コメント一覧
62973 のレビュー-
エソラノコト淡い色調の画面の雰囲気に魅せられプレイしました。夏を感じさせる屋上でのヒロインとの切ない交流……短い仲に"青春"が綴じ込められていました。空や背景の絵柄がとても好きです。素敵な作品をありがとうございます。
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リュクとポチカの箱庭ミニエスケープほのぼのした雰囲気が好きです。二人がお喋りするときのスタンプもすごく可愛い。癒されました。
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ヌコの特等席行きつけの喫茶店の看板娘「朱里ちゃん」と、看板猫?のヨシミを探しに行くお話でした。 主人公の樋口さんが喫茶店に通う理由や、現状に対する思いなど、 その心模様にとても共感しました。 変わり映えのしない毎日に変化をという気持ちもわかる気がしますし、 中でも「会社は監獄、退社は仮釈放」というワードはグサグサきました。 私以外にも刺さる方が多いのではないかと思います。 そんな変化を求める樋口さんとバディを組むことになった朱里ちゃんは、 とても可愛いのですが意外としっかり者でちょっぴり毒舌。 マスターがもうすぐいなくなるかも…というブラックユーモアには一瞬「ん?」と思いましたが、きっとマスターと心が通い合っているからこそ言える言葉なんでしょうね。そもそも祖父であるマスターのお店で働いているのも、マスターのことを本当は心配しているからなのかもしれないなと思いました。 @ネタバレ開始 そして肝心のヨシミの居場所ですが…これは本当にびっくりしました。 ええええ、よく食べる猫なのに、そんなに小さいの?! それとも一見普通に見えるけど、朱里ちゃんの頭が人より大きいとか?! …なんて思ったりしました・笑。 色々な衝撃作を遊ばせていただいてますが、驚き度合いで言うと今年一かもしれません。 そんな衝撃からの最後のオチもまた見事でした。うん、確かに特等席だ・笑。 あんないい場所誰しもが飛び込みたくなりますよね。絶妙なタイトル回収で面白かったです。 @ネタバレ終了 衝撃でもあり、笑撃でもある面白い作品でした。ありがとうございました!
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私の最期の言葉は私の知らないどこかの誰かのパソコンの電源を入れて中身を拝見させていただく、少しだけ謎解きがある悲しいゲームでした。謎を解いた過程で「あれ?これはひょっとして自分ではなくて、娘さんのほうの……」という見方もできることに気づきました。 @ネタバレ開始 検索の履歴を見ることで分かる「何が起こったか」もミスリードを誘うような内容で、色々と考察したり想像する余地があってとても面白いなと感じました。 @ネタバレ終了 テキストに残されていた文章がリアリティがあって、実際に誰かのパソコンを見ているような気持ちになりました。 素敵な作品をありがとうございました!
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故郷からの便り4通のお手紙を読んだ後にもう一度二度読みたくなる巧みな仕掛けがなされている、シンプルながら面白いゲームでした。 @ネタバレ開始 最初にお手紙に目を通した時は「???」となるところが多かったのですが、家系図を見た後だとすべてが繋がり、思わずもう一度皆さんからのお手紙をすべて読みました。 マキシくんは二つの世界を行き来する、とても稀有な方だったのですね。 七夕のくだりや異世界のお誕生日の予定など、一度目は頭に疑問符が浮かんで整理が利かなかったところも、2度目は何を綴っているのかが頭の中にスッと入ってきて手紙の文字に色や景色がついたようでした。 @ネタバレ終了 2度読むことでそれぞれの方がマキシさんにあてた手紙の意味がじっくりと味わえて、面白いゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!
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大人な僕の一週間学校帰りの繁華街で出会ったお姉さんにゲームのことでちょっとしたウソを使って見栄を張ってしまったことから始まる、一風変わったボーイ・ミーツ・ガールなお話でした。 まだまだ子どもである「僕」の視点であるがゆえに察することができないもどかしさと、その無垢な純粋さに心を動かされている「お姉さん」の気持ちに思いを馳せながら読了しました。 お姉さんのメイクが~のくだりで、立ち絵を見て一瞬でピーン!ときたので、物語がどうなるのかと急に緊迫感が出ましたが、最後はお姉さんがしっかりと決断して良かったです。 @ネタバレ開始 6日目で「でも悪いことはしない」を選ぶとお姉さんの立ち絵が二重に出現し5日目のシナリオに戻るバグがあるようです。 そのバグを通過すると、お姉さんの立ち絵がずっと表示されたまま&二重に表示された状態になることがありました。 一応ご報告させていただきます。老婆心をお許しください。 @ネタバレ終了 「僕」がもう少し大人になり、世の中にある様々な物事を良い意味でも悪い意味でも知ったとき、「お姉さん」のことも思い出して色々なことを考えるのかなと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!
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愛おしい君とエスケープ捕まった仲間を助けるべく家の中をあちこち探し、宝石などアイテムや合言葉をゲットしながらネコちゃんたちの可愛らしい会話を堪能できるゲームでした。 38作品目…!! 思わず自分の目の認識が間違っているのかと二度見しました……すごすぎます…!! 色々なところをぽちぽち探し、合言葉を集めながら宝石も集め……と限られた行動回数をどう使うか、結構頭を使って何度もやり直して一つずつ確実に集めて回りました。 宝石を見つけられたときは特に嬉しかったです…! 謎解き要素もありましたがとても親切なヒントがあったので、無事に進めることができました。 かわいいネコさんたちの会話に癒されつつ、まだまだコンプリートには遠いので頑張りたいと思います。 素敵な作品をありがとうございました!
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ボクとセカイの二人きりハンマーを持つ者は、道具であるハンマーの力を自分の力だと思い込む……というどこかの本で読んだ言葉を思い出しました。 清々しいまでの全方向救いのない物語ですが、最も救いのない存在が最後にそれ相応の終わり方を迎えるので、個人的には後読感は悪くありませんでした。 @ネタバレ開始 主人公が天晴なほどの暴走ぶりで、肥大化したエゴを抱えてこの世の地獄を地で行く様までを描いた内心の鬱々とした描写がリアルでした。 よくぞここまで拗らせることができたなと感心してしまうほど、主人公の鬱屈した心情描写が巧みで、ブレーキの利かないその性格もある意味で超能力並みの奇跡ではないかと思いました。 逆に言えば、それだけ主人公の心が抱えた闇と言いますか、自己肯定感の低さが顕著であったということなのかもしれませんが……。 はたして奪った命に見合うだけの懺悔が果たされるのかは分かりませんが、主人公には是非懺悔を続けてほしいなと思いました。大丈夫、いつかは終わる。君の自我が終わるのが先か、懺悔が終わるのが先かは分からないが。 そうそう、地球の意志とも呼ぶべき方が懺悔に入る前に最後に暗闇の中で一瞬笑ったところが個人的にとても好きでした。 これは救う気がないのでは……と思ってしまいましたが、私の心が汚れすぎでしょうか(汗) @ネタバレ終了 終末世界へと至るまでを追体験する過程で、人間の持つある種の愚かさの極致と人間の持つ複雑な善性を味わうことができる面白い物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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桜の森の魔界の下 第壱集物語の第一話に当たる部分ということで、起承転結の「起」の部分で幕を閉じますが、公開中の部分だけでも十分に楽しませていただきました。 作画量が恐ろしいことになっていて、漫画+アニメを融合した作品を見ているのかなと錯覚するほどの画面構成でした。 クリックするごとに絵が変わると言っても過言でないほど場面描写としてコロコロと変わるので、とても驚きました。 どれだけの時間をかければここまでのものが作れるんだろうと、戦慄しました。 クライマックスで挿入されたアニメーション部分と、咲夜さんが刀を構えて睨みつける斜め上からの俯瞰したスチルがとても格好良かったです。 「え、終わった!? あ、そうだった!」と、これがまだ第壱集のみだったと終わった瞬間に気づくほど、終盤は物語に引き込まれていました。 物語はまだ始まったばかりなので、灯魔さんたちがこれからどうなっていくのかがとても気になります。 素敵な作品をありがとうございました!
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怪獣の人 ―かいじゅうのひと―怪獣になってしまった人がどう行動するかによって未来ががらりと変わる不思議なお話でした。怪獣視点というのが斬新でした。 タイトル画面のみで立ち絵や背景画像などは一切ありませんが、主人公が今いる場所などを想像力を駆使して読んでいくのが面白かったです。 怪獣映画は人生で2、3本見たか見なかったかなので上手に想像できているとは言い難いかもしれませんが、たぶんこんな感じかなと頑張って想像しました。 @ネタバレ開始 エンド2に至る家族のことを思い出して思い止まる姿が胸熱でした。 選択肢でメロディーを思い出すが出たときは、0.02秒で選ばせていただきました。 少しずつ自我が失われていくということで、主人公はいずれ完全に自我を失い完全な怪獣になることが予想されますが、消えていく自分の中から手繰り寄せた姿に人間が人間たる所以を見た気がします。 その他の森から出ないエンドなど、色々なエンドを見ましたが、個人的には希望はないにしてもエンド2がお気に入りでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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時計のある部屋本当にシンプルな脱出ゲームでした。 個人的には初心者向け脱出ゲームかな? フードをかぶった謎の人物をタップ(クリック)するとヒントのような会話をしてくれるのが可愛い。
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雨音と自動人形 結(むすび)じわっとくるゲームはたくさんあるけれど、 本当に涙を流したのは、初めてでした。 ものすごくいいアニメーション映画を見た気持ちで しばらくパソコンの前から動けませんでした。 動画も美しいし、挿入曲も、歌声も EDの絵も曲も 胸が締め付けられるような思いで見入りました。 「人形」の本当の意味を知ったとき、 物語の素晴らしさに打たれました。 素晴らしい時間を過ごせる作品を作ってくださり、 本当にありがとうございました。
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えすはろ(完全版)ハロウィンの日、少年がお菓子集めに街へ繰り出す中で、個性豊かなキャラクター達と出会ったり様々な展開に巻き込まれたりするお話。 キャラクターがみんなとても可愛らしく、年相応の純粋さがしっかりと表現されていてとても癒されます! @ネタバレ開始 どのENDも最後まで展開が読めず終始ワクワクしながらプレイできました。パトロールのおじさんENDは本当に怖くて鳥肌立ちました・・・笑 後日談を読んでほっとしました。悪魔の文陽くんと普段の柊太くんも見れて大満足です。素敵な作品をありがとうございました! @ネタバレ終了
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おねがい! 悪魔ちゃん★★★会社帰りに夜の公園で美少女悪魔と邂逅する……このシチュエーションだけで最高です。悪魔ちゃんとの掛合いも楽しく、容赦なく心に切り込んでくる感じが好きです。選択先での分岐も、どのエンドもそれぞれに意味があって甲乙つけがたく面白かったです。面白い作品をありがとうございました。
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みどりの魔女と金の枷オンラインイベントで配布しておりましたペーパーがホントに素敵で惹かれ、早速プレイさせていただきました!カタリナさんとクオン君のそれぞれの関係性や信念がしっかりと丁寧に描かれていて、それぞれに感情移入することができました。嬉しいことも、辛いことも、間違ってしまったこともありますが、ちゃんと二人で過去を受けとめ、前を向いて歩んでいく姿が感動できました。『糖度はあまり高くないです。』とのことですが、私にとっては甘いイベントの連続で、終始にやけっぱなしでした。 素敵な作品をありがとうございました。
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輪廻の門「あまり怖くない」というゲーム紹介を拝見し、 ホラー苦手な私は、ああ、それなら大丈夫♪♪♪・・・ って、全然大丈夫じゃないじゃないですかぁ〜〜〜! もうほんとに、 和風ホラーで晴明さんまで登場して ワクワクしていたのですが、 ああ、もう怖くて怖くて、 ちょっと一旦リタイヤさせていただいてしまったので、 日を改めてまたトライいたします。 いや〜、もう久々に本当に怖いゲームに遭遇しました。 いやんいやんいやんんん〜〜! と思うくらい強烈に印象的な作品です! 心が落ち着いてから、また戻って参ります。 サクサク進められるヒントがあれば、是非是非是非お教えくださいませ!
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尊い命どんなことをするんだろう……と不安な気持ちも持ちつつ始めてみましたが、内容はコミカルでかわいらしいゲームです。 フラッシュゲーム(といって伝わるだろうか)のように、誰でも簡単にサクッと終わると思います。僕はエンディングまで20分弱かかりました。 イラストもかわいく、拷問する度にいいリアクションがかえってきて非常にエキサイティングしてしまいました。 やるか迷っているなら、何も考えず「ブラウザでプレイ」をクリック! 実況させて頂きました、こういうゲームめっちゃ好きです! これからもゲーム制作続けてください!
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緑山くんと肝試し冒頭の選曲からして不穏さを感じて期待感が 高まりましたが、予想通り面白かったです! 引き込まれる展開に読みやすい文章、 適切な情景描写にしっかりしたキャラ造形と、 前作同様に短編ながらも満足感の高い作品で 楽しみながら全エンドコンプリートしました! 謎が多い緑山くんとのホラーな展開に のめり込むように物語を読んでいました。 マルチエンドですが全エンドに納得感があり、 エンド名にもセンスを感じるものがありました。 魅力的な作品をありがとうございます! 作者様の作品がやっぱり好きです……!
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今宵サンタは街角で。タイトルは随分前から知っていて、時節柄いいなとダウンロード。 改訂版でしたか。 4編のミニストーリーが、お互いにわずかにリンクしながらも独立していて、 次の「story 5」は自分のところかも、などと思わせてしまう程に何気ないお話。 でも、何故だろう、読んだ後には誰かに優しくしたくなってしまう。 文章は小難しい言い回しとか、アッと驚くトリックや伏線があるわけでもない、 音読してもつっかえて読みづらくないであろう、その文章は水のように スゥっと入ってくる。やはり、”ノベル”ゲームの肝は文章だなと。 深夜のショートドラマでありそうな、いい夢が見られそうなお話でした。
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雨音と自動人形 結(むすび)温かくて、切なくて、胸が締め付けられるような物語でした。 雪村さんとアヤちゃんが出会って、少しずつ関係性が変化していく様子に引き込まれました。 タイトル画面のゲームタイトルがバス停になっている等、グラフィックの使い方もとても印象的でした。 OPとEDも素敵でした。特にEDが好きで、プレイ後にまた再生していました。 @ネタバレ開始 以下、全く綺麗にまとめられなかった心の叫びです。 ツラい記憶を消すのではなく、封じて、いつか必ず返すという設定が、なんだか胸に残りました。記憶を封じるシーンの演出が、とても美しかったです。綺麗な青色でしたが、青は悲しみの色なんですね……! 美月ちゃんの明るさには、ほっこりしました。髪が逆立つところが、良かったです。 人を救うために頑張ったのに、頑張った結果不自由になって幸せから遠ざかってしまった博士……。切ないです。でも、その道を突き進んだからこそ、アヤちゃんに会えたんですよね。何も知らないアヤちゃんが、あれだけ綺麗な心を持つようになったのは、きっと博士のおかげなんだろうな……と感慨にふけっておりました。 アヤちゃんが涙を流しながら生まれたところが、印象深かったです。アヤちゃんは、美月ちゃんが雪村さんのことを忘れたことに胸を痛めたり、泣けない博士の代わりに涙を流したりと、人の心の痛みが分かって優しい上に、強い心を持っていて、本当に魅力的だなと感じました。 タバコを吸い始めたばかりのアヤちゃんが、タバコを灰にしていくところは笑ってしまいました。ほほえましかったです。 左上の数字が何を表しているのか、ドキドキしながらプレイしました。アヤちゃんの寿命だと予想したのですが、予想を裏切る展開で驚きました! 最後のシーンで、ずっと待ち望んでいた博士に会えたけど、その博士の頼みを毅然として断るアヤちゃんが、かっこよかったです。このシーン好きです! そして、アヤちゃんが最後についた純白の嘘がまた……最高でした! ED後のシナリオも良かったですね……!きっとそう来るだろうなとは思っていたのですが……!!実際に封じ屋を引き継いだアヤちゃんを見て、情緒が大いに乱れました! 長々とすみません。これだけ書いても感じたことを全く上手く表現できていませんが、このくらいにしておきます。ムービーとあらすじで絶対私の好きな作品だ!と思ったので、楽しみにとっておきましたが、大正解でした。 @ネタバレ終了 心動かされる作品をありがとうございました!