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35207 のレビュー-
Giggle。ひそひそホラーのお話が4つ収録された作品。全部で15分ほどでした。驚かす系の演出はありませんでしたが、結構怖かったです。特に3番目のお話は、夢に出てきそう……(笑) また、お話としては2番目が好きです。理解できてからゾワッとくる怖さ。もちろん怖かったんですけど、面白さも感じました。声優さんの声も良かったです。
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臨界天のアズラーイール「臨界天のアズラーイール」 久しぶりに泣いてしまった。心がすっかり洗われるゲームだった。
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IQ180でパティシエールですが!?ホームズ原作は未読なのですが、先日別件でちょうど件の事件について概要を確認していた為に、財団が出てきた時点で元ネタについては察したので、あれをどんな風にアレンジして、どんな風に物語を結ぶのだろうか、という方に焦点で置いてプレイさせていただきました。 国齢(この単語でぐぐっても中々調べたい事項にはヒットしなかったので何て語句で検索かけるのがいいのかなと思いながら)のくだりに関しては全く知らず……というより意識したことがなかったので、そうなのか、とびっくりでした。 さすがは「レディ・ダ・ビンチ」と言わんばかりの頭脳の回転そして気遣い……! 佐藤くんに対しては絶妙に発揮されてないようなそれに気の置けないバディ感があって良きでした。 伝統ある味噌屋という舞台とも絡めての物語の締めも綺麗で良かったです。歴史、大事。
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Giggle。ひそひそいろんなタイプの「怖い」作品が収められた、フルボイスのホラー掌編集。おまけの話も含めて20分程度で完走しました。おまけの部分は”イヤホン(もしくはヘッドホン)推奨”です。 その後の展開を想像するだけでゾッとする話、ストレートに恐怖を感じる話など、短いながらも多様な怖さを感じることができました。声も演技も全て素晴らしかったです。 個人的には「私は彼女の、彼女は私の背中を押した」が好きです。とあるメジャーな怪談をちょっと逆手に取った導入で、すぐ物語に入り込めましたし、オチもいろんな考察ができてしまいそうな余韻がありました。短い時間で終わりますので、未プレイの方はぜひやってみてはいかがでしょうか。最後にもう一度だけ言ってしまいますが、おまけの部分は”イヤホン(もしくはヘッドホン)推奨”です。
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かくしてボクら兄妹はタイトルに惹かれてやってきました。 まず説明文を笑いながらプレイを開始。コミカルな妹の姿を見ながら、隠す物になんとなく違和感を覚えつつプレイを終え、なるほどそういうことだったんだなと最後は驚かされました。【リオン】
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荒野の復讐者エンディングはトゥルーとバッド(死亡)を見ました。 タイトルからしてアニメーションする、3Dで魅せる背景が見事!! ただしちょっと背景がハードボイルドすぎるというか、モブキャラが絵柄違っとるがなっていうのが気になったポイントです。 二回目のガンアクションでどこを狙えばいいのかわからずにゲームオーバーを迎えたので、そのあたりヒントが欲しかったかもしれません(額の真ん中を貫いてやる!とかセリフを入れるとか) 比較的短めの作品ですが、意外な犯人や、リンゴの飄々とした性格など、楽しい見どころの多い作品でした。
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Storm Artsこれは本当に素晴らしい作品でした。 説明を読んで、一見「ファンタジーなギャルゲーなのかな」と思ったらとんでもなく…! いえ、設定も独自の設定でして、普通にファンタジーなギャルゲーだと思っても楽しめます。 ただし、キャラクター各々のエンドを見て、そしてシークレットシナリオまでたどり着いて、その各々のシナリオまで含め収束していくストーリーの構成はまさに圧巻。 伏線が見事に回収されていく様は、実に見事としか言いようがなく、舌を巻きました…。 お気に入りは麗華先生だったんですが、まぁ彼女に対しては多くは語らずに。独特の口調大好きでしたww
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昨日の晩ご飯も覚えている記憶が一日しか持たない少女が施設内でお姉さんと出会い、お話をする物語です。 「眠ると昨日までの記憶を忘れてしまう」というアイデンティティに深くかかわる症状を持っているにもかかわらず、 事態を悲観せずに「今日」を穏やかに生きようとする彼女たちには感心してしまいました。 そんな彼女たちが思う「自分のためだけに今日を生きる」という信念は説得力がありました。 記憶があろうがなかろうが「今日」は今日しかありませんから、それは私たちも持つべき考えなのかもしれません。 ハッピーエンドでは2人が再会できて、祀ちゃんが「覚えていてくれて」良かったと思いました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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みちのく怪奇譚 1話もうタイトル画面の段階でホラー感ひしひしと漂ってますよね。 「おっおれ全然びびってねーし!」と虚勢でマウントをとりたがる小学生男子のように、私は【はじめから】を押した…。 始まってみると肝試しではしゃぐリア充の会話が。 でも私は「爆発しろ」と思いませんでした だってすでに不穏すぎる空気プンプンしてるもん…これ絶対何か起こるやん…。 とか思いつつ読んでいると会話が終了。「あれ?」とか思っていると。 フェードアウト… 黒画面… ……… 『第一話 箱』 わーー!!!!(顔面蒼白) おうち帰りたい……。 この辺の演出がまず本当に神がかってぞわってなりました…。 しかもなんですか箱って……。この状況で…怖いよ…どんな箱だよ…きっとろくな箱じゃねぇよ……。 でもはじめてしまったからには後に引き返せない。だいいち箱が何なのか明かさないと気が済まない。びびっちゃいるけど! そんな感じで必死に画面を見つめていました。 ……お、教室がでてきたぞ? と思っていると真の主人公、ヨシタネ登場。 最初のリア充が主人公かなと考えていたので、ヨシタネはいろいろと共感出来て安心しました。(小声) 続いて少年漫画とかでいそうな悪友ポジも登場。 それでコミカルな会話劇を繰り広げてる。 そう、このゲーム文が全然堅苦しくなくて、分かりやすくてすごくサクサク楽しく読めたんです! 文が理解できないと「無理だ…合わない」って断念して去ってしまう人もいると思うので(私がそう)、その点はとても大事だしとても良かったと思います。 テンポよく続きを読んでいきますと、案の定リア充二人が行方不明&精神崩壊。だと思ったよ。 そしてキーパーソン臭が半端ない妖しくも怪しい女性、ハルノさんがついにお出まし! 個人的にこういうキャラ大好きです!! それでハルノさんから、例のアレを受け取るわけですが……。 これ以上はネタバレになりそうなので、かなりぼかして言っていきます。 未プレイの皆さんにはぜひ初見の衝撃を体験してほしいです! その、物語の山場の時のですね、緊迫感がまた凄かった…。 『アレ』の描写も絵があるわけじゃないのに文章だけでおどろおどろしくて、気持ち悪くて…。 あっでもホラー苦手な私でもなんとか大丈夫だったので、いい塩梅で描写されていると思います! 事件解決後の読了感も大変良かったです。 爽やかでありつつ、これからもまだまだ新たな事件と出会う予感…。 ハルノさんの正体は…?など、この先に物凄くわくわくしました! 二話目も公開されているので、絶対プレイします! それ以降もです! みちのく怪奇譚の終わりを見届けないわけにはいかない…!! 長文になりましたが、もしここまで読んで頂けて、制作のやる気に繋がればこの上ないです。 今後も応援しています!!
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超朝が弱い僕を起こしてくださいゲーム概要からは全く予想していなかった序章に、もしかして別のゲームのシナリオとでも混ざったかな? とうっかり思い掛けました(そんなことはまず起こらない)。が物語を解放して行くとな~るほど。 一話一話は決して長くはなく、さくっとプレイできますが、なにせ人数が多い為とてもボリューミイに感じられました。自分は割と一気にプレイしましたが、毎日1~2話くらいのペースで少しずつ読み進めていくのが最も楽しめそうな感じがしますね。それこそ時間のある朝などに。 お知らせ画面的なデザインをメニュー画面として配置しているのが面白いなあと思いました。ソシャゲ感! それにしても、これだけの人数と同じシチュエーションでキャラごとの差異を出していくのは本当に大変だったんじゃないかなあ……。としみじみ。 個人的には咲来ちゃんが推しです。一部、実際のボイスとテキストの差異や、同じボイスが繰り返されることによるズレなどが少し気になりましたが、こちらは現在修正中の模様かな……?
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ラビっとはーと!ウサギのぬいぐるみに生まれ変わってしまった主人公『ラビ』と、それを買った女の子『ひまりちゃん』の日常を描いた物語。選択肢はなく、30分程度で読了しました。 短い時間ですが、王道の心温まる物語でした。前半は、幼いひまりちゃんとラビのほっこりとするような日常描写が続きます。しかし、ぬいぐるみの宿命と言うべきか、時間が経つにつれ、ひまりちゃんの方はどんどん成長していき、家族の環境も変化してしまいます。前半の日常描写を丁寧に書いたからこそ、後半の展開は心迫るものがありました。 主人公は本当に優しい性格の人間だったんでしょうね⋯⋯。自分の気持ちを受け止める相手がいるってことは大事なことなんだと改めて思いました。 音楽も素晴らしく、個人的には『小さな奇跡』のOrgel ver.が好きです。あと、クリア後に見られるオープニングの映像と音楽演出は大変素晴らしく、何度見てもゾクッとしてしまいます。必見です。短い時間で終わりますので、未プレイの方はぜひ心温まる登場人物たちの物語を読んでみてはいかがでしょうか。
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かくしてボクら兄妹は長い間病気で眠っていた妹がついに目覚めたが、主人公のお兄ちゃんの記憶をすっかり失っていた。妹に家を追い出されないよう、家の中にある”まずいモノ”を隠していく探索型ゲーム。全5ステージ。おまけを含めて30分程度で完走しました。 難易度は高くなく、ゲームオーバーになってしまっても直前の探索に戻れる親切な設計をしているので、気軽にプレイできると思います。また、立ち絵と背景がとてもマッチしており、一貫してポップで可愛らしい世界観になっていますので、最後まで楽しい気分で探索することができました。 また、ストーリーもおまけの部分で大変驚きましたが、それと同時に主人公の妹に対する愛情の大きさを感じました。本編のコミカルな会話を読んでいると、お兄ちゃんは少し変態なのかな、なんて思いましたが、おまけの部分で「お兄ちゃん、すごいよ⋯⋯」と考えが大きく変わりました。探索で見つけたアイテムも伏線になっていたんですね⋯⋯。この演出は秀逸でした。 気軽に楽しめる探索ゲームなので、未プレイの方はぜひ隠蔽を試みてはいかがでしょうか。
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ヘクソカズラ非常にクオリティの高いゲームでした。 特に文章での表現……心情描写、状況描写が上手く、私自身プレイしながら勉強させていただいました。 本作には多くのキャラクターが登場しますが、みんな個性的でシナリオ内で一様に掘り下げられています。 フルボイスではないですが、幕間にボイスが入ります。みんなイメージ通りでした……! BGMはアコギメインの曲が多く、田舎の雰囲気に合っていてとても癒されます。 あと、4人以上で会話しているときの吹き出しが何気に好きですw
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われてもすゑにタイトル画面からエンドロールまで一貫した美しさとノスタルジアを感じられる、まるで映画のような作品でした。 えもふりでよく動く立ち絵とクオリティの高いボイスが相まって、「キャラクターたちが会話している」ということが如実に体現できて良かったです。 ストーリーはシンプルで短いながらもそれぞれのキャラたちの心情がきちんと描写されていて彼らの関係にも納得がいきましたし、 序盤ではよくわからなかった彼らが置かれている状況がゲームを進めていくにつれて自然とわかっていくという構成も洗練されていると感じました。 あの2人には手を取り合って新たな道を歩んでいってほしいですね。 素敵なゲームをありがとうございました!
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チャップとマヨ~のバカンス開幕一番「えぇーーーーー!?!?」となりました。 こういう展開になるのかあ!と驚きつつその後はのんびりバカンスを楽しみました。 作り込まれたグラフィックの中で歩き回るのがとても楽しくて! ついついうろついてなかなかEDに行きませんでした。 またこの二人と一緒にバカンスに行きたいです。
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隣人と和解せよニアちゃんがかわいかったです! 話すことができないのに、物語はここまで展開できるのだな、と感心しきりでした。切ないものから、ちょっとゾッと来るお話まで、大変楽しませていただきました!個人的には、EXTRA最後に表示されるEDが一番好きです。 もっとニアちゃんとお話…コミュニケーションがとりたい!と思いましたね~(*´ω`*)
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ナナツモリジャンルはホラーである為、もちろん怖い要素はあるのですが、登場人物がみな可愛らしくやり取りも微笑ましいのでプレイ後も優しい気持ちになれるお話でした。皆さん仰っているように鏡がいいキャラしていて特に好感が持てました。
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生きていく勇気~統合失調症になった僕~私も同じ病気なので主人公の働きたいとかいう焦りとかありました。 求人とかなくてもハローワークに毎日のように通い、作業所に通いながらこのままなのかと無力感がありました。 確かに私もバイトやパートができるようになって少し安定した気持ちになったこともありますし、正社員になったらきっと普通に老後とかも安定して暮らしていけると思う事もあるんですが、でも病気との付き合い方は 人それぞれだし、統合失調症になって普通の人と認められることに就労が解決策みたいな終わり方は少し疑問が残ります。 あと、題材が題材だけに、エッセイじゃなくゲームににするにはもう少し他にも作業所とか取材に取材を重ねた方がいいかと思いました。このゲームが広まるにしては統合失調症の情報が少ないかなと思います、工賃私が行ったところは200円だったし、作業所によっては少し雰囲気違うところもあると思うし。統合失調症をバカにするような人も確かにいますが、ご存知だと思いますが統合失調症でもノーベル賞受賞した方もいるし、高名な画家もいらっしゃいました。 主人公の焦りは自分もものすごく身に覚えのあるものですし、私もどちらかというと主人公のような考えを持っているかもしれませんけど考え方が働かなければいけないという思いに囚われていて青いなって思いました。 親にかけている負担だとか負い目になっていることもあるけどもっと自由であっていいと思います。
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改元初めに説明文を見て私は思った…。 『時間の結晶に魔法をかけよう!』とな…?どういうことだ…。一体これから何が起こってしまうんだ…と…。 その時点から私の好奇心は揺さぶられておりました…。 さて、ゲームを起動してみるといきなりロード画面がいい感じに表示されて、なんか改元についての豆知識を隅っこで流してくれてるではないですか! すごいぞ!教育に良いぞ!とその時私は思いました。 その後スタート画面のシンプルな3つのボタンが表示されるのですが、それを押したときのボコッ的な(文字じゃ説明できない)SEが個人的に好きでしたね…。 それでゲーム本編が始まるわけです。 まずジッキーくんにボイスがついててびっくりしました! ニャ○スみたいな声で子供受けも良いと思います! 肝心の操作はとても単純明快で、文も絵本のようで、はじめて結晶ができたとき(私は花見が最初でした)「わ~!お花ができたよ~!」と思わず童心に帰ってしまいました…。 それ以降もコンプの為に結晶を作っていったのですが、ちまちまと雑学を披露してくださってまぁ…教育的なゲームだわ(二回目)と感じました。 さらにはあら~!私の甥っ子(3)とでも安心してプレイできるゲームだわ~!健全だわ~!とも思えました。 その次の瞬間でしたよ。あのアダルティーな元号ができたのは。 まじかと。 でもジッキーくんは明言していないんだ…。ちゃんとゴニョゴニョごまかしてんだ…。 きっと私の心が汚れているんだと、そう思いながら次の結晶に手を進めた…。 そして出た。 今度はホラーだったよ。 なんてこった…でもその後の演出がすごかったし、某教育テレビでも唐突なホラー演出はあるし、結果として子供から大人まで楽しめるゲームだと私は納得しました…。 そんなこんなでコンプしました! 令和バッジも手に入れた!ヤッタネ!と思った矢先ページに映るバッジ一覧の中、手に入れてない「改元」バッジが。 気になってクリックしてみるとなんだ…隠しジッキーくんだと? そんなの見つけないわけにはいかないじゃあないかと、まんまとのせられた私がいます。 そして10分くらいかな…分かんねえ…分かんねえと悩んでいましたが、手当たり次第にあれをああしてみたら!!見つけたよ!! 隠しジッキー!!! その時の気分はまるで、たくさんのクローバーの中から四つ葉を見つけたときのようです。 本当に嬉しかった…し、つかの間楽しませていただきました!! ここまで、非常に長文になってしまいました…ですがもし制作の原動力となれたら幸いです。 制作お疲れ様です!
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今夜デッドラインスタートボタンは地獄行、効果音は時計の音、クレジットまでも一貫して焦燥を煽るスタイルが清々しいです。追い詰められてゆく切山くんには共感しかありません。それぞれのエンドを見て、入稿は完成本を手に取るまでが入稿なんだなぁとしみじみ思いました。