コメント一覧
63591 のレビュー-
白稲村日誌に「血まみれ臓物モツモツ生存者ゼロ白稲村が最近の話題です」なんて書けるくわぁああ!!と思っていたら「行ってみましょうよ」とか「死亡フラグ立てましょうよ」としか翻訳できない誘いをされました…いや、もちろん「行かない!!!」を全力で選んだんですけれど!! ホラーゲームと言えば定番の夜時間ですが、なぜ!!夜に!!行くの!!学校を!!さぼってでも!!朝に!!昼に!!行きなよ!!と、ホラーゲームが苦手の大のビビリチキンは声を大にして叫ぶのでした。 ホラーゲームは夜というだけで怖いですよね、もう絶対に何かあると身構えますね! @ネタバレ開始 ……はい、瞬く間に2周目と相成りました。 「行かない」を選ぶとサクッと終わるので、意を決して「行く」しかないですね…! 村付近に辿り着いて暫く、なんだかヌメヌメした音とともに手がわっさわっさあるらしいこの世のものではない生き物が出現して、これ画像があったらPCの前で気絶してしまうと思いました(笑) 村の真実、生贄などの因習を経て辿り着いたエンディングはハッピーエンドではありませんでしたが、ホラーに相応しい終わり方でもあったので納得でした。 姉弟諸共エンドが個人的に好みでした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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夕暮れ推理倶楽部2前回は直接的な本編という意味では出てこなかった流石さんと新藤さんが今回はいよいよメインになって物語が進むということで、楽しくプレイさせていただきました! どちらにも雨と傘がテーマになっていますが、人がいれば人の数だけエピソードがあるように、大きく分けて二つの話は、どちらもカラーの違う話でした。 個人的には最初の話のほうが最初から最後まで穏やかで好みでした。 @ネタバレ開始 後者の間違った承認欲求に関しては「承認欲求云々の前に、なんでそうなるの……」という行動を愛花さんがとっていて、うーん…サイコパス?となりました。 自分が承認欲求がどうの~と自己肯定感的なことで悩んだことがなく、彼女の気持ちは想像できても正確な意味では全く理解できていないと思うので安易なことは書けないのですが……褒めてもらいたいとか、認めてもらいたいとか自分以外の誰かに「もっともっと」と縋る人生は息苦しいし生きづらそうだなと感じました。 推理作品に多く触れていると、なかなかに際立った個性のキャラが多いと感じますが、本作も個性的なキャラばかりでした。 シャーロック・ホームズ、いいですよね。 新藤さんは大学生くらいになったらベーカー街を訪れるためロンドンへ飛んでいそうだなと思いました。 @ネタバレ終了 前作では新藤さんが語るお話から推理する形でしたが、今回は二人が起点となって話が進むので前作よりも二人が掘り下げられていて面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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夕暮れ推理俱楽部推理があまり得意でないよ・推理は苦手という人でも読みやすい、推理もの短編が2本入っているサクッと手軽遊べるゲームでした。 物語の推理部分の二本立てのキャラクターたちも個性的ですが、中心となる新藤さんと流石さんも一癖も二癖もあるキャラクターでした。 @ネタバレ開始 三人組もストーカーも楽しく推理させていただきました。 推理は得意ではありませんが、どちらも一発で犯人を当てることができてよかったです。 物語を読んでいれば犯人は誰なのかおのずと分かりますし、選択肢前に状況整理や振り返りにあたる部分があって、推理が苦手な方でも分かりやすくて親切だと思いました。 二本ともきちんと正解してトゥルーエンドに辿り着けましたが、新藤さんの独り言が…! やはり人間誰しも一筋縄ではいきませんね…自分が今得ている情報がその人のすべてとは限らない…当然ですが奥深いです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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放課後闇倶楽部「部活動、なに入る?」入学当初に友人からこう聞かれた方も多いのではないでしょうか。 本作では主人公がいずれかの部活に入り、活動を通じてキャラクターたちと交流していく物語……なのですが、選択肢を間違えると大変なことになってしまいました。 天文部以外は初回ですべてバッドエンドに辿り着いてしまった、バッドエンド体質…!! 自分では「こっちがベストエンドへの道!」と思って選んでいたのに、なぜか悉く大変なことになってしまうエンドへ辿り着いてしまいました…。 バッドエンドの中では美術部の絵理さんが一番怖かったです。 @ネタバレ開始 うららさんのルートが一番好きになりました。 うららさんのデザインがストラスクしたのもありますが、境遇などを考えると主人公が描いたドレスの意味、そのドレス採用されて笑顔になったうららさんがとても素敵で印象的でした。 物語の結末的にも、うららさんが現在の状態から救われる結びで本当に良かったです。 うららさんのバッドエンドは「あー!!」という感じでした。 怖いではなく、悲しいでした…選択を絶対に間違えてはいけなかった…!(涙) おまけまですべて楽しませていただきました。 一番最後に動いていたカエルさんの顔が大変可愛らしかったです。 @ネタバレ終了 どの部活もハッピーエンドは心があたたかくなり、バッドエンドはゾッとする、できることならみんなハッピーにしたいけれどバッドエンドもスチルあるから回収するしか~!と悩ましい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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恋と嘔吐作者様のゲームは独自のカラーがあるなといつも思いながらプレイしているのですが、今回は狂気性よりも社会性が表に出ている重厚なストーリーでした。 主人公の航平くん視点が終わった後からが本番と言っても過言でないくらい、視点が切り替わってからがとにかく濃厚で、色々と考えさせられました。 @ネタバレ開始 彩華さんがコミュニケーション能力に難があるのは航平さんの部分でも明らかだったのですが、彩華さんの視点に切り替わった後でその半生を追うことで「なぜ、このような人間になったか」が明かされて物語に一気に厚みが出て、彩華さんがある種のリアリティあるキャラとして輪郭がくっきりしました。 虐待された子どもは後遺症とも言うべき様々な障害を負うことになる子が多いですが、彩華さんも嘔吐症や自分の体に対する嫌悪など複雑なPTSDを抱えていて、最後に恋子さんにあんなことをしてしまったのも彩華さんからすれば自分の世界を守るためだと思うので、ある意味で理解はできつつ……子どもである航平さん以外、誰も彩華さんの手を取って引きあげてこられなかったところに、日本の現状を見た思いでした。 彩華さんのように、虐待を受けながらもその地獄から抜け出せない・助けてもらえない子どもがこうして感想をタイプしている今この瞬間もいると思うと、とても嫌な気持ちになると同時に虐待の連鎖と悲しみを断つ方法を模索していくのが先を生きる者たちの義務だとも感じました。 いつもならキャラクターの狂気性に惹かれるのですが、本作はその社会性に目が引かれました。 @ネタバレ終了 今までプレイさせていただいた作品とは少し違うタイプの物語、色々なことを考えながら終えました。 素敵な作品をありがとうございました!
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和泉くんと三姉妹。~すうぃーと・すうぃーとばれんたいん♡~バレンタインにチョコがもらえるか否かは気にしていないフリをしていても、実はとっっっても気になるお年頃の和泉くんがそわそわしながら三姉妹からのチョコを期待していると……まさにスウィートなバレンタインでした! あまねさんたち個別ルートでのスウィートな展開にチョコもとろけるような甘さを噛み締めつつ、個別ルートに入らなかったときもチョコはもらえて全方向ハッピーエンドでほんわりと幸せな気持ちになりました。 @ネタバレ開始 三姉妹のどなたも大変可愛くて、こんなに可愛い方々ならチョコを期待せずにはいられない…!と思いましたが、チョコをもらえるかなとやきもきする和泉くんも可愛かったです。 特に三人からチョコをいただけるエンドでは、和泉くんがずっとさりげなくアプローチし続けていたのが「お、これはわざとスルーされているやつだな~」と思わずニヨニヨしていました。 チョコの気配が感じられないまま眠った和泉くんが、目覚めたときに三人からチョコをもらえると知ったときの驚いた顔も見てみたかったです。 三姉妹のそれぞれの余裕だったり、ちょっと照れていたり…と、個性が出たかわいいスチルが大変眼福でした! 個別ルートでは三姉妹のどなたも素敵と分かっていつつ、あまねさんが最推しです! 大人のお姉さんからチョコをもらえるというだけでも「くぅ~~!!」と喜びの声が出てしまうのに、既に来年のチョコもさりげなく約束してもらう和泉くん…う、うらやま~~!!です! 和泉くんが少しずつ成長して、いつかやきもちも全部受け入れられる大人になりますように。 @ネタバレ終了 とてもスウィートなバレンタイン、お腹いっぱいになるまで堪能させていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!
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その恋、暫定につき、青春成分があふれ出るほど詰め込まれた作品。 心が浄化されました。(尊) 前作同様に、OP、グラフィック、声優様方、シナリオ、そして選曲やUIに至るまで、クオリティの高さが尋常ではなく、シェアゲームかなと思える内容をプレイさせて頂きありがとうございます! @ネタバレ開始 川端さんルート 前作をプレイしていたので、アレ?! となりました。 もしかして生きてた? 企救丘さん歓喜展開?? など、頭に「?」を浮かべながらお話を読み進め、青春あり結婚式あり熱い野球ありからの『かごめかごめ』や社の伏線を見事に回収していて、なんて素晴らしい構成&お話なんだと感嘆し続けていました。 薬院さんルート 柳川さん、今作でも行動がイケメンでした! 薬院さんの抱えていた事情が思っていたよりはるかに大きく、どう立ち向かうんだろう……とハラハラしながら読ませて頂き、みんなの立ち振る舞いや行動がとても良かったです。 バイクアタックは笑ってしまいましたw 大富豪で天神さんがデレを見せるのも良かったです! 守恒さんと直方さんルートはありますか!? 詳細はありますか!?!? 姪浜さんルート 今まで「剣道部の部長だから、剣道部長」だと思っていたのですが、もしかして「剣道(苗字)」さん……!? ともかく、器の大きさや人格者な性格がカッコよかったです! そして、姪浜さんに対する想いやその対応、相手を優先し続ける芯の通った信念が良かったです。 姪浜さんも感情爆発して告白しているのがとても感動して、末永くお幸せにと祝福し続けられます。 素顔は……柳川さんと姪浜さんだけの秘密ですねw (柳川さんは、反省会で小澄さんから説教受けて泣いてるだろうと勝手に想像しています) どのルートも感動的で青春純度も高く、素敵でしたが、個人的には特に剣道部長ルートが好きです。大好きです。 ……なんて余韻に浸っていたら、え、終焉!? 続編!? @ネタバレ終了 とても素敵な作品でした。 プレイさせて頂き、ありがとうございます!
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よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?気になっていたのでプレイさせていただきました! 面白すぎて一気にトゥルーエンドまで読め、さらにサクサクとしたストーリーでホラーでありながらも飽きさせないゲーム性が良かったです✨ @ネタバレ開始 高橋の行動力とコミュ力にめっちゃ笑いました
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母標タイトル画面のおどろおどろしさに惹かれてプレイさせて頂きました。 プレイ後、タイトル画面から感じていたおどろおどろしい怖さではなく、ただただ切なく悲しい……という気持ちになりました。同時に怒りの感情も湧きました(悪い意味では決してないです!)。 ホラー作品でありながら、それ一言で表すには非常に難しく現代社会へ訴えかける強いメッセージ性を感じました。 ホラーとしては静かなしっとりとした、それでいて不気味な日本製ホラーという印象を受けました。 ストーリーに関しまして。15分ほどの短い時間の中で大いに感情移入してしまい、プレイ後もしばらく考え込んでしまう程、圧倒されました。 @ネタバレ開始 若さ故とはいえあまりにも身勝手な黒峰百合の彼。それは大人になっても変わらずで… そして本作においてひたすらに悲しく同情せざるを得ない人物・黒峰百合さん。 だけど彼女の行ったこと全てを擁護することも自分には出来ないと思いました。 彼女や現実世界において彼女のような境遇にある方を非難する意図は全くありません。 ただ彼女は一人で重すぎる現実を抱え込みすぎ、そして自身の命も愛している我が子をも手にかけてしまったことは、胸の内や境遇に同情はしても容認は出来ないと思ってしまいました。 どんな状況であれ、理由があれ、自分や子どもを殺してはいけなかったのです…そこが本当に悲しくて辛かったです。 この感想を書く上で、何度もプレイした時の彼女の胸の内と結末を思い出しながら、涙を堪えて拙い文章を綴っています。語弊があるかもしれません…不快に思われたら大変申し訳ありません。 そして改めてそんな状況に陥る原因となった身勝手な元彼や、信用ならないネットの声に腹がたちました。 ですが、避妊のこともそうですが、百合さんの相談先が家族や友人ではなくネット(専門機関ではなく掲示板のような好き放題言える場所)という所が百合さんの人生経験の少なさからくる若さであり、一つの過ちでもあったとも思いました。 でもいきなり専門機関に相談なんてしづらいですよね…そこもまたリアルで、いくつものたらればを考えては辛い気持ちになってました。 全ての重みを一人で抱え込み、八方塞がりの思考と環境の中で最悪の結末を迎えてしまった母子。 そしてその後、怨み辛みを果すが如くかつての恋人とその母子を無残な形で手に掛けてしまったであろう、百合さんの怨霊。 彼女の辛さを思えば彼を呪い殺す…のは考えられなくもなかったのですが、罪のない子どもも殺害してしまったことには本当に胸が痛みました。 罪のない者を殺めてしまった事は、かつて百合さんを(心無い言葉で)死に至らしめる原因となった世間の所業と同じことをしてしまった事と重なり、目を覆いたくなりました。 そしてDVDの中身がない…という結末等から、この怨みや憎しみの負の連鎖が続くことを示唆しているように思いました。 怨霊は赤ん坊だけでなく、何も事情を知らないであろうその母親まで壮絶な死という痛みと恐怖を与えているので… もしかしたら…と思ってしまいます。 この作品がフィクションであることを承知した上で、こんなにも悲しい結末を辿ってしまった母・百合さんと赤ん坊の墓前に手を合わせたいです。 それが彼女達に対する幾ばくかの魂の慰めになるのなら、と。 @ネタバレ終了 グラフィックや音楽によるホラー演出もさることながら、それ以上に「これは現代の現実世界のどこかであるかもしれない」という仄暗いリアリティが怨霊の怖さよりも際立っていたように感じました。 ジャンルとしてはホラーで間違いないのですが、娯楽作品におけるホラーとは一括りには言いきれない、現実問題とリンクして深く考えさせられるお話でした。 素晴らしい作品をありがとうございました。
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cat likes youCat, I like you.
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はこにわのみこ動きがいちいち可愛い! 絵が可愛い! キャラが可愛い! 全体的に読みやすく、とても素敵な作品でした。 @ネタバレ開始 おまけシナリオで裏設定などが明かされた時、キャラクターにより深みを感じることができ、より楽しめました。 最後に窓の向こうにアニーちゃんを抱えて飛んでいるクロさんと抱えられてるアニーちゃんが可愛かったです。 @ネタバレ終了
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透明人間彼女少し『不思議』が入ってる日常の 淡い青春物語という感じでとても素敵なお話でした! @ネタバレ開始 主人公と遠野さんのやりとりもほほえましく最後のEDもちゃんとGOODEDも用意されていて良かった...@ネタバレ終了
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じごくのインターネッツ細かいところまでデザインが凝っていて、 フリーなのにクオリティーが高すぎる作品でした。 奈落ちゃんがかわいくて最後まで楽しめました。 素敵な作品をありがとうございました!
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cat likes youWe Will Rock Youを歌いながらしごとをすればプレイヤーのモチベーションが上がるので難易度が下がります
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交響曲第十番「融合」いいなぁ・・素敵。 交互に見れる視点がお気に入り。(*´ω`*) 文章を邪魔しない無駄のない作りで、読んでいて目が離せなかったです。 絵だと一目でわかる事柄を、文章のみで表現するのは凄い技術だな・・と思いました。 もともと読書家ではないので文体についてココが素晴らしい!!みたいなのは語れませんが、好みかどうかでいえば、この文章はかなり好きです。 言うまでもなく、ストーリーもドストライクでした。 @ネタバレ開始 ぁ!あと余談になりますが・・ ゲームを始める前にゲームが始まるの・・(笑)遊び心のある作者さん。 楽しかったです~( *´艸`)リドミ ↑正解できたか? ・・ |ω·`)。 @ネタバレ終了
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花枕(第一章~第二章)三人称視点の冷静な分析やツッコミが楽しかったです^^ 怜人くんと水菜ちゃんの会話は妙にリアルな感じで、実際にいそうだなぁ~ってニコニコと眺めていました♪ 怜人くんを中心としたコミカルな掛け合いがとにかく楽しくて @ネタバレ開始 鍋の具とトイレの神様って!(笑)(*´ω`*)かわいいのぅ。 @ネタバレ終了 主人公のひとクセある感じが、作品を通して特に面白いと思いました。^^ ストーリーも素敵な感じに終わって、読了感はとっても良好☆タイトル画面に戻って・・おおぉぉ・・!!ってなりました(拍手)! @ネタバレ開始 ・・けれど、確かにそうです。冒頭の部分はどうなったのか・・?え、違うの?? 全く先が読めなくて気になります。ドロドロ・・!??(ドキドキ・ワクワク) これは、楽しみに待つしかないようですネ^^ 応援しております♪ @ネタバレ終了
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和泉くんと三姉妹。~すうぃーと・すうぃーとばれんたいん♡~シリーズ初プレイでしたが、全く問題ない作りになっており、お見事です。 バレンタインで右往左往する主人公、青春だなあ。 三人とも個性的で様々なシチュエーションを楽しめます。 主人公は色々考えて緊張していたけれど、ゲームは安定のほのぼの感+モテモテなので、プレイヤーとしては安心……かな(笑) 短い中にスチルが沢山出て来る贅沢仕様。 ほのぼのさせて頂き、ありがとうございました。
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ブラックコーヒーブラックコーヒーを飲みながらプレイしました。 文章やグラフィックなどにセンスの良さを感じる素敵なお話でした! @ネタバレ開始 最初、「え、ここで終わりなの?」と驚いたのも束の間、 現れた次のエピソード……。 粋な演出がお話のよさをさらにひきたてていました。 ちょっぴりほろ苦く切ない初恋の思い出と、 再会した彼との新しい時間がはじまる予感に胸がときめきました。 もうショートケーキじゃなく、ブラックコーヒーなお年頃なのですね……! それでもやっぱりショートケーキも注文したところが味わい深かったです。 @ネタバレ終了 デザインもストーリーも洗練されていてとてもお洒落でした。 楽しいひとときを過ごさせていただきありがとうございました!
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絶望の螺旋ノベルゲームは初心者なのですが、初めての仕様でも詰まる事無くクリアする事ができて楽しかったです。 やり始める前は画面が多いのでどう進めるんだろう?と思っていましたが、リアルタイムにそれぞれの時間軸と繋がっていながらも、プレイヤーが自分の中で情報整理する事ができる進行速度で内容が入ってくるので、最後まで面白く遊べました。 @ネタバレ開始 ゲーム序盤は、5個目の画面が出てくるのはタイミングが合ってテンションが上がる位の位置付けでしたが、濡れ場を覗く辺りでは緊迫感が、最終決戦辺りではどうか勝ってくれ…!みたいな祈る気持ちが溢れてきて、思い返すと感情移入がグッとしやすくなる素敵な演出だったなあとしみじみ思います。 特に千草に対しては、千草行くな!PTAを呼んでくれ!という気持ちでいっぱいだったので、嫉妬心につけ込まれて良くない行動をしてしまった点を差し引いても、元凶が悪いという方向に罪悪感を逃さず階段に向き合って登ったのは凄いし見てて辛かったので、最後解放されて心底良かったと思いました。 個人的に好きだなと思ったのは賽の河原を現代的な表現にしたというか、ビジュアル的には神聖さも感じられる白い空間にある黒い螺旋階段が残酷な地獄の舞台になっているのが、凄くえぐいけど美しさも感じて強烈に惹きつけられました。 神人の会関連の話から、もしかしたら今後の探偵側二人の話を考えていらっしゃるのかなと思ったのですが(違ったら申し訳ありません)、契約の上書きがどうなるか等気になる謎があるのでどこかで解明されたら嬉しいです。@ネタバレ終了 面白いゲームを有難うございました。
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鬼桜主人公である白兎さんの外見が非常に好みで「神秘的なかわいい女の子!」とずっと気になっていた作品です。 プレイしてみたら色々な意味で大ボリュームでした…!! 立ち絵が1100枚over、イベントCGも200枚overという数字だけでも「ん? 私、数字読めなくなった?」と目が誤認したのかと思いましたが、背景まで含めるとざっと全グラフィック作業1500枚近くという驚異の数字にビックリしました。 ビックリしたという言葉以外が出てこないくらいにビックリです。 そんな圧倒的物量で描かれるシナリオもまた大ボリューム・全5ルートと作者様の愛と熱意にただただ圧倒されながら、楽しませいただきました! 展開的にはラブラブな恋愛要素よりも仲間たちとの交流や時代柄か刀を取り出して斬ったり張ったりといったことがメインとなってきますが、白兎さんと縁がある橡さんと白兎さんをあたたかく支える焔緋さんの二人の好青年の間で揺れに揺れました。 また、藤姉さんや藍砥くん、ばば様たち…白兎さんの人生に関わってくるどのキャラクターも魅力的で彼らとの日常は見ていて飽きませんでした。 @ネタバレ開始 最初にトゥルーエンドに辿り着いていたので、周回で他のエンドを見て「死んじゃダメーーー!!!」となり、辛かったです…。 各エンド、いずれもきちんと納得のいくエンドではあるのですが、トゥルーエンドは本当にトゥルーだったんだなとしみじみと感じました。 プレイ前には「鬼」という人間ではない異形が出てきてそれが人に災いをもたらしている物語なのかな…と思っていましたが、全く異なっていました。 本当に怖いのは「鬼」という誰にでも分かる記号を付与して「悪」だと断じている人間と、それをそのまま信じる人間だなと思いました。 人から見て「鬼」と呼びたくなる人は異なっていて、それは自分たちと外見が違う異質な人であったり、自分の目的や欲望の邪魔になる人であったり……白兎さんが「鬼なんて本当はどこにもいない、鬼だと思いたい相手を鬼にしている」という主旨のことを口にしていて、本当にその通りだと思いました。 みんな烏帽子じゃなくても、みんな最高、みんなカッコイイでした! 烏帽子がないと「ちょっ、あいつパンツ履いてないじゃんww」みたいなことに現代ではなるとしても、橡さんも焔緋さんも遠州さんもあの姿が最高です! 個人的に一番好きなキャラは焔緋さんです。 次点、実は最強だと信じて疑わない藤姉さんです。 藤姉さんは白兎ちゃんをとても大切かつ大好きで、焔緋さんにグイグイと「泣かせるんじゃないわよ?」的な感じで押して押して押しまくっていくところが素敵でした。 焔緋さんは普段は完全にゆるり~んとしたほんわりした雰囲気を纏っておられるのに、遠州さんとの戦いやクライマックスの時など「いざ!」という時の剣を振るう姿に感じ入るものがありました。 彼は強いは強いでも、心の込められた祈るような気持ちで振るわれる剣だと感じました。 橡さんが強さゆえに研ぎ澄まされた無の剣だとすると、焔緋さんはその過去からも命の重みを知っているからこそ振るうまでに躊躇し、いざ振るったときも「この一振りが誰かの命を絶つ」ということを覚悟して振るわれる意志の剣だったなと。 白兎さんのとても素敵な笑顔を守り、その笑顔に守られて、幸せになってほしいと思いました。 戦いのシーンは本当に手に汗握る素晴らしい演出とスチルの数々でした。 カッコイイ男性たちが次から次にスチルで魅せてくれるので、クリックする手が止まりませんでした。 一番好きな斬ったり張ったりスチルは何かと聞かれたら……白兎さんが橡さんの刀の軌道に飛び込んできて、橡さんが首の近くで止めるスチルでした(切ったり張ったりしてなくてすみません) このスチルから続く橡さんへの問いかけ「私を鬼と思うの?」「あなたが鬼になってる!」などのやり取りが好きすぎて、このスチルが切ったり張ったり系ではベストになりました。 全プレイ終わってみたら、私の心はやはりトゥルーに落ち着き、白兎さんが泣いていた子どものころから最後のあの幸せそうな笑顔へと至ったのが本当に嬉しく思いました。 「鬼」と呼ばれて石を投げられて苦しい時期もあったけれど、これからは大切な人たちに囲まれて、泣いた以上に笑ってほしい、辛い気持ちになった以上に楽しい気持ちになってほしいと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!