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ティラノゲームフェス2022参加作品

8885 のレビュー
  • V.R.I.P.
    V.R.I.P.
    ステレオグラムをやるのは久しぶりだったのですが、 少女が立体感をもって近づいてくる感じは「おおっ…!」と一瞬体が動きました。 動きも本当にスムーズで、きっとこっちが思っている以上の力作なのだろうと思います! 単純に3Dでびっくり!ということではなく、ストーリー上の演出とも絡んでいるのがよかったです。 @ネタバレ開始 落ちていく先(恐らく死後の世界?)との距離が3Dによってはっきりと表現されているので、ヴェラが落ちていくのが本当に遠くへ行ってしまったように感じるのがとてもハッとしました! @ネタバレ終了
  • LOST AT SEA
    LOST AT SEA
    雰囲気たっぷりのドット絵と優しいチップチューンと共に進む断片的なストーリー。直接語られる物語はかなり少ないです。 でも作者様の表現力と世界観の強さからにじみ出るものはとても豊かです。 そして、その物語というのは私たちにも思い当たるものであり、読み終わったあと、一言で片づけられないような気持ちにさせてもらいました。  一度触れていただきたい、優しい作品です。 @ネタバレ開始 おそらく、友人であった「鳥」が弱肉強食ゆえに死んでしまって、 それを機に二人が、「他者の命をいただくこと」への不安というが揺らぎが出てしまって、それを分かち合うことで互いを救いあう過程の物語なのだと思います。 「大切な人の死にどう向き合うのか」 「他の命を奪って、あるいは蹴落として生きていくしかない私たちという存在への不安」 という私たち自身にも当てはまる感情が、ケモノたちの世界を通して描かれているのが非常に印象に残りました。 多くのシーンに弱い存在である「虫」が描かれていて、その「虫」を殺すこともできないfoxyの姿が非常に示唆的で素晴らしかったです。  か〇あげくん的なものに視線が集まるシーンはすごく「あぁ…」となりました。きっと、昔はそこに目線がいくことはなかったのでしょうね。  ラストシーン、画面が揺れながら優しいBGMがループするのが、まるで二人を、そして私たちがぼんやりと抱く不安を包み込む「ゆりかご」のように見えました。きっと、Foxy、Polarにとって互いが互いのゆりかごなのでしょう。  また、これはちょうど「サンクチュアリで朝食を」を遊んだばかりゆえの考えすぎかもしれないのですが、かるーめ様自身の世界観への自己言及的な作品でもあるのかなと思い、自分の作った世界観をまるごと描き、それでも愛するというような作者様の心意気を感じました。 @ネタバレ終了
  • 絶対ギャグになる世界
    絶対ギャグになる世界
    なんだバカゲーか、とあなどるなかれ。ギャグに振り切って一周回ってもはやアートです。芸術です。 @ネタバレ開始 たまに開いてはオープニングムービー見にきてしまいます。クセになる・・・ 展開のリズム、スチルの多さ、見せ方のうまさ、作者さんの制作スキルの高さが見えます。 ねくすと! 制作技術に感心しましたし、そのスキルに裏打ちされた笑いに、なにより純粋に笑えました。お見事です! @ネタバレ終了 楽しい時間を過ごさせて頂いてありがとうございました!
  • 機械仕掛けのマーセネリア
    機械仕掛けのマーセネリア
    絵本でおとぎ話を読むように、かつゲームとして。プレイする人によっていろんな視点・想いを重ねて空想が広がりそうな奥行きのある物語。 @ネタバレ開始 最初から選べるいろんな選択肢。どれもひとつの結末として、ひとつの物語として成立する、解釈の余地が広がる素晴らしいお話だと思いました。 壊すのも、バッドエンドではなくひとつのお話としての正解。 なんとも味わい深いお話で夢中になって一気にプレイしました。おもしろい! @ネタバレ終了 この雰囲気大好きで、あっという間にファンになりました。 素敵な時間をありがとうございました!
  • 【短編・スチル20枚】平穏な?魔王の日常
    【短編・スチル20枚】平穏な?魔王の日常
    平穏な魔王の日常、というタイトルに反し、なかなかにシビアな世界観で繰り広げられる物語でした。 少しでも書くとネタバレに繋がってしまうため、あまり多く語れないのですが、決して鬱々としているだけのお話ではないので、バッドエンドや鬱展開が苦手な方にも遊んでほしい作品です! @ネタバレ開始 子どもと魔王という組み合わせからも、導入部分からも、悲しいエンディングになるのかなと思っていたので、覚悟を決めるべく先に「助けない」を選択したのですが、魔王様が自分で考えて選び、友人であるエイル君を助けたところが本当にかっこよかったです。 作者様のあとがきにもありましたが、これまでアロウズさんや自分の血筋から、自分で選ぶ機会を奪われていた彼の「選択」と、その力を託されたエイル君、そしてタイトルの清々しい表情の魔王様と、思いもよらぬ爽やかなエンディングになっていました。 裏部屋の「助けない」を選択しているのに魔王様がエイル君を助けた理由にも、なるほど! と納得しました。作り込みが半端じゃないです。 逆に「助ける」を選択したらバッドエンド…? とも思ったのですが、こちらはこちらで良い終わりですね。エイル君が装置を壊す流れや、彼を信じる魔王様の姿に惚れ惚れしました。 魔王様と勇者様(?)の冒険も見てみたかったです! 2つのエンドを見た後の「ifエンド」と「?エンド」まで読みましたが、どちらも展開が面白かったです! 特にアロウズさんがメインになっているifエンド。彼は彼なりの苦労や辛さがあったのだなと伝わってきて、根が悪い人ではないので、きっとハンカチを返しにいった後でエイル君と交流していくんだろうと思いました。 もしかしたら最後に魔王様も感化されて、3人で国を良くしようとしたり、楽しく冒険してくれるのでは…? というところまで想像できてしまうほど。 それだけ作品の中にキャラの個性が詰まっていて、愛着が湧いたのだなと思いました。 @ネタバレ終了 短いながらにスチルや立ち絵がしっかりあって、キャラクターの表情が生き生きとしているところも、とても良かったです! 素敵な作品をありがとうございました。
  • 悠遠のアリス
    悠遠のアリス
    淡い色使いがとっても魅力的な世界で、 まさかの「アリス」になりました。 記憶が一切ないのに、 周りは「過去のアリス」を知っている様で・・・ 凄く気になる展開でした! 探索パートや、議論パートもあって、 飽きが来ずとっても面白かったです! 私の選んだ選択肢でどんな結末を 迎えるのかとっても楽しみです! (セーブデータ量産済みです!) 素敵な作品を有難うございました!
  • 3MEN6P!
    3MEN6P!
    タイトルから滲み出る作者様の圧倒的センス、それをこれでもかと浴びることができる作品となっています。 前作がとても面白くてゲラゲラ笑わせてもらったのですが、今作も手軽に遊べて面白く、分岐するシナリオが良い味を出していました! ぬるぬる動くイラストも素晴らしく、細かいところまで作り込まれていて、余すことなく堪能させていただきました! @ネタバレ開始 サムネイルを見た時の「面子ちゃん、おっぱいでかいな!? でもちょっと柔らかくなさそう」というセクハラ的違和感は、プレイ開始直後に回収されました。 そうか……乳ではなく肘だったのか、そりゃ固いよ、うん。 先生もじっくり見ちゃう(というか、他の生徒がモブオブモブなので自然と目がいくまである)のも仕方ない話。 ですが、この先生……見た目に寄らずゲスである。 威張り散らすために教師になるとか、器が小さい! 気も小さい! 個人的に先生が好きでした。 その後、家庭訪問に行くわけですが、この時の一枚絵がすごかった! 語彙力がなくて申し訳ないのですが、書き込みが素晴らしい。 しかも時折キャラの表情が動いたりして、見ているだけで楽しいです。 ネタバレなので伏せてますが、このイラスト見るだけでもプレイの価値があると思いました。カラフルでエスニックな味が出ていて見とれました。 そして面子ちゃんの谷間から覗く、お狐様が可愛かった! でも、それでは誤魔化されんやろ!!(笑) 最終的にモブたちが鬼化し微妙に個性を得て、3人も圧倒的個性を得て、鬼をちぎっては投げ、ちぎっては投げで、めでたしめでたし――ですが元に戻れなかった! 面子ちゃんとママはなんとかなるとして(なるか?)、千手観音という名のえぐい背面を得てしまった先生の教師ライフはどうなるのか!? それにしても面子ママの変化後が素敵でした、谷間とか。拝みたいです。 動画も力が入っていましたし、おまけもどれも見ごたえがありました! クリアごとにタイトルがコロコロ変わるところなんかも芸が細かい! 特に好きだなと思ったのがエンディング回収リストにもネタがあって、ここだけでしか見られないイラストまで見られる仕様です。面白いが止まらない仕掛け満載でした。 また没になったネタたちも良かったです。お蔵入りネタが見られるの嬉しい! 先生マッチョになっても教頭に勝てなさそう……とか思ってしまいました。 @ネタバレ終了 エンディングは6つありますが、選択肢までのスキップ機能などもあり、作者様そのものが仏なのでは……と思うほど快適にプレイできました。 ゲームをプレイする手が止まらなくて、いつもなら区切りが良いところで感想を書き留めるのですが、それをする間もなくクリアしちゃいました! 秀逸で唯一無二の作品をありがとうございます!
  • 青柳奇譚
    青柳奇譚
    現実世界から、和風異世界へ飛ばされるお話です。 タイトル画面の3人が主人公と思いきや、 全く別の少年が主人公。 いや、全員が主人公という感じの物語の見せ方です。 転生ではないので主人公の力も標準で 感情移入しやすかったですし、 優秀な仲間も多数居てくれたのでとても心強かったです。 @ネタバレ開始 リエちゃんが裏切った時は殺される・・・と 冷や冷やしましたが、無事復帰してホッとしました。 その後元の世界に帰還しなかったリエちゃんも 幸せな道を進んでいるようなので、一安心でございます。 @ネタバレ終了 ドキドキハラハラ、バトルシーンも激アツで 面白かったです! 素敵な作品を有難うございました!
  • なつやすみネコちゃん
    なつやすみネコちゃん
    めちゃくちゃかわいい絵柄のホラーでした! 背景やらキャラやらすべてがかわいいです。 @ネタバレ開始 かわいいのに怖い! まっくろさんに追いかけられるシーンはめちゃこわでした! @ネタバレ終了 それにしてもホラーとかわいいは相性がいいですね。 楽しい作品ありがとうございました!
  • 運と推理と幼なじみと。
    運と推理と幼なじみと。
    可愛いお話と、好みのものを当てるゲームです。 当たったら、「やった!」という気持ちが沸き上がります。 久々にこのようなゲームをプレイしました。 ありがとうございます。
  • 大根ぬきしようぜ
    大根ぬきしようぜ
    全部わからなくてヒーヒー言いながら何度か問題を解いております。 西の方の地元でも読み方分からない所沢山あるので頑張ります。
  • キツネ耳つくも神に何故か付きっきりで看病される話
    キツネ耳つくも神に何故か付きっきりで看病される話
    初めは選択肢による展開の変化が楽しいゲームだと思ってプレイしていました。 キツネ耳ちゃんは可愛いし、対する主人公は美少年?って美味しい設定だな…なんて考えながら。色々な分岐を味わいつつも、時に怖く、時にデレデレとした場面を楽しませていただきました^^ @ネタバレ開始 耳やしっぽを何度も選択してしまう…反応が可愛くて、つい。(その度、昇天してて笑ってしまいましたが^^;) 選択肢の分岐が細かくて、会話の内容が違ってくるのが新鮮で全部見たくなりました。(見れたと思います!) 立ち絵もスチルも素敵で、ここぞというところでのインパクトが凄かったです(/ω\) 特に立ち絵の表情が良い…ずっと( *´艸`)スチルは怖いヤツが、カッコ良くて好きです!! 本編だけでも楽しめたのですが、やはり真タイトルである〝 花鳥風月の夜 〟のお話がとても良かったです。 風月さんを通して感じた世界が作者さんの表現する文章の良さとも相まって、とても綺麗でした。 最後の方の立派に成長した花鳥くんにプロポーズされた辺りで感動泣きが入ってしまった…。 だって…これ、本編の【終局4】に繋げても良い…(/_;)うぉぉぉ~!!て熱くなりました。 @ネタバレ終了 そして、やっぱり作者さんは凄い方だ!というところに最終的に行き着く感想になってしまう…。 なんだか人生を振り返りたくなるような素敵な作品だと思います。ありがとうございました^^
  • 【Road of Lord】 —Chapter1 冬の訪れ—
    【Road of Lord】 —Chapter1 冬の訪れ—
    『王道ファンタジー戦記』と概要欄にある通り、剣と魔法の世界が大好き民にとってはたまらない世界観&物語でした。 RPGのような戦闘モード(?)はないものの、綺麗なグラフィックと勢いのあるシナリオで臨場感のあるバトルが楽しめます。 俺TUEEEE系主人公ものって見ていてスカッとするので大好きです。 ヴェイン君はツエーに加えてイケメンなので、バトル中はアイドルを見ているような感覚で応援してました。 第一話は冬の訪れ…… ってことは段々と寒くなっていくということで、これを起点にどんな苦難が待ち受けるのか…… そして冬を越えた春には何があるのか…… この先の展開が楽しみです!! 素敵な作品をありがとうございました。
  • 25時に復讐を。
    25時に復讐を。
    全体的に暗い色が印象的な復讐の物語でした。 タイトルに「25時」とあるように、夜のお話です。 明るく笑えるような展開は無く、闇のやりとりが続く感じがまさに『死神の仕事風景』という感じでした。 その闇に、踏み入れるべきか、立ち去るべきか 究極の選択に、これがもし現実だったら……と考えると恐ろしくなります。 @ネタバレ開始 勝手なイメージで、死神=おじさん だと思っていたので 女性的な見た目がCGで出てきた時は、ギャップに驚きました。 たしかにあの見た目なら……話しかけてしまうかも知れない、なんて。 主要キャラが2人とも性別不明なのが、ミステリアスで良いですね。 @ネタバレ終了 グラフィックだけでなく、BGMも深夜のしっとりとした雰囲気に合っていて良かったです! 素敵な作品をありがとうございました。
  • IF・・・
    IF・・・
    最上邸 ANOTHER STORYでゆいちゃんのことが気になったので、こちらもプレイです! 過去に戻って、事故死した友人を助けられるなら…… なんだか怪しい奴と手を組んで、自分がどうなってしまうかも顧みず、友人のために時を超えるゆいちゃん。 結末までに何度もBADENDに辿り着いたので、そのたびに負けじと立ち上がる彼女を見ていると、 どうしても朋子ちゃんを救いたいという強い気持ちがヒシヒシと伝わってくるようでした。 @ネタバレ開始 今回も安定の時間制限付き選択肢からのBADコンボをかましまくり(笑) BAD>BAD>BADからのようやくノーマルエンドに辿り着いた!!と思いきや、謎が多い終わり方! 一体どういうこと?トゥルーはどこぞ??と探していたら、まさかの選択肢でビックリ!! 「なるほど、そういうことか~~!」となりました。あの選択肢の展開は熱いですね! 真実に辿り着くと、序盤の『友人を助けたいがために頑張っていた』という行動が、違った面を見せるのが面白いと思いました。 それにしても最上邸で見せたあの不気味な表情は一体……。もしかしてノーマルエンド後ということだったのでしょうか。 @ネタバレ終了 こちらも豪華な動画演出の連続で「おお!」となりまくってました。 特にタイムリープのトンネル(?)を進んでいくような動画は、厨二心をビシビシ盛り上げてくれて最高でした。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 先輩、だいじょうぶ?
    先輩、だいじょうぶ?
    めちゃめちゃカッコイイ先輩が、傷ついているのを見て「なんとかして助けないと!」と使命感を燃え滾らせました。 シナリオについて語る前に、TIPSや制限時間付きの探索パートなど、推理ゲームのようなシステムが採用されているのが面白いと思いました。 いじめや自殺についてのお話ということで、色々覚悟してプレイに臨んだのですが、思わずゲーム性があって楽しめました。 そして、推理パート(仮)によってどんどん明らかになっていく先輩の真実。 中には目を覆いたくなるようなものもあり、 今すぐ!!私が!なんとかしなければっ!!と燃えました。 気分は「先輩、だいじょうぶ?」ではなく「先輩、だいじょうぶ!!」です。 @ネタバレ開始 END1~3まで見ましたが、そのどれもが先輩を救うエンディングで嬉しかったです。 そして一番好きなのはEND3。 これは先輩……救われているのか……?と疑問が生じそうですが、あまりにスチルが魅力的でハートが射抜かれてしまいました……。 先輩から発せられる関西弁は大変色っぽく、鳴かせたい気持ちが分からないでもな……いやいやいや!! ゴメン、先輩。でも幸せにするぜ! @ネタバレ終了 守りたい、この笑顔。 素敵な作品をありがとうございました。
  • さいごのクスリ
    さいごのクスリ
    私にも息子が居りますので、刺さりまくる作品でした。 全てのエンディングを見ることができまして、自身が主人公の立場になったらどうするだろうかと一生懸命考えながらプレイしておりました。 @ネタバレ開始 自分のために一生懸命になってくれる息子。 息子が頑張ってくれている間は、自分も頑張って生きようとするかなぁ……と思いました。 だからこそ、1周目はなんとなく息子の気持ちを察して 薬を即飲みのED1に辿り着いたのですが……そこで出た「僕も行くから」の文字。 息子がそう望むのなら、と喜んで死を選んだつもりが、息子を追い詰めてしまったことに頭を抱えてしまいました。 その後全てのEDを回収し、折角生きているのだから言葉を交わせる内はきちんと話し合うのが良し と学びました。 親子であっても、相手の気持ちは分からないもの……ですよね。 @ネタバレ終了 大切なことを考えられる物語でした。 ありがとうございました。
  • ゼロから奏でる七奇譚
    ゼロから奏でる七奇譚
    これまで人並みに良い子だった主人公が、大学内の問題児3人と一緒に理不尽(自業自得)な学校へと復讐する青春ドタバタコメディー。 主人公含め全員が怒られても仕方ない問題児なわけですが、彼女たちの復讐の情熱は止まらない! 学校に自分達の手で怪談を作って流してしまえ、ということで3人の問題児と共に怪談を作ることになった主人公。彼女に平穏は訪れるのか!? @ネタバレ開始 とにかく問題児たちのキャラが濃くて、わちゃわちゃ騒ぎながら、しょーもない怪談を作る姿を見ているのがとても楽しかったです! 野球部がないから野球部を作ったのに追放されてしまったレジェンドとか、学園長の身内で好き放題する暴力系お嬢とか、よくこんなに濃ゆいキャラクターを作り上げたなぁと感心しました。零ちゃんだけは若干正体不明な感じがあるのと、学園長の行動も少し意味深に思いながら、馬鹿馬鹿しい怪談を作る4人を微笑ましく見守るノーマルエンドたち。 思わず笑いがこぼれる短いシナリオは、最後の可愛らしい一枚絵と併せてとても楽しく読み進められました。 なんとか学校を恐怖のどん底に叩き落としてやろうと奮闘する3人とそれに付き合わされる主人公ですが、どれもこれも逆に学校や学長、生徒を喜ばせたり、すぐにバレてお説教されるようなものばかり。 何気に廊下の変態幽霊と開かずの教室以外、喜ばれている、気がします! これは学長の巧妙な罠では!? あと、基本的に物理と努力でなんとかする姿に、じんとしました…。 いいなぁ、青春っていいなぁ。 そしてついに最後の七不思議、恋愛成就のオルゴール! さらにこれまでの学校への復讐が功を奏し(?)ペナルティも免除でラッキーと思いきや、七不思議が独り歩きを始めて…。 零ちゃんには秘密があるのだろうなと思ってはいましたが、なんと生贄となった昔の巫女だったとは。 外に出ることができて、仲間に出会えて、この楽しい時間がずっと続けば良いと思ってしまった彼女。 ですが、彼女の願いを叶えるわけにはいかず、お嬢先輩と黒川先輩の力を借り、なんとか零ちゃんを止めようと頑張る主人公。この時の先輩たちのセリフ、どれも名言すぎて痺れました。 零ちゃんの回想シーンは本当に辛かった。 実の親ですら、役目を果たすことしか望んでくれなくて、そこにたった一言でも『行かないでくれ、生きていてくれるだけでいい』という言葉があったら、彼女もここまで世界を憎むこともなかったのに、と思ってしまいました。 一人ぼっちの彼女の元に差し込む光、差し伸べられる優しい手、このスチルと表現がとても好きです。 自分を大切に想ってくれる人たちの未来のため、これまでの自分を否定せずにあり続ける、そう決意した零ちゃん。 これからもずっと彼女の想いと残したものは受け継がれていくのだろうなと思う、感動的なエンディングでした。 @ネタバレ終了 シナリオのコメディと友情物語のバランスが良かったです! またメインもサブも含めキャラ一人一人が面白く、クスッと笑ったり、じんとしたり、感情を揺さぶられる作品でした!
  • 意味怖系ホラーゲーム
    意味怖系ホラーゲーム
    意味深なホラーというタイトルが気になり、プレイしました。よくある謎解き系のゲームなのかなと思ったら段々と不穏な展開になっていき…最後には衝撃的な結末になってしまいました。アプリのようなUIがスマホでも遊びやすく楽しかったです!
  • 育てるのって難しい!
    育てるのって難しい!
    色々と倫理観ぶっ飛んでますが、 @ネタバレ開始 好意EDはとっても健気で可愛いです! 遺伝子組み換えと好意プラスEDも見たかったくらいには遺伝子組み換えいいですね! もしくは社交だと神様になりそうな予感もします。 色々と倫理観が飛びすぎていて逆に想像が捗りました!! 罪悪感すらどこかに置き忘れてます。 でもやっぱりトゥルーEDの笑顔が一番好きです! @ネタバレ終了 とっても楽しかったです!! システムも非常にシンプルで、複雑な操作もなく遊びやすさは満点! ちょっと頭のネジを外してプレイするのがちょうど良さそうですw 育成中、子供の反応が変わるのも楽しみでした。