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35406 のレビュー
  • 等速運動の君へ
    等速運動の君へ
    一気読みしました! @ネタバレ開始 常に前を行く霧崎に焦りを感じていた武部が、彼女もまた先を歩くが故に傷ついていることに気づき、どこに行こうがその帰りを待つ覚悟を決めたのはかっこよかったです 昔、同じような経験をしたことがあり、感情移入しました (一学年上の彼女が自分を置いて世の中に出ていくのが耐えられず、「ついていけない」と言って傷つけてしまいました 武部のようには待つ覚悟ができず、結局振られてしまいましたけど) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 4月、図書室を出る。
    4月、図書室を出る。
    俗に言う「陰キャ」な少年の心理がよく分かる作品でした。 言葉に出すことの3倍は心の中で一生懸命アレコレ考えていて、なんだか可愛らしく思いました。 加隈くんのグラフィックはありませんが、何かあるたびにオドオドしている姿が目に浮かぶようです。 はじめてのおつかい ならぬ はじめてのデートで狼狽える加隈くんに、真顔でつっこむ八王子さんとのやりとりにもクスリ。 とにかく微笑ましい2人でした。 @ネタバレ開始 ラストの3択では加隈くんのはっちゃけっぷりに、思わず笑ってしまいました。 いきなり誕生日からのいきなりプレゼントで勝利を確信している加隈くん、面白かったです。 そこからの即帰宅も潔い(笑 正規ルートはそんな加隈くんの成長を垣間見ることができて、これからを応援したくなりました。 頑張れ加隈!立派な男になるのだぞ! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • 時計のある部屋
    時計のある部屋
    脱出ゲーム初心者ですが、入門用にとても良かったです。アドバイス通りに紙とペンを用意して書いたら、さらっと行けました。フードの人の台詞や雰囲気が面白かったです。
  • イヴが終わるまで
    イヴが終わるまで
     人とアンドロイドの恋愛ものは大好きなので、自然と流れるようにプレイボタンを押していました。繊細で透明感のある画面に美しい台詞や背景が映え、一つの短編映画を観ているがの如くでした。美しい言葉と音楽の間に、時間が凝縮されていました。素晴らしい作品をありがとうございます。
  • スクールシャーク
    スクールシャーク
    最初に想像していたのとは違いましたね……てっきりサメに襲われ逃げまくるパニックゲームかと思っていたのですが。 そして教頭はいつ消えるのかなーと思っていました(笑) 話の展開の移り変わりがお見事でした。 @ネタバレ開始 まさかサメがラスボスではなく、ああいった存在だったとは……。 真に恐ろしいのは人ということですね……。 これから真の戦いが始まりそうな予感がします。 組織のことも気になるのですが、続きはあるのでしょうか。 @ネタバレ終了 緩急のある場面展開と意外な終盤……楽しませて頂きました。
  • 涙恋花2~徒花の恋慕~【完全版】
    涙恋花2~徒花の恋慕~【完全版】
    完全版のTRUEとHAPPYのENDプレイしました。 TRUEは人の闇が刺さったしHAPPYは良かったとしみじみ(一人両方のENDつらかだですか) 人の心の光と闇をしっかり描写され心にどーんと響くものがあってできごと衝撃的でした! ヒロインというかヒーロー達にとても共感しましたね @ネタバレ開始 陽太 人が信じられなくて人には距離を置いているそれでも夢に向かって一途で でも夢はあっても現実は残酷で陽太の心が抉られることばっかりだったのでhappy endが本当に良かったと思いました! 黄希、紅希 双子は3人が3人なりの道を見つけられるのかとどうなると思ったのですがなるほどでした 多少双子隣の芝は青いように互いに羨ましいのではと思ったけど互いにコンプ拗らせ過ぎてて闇が深い エデン 衝撃の正体というか転げ落ちてしまった人生、しっかりやり直せるといいなと思います 要 まさしく時代に翻弄されてしまって辛い人生、しかし昭和の戦争の愛憎のドラマとか感動して見てしまうので設定もキャラも懐かしく愛しく感じました 四葉 子供の純粋さに心を打たれました 虐待されても親を庇い慕う子供もいるってそういえば聞いたことあります 真白 このゲームの中で一番好きなキャラです 頭脳明晰な白皙の美青年アルビノなのもツボなくらいです 心はピュアで打ち解けると甘えてくるところもいいです 私も真白父ちょっと許せません
  • 終末兄妹
    終末兄妹
    タイトル、タイトル画面から何か惹かれるものを感じてプレイさせていただきましたが、直感通りとても没入させてくれる作品でした。音楽、イラスト、背景、テキストすべてが合わさって独特の空気感を作り出していて、ショートフィルムを鑑賞しているかのような満足感がありました。 週末後の世界を、兄妹が歩いていく。ひとつところに止まらず、彼らはまだ「先」を目指す。人類も動物も消えてしまった世界は退廃的ながら美しく、交わされる兄妹の会話は儚い。 @ネタバレ開始 作品内で世界が滅んだ理由や動物は語られないのだけど、彼らは美の観測者として残されたのではないかと勝手な空想をしていました。逆・ノアの箱船的な。 @ネタバレ終了 美しい作品をありがとうございました。 今気づきましたが続編もあるんですね。プレイします!
  • 和泉くんと三姉妹。
    和泉くんと三姉妹。
    面白かったです!! 起承転結がしっかりとしたお話で、作りがとても丁寧な印象でした。登場人物みんな個性豊かでそれぞれに役割があるのが、キャラクターとして生き生きしていて、プレイが楽しかったです! @ネタバレ開始 自分は健気で応援したくなるキャラにハマりやすいので、しずくちゃんに惚れました。 しずくちゃんルート狙いで始めて、ED1(ノーマルエンド)を観たあとにED3(しずくちゃんエンド)に到達できました…! ED3の和泉くんとしずくちゃんの買い物帰りの休憩中のスチル、キッチンであーんして食べさせてあげるスチル、最後のしずくちゃんの笑顔最高でした… しずくちゃん狙いではありましたが、最初にノーマルエンドを見れて良かったなあと思います!どちらの展開もすごく良かった…!終盤でくるみちゃんを追いかけたときのシーンで、三姉妹に親がいないことを話すくるみちゃんに目頭が熱くなりました。 一方で和泉くんには親がいる対比、そんな彼らがひとつ屋根の下で暮らしているのがすごく胸にグッときます。 そしてアイキャッチのイラストがどれも可愛い!! お話を進めていくうちにくるみちゃんとあまねさんの魅力にも惹かれ、やっぱりやまさきさんの創作キャラ好きだなあと改めて思いました(*^^*) 選択肢で「この選択肢はしずくちゃん?これはあまねさん、これがくるみちゃんかな?」と考えながら進むのが楽しかったです♪ @ネタバレ終了 非常に楽しめました~!!ありがとうございました(*^^*)♪
  • ワイの名は。
    ワイの名は。
    「五分で終わる」との触れ込みに惹かれプレイしました。電波というかカオスというか、独特のセンスと雰囲気にのまれてしまいました。フーリエ変換の下りで一度吹きました。エンディングで笑いました。
  • 異形の森の赤ずきん
    異形の森の赤ずきん
    記憶をなくし見知らぬ森で目覚めた主人公が、異形の者たちによって隠されてしまった記憶を取り戻し、閉じ込められた森からの脱出を目指すお話でした。 タイトル画面の雰囲気や、異形・化け物というワード、そしてゲーム概要蘭の説明などからこれは怖そうだなと思って始めたのですが、読み進めていくとあれあれ?となり、読了後には感涙。開始前には予想もしていなかった感動に見舞われ胸がいっぱいになりました。 @ネタバレ開始 記憶を取り戻し森から抜け出そうとする主人公と、それを阻む恐ろしい風貌の異形の者たち、手助けしてくれるけれど怪しい仮面の男…の三すくみ状態で、開始当初は誰を信じていいのやらと不安に思っていたのですが、まさかの皆いい人(人外だけど)!閉じ込めているのも、現実社会で壊れてしまった主人公の心をただ守りたいがため…そんなピュアな願いに気がついた時には涙、涙。 一方の仮面さんも心から主人公を心配してくれる優しい人で、その正体にも感動でした。最後の抱擁がまた泣ける…!良い人そうに見えて実は何か別の魂胆でもあるんじゃ、なんて疑っていたのをひたすら謝りたくなりました。 途中からもう皆大好きすぎて、お別れし難く帰還しないBADエンドも見てみたりしましたが…こちらは哀しいエンドでしたね。ある意味幸せだけれど生ぬるい世界で逃避し続けたら、自分もあちら側にまわってしまうという事でしょうか…。哀しみ。 BAD回収後は泣く泣く帰還することを選択し、HAPPYエンドへ。本当は皆とずっと一緒にいたかった!と哀しみに打ちひしがれていましたが、HAPPYエンドが哀しみを上回る胸アツの展開で!めちゃくちゃ心揺さぶられました。 いくら虚構空間で前向きになれたからって、全てが丸く収まったわけではない…というのがリアルで、そして変わらないイジメに腹が立ちました。むしろ彼女たちが化け物だろ!!怒 学校が動いて解決するのなんて表面的なものだけで、そうそう根絶できるものではないんですよね。本当に難しい問題だなと思います。そんな中で、異形の彼らと仮面さんのメッセージで立ち上がったセナちゃんが、イジメを跳ね返すシーンはもう…画面が涙で見えない程でした。スカッとしましたし、その雄姿がステキ過ぎて…! 共に過ごした記憶はなくしてたとしても、片隅に残る彼らの思いがこれからもセナちゃんを守り、そしてセナちゃんの心の中で生き続けていくのだろうなと思える結末でした。最高に感動しました。 最後に個別感想を…。 何も喋らないのが最初は怖かったけど、実は恥ずかしがり屋で心根の優しいレター。こっそり主人公の家を掃除してくれたり、うっかり手紙を水浸しにしたり、ちょっとお茶目なところが可愛かったです。 スケベで何考えてるんだかわかりづらいけど、いざという時は冷静で頼りになるスケッチ。どんな時でもぶれない「らしさ」で何度も笑わせてもらいました。スカートの中のぞくなよ~笑。 従えているクモの子分が不気味だし笑顔の裏側を疑っていたけど、本当に心が美しいいい子だったシャルロッテ。髪をとかしてあげる場面が心に刺さりまくりました。シャルちゃんにとっても主人公にとっても、姉であり妹であったに違いない。そんな絆を感じさせる素敵なイベントでした。 憎まれ口ばかりで怒りっぽく威圧的という第一印象最悪だったコロ。だけどホントはいい奴だってすぐわかったよ!隠そうとしても性格の善さがだだ漏れしちゃってるコロが微笑ましく、同時にとても愛おしかったです。おまけを読んでますます好きになりました。大好きなキャラでした。 厳しいけれど愛のこもった叱咤激励で導こうとしてくれた仮面さん。ピンチになると助けてくれるのも、きっとすぐ駆けつけられるように見守っていてくれるんだろうな。心から愛されていることを感じます。HAPPYエンドでの最後のメッセージも心に響きました! @ネタバレ終了 異形の者たちの思考、感情などを知るにつれどんどん面白く、そして読む側の感情も高まっていく素晴らしい構成でした。テーマ自体は重めなのですが、適度なコメディさで抜け感があるところも良かったと思います。 また、立ち絵の表情の差分が多いので、感情移入しやすい作りになっていたようにも感じました。特に狼の化け物の表情変化が大好きです! 見た目とは違う異形たち、人間の皮を被った化け物たちが交錯するストーリーは、 最高の結末で幕を閉じました。明るい未来を予期させる最後の展開がとてもよかったです。 心に残る素敵な秀逸作でした!ありがとうございました。
  • スクールシャーク
    スクールシャーク
    B級感漂うサメにつられてプレイさせていただきました。 この分かりやすく嫌味な教頭はいつ食われるのかな…!とわくわく(?)していましたが 途中から空気が変わってきて、ストーリーに引き込まれてしまいました。 @ネタバレ開始 続編を期待させる終わり方で、 浅井さんVSサメ軍団(勝手に)を率いる渡辺先生のバトル見たい見たい…!と勝手に熱くなりました。 @ネタバレ終了 楽しい時間をありがとうございました!
  • 恋に落ちてはいけない20分
    恋に落ちてはいけない20分
    いつもの乙女ゲーム感覚で、初めからガンガンに好感度を上げてしまいました! でもこれ…上げたらアカンやつだった…!!(笑) @ネタバレ開始 もう、最初から丹羽さんへの好感度高すぎて上がる上がる…! 私の選択肢なんてどうでもいいくらい上がる…!(笑) もう、こんなの好きになっちゃうしかないじゃないか! でも全てのエンディングが見たくて頑張って抑えました!(笑) ヒントや、途中で選択肢を教えてくれる仕様に本当に助けられました。 @ネタバレ終了 いつもとは逆の、好感度上げちゃダメ設定がとても新鮮で面白かったです!
  • 「棒アイスとアイス最中+1」
    「棒アイスとアイス最中+1」
    ふと気づいたら違う世界に迷いこんでいる……というちょっと怖くもあり、不思議なお話でした。 @ネタバレ開始 最初は異世界に移動していることに全く気が付かなかったのですが、貸したお金を返してもらう時に「さっきの……」と少女が言ったセリフで「ん?」となりました。 これはもしかしたらコンビニが起点になっているのでしょうか。 いや、でも帰る時はランダムですよね……?? 無意識で行ったり来たりするなんて、自分の身に起こったら恐ろしい話だ……と思います。 あとがきを読みまして、タイトルの意味を知り「なるほどな!!」となりました。 奥が深いタイトルだったのですね。 その後にオマケシナリオも読みまして、不思議な世界観をしっかりと堪能することができました。 @ネタバレ終了 なんだか、ぶらりとその辺を散歩してみたくもなりました。(今は、冬ですが……) ありがとうございました。
  • みどりの魔女と金の枷
    みどりの魔女と金の枷
    とても面白いファンタジー作品でした。4つのエンドはそれぞれ味付けの異なる内容でありながら、どれも違和感なく分岐されていて面白かったです。攻略サイトのおかげで快適にエンドを回収することができ、自分は1時間半ほどで無事に完走できました。 @ネタバレ開始 エンドは4、3、2、1の順番で読みました。全体を通して、異なった価値観を持つカタリナとクオンの愛憎劇が素晴らしかったです。特にエンド1と2のカタリナの苦悩と葛藤の部分は、大きく没入して読みました。 個人的に好きなエンドは2です。クオンによって受けた愛情と憎しみを、絶妙に行動で表現していると感じました。一思いにやった方が気持ち良いのかもしれませんが、なかなか難しい部分もあり、このルートのカタリナには特に共感できました。もちろん、あらゆる愛憎を認めつつ、新しい道を歩み始めたエンド1も好きです。最後に見て良かったと、ひっそり安心しています(笑)。 @ネタバレ終了 とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。
  • アイウエオブラザーコンプレックス(全年齢フリー版)
    アイウエオブラザーコンプレックス(全年齢フリー版)
    タイトルからしてギャグの予感がする、冒険者をめざす弟と久しぶりに(思わぬ形で)再会した兄との物語。弟さん、かなりの美少年に描かれてます。 @ネタバレ開始 ノリのよい文体でサクサク進むファンタジーな世界観。 押してダメなら引いてみろ!目指せハッピーエンド! @ネタバレ終了 ありがとうございました!
  • SOGNO -Buon San Valentino-
    SOGNO -Buon San Valentino-
    4ルートプレイしました!それぞれ全く異なったカタチのストーリーで気軽に遊べて良かったです。セリフ枠が無く文字が直接表示されるので、ゲームチックさが薄れて絵本の様に感じられるシーンもありました。 ボイスがあり1:1なので、名前表示がなくとも混乱しないという点も発見というか、なるほどなあと思いました。(それぞれのスクショ、アニメの字幕っぽくも見えますし面白いですね) それぞれのキャラクターさんのボイスは勿論素晴らしいのですが、それ以外にもハートや海のきらめきの演出などが綺麗で、そういった演出面でも感動しました。主人公セリフが少なめなのも没頭できる要因の1つかなと。 BGM毎の音量差が少しだけ気になりましたが、強いて挙げるとするならばそこだけなので、皆さんにプレイして欲しいと思います。(ノーマライズ難しいですよね……!) @ネタバレ開始 海→大地→雲→月 の順でやったので、大地の王子で「Oh.アダルティ///」となりました笑 主人公ちゃんの設定(人物)がそれぞれ違うという事がオマケでハッキリ分かるのですが、プレイ中はそんな事を考えなくても問題無いくらいに目の前の王子様に没頭できる仕様だったのだなと後から思いました。 @ネタバレ終了 あと作者さんの自画像キャラが可愛いとか、私は個人制作で引きこもりがち(依頼とかもしない)ので人と関わって作るの良いなあとか、そういう事も考えていました。 今後も王子様たちの色々な展開を考えて居るとお聞きしたので、楽しみです。素敵な作品をありがとうございました!!
  • インビジブル
    インビジブル
    めちゃくちゃに面白かったです!! ものすごい量で、日を分けましたが 10時間以上は読んでいると思います。 (時間を忘れるほどのめり込んだので無問題。) 手始めにスタートのチャプター選択画面から驚きます。 お洒落すぎて、暫く滞在しておりました。 物語も1章ごとに区切られてるので読みやすいですし、 誰が話しているのかが分かる右上のキャラアイコンが とっても親切に感じました。 切り替わる合図の「ピロン」音もあるので見逃さなくて 素晴らしいです。 キャラそれぞれ、心情を語るときも 心のなかでギャグ(?)を挟む余裕も個人的には アクセントで好きでした。 声優さんもキャラたちに本当に皆ピッタリで、 後半では慣れ親しんだ、つぐみちゃんのお声を聞くと 安心感すらありました。 序盤は異能バトルと、日常パートを交互に楽しむといった感じで もうすでに山あり谷ありで面白いのですが、 5章ぐらいからの面白さがとんでもねぇです。 増えていた謎を少しずつ解決し、見えてくる真実に驚きが隠せません。 @ネタバレ開始 ヒナちゃんのお手紙のお話が好きです・・・!! 一番泣きました・・・!! 最初、「血のついた封筒」「ポスト前に現れる少女」 ホラーじゃん!!と思っていて、ヒナちゃんへは 怖い以外の感情が見つからなかったのですが・・・・ なんていい子・・・。 途中、宗形先輩に殺されましたが蓮くんが言っていた 見えないチョークの謎が まさかのBADENDで回収出来てびっくりでした。 そして物語の途中妹喫茶ならぬ、しーちゃんの 気持ちが入った「お姉ちゃん呼び」に「おっ」と 思っておりましたが、まさかの伏線でこちらも驚きでした。 ラストの選択肢は、 切符からして「絶対戻れなさそう!」と思いつつも 電車に乗って帰還を試みました。 電車の中で、出さんが答え合わせの様に 全て丁寧に語ってくれたので 「SISTER」エンドもとてもわかり易くストンと入ってきて 順番的に正解だったのかなと思いました。 エピローグの一枚絵良いですね・・・ つぐみちゃんの周りで あんなに苦しんでいた皆が現実世界で 笑っている姿(しーちゃんは怒ってたけど)が 本当に胸に刺さりまくりました。 (出さんの立場を弁えて、参加しない辺りも笑いました。) 個人的には、悪者の立ち位置になってしまった 宗形先輩が好きです。 最後の駅での会話も、聞いてて胸が苦しくも とても共感が持てて好きでした。ヒナちゃんも大好き! @ネタバレ終了 ミステリー好きな方にも是非オススメしたい作品です。 素敵な作品を有難うございました! なでなで。なでなで。おでこつーん!
  • Cross Mask -クロスマスク-
    Cross Mask -クロスマスク-
    治安の悪い町にある唯一のセレブ校と、そのほか不良高校との、様々な思惑の絡んだバトルを描いたお話でした。 アメコミもの(映画など)をあまり見たことがなく、不良モノもあまり興味がないのに楽しめるかな?と少し不安な状態で読み始めたのですが、全くの杞憂で時間を忘れて夢中になりました。とても面白かったです! @ネタバレ開始 学校名やキャラ名などのシュールさ(威地悪高校などのヤンキー風当て字!)や、時折はさまれるコメディ部分(食堂での貸し借りや、田村くんのバスケには笑いました)などクスッと笑える部分もありますが、大筋は骨太の人間ドラマ。とにかく熱い展開です! 地の文は第三者目線で客観的に描かれているのですが、チャプターが変わるごとに寛太郎くん、田村くんどちらの心情も見られるようになっているため、二人の思いがひしひしと伝わってきてとても感情移入してしまいました。 過去に辛い経験をしている寛太郎くんが、その力を再び親友を助けるために使い、クロスマスクとして立ち上がる…という展開は胸アツだったのですが、クロスマスクとして行ったことがなかなか実を結ばない…!それどころか頑張れば頑張るほどむしろ事態は悪い方向へ進むばかり。切ない…。中でも裏切りによるリンチ受けた時はめちゃめちゃ哀しく、切なさの極みでした。ヨバのヤロウ…!!と怒りに震えましたが、ヨバはただの小物で、本当の敵は厳蔵だったのかなと思います。厳蔵は「大義を語る人ろくでもない説」を地で行くような、横暴さを秘めた人でした。 最終的に厳蔵の意思を汲んで?新しい役割を担うことになった寛太郎くんですが、クロスマスクでいる間はいつもどこか思いつめたような感じだったので、解放されたのは良かったのではないかと思います。正義を重んずる性格を鑑みてもこちらのほうが向いているのかもしれないですね。 ただ、今は秩序を守るために玉番が必要なのかもしれないけれど、いつか本当の意味で大義から解放され、厳蔵にパンチかませるようになったらいいな…とも思いました。 そんな厳蔵に大義を骨の髄まで教え込まれた田村くんですが、大切な人に巡り会ってからの彼は熱かった…!今まで抑えてきた反動でしょうか、感情を爆発させていましたね。彼を縛っていた大義ももう意味をなさなくなったんだろうな…。そんな風に田村くんを変えた大切な人の中に、寛太郎くんも含まれていることがとても素敵で胸アツでした! この先、律さんを守り抜いて安心できるようになったら、寛太郎くんに色々借りた分を返しに(お金的には合計600円でしょうか・笑)ぜひとも戻ってきてほしい。そして二人で全ての闇を暴き白日の下にさらしてほしい!と強く願います。その時森矢くんも更生しているといいな。できれば被害者である森矢くんと律さんを含めた四人で立ち向かえたら…更に嬉しいなと思いました。 @ネタバレ終了 作中で何度も問われる、大切な人はいますか?というメッセージが、 読了後に心にずしっとのしかかってくる、深いテーマ性のあるお話でした。 何を取捨していけばいいのか、明確な正解のない人生の厳しさ・難しさを改めて痛感する内容でもありましたが、結末には希望の光があり、読後感が爽やかだったのも良かったです。 またスチルなどの一枚絵がない代わりに、立ち絵のバリエーションの豊富さで戦いの場面などに迫力があり、また場面ごとに変わるBGMでの演出も相乗効果をもたらしていると思いました。とにかく目でも心でも「熱いもの」を感じられるお話だと思います。 ダブルミーニングなタイトルも秀逸な、読み応えのある素敵な作品でした!ありがとうございました。
  • ひとつだけ願いが叶うなら。
    ひとつだけ願いが叶うなら。
    タイトル絵に惹かれてプレイして一気に全ED回収しました! 設定が活かされていて振れ幅の大きな各分岐を楽しめましたし、 分岐がとても分かりやすくナンバー順に全EDを見ることができました。 イベントCGがとても綺麗で、ストーリーも非常に明確でした。 ゲーム全体のストーリーと言うかテーマがとても共感できるもので、 ベストエンドやそれに次ぐエンドの主人公のまたかっこいいこと! 特に小中学生などの若者に遊んでもらいたいゲームだな、と思いました。 @ネタバレ開始 ベストエンドの最後だけボイスがある演出はとても良かったです!! @ネタバレ終了
  • 八月は星の調べの館から【Ver.2.0】
    八月は星の調べの館から【Ver.2.0】
    人が死なない日常ミステリ作品でした。 私は全然犯人が当てられずにポンコツ探偵ぶりを発揮してしまいました!残念! 主人公を含む同級生3人のキャラクターと関係性がとても良かった!一風変わってるけど主人公もいいやつで女の子2人も甲乙付けがたい可愛らしさ。タイトル画面の通りキャラクターはみなとても綺麗なグラフィックで表現されています。 音楽を題材にした作品らしくBGMにもこだわりを感じました。それぞれのシーンとマッチした選曲だったように思います。 キャラクター設定がとても良かったので短編ではもったいなく感じたので、シリーズ展開なんてあったら嬉しいなと思いました!