ち度がないのに!? というどうしてこうなったと言わざるを得ないコンボが決まっているようで…。 そりゃあ、大事な家族をそんな形で亡くしたら「殺してやる」とも言いたくなるでしょう。 「でも、復讐以外にも、この子はやることがあるわ」 確かにそれはそうです。 生きているという事は父親を亡くしても自分の周囲の時間は進んでおり生きる為には何かしなければならない。 「この子は、これからどうしたらいいのかしら」 ・質問文 父親の復讐を誓う娘はどうやって過ごせば将来のためになるか? ためになる、という観点で言えば上の選択肢にある勉強をする事というのは間違いではありません。 しかし、言い方というのか…「復讐を忘れて勉強しろよ」というのはできるなら良いけど、少女が負っている心の痛みを無視した第三者の無責任な物言いでしょう。 選択肢としては、今回は文面としても私の意見と一致したので下の「復讐したいと思っていてもいいんじゃねえか」ですね。 復讐したいという気持ちを持つ事、それと同時に生きる為に勉強等の活動もする事。 これは両立できると思っています。 まず、誰にも少女の気持ちを否定する権利はないし実際に復讐して犯罪を起こさなければ思う分には自由でしょう。 だけど、忘れてはいけないのは少女はまだ生きている人間である事。 父親がいなくなったのは悲しい事ですが、これからは母親と力を合わせて生きていかなければなりません。 だから、いつか自分の中で気持ちの整理がつくまではその感情と共存してもいい。 時間が解決するのか、それとも何かきっかけに巡り合うのか? それは未来の事なのでわかりませんが、少しずつでもいつか前を向いて動けるようになればいいなと思います。 ◆被 何故、ここの章タイトルが≪被≫かぶる、なのか? これは主人公も言ってましたが、内容として大事な人を奪われた…実質殺人事件の被害者系が連続しているという点からでしょうか。 正直、そんな話ばかりでそろそろ感情が湧いてこない。 この発言に「何で!?」とかなり驚かされたというか…少なくとも、殺人被害はまだ2件目だぞ? 最初は味方がいない故の悲劇と言った方が分類としては正しいでしょうし。 確かにまぁ、あまり共感性が高いと自分の精神が擦り減って病む原因になるので程々無関心でいるのは対策として使えるのですが。 さすがに…早くね…?というのが正直な気持ちでした。 そして、トンネルの中でヨシコちゃんが腕を振ると事件当時の映像が流れだしたのか…あまりに痛ましい光景がそこに。 拾える情報から察するに、所謂たくさんの人を対象とした無差別殺人事件であり犯人は最後に笑いながら炎の中で死んでいったという物でしょう。 今回焦点のあてられる男性は、恋人を殺させてしまいその体を抱えながら泣き叫んでいる。 だけど、犯人はすでに勝ち逃げしたというのか…きっと背後の炎の中で燃えているのでしょう。 「怒りのやり場がないのよ。復讐しようにも、相手は死んだ」 せめて犯人が生きていれば、自分で復讐しないにしろ法の裁きにかける事もできたでしょう。 これだけ殺しているなら死刑でもおかしくないでしょうし…。 でも、その怒りをぶつける対象がいなくなった時に人はどうなるのか? ・質問文 目の前で恋人と殺人犯が死んだ。男はどうすればいい? 現実でも、復讐相手がいなくなるとそれまでの張り合いや生きがいがなくなり生きる目標を失って弱っていく人というのも存在はします。 なのに、ここで上の選択肢は人の心ォ!!と叫ばずにはいられない。 もう何でもいいからってのはさすがに投げやりがすぎるでしょう。 これに関しては、残る選択肢が「わからない」のみなのでそちらを選びましたが…もし、他の解答を用意するなら。 まず、この男性自身が死なないように気を付けて欲しい。 大事な人を失って復讐もできない以上、失意から自殺を選んでもおかしくはないですし恋人だって後追いを望んではいないでしょう。 だから今はとても辛い状況で、その中で生きる事はとても強い痛みを伴います。 それでも、彼女の為に生きて欲しい。 そして、心の傷を癒して少しでも動き出せると思ったら…その時はまた社会に戻るようにリハビリをする。 必要なのは死なない事と心を守る為の休息でしょう。 日常に戻るのはそれからでも遅くはないし、その為に必要な時間だって誰にもわからない。 ◆濁 さすがにあれだけメンタル的に重たい物を見続けていたせいか、主人公も休憩が欲しいようですね。 休憩タイムに入り、ふとよぎった疑問。 「なあ……ヨシコは、ああいうのをたくさん見ているのか?」 今まで見てきたような、人の命が奪われるような事を。 それに対しヨシコちゃんは肯定をし、山ほど見てきたと返す。 彼女が妖怪ならやはり長い間人間というものを見ていたでしょうしそういった場面を見る事も多いのは想像できます。 被害者の数や規模、その被害者がどんな人だったかに関係なく…当事者達にとってはどれもが悲しくて仕方のない出来事に違いはありません。 だから、どれも比べられないくらいに悲しい事というのは頷けます。 それと同時に、大切な人を失う悲しみを理解できない人間が大勢いるという事。 当事者にならずとも、少し想像力を働かせればわかりそうなものなのに…本当にそんな人が大勢いるとすればそれは悲しくもあり、個人的には軽い嫌悪もしてしまう事に思います。 しかし、気になったのは… 「今度こそ許せないの」 表情が見えないヨシコちゃんが、意味深に発した言葉。 今度こそ?これはどういう意味なのか。 そして、次の場所という事でとある病院の一室へ。 やつれているおばさんがおり、ベッドの中を覗き込んでいる。 そのベッドの中には、主人公と同じくらいの年頃の女の子が酸素マスクや色々な管を付けられ眠っている様子。 ここで、ようやく主人公の年齢が小学生位だったのか!と気づきました。 やたら女の人をばばあ呼びするのもまぁ…そういう事なら理解はできる範囲。 それに今までの会話でやけに頭が回っていないというのか、大人にしては考え方に不自然な部分があるというのもこれで全て筋が通りました。 話を今回の部屋に出てくる人物に戻して。 どうやらベッドにいる女の子は知らない男の人に刃物で刺されてからずっと昏睡状態になっているよう。 力の弱い子どもを狙った悪質な犯罪は現実でも起きる話ですし、先程のケースもですがいつ自分の身の回りで起きるかわからない事です。 母親は娘がいつか目を覚ます奇跡を信じて生命維持にお金をかけている。 しかし、そのせいで暮らしていくのもやっとの状態だった。 やつれているというのは、娘が目を覚ますのを待つ精神的な辛さだけでなく純粋に今の生活が苦しい結果からもなっているのかもしれません。 ・質問文 昏睡状態の娘が目を覚ます奇跡を信じる母親は、どうしたらいい? これも、上の選択肢は完全に罠というか…ヨシコちゃんの話を聞いていなかったのが丸出しですね。 人命は優先されるべき事としても、病院だって慈善事業ではない。 となれば、選べるのは下の選択肢ですがそれはそれで「わからない」を連続で選ぶのか…とは。 しかし、実際問題これはわからないというのが正直なところでしょう。 金銭的な体力があれば、娘が目を覚ますまで生命維持に投資を続けていつかくるその日を待つ事はできる。 だけど、この母親にはそんな余裕がなく娘を延命すればする程自分が生きる事が大変になってしまう。 いつか目を覚ますと信じていても、それが数日後なのか…もしくは数十年後なのかはわからない。 最悪、延命を続けたけれどある日起きる事なく亡くなってしまう事もゼロとは言い切れない。 信じている可能性が奇跡と表現しなければならない物である以上、それまで母親が耐えられるかも怪しく。 どこかで諦めて、生活ができない事からこれ以上の延命を断念した場合だって「もしかしたらあと少しで目を覚ましたかもしれない」 そんな可能性にうなされてもおかしくありません。 だから明確な答えはない。 強いて言えば、母親が自分にとって後悔のない行動と判断ができるのならそれが彼女にとって選んだ正解に近いのかもしれない。 というところでしょうか。 下を選び、主人公も可能性に挑戦したくても難しいことが邪魔をしている現実に頭を抱えている様子を見てやはりこうなるのが自然なんだろうなと思ったところで最後へ。 ◆讐 到着したのは主人公の通う学校の教室というある意味日常的であろう場所。 しかし、そこで起きている事は…こんな事が日常であってたまるかと言いたくなるような内容で…。 女の子が大事にしていただろうお守りをビリビリにしてしまった男子生徒達。 そして、そんな女の子を気持ち悪いと言い…正義の味方ごっこと称して腹部を狙って蹴るという暴力行為。 「覚えているはずよ。こんなに楽しそうだったんだもの。 覚えているはずよ。こんなに笑顔だったんだもの。 覚えているはずよ。そう、覚えていないはずがないわ!」 その光景に対し、突如まくしたてるヨシコちゃん。 「覚えているはずよ。だって友達だったんでしょう。 覚えているはずよ。だってあの子は泣いていたんだもの。 忘れているというなら思い出させるだけよ!」 そして回想として、ようやく主人公の姿が見えこのいじめ被害者が藤野という名前であるのが判明。 ヨシコちゃんがまくしたてる場面で最初は、あの暴力を行ったメンバーに主人公がいたのか?と警戒をしましたが、どうやら主人公は藤野ちゃんの友達だったようですね。 友達である主人公に、いじめられている事を相談する藤野ちゃん。 しかし、何でそうなった!?という会話のドッジボール…と言いたくなる事が起きた結果からそれが最後のトドメになったようで…。 藤野ちゃんが亡くなった事を知っても、いじめた奴は誰一人反省もしていない。 自分の行いが人を殺したのに、むしろ善行だったとすら言うのは子供と言えどさすがに徹底的に教育をしなければ…と。 暴力をふるっていない女子だって、自分達と合わない相手だから悪いのは藤野ちゃんの方だったと言う始末。 というか、花壇のお世話をしているのってただの良い事なのに何で気持ち悪いの!?と眩暈がしました。 元より、人は集団にとけこめない者を異物として排除したがる傾向はありますが…それにしてもこれは酷い。 全てを思い出して、思わず保身から「知らない」と言い震える主人公。 ですが、いじめられていた事実を知っていた上で『謝れ』そうすれば許してもらえると言ったというのは思慮に欠けるでしょうね。 道中の事はまだ、すでに起きた出来事を見てどう思うかという質問に答えるだけだった。 だから変な解答をしても子供だからそういった部分が欠けていたで済ませる事はできたでしょう。 でもこれは完全にアウトです。 ・質問文 「藤野綾」のことを覚えている? …これでまだ、知らないだの覚えてないだの言えるのか? 確かに直前まで、保身の為にそうは言っていたとしても逃げてはいけない。 という事で罰を受ける覚悟で認めました。 ヨシコちゃんの言う通り、罪を忘れていないだけましとは言え主人公も加害者の一人に違いないでしょう。 だから被害者面をした言葉を言う権利もない。 ◆分 そしてついに判明する、何故ゲームスタート時にいた場所が階段だったのか? 主人公は知らないおばあさんに階段から突き飛ばされていた。 そこから透明人間…というより、魂だけの状態?になりゲーム内で行ってきた流れを辿っていた。 ヨシコちゃんを座敷童と思ったのは主人公の主観でしかなく、実際会話の中でヨシコちゃんは座敷童ではないと否定しています。 その上で自分の名前はヨシコだと言ったのです。 …つまり、最初から正体への認識も間違えていた。 あの不吉なモノローグも、階段から突き飛ばされてしまった時点ですでに生命の危機ではあり。 ヨシコちゃんについていった時点で罰するべきか見極めがされていた。 藤野ちゃんの声から、何故ヨシコちゃんがここまで怒っているのか。 それは彼女が藤野ちゃんのおばあちゃんだったからと判明。 可愛い孫をいじめる相手なんてそりゃあ憎い。これは当然の感情でしょう。 ヨシコちゃん…いえ、ヨシコおばあちゃんは完全にこちらを殺すつもりのようですが、藤野ちゃんはそれを望んでいないようで。 ヨシコおばあちゃん自身も言っている通り、これは彼女の気が済むまで続く復讐なのでしょう。 孫を殺されたからといって、じゃあいじめた関係者を全員殺してもいいのか?はまた別の問題とは思います。 でも、被害者の身内からすれば「何故自分の孫が死ななければならなかったのか?」これに納得のいく答えなんてあるはずがない。 それに、今回藤野ちゃんに落ち度があった訳でもなく花壇の世話をするただの優しい子だったという事を思えば…。 ◆各エンディングについて ◇贖エンド まず、初見全問正解だったので贖エンドから。 このルートでは主人公は自分の罪を認め、謝罪の言葉をこぼす流れへ。 謝って済む問題ではない、それでも…謝ってくれたのは主人公だけだった。 藤野ちゃんの発言も合わせ、もうこれまでに他の関係者も何人か手にかけた後だったのでしょう。 だけど誰一人、そんな事になっても謝るという事ができなかった。 「もう、行くわ。私が殺すべき子は、他にいる」 言葉の通り、主人公の事は見逃してくれたようですが…ヨシコおばあちゃんは次の相手の所に行くのでしょう。 そして、主人公はちゃんと自分の体の中に戻れたようで意識が浮上したようです。 今、自分を心配そうに見ている家族がいるように藤野ちゃんにだってその死を悲しむ家族がいたはず。 彼女は最後に「ありがとう」と言ってくれたけど、本当なら自分はずっと謝り続けなければいけない事をしてしまったという自覚。 中学生になった現在、主人公は藤野ちゃんの月命日には墓参りを行っており藤野ちゃんの家にも許可をもらっていた。 その許可をもらいにいった際、両親の発言から藤野ちゃんは主人公が花壇のお世話を褒めてくれた事をとても嬉しく思っていた事が判明し…それは主人公にとって何の気もなく言った誉め言葉でも、彼女にとってはとても大事な事だった。 周囲がその行動を気持ち悪いと思う中、唯一違う反応を示した発言に喜ぶのは自然と思いますしそれだけ熱心にやっていた花壇のお世話という行為を褒めてもらえるというのは本当に嬉しかったのでしょう。 そんな藤野ちゃんの純粋さがあまりにも美しく…。 何気ない誉め言葉が、大事な物となり。 何気ない失言が、命を奪う切欠となる。 言葉のもたらす影響力を甘く見てはいけない事、そしてそれを言ったのが誰だったのか? その意味を考えさせられます。 そして確認せずにはいられない事、ヨシコおばあちゃんについて質問をすればすでに去年亡くなっていたようでした。 ここからは想像でしかないのですが、藤野ちゃんが大事にしていたお守りはおばあちゃんからもらった物だったのではないかと思います。 大事な可愛い孫が健やかに育つように、お守りをプレゼントしていたんだろうと。 そんな思い出の品であり、大事な形見をゴミのように扱われたとしたなら…さらにこれは許せない事だとは思います。 まだヨシコおばあちゃんの正体が不明だった段階で、自分と主人公の事を化け物だと言っていましたが… ヨシコおばあちゃんは…すでに人を殺めていた時点で、人間の幽霊であってもそれは化け物に違いはない。 主人公は人の心がない選択を選び続けたなら…それは人の形をしていても人の心がわからない化け物でしかなかった。 そういう意味だったのだろうとクリア後なら思います。 だから、覚えておいて欲しい。 これは、決して罪を許されることのない男の話なのだと。 この締めくくりも、これからそれでも生き続ける主人公の事を思えば…今後、藤野ちゃんのような被害者を増やさないよう生きてくれればいいのかなと思います。 どちらにしろ、藤野ちゃんが主人公に生きていて欲しいと思った事や感謝の気持ちは本当だったのだから彼女に恥ずかしくないよう…とだけ。 ◇応エンド 4つならおまけという記載は見ていたので、流れとしても今回は見逃してもらえたというのは何となく予想できていました。 ただ、あくまでもここで殺されないだけでいつか報いは受けなければならない…それだけの違いしかなかったとしても。 冒頭のような、透明人間になってしまった!?の流れでされた言葉が繰り返された際にはまさかまた魂だけに?と思いましたが…。 中学にあがった主人公が今度はいじめられる側に回るという意味で無視をされる等の事を表現する際に用いたようですね。 ここでゲーム冒頭と同じ文面を持ってくるのはなかなか粋な演出と思います。 個人的に、報いを受けるにもいくつかパターンはありますしヨシコおばあちゃんと近い視点での苦しみを味わうなら 主人公自身でなく、その子どもが被害に遭う流れになるのではないかと予想はしました。 ヨシコおばあちゃんが言っていた、大切な人を失う悲しみ。 罪を犯したのは親である自分なのに、その報いを受けるのは当人と限らないという事を含めよりダメージが入りそうと思ったので。 結果として、主人公はいじめに耐えられず自殺をしたような描写が入り終わりへ。 おまけで生き延びたとしても、このルートでは心から反省して生まれ変わる気持ちがなかったというのが大きいのでしょう。 ◇滅エンド 3~1つは問題外、という通りこちらではあっけなく死亡ルートへ。 しかし、やはりそうだったというかヨシコおばあちゃんの復讐対象は主人公だけではなくすでに連続している事件として扱われていた事。 犯人が幽霊である以上、生きている人間にどうにかできる問題ではないでしょう。 もし、事件の被害者から判明する関連性から藤野ちゃんの家族が疑われてもまさかすでに死んでいるおばあちゃんが犯人なんてわかる訳がない。 それこそ、お祓いでもしない限り全員を殺すまで終わらないのだろうなと。 ◇死エンド このエンドでのみ明かされる、ヨシコおばあちゃんの過去と行動原理。 おばあちゃんと呼ばれる年齢まで生きていたという事はそれだけ長い人生の中で様々な人間を見てきたのでしょう。 もしその見てきた中にあった場合、特に人の醜さを感じるケースがあったとしたら… そう想定していた物を、やはり彼女は知っているようでした。 戦後の誰もが生き残る為に必死だった時代。 法だの秩序だのは最低限の生活ができる水準が整っているからこそ仕事をする物であり、そうでない場合は生きる為にどんな悪事でも行われてしまう。 それを今の価値観で完全に否定するのは、恵まれた現代を生きる我々がして良い事ではないとは思いますが。 それでも、極限状態ならまだしも豊かになってからもかつてと同じ行いを平気で続けた者がいたというのは痛ましい事ですね。 最初に例として出された他者を貶めた者も酷いとは思いますが、弱い者いじめをする者が子供をさらって虐待するのはもう論外というか…。 誘拐してまで!?というのに明らかな異常性を感じずにはいられません。 そして、子供の頃であれ殺人をした者は大人になってからも殺人をしてしまった。 子供の頃というなら、しっかり更生できるよう周囲の大人が手を尽くす事で改善はできそうですが…それが満足に行えているのかは怪しく。 それに、元々生まれた時から脳の作りとして特定の感情や思考が欠落した状態になっている人間も存在します。 だから完全にどうにかするのは難しいのでしょうが…。 ヨシコおばあちゃんの言う 子供だからと見逃した相手が大人になりまた悪いことをした。 綾ちゃんとは別に、過去にもそういった悪人のせいで自分の家族が酷い目に遭った経験もあったのでしょう。 だから、子供だからと言って大切な孫をいじめた挙句死に追い込んだ相手を許すなんてできない。 むしろ、悪の芽を芽の内に摘み取らなければこの先新たな被害が生まれてしまう。 「お前も……殺さなきゃ」 最後に主人公の体に憑依したヨシコおばあちゃんが向けた言葉は、ここまで主人公に人の心がない選択肢を選ばせ続けたプレイヤーに向けられた物で。 ≪死≫しね というエンド名は直球ながら、伝えたい事がすんなり理解できる意味でも良かったです。 ◆感想総括 エンドコンプの為とはいえ思い出すと「うっ、頭が…」となった為、ハズレの選択肢を選んだ際の事は省略させていただきました。 しかし、その内容からそれはもう殺されても文句言えないなぁ…と納得するだけの材料はありすぎました。 人の気持ちを理解できなかったり、各質問でハズレ選択肢を選んだ後でヨシコちゃんにこうだと思う?と聞かれた際にその言葉を肯定した結果…簡単に人をイカれた奴だとか言ってしまったり。 病院だって慈善事業じゃない、お金がかかる問題だと散々説明したのに話を聞いてない事を言えばそりゃあヨシコおばあちゃんも怒り心頭でしょう。 ちゃんとバッドエンドと言える内容では各自そうなる理由があり、全問正解した時のみ真の意味で反省ができたからこそ未来がある。 @ネタバレ終了 質問の内容や物語そのものがなかなか考えさせられるテーマでありながら、最良のエンドを見れた場合はその内容から良い落としどころだなと思いました。 充実した時間をありがとうございました。
  • 『水族館こちら』
    『水族館こちら』
    最初は難しいなと苦戦しましたが、全エンドを回収できてよかったです。面白いゲームでした。 @ネタバレ開始 ヒントがなく、どうすれば別のエンドを見ることができるんだろうと頭を悩ませました。しかし、同じ場所へ再びいくと主人公のセリフが変化する点に気付き、淡水魚の場所を何回も訪れると彼女が喋ってくれたときは(シャベッタァァァ!)と某CMの子供のように心の中で驚きました。その後、水族館を立ち去るさいのスチルで、彼女の笑顔を見れて、自力でクリアできてよかったと達成感で胸がいっぱいになりました。他にも、深海魚の場所で彼女と手を繋いだり、最後は彼女と帰り道で話をするエンドに到達することができたときは、彼女の魅力に惹かれたのかもしれません。 @ネタバレ終了
  • 可惜夜のみつかね村
    可惜夜のみつかね村
    からくり屋敷、みつかね村をYOUTUBEでプレイ&実況させていただきました。 南風原さんは気が付くと命の危機に陥っていますね。
  • 友閉メイズ
    友閉メイズ
    感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 スマホで連絡を取りながら、廃ビルに監禁されている相手に指示を与え脱出を助けるゲームという面白そうな題材にとても興味を持ちました。 ビデオ通話なので、画面に映るレイちゃんに画的動きがあるのも軽度の手振れや生きている人間相手に通話をしているリアル感があり緊張感をもって楽しめました。 @ネタバレ開始 いきなりスマホに電話がかかり、出てみれば隣の席の女子から助けを求められる事に? そして、グループ通話となったのかもう一人の協力者であるユウヒちゃんとも会話をする流れとなってレイちゃんが現在知らない場所に監禁された事が判明。 しかし…ユウヒちゃんだけでは難しい状況とはいえ他に頼れる相手がいないか?から隣の席で一回挨拶をしただけの自分が指名されるという部分でレイちゃんの交友関係を察せました。 警察に電話をすれば殺されると手紙があり。 そもそも居場所がわからなければ通報しても助けはこない。 レイちゃんの両親も頼れる状況ではない事から他の協力者を探すのは本当に難しかったのでしょう。 部屋の中がどうなっているか等、情報はビデオ通話に映る画面から手に入れ推理を行うという方式はなかなか斬新です。 役割分担という事でこちらが指示を出す係、ユウヒちゃんは得られた情報から場所を割り出す係という事で謎解きに専念する事へ。 まずは手錠の鍵を入手し、動けるようになってから廊下へ。 窓の外から見える観覧車から、近くに遊園地がある場所…?なのはわかりますがそれだけではまだ特定も難しいでしょう。 現在地は5階という事で、とにかく地上に近づくため階段へ。 4階は部屋が3つあるようなのでとりあえず手前の部屋から。 ガラクタの山にカメラを向けていると突然顔認証が反応し、幽霊がいる!?とレイちゃんが慌てますがどうやらストラップの顔に反応したようで真ん中の部屋の鍵を発見。 とりあえず情報は多いに越した事はないと半券やレシートも見てみると、今までレイちゃんがヨルちゃんという人物と遊びに行った時のチケットやレシートが置いてあり…。 ユウヒちゃんの発言から、どうやらそのヨルちゃんという人物はレイちゃんに執着しているようで彼女がこの誘拐の犯人なら自分との思い出の品を置いておくのも独占欲の表れとして理解できます。 レイちゃんとしては、ヨルちゃんの事を悪く言わないで欲しいと言いますが本当に誘拐し監禁した犯人なら庇う余地はないと思いますが…。 次は鍵を手に入れたので真ん中の部屋へ。 どうやら髪についていたのは髪飾りでなくメモだったようで、それを確認すれば矢印の書かれた内容が。 そのまま金庫に使用しても駄目という事で鏡を調べてみれば、インカメラでは画像が反転するという情報から逆向きに矢印を入力し解除成功。 中身は…ラジオ? 最後に、奥の部屋へ行くとここは調べられるのが冷蔵庫だけらしくキッチンタイマーが張り付いているようです。 初見の時は、下手に触らない方がいいかと思った結果後程痛い目を見ましたが一度引っかかれば「あの時のだ!」とすぐに理解できたので特に謎解きで詰まる事はありませんでした。 そして、いざ部屋を出ようとするとこちらへやってくる気配が!? 急いで隠れなくてはと焦り、うっかり最初から開いていたロッカーに入り見つかるドジもやりましたがやり直して何とか回避成功。 ロッカーの隙間から見えるヨルちゃんの様子を見るがなかなか緊張感を煽ってきます。 ヨルちゃんが隣の部屋を調べている間に、急いで下の階へ移動開始。 ユウヒちゃんも最初の部屋から見えた標識を含め情報を絞れないか頑張っているようですがまだまだかかりそうです。 しかし、自作プログラムで検索をしているという辺りかなり頭がいいんだな…?とこの状況の中では頼もしい限りです。 窓からラジオの電波を少し拾えた事で情報も増え、そのまま階段を下りる事はできないようなので入れる部屋を探索に。 壁にはこれ見よがしにロック解除のナンバーに見える番号が書かれてますが…果たしてこれを素直に入れて正解なのか? 棚を調べようとしたところ、何か斜めに走っている線?のような物が見えたのでよく調べてみるとそのまま触れたらトラップが発動するようです。 これ、油断すると初見殺しだったなぁ…とハサミを手に入れてから棚のトラップを解除。 すると中にはブラックライトが入っており、もしやと壁に使用すれば正しいナンバーを読み取る事に成功。 やっとの思いで2階まで到達。 コンパクトの仕掛けは解決しましたが、初見ではここでタイマーを仕掛けなかった為発見され終わりました。 何故10分の猶予があるキッチンタイマーだったのか…、その意味を理解しやり直しから同じ場面へ。 タイマーをセットしておくと何とか先に進めるようになり後は1階に降りてからどうするかという勝負です。 しかし、初回プレイでは居場所に対する情報が足りなくなる仕様になっているようで…。 1階まで到着し、出口へ向かうもそこはしっかり封鎖済みで出られる様子はない。 スプレーの音がしたかと思えばレイちゃんから反応がなくなり、ヨルちゃんが画面に映ったと思えばこの回における万策は尽きたようです。 そしてレイちゃんとヨルちゃんはたった二人で誰も来ない遊園地へ…。 バッドエンドではありますが、その中で比較的マシに見えるのはこれだけならまだ当社比平和に感じるからなのかどうか。 そして、このエンドを見る事で「廃遊園地」という情報が解禁。 この情報を持った状態だと、場所の特定が可能になるようで話も進行しそうです。 その上で、エンド分岐に関する重要な選択肢が3つ。 「やっぱりヨルが大事なんだ」 「日常を変えたくないんだ」 「前と同じにはならないよ」 レイちゃんとしては、警察は母親を奪った轢き逃げの犯人を裁かなかった対象であり。 だけど、今の状況で警察に頼らないというのはさすがに限界もあります。 自分が被害者であると言わなければ、ヨルちゃんが犯罪者になる事もないと考えているようですが本当にそこまでして庇う必要はあるのか? レイちゃんとしては、ひとりだった自分に声をかけてくれたヨルちゃんに感謝をしているようですが…誘拐や監禁といった行動をした時点でもう、友達というには無理がある関係でしょう。 何より、本当にヨルちゃんの事を思うのなら彼女の罪を認めさせ更生させなければならない。 このままでは、誰の為にもならないのだから。 だから、ヨルちゃんが逮捕され自分の前からいなくなったらまた前と同じになるという懸念はもう元に戻らない一線を越えた以上通じない前提なんですよね…。 エンドコンプの為に全ての選択肢を見ましたが、正規エンド以外は何かしら闇を抱えての終わりというべきか。 三角関係のもつれであろうユウヒちゃんがヨルちゃんを突き落とす「救済」エンドが好きです。 何故ユウヒちゃんがレイちゃんを助けようと思ったのか?恩返しとは何を示していたのか? その理由も明かされストーリーとしても全ての情報が出揃うという点からも。 正規エンドに繋がる選択肢を選んだ場合、出口の閉鎖は同じながらも今度は堂々とヨルちゃんが待ち受けている展開へ。 何とか建物から逃走し、外に出てから捕まったか?と思うも警察の到着が間に合った! バッドの場合、ここで警察がまさかこんな少女が犯人と思ってないであろう事を利用して架空の犯人をでっち上げる流れで終わりますがちゃんと犯人はヨルちゃんだと告発する事にも成功。 そして後日談へ。 レイちゃんはヨルちゃんが自分から離れる事を恐れていたからあんな行動に出たとは言ってますが、確かに発言からヨルちゃんが母親の影響を悪い意味で受けているのは感じますね。 手錠をつけて拘束しないと大事な人は蒸発してしまうという発想だったり、だけどそのせいで手首に痕がつけばそのせいで嫌われる事をとても恐れていたり。 自分は母親とは違うと言いながら、だけど不安に負けてしまい母親と同じように大事な相手を拘束せずにはいられない。 ここはちゃんと、然るべき専門家なりに頼るべき問題と思うのでレイちゃんは面会に行くつもりのようですが一旦見守る方向で大丈夫でしょう。 あの脱出劇の事もあり、すっかりレイちゃんと距離が近くなった主人公。 もう友達だと思っていたと返しながら、平和な日常に戻っていく終わりへ。 @ネタバレ終了 スマホのビデオ通話機能という設定を活かした謎解き要素。 探索において罠もそれなりに仕掛けてあり、無事にエンドを見るまで安心のできない展開の数々。 やりごたえのある面白いゲームをありがとうございました。
  • アリシアちゃんと〇〇〇〇しないと出られない部屋!
    アリシアちゃんと〇〇〇〇しないと出られない部屋!
    これはとても良い・・・。  これはおまけ要素で博識のクイズを出してきて面白い、勉強になる!アリシアが言った知識をノートに書いて覚えながらやったぐらいw。  あとゲーム性も悪い所はなかった!だからこれは僕的にもう星5だ!上半身の方も下半身の方も満足させてくれるのと、こんなにクオリティーの高いこのゲーム作るとか天才か!バッジ全部いただきました!大満足です!!!!!!!!!!!
  • ウイルス劇場
    ウイルス劇場
    昔懐かしいPC98のような雰囲気のグラフィックと、見た目もキャラも抜群なウイルスと主人公のやりとりがとても面白かったです。 ゲームの進め方はシンプルなコマンド選択式なのですが、部屋の中の光景を示すグラフィックが構図を含めてかなり変化があって臨場感を味わえました。全4つのEDに展開するマルチエンドのゲームですが、隠し扱いのEDで見られる演出はこれまたとても熱かったです。クリア後のおまけコンテンツも豪華で、最後まで非常に楽しめました!ヒントのおかげで攻略もサクサクでした!
  • アンガー・マネジメント・ファンタジー
    アンガー・マネジメント・ファンタジー
    スポンサー賞受賞の報を見て急いで飛んできました! 本作、メッチャ面白かったです。テキストのノリがもうセンスに溢れています。 プレイ冒頭からラストまで、終始外すことなくこんなにテキストが面白いだなんて!面白さの源泉としてはやはり超ファンタジー世界観を丁寧に描いている点も大きいと思いました。動画演出もたくさん用いられており、ビジュアル的にもとてもリッチなゲームです。 ビルダーでもうまく素材を組み込むことでここまで見栄えを良くできるということも、でもやっぱり面白さを決めるのはテキストのセンスだということも、どちらも強烈な印象と共にぶん殴られたような気分です!
  • AIイラスト解体課
    AIイラスト解体課
    昨今物議を醸しつつも巷を騒がせているAIイラストに真正面に向き合った作品です。自分自身は全く絵は描けないのですが、ゲーム制作をしているので非常に関心の高いテーマです。 本作はイラストに対するAI活用に対して、肯定や否定といった片方からの立場ではなく、非常にフラットな目線でかつどちらの立場に対してもリスペクトに溢れた展開を示してくれています。全4EDの結末は分岐がやや難しくコンプリートは多少骨が折れましたが、近未来のありそうな状況における主人公の言動がとても興味深かったです。個人的には色んな意見があって当然だよなぁと思っているのでいずれのEDも納得感がありました。AIの仕事のよき相棒っぷりは早く実現してほしいと思いました。
  • 魔窟のリリアーネ
    魔窟のリリアーネ
    ゾンビを作っては売りつけ、作っては売りつけるシミュレーションゲーム。このジャンル大好きなのでとても楽しめました! 最序盤はあれれ?このペースで目標額達成できるのかな?と思いましたが、凄まじく右肩上がりに売上が増えていくので割と余裕をもってクリアできます。このインフレ度合い、目に見えてスケールが大きくなっていくところはワクワクしながらプレイを進める原動力になりました。 会話画面で動くドット絵の人外キャラクターたちの魅力が溢れていて、たまらず全キャラのEDを拝見いたしました!画面レイアウトも見やすく綺麗で、BGMも世界観に凄くピッタリだと思いました。面白かったです!
  • 星の指輪を花嫁に
    星の指輪を花嫁に
    星の煌めきのように美しい世界観と、幻想的な水彩画で描かれた可愛らしい花嫁さんたちに癒された作品でした。 花嫁さんたちやドレスのデザインがとても素晴らしいです! みんな可愛い…大好き…。 エンディングが100種類もあるということで、とてもびっくりしました。 この美しく愛おしい世界を堪能しながら、エンディングを回収しつつ花嫁さんたちと沢山交流を深めていきたいです。 とても素敵なゲームをプレイできて幸せです。 ありがとうございました。
  • 偽りうさぎは愛を買う
    偽りうさぎは愛を買う
    YouTubeにてゲーム実況させていただきました!@ネタバレ開始 闇深いようで今の世の中では普通のような世界観で面白いだけでなく、勉強になるノベルゲームでした!
  • 無人島
    無人島
    とても面白かったです!! テンポの良い文章と、無人島に持っていくアイテム等を周回ごとに色々試すのが楽しくて、夢中でプレイしました。 周回ごとに新しく出現するキーワードがたくさんあり、まだまだプレイできるのが嬉しいです。 とても楽しいゲームをありがとうございました。
  • 約束も全部あなたのせい
    約束も全部あなたのせい
    気になったので遊ばせていただきました。 @ネタバレ開始 割とやばい選択肢もあったので難しかったですが、 一通りのENDを見させてもらいました。 個人的に爆弾投げ込んで後悔するエンドが好きです(発想という意味で) 平和に過ごしていく結末も好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • キミのニセモノに恋をする
    キミのニセモノに恋をする
    このサイトの中で一番良かったです!!!