コメント一覧
63026 のレビュー-
雨音と自動人形 結(むすび)静かな雰囲気の中で、心温まる感覚を味わえました。 作り物であるはずのアンドロイド、人の命が儚い世界が、人の「心」や「生」というテーマを効果的に感じさせてくれます。 主人公とアヤの関係性もよかったです。短い中でも自然な形でお互いへの心象の変化が描写されています。元来の意味のツンデレを久しぶりに見た気がしました。 「博士」絡みの話は、彩が博士を想う過程がより伝わると良いかなと思いました。あと博士はもう少し報われて欲しかったとも思ったり。 音楽も雰囲気に合っていてずっと聞いていられます。作りこまれたOPとEDは、読み始める期待感と読み終えた満足感をより際立たせました。 室内で雨音を聞くような充足感と、雨上がりのようなすっきりとした読後感を感じられた作品でした。
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毒味メイドと嫌味シェフへ、陛下ーー!! なかなか素直になれない二人を強力後押し! 陛下がいればあらゆる恋がハッピーエンドになるわ~と思いながら進めていました。 ユーリャちゃんとシスティさんのやり取りはとっても微笑ましかったです! それにしてもユーリャちゃんよく食べる…! @ネタバレ開始 キャラ紹介の「女版うっかり八兵衛」…笑いました!!! @ネタバレ終了
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真昼の暗黒す、すごい…! 語彙力がなさすぎてこの感情をどう文章にしたらいいのか…という状況ですが、 ドロドロで生々しい、どうしようもない感情にたくさん触れて 綺麗じゃない世界をがっつり味わえました。 私の頭でこの世界をどこまで理解できたのか…! すっごく引き込まれました!面白かったです!
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コンピューターおばあちゃん「好きッ!」を押さなければ始まらないスタート画面。 ちょっと嫌な予感がしつつも押してみると……。 説明文は読んでいたものの、タグの意味が今一理解出来ないまま進めていたが、「いや待て主人公、止めとけ!」と言いたくなる展開。 @ネタバレ開始 まさかそんな事で死ぬとは……しかも後世に残るとか…… 死んでも死にきれないだろ…… @ネタバレ終了 きちんとタグの意味が理解出来ました…… 面白くも恐ろしい話でした。
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※※※腐女子が異世界転移するそうなので気になって遊んでみたのですが、面白かったです。 なろう系(のはず)お好きな方、一度是非遊んでください。web小説をスクロールするのがクリックするのに変わって、音とイラストが常に流れるだけです。 異世界で紙を手に入れるの至難の技。とはいえ、クリエイターはどんな環境でも自分の妄想を具現化しようとあの手この手で作り続けるのですね。(というお話だったかどうかはぜひ遊んでお確かめください) ラスボスも意外な設定で笑いました。 ジジイを探してスリッパで一発殴らないとですね笑 ありがとうございました!!
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Ghost KillerS(ゴースト・キラーズ)年寄りを嬉々としながらリンチする、アブない若者達の図……に見えない事もないですが……ゴースト・キラーズ幽霊退治の図……でしたね。 テンポ良く、時にギャグを挟みながら、終盤はちょっぴりしんみりしつつ意外な事実が判明したり……。 @ネタバレ開始 黒い影とその持ち主の正体が解らないまま終わってしまったので、事件の事も含めて気になります……。 @ネタバレ終了 気楽に楽しめる個性的なメンツとの幽霊退治。 インパクトだけで言うとヨルガさんが印象的かな、最初の一撃がw 面白かったです。
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ヤドカリ1.52つのお話と…を含めてプレイさせて頂きました。 本編の番外編として、本編に出てくるある二人がメインの視点で前日譚と後日譚がそれぞれ読めます。自分は2、1の順に読みました。 どちらも面白かったのですが、内容のふり幅が180度位違っていて驚きました!笑 @ネタバレ開始 伊澤君、本編ではある時点から既に本人ではなかったので、こちらで素顔を垣間見ることが出来て良かったです。 オカルト好きで結構アグレッシブに行動する所は「趣味でやってることだしな…」と思って読んでましたが、後の彼を思い返すと、好奇心は猫を殺す……というやつですかね。 本編を読んでからだと、サスペンス的な見方で見ることが出来て面白かったです。 伊澤君と会ったヤドカリの正体について知る男性、アイドルオタクの推し語りが妙にリアルで……その合間、合間に突っ込む伊澤君とのやり取りは緩急があって良かったです。 えみちゃん、と番外編だから出ないのかなと思っていた、(えみちゃんの)恋敵・羽鳥さんがまさかの登場…! 参戦と言ってもいいのかもしれない…笑 フラれてしまった後のえみちゃんの心の内が気になっていたので、後日譚として描かれていて、失恋のショックを思い出すシーンは読んでいて胸にくるものがありました。 それにしても、羽鳥さんは食べますね…!! それに負けじと食べるえみちゃん…読んでるだけで胸やけが…!!やけ食いとは言え、よく食べました…! そしてその後も羽鳥さんにお姫様だっこされながら、さらにヘビー級の食べ歩き(?)へ…!羽鳥さんのイケメン女子っぷりが止まらない…! 今後の関係性も、何となくこうなのかなぁと微笑ましく読ませていただきました! と、ここまで読んできて、おまけシナリオに全部もっていかれました…!! 以前より、タピ爺ってなんだろうと思ってたので、おまけシナリオでついに見る事が出来てこの人かー!となりました。 只者じゃない感はありましたが、「ヤドカリ」のことも考えるとこの好々爺もそっち系…? でもタピオカで腸がパンパンになる以外は危害とかなさそう… そしてまさかのミニゲームまで用意されていて、非常に充実したオマケでした! エンドロールがお洒落なのに、「羽鳥さん、めっちゃタピオカ吸い込むやん…!」と笑わせて頂きました。 『ヤドカリ』読了後から「寧ろここからって感じがする終わり方だ」と思っていたので、続編、楽しみにしております! @ネタバレ終了 番外編なので本編『ヤドカリ』プレイ後にプレイされることをお勧めします! 本編の雰囲気を崩すことなく、最後までとにかく充実したお話でした! 楽しい時間をありがとうございました!!
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ヤドカリ前々から気になっていたタイトルだったので、プレイさせて頂きました。 コミカルな学園パートと「ヤドカリ」に迫るシリアス、オカルトパートがあり、程よい長さで最後まで一気に読む事ができました。 本作のメインヒロインかな?と思いながら読み進めておりました、羽鳥美優さん。 才色兼備だけど人を寄せ付けないような変わった口調に大食い。…大食い!そしてそれも半端じゃない! ラインナップを見るとお腹がすいてきますが、徐々に胸やけが…!読むだけでお腹いっぱいな気分になる程の大食いさんです。 そういった様子は各お店の店主の反応から伺い知れますが、面白いやり取りでした。 そして主人公綾斗くんのことは終始「わたしのもの」、「親友」と言い張り常に一緒にいるという。 ラブコメだ、やったー!と思ったのも束の間。平穏な日常の中に奇怪な事件が… と思ったら、昔からの幼馴染・真咲えみちゃん登場。 これはもしや…と思いながら学校での3人のあれやこれを楽しませて頂きました。 そんな(?)綾斗君の男友達・伊澤侑一君。本棚にびっしりとオカルト関連の書籍が埋まるほどのオカルト好きで、彼が書いたブログにて本作タイトルにある「ヤドカリ」について詳細な事が書かれていました。 @ネタバレ開始 その中の「ヤドカリ」の名前の由来や一般に知られるヤドカリとは違う、「ヤドカリ」の生態について自分自身、大いに惹かれました。ネーミングセンスとその設定に釘付けです…! @ネタバレ終了 学園色の強いパートとオカルティックな部分がどう繋がるのか、目が離せなくなり一気に読み進めました。 終盤の展開は意表をつかれることの連続で、伏線も見事に回収されていて読後感もとても良かったです。 @ネタバレ開始 ヤドカリの正体、ブログの話が出てから羽鳥さんを何となく疑いながら読んでいました。 結果的にヤドカリ(宿借り/宿狩り?)ではありましたが、彼女は本物の伊澤君や綾斗君を襲ったヤドカリの考え方には同調せず、彼らに敵対し人との共存を望む変わり者で友人想いの心優しいヤドカリでした。 そして綾斗君をずっと「親友」と思い、守っていた彼女にすっかり惚れこんでしまいました…!イケメン女子…!素敵!! 悪い(と言い切って良いものか…)ヤドカリじゃなくて良かったー!とホッとしました。 @ネタバレ終了 ラブコメとオカルトが良い塩梅で組み合わさった、お話でした! 素敵な作品をありがとうございました! 本作の番外編にあたる『ヤドカリ 1.5』も期待です!
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兄さんとラブホに入った俺!気づくと弟とラブホにいた!弟は言った「兄さん、俺を抱け!」ヤル気を五七五で表明してくれるがちょっと待って……! 兄弟の愛とすれ違いとやっぱり愛が怒涛の勢いで描かれる短編です。陽太くん(弟)の俳句がしばしば過剰に字余りなのもスビード感特盛です。 陽太くん自由律もたいがいにしないと! BL表現が多いというか、メインの作品ですのでそこはご注意。 また、BL愛好家にとっては「BL的にどんな傾向なのか」という点が気になる所だと思われます。 よってネタバレタグの中で記載します。「そこを知ってからじゃないと不安でプレイできない」という方はご確認ください。 また、暴力描写があります、こちらに不安のある方も確認が必要ならご覧ください。 (ドンとネタバレしてしまうので「なんでも食える雑食だ!来ませい!」という方は見ないでプレイどうぞ) @ネタバレ開始 このゲームは ・自分がゲイであることをさんざんに周囲にさげすまされ、恥じている主人公をスパダリ弟が愛で包む 形式です。兄弟は血は繋がっていません。そのことはゲーム序盤で明かされます。 サムネを見ると ・イケメンゲイの弟があまりにもまっすぐ主人公である兄を愛するので、ノンケ兄もほだされてしまう ようなハッピーアホエロ物っぽく見えますが、そうではありません。 実際は「モブによる凌辱経験のあるボロボロハートの主人公を弟のひたむきな愛が癒す」のような展開です。 ・モブ男子たちが主人公の性指向を知って軽蔑し、いじめ、人前で彼がゲイであることをバラすシーンがあります。 暴力表現にスチルはありませんが、文章の描写はかなり苛烈です。 モブは同性愛者ではなく同性愛嫌いの男子、しかし主人公を性的にいじめることはためらいません。 凌辱ものエロスというより、ひたすら卑劣な行為という印象の描写です。このくだりはそこそこ長いです。 そして、この物語は復讐譚ではありません。悪党どもはとくに傷つくことなく物語からフェードアウトします。 序盤のラブホパートが終わり、主人公の心がひたすら傷つけられる少年期エピソードに入ると、直前まで強引に迫られる主人公のピンチに笑いながら 「がんばれ陽太くぅん!さあさあエッチ♡ エッチ♡」 と言っていた自分の助平心に鉄槌が下った気持ちになるかも……。 (画面前でこのホモネタをゲラゲラ笑ってる私と、モブ男子のやっていることは本質的に同じだわ…!) と考えました。わたくしは。 そのうえで物語は光の陽太くんがなんとかしてくれるので、ココまで読んでOKの方ならきっと! 楽しめると思います。 @ネタバレ終了 さて、ストーリーは短い中にも山あり谷ありですが光属性の極み・陽太くんが何とかしてくれます! 大丈夫!彼は知性以外のすべての人間の善性を備えたスーパーブラザーなんです! 大船に乗った気で身も心も任せるべき! @ネタバレ開始 陽太くんは主人公の人間性を深く尊敬し愛しているから恋人同士になれると信じています。神のような愛の持ち主です。 それに対して、主人公は陽太君を大事に見守ろうという無償の愛とエロスの間で長く葛藤していました。 彼はこのように歩んできた人だからこそ、陽太くんとエロス的な絆を結べるかどうかについては慎重な視点を持っているのかなと考えました。 ともあれ、陽太君の想いを知り自分を卑下することをちょっと控えて仲良くできるようになった。その幸せは確かです。良かった!と思いました。 プレイヤーとしては陽太くんが 「兄さんは……やっぱり……最・高・だ……!」となるところまで見守りたかった(物は言いよう)わけですが、ここは品性と良識のティラノフェスなので、後日談は自分の心で育くんでいこうと思います、 @ネタバレ終了 たのしいゲームありがとうございました。 ご兄弟に永遠に幸あれ!
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終わりから今から読み始めるのに「終わりから」というのは、どういう事なんだろう? と気になってプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 読了後、終わりから過去を振り返っているのか……なんて考えていたら演出が入り、初めからが出現! そちらも読んで、文の構成力がすごいと感じました。 どちらから読んでも成り立つお話が書ける事に、衝撃を受けました。 作品内容としては悲しい出来事ですが、どちらから読んでも、今を大切に生きようと思える内容で良かったです。 @ネタバレ終了 素敵で魅力的な作品、ありがとうございます。
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ふたばさよこのどこどこかきぴー!かわいい!!だけでは終わらない・・・。 1周だけでは到底辿り着けない真実。 比較的すぐにたどり着くであろう エンドAとBでは、「かきぴーかわいい!!」で終わるのですが 他のエンドが闇が深くて、ぞっとしたり驚いたり・・・。 色々すごかったです。 @ネタバレ開始 B→A→C→D→Eと見ました。 エンドDでふたばちゃんの真実や過去を覗いて驚きました。 デフォルメのイラストから、小学生?もしくは幼稚園児?と 思っておりましたが、これは・・・。 Cの友達?エンドもぞっとしましたが ハッピーで終わらないエンドEの狂気感がたまらなく好きです。 @ネタバレ終了 かきぴーを探すのも勿論、ほっこりして楽しかったのですが 物語の深さがたまらなく面白かったです。 素敵な作品を有難うございました!
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ORDER政治で世界を動かしていく硬派珍しいアイデア光る作品です! 相棒がバリスタロボなのが凄く素敵。ロボデザインも可愛いです。 END7とEND2を見ました。 社会が良くなっていくのを見るのが凄く楽しく、かなりの癒しを感じました。癒しカテゴリでない作品でこんなに癒された事は無いので自分でも驚きました。ジョー君にコーヒーを頼める選択肢も良かったです! タイトルロゴデザインもとってもお洒落で素敵。語彙力が無いのでこの辺でやめときますが…とても面白かったです! 素敵な作品を有難うございました!
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あなたの命の価値リメイクver2数日かけて完読致しました♪ 説明コメントにもあるように最高傑作でした! 虐待を題材にした、"あなたの命の価値リメイクver2" 自分の価値や人からの愛情や人への想いやりなど、たくさん心に沁み込んでくるものがありました。 @ネタバレ開始 前半は、夏美さんや勇気君の痛ましい虐待の事実を知ることになったのですが。 それが更に感情移入に繋がりました。 暗く常に自分の命の価値をわからずにいた、夏美ちゃんが優しいお母さんになれた。 それには、絆の学園の友達や智恵理先生や勇気君の愛情のおかげだし。 愛を知らなかった夏美ちゃんと勇気君が愛を知り、虐待の連鎖を断ち切った! 素晴らしいと思いました。 2人が幸せモードになるたびに『どうか、この幸せが続きますように』と、 願いながら、ドキドキしながら読み進めていきました。 なので、1度目の"BAD END?"には、心臓がギューっと押しつぶされそうになってしまいました。 しかし、そのあとは感動で号泣です。 何度も泣いてしましました。 最後の優美ちゃんの結婚式での言葉は、もう呼吸困難になるほどの号泣でした(>_<) それぞれの人の視点のストーリーもあって、何故親が自分を虐待してしまったのか? その理由もわかったりするのも考えさせられる部分でした。 そして、それに挑んだ勇気君と由紀ちゃんや夏美ちゃんも、強くなったなぁって、読んでいて熱くなってしまいました。 勇気君の様に過敏になってしまったり、虐待かどうかの線引きは難しいですね。 だけど、優美ちゃんは愛情いっぱいに育ってくれて良かったです♪ 虐待が無くなる世の中になってほしいです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! 勇気君と夏美ちゃんの優しい声に癒されました♪ 是非たくさんの方にプレイして頂きたいです!
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Rose Magicマウスだとピンクしかできず、マウスとパソコンのタッチパッド技でも赤薔薇までしかいけませんでした。コメントを見ると自力で全END見れた方がちらほらいらっしゃって…皆、指どうなってんの…笑(褒め言葉) 色々な方が限界挑戦していてコメ欄読むの含めて面白いです。 色々な所のデザインも素敵で、 薔薇の巻かれたタイトルロゴ、ドット絵背景(特に薔薇の原っぱ、ウィンドウと人物を置く場所を考えて置かれた小薔薇のドット位置が見ていて気持ち良かったです)、特にオリジナル感強いデザインのばあやさんと王様の丸みのあるドット絵が可愛い、それからログ画面に白い薔薇が置かれているのが綺麗でした。 キャラ達が動きのあるリアクションをする所も良かったです。 楽しい作品を有難うございました。
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ジゴドル!絵に惹かれて遊ばせて頂きました。独自世界観溢れる絵柄で背景もキャラも見ていて楽しい作品です! 特にキャラクター立ち絵が顔表情だけ変わるのでなく、1表情ごとに全身新しく描かれているのが凄いです!全身の喜怒哀楽表現はキャラ達の活き活き感が尋常じゃなく、一人一人個性も出ていて作者さんはキャラクターが活きるポーズの描き方が上手いなとかなり思いました。なので色々な立ち絵を見るのが凄く楽しかったです。 作者さんのキャラ愛をめちゃくちゃ感じました! 推しアイドルはクラカちゃんです。一番好きです!ジズさんもいい味出してます! @ネタバレ開始 とても楽しい作品なのですが分岐EDがあり周回必須。 もし叶うならスキップ、セーブ、ロード機能を追加して頂けるとかなり快適になり嬉しい…のですが……この感想が誹謗中傷になってしまう場合は削除して頂いて構いません… @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました。
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インビジブル異能を手にしてしまった若者が真実を求めて戦う!主人公は自分の失くした記憶も求めて戦う!青春の葛藤が正面衝突to和解!話がきれいに終わる長編投げっぱなしジャーマン無し!安心して葛藤しようぜたまに死ぬがな!(復帰は容易) 読了まで10時間ほどかかった長編ですが、細部まで行き届いた工夫で物語に引き込まれたまま完走しました。 「とにかく面白かったから話を聞いてくれよ」の気持ちで良かった点を羅列しようと思います。 ・長編を飽きさせない構成だから長編に尻込みしてる人もやってちょうだい エピソードは6つに分かれ、一つのエピソードの中でも場面転換が適度なところで挟まれます。 体感的に言うと20分に一回くらいは区切りポイントがあり、プレイヤーも頭を整理するタイミングになります。 おかげで設定も登場人物も盛りだくさんの長編なのに、読んでいくプレイヤーへの負担は少ないです。 でも終盤まで行くとプレイヤーが前のめりになっているから 「今日のプレイはここまでなんて言っていられないのよ……!」 ってなるんですよ!(ラスト付近めちゃくちゃ夜更かししてしまいました。ギルティ……) ・安心のキャラ設計でとっつきやすい!深掘りもバッチリ 登場人物の初見の印象はアニメやマンガでおなじみの人物造形です。 主人公・如月つぐみはプレーンな普段着キャラ(でも行動力は十二分!)としてプレイヤーに近い立場にいますが、 つぐみが出会う人物たちは (序盤) 「ゆるふわツインテールの一見クール・でもお姉さま(主人公)にはベタベタの天才お嬢様」 「自他ともに認める脳筋男子」 「いつもひょうひょうとしているオカルト研究家」(着流し着用) といった感じで、この「良く知っている味付け」のおかげでキャラクターの特性がスッと頭に入るので混乱しません。 「諸事ダルそうでヘラヘラした目が細い男」はちゃんと期待された通りの立ち回りを見せてくれます。 誰が何と言おうと、これはエンタメで超超大事な所だと思います。 この鉄板の基本を押さえたうえで、「でも実はこんな一面が~」とキャラクターの内面を開示していく展開がとても丁寧なのにスピード感がある!そして皆に強い愛着と魅力を感じてゲームを終えることができる!それがすごい! みんな、目が細い男は期待の立ち回りをした後からまだまだ……(ネタバレしないので見て下さい。目が細い男が好き勢は特に) @ネタバレ開始 キャラクターは皆魅力的ですが、やっぱりつぐみが行動力と優しさと不安を抱えた主人公としてしっかり立っていてイイ!と感じました。 真実に到達するまでの道のりは「えっそうなの!?」の連続で、ダイナミックなストーリーに振り回される喜びを味わいました♡ どんでん返しの連続なのに最後に「た、確かにそうだ」と大納得のストーリーは本当にただただため息です。 あと、美弥子ちゃんの「すごくいい子でちょっとめんどくさい」加減がとてもデリケートに書かれていてよかったです。 普通のいい子(誉め言葉)が学校生活につまずいて、たいへんな事をしでかしてしまうけどそれを受け止めて立ち上がる描写が丁寧で 彼女の物語に一番少年少女成長物語感を覚えました。 彼女がもう少し「(プレイヤーに都合が)いい子」に寄っても、こじらせ暴走異能少女に寄っても作品の空気感がダメになってしまう。 すごく微妙な所でストーリーが成立していて、作品の繊細な所のよすがになっていたと感じました。 @ネタバレ終了 ・BGMもグラフィックもUIもかっこいい たちあげてチャプター選択ぐるぐるしてる時の高揚感がある……プレイまわりも快適! 「快適」以外あんまりコメントできなくて申し訳ないけど、これって大きい。イベントスチルもかっこいい可愛いがいっぱいです。 ・怒涛の終盤 ネタバレできないところだから!気持ちを書くしかありません! ほんとに「こんな感じでしょ」をガンガンに裏切りながら同時に盛り上がる奴だから! やって!(馬鹿っぽい感想しか出なくてすみません) ・ちゃんといい話 もう何も申しません。ココ大事ですよ大事。多くの人とこの読後感を味わいたい……。 大作、堪能いたしました!ありがとうございます!
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狂愛廉価グラシアスさんのサイコパスキャラとおどおどキャラのBL、とてもいいです…ありがとうございます!ドロドロの依存になるかな…?と思ったらちょっと違う感じになって面白かったです!
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常夜の品さがしタイトルbgmの和み安心感が凄いです。背景画像のみのスクリーンショットからシリアスホラー系と勘違いしたのですが感想欄で暖かい作風とコメントが多かったのでプレイさせて頂いた所、タイトルbgmを聴いてほんとだわ…と思いました。 @ネタバレ開始 怪しげな夜店のひとつひとつのお話が怖面白く非常にスリルがあり(ホラー苦手な身として)安心感のある作風でありながら迂闊な行動ができない冷や汗感が新鮮で、そういう隙を見せると危険な世界で何故か助けてくれる存在の謎もあり…気になって最後まで楽しかったです! 特に良いと思った所は夜店の設定が練られていたり、うれんさんの主人公を助ける理由が納得できるものであった事が、世界に命の感じる夏祭り怪奇世界だと感じました。タイトルロゴも素敵です。それからプレイ前は怖そう見えた背景絵もプレイ中は雰囲気にマッチしていて幻想的に見えました。 @ネタバレ終了 仄暗い不思議な夏祭りに迷い込んだ系物語なのでホラーが苦手な方も問題なく楽しめます。まずはタイトルbgmを聴いてみてください笑 素敵な作品を有難うございました。
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もし乙女ゲの攻略対象がギャルゲーマスターだったらますた先輩のビジュアルが非常に好みだったのでプレイさせていただきました! 1周20分ほどの短編ですが、作中時間の1年がテンポよくまとまっており、スチルも多く、なによりますた先輩が魅力的なので非常に満足感のある作品です。 ぱっと見はネタゲーのように感じますが、個人的に乙女ゲーに求めているものが沢山詰まっていて最高でした。 @ネタバレ開始 ますた先輩愛くるしい、愛しい。普段は堂々と接しているのに照れた時など目をそらしがちなのが本当に愛しい。 ちょっと変わっている男の子とそれを肯定して好きになってくれる女の子が大好きなので、一周目で好感度上がりそうな選択肢を選んでいる最中ずっと幸せでした。 ED1についてはこれこれ!これが欲しかった!という好み中央の展開で、セリフ一つとってもツボにくる理想の乙女ゲームでした。「俺のこと、好きなんだろ?」でテンション振り切れてしまった。ヒロインから好意を伝えてからのますた先輩も重ねてくるの最高、これこそ理想、ありがとうございます……。 ほかのED埋めるのが辛い……!と思いつつ二週目に向かいましたが、基本的にヒロインが優しい子なのとますた先輩の戸惑いの反応が可愛く、楽しくコンプできました。 末永く爆発しろ~! @ネタバレ終了
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新任神様の考える幸福登場する3人の女性とキャッキャウフフできるゲームと思いきや、 予想の斜め上をいく展開の数々にかなり意表を突かれました。 各ルートを見ながら状況が判明していく様が面白かったです。 以前の作品でも感じましたが、ボカロ曲の制作スキルが更に上がったように感じました。 OPとEDで2曲もムービーとともに流れるのでそれだけでもプレイする価値あります! 素人なので詳しくはないのですが、神調教師で間違いないかと! システムも非常に凝っていて、フローチャートがデザインも機能も素晴らしすぎ!! このフローチャートの出来栄えはプレイ経験上トップクラスに素晴らしかったです。 エンド回収がノンストレスどころかより楽しくなりました!最高です。