ティラノゲームフェス2022参加作品
8834 のレビュー-
ひとを×すなんてできないそろりと「はじめからボタン」を押してはじめてみました。 @ネタバレ開始 主人公に初めは同意していましたが「え?」となるようになり、ゾワゾワしました。 @ネタバレ終了 怖いですが完走しました!
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闇の通り路@ネタバレ開始 闇の登場が怖い! 遠くの森から何か怖いやつが来る系は個人的に好きなやつでした。 そして、闇の中でのカロラさんとのくるくる、はためくポニテと円になる光、 スチルこそありませんが、情景がすごいイメージ出来て素敵でした! 闇というトラウマも、意外な所で脱出出来るかもしれない、 人の持つ光の可能性を感じさせてくれる作品でした。 素敵な作品でした、ありがとうございました! @ネタバレ終了
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きみはもうほかの誰かのものとても完成度が高く、画面の彩度とも相まって心の中にスッと入ってくる素敵な作品でした。 ちょっぴり怖い要素はあるものの、伝奇・伝承などが好きな方には特に楽しめる内容だと思います。 @ネタバレ開始 音楽や演出などすべてがカチッと美しくはまっていて、最初から最後までクリックする手が止まりませんでした。 向日葵畑の美しさが本当に秀逸で、主人公の最後の独白部分では、ああ神様とともに行ったんだな…というのをしみじみと感じました。 神さまに関する伝承もとても丁寧で、遠野物語などが好きな身としては思わず「ふむふむ!」と読み込みました。 UIなどもシンプルかつ水彩の美しさでまとめ上げられていて、すごくいいなーと思いました。 @ネタバレ終了 この唯一無二の空気感をぜひ多くの方にプレイしてほしい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!
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つくもと空の屋台君が何物だったのか、見事に推理してみせる!―――えええ、すごい美形出てきた!!(初問題) これはもしや可愛い女の子とかも出てくるのではー! よーし、俄然やる気が出てきたよ! ……という単純チキン、何物なのかがどうしても見たくて、頑張らせていただきました! @ネタバレ開始 お箸の双子ちゃんとカメラくんがとても可愛かったです! もちろん、他の子たちが何物か分かって真の姿が出てきたときも、テンションが上がりっぱなしでした! つくもさんの屋台、また行きたいです! ちょっと難しいなーなんだろー?と思うところはヒントに助けていただきました。 親切設計、ありがとうございました! @ネタバレ終了 なぞなぞを解くのがこんなに楽しいとは~! 最初から最後まで楽しませていただきました! とても素敵な一時をありがとうございました!
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竜宮城からの脱出!!豪華絢爛、夢のような竜宮城から婚約者の待つ陸地へと浮上するべく奮戦する主人公! 私の捜索下手により大変な結末を何度も迎える主人公! (本当にごめんなさいでした…!) @ネタバレ開始 村ごと水没していてすみません…(遠い目) もう別の方とご結婚なさっていて違う男と幸せになっていてすみません…(遠い目) 捜索と乙姫様の好感度の調整が下手で、なかなか主人公を希望が持てる日数で陸地に返してあげられませんでしたが、3周目くらいからはスルスルとこなせるようになってエンドも一つ一つ見ていくことができました。 適切な好感度で道具を使わないと過保護にされて脱出不可だったり、牢屋へ連行されたりと、一筋縄ではいかないところも面白かったです! 個人的には乙姫様トゥルーエンドが好きです。 とてもかわいくて、本当は寂しい思いもしていた乙姫様には末永く幸せになってほしいです! @ネタバレ終了 竜宮城からいかにして帰るかという設定がまず面白く、乙姫様の目をかいくぐって竜宮城を探索するスリルも合わさり、とても面白い作品でした! ありがとうございました!
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フィンリーノア暗闇の中でクマの着ぐるみさんを頼りに進む物語、1周目はもちろん、2周目も楽しめる内容でガッツリ彷徨わせていただきました。 スチルがどれも大変美麗で目の保養でした。 @ネタバレ開始 エンド1を見ると切り替わるタイトル画面がとても美しくて、在りし日の幸せな二人の姿に思わず頬が緩みました。 たぶん多くの方が初プレイはエンド2へ行くと思うのですが、私もご多分に漏れずエンド2でした。 エンド3は予想ができましたがエンド1は攻略を頼らせていただきました。 一番最後に巨大化した未練さんが襲ってきますが、あの時に「邪魔するなー!(2周目)」と入ってきてくれた子には胸が熱くなりました。 とてもやさしかったノアお兄ちゃん…できることなら、もっともっと長生きしてほしかったです。 @ネタバレ終了 プレイ後にフィンリーノアのタイトルを見ると、胸にじーんとくるものがありました。 ありがとうございました!
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埋められたふたりの人形地域独特の風習『童弔い』という儀式を行うことになった二人…渡されたメモには禁止事項が書かれていますが、そこから漂う不穏な気配に「何も起こりませんように」と思いながら読み進めました。 @ネタバレ開始 「何が起きているか分からないまま、見過ごせない何かとても嫌なことが起こっている」という外堀からじわじわ埋められていく感覚が怖かったです。 何かがおかしいと分かっていながらも主人公である佑馬くんにできることは何もない、また、佑馬くん自身が何かの気配に気づいていてもそれがそもそも何なのかが分からない…など、身動きが取れない感じがプレイヤーを不安にさせる効果倍増でした。 あとがきに書かれているとおりどのエンドでも大団円ハッピーエンド!や劇的終幕バッドエンドはありませんでしたが、土着の風習と神様のお話でしたのでとてもしっくりときました。 最後の最後まで神様そのものの存在が前面に出過ぎなかったのも、得体の知れない強大な抗えないなにかによる干渉をひしひしと感じさせてくれました。 全編を通してですが、歩佳さんのことをどれだけ大切に想っているか、歩佳さんが佑馬くんをどれだけ大切に想っているかがとても丁寧に描かれていて、じわじわくる怖さもありながら切なくもなりました。 @ネタバレ終了 分からないことが不安であるという人間の心理などを巧みに織り込んだ面白く、そして切ないホラーでした。 ありがとうございました!
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A-line大変オシャレなUIと音楽、そして圧倒的なセンスのシナリオで進む「ワンルーム失恋ADV」、最初から最後まで心ゆくまで堪能させていただきました。 @ネタバレ開始 環さんが好きなミナさんはあくまで「10歳年下のいとこと接するおねえさんとしてのミナさん」であって、それ以外の不純物は混じっていてほしくない・混じっているものは受け入れがたい…というところに彼の抱える複雑さを垣間見ながら、最後まで遊ばせていただきました。 誰しも好きな相手にはこうであってほしい、遠くへ行かないでほしい、自分の手の届く範囲の馴染んだ姿でいてほしいというのはあるのかもしれませんが、自分の時間が流れるのと等しく相手の時間も流れるという現実が環さんの思いを通して迫ってきました。 とにかく心理描写が緻密で、この初恋が彼にとってどれほど大きなものであるか、自分の心を占領しているかがひしひしと伝わってきました。 「大人らしい」と「大人っぽい」の差を気にするところなど、本当に細やかで物語の美しさにうっとりします。 終えてもう一つカセットテープが増えたので、再び没頭の世界へ。 恋をしている女の子は本当にそれだけで無敵で素敵ですね。 ヒナさんと環さんが結ばれるかと思いましたが、その恋も実らず…となったときはそのリアリティに(感嘆の意味での)溜息が出ました。 30年越しの「結婚おめでとう」を口にした環くんに「成長したね…!」と何かしらの保護者精神が沸き上がってきたのは私だけでしょうか(笑) もう本当に全編エモさの塊で、もし未プレイでここを読んでいる方がおられたら、今すぐミナさんの御宅へGOです! 実は、カセットテープというものの存在自体は知っていたのですが現物に触れたことのない世代なので、今回知り合いの60代の方にカセットテープ最盛期の頃のものを見せていただき、大変盛り上がりました。 昔はカセットテープのタイトル部分を手描きで描いたり、カセットテープにも高いものと安いものがあったり、お手製で相手の好きな曲を録音して収録したベストアルバム的なものをプレゼントで送ったりと、手に取る人の特別な気持ちが込められた媒体であると知り、作品への理解、その解像度が上がった気がします。 @ネタバレ終了 音楽や効果音は多くのゲームで「場面の雰囲気や臨場感を出すために入れるもの」になりがちですが、本作は音楽と効果音なくしては絶対に成り立たないところが神がかっていました。 本当に素晴らしい作品でした、ありがとうございました!
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現実世界の人魚姫三者三様の捩じれに捩じれた恋と心の歪み具合がズドーンと重たい、引力が半端ない作品でした。 「あ、ここで終わりなのね、人魚姫さん」と思ったのも束の間、童話のように「泡となりました。」で終わらないのが本作『現実世界の人魚姫』でした…! @ネタバレ開始 まさかのメイさんや天海さんからの視点があって、もう一気読み待ったなしでした! 天海さんは特に印象がガラリと変わって「君…なんでいきなり俳優業に手をつけてしまったんや…!」と思うマイさんとの破局シーンの言ってることと思ってることの差がありすぎるよ!!状態で、かなり不憫でした。 音大に行っていないとかご家庭の事情があるにしても、すべてが嘘ではないのにまるですべてが偽りだったかのように誘導している彼が不憫すぎて見ていられませんでした。 誰もが加害者であり被害者…本当にその通りでした。 @ネタバレ終了 ハッピーエンド一切なし・海の泡となって諸共消えるのみ!な暗いお話でしたが、納得できる終わり方で、個人的には好きです。 素敵な作品をありがとうございました!
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Medicarium*Valentineキラキラしたり汗が流れてみたりと演出がとても素晴らしい、見ているだけで楽しいゲームでした、 バックログにもミニキャラがいたりと、どこも見所満載、シナリオもココットさんがかわいくて終始応援したい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 ココットさんの「先輩から生み出されたものならなんでも口にしたい!」「先輩の身体を駆け巡るすべてのものなんでも飲みます、飲ませてください」などストレートに伝わってくる「好き!」という気持ちが「恋する女の子は無敵だぁー!」と思わせてくださり、見ていてニコニコしてしまいます。 その後で前日譚を読んでココットさんの境遇があまりにも悲しくて、やりきれない気持ちになりました。 味覚がないとイチゴケーキは好きとか、きのこは嫌いとか…そんなことを「ゆるしてください、次は間違えません」と言いながら覚えたり実践しなくてはいけない家庭…読んでいて胸が詰まりました。 お薬を売った子たちの結果がエンディングで出てきて「あ、そうなったんですね!」と楽しい気持ちになったりしました。 何周かしましたがすべてのスチルを回収するのは大変そう…! まだすべてコンプできていないのでもう少し頑張りたいと思います! @ネタバレ終了 ココットさんが大好きな人とたくさん幸せでありますように!と願いたくなる、ココットさんを応援したくなる作品でした! とても素敵な作品をありがとうございました!
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お茶を、どうぞホラー要素あり、探索要素ありのちょっと怖い妹さんとの物語、頑張ってアイテムを回収しつつ結末を迎えさせていただきました。 妹ちゃんのお顔を見て「これはこれでかわいい!」と思いました。 @ネタバレ開始 初回は自分がかわいいと思ったので「嫌いじゃないよ」と選んだら主人公の心情とのミスマッチで大変なことになりました…。 その後は主人公の気持ちと一致するほうを選ぶことに。 結構色々と頑張ったのですが、残り2個が見つからずそこでプレイを断念しました。 別エンドが見てみたかったです。 バグ?なのかかなりの頻度でダイアログが出てきて、それがちょっと気になりました。 演出の一環でしたら愚言申し訳ありません! @ネタバレ終了 ありがとうございました!
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夕暮れ推理俱楽部4過去作をずっとプレイしてきた身としては、ついに月さんたちの物語も終わりか…という寂寥感もありつつ、プレイ中は「さすがにその考えは怖いよ月ちゃん!」と思わず彼女を心配してしまいました。 @ネタバレ開始 役に立ちたい・認められたい・捨てられたくないという完全依存状態の関係は絶対に健全ではないのですが、その状態を地で行ってしまっていた月さんが今回新藤くんと対等の立場である「友だち」に無事になれてホッとしました。 新藤くんとしてはずっと前から友だちだったと思いますが、月さんからすると「いついかなるときも役に立つ素晴らしい助手」てあることがすべてだったので、この終わり方にはホッとしました。 エンド後に見られるアナザーストーリーや設定などもとても面白かったです! 特にアナザーストーリーのスチルは「おお!」となりました。 @ネタバレ終了 シリーズを追ってきた者としては、最後の終わり方にはホッとしました。 二人がこれからも楽しく推理したり、水平思考ゲームをしたりと、友人として楽しく過ごしてくれたらいいなと思います。 素敵な作品、面白いシリーズをありがとうございました!
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君に恋した四季二人を無事にハッピーエンドにすればいいのねー、任されたー!と意気揚々とトライした結果、あんなことになるとは思いもしませんでした…! このゲームは前情報などゼロのまっさらな状態でプレイしたほうが絶対に楽しいゲームです! @ネタバレ開始 あまりにも新手の恋人探しに戦慄しました。 そういう方向から初手のアプローチをしてくる方がいるとは…! テスターの男性でHAPPY END!へ無事に進んだ男性=現実でもこの通りにすれば攻略ヒロインとなる私はHAPPY END!という目が点になってしまうまさかの方法で接近(エンド到達のために結果的にストーカーとなってしまう…)してくるなんて…! おまけまで込みで戦慄と震えが止まりませんでした。 リアルでも誰もが一度は通ったことがあるであろうHAPPY ENDへ向けて選択肢を選び続ける恋愛シュミレーションの決まりを踏ませつつの闇の大どんでん返し、すごく面白かったです! @ネタバレ終了 ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが色々な意味で『恋愛シュミレーション』の本領発揮の面白い作品でした! 素敵な作品をありがとうございました!
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薫るは御舟、煤けた岸辺昨年のフェスでも素晴らしい文章力で作品世界に引き込まれましたが、今作もとても素晴らしく、一気読みしました。 三日前から始めたピアノで伴奏賞をいただいた主人公の、言ってしまえば「昨日までは大衆の一人だったのに今日から大衆の中から飛び出た存在」になった様子が緻密な情景描写で描かれており、長編小説を読んでいるような満足感がありました。 突如として現れた才能(正確には才能と呼ぶべきではないものかもしれませんが)が周囲の空気や人生を一気に変えてしまう、その奔流の中にいる自分もまた無関心ではいられない上に、良くも悪くも人の性を正面から見なければならない姿に読んでいて度々心苦しくなりました。 新聞部のインタビューに始まり、主人公が直面している「彼女が自分たちと違う理由がほしい」といった人間の性がこれでもか!と緻密に書かれていて「人間怖い…」と途中で少し怖くもなりました。 また、主人公の御舟さんの周囲にいる人物たちのそれぞれの価値観や人生も丁寧に描かれていたので、彼らの抱える葛藤なども御舟さんの心や考えとはまた別にひしひしと伝わってきました。 物語の終わりは全く異なるもので、どちらも納得のいくものでした。 自分の人生に深く根付いているもの、自分の根幹をなすものだからこそ、息ができなくなるほど苦しかったり、そこに救いを見たり…「人間」の持つ複雑性がこれほどに美しく力ある物語で見られたこと、素晴らしい経験になりました。 素敵な作品をありがとうございました!
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消えない痣の治し方誰しも顔面に特徴的な痣があったら気になる…のかもしれませんが、周囲の反応によって本人の心は良いほうにも悪いほうにも向かってしまうのが、とても細やかに描かれていました。 @ネタバレ開始 最後に鏡を覗き込んだ時に、一瞬痣がほとんど消えて微笑んでいる純平くんが映ったのは、主人公の心の痣も癒えたという意味でもあったのでしょうか。 本人自身が一番気にしていたことが、舞浜くんや柳川さんたちとの付き合いで変わったことで、彼自身が囚われていたものから解放されつつあるのかな、と。 ずっと難しい顔をしていたので、最後のこの一瞬は彼の心に芽生えた希望を見た気持ちにもなりました。 @ネタバレ終了 純平君がこれから先も彼を理解してくれる人たちに囲まれて、たくさん笑って、そしていつかまったく気にならなくなるといいなと思いました。 ありがとうございました!
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アクジキ=エコロジーTHE RPGの王様を肌で感じるような画面、アクジキにエコロジーとはなんぞや?とプレイさせていただきましたところ……キツネノテブクロ様の作品はやはり一味違うと思う結末を迎えました。 大事よね、「いただきます」。 @ネタバレ開始 ミイラ取りがミイラになる……という言葉がサーッと浮かんでくる結末に「まあ、でも…こうなるよね!」と吐瀉物を食べ始めたあたりからもう魔法使いさんの未来がチラチラ見えていました。 「あ、これ、逆に世界をAll毒毒毒に変えていくやつ…」とお察し。 魔王をもパクパクし、ディストピア世界の神みたいな存在になった魔法使いさんですが、この後に誰かまた世界を浄化する勇者は現れるのでしょうか…もしそんな人が現れても、こんどはミイラ取りがミイラになる第二のアクジキ=エコロジーにならないといいなと思いつつ。 魔法使いさんが少しずつ変わっていく様子がとても細かく描かれていて、ひたひたと迫ってくる恐怖のような戦慄を感じました。 フォトショ先生で加工されたドット背景含めたドット絵世界、とても面白かったです! 魔王はもちろん、どんどん容体が変化していく魔法使いさん、魔法の演出など細部まで素晴らしいグラフィックでした! @ネタバレ終了 魔法使いさんの行く末を前情報なしで多くの方に見届けていただきたい、色々な意味で大どんでん返しな物語です。 素敵な作品をありがとうございました!
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彷徨う空腹 –サマヨウ クウフク–ホラー系の「いい意味で気持ち悪いグラフィック」が魅力的な短編、過去作同様に今回も作者様のカラーを感じながらとても楽しく最後まで読ませていただきました。 立ち上げてすぐに日常が非日常へ転げ落ちていく予感がしていましたが、今回はかなりのスピード感で大変なことになり、主人公がどうなっていくのかハラハラしながら……BADEND沼へ落ちました!!(BADEND直進なら任せてくれなチキンです) @ネタバレ開始 「家族」のために頑張る主人公の終わりを無事に見られましたが、そこに辿り着くまでにガブガブガブー!!と何度もやってしまいました…。 主人公が感染してから短時間で症状が出て空腹に眩暈を覚えるところなどが「主人公、それはダメや!!」と正にゾンビがごとくでした。 傷口のグラフィックが怖かったです。 なにかの寄生虫がのたくっているようなグラフィック、とても味がありました。 ラーメン屋の裏でゴスッ!!はい解体!!のシーンも残酷かつ奇妙な光景が淡々と進められて、主人公がいかに今までと違う世界に来てしまったかが際立っていました。 このシーンは、とてもインパクトがありました。45Lゴミ袋の威力!! @ネタバレ終了 追加シナリオもリリースされる予定とのこと、楽しみにしています! ありがとうございました!
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手をつないで墓場まで恭一くんの「長い長い日常」を垣間見るお話、ここで書くとネタバレになってしまうので何も書けませんが…前情報なしでプレイしてほしい作品です! @ネタバレ開始 恭一くんの無限ループな長い長い日常のお話、戦慄しながら読ませていただきました! 確かに「埋めたからといって終わりではない」物語でした。 もう恭一くんにとっては殺して…いえ、埋めるところまでで一セットの日常、正気と狂気との境界線が完全に失われたような一日が繰り返されることに、ぞっとしました。 彼にとってはこの日常が終わることなく延々と続けられた方がいいのか、それともある日「あれ、なんでだ? あいつがいない」となったほうがいいのか…たとえ後者になってもそれはそれで彼の姿を求めて彷徨い続けそうな気もしますが…もう恭一くんの生きている毎日こそが墓場みたいです…。 もう本当に「手をつないで墓場まで」な物語でした! @ネタバレ終了 恭一くんのいる世界が理解できた時、その世界の在り方と異様さにぞっとする物語でした。 ただ、その中でも春生くんの恋する気持ちは陰影の強い本作においては間違いなくある意味で光だと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!
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誰でもいいから私の話を聞け「私と付き合うと一週間以内に死ぬわよ」「僕今から死にます」というとてもインパクトのある告白で一気に物語に引き込まれ、そのままとても気の良い黒男くんのやさしさと素直になれない白雪さんのちょっとハラハラする物語から始まる最後の収束まで、一気に読みました。 主人公の黒田くんが本当に本当に心の底から白雪さんのことが好きだーーー大好きだーーー!!という気持ちがあらゆるところから感じられて、読んでいてとても気持ちが良かったです! 途中で電車にはねられそうになったりトラックに轢かれそうになったりと心配なシーンもありましたが、それ以上に彼自身が白雪さんに向ける想いに頬が緩んでニコニコしてしまいました。 たとえ見た目がストーカーっぽいと言われても! 黒田くんは良い男です! ハッピーエンドで幸せそうに笑う白雪さんがかわいい! お幸せに! @ネタバレ開始 なんて、ここで終わるはずがなく。 ‥‥‥七日目を無事に終えられたの? 父親からの手紙はなんだったの?と色々と思い、ここで終わりなはずがないとさらなる物語を期待していたので、お話の追加が出たときは思わず「キター!」状態でした。 物語の途中で出てきた灰村さん、彼女があまりにも怪しすぎて「捕まってないストーカーって実は君では?」という目で見ていたので、彼女には彼女の事情があると知り「ごめん…!!」という気持ちになりました。 タイトルに同じ女の子が2人いるように見えた理由も「ああ、そういうことか!」と腑に落ちて、それと同時にやはり人の心の複雑さを痛いほど感じました。 話の構成がとても巧みで、読み進めれば読み進めるほど大どんでん返しの連続で、最後の収束まで目が離せませんでした! @ネタバレ終了 今から読む方にもどうか黒田くんと白雪さんの物語をとにかく最後まで読んで―――そして、収束まで一気に駆け抜けてほしいです! タイトルの意味は最後の一行まで読み終えた人のみが本当の意味で理解できるものかと思います。 素敵な作品をありがとうございました!
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親愛なる彼女の痕跡爽やかな恋愛系を想像してプレイしたら、意外や意外のドロドロ系で驚きました。 人によって譲れない一線というのはあると思うので、主人公の場合はこれがそうだったのかなーと思いつつ、梨央奈さんがとても可愛かったです! 物語冒頭から途中までは「この子と仲を深めて恋人同士になっていくんだね!」と期待してプレイしていましたが「あれ!?」と先行きが怪しくなっていき…最後まで読了となりました。 思春期らしい物語で、刺さる人には刺さる物語だと思いました。 ありがとうございました!