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ティラノゲームフェス2022参加作品

8834 のレビュー
  • ユグドラシルPROJECT3
    ユグドラシルPROJECT3
    シリーズ初めてのプレイとなります。 HSPってHighly Sensitive Personのこと?とふんわりした気持ちで入り、最後まで読ませていただきました。 性格などに関する専門用語やその意味を難解にすることなくさらりと物語に交えていて、最後までスルスルと読めました。 バッドエンドだと大変なことになってしまいますが、それを回避するとさらに話が進み、いざトローチさんの相手と対話しているときはちょっとハラハラしました。 自分が現実にこうした方につきまとわれたら、かなり怖くて狼狽えてしまうと思いました。 無事に解決してよかったです。 キャラがとても個性的でとてもかわいく、アジアンテイストな音楽も耳に残る素敵な作品でした。 ありがとうございました!
  • ひとを×すなんてできない
    ひとを×すなんてできない
    突如放り込まれたデスゲームに「なぜこんなことをするのか、人なんて殺したくない」と叫ぶ主人公を尻目に次から次に死んでいく人たち…主人公は生き残れるのか、そしてこのゲームの真相は…と、手に汗握る展開でした。 @ネタバレ開始 ……まさかの仮想空間送り!! これには「まあ、うん…急に日常っぽくなったけれど、そんなことありえるわけがない」とは思っていましたが、まさかの展開でした。 こたえあわせの各ストーリーを見ると、何があったのかや誰がどんなことを考えているのかなどがさらに理解できて面白かったです。 特にモモさんが自死するきっかけとなった出来事に関しては、正直ちょっと言葉も出ませんでした…。 正しさという狂気は誰かを殺す中でも、最も殺傷能力の高いものの一つだと思いました。 「正しいこと」とやらが「正しい」ということを証明することはできるか? なにをもって正しいを善いことと言えるのか? こうした矛盾点を考えさせられました。 @ネタバレ終了 正しいこと、自分は正しくあろうとすることは本当によいことなのか?…を改めて考えさせられるストーリーでした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • そして誰もいなくなったら面白くないですかー?
    そして誰もいなくなったら面白くないですかー?
    前半を読んでいる段階で「犯人も大変なんだな…いやいや、それにしても今回も作者様のとんでもないパワーを感じる作品!」と後半が始まる前から既に本作の持つ犯人パワー(?)を堪能していたら…後半はもっとすごかった!! 歴代最強のシーンがありました! @ネタバレ開始 後半の「黒いシルエットの~」×たくさんが画面に現れたとき、思わず飲んでいた紅茶を噴き出しそうになりました。 ラ・フランスのフレーバーティーでラ・フランスの香りがするPCになるところでした(笑) 歴代最強のシルエットシーンに、笑いが止まりませんでした。 そして、この後次から次にきっととんでもないシーンがダムが決壊したように怒涛の勢いで押し寄せてくるのだろうと、期待度MAXでした。 はい、期待通りでした!! 画面に黒タイツしか映ってないシーンを数十分見続ける日が来るとは…しかも微妙にみんなそれぞれ個性があって、でゅふふとか笑う黒タイツ初めて見ました。 警部と探偵さんたちが次から次に論破していく姿は、もう「これはどういうことなんや、工藤…」と思わず関西弁にもなってしまいます。 どれを選んでも安心の仕様なので、「これだ!」と思うものを選んでいくのはとても楽しかったです! それにしてもストーリーの色々な意味で破綻しているような気がするようなでも整っているという運びが天才的すぎました。 @ネタバレ終了 今回もとてもたくさん笑わせていただきました! 素敵な作品をありがとうございました!
  • キャット!ラブキャッチ!?~サマーナイト~
    キャット!ラブキャッチ!?~サマーナイト~
    かっこいい&かわいい猫擬人化の男の子たちとの恋物語、たっぷりと満喫させていただきました。 クリア後も楽しめるオマケ要素満載で、キャラクター紹介やキャストさんのトークなどお腹いっぱいです! @ネタバレ開始 穏やかな性格のフォーレ先輩がとにかく大好きでした。 たまにちょっとドキッとするセリフをサラリと吐く余裕も込みで、常に落ち着いているところが大人だな~と。 そしてボイス! もう落ち着いたボイスがとにかく耳に心地よくて、耳からくる脳が幸せ状態でした! 幼馴染のリティオくんにちょっと嫉妬したりするところも、普段のとても物腰柔らかな先輩とは異なる一面が見られて可愛かったです。 次点好きな子は、リティオくん。 幼馴染という絶妙な距離感を保つ彼との恋愛は、画面の前で見ているプレイヤー的にはちょっぴりもどかしかったり、思わずニヨニヨしてしまったりと誰かが私を見ていたら「あそこにずっと変な顔してる人がいる」状態でした。 画面見ながらニヤニヤしたり悶えたりしてる変態でした。 リティオくんもボイスが良すぎて、告白シーンはドキドキしっぱなしでした。 その他の子ともすべてのエンドを迎えさせていただきました。 どの子も甘くて、お腹いっぱいです。 後輩のペルガくんが一人称「わたし」なのが個人的にストライクだったりしました。 (おまけの笑顔も反則的にかわいくて見惚れました…!) 物語の終盤、背景にネコちゃん花火があるのがとても可愛かったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 君に詠う
    君に詠う
    アリシアさんがひたすらにかわいい、そして日本の文化や風習などを自分も一緒になって楽しめる、楽しい作品でした。 少しずつ縮まっていく距離が丁寧に描かれているやさしい恋の物語で、読み終わった後も爽やかな気持ちです。 百人一首など久しく見るものもあり「そう言えばたくさん覚えたなー、大会とかには出なかったけれど、自分もこれやったことある…!」とちょっぴり懐かしい気持ちになるシーンもありました。 @ネタバレ開始 アリシアさんの着物姿に「Fantastic!!」「Cute!!」のような言葉が思わず次から次に飛び出てきました。 すごくすごく可愛かったです! 出会いのときと告白シーンは画面が少し動いていてとても臨場感がありました。 特に告白シーンで目がウルウルしているところは、彼女の秋人さんへの気持ちがとてもよく伝わってきました。 エクストラストーリーで水着姿を拝めた瞬間、全世界の私がスタンディングオベーションいたしました。 眼福…眼福です…!(拝み) chapter1からエクストラストーリーまで言葉を重ねてきた秋人さんとアリシアさんが末永く幸せでありますように。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • Touka
    Touka
    独特の背景画面に引かれてプレイしました。 武器を携帯した個性的なキャラクターがとても映えていました。 @ネタバレ開始 カエルっぽい生き物との戦闘画面で2、3分戦いましたが、やり方が悪いのか先に進めませんでした。 一度ゲームオーバーもしてみましたが残念ながらアドバイスの意味も理解できなかったので、まず何をどうすればよいのか手順の解説をしていただけたらと思いました。 本当に申し訳ないですが、戦闘でギブアップとなりました。 クリアできず申し訳ありません。 序盤の会話からどうなっていくのかと気になっていただけに残念です。 また機会を見つけて再挑戦したいと思います。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
  • 有栖と奉日本『幸福のブラックキャット』
    有栖と奉日本『幸福のブラックキャット』
    続編があったら絶対にプレイしたい!と思う作品でした。 二人の距離感や関係性がとてもよく、また主人公の有栖さんが惚れ惚れとする強さで安心して最後まで読了となりました。 @ネタバレ開始 冒頭の物語概要の後に入るOPにまず度肝を抜かれました! 有栖さんが動いていて、一気に彼女が生きたキャラとして自分の中に入ってきました。 高本さんこと奉日本さんの落ち着きっぷりが貫禄からくるものだと知ったときも、物腰柔らかで穏やかでいいなぁと思いました。個人的にビジュアルが大変好みの御方です。 有栖さんが現場で切った張ったの頑張りを見せる躍動タイプなので、静かに落ち着いて一箇所に留まる静止型タイプの二人の組み合わせがすごくいいなと感じました。 @ネタバレ終了 完成度がとても高く、途中の戦闘や探索パートなども難しくはない物語をさらにおもしろくするスパイスとして効いていて、大変美味しゅうございました。 クライマックスで挿入される挿入歌なども胸熱でした。 とても素晴らしい作品をありがとうございました!
  • 暮夜を待つ
    暮夜を待つ
    2人のモードが用意されており、初めはカコさんモードのみとなっていますが、カコさんモードだけでも何が起きたのかを想像するとちょっとゾッとするお話でした。 @ネタバレ開始 ユメちゃんモードは、そのモードに入る瞬間からして「なんか見えた…」ととてもインパクトがありました。 あれは…ユメさん…ですよね、きっと。 @ネタバレ終了 すべてが明確には語られていないため自分で想像する余地があり、後味が強烈なこともあって怖い中にも悲しみがありました。 何が起きてしまったのかを想像すると、すれ違ってしまった二人の時間と世界を考えずにはいられませんでした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 東京オディエットアモ 代沢ロミオ編
    東京オディエットアモ 代沢ロミオ編
    3作品目にして最初の作品へ深夜プレイ続行です。 もっと自分が若かったらロミオの強引さにもキュンとしていたんだろうと 口惜しく思いながら若い二人の恋に溺れる様を俯瞰で体感しました。 @ネタバレ開始 原作も恋を初めて知ったばかりの若い二人のお話でしたね。 ロミオがガキで無謀だし、無茶だし、ボンボンド直球! ジュリちゃんがすごい大人に見えるシーンもあって、 足元グラグラで危なっかしい…それが若さでいいわけです。 他の作品にも言えますが、本当…団君とくっついちゃえばいいのに…と 思う事が度々。その世界線はないのかな…と思ってしまいます。 全てを失って二人きりの背徳の世界も少し大人びた行動を取れるように なったロミオに頑張れよとエールを送ります。 都合の良い嫁さんをもらって体裁を整えて ジュリちゃんを死ぬまで守り通してほしい感じです。 庶民派になったロミオが地に足をつけててこちらも良い。 お父さんも甘そうだし真っ当になった息子がきちんとした 後継者に仕上がってきそうな未来を感じました。 @ネタバレ終了 駆け抜ける恋と青春。TBS系ドラマの印象ですね。 (何かもう構成がオシャレなのでドラマみたい♪という浅い 感想で申し訳ありません~) 3作品完走です!ありがとうございました!
  • 東京オディエットアモ 目白公親編
    東京オディエットアモ 目白公親編
    二番目は大人幼馴染枠に行きました!! ビジュアルの印象より評判がイマイチとあったので、 何があったのとドキドキしていましたが、私は好きですよハムさん。 @ネタバレ開始 ドクロ持ってるスチルなどヤバい人なのかなと思っていましたが、 クールだけど人間味がないわけではないので嫌いじゃないです。 ハムレットモチーフなので物騒なことは言ってますが、 ついて行けないということもなく、団君を巻き込んだところは ちょっと待てよでしたが復讐に関しては応援して見ていました。 ところどころ水にまつわるシーンで現実と非現実が混同してるなと 感じましたが…そういうことだったのか…と。 きみちゃんだけ攻略がないのはなんで?と思っていたので ハッピーエンドからの転落にナイス構成力!!と唸りました。 オフィーリアを模してジュリが水辺に横たわるところとか 素敵ですね。朴さんが益々謎の人物になっちゃってますが。 (キラキラおめめの胡散臭さ大好き) @ネタバレ終了 公親編はサスペンスというスパイスが効いた日テレ系ドラマでした。 幼馴染好きです。選択肢待ちをしていましたが、 伏線を最後に回収というスタイル楽しかったです!
  • 東京オディエットアモ 大篠八雲編
    東京オディエットアモ 大篠八雲編
    スーツの大人キャラ好きとしてはここからスタートするしかないでしょ!と 待っておりました八雲先生編です。 @ネタバレ開始 飄々とした人だなと思ってたのですが、 ハンバーガーのおまけとか東京タワーの無茶ぶりとか 残念なイケメンシーンに笑いました。 (作者さんが実際に上ったというタワーの階段写真に目頭が熱く… ここか~と別の意味で苦笑しました。お疲れ様です) 曲の入りや演出がエモい!強引な相手に引き寄せられる吸引力ある展開。 コメディとシリアスを巧みに使って主人公が巻き込まれていくのは フジ系のトレンディドラマ(言い回しが古くてすみません)みたいだな~と思ってしまいました。 ラプンツェルのくだりでジュリちゃんの髪を伸ばしたくない独白が 好きですね。次回の春日さんへの伏線も期待大でした。 @ネタバレ終了 スーツ男子で八雲さんが一番かな?と思っていたのですが、 絡みに絡んできたお兄ちゃんに私の心は持っていかれてます。 …やっぱり好きなんです、兄ポジ。 次回楽しみにしています!
  • fluffy
    fluffy
    配信させていただきました! 登場人物ひとりひとりに性格の設定がしっかりとあって 次に出会う人はどんな人なんだろうと 診断ゲームのはずなのに周回が楽しみになってしまいました。ダー山先生の軽さも好きですが私のイチオシは女子高生(?)ですw 診断結果に気持ちが明るくなります!!(*'▽') https://www.youtube.com/watch?v=t1xkOmFLOjU
  • 探偵のとある推理は世界の再構築を引き起こすか?
    探偵のとある推理は世界の再構築を引き起こすか?
    すごく不思議な世界観・お話でした。 自分は「理解できているのか?」と訊かれると、「できたような気もするしできていない気もする」としか答えられないですね。 @ネタバレ開始 推理ちゃんの顔がない理由がわかった時は衝撃を受けました。そしてそこから始まる再構築。何だこれは!?と、ぞくっときました。 彼はそれでよかったのか…? @ネタバレ終了 画面効果などがおしゃれで、「おお~」と思う事が多かったです。 とにかく「不思議」それに尽きる作品でした。なんとも楽しい時間をありがとうございました!
  • たんぽぽちゃん
    たんぽぽちゃん
    サムネイルに惹かれてプレイしました。 あらすじとタグから何となく想像はしていたのですが…。 @ネタバレ開始 でも、ゆったんにはぽぽちゃんの事が見えてるしなー。どうしてかなー。と、思ってプレイしていた…ら!ゆ…ゆったん!?怖!!怖いよ!! ぽぽちゃんの理解者であると思ってたのに、ひええ!? @ネタバレ終了 最後までプレイしたらぞくっときました。好きな方はこれはもう大好きでしょう!!私はびっくりしました!! いい意味で裏切られた作品でした、ありがとうございました!!
  • 白無垢の決意
    白無垢の決意
    プレイさせていただきました。 三人それぞれの手紙から各々が相手を大切に想う気持ちが伝わってくる、短いながらも深みのある作品でした。 @ネタバレ開始 お互いが相手が望まないこと、相手の為にならないことを避けるあまり、すれ違ってしまう様子が切なく思いました。それでも最後には皆が幸せになれそうな結末でよかったなあと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました✨
  • 君とは絶対に別れない
    君とは絶対に別れない
    2時間ほどかけて実況させて頂きましたm(_ _)m ギャグ路線かと思えばヤンデレ路線、かと思えば純愛路線。 エンドによっていろんな解釈のタイトル回収がされて、次はどんな世界線にいくんだろうと終始わくわくしながらプレイさせて頂きました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき
    パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき
    アプデ前にあった完成版への引きが面白そうだったので公開を楽しみに待っておりました。とっても面白かったです。好きな要素が多くて箇条書きになりました。 @ネタバレ開始 ・レミ先輩 すごく可愛いです!頼れる姉御的なキャラも好きなのですがSNSでは年相応に「w」やスタンプを使っているところがたまりません。可愛い。冬服から夏服になった時のドキドキ、大切にしたい。 ・カサコちゃん 名前の由来が気になって仕方ないです。キャラも掴みどころがないようなあるような不思議な感じで好きです。もっと知りたいレミ先輩との関係。 ・部室 ストーリーが進むごとに変化していく系の仕掛け大好きです。ノートとか黒板とかキャラの制服とか…監視カメラはクリア後に回想ボタンになるのが上手いなあと思いました。3人が部室で各々好きなことしてる感じも日常系SFアニメのような理想の文化系部活動の趣があり最高です。 ・突然の闇 男女仲良く良い雰囲気の3人を微笑ましく眺めていたら第五パラドクスで突然ユウイチくんが邪悪な欲望を見せ始め「流れ変わったな…」と思いました。まさかパラドクスをそんな風に使うなんて……あまりにも衝撃的だったのでファンアートを描かせていただきました。先輩を後輩に…あまりにも邪悪……… ・展開と演出 パラドクスにパラドクスをぶつける激熱展開!パラドクスを使った時の演出がカッコよすぎてテンション爆上がりです。文章だけだと理解に時間を要する部分やテンポが悪くなってしまう部分を大量の絵とアニメーションでガンガン突き進んでいくのが最高に楽しいクライマックスでした。終盤かなりとんでもないことをしてるので用語解説にあったエントロピーとかなんか…大変なことになってそうですね。 @ネタバレ終了 あとアプデ前の「この青い髪の少女はいったい!?」みたいなとこで終わるのも面白かったのでこの手法めちゃくちゃ真似したいです。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 異界
    異界
    4時間半ほどかけて実況させて頂きましたm(_ _)m 異界の不気味な表現に終始ハラハラしながらプレイしました。 内容盛りだくさんで達成感すごいです! ありがとうございました! (梓ちゃんのツンデレが可愛かったです)
  • 心霊ホラーノベル「怪話」
    心霊ホラーノベル「怪話」
    プレイさせていただきました。 こうした例えは最善ではないかもしれませんが、いわゆる『ほんこわ』的な面白さを好む方にぜひプレイしていただきたい作品だなあと思いました。 私自身は他の方が強くお勧めされていたので、期待をもって作品を起動しました。 全体的にクオリティが高くてすごいのですが、特にSEやBGMといったサウンド面の演出が際立っていて、世界観への没入感を高めているように感じました。立体音響で異形の放つ音が左から右へ通り過ぎていくたびに、固唾をのんでシナリオを追ってしまいました。 それからグラフィックがホラーというジャンルに合った質感で、ぴったりだなあと思いました。 @ネタバレ開始 個人的には特に『顔なしこけし』の異形がいい具合にグロくて好きです。 @ネタバレ終了 とても素敵な作品をありがとうございました✨
  • 復讐の汚濁
    復讐の汚濁
    復讐のために悪魔と契約したエリックさんの元に舞い込んできたオカルトな事件のお話。 ゴシックロマンスとあるように、何ともいえないおしゃれでサスペンスな空気が漂う作品です。 @ネタバレ開始 途中で「おや?ひょっとしてこれは?」と思っていたのですが、人魚と出てきたところで「おっしゃあ!(珍しく)的中!」とガッツポーズしました(笑)。 しかし、ただの不思議な存在・推論としてでなく、道筋立てていく様はまさに王道ミステリ。同サークルさまの「KOKUTOU」シリーズとはまた一味も二味も違った推理もので、大変おもしろかったです! そして、タイトルの意味を考えると…何とも言えない切ない気持ちになりますね…。 @ネタバレ終了 モノクロで統一された画面に美しいイラストが映えます。そしてやはりロンドンにはミステリが似合いますね。 また、エリックさんとフォカロさんのやり取りも、妖しくも軽快で好きです。番外編とあるので、本編が楽しみですね! 大人でおしゃれで美しい、そんな素敵な作品をありがとうございました!!