コメント一覧
63542 のレビュー-
ファントムゾーン ダイモンズタイトルの赤々しさとオカルト・ホラー・ファンタジー・SFのタグに、どんなクリティカルな物語が来るのだろうと身構えていたら、なんだか出ました大きな昆虫とか巨大な白蛇とか怪異が次から次に出てきました…!(昆虫・爬虫類がガチ苦手な人はちょっと注意です!そこだけ薄目でいきましょう!) 夜森市に蔓延る様々な怪異と、それに対処しようとする兄妹たち+友人たちの物語が連作として一話(一章)ずつ進む、一気に読んでもよし・一話ずつ日替わりランチのように読んでもよしの面白い設計のゲームでした。 彩夢さんやメイジーさん、赤鬼と呼ばれる謎の存在など個性的なキャラクターたちが魅力的でした! @ネタバレ開始 一際個性的だったお姉さん、めちゃくちゃ強いけれど、逃げ足も速い…!! 半端なく強いけれど霊感0につき怪異の場所が分からず一人では何もできないというところに、彩夢さんとのバランスが取れていてすごくいいなと思いました。 一撃粉砕するスチルがとても格好良かったです。 そして、最後の最後、メイジーちゃんの無垢なる残酷さというか、これからも絶対に一波乱二波乱ありそうなことが予想される衝撃的な終わり方でした。 お兄さんの姿が見えていなかった&カラー相性的になんとなくそうかなとは思っていましたが、まさかまさかでした。 この後もまだまだ夜森市では怪異たちが続々出てきそうなので、彩夢さんたちのご活躍が気になります。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
ORANGE PEEL次の一文に興味を惹かれたら是非プレイを! 家出したオレンジピールさんがメイプルワッフルさんと出逢い、コーヒーアイスさんと合流し、マロンマフィンおばあ様と通話したりしながらグレナデンリキュールという魔術師に会いに行くドタバタコメディ&後半は胸躍るドシリアスです。 ヒヨコ顔やカエル顔のロマンに溢れたロボット、かわいいおばけ×たくさんも出てくるよ! @ネタバレ開始 メイプルワッフルさんとコーヒーアイスさんの2人がいっぺんに落ちて「もす…」となっているところが個人的にツボでした。 メイプルワッフルさんがマーヤのパン生地にまさかの顔面から埋まっている(笑) 前半のコメディタッチとは一転、中盤から少しずつ話の感じが変わり、終盤のドシリアスが続く怒涛の展開、グレナさんを助けるためにとっておきを持っていたオレンジピールさんの「剥がれなさい。グレナから離れろぉっ!!!」は本当に胸躍る瞬間でした。 唐突にまたこのシーンが読みたいとなった時に、チャプターで何度でも手軽に繰り返し見られるのも最高です! おばけの皆さんが激カワすぎてヤバかったです(あまりのかわいさに語彙力が消滅) フォーチュンクッキーさんとアイシングクッキーさんのデザインが特に好きでした。 そして外伝を見て「どの子もかわいい……皆かわいい!!」と狂喜乱舞、ヒトガタver.もかわいすぎてますます好きになりました。 一堂に会したこのときのスチルは最高でした(個人的に外伝は最高でした) 個人的に一番好きになったエピソードがオマケの外伝でした。 グレナさんの過去を見られて、眼福でした。 家族3人で映っているスチルが尊すぎてやはり語彙力が消滅し拝みたい気持ちになりましたが、グレナさんの幼くしてすべてを背負わねばならなくなった経緯が見えて、読んでいて苦しくもなりました。 本編の最後では穏やかなやり取りがあり、オレンジピールさんとの出逢いでこれから先グレナさんの気持ちが皆と生きたい方向へ変化していけばいいなと思います。 クライマックスでの「生きたい」は「状況的に今は死ねない!」という意味合いが強かったので「明日を生きたいから死にたくない」と心から前向きに生きていける穏やかな日が来ることを願いつつ……。 @ネタバレ終了 キャラクターの名前がとてもかわいいところから気になってプレイしましたが、シナリオの持つ面白さにグイグイと引かれて18章+α一気読みでした! とても素敵なゲームをありがとうございました!
-
identity自分は思春期にこんなに悩んだことがないな…という脳天気さんなので「自分らしさ」とは何かをここまで悩める主人公には、まず悩めるのがすごいと思いながらのプレイとなりました。 元アイドルの美音さんに関わることで主人公の内面にも生活環境にも変化が訪れ、時として友人関係にも影響を与えながら、その中で最適解を求め続けようとする主人公がある意味で痛々しくもあり、そしてある意味で変えられるのは自分だけという言葉を想起せずにはいられませんでした。 終盤は自分らしさとはという点で悩める主人公が自分探しをし始めるところで、なんだか嫌な予感がする…と思っていたら、案の定、エンドによって「なぜそうなった」という結末を迎えることもありました。 自分らしさとは何かと、それを考え始めるということ自体が私としては「???」なので、全編を読んでも主人公が自分らしさというもので悩み続ける根本的な部分では理解ができなかったかもしれません(脳天気がすぎる) 自分らしさというものにこだわればこだわるほど、どこかで「いや、自分はこうだ」とか「いや、自分はこうなはずだ」のような逆説的な呪いで自分を縛り付けてしまいそうなので、自分らしさにこだわるのもほどほどが一番なのかなと思いました。 自分らしさにどうすれば正解ということはないと思うのですが、少なくとも主人公にもいずれ自分らしさで思い悩まなくていい日が訪れるといいなと思いました。 (見たエンディングが1-6+BADなのでもし1-7+BADでしたら到達しておらず申し訳ありません) 素敵な作品をありがとうございました!
-
Margot海外小説が好きな人、特に連作が好きな人にはオススメしたい作品です。フォントがかなり小さめなので、PCからのプレイを推奨です。 マーゴットが亡くなった理由、そしてマーゴットと関連のある人物たちのそれぞれの顛末が連作で描かれており、湖面のように淡々としていながらも人間の持つ内なる炎を感じられる秀逸な物語でした。 それぞれの登場人物のベクトル、人生、マーゴットをどう思っていたかなどの内面が緻密に描かれていて、上質な小説を読んでいるような一時が過ごせました。 最後のchapter5を読むと、白黒でのみ見えていたマーゴットという人物の輪郭が急に色づいて見えるようでした。 誰が悪かったなどの考察は無粋、マーゴットを軸に関連した人間たちの物語として淡々とありのまま受け止めて自分の中の水底に沈めておくのが相応しいような、味のある素敵な作品でした。 ありがとうございました!
-
INNOSENCE 異能新世界戦線全44章+分岐の特厚ボリュームかつ、かなり独特の世界観と表現方法なので、腰を据えて長編にどっぷり浸かりたい人にオススメの物語でした。 選択肢は最後に一つだけなので、そこでセーブしておけばあとは楽に3つの分岐を見られる親切設計です。 分岐によってまったく異なる展開を迎えるので、3分岐とも読むと尚楽しい仕様でした。 物語内部と外部でガラリと話の内容が異なっている書き方もさることながら、手に汗握る異能者たちの熱いバトルも読みごたえ抜群、最後まで疾走力が高いストーリーでした。 登場人物もかなり多い印象を受けましたが、一人一人が主人公並みの熱量と深さがあり、作者様の登場人物への愛が感じられました。 男女一組を確実・絶対・百発百中・爆殺リアル充ボムとか恐ろしすぎる…そんな、安い早い上手い品質よしみたいな気軽さで爆殺されても!!(旧人類的にこの異能はマジで滅びる) @ネタバレ開始 新人類に属せていたら良かったのですが、今のところ「ハイパー脳天気」が異能でないかぎりは異能がなさそうなので旧人類に属するものとして感想をしたためます。 謎の記号や謎の言い回しなどに「???」と頭にお花畑が大量に咲き誇り、分からないところはスルーするしかないかなと読み進めていたのですが、最後に一度だけある分岐、そこで叩きつけられる真実にお花畑を大量生産している場合ではなくなりました。 私が個人的に好きだと思ったのは花神さんとシャルルメリアさんの正体がガッツリ明かされる2.GODENDです。 「最初から最後まで」 「全員です」 すべては掌の上だったのか…!! 生まれる前から生まれた後も死んだ後も調整するような存在には誰も勝てない(キリッ) そして、すべてが「はい、それはそうしましたから」という一言で片づけられそうなこの怒涛の真実と展開に開いた口がふさがりませんでした。 そして、朕様。 いやいや、朕様……本当に朕様(言葉が出てこない) 旧人類のわたくしめでは「朕様」しか出てこないのですが、すごいですね真性の愛する悪は。 @ネタバレ終了 自分で自分の作品にメスを入れるがごとき書き口、神が一つ一つの創造物にあえてのコメントを書き添えるような書き口、斬新で面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
-
すいれん全体的な雰囲気がとてもいいですね。水彩画タッチのイラストと効果音、優しいBGMがマッチしていて心地よく、じんわりと切なくなりました。設定画面やキャラクターの差分も作り込まれていて短い時間で世界に浸れました。
-
Mad Room No.3雰囲気とか、演出とか、セリフ回しとか、配色センスとか、諸々好きです。エンド2が回収できなくてめっちゃ時間かかってしまったのですが、サイトの攻略チャートを見て無事コンプできました! 変態さんはまさしく電波なのですが、主人公もなかなか才能あるのでは…それとも彼と部屋の電波に当てられて狂っていったのか… No.3は「ナンバースリー」ではなく「ノー(飲まない)」が「3回」でエンディングを迎える…という意味なのかなと深読みしてみたりw楽しかったです。 シンプルながらも型にはまらない、マッドな空間を堪能できる素敵なゲームでした。
-
一寸先はゆりっ!百合好きの女の子が好きなのでプレイヤー的には主人公が一番タイプでした笑 ロード画面やバックログにも手が入ってて芸が細かい…!と驚きました。
-
殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者何度もゲームオーバーになりましたが、その先でなんとか無事にゲームクリアできました! タイトルの通り独特なゲーム性ではありますが、キャラクターの台詞などから世界観に入り込みやすく、最後まで楽しめます。 タイトル画面やシーン切り替えなどに使われている動画もかっこよくて、ついつい眺めたくなりました。 @ネタバレ開始 確かに選択肢は「殺す」しか出てこないのですが、「殺す選択肢を選ばない」という選択肢で世界を変えていってるんだなーと思いました。ゲームオーバー後にタイトルまで戻る場合もあるのでセーブのタイミングが難しいですが、こまめにセーブを挟んでいくことでより転生しやすかったです。 ストーリーも大変面白かったです。キャラクターそれぞれ個性豊かでいいですね。 何より主人公の武器の名前がかっこよくてお気に入りです。ジリオンってワード最高ですよね、厨二心がくすぐられました。 Extraも拝見しましたが、吟遊詩人さんの「何度でも詠うよ~」という言葉が胸に刺さりました。また異世界転生したくなるような良い演出です。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
リリスの泪しっとりしとした感慨深い童話のような物語です。 この作品だけでも完成された物語で、登場人物の想いがしっかり伝わってきました。 しかしながら、この物語は『泪シリーズ(ボクが勝手につけた仮称)』の起源、始まりなのだと勝手に解釈しています。 『ひまわりの泪』を遊ぶ前に、こちらを先に遊ぶことをお勧めします! 最後に、ボクは凄く好きです!
-
This one,(I mean).シンプルイズベスト。視覚情報を小さな四角に委ねているのが斬新&お洒落。プレイ時間にして五分程度でしたが優しい気持ちになれる作品でした。 @ネタバレ開始 安易な理由での髪染めを冷めた気持ちで見ているのかと思いきや、あんちゃんの亜麻色の髪が好きというすみれに心があたたかくなりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
リュクとポチカの箱庭ミニエスケープ脱出とキャラとの交流が合わさったゲーム。チャット形式での会話がかわいくて良かったです。 かわいい雰囲気とエンドの分岐により世界観を楽しめました!
-
じごくのインターネッツ怖い話は苦手ですが、コミカル色が強かったので楽しめました。どの話もクスッと笑えるオチがついていながら、一度拡散したら止めるのが大変なインターネットの闇を感じられて面白かったです。オカルトなのに、対処方法が現実的なのが斬新でした! また、前作同様、UI等のセンスが抜群だと思いました。おしゃれ! @ネタバレ開始 第3章で、自分の名付けたキャラクターと口癖がどんどん拡がっていくのが爽快でした。 エンディングでは、いつもの世界が一番好きでした。奈落ちゃんに会えて良かったな……!と思いました。 @ネタバレ終了 楽しい時間をありがとうございました!
-
雨の袂不器用な少年と少女。交わされる会話がとても自然で、彼らなりの精一杯が伝わってくるようです。短編にギュッと詰め込まれた青春の1ページをたっぷりと堪能しました。 とてもいい時間を過ごすことができました。 @ネタバレ開始 思春期らしい少し鬱屈とした少年の語りも、過度にネガティブになることがなく、ほどよい距離感で読むことができました。 また、会話にたくさんの省略がありつつも、物語の流れや演出などからそれが読み取れるようになっていて、夢中で文字を追いかけました。 そして、一気に印象を変えるエンディングテーマ。梅雨開けにふさわしく、それまでの曲調から一気に晴れやかになって、心をぐっとつかまれました。 不器用さは純粋さゆえ。泣くことができたから晴れたのだ。そんな気持ちで読み終えました。 @ネタバレ終了 印象的な背景、落ち着いたBGM。 そして雰囲気にあったフォント、読みやすいレイアウト。 また、システムボタンが隠れる工夫などのおかげで、とても心地よく物語を読み進めることができました。 楽しかったです。ありがとうございました。
-
隊員、募集。癒しを求めて、こちらもプレイさせていただきました~。 やっぱりかわいい! 楽しい! レシピ全部では無いですが、ほとんど見れました! @ネタバレ開始 ブルー&グリーンさんの登場も嬉しかったです! わりばしさんの闇落ちの台詞に、思わずごめんなさいってなったのは私だけじゃないはず。 ファンアートはダークウィンドさんを描かせていただきました。好きです、明日は明日の風が吹く! @ネタバレ終了 また癒されたい日に、続編をプレイしたいと思います。 素敵な作品をありがとうございました(*´ω`*)
-
その恋、暫定につき、絵がとてもかわいいので、プレイさせていただきました。 声やBGMがマッチしていて見やすかったです。 和子ちゃん押しです。 素敵な作品ありがとうございました。
-
電気をください!タイトルに惹かれてプレイしました。 ポップな感じと、ほんわかしたBGMと雰囲気がとてもよかったです。 ほっこりするストーリーでした。 とても素敵な作品ありがとうございました。
-
ORDER社会実験シュミレーションゲーム、すごく楽しかったです! 1時間ほどで自力で全エンド見ることができました。きっと私には大統領の資質があるのでしょう(笑) @ネタバレ開始 最初は堅実に国家運営をしてEND7に、次は悪の撲滅にこだわってEND6、さらに独裁者ルートEND4と着実にEND回収していきました。独裁者は気持ちよかった! ややてこずったのが、END2、END5、END1でした。 END2がグッドエンドですね! そして、本命のディストピアエンド。END1がこの作品の真骨頂かなと思います。 @ネタバレ終了 とっても楽しいゲームをありがとうございました!!
-
ぼくらのなつやすみ手軽なホラー! 最初からツッコミどころ満載でした。 キャラも多く、あっという間に終わってしまってという感じでした。 とても素敵な作品ありがとうございました。
-
ゾンビィロックダウン! 感染封鎖の幻燈奇譚物資調達やゾンビとの戦闘、仲間や住民との助け合いや疑心暗鬼、あやしい市長など、ゾンビものとして、とても楽しめました。火炎瓶のおじさんが好きです。 @ネタバレ開始 最初にたどり着いたのが貴那子ルートで、悲しいけれど、リアリティがあってとても好きなルートです。隆宗ルートは恋愛色が強くてドキドキしました。 隠しルートを最後に見て、やっぱりみんな一緒にいられるこのルートがいいなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。