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37191 のレビュー
  • けもみみユーフォリア~complete!!~
    けもみみユーフォリア~complete!!~
    どの子も可愛すぎてマジで攻略を迷いました。みんな本当に魅力的です! 魅力的な舞台の上で学園生活、誰か気になる相手を目指して頑張る…… 乙女ゲームの魅力がこれでもかと詰まっています。オススメです!! どの子もモチーフとなった「ケモノ」の特徴をしっかりと持っていて、 「ケモノ」設定がより生き生きと感じられます! ほのぼのとして可愛い作風の中に、攻略対象となるキャラたちの 不安定なところというか、ほっとけない面が見え隠れして、 そういった意味でもとてもドキドキしました。 みんなかわいすぎて、推しを絞れません……! @ネタバレ開始 強いてあげるなら最初の印象と実際の振る舞いのギャップに射抜かれたリュゼ先輩、、、か、 最初にクリアしたウィルくんか(公開告白に射抜かれましたし、 安易に「怖くないよ」と答えてしまうとよくないところなどすごいと思いました!)…… カルムくんも気になります……カーソルを合わせた時の首を傾ける仕草が可愛すぎる! プレイ前から気になっていたモコちゃんは最高にかわいかったです……! モコちゃんの前向きさ、優しさがあってこそ、彼らの魅力がより輝くと感じました! @ネタバレ終了 最初に舞台や設定などをタイニーちゃんが説明してくれる動画も とてもわかりやすく、プレイの指針になりました。 素敵な作品をありがとうございました! またプレイしに来ます!!
  • 異世界の助っ人!!ー異世界の旅路外伝ー【おまけエピソード追加!】
    異世界の助っ人!!ー異世界の旅路外伝ー【おまけエピソード追加!】
    主人公や友人などの性別を選べるシステムが面白かったです! 物語の後半部分のシナリオの展開が熱く、引き込まれていく感じで楽しかったです! アルさんとソラさんの関係性が好きです…!
  • じごくのインターネッツ
    じごくのインターネッツ
    前作「スパせか」もプレイさせて頂いたのですが、 ネットと現実世界を取り巻く絶妙な距離感の取り方が本当に素晴らしいです。 コミカルに怖い話として描いてくださっていますが、 インターネットってヤバイところだよな、と再確認するきっかけになりました。 また、奈落ちゃんがとても可愛いです! ネタの取り上げ方、膨らませ方だけでなく、 お洒落でかわいらしいイラストやUI、丁寧に凝られた演出の数々、 BGMのお洒落な選択や、ティラノでできるギミック・楽しみ方が ギュギュッと詰まっていて、とっても面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    199X年のゲームセンターを舞台にした、そっと心に沁み込む暖かいお話。 まるで自分も「ラック」の常連になれたような不思議な感覚がありました。 作者さんの「ヤドカリ」をプレイさせて頂いたときも思ったのですが 文章が本当に読みやすく、情景が目に浮かぶようです。 BGMの選択も素晴らしいです! 全体的な雰囲気が徹底されています。 シルエットの雰囲気や吹き出しでのテキスト表示、UIデザインもとてもお洒落です。 TIPもあわせ読みごたえ抜群で、物語に入り込みました。 子どもの頃、親戚の集まりで度々ゲーセンに行って、 みんなでメダルゲームをしたことを思い出しました。 なんだか自分の思い出話も語りたくなるような、ノスタルジックで素敵なお話でした。 @ネタバレ開始 ゲームセンターをきっかけに、 ユーキくんがどんどん成長していく姿がとても感慨深かったです。 サクラバさん、ミホさんに抱いていた感情も、一言では言い表せない とても人間らしい気持ちだなと感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 天使の飼い殺し
    天使の飼い殺し
    ドット絵と文字演出の巧みさがすごすぎます。 どうやって作られているのか全く分かりません……! 最初の、根源をマウスで操作できるところから驚きました。 短いお話ながら一冊の絵本を読み終わったような充実感があります。 まさしくすごいものを見た……という感覚です。 素敵な体験をありがとうございました。
  • リードマインド
    リードマインド
    とにかくカッコいい!! 勝負師たちの戦いと近未来感が合わさって、スマートでクールな世界観でした。 様々なルールでのカードゲームの流れにワクワクしました。 が、私がへっぽこすぎてミハエルくんが カッコいい中負ける流れを3回くらいやらかしました……(笑) ストーリーもどんどん続きの気になる内容で、 ビターで前向きな〆の一文には「ああ」と声が出てしまいました。 終盤のタイトル回収がカッコいい! キャラクターデザインも格好良く、またキャラ付けも魅力的で 作品に入り込んで心理戦を楽しむことができました。 ムービーのクオリティも素敵で、 BGMが軽快でカッコよくとても印象に残ったので個別に聴けるのも素敵でした! ぜひヘブンズ・ロワイヤルもプレイしたいです! 素敵な作品をありがとうございました!
  • 舌上の動物園
    舌上の動物園
    もうポンコツなんて言わせない!!閃け私の(たぶんまだ錆びてない)チキンシックスセンス!! 舌に上る言葉たちの中から必要な情報をかき集め、撃ち抜け真実、ここはあなたに託された舌上の動物園!―――というカッコイイ感じの出だしで書きたくなる素敵な作品でした。 推理は苦手ではありませんが得意でもなく…という中途半端な設計ミスのポンコツ仕様の脳で挑みましたが、なんとかトントンと進んでくださり「舌上の動物園・完」とついたエンドが見られたので、きちんと完結したかなと思います。 おそらくノリにノッて「完」が出るまでブルドーザー並みの火力でグイグイプレイしていたので、エンドは全部回収できたかなと。 @ネタバレ開始 動物園の加害者と被害者の関係がなぜ動物同士でなのだろうと思っていましたが、いわゆる真実に当たる部分の話を見て「ああそういうことか!」と納得いたしました。 大変作り込まれた話とシステム、世界観で、これは本当にとても素晴らしい作品だと感じました。 初回プレイ開始時に、檻が出てきて聞き取りを始める前の段階で「ところで、私と貴方(ガイド)ももちろん数に入っていると考えていいんですよね?」とは思って疑ってかかっていたのが功を奏した気がします。 動物というからには私と貴方も入っているだろうという「どこまで猜疑心が強いのこのチキン」状態で挑みました…。 推理がポンコツなので確信はなかったのですが、【】の中に物は試しだの気持ちで「えーい!」と放り込んだら「い、行けたー!!」となりました。 まさかまさかで、ビックリしました。 汚すぎて読み返せない(致命傷)メモを取りつつ整理はしていたのですが、なにせ推理のノウハウはカロリーZEROと同じレベルでキッカリZERO、これはハズレではと思っていましたが、無事にきちんと真実へ辿り着けて本当に良かったです。 皆さんに聞き取りしている時は新米刑事のごとくメモを片手に「ふんふん、それで? なるほど、つまりあなたのアリバイは……」みたいな気持ちでした(笑) ゲームしながらメモを取ってそれぞれの関係性を洗うようなことは初めてで、とても楽しめました。 @ネタバレ終了 グラフィックや演出まで含めてすべてのクオリティが高く、とても素晴らしいゲームでした。 推理系が苦手な人でもいざとなったら総当たり戦という摂理破壊方法で完結まで走れると思うので、一度は自分の推理能力で挑みつつ、もしちょっと無理だと思ったら総当たり戦法をもってしてでも是非最後まで走ってほしいほど素敵な作品でした。 ありがとうございました!
  • 雨にして人を外れ
    雨にして人を外れ
    雨粒のような小さな一滴であろうとも、人は絶対に消えないものを、大切にしたいものを胸の中に重ねて、いつか終わりが来るその日まで人生を歩いていくのだと感じ入る秀逸な作品でした。 また、情報量の遮断という分かりやすい記号以上にモノクロの静かな画面だからこそ伝わってくるものがある、大変素晴らしい作品でした。 画面の色調から「これがキラキラしたハッピーエンドの物語ではないのだな」と瞬時に理解しつつ、その静寂に似た色だけが持つあたたかさに期待してプレイしました。 世界観や設定、白と黒ゆえの立ち絵やスチルの美しさ、OPなどが一本のライン上に立っているような作品全体の格調の高さが素晴らしいと思いました。 @ネタバレ開始 雪乃先輩と再び相合傘をして別れるエンドが個人的に好きです。 いつかこの雨の日の続きがあるかもしれないとお互いに「そうなるといいね」と口では出しながら、おそらく心の中では二人ともその日は来ないと分かっている……今日の雨が上がっても、また次の雨が降るように、これから先も春也くんの人生は続いていく、先輩なしで。 それはとても悲しいことではありますが、人生は出会いと別れを繰り返すもので、先輩に出会えたことそのものを一切忘れてしまったらそれは「無」でしかないけれど、なにか一つでも彼の心の中に残ったのならば、先輩の人生は確かに「ここにあった」ものとして残るのだろうと思いました。 雨粒の一滴のようなものかもしれないけれど、その雨粒が自分の肌に当たった時の冷たさと感触は必ず、自分のどこかが覚えているような。 ただ一つ残った写真が自分にとって大切なものであり続けるように、絶対に消えないものとして残るものを重ねて人は生きていくのだろうと、胸に響きました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • どえむ
    どえむ
    担当する漫画家に下半身の局部のモデルをやってほしい(※実際はもっと露骨な言い方)と頼まれた主人公の波多野は、先生の漫画がもっとよくなるのならとOKするが…という、他では絶対に見られないストーリーに、どうなる?どうなる?とワクワクしながら読ませていただきました。 かなりストレートな性的表現が続きますので、苦手な方はちょっと注意です。 主人公の波多野さんのセリフ回しや心の声が面白く、また波多野さんの人生を覗き見ているような一種の背徳感まであり、全体的になめらかなシナリオがとてもお上手だなと感じました。 「仕事のこと以外話せないスイッチ、まだないのか」という波多野さんの心の声が大変面白かったです。 @ネタバレ開始 モデルを続けるよりモデルを続けないほうにトゥルーエンドが用意されているのは驚きましたが、それぞれのトゥルーエンドを見ると納得でした。 波多野さんが新しい自分に目覚めたと言いますか、心の奥底で抱いている自分の欲望を自覚しながらも桜田先生には話さないエンドがとてもいいなぁと目を細めながら見ていました。 まさに、どえむでした。 @ネタバレ終了 モデルを引き受けたことで波多野さんの人生がどう変わるのか、少しずつ変化していく内面や自分自身の欲望と向き合う姿は、ゲームとしての面白さとともにリアルな面白さもある物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 雨の袂
    雨の袂
    語りから伝わってくる幼馴染達の優しさが主人公と妹をかえって迷わせてしまっているようで、とても応援したくなります。 「共に成長していき恋心が芽生えるにつれ、純粋な友達とは呼べない関係になってくる」というリアリティも印象的でした。 また、高クオリティなBGMと曲で、おまけを見るまで自作されていると気付かず、さらに人間だと思っていた歌手のお名前を調べたところAIシンガーとのことで、二度大変驚きました。 清涼さを感じるムービーも凄く好きです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者
    殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者
    選択肢が限られる事で、逆に「この選択をしたくない」と葛藤する事ができました。 異世界転生した勇者というと、苦難を乗り越えてハッピーエンドのようなイメージを持っていましたが、この作品ではある種の悲しさや苦しさを感じました……。 それに、終わり方が上手くて「この後どうなってしまうんだろう!?」とハラハラドキドキが続くのが良かったです! @ネタバレ開始 クリア後のエクストラを見て、悲しみが増しました……。 魔物や魔王になってしまった人間の悲しさや、王国民浅ましさが描かれていて、人間ってなんだろうなと考えさせられました。 女神のイリーナさんはドジっ子なのかなーなんて思っていましたが、結局なにがしたかったのでしょう?w @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございます!
  • リードマインド
    リードマインド
    プレイさせて頂きました〜! トランプゲームの種類が豊富でとても楽しかったです!ゲーム説明もわかりやすく、丁度良い難易度でした、、! また、ストーリー中のイラストも多くて格好良かったです!! @ネタバレ開始 終盤、ティエラさんとのゲーム時のイラストが特に好きでした〜!!2人とも表情が格好良い、、! @ネタバレ終了 能力者によるバトルとタイムマシンについての謎など、先が気になる展開でわくわくしながら遊ばせて頂きました(*^^*) 素敵な作品をありがとうございました〜!!
  • nail lain
    nail lain
    ダークで美しい世界観を余すところなく描かれた長編作品で、とにかく読みごたえがありました。 同じ屋敷に住むという三人がみんな魅力的で、何気ないやり取りをする日々がずっと続いてくれたら……と思わせられます。グラフィックや演出も素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 迎えるエンディングによって、タイトル画面が変化するたびに「うわーー!」と叫んでしまいました……。こういった演出はより物語に没頭してしまうというか、余韻を与えてくれますね。 私はあまり乙女ゲームに詳しくないのですが、選択肢がありつつも結末がひとつに絞られているところが珍しいと感じました。どちらかというと第三者目線で読んでいたので、なるほど主人公は彼を選んだかと納得しました。彼が主人公について言っていたように、彼もまた言葉を交わせば交わすほどに好きになってしまうような人だなあと思います。 あえて自分の好みのキャラクターを挙げるとするならば、ジルツィアさんです。サムネイルを見て一番気になっていた方というのもありますが、ゲームをプレイしてより好きになったかもしれません。盲目的に自分を愛してくれる騎士さん、めちゃくちゃかっこいい……!! しかも笑った時の顔はとてもかわいらしい。反則です。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 一刻迷華
    一刻迷華
    全エンディングを回収したので感想が遅くなりました。 一から百まで、良いとしか言えないゲームでどのキャラも魅力的で お話に取り込まれてしまいます。 攻略対象の二人もいいのですが、女の子のキャラもよく 対象にほしいなと思ってしまうほどいいキャラです!! ぜひ多くの方にプレイしていただきたい、おすすめのゲームです。 良いゲームをありがとうございました!
  • 死と月は寄りそって眠る
    死と月は寄りそって眠る
    実はずっと気になっていたのですが、なかなかプレイするタイミングがなく今日に至ります。 これは絶対に涙腺が危ない作品だと分かっていたので、気にせずストーリーを楽しめる時まで待っていた形です。 冒頭だけは以前読んで、そこからこの作品の雰囲気は理解していたのですが、ルナが現れてからの引き込まれては尋常でないですね。 @ネタバレ開始 森を豊かにする代わりに、生贄を欲する謎の大樹に生贄を捧げ続けてきた一族の末裔モルス。 彼は感覚が麻痺してしまった村や一族とは違い、なぜ生きるのか、なぜ死ぬのかを求め続けている。そんな彼に、誰も応えてくれない。 自分自身にすら失望した彼が出会ったのは、今にも死んでしまいそうな奴隷の少女。 普段ですとおじさんと少女の組み合わせ尊い、至高、などと言う場面なのですが、少女がなぜ生きているかと問われ『名前を与えられ、自分が生きていた証がほしいから』という言葉にもうそれどころではなく、ただただ落涙するばかりでした。 可哀想、胸が苦しい、ということではなく、この2人の巡り合わせに感動したのだと思います。 奴隷としてしか扱われたことがない彼女からすれば、本当に切実な願いだと思いますが、モルスはきっと答え以上に自分と同じように考え、話せる対等な相手がほしかったんじゃないかな、と考えました。 彼女に与えたルナという名前、本当に似合っていますね。 もっとルナと対話したいと考えたモルスは、彼女と過ごすようになりますが…奴隷としての生き方しか知らない上に、名前をもらったから幸せなうちに死にたいとまで言うルナ、2人のやりとりが微笑ましいと思いました。 何かあるとすぐ外に出て行こうとするルナに、モルスはもう奴隷ではなく家族なのだと告げる。 流れとしてはありがちでも、書き方が違うとこうも新鮮に、リアルに感じられるのだなと、説得力のようなものがありました。 ルナがどうして一般的な人間としての生活が分からないのに、生死の観念を理解できるのかも、奴隷として過ごすうちに、考えることを覚えたのだなと思うと、なんともいえない気持ちになります。 場面の間に挟み込まれる用語解説に、住民の目にモルスが幼女趣味だとうつっているのに笑ってしまいました。 何かあるとすぐ外に出て行こうとするルナと、料理するのにツルギを出すモルスーーなかなか良い家族です。感想欄にあった『ツルギがあればなんでもできる』はこれか! と感動しました。 そして、文字通りツルギをすべての家事に活用するモルス……さすがです。 ようやくツルギを使わなくてもいいものが与えられ、どんどん吸収していくルナ。でも一枚絵で描いてるの、ツルギ…ですかね、親子だなぁ。モルスがだんだんと父親の態度、父親の言葉を使うのを見て、また胸が熱くなります。 それでもやることは変わらず、ルナを置いて奴隷を買いに街へやってきたモルス。やはりルナが特別なのだと再認識。 けど、ルナのことが伝わってしまっているのが分かり…これまでの雰囲気から一転して、暗雲が立ち込めます。 モルスがいない隙にルナに暴力を振るうクソ野郎どもが、入り込んでいました。私ですらその燃え盛る暖炉にぶち込んでやろうかと思ったぐらいですので、モルスの怒りはどれほどのものかと想像もできません。 ルナは生まれ育ちが奴隷から始まってしまっているので、色々と麻痺している部分が目立ちますが、綺麗事で覆い隠していないので、とても人間らしく見えます。 その後に現れた奴隷を見逃したことで、ルナの提案により屋敷には人が増えていきます。ルナの言うとおり、奴隷たちは考えたことがないから、なぜ生きるのかに答えられないだけで、人間らしく生きるうちにそれぞれの生に対する答えが出てくるんでしょう。 ここからどんな話になるのかと思ったのですが、モルスが年老いて、物忘れがひどくなり、自分の両親のようになっていく…まさかそこに行き着くとは思いませんでした。 最後に自分自身が求め続けた生死の意味を残し、全てを忘れてしまう前に…と考えるモルスを強く引き留めるルナ、完全にお互いの立ち位置が入れ替わっています。 10年後のルナは、モルスを失った痛みから完全に立ち直ることができず、自らもアニマの樹に呑まれようとしますが…死してなお、娘を守り続ける父親の姿、それに対してただひたすら感謝の言葉を述べるルナ、これを愛と呼ばす何と呼ぶのかと思いました。 スタッフロールのイラストで語られるその後、そしてタイトルの意味、本当に何もかもが深くて、印象的なお話でした。 生と死の意味は、人の数だけある。自分にとってのその意味を知るため、考えることをやめてはいけない。2人の姿に、そう教えられた気がしました。 @ネタバレ終了 プレイ時間としては短めではありますが、そこに詰まった想いと願い、確かにそこに生きた人の証と意味があり、代え難いものを残してくれる作品です。 後日談ともなる内容を含め、しっかりした土台を作った上で語られている物語なので、すべて読み切ってほしいと思わずにはいられませんでした。 素敵な作品をありがとうございます。
  • 涙恋花2~徒花の恋慕~【完全版】
    涙恋花2~徒花の恋慕~【完全版】
    花言葉になぞらえた数々の悲恋、切ない恋、作者様の深いこだわりが随所に感じられる作品でした。 エンディング分岐が分かりやすく、セーブもすすめてくれるので、コンプもしやすくストーリーを楽しめます…! 前半追加組、後半追加組で1人ずつ、ストーリーを読ませていただきました。 @ネタバレ開始 ◆陽太君ルート 突然ですが、私は関西弁が好きです(笑) 陽太君の自然な関西弁、癒されますわ〜。 紫陽花は綺麗な見た目と裏腹に毒があったり、怪談話にも用いられる花ですね。まさに悲恋の花。 ヒロイン勉強のためと言いつつ、芸人さんに会えるかな…なんて思って大阪へ、そしてお隣さんはイケメン! 何とも羨ましい。 しかも漫才をやっているという、しかしとんでもないどマイナー。そして極貧。 それでも面倒見も良く、優しい人で、なんとなく放って置けない感じがします。 そんな彼が、どうして人間不信になってしまったのか、踏み込むこともできず、距離も遠くなってしまう…。 その中に、彼のファンだという人が会いたがっているということで、一緒に陽太君を訪ねます。 相方さん女性なのもびっくりですが、めちゃくちゃ美人さん…。けど、性格は悪いし、しかも陽太君の子どもがお腹に!? 嘘やん!! なんとか彼に本当のことを聞けて、相方のついた嘘も発覚、ヒロインを巻き込みたくないという陽太君の優しさにまたキュンとします。彼もまた、ようやく信じられる、信じていいと思える人に出会えて、心を開いてくれました。 2人で引っ越して、新生活を始めて、別の事務所で働き始めて、ここからどう落ちると!? 先に迎えにいくを見ましたが、こっちがトゥルーと思いきやハッピーエンド(待っててって約束したやんか! と怒られるのかと…)幸せそうな2人の姿ににっこり。 そしてトゥルーエンド、やっぱり元相方が暴走してしまいました。こういう人が簡単に諦められるわけないもんね…。家族も友人も、誰も信じられなかった陽太君がやっと見つけた光、それを思うと胸が痛くなります。 ◆四葉君ルート こんなに小さな子の悲恋とは…と気になってプレイしました。 四葉のクローバーの花言葉は、幸せなものもあれば悲しいものもあるので、結構印象的でそれもあって選んだところもあります。 弟を亡くしてしまった主人公が出会う、弟によく似た男の子との運命の出会いから、全てが始まり。施設に帰る時間になると不穏な表情を見せる彼、けれども先生に対して怯えるそぶりがないから、最初は分からないのですが…。 運動会のくだりから、徐々に不穏な感じになり、彼を保護することに。案の定、虐待を受けていたわけですが、終盤に四葉君が先生も助けてほしいと感じていたというのに、本当にこの子は純粋なのだなと思いました。 この作品はおそらく通常ではバッドエンドと呼ばれるルートが、正規ルートなわけですが、初回は耐えられずハッピーエンドをみました。20年越しに成長した四葉君と再会できてホッとしました。 その後、トゥルーエンドを見ましたが…。 スタッフロールの後の、先生の悲しみと苦しみ、ただ真っ直ぐに彼女を慕う四葉君の姿に、余計に悲しみが募りました。もちろん、悲しい物語に変わりはないのですが、あとがきにあったように、四葉君はヤンデレの素質がありそうなので、ハッピーエンドが幸せかと言われると…やはりトゥルーエンドはこちらなのだなと、納得してしまいました。 @ネタバレ終了 お二人とも声もとても素敵でした! ルート中に現れたイケメンさんが、前作のキャラクターなのですね。続編ならではのお楽しみ要素ににっこり。 トゥルーエンドにだけスタッフロールが流れるところもとても良かったです…! 作者さんのキャラクターへの深い愛情と、切ない恋への想いがぎっしり詰まった力作でした! 悲恋を味わいたい方はもとより、ハッピーエンドが好きな方にもオススメします…!
  • ぼくと死神
    ぼくと死神
    これはハートフルな作品の予感…と思い、遊ばせていただきました! しらたまちゃんがとにかく可愛いし、死神さんのキャラが本当に刺さりまくりました。 @ネタバレ開始 吐血する死神さん、青汁が出る死神さん、叫ぶ死神さん…とにかく尊い。こんな可愛らしい担当ならいつでもウェルカムっ!!  アニメーションで動く死神さん最高です。 コミカルなキャラクターとコメディでありつつ、心温まるストーリーも素晴らしいですし、なによりキャラグラがすごいです。 表情差分の量がえぐい!(褒め言葉です)それにサブキャラにもみんな立ち絵があるんです! これはすごいっ! キャラクターたちの表情と動きが細かく作られているので、吹き出しと相まってまるでアニメや漫画を見ているようでした。イキイキとした、デフォルト調のキャラクターたちが本当に可愛らしいです。 上でも書きましたが、ストーリーもとても良かったです。 好きなものに自信が持てない、人に言うのが恥ずかしい、そんなはじめ君と彼としらたまちゃんへのラブでいっぱいな死神さんのやりとりが好きでした。 もっと自信を持って! 好きなものは好きでいいんだよ、というメッセージに心の中で大きく頷きました。 そして私はそんな死神さんが好きだあああ!!! 悪魔ちゃんも天使ちゃんも可愛いし、みんな集まると賑やかでほのぼのします。 悪魔ちゃん視点の死神さんが良すぎて、思わずそこでセーブしました(笑) 最後のしらたまちゃんと死神さんのイラストも、本当に素晴らしい。 2人への優しさと好きが溢れていて、この見せ方はたまらないです。 @ネタバレ終了 テンポ良く、ほんわかした作風に大変癒されました。 ちょっと自信がなくなった時、ちょっとしょんぼりした時、ちょっと仕事で失敗して上司に細切れにされた時(?)にオススメな作品です。
  • 凪ノ恋
    凪ノ恋
    どうもサハナ推しです。 二つのエンディングを全て見させていただきました。 イラスト、シナリオともに高クオリティで素晴らしい作品でした。 二人のヒロインも良かったです。スイリンの健やかさも好きですが、やはりサハナが大変良かったです。 @ネタバレ開始 でも、ルートはサハナルートよりもスイリンルートの方が好きです。 もっと言うと、スイリンルートのエンディングでサハナがマサヒデに負けて、遠ざかるマサヒデに向かって「行かないで……!」と泣き叫ぶシーンが大好きです。 あの心に来る表現が実に素晴らしかったです! @ネタバレ終了 時間を忘れてプレイできる素晴らしい作品をありがとうございました。
  • ひとつだけ願いが叶うなら。
    ひとつだけ願いが叶うなら。
    ひとつだけ願いが叶うなら……虐める人たちへ復讐する? お金持ちにしてもらう? それともイケメンに? いや、それよりも……と、人の心の弱さと強さが見られる素敵な物語でした。 やっちゃえ、えーい!と椅子を持ち上げてぶん投げたら、瞬く間にエンドに行ってしまいました…暴力はいけない(両手合わせ) 誇れるものがなくても、何もないと思っても、勉強や運動が苦手でも、体型が肥満型でも、顔の美醜に自信がなくても、それが虐められる理由・虐めていい理由にはならんよなーと思いながら、またエンドへ行くに違いないと確信しながらも、なぜかそっちの選択肢をポチり。 そして三周目にしてようやく魔女の女の子と出会えました…! そこから「さあ、あなたの願いは?」と来て、またまたエンディング回収の嵐。 もちろん、最後まで取っておいたのはトゥルーエンドです! @ネタバレ開始 全エンドコンプリート、最後にメイさんが人間になるエンドに到達しました。 一旦保留から少しずつ変わっていく主人公に「人間変えられるのは自分だけ」というのは本当なんだなぁと思うとともに、変えようという気概があればいつからでもどこからでも、どんなふうにでも変われるのだなーと元気をもらいました。 自分の苦手なことも、新しいことにもチャレンジしていく主人公の大逆転、見ていてスカッとしました。 継続は力なり。 最後のメイさんの「バカ」は破壊力抜群、主人公はもうこの後泣くね!と思いながら、拍手喝采したい気持ちでした。 @ネタバレ終了 「自分の選んだ選択1つで未来が変わる」を文字通り体験できる、面白い作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • スペースポリス☆ミルシュラーゼ
    スペースポリス☆ミルシュラーゼ
    宇宙警察という言葉だけで壮大かつ広大な宇宙を股にかける迫力が迫ってきます。 SF系ゲームはあまりプレイしたことがないので世界観や背景、キャラクターのデザインなど、細かなところからものSFの空気をはしっかり感じられるのは新鮮でした。 @ネタバレ開始 トラくんがいいなぁと思ったので、初回はトラくんルートで楽しませていただきました。 デフォルトで笑ってはいるものの、表情に悩んでいる彼のラストの満面の笑みはとても素敵でした。 警察組織もやはり一つの社会なので、ぜんぶがぜんぶ真っ白ではいられないところにリアリティーを感じました。 ノヴァくんはとにかくクールで、そのクールさからちらほらと彼のやわらかい感情が見えてきた時は、そのギャップに胸キュンでした。 個人的にエアリーさんの喜怒哀楽がハッキリしてハキハキしているところ、さりげなく恋の橋渡し役をしているところがすごく好きでした。 素敵なスチルはたくさんありましたが、個人的に宇宙海賊と戦うシュピカさんやトラくんたちが1枚に収まっているスチルが「宇宙警察が逃さない!」という感じで好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!